JP2002235278A - 接触冷感性繊維及び繊維製品並びにこれらの製造方法 - Google Patents

接触冷感性繊維及び繊維製品並びにこれらの製造方法

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JP2002235278A
JP2002235278A JP2001029153A JP2001029153A JP2002235278A JP 2002235278 A JP2002235278 A JP 2002235278A JP 2001029153 A JP2001029153 A JP 2001029153A JP 2001029153 A JP2001029153 A JP 2001029153A JP 2002235278 A JP2002235278 A JP 2002235278A
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fiber
water
absorbing polymer
inorganic powder
product
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JP2001029153A
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Yoshiaki Sakai
美明 酒井
Hiroyuki Miura
博之 三浦
Yutaka Tsujimoto
裕 辻本
Yoshihiro Shimoda
佳大 霜田
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Shikibo Ltd
Original Assignee
Shikibo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、洗濯を繰り返し行った場合でも、
優れた接触冷感作用を備えた繊維又は繊維製品を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 本発明の繊維又は繊維製品は、吸水性ポ
リマーを内包した多孔質無機粉末粒子を繊維に把持させ
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触冷感性繊維及
び繊維製品並びにそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不織布に吸水性ポリマーが直接コートさ
れたシートが知られている。このシートは、人体に貼り
付け、発熱時の熱を奪い体温を下げる目的で使用されて
いる。即ち、このシートは、吸水性ポリマーに予め含有
されている水分が蒸発するときの気化熱を人体から奪う
ことによって、人体に接触冷感を与えるものである。
【0003】上記シートは使い捨てタイプのシートであ
る。もし上記シートの汚れを洗濯により取り除こうとす
れば、不織布に直接コートされた吸水性ポリマーが洗濯
浴中に流れ出すのが避けられず、所期の性能が発揮され
なくなる。従って、シートの汚れを洗濯により取り去る
ことができず、上記シートは繰り返し再使用ができな
い。そのため、上記シートは、洗濯が必要な衣料用途に
は使用されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗濯を繰り
返し行った場合でも、優れた接触冷感作用を備えた繊維
又は繊維製品を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記吸水性
ポリマーの機能に着目し、衣料に接触冷感作用を賦与す
ることを試みた。そこで、洗濯による吸水性ポリマーの
流出を回避するために、バインダー樹脂等で吸水性ポリ
マーを繊維に固着させることを着想した。しかしなが
ら、吸水性ポリマーは含水量により体積が著しく変化
し、繊維に固着させた吸水性ポリマーが水分を吸収して
体積が膨張するため、バインダー樹脂が吸水性ポリマー
の体積の変化についていけず、結局吸水性ポリマーが繊
維から剥離してしまうことが判明した。
【0006】本発明者は、更に試行錯誤を繰り返すうち
に、吸水性ポリマーを多孔質無機粉末粒子に内包させ、
この多孔質無機粉末粒子を繊維に固着させた場合には、
吸水性ポリマーが水分を吸収してその体積が膨張したと
きでも、多孔質無機粉末粒子の体積変化が起こらず、そ
の結果繊維を洗濯した場合でも繊維に固着された多孔質
無機粉末粒子が繊維から剥離せず、繊維に洗濯耐久性に
優れた接触冷感作用を賦与できることを見い出した。本
発明は、斯かる知見に基づき完成されたものである。
【0007】即ち、本発明は、吸水性ポリマーを内包し
た多孔質無機粉末粒子を繊維に把持させてなる繊維又は
繊維製品に係る。
【0008】本発明の繊維又は繊維製品は、優れた接触
冷感作用を有している。本発明の繊維又は繊維製品は、
洗濯を繰り返し行っても、接触冷感性が低下しないとい
う洗濯耐久性を備えている。
【0009】更に本発明の繊維又は繊維製品が親水基を
有する繊維又は繊維製品である場合、吸湿時に発熱し乾
燥時に吸熱する作用を有し、夏期の着用時にはこの作用
が蒸れた時の発熱(水和熱)による暑さ及び汗をかいた
まま冷房の利いた部屋に入った時の吸熱(気化熱)によ
る寒さの原因となるが、吸水性ポリマーを内包した多孔
質無機粉末粒子を該繊維又は繊維製品に把持させると、
この吸湿時及び乾燥時の温度変化を緩衝する効果が得ら
れ、衣服内の温度変化を少なくする作用が発現される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の繊維又は繊維製品は、吸
水性ポリマーを内包した多孔質無機粉末粒子を繊維に把
持させてなるものである。
【0011】本発明における繊維は、合成繊維、再生繊
維及び天然繊維のいずれでもよい。
【0012】合成繊維としては、公知のものを広く使用
でき、例えばポリエステル、ナイロン、アクリル、アセ
テート等が挙げられる。
【0013】再生繊維としては、公知のものを広く使用
でき、例えばレーヨン等が挙げられる。
【0014】天然繊維としては、公知のものを広く使用
でき、例えば木綿、麻、ウール、絹等が挙げられる。木
綿には、原綿そのものの他、苛性マーセル化した木綿、
液体アンモニアで処理した木綿等が包含される。
【0015】本発明の繊維は、上記各種繊維の混紡であ
ってもよい。
【0016】また、本発明の繊維には、上記繊維の一次
加工品、例えば糸、紐、ロープ、織物、編物、不織布等
が包含される。本発明の繊維には、繊維の一次加工品で
ある紙は含まれない。
【0017】上記繊維のうち、親水基を有する繊維は、
再生繊維、天然繊維及び親水基(例えばカルボキシル
基、水酸基、アミノ基、スルホン基等)が導入された合
成繊維である。
【0018】本発明において、繊維製品とは、上記繊維
を更に加工したもの、例えば外衣、中衣、内衣等の衣
料、寝装品、インテリア、生活雑貨品、車の内装品等の
製品を意味する。具体的にはコート、ジャケット、ズボ
ン、スカート、ワイシャツ、ニットシャツ、ブラウス、
ナイトウエアー、肌着、セーター、サポーター、靴下、
タイツ、ストッキング、帽子、スカーフ、服の裏地、服
の芯地、服の中綿、作業着、ユニフォーム、学童用制服
等の衣料;布団地、布団綿、布団カバー、シーツ、枕カ
バー等の寝装品;マット、カーテン、カーペット等のイ
ンテリア;タオル、ハンカチ、ふきん、鍋つかみ等の生
活雑貨品;シート、シートカバー、ハンドルカバー等の
自動車の内装品等の製品を例示できる。また、本発明の
繊維製品には、例えば壁布、フロア外張り等の産業資材
分野で使用される繊維製品の形態のものも包含される。
【0019】多孔質無機粉末粒子としては、公知のもの
を広く使用でき、例えば結晶性多孔質アルミノケイ酸
塩、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、活性白土、珪藻
土、パーライト、ベントナイト、チタニア等を挙げるこ
とができる。
【0020】結晶性多孔質アルミノケイ酸塩は、ゼオラ
イトと称され、天然ゼオライト、合成ゼオライトの他、
メタロシリケート等も包含される概念である。天然ゼオ
ライトとしては、具体的にはモルデナイト、クリノプチ
ロライト、エリオナイト等が挙げられる。合成ゼオライ
トとしては、具体的にはA型、X型、Y型、ZSMシリ
ーズ、ソーダライト等が挙げられる。
【0021】本発明では、上記多孔質無機粉末粒子の中
でも結晶性多孔質アルミノケイ酸塩、多孔質シリカ及び
多孔質アルミナが好ましく、結晶性多孔質アルミノケイ
酸塩及び多孔質シリカが特に好ましい。
【0022】多孔質無機粉末粒子には、一次粒子の他、
二次粒子等の凝集体も含まれ、更に多孔質無機粉末粒子
の粉砕物も含まれる。多孔質無機粉末粒子の形状は、特
に制限されない。またそのサイズは、平均粒子径が通常
0.01〜500μm、好ましくは0.1〜10μm、
より好ましくは0.1〜2μmであるのがよい。
【0023】多孔質無機粉末粒子の孔の大きさは、内包
された吸水性ポリマーよりも小さく、水が通過できる大
きさであるのがよく、通常0.1〜1000nm、好ま
しくは5〜500nmがよい。
【0024】多孔質無機粉末粒子の比表面積は、通常1
0〜1000m2/g、好ましくは70〜800m2/g
である。
【0025】吸水性ポリマーの内包率は、吸水性ポリマ
ー内包多孔質無機粉末粒子を基準にした吸水性ポリマー
の重量%で示され、通常0.1〜80重量%、好ましく
は1〜40重量%、特に好ましくは5〜25重量%であ
る。
【0026】多孔質無機粉末粒子に内包される吸水性ポ
リマーとしては、公知のものを広く使用できる。吸水性
ポリマーは、水不溶性粒状吸水性ポリマーであるのが好
ましい。
【0027】水不溶性粒状吸水性ポリマーとしては、
(メタ)アクリル酸もしくはその塩、(メタ)アクリル
アミド、N−置換(メタ)アクリルアミド、2−(メ
タ)アクリロイルエタンスルホン酸もしくはその塩、ス
チレンスルホン酸もしくはその塩、2−ヒドロキシ(メ
タ)アクリレート、ビニルピロリドン、ビニルメチルエ
ーテル、ポリエチレンオキシド(メタ)アクリル酸エス
テル等の単独重合体又はこれら単量体を2種以上用いた
共重合体の架橋物;酢酸ビニル−アクリル酸メチル共重
合体鹸化物、酢酸ビニル−マレイン酸共重合体鹸化物、
イソブチレン−無水マレイン酸共重合体鹸化物、カルボ
キシメチルセルロース等の架橋物;スチレン−無水マレ
イン酸ナトリウム共重合体鹸化物、澱粉−アクリル酸グ
ラフト重合体、多糖類−アクリル酸グラフト重合体、澱
粉−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物等が
挙げられる。
【0028】上記水不溶性粒状吸水性ポリマーのうちの
架橋物を形成させる方法としては、例えば(1)上記単量
体又は単量体混合物を、多官能性ビニル単量体、又は分
子内に少なくとも2個のビニル基以外の官能基、例えば
エポキシ基等を有する架橋剤と混合し、公知の方法によ
り重合させる方法、(2)上記単量体又は単量体混合物か
ら単独重合体又は共重合体を得た後、架橋剤を公知の方
法により反応させる方法等を挙げることができる。
【0029】上記方法で使用される多官能性ビニル単量
体としては、例えばN,N’−メチレンビスアクリルア
ミド、エチレングリコールジアクリレート、エチレング
リコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
アクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート等が挙げ
られる。
【0030】上記方法で使用されるビニル基以外の官能
基を有する架橋剤としては、例えば、グリシジルエーテ
ル系、イソシアネート系、マレイミド系等の架橋剤が挙
げられる。グリシジルエーテル系架橋剤としては、具体
的には、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセロ
ールジグリシジルエーテル、グリセロールトリグリシジ
ルエーテル、トリグリシジルイソシアヌレート等を例示
できる。イソシアネート系架橋剤としては、具体的に
は、メチレンビス(4−フェニルジイソシアネート)、
2,6−トリデンジフェニルジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、キシリデンジイソシアネート等を例示できる。マレ
イミド系架橋剤としては、具体的には、N,N’−1,
4−フェニレンジアミンジマレイミド、N,N’−1,
2−フェニレンジアミンジマレイミド、N,N’−ヘキ
サメチレンジアミンジマレイミド、N,N’−テトラメ
チレンジアミンジマレイミド等を例示できる。
【0031】本発明で用いられる水不溶性粒状吸水性ポ
リマーは、特にアクリル酸ナトリウム重合体を架橋剤に
より架橋したものであるのが好ましい。この際に用いら
れるアクリル酸ナトリウム重合体の架橋剤としては、エ
チレングリコールジグリシジルエーテルが好ましい。
【0032】多孔質無機粉末粒子に吸水性ポリマーを内
包させるに当たっては、公知の方法を広く採用できる。
例えば、(a)多孔質無機粉末粒子の空隙に吸水性ポリマ
ーの原料となるモノマーを入れ、空隙内で重合反応を行
って吸水性ポリマーを生成させる方法、(b)吸水性ポリ
マーの融点まで温度を上げ更に加圧して吸水性ポリマー
を多孔質無機粉末粒子の空隙に入れる方法、(c)吸水性
ポリマーと多孔質無機粉末粒子とを混合し、凝集させる
方法等を挙げることができる。
【0033】本発明の繊維又は繊維製品は、吸水性ポリ
マーを内包した多孔質無機粉末粒子が繊維に把持されて
いる。把持とは、吸水性ポリマー内包多孔質無機粉末粒
子が繊維に付着している態様、該無機粉末粒子が繊維に
含浸されている態様、該無機粉末粒子が繊維内部(繊維
の結晶部分又は非晶質部分)に封入されている態様等の
全てを含む概念である。
【0034】吸水性ポリマー内包多孔質無機粉末粒子が
繊維又は繊維製品に把持されている量は、限定されるも
のではないが、繊維又は繊維製品に対して、通常0.0
1〜30重量%、好ましくは0.1〜20重量%、より
好ましくは0.5〜10重量%であるのがよい。
【0035】本発明の接触冷感性繊維又は繊維製品は、
例えば、繊維又は繊維製品に吸水性ポリマーを内包した
多孔質無機粉末粒子を付着及び/又は含浸させ、次いで
乾燥することにより製造される。
【0036】繊維又は繊維製品へ吸水性ポリマー内包無
機粉末粒子を付着及び/又は含浸させるに当っては、公
知の方法、例えば浸漬法、スプレー法、コーティング法
等の各種の方法を広く適用することができる。これらの
中でも、浸漬法及びコーティング法が好ましい。
【0037】本発明では、繊維又は繊維製品からの無機
粉末粒子の脱落を防止するために、バインダー樹脂を用
いて無機粉末粒子を繊維又は繊維製品に固着させるのが
望ましい。ここで、バインダー樹脂としては、公知のも
のを広く使用でき、例えばウレタン系樹脂、シリコン系
樹脂、アクリル系樹脂、メラミン樹脂、尿素ホルマリン
系樹脂等の各種の熱硬化性樹脂を挙げることができる。
これらのバインダー樹脂の中でも、ウレタン系樹脂、シ
リコン系樹脂及びアクリル系樹脂が好ましく、特にシリ
コン系樹脂は風合いが柔らかく好ましい。バインダー樹
脂の使用量は、多孔質無機粉末粒子を繊維又は繊維製品
に固着できる程度の量でよい。
【0038】浸漬法に従えば、吸水性ポリマー内包無機
粉末粒子及びバインダー樹脂を含有する処理液中に処理
すべき繊維又は繊維製品を浸漬すればよい。また、コー
ティング法に従えば、吸水性ポリマー内包無機粉末粒子
及びバインダー樹脂を含有する処理液を繊維又は繊維製
品にコーティングすればよい。
【0039】以下、浸漬法について詳述する。
【0040】処理液中の吸水性ポリマー内包無機粉末粒
子及びバインダー樹脂の濃度は、処理液の絞り率と必要
とする担持量より算出した濃度に設定すればよい。
【0041】上記処理液を構成する溶媒としては有機溶
媒でも差し支えないが、安全面、価格面等を考慮すれば
水を溶媒にするのが好ましい。
【0042】上記処理液の繊維又は繊維製品に対する浸
透時間は充分に速く、浸漬時間、浴温度に特に制限はな
い。通常、浸漬時間0.1秒〜300秒、浴温は10〜
40℃で行われる。絞りは加工する製品によって異な
り、各々に適当な絞り方法、絞り率が採用できる。通
常、均一な絞り率になるようマングル等で絞るのがよ
い。
【0043】浸漬、絞りを行った後、乾燥を行う。工業
的には、乾燥温度は40〜150℃、時間は温度に応じ
て選定すればよい。
【0044】バインダー樹脂を使用する場合には、バイ
ンダー樹脂で固着させるために、乾燥後に加熱処理を行
うのがよい。加熱処理の温度及び時間は、使用されるバ
インダー樹脂の種類等により異なり一概には言えない
が、加熱処理温度は通常100〜250℃、好ましくは
120〜200℃、加熱処理時間は通常20秒〜1時間
である。
【0045】本発明では、まず吸水性ポリマー内包無機
粉末粒子を把持した繊維を製造し、次にこの繊維から繊
維製品を製造してもよいし、或いは、予め繊維製品を製
造しておき、次にこの繊維製品に吸水性ポリマー内包無
機粉末粒子を把持させてもよい。
【0046】また、本発明の繊維又は繊維製品は、以下
に示す方法により製造することができる。即ち、繊維が
再生繊維又は合成繊維である場合には、再生繊維又は合
成繊維を紡糸する際に、紡糸のための原液に吸水性ポリ
マーを内包した多孔質無機粉末粒子を添加しておくと、
繊維内部に該無機粉末粒子が練り込まれた繊維が得られ
る。繊維製品は、斯くして得られる繊維から製造され
る。
【0047】
【発明の効果】本発明の繊維又は繊維製品は、優れた接
触冷感作用を有している。本発明では吸水性ポリマーが
多孔質無機粉末粒子に内包されているために、吸水性ポ
リマーが水を吸っても内包された吸水性ポリマーの体積
は無機粉末粒子内容積までしか膨張しない。そのため、
バインダー樹脂により繊維に強固に付着又は含浸されて
いるか或いは繊維内部に練り混まれている吸水性ポリマ
ー内包多孔質無機粉末粒子が、繊維又は繊維製品から脱
落することを防止できる。従って、本発明の繊維又は繊
維製品は、洗濯を繰り返し行っても、長期間に亘って優
れた接触冷感性を維持できる。
【0048】更に本発明の繊維又は繊維製品が親水基を
有する繊維又は繊維製品である場合、吸湿時に発熱し乾
燥時に吸熱する作用を有し、夏期の着用時にはこの作用
が蒸れた時の発熱(水和熱)による暑さ及び汗をかいた
まま冷房の利いた部屋に入った時の吸熱(気化熱)によ
る寒さの原因となるが、吸水性ポリマーを内包した多孔
質無機粉末粒子を該繊維又は繊維製品に把持させると、
この吸湿時及び乾燥時の温度変化を緩衝する効果が得ら
れ、衣服内の温度変化を少なくする作用が発現される。
【0049】
【実施例】以下に参考例、実施例及び比較例を掲げて、
本発明をより一層明らかにする。以下単に「%」とある
のは「重量%」を意味する。
【0050】参考例1 80%アクリル酸水溶液255重量部を30%水酸化ナ
トリウム水溶液280重量部で中和したもの、ジエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル(デナコールEX8
10、長瀬化成社製)10.2重量部及び過硫酸カリウ
ム0.8重量部を水20重量部に溶解したもの、並びに
平均粒子径3μmの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩10
0重量部を、シクロヘキサン1000重量部に添加し、
ホモミキサーで分散した。次に窒素気流下、約85℃に
昇温し、2時間架橋反応を行った後、共沸脱水し、シク
ロヘキサンを留去し、放冷して、吸水性ポリマー(ポリ
アクリル酸ソーダをエチレングリコールジグリシジルエ
ーテルを用いて架橋させたもの)を10%内包した平均
粒子径3μmの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩を得た。
【0051】実施例1 目付150g/m2の綿100%織物を精練、漂白、シ
ルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリアクリル酸ソ
ーダをエチレングリコールジグリシジルエーテルを用い
て架橋させたもの)を10%内包させた平均粒子径3μ
mの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考例1で得られ
たもの)0.5重量%及びシリコンバインダー(TF3
500、北広ケミカル社製)2重量%を混合分散した水
溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り率:100%)、1
00℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理を行い、本発
明の綿織物を得た。
【0052】実施例2 目付150g/m2の綿100%織物を精練、漂白、シ
ルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリアクリル酸ソ
ーダをエチレングリコールジグリシジルエーテルを用い
て架橋させたもの)を10%内包させた平均粒子径3μ
mの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考例1で得られ
たもの)1.0重量%及びシリコンバインダー(TF3
500、北広ケミカル社製)2重量%を混合分散した水
溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り率:100%)、1
00℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理を行い、本発
明の綿織物を得た。
【0053】実施例3 目付150g/m2の綿100%織物を精練、漂白、シ
ルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリアクリル酸ソ
ーダをエチレングリコールジグリシジルエーテルを用い
て架橋させたもの)を20%内包させた平均粒子径3μ
mの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考例1に準じて
得られたもの)0.5重量%及びシリコンバインダー
(TF3500、北広ケミカル社製)2重量%を混合分
散した水溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り率:100
%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理を行
い、本発明の綿織物を得た。
【0054】実施例4 目付150g/m2の綿100%織物を精練、漂白、シ
ルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリアクリル酸ソ
ーダをエチレングリコールジグリシジルエーテルを用い
て架橋させたもの)を20%内包させた平均粒子径3μ
mの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考例1に準じて
得られたもの)1.0重量%及びシリコンバインダー
(TF3500、北広ケミカル社製)2重量%を混合分
散した水溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り率:100
%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理を行
い、本発明の綿織物を得た。
【0055】実施例5 目付150g/m2のポリエステル100%織物を精
練、漂白、シルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリ
アクリル酸ソーダをエチレングリコールジグリシジルエ
ーテルを用いて架橋させたもの)を10%内包させた平
均粒子径3μmの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考
例1で得られたもの)0.5重量%及びシリコンバイン
ダー(TF3500、北広ケミカル社製)2重量%を混
合分散した水溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り率:1
00%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理
を行い、本発明のポリエステル織物を得た。
【0056】実施例6 目付150g/m2のポリエステル100%織物を精
練、漂白、シルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリ
アクリル酸ソーダをエチレングリコールジグリシジルエ
ーテルを用いて架橋させたもの)を10%内包させた平
均粒子径3μmの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考
例1で得られたもの)1.0重量%及びシリコンバイン
ダー(TF3500、北広ケミカル社製)2重量%を混
合分散した水溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り率:1
00%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理
を行い、本発明のポリエステル織物を得た。
【0057】実施例7 目付150g/m2のポリエステル100%織物を精
練、漂白、シルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリ
アクリル酸ソーダをエチレングリコールジグリシジルエ
ーテルを用いて架橋させたもの)を20%内包させた平
均粒子径3μmの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考
例1に準じて得られたもの)0.5重量%及びシリコン
バインダー(TF3500、北広ケミカル社製)2重量
%を混合分散した水溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り
率:100%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分
熱処理を行い、本発明のポリエステル織物を得た。
【0058】実施例8 目付150g/m2のポリエステル100%織物を精
練、漂白、シルケット処理の後、吸水性ポリマー(ポリ
アクリル酸ソーダをエチレングリコールジグリシジルエ
ーテルを用いて架橋させたもの)を20%内包させた平
均粒子径3μmの結晶性多孔質アルミノケイ酸塩(参考
例1に準じて得られたもの)1.0重量%及びシリコン
バインダー(TF3500、北広ケミカル社製)2重量
%を混合分散した水溶液に浸漬後マングルで絞り(絞り
率:100%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分
熱処理を行い、本発明のポリエステル織物を得た。
【0059】実施例9 目付153g/m2の綿50%とポリエステル50%と
の混紡織物を精練、漂白、シルケット処理の後、吸水性
ポリマー(ポリアクリル酸ソーダをエチレングリコール
ジグリシジルエーテルを用いて架橋させたもの)を10
%内包させた平均粒子径3μmの結晶性多孔質アルミノ
ケイ酸塩(参考例1で得られたもの)0.5重量%及び
シリコンバインダー(TF3500、北広ケミカル社
製)2重量%を混合分散した水溶液に浸漬後マングルで
絞り(絞り率:100%)、100℃で2分乾燥後15
0℃で2分熱処理を行い、本発明の混紡織物を得た。
【0060】比較例1 目付150g/m2の綿100%織物を精練、漂白、シ
ルケット処理の後、水に浸漬後マングルで絞り(絞り
率:100%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分
熱処理を行い、比較例1の綿織物を得た。
【0061】比較例2 目付150g/m2の綿100%織物を精練、漂白、シ
ルケット処理の後、シリコンバインダー2重量%水溶液
に浸漬後マングルで絞り(絞り率:100%)、100
℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理を行い、比較例1
の綿織物を得た。
【0062】比較例3 目付150g/m2のポリエステル100%織物を湯洗
処理の後、水に浸漬後マングルで絞り(絞り率:100
%)、100℃で2分乾燥後150℃で2分熱処理を行
い、比較例3のポリエステル織物を得た。
【0063】比較例4 目付150g/m2のポリエステル100%織物を湯洗
処理の後、シリコンバインダー2重量%水溶液に浸漬後
マングルで絞り(絞り率:100%)、100℃で2分
乾燥後150℃で2分熱処理を行い、比較例4のポリエ
ステル織物を得た。
【0064】比較例5 目付153g/m2の綿50%とポリエステル50%と
の混紡織物を精練、漂白、シルケット処理の後、水に浸
漬後マングルで絞り(絞り率:100%)、100℃で
2分乾燥後150℃で2分熱処理を行い、比較例5の混
紡織物を得た。
【0065】試験例1(接触冷感作用測定) 実施例1〜8及び比較例1〜4で得られた各織物につ
き、KES測定器(カトーテック社製 KES−FB
7)を用いて、冷温感(q−max値(W/cm2))
を測定した。更に、実施例1〜8及び比較例1〜4で得
られた各織物を30回洗濯を繰り返し行った織物につい
ても、上記と同様にして冷温感(q−max値(W/c
2))を測定した。
【0066】結果を表1に示す。q−max値(W/c
2)が大きいほど、接触冷感作用が大きいことを示し
ている。
【0067】
【表1】
【0068】試験例2(温度変化緩衝効果試験) 試験布(実施例9で得られた混紡織物、実施例9で得ら
れた混紡織物を30回洗濯を繰り返した織物及び比較例
5で得られた混紡織物)を4つ折りにたたみ、内部に温
度センサーを取り付け、恒温湿装置内に入れ温度30
℃、湿度50%で1時間放置した後、湿度を変化(湿度
50%→90%→50%)させて織物内の温度変化を測
定した。
【0069】結果を図1に示す。
【0070】図1から、次のことがわかる。 (1)湿度50%から90%に環境が変化した際、綿に
水分が吸着することにより水和熱が発生し発熱する。実
施例9の混紡織物は、比較例5の混紡織物に比べて発熱
が少なかった。 (2)湿度90%から50%に環境が変化した際、綿に
吸着していた水分が蒸発するための気化熱により冷却さ
れる。実施例9の混紡織物は、比較例5の混紡織物に比
べて冷えすぎが抑制された。 (3)上記(1)及び(2)から、実施例9の混紡織物
は、汗をかいて蒸れた場合、比較例5の混紡織物よりも
涼しくなり、また、汗をかいて蒸れた状態からいきなり
冷房のきいた部屋に入った際に寒くなりすぎない効果を
有していることが確認できた。 (4)上記効果は、洗濯を30回繰り返した後において
も、殆ど変化しないことが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、湿度と織物の温度との関係を示すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 31/00 501 A41D 31/00 502A 4L036 502 502P 4L048 503A 503 D01F 1/10 D01F 1/10 D02G 3/02 D02G 3/02 D03D 15/00 E D03D 15/00 D06M 15/263 D06M 11/45 23/08 15/263 101:02 23/08 101:06 // D06M 101:02 101:16 101:06 11/12 101:16 11/06 Fターム(参考) 3B028 DA00 3B030 AA01 AB08 4L031 AA01 AA02 AA12 AB21 AB32 AB33 BA19 BA20 DA00 DA08 4L033 AA01 AA02 AA04 AB05 AB06 AC07 AC10 AC15 BA16 BA53 CA18 DA04 DA06 4L035 BB31 EE20 FF05 GG03 JJ01 KK01 4L036 MA04 PA26 RA24 UA08 UA25 4L048 AA06 AA07 AA13 AA14 AA19 AA54 AA56 AC00 AC15 CA00 CA07 DA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性ポリマーを内包した多孔質無機粉
    末粒子を繊維に把持させてなる繊維又は繊維製品。
  2. 【請求項2】 多孔質無機粉末粒子が結晶性多孔質アル
    ミノケイ酸塩、多孔質シリカ及び多孔質アルミナからな
    る群より選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載
    の繊維又は繊維製品。
  3. 【請求項3】 繊維が天然繊維、再生繊維又は合成繊維
    である請求項1又は請求項2に記載の繊維又は繊維製
    品。
  4. 【請求項4】 繊維の一次加工品が糸、紐、ロープ、織
    物、編物及び不織布からなる群より選ばれた少なくとも
    1種である請求項1又は請求項2に記載の繊維又は繊維
    製品。
  5. 【請求項5】 繊維製品が衣料、寝装品、インテリア、
    生活雑貨品及び自動車の内装品からなる群より選ばれた
    少なくとも1種である請求項1又は請求項2に記載の繊
    維又は繊維製品。
  6. 【請求項6】 吸水性ポリマーを内包した多孔質無機粉
    末粒子を天然繊維、再生繊維又は合成繊維に付着及び/
    又は含浸させてなる繊維又は繊維製品。
  7. 【請求項7】 吸水性ポリマーを内包した多孔質無機粉
    末粒子が再生繊維又は合成繊維の内部に練り込まれた繊
    維又は繊維製品。
  8. 【請求項8】 洗濯耐久性を備えた接触冷感作用を有す
    る繊維又は繊維製品。
  9. 【請求項9】 繊維又は繊維製品に吸水性ポリマーを内
    包した多孔質無機粉末粒子を付着及び/又は含浸させ、
    次いで乾燥して得られる請求項1記載の繊維又は繊維製
    品。
  10. 【請求項10】 繊維又は繊維製品に吸水性ポリマーを
    内包した多孔質無機粉末粒子を付着及び/又は含浸さ
    せ、次いで乾燥することを特徴とする請求項1記載の繊
    維又は繊維製品の製造方法。
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