JP2002235474A - 自動二輪車のシートロック装置 - Google Patents

自動二輪車のシートロック装置

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JP2002235474A
JP2002235474A JP2001033123A JP2001033123A JP2002235474A JP 2002235474 A JP2002235474 A JP 2002235474A JP 2001033123 A JP2001033123 A JP 2001033123A JP 2001033123 A JP2001033123 A JP 2001033123A JP 2002235474 A JP2002235474 A JP 2002235474A
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lock
seat
lock mechanism
wire
motorcycle
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Yukitaka Kawamura
幸隆 河村
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の錠前により、前後のシートを車体フレ
ームに対して操作性よくロック解除できる自動二輪車の
シートロック装置を提供する。 【解決手段】 この自動二輪車のシートロック装置は、
前シート8と後シート9をそれぞれ車体フレーム1にロ
ックする第1および第2のロック機構12,22と、単
一の回転錠31とを備える。前記回転錠31と第1およ
び第2のロック機構12,22のそれぞれは、第1およ
び第2の連結部材15A,15Bで連結される。前記回
転錠31は、これを操作するキーの第1の方向51への
回転により、前記第1の連結部材15Aを介して、前シ
ート8の第1のロック機構12が解錠され、前記キーの
第2の方向52への回転により、前記第2の連結部材1
5Bを介して、後シート9の第2のロック機構22が解
錠される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後2つのシート
を有する自動二輪車のシートロック装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車では、シートの下側に物入れ
や、エアクリーナ、バッテリ等が設置されるので、物入
れへの携帯品の出し入れやエアクリーナ、バッテリの点
検等のために、シートは車体フレームに対して着脱可能
に取り付けられる。また、いたずらや盗難防止のため
に、シートをロック機構を介して車体フレームに取り付
け、そのロック解除を錠前で行うようにされている。と
ころで、中型以上の自動二輪車の場合、運転者のための
前シートの後方に、同乗者のための後シートを設けて、
二人乗り可能とされている。従来、このような自動二輪
車では、前シートの設置部と後シートの設置部にそれぞ
れ別々の錠前を設け、両シートのロック解除を、対応す
る各錠前で個別に行うようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかし、上記した従来例のように、前シー
トと後シートを別々の錠前で個別にロック解除するので
は、操作性に劣り、また、構造も複雑になる。
【0004】このような従来例に比べて構造を簡略化し
たものとして、後シートのロック機構を専用の錠前で解
錠できるようにするとともに、前シートのロック機構を
操作ワイヤを介して解錠する取っ手(把手)を後シート
の下方に配置して、後シートがロック解除されないと取
っ手による操作で前シートをロック解除できないように
構成したもの(実公平6−29180号公報)も提案さ
れている。
【0005】この構成の場合、錠前が1つで済むので構
造がそれだけ簡単になるが、後シートのロック機構を錠
前で解錠した後、取っ手で前シートのロック機構を解錠
するという操作が必要となり、上記した従来例の場合と
同様に操作性が劣る。
【0006】なお、このほか、前シート部と後シート部
が一体となったロングシートを2つのロック機構で車体
フレームにロックし、これら両ロック機構を1つの錠前
で解錠するように構成したもの(実開昭62−9789
0号公報)もある。
【0007】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、単一の錠前により、前後のシートを車体フレーム
に対して優れた操作性でロック解除できる自動二輪車の
シートロック装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明に係る自動二輪車のシートロック装置
は、前シートと後シートをそれぞれ車体フレームにロッ
クする第1および第2のロック機構と、単一の作動部材
と、前記作動部材と第1および第2のロック機構のそれ
ぞれとを連結する第1および第2の連結部材とを備え、
前記作動部材を操作して、第1の方向へ動作させること
により前記第1の連結部材を介して第1のロック機構が
解錠され、第2の方向へ動作させることにより前記第2
の連結部材を介して第2のロック機構が解錠されるよう
に設定されている。
【0009】前記自動二輪車のシートロック装置によれ
ば、単一の作動部材の第1の方向への動作により第1の
ロック機構が解錠されて前シートがロック解除され、前
記作動部材の第2の方向への動作により第2のロック機
構が解錠されて後シートがロック解除されるので、1つ
の作動部材により、前後のシートを車体フレームに対し
て優れた操作性でロック解除できる。
【0010】本発明の一実施形態では、前記作動部材が
回転錠であり、前記第1および第2の連結部材は可撓性
を有しており。前記回転錠を操作するキーの第1の方向
への回転動作により前記第1の連結部材を介して第1の
ロック機構が解錠され、前記キーの第2の方向への回転
動作により前記第2の連結部材を介して第2のロック機
構が解錠されるように設定されている。
【0011】この実施形態によれば、単一の回転錠をキ
ーで第1の方向に回転操作すると前シートがロック解除
され、前記回転錠を前記キーで第2の方向に回転操作す
ると後シートがロック解除されるので、1つの回転錠の
単純な回転操作により、前後のシートを車体フレームに
対して容易にロック解除できる。また、回転錠と第1お
よび第2のロック機構とが可撓性のある連結部材で連結
されているので、回転錠の設置場所の自由度が高い。
【0012】本発明の好ましい実施形態では、前記前シ
ートの後部の下方に前記第1のロック機構が配置され、
前記後シートの後部の下方に前記第2のロック機構が配
置され、前記第1のロック機構よりも車体前方に前記回
転錠が配置され、前記両連結部材が、少なくとも作動部
材の近傍では、互いに平行に作動部材から車体後方へ向
かって延びている。
【0013】この実施形態によれば、前記両連結部材の
曲がりが少なくなるのでロック解除動作を円滑に行うこ
とができるとともに、作動部材がコンパクトになる。
【0014】また、本発明の好ましい実施形態では、前
記連結部材が、ワイヤアウタの中空部にワイヤインナを
挿通したボーデンワイヤからなっている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1および図2
は、本発明のシートロック装置を備えた自動二輪車の要
部の部分破断側面図およ4部分破断平面図を示す。図1
に示す車体フレーム1は、メインフレーム2から後方へ
延びる左右2本のシートレール3と、前記メインフレー
ム2から後方へ延び、左右のシートレール3にそれぞれ
連結される左右2本の補強メンバ4とを備える。左右2
本のシートレール3は、図2に示すように、これら両レ
ール3,3間に跨がって溶接される複数本の補強バー
5,6,7によって一体に連結されている。これらシー
トレール3および補強メンバ4の左右両側方の後半部
は、図1に示すテールカバー18によって覆われる。
【0016】前記シートレール3の上には、前後2つの
シート8,9が着脱可能に取り付けられている。前シー
ト8は運転者用のシートであり、後シート9は同乗者用
のシートである。前シート8の前端部は、その底面に設
けられた掛止片10を、左右のシートレール3間の前部
補強メンバー5に設けられたフック11に掛止めするこ
とにより、車体フレーム1に着脱可能に係合されてい
る。また、前シート8の後端部は、第1のロック機構1
2により車体フレーム1に着脱可能にロックされる。前
記ロック機構12は、前シート8の底面から下方に向け
て突設されたストライカ13Aと、前シート8の後端部
下方に位置する左右のシートレール3間の中間部補強バ
ー6に設けられ、前記ストライカ13Aに係脱するサポ
ートブラケット14Aとで構成される。
【0017】後シート9の前端部は、その底面において
シート幅方向に向けて配置された掛止バー20を、左右
のシートレール3上にそれぞれ設けられたフック21に
掛止めすることにより、車体フレーム1に着脱可能に係
合されている。また、後シート9の後端部は、第2のロ
ック機構22により車体フレーム1に着脱可能にロック
される。第2のロック機構22は、上記した第1のロッ
ク機構12と同じ構造のものであり、後シート9の底面
から下方に向けて突設されたストライカ13Bと、後シ
ート9の後端部下方に位置する左右のシートレール3間
の後部補強バー7に設けられ、前記ストライカ13Bに
係脱するサポートブラケット14Bとで構成される。
【0018】図3は前記サポートブラケット14A(1
4B)の平面図を示す。このサポートブラケット14A
(14B)は、車体フレーム1にビスのような締結具2
9により直接固定される平板状のブラケット本体23
と、支軸24を介して前記ブラケット本体23に、その
ブラケット下面側においてブラケット下面と平行な面内
で回動自在に支持された係止レバー25と、ブラケット
本体23から側方に突出し、各ロック機構12(22)
に対応する可撓性の連結部材15A(15B)を保持す
る連結部材保持体26とを備える。連結部材15A(1
5B)は、ワイヤアウタ16の中空部にワイヤインナ1
7を挿通したボーデンワイヤからなり、前記連結部材保
持体26は連結部材15A(15B)の一端のワイヤア
ウタ16を保持する。
【0019】前記ブラケット本体23は、対応するシー
ト8(9)(図1)側のストライカ13A(13B)が
挿脱可能なストライカ挿入孔27を有し、前記係止レバ
ー25は回動してその一端部である係止部25aが前記
ストライカ挿入孔27の内側に進入可能となる位置に支
持されている。また、係止レバー25の他端部は、前記
連結部材15A(15B)のワイヤインナ17の一端を
連結するワイヤ連結部25bとされている。このワイヤ
連結部25bと前記連結部材保持体26との間には、係
止レバー25をその係止部25aが前記ストライカ挿入
孔27の内側に進入するように回転力を付加するコイル
ばね28が介装されている。
【0020】係止レバー25のワイヤ連結部25bに対
するワイヤインナ17の連結は、ワイヤ連結部25bに
設けられたワイヤ挿通溝(図示せず)にワイヤインナ1
7を挿通させて、その端部のストッパ17bをワイヤ連
結部25bの外面に当て付けることにより行われる。こ
れにより、ワイヤインナ17の引っ張りで、係止レバー
25を支軸24を中心に右回りに回動させるとともに、
ワイヤインナ17の引張力を解除したときに、コイルば
ね28の復元力により、係止レバー25を左回りに回動
させる。
【0021】図1に示す第1のロック機構12よりも車
体前方Fにおける左側のシートレール3と、その下側の
補強メンバ4との間に、錠前支持プレート30が溶接に
よって取り付けられ、この錠前支持プレート30に回転
錠からなる単一の作動部材31が設置されている。この
回転錠31と前記第1および第2のロック機構12,2
2とは、第1および第2の連結部材15A,15Bによ
ってそれぞれ連結されている。
【0022】図5(A)〜(D)は、前記回転錠31の
正面図、平面図、右側面図および背面図を示す。図5
(A)に示すように、この回転錠31は、前面にキー差
込孔32を有する円筒状ボディ33と、このボディ33
内に配置され前記キー差込孔32に差し込まれるキー
(図示せず)によって正逆方向に回転動作させられる図
5(D)のロータ34とを備えているる。ロータ34の
両側後ろ寄りの位置には、上方向および下方向に突出す
る第1および第2のワイヤ止着片35A,35Bが設け
られており、第1のワイヤ止着片35Aには第1の連結
部材15Aのワイヤインナ17が、第2のワイヤ止着片
35Bには第2の連結部材15Bのワイヤインナ17
が、それぞれ止着される。
【0023】ボディ33の後部にはブラケット36が設
けられており、このブラケット36を、図5(B)に示
すように、締結具であるビス46で前記錠前支持プレー
ト30の裏面側に溶接された取付片37に締結すること
により、回転錠31が錠前支持プレート30に取り付け
られ、この状態で、錠前支持プレート30に形成された
窓38からボディ33の前部がプレート外方(左方)に
突出している。さらに、ブラケット36には、取付片3
7に設けた止め孔48に嵌合されて取付片37に対する
回転錠31の回り止めを行う突起49と、締結具46を
ねじ込む図5(C)に示すねじ孔50とが設けられてい
る。
【0024】このように、回転錠31の各ワイヤ止着片
35A,35Bに、対応する連結部材15A,15Bを
連結することにより、これら両連結部材15A,15B
は、少なくとも回転錠31の近傍で、互いに平行に回転
錠31から車体後方へ向かって延びるように設定され
る。
【0025】回転錠31のワイヤ止着片35A,35B
は、図6(A)に示すように断面コ字状に曲折した板部
材からなり、その互いに対向する一対の支持部39,4
0は、連結部材15A(15B)のワイヤインナ17の
端部に設けられる円柱状の係止部17aを嵌挿させる丸
孔41,42を有し、一方の支持部39の丸孔41には
ワイヤ挿通用の切欠部41aが形成されている。切欠部
41aを有する丸孔41側からワイヤインナ17の係止
部17aを挿入して、図6(B)のように、両支持部3
9,40の丸孔41,42に跨がってワイヤインナ17
の係止部17aを嵌挿させることで、ワイヤ止着片35
A(35B)の回動に伴い連結部材15A(15B)の
ワイヤインナ17が円滑に動けるように、ワイヤインナ
17がワイヤ止着片35A(35B)に止着される。ワ
イヤ止着片35A(35B)に近い連結部材15A(1
5B)のワイヤアウタ端部は、図5(C)に示すよう
に、前記ブラケット36に形成された切欠部36a,3
6bにそれぞれ嵌め込んで保持される。
【0026】次に、上記構成のシートロック装置のシー
トロック動作およびロック解除動作について説明する。
まず、図1に示す前シート8を車体フレーム1に取り付
けるには、前シート8の前端部の掛止片10を車体フレ
ーム1側の対応するフック11に掛止めてから、前シー
ト8の後端部を下方に押して、ストライカ13Aを車体
フレーム1側の対応するサポートブラケット14Aのス
トライカ挿入孔27に押し込む。
【0027】ストライカ13Aの下端は図4(A),
(B)に示すように円錐形状とされており、前記押し込
みにより、係止レバー25の係止部25aがコイルばね
28の付勢力に抗して、図3に二点鎖線で示すように一
旦ストライカ挿入孔27の外側に退避する。さらに、図
4(A)のように、ストライカ13Aの周面に形成され
た係合溝19(図4)が係止レバー25の高さ位置に達
するまで、ストライカ13Aが押し込まれると、コイル
ばね28の付勢で係止レバー25の係止部25aがスト
ライカ13Aの係合溝19に係合する。これにより、第
1のロック機構12がロック状態となり、前シート8が
車体フレーム1にロックされる。
【0028】図1の後シート9も、その前端部の掛止バ
ー20を車体フレーム1側の対応するフック21に掛止
めてから、後端部を下方に押して、ストライカ13Bを
車体フレーム1側の対応するサポートブラケット14B
のストライカ挿入孔27に押し込む。これにより、上記
した第1のロック機構12の場合と同様にして、第2の
ロック機構12がロック状態となり、後シート9が車体
フレーム1にロックされる。
【0029】上記したロック状態において、回転錠31
をキー操作で第1の方向(図1において左回りの方向)
51に回転動作させると、一方のワイヤ止着片35Aに
止着された第1の連結部材15Aのワイヤインナ17が
車体前方に引っ張られる。これにより、図3に示す第1
のロック機構12の係止レバー25がコイルばね28の
付勢力に抗して右回りに回動し、係止レバー25の係止
部25aが図4(B)のようにストライカ13Aの係合
溝19から係合解除されて、第1のロック機構12が解
錠される。すなわち、図1の前シート8が、車体フレー
ム1から取り外し可能となる。
【0030】また、回転錠31をキー操作で第2の方向
(図1において右回りの方向)52に回転動作させる
と、他方のワイヤ止着片35Bに止着された第2の連結
部材15Bのワイヤインナ17が車体前方に引っ張られ
る。これにより、図3に示す第2のロック機構22の係
止レバー25が上記した第1のロック機構12の場合と
同様にして右回りに回動し、第2のロック機構22が解
錠される。すなわち、図1の後シート9が、車体フレー
ム1から取り外し可能となる。
【0031】このように、このシートロック装置では、
回転錠31をキー操作で第1の方向51に回転動作さ4
ると第1のロック機構12が解錠されて前シート8がロ
ック解除され、前記回転錠31をキー操作で第2の方向
52に回転動作させると第2のロック機構22が解錠さ
れて後シート9がロック解除されるから、このロック解
除が1つの回転錠31を操作するだけで済むので、操作
性が向上する。しかも、キーを後ろ側である右方向52
に回転させると後シート9のロックが解除され、キーを
前側である左方向51に回転させると前シート8のロッ
クが解除させるので、前後シート8,9の位置ととキー
の回転方向とが一致するから、操作性がさらに向上す
る。また、回転錠31と両ロック機構12,22が可撓
性のある連結部材15A,15Bで連結されているの
で、連結部材15A,15Bを適宜曲げることにより、
回転錠31の設置場所を広い範囲内で自由に選択でき
る。
【0032】また、このシートロック装置では、前シー
ト8の後部の下方に第1のロック機構12が配置され、
後シート9の後部の下方に第2のロック機構22が配置
され、第1のロック機構12よりも車体前方に回転錠3
1が配置され、両連結部材15A,15Bが、少なくと
も回転錠31の近傍では、互いに平行に回転錠31から
車体後方Rへ向かって延びているから、両連結部材15
A,15Bの曲がりが少なくなるので、ロック解除動作
を円滑に行うことができる。しかも、両連結部材15
A,15Bが止着される2つのワイヤ止着片35A,3
5Bの回転錠31から側方(図1の上下方向)への突出
幅が小さくなるために、回転錠31がコンパクトにな
る。
【0033】なお、上記実施形態では、作動部材31と
してキーで直接操作する回転錠を使用したが、本発明は
これに限られるものではなく、モータやソレノイド(プ
ッシュまたはプル式)を使用して、これを近接スイッチ
や遠隔スイッチで間接操作することにより、第1および
第2の連結部材を動作させることもできる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1つの
作動部材により、前後のシートを車体フレームに対して
ロック解除できるので、ロック解除の操作性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシートロック装置を
備えた自動二輪車の要部を示す部分破断側面図である。
【図2】同自動二輪車の要部を示す部分破断平面図であ
る。
【図3】前記シートロック装置におけるロック機構のサ
ポートブラケット側を示す部分破断平面図である。
【図4】(A)はロック機構の施錠状態を、(B)はそ
の解錠状態をそれぞれ示す斜視図である。
【図5】(A)は前記シートロック装置における回転錠
の正面図、(B)は同回転錠の平面図、(C)は同回転
錠の右側面図、(D)は同回転錠の背面図である。
【図6】(A)および(B)は、前記回転錠のワイヤ止
着片への連結部材ワイヤインナの止着手順を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…車体フレーム、8…前シート、9…後シート、12
…第1のロック機構、15A…第1の連結部材、15B
…第2の連結部材、16…ワイヤアウタ、17…ワイヤ
インナ、22…第2のロック機構、31…回転錠(作動
部材)、35A,35B…ワイヤ止着片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前シートと後シートをそれぞれ車体フレ
    ームにロックする第1および第2のロック機構と、 単一の作動部材と、 前記作動部材と第1および第2のロック機構のそれぞれ
    とを連結する第1および第2の連結部材とを備え、 前記作動部材を操作して、第1の方向へ動作させること
    により前記第1の連結部材を介して第1のロック機構が
    解錠され、第2の方向へ動作させることにより前記第2
    の連結部材を介して第2のロック機構が解錠されるよう
    に設定されている自動二輪車のシートロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記作動部材は回転錠であり、 前記第1および第2の連結部材は可撓性を有し、 前記回転錠を操作するキーの第1の方向への回転動作に
    より前記第1の連結部材を介して第1のロック機構が解
    錠され、前記キーの第2の方向への回転動作により前記
    第2の連結部材を介して第2のロック機構が解錠される
    ように設定されている自動二輪車のシートロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記前シー
    トの後部の下方に前記第1のロック機構が配置され、前
    記後シートの後部の下方に前記第2のロック機構が配置
    され、前記第1のロック機構よりも車体前方に前記作動
    部材が配置され、前記両連結部材が、少なくとも作動部
    材の近傍では、互いに平行に作動部材から車体後方へ向
    かって延びている自動二輪車のシートロック装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、前記連
    結部材は、ワイヤアウタの中空部にワイヤインナを挿通
    したボーデンワイヤからなる自動二輪車のシートロック
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005119421A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Honda Motor Co Ltd スクータ型車両用リモコン装置
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