JP2002227447A - トレーの縦横送り機構 - Google Patents

トレーの縦横送り機構

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JP2002227447A
JP2002227447A JP2001020547A JP2001020547A JP2002227447A JP 2002227447 A JP2002227447 A JP 2002227447A JP 2001020547 A JP2001020547 A JP 2001020547A JP 2001020547 A JP2001020547 A JP 2001020547A JP 2002227447 A JP2002227447 A JP 2002227447A
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Tomoyuki Takahashi
知之 高橋
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Nissei Ltd
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Nissei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減して、コストダウンを図る。 【解決手段】 トレー横行ガイドは連続レールと複数の
分割レールとを備え、トレー横送りレールの前側一方の
レールの前側に、平行に設置され、トレー5下面のガイ
ド53対に係合される。トレー縦行ガイド260Aは第
1、第2のガイド260、270を備え、第2のガイド
270が複数のローラ271、272からなり、トレー
縦送りレール230の始端側と終端側との中間に設置さ
れ、トレー5下面のガイド54に係合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式駐車装置に
使用するトレー縦横送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトレー縦横送り機構は、従来、
例えば水平循環方式の機械式駐車装置に用いられてい
る。その一例を図19に示す。この方式の機械式駐車装
置の場合、トレー縦横送り機構80は、自動車の格納部
8に設けられていて、このトレー縦横送り機構80上に
自動車を載せる複数のトレーТが配置されている。この
トレー縦横送り機構80は、第1、第2のトレー横行手
段81、82と、第1、第2のトレー縦行手段83、8
4とにより構成される。第1、第2のトレー横行手段8
1、82は、複数のトレーТを横行可能に支持するトレ
ー横行路を形成する第1、第2のトレー横送りレール8
11、821と、これらのトレー横行路上に設置され、
トレーТを横送りする第1、第2のトレー横送り装置8
12、822とを備える。第1、第2のトレー縦行手段
83、84は、第1、第2のトレー横送りレール81
1、821の両端部間に、これらトレー横送りレール8
11、821に直角に交差して配置され、トレーТを縦
行可能に支持するトレー縦行路を形成する第1、第2の
トレー縦送りレール831、841と、これらトレー縦
行路上に設置され、トレーТを縦送りする第1、第2の
トレー縦送り装置832、842とを備える。トレーТ
は、その下面側に第1、第2のトレー横送りレール81
1、821上を転動可能な複数の横行車輪と、第1、第
2のトレー縦送りレール831、841上を転動可能な
縦行車輪とを備える。このようにして第1、第2のトレ
ー横行路間において一方の対角線上の端部にそれぞれト
レー1台分の空きスペースが形成され、第1、第2のト
レー横行路の第1、第2のトレー横送りレール811、
821上に、複数のトレーТが横列に、相互に隣接する
各トレーТ間がトレーТの縦方向の移動により係脱可能
な図示されないカップラにより連結されて配置され、第
1、第2のトレー列Т1、Т2が形成される。第1、第
2のトレー横送り装置812、822と第1、第2のト
レー縦送り装置832、842とにより、第1、第2の
トレー横送りレール811、821間における一方の対
角線上の端部に形成された空きスペースに向けて第1、
第2のトレー列Т1、Т2を横送りする工程と、この横
送りにより第1、第2のトレー横送りレール811、8
21における他方の対角線上の端部に形成された空きス
ペースに向けて各トレーТを縦送りする工程とを繰り返
すことにより、各トレーТをトレー縦横送り機構80上
で循環移動する。このようなトレー横行手段81、82
とトレー縦行手段83、84とにより、自動車の格納部
8にトレーТの移送路が形成される。
【0003】このトレー縦横送り機構80においては、
図20に示すように、第1、第2のトレー横送りレール
811、821と第1、第2のトレー縦送りレール83
1、841が同一レベルに敷設されていて、これらのレ
ール811、821、831、841に、その外側又は
内側に隣接してトレー横送りガイド85、トレー縦送り
ガイド86が、トレーТの横行車輪、縦行車輪に係合可
能に、第1、第2のトレー横送りレール811、82
1、第1、第2のトレー縦送りレール831、841の
走行面に対して段差を付けて設置されている。また、こ
れらトレー横送りレール811、821とトレー縦送り
レール831、841の交差部近傍に、トレーТの横行
車輪をトレー横送りレール811、821上に案内可能
な補助ローラ(担持部材)87と、トレーТの縦行車輪
をトレー縦送りレール831、841上に案内可能な補
助ローラ(担持部材)88が設置されている。なお、こ
れらのガイド、補助ローラは本願出願人の特許出願であ
る特開平4−68178号公報に開示されている。
【0004】このようなレール構造により、トレーТの
横送りに際して、トレーТの横行車輪が第1、第2のト
レー横送りレール811、821上をトレー横送りガイ
ド85の案内により脱輪することなしに確実に転動され
る。トレーТを横送りしている間、トレーТの縦行車輪
はフリーになっていて、トレーТが第1、第2のトレー
縦行路上に移動されると、フリーの縦行車輪が補助ロー
ラ88に乗って第1、第2のトレー縦送りレール83
1、841上に確実に案内される。また、トレーТの縦
送りに際して、トレーТの縦行車輪が第1、第2のトレ
ー縦送りレール831、841上をトレー縦送りガイド
86の案内により脱輪することなしに確実に転動され
る。トレーТを縦送りしている間、トレーТの横行車輪
はフリーになっていて、トレーТが第1、第2のトレー
横行路上に移動されると、フリーの横行車輪が補助ロー
ラ87に乗って第1、第2のトレー横送りレール81
1、821上に確実に案内される。
【0005】このようにしてトレーТを案内することに
より、第1、第2のトレー横送りレール811、821
上、第1、第2のトレー縦送りレール831、841上
で確実に水平循環させることができる。
【0006】また、このトレー縦横送り機構80におい
ては、第1、第2のトレー縦送り装置832、842
が、図21に示すように、駆動側及び従動側の一対のス
プロケット91、92、一対のエンドレスチェーン9
3、一対の係合ピン94などにより構成されている。こ
のトレー縦送り装置832、842の場合、第1、第2
のトレー縦行路上にトレーТの縦送りストロークを取っ
て設定された所定の2地点P1、P2に近接して、駆動
側の一対のスプロケット91と、従動側の一対のスプロ
ケット92がそれぞれ水平方向に回転可能に設置され
る。これらスプロケット91、92間に一対のエンドレ
スチェーン93が回転可能に巻き掛けられて、これらエ
ンドレスチェーン93に一対の係合ピン94が固定され
る。さらに、駆動側のスプロケット91と同軸上に従原
動スプロケット95が取り付けられ、併せて駆動側のス
プロケット91に近接してギヤードモータ96が設置さ
れるとともに、このギヤードモータ96にベベルギヤ対
97が直結され、このベベルギヤ対97に主原動スプロ
ケット98が作動連結されて、主原動スプロケット9
8、従原動スプロケット95間にエンドレスチェーン9
9が巻き掛けられる。また、トレーТには、図20に示
すように、一方の横方向縁部に横方向に向けて溝形のガ
イドGが具備される。なお、これらのトレー縦送り装置
832、842は本願出願人の特許出願である特開平4
−5374号公報に開示されている。
【0007】このようなトレー縦送り装置832、84
2の構造により、各係合ピン94が所定の2地点P1、
P2間で周回運動されると、係合ピン94が一方の地点
P1又はP2でトレーТのガイドGに係合され、この状
態で係合ピン94が他方の地点P2又はP1まで直線的
に移動されて、トレーТが縦送りされる。
【0008】このようにしてトレーТを縦送りすること
により、トレー縦送り装置832、842をトレー縦行
路内に(トレー縦行路から外側に突出することなしに)
設置することができ、空間効率の向上を図ることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトレー縦横送り機構では、次のような問題が
ある。 (1)トレーの横行車輪、縦横車輪をトレー横送りレー
ル、トレー縦送りレールに沿って案内するために、すべ
てのトレー横送りレール、トレー縦送りレールにトレー
横行ガイド、トレー縦行ガイドを取り付けているため、
これらトレー横行ガイド、トレー縦行ガイドの部品点数
が多く、コスト高になっている。 (2)各トレー横送りレールのトレー横行ガイド、各ト
レー縦送りレールのトレー縦行ガイドは、これらトレー
横送りレール、トレー縦送りレールの交差部の近傍で中
断されるため、トレーの縦送りにより、トレーがトレー
列から切り離されると、この中断部分でトレーの横行車
輪、縦行車輪はフリーになる。また、トレーがトレー横
送りレールからトレー縦送りレールへ案内されたとき
に、トレーの縦行車輪は補助ローラに乗っているため、
トレーが不安定になっていて、トレー縦送りレール上の
縦行車輪の走行中心から少し外れた位置に片寄ることが
ある。特に各トレー上に比較的重量のある自動車が載せ
られている場合には、トレーの各カップラの連結部分に
若干のクリアランスが存在するためこのクリアランスの
影響により、補助ローラ上でトレーが片寄りやすい。こ
のような状態でトレーが縦送りされると、トレーの縦行
車輪はフリーのままトレー縦送りレール上をその走行面
から少し外れて転動していくため、トレー縦行ガイドに
衝突しながら係合し、このときに大きな衝撃音が発生す
る。この衝突を緩和してトレーを円滑に案内することが
望まれる。 (3)トレー縦送り装置は、その構成上、既述のように
部品点数が多く、コスト高になっている。また、トレー
縦送り装置の部品を現場で組み立てて設置するために、
作業工数も多く、作業が容易でない。
【0010】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、この種のトレー縦横送り機構において、
トレー横行ガイド、トレー縦行ガイドの部品点数を削減
してコストダウンを図り、併せてトレーをフリーにする
ことなく、その横行及び縦行を確実、かつ円滑に案内す
ること、トレー縦送り装置の部品点数を削減してコスト
ダウンを図り、併せて現場での作業工数を減らし、設置
作業を容易にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のトレー縦横送り機構は、自動車を載置する
複数のトレーからなるトレー列を横行可能に支持するト
レー横行路と、トレー列の横行を案内するトレー横行ガ
イドと、トレー列を横行駆動するトレー横行駆動手段と
を有し、トレー列を横送りするトレー横行手段と、トレ
ー横行路上の所定の位置でトレー列のトレーを縦行可能
に支持するトレー縦行路と、トレーの縦行を案内するト
レー縦行ガイドと、トレーを縦行駆動するトレー縦行駆
動手段とを有し、トレーを縦送りするトレー縦行手段と
を備え、トレーの移送路を形成するトレー縦横送り機構
において、トレーに、トレー横行駆動手段に係合可能な
第1のトレー送りガイドと、トレー縦行駆動手段に係合
可能な第2のトレー送りガイドとを備え、トレー横行ガ
イドがトレーの第2のトレー送りガイドに係合可能に形
成され、トレー縦行ガイドがトレーの第1のトレー送り
ガイドに係合可能に形成される。これにより、トレー横
行ガイド、トレー縦行ガイドの部品点数を削減してコス
トダウンを図り、併せてトレーをフリーにすることな
く、その横行及び縦行を確実、かつ円滑に案内すること
ができる。
【0012】また、本発明のトレー縦横送り機構は、次
のように具体化する。第1に、第1のトレー送りガイド
はトレー下面の中心にトレーの縦方向に向けて溝形に形
成されている。これにより、簡単な構造で、コストの低
減を図ることができる。このトレー送りガイドに、既存
のガイドを利用することもできる。第2に、第2のトレ
ー送りガイドはトレー下面の一方の横方向縁部に複数に
分割して、トレーの横方向に向けて溝形に形成されてい
る。これにより、簡単な構造で、コストの低減を図るこ
とができる。このトレー送りガイドに、既存のガイドを
利用することもできる。第3に、トレー横行路、トレー
縦行路はそれぞれ、一対のトレー横送りレール、一対の
トレー縦送りレールにより形成され、トレーに、一対の
トレー横送りレール上を転動可能な複数の横行車輪と、
一対のトレー縦送りレール上を転動可能な複数の縦行車
輪とを備える。第4に、複数の横行車輪と縦行車輪はト
レーの下面にトレーの下面から外周に突出することなく
軸支されて、トレー横送りレールのレールゲージがトレ
ーの縦方向よりも短く設定され、トレー縦送りレールの
レールゲージがトレーの横方向よりも短く設定される。
これらにより、トレーの移送経路を最小限にして形成す
ることができ、空間効率の向上を図ることができる。第
5に、トレー横行ガイドは連続レールと複数の分割レー
ルとを備え、連続レールはトレー横行路上に片側一方の
トレー横行レールに沿って平行に、一対のトレー縦行レ
ールに対して外側に配置され、複数の分割レールは連続
レールと同一直線上に、一対のトレー縦行レールに対し
て内側に所定の間隔に配置される。これにより、トレー
横行ガイドの部品点数を大幅に削減することができ、コ
ストを大幅に低減することができる。併せてトレーをフ
リーにすることなく、その横行を確実に案内することが
できる。第6に、トレー縦行ガイドは第1、第2のガイ
ドを備え、第1のガイドは一対のレールからなり、一対
のトレー縦送りレールの始端側及び終端側に、これらト
レー縦送りレールに隣接して、かつトレーの進行方向後
側の各縦行車輪が係合可能にこれらトレー縦送りレール
の走行面に対して段差を付けて配置され、第2のガイド
は複数のローラからなり、一対のトレー縦送りレールの
始端側と終端側の中間に、これらトレー縦送りレールと
平行に配置される。これにより、トレー縦行ガイドの部
品点数を大幅に削減することができ、コストを大幅に低
減することができる。併せてトレーをフリーにすること
なく、その縦行を確実に案内することができる。第7
に、トレー横行駆動手段は、両端に係合部材を有するア
ームと、アームを水平方向に旋回駆動する旋回駆動手段
とを備える。第8に、トレー横行駆動手段は、一対のト
レー横送りレール間に対にして設置される。これらによ
り、簡単な装置構成で、トレーを確実に横送りすること
ができる。第9に、トレー縦行駆動手段は、トレー縦行
路上にトレーの縦送りストロークを取って設定された所
定の2地点間に配置される駆動側及び従動側のスプロケ
ットと、これらスプロケット間に回転可能に巻き掛けら
れるエンドレスチェーンと、駆動側のスプロケットを回
転駆動する駆動装置と、エンドレスチェーンに固定さ
れ、前記2地点間を周回可能な係合ピンとを備える。第
10に、2地点はそれぞれ、トレー縦行路においてトレ
ー横行ガイドの延長上に設定される。これらにより、簡
単な装置構成で、トレーを確実に縦送りすることができ
る。第11に、駆動装置に減速機付きの駆動モータを備
え、その出力軸上にスプロケットの回転軸が直結され
る。これにより、トレー縦行駆動手段の部品点数を削減
してコストの低減を図ることができる。第12に、トレ
ー縦行駆動手段の各部が一つのベースフレーム上に一体
的に組み立てられてユニット化されている。これによ
り、現場での作業工数を減らし、設置作業を容易にする
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2に本発明の一実施の形
態が示されている。なお、この実施の形態では、多層形
の水平循環方式の機械式駐車装置に適用するトレー縦横
送り機構が例示されている。図1において、1は地上1
階に設置された自動車の乗入部であり、21、22は地
下の設置空間に2階層にして形成された自動車の格納部
であり、3は自動車の乗入部1と自動車の格納部21、
22とを連絡する昇降路4に設置された自動車移送用の
リフトである。
【0014】自動車の乗入部1は中間部乗入方式になっ
ている。すなわち、この自動車の乗入部1は自動車の格
納部21、22において形成される第1のトレー横行路
201の中間部の上方に設置され、自動車の乗入部1と
第1のトレー横行路201の中間部との間にリフト3が
据え付けられる。また、この自動車の乗入部1は、90
度乗り込み方式になっていて、自動車の入出庫口10が
自動車の格納方向に対して90度の方向に向けて設けら
れている。なお、自動車の入出庫口10には自動開閉ド
ア11が設けられている。
【0015】自動車の乗入部1の内部には、その床面に
円形の凹部12が設けられ、その中央部にリフトの昇降
路4に連通する開口13が形成されている。この凹部1
2の内周に沿って複数の支持ローラ14が固定され、こ
の凹部12にターンテーブル15が各支持ローラ14に
支持されて回転可能に設置されている。なお、このター
ンテーブル15においては、その旋回駆動装置にラック
駆動方式が用いられている。すなわち、ターンテーブル
15の周面にラックが設けられ、ターンテーブル15の
周囲に設置されたモータ駆動のピニオンにより、ターン
テーブル15が回転駆動される。ここでターンテーブル
15は1作動毎に90度正逆回転される。また、このタ
ーンテーブル15には、その円形の平面の中心に昇降路
4を昇降するトレー5を通過させるための開口部16が
穿たれている。またターンテーブル15の下面側に、特
に図示されていないが、開口部16の両側から開口部1
6に向けて進退可能な一対のトレー支持アームと、これ
らトレー支持アームを進退駆動する進退駆動機構とを備
える。
【0016】2階層からなる自動車の格納部21、22
にそれぞれ、図2に示すように、トレー縦横送り機構2
00が設置されていて、トレー縦横送り機構200上に
自動車を載せる複数のトレー5が配置されている。この
トレー縦横送り機構200は、第1、第2のトレー横行
手段2A、2Bと、第1、第2のトレー縦行手段2C、
2Dとにより構成される。
【0017】第1、第2のトレー横行手段2A、2Bは
それぞれ、トレー列を横行可能な第1、第2のトレー横
行路201、202と、トレー列の横行を案内する第
1、第2のトレー横行ガイド250A、250Bと、ト
レー列を横行駆動する第1、第2のトレー横送り装置
(トレー横行駆動手段)213、223とを備える。第
1、第2のトレー縦行手段2C、2Dは、トレーを縦行
可能な第1、第2のトレー縦行路203、204と、ト
レーの縦行を案内する第1、第2のトレー縦行ガイド2
60A、260Bと、トレーを横行駆動する第1、第2
のトレー縦送り装置(トレー縦行駆動手段)233、2
43とを備える。一方、図15に示すように、各トレー
5に、第1、第2のトレー横送り装置213、223
と、第1、第2のトレー縦行ガイド260A、260B
に共通に係合可能な縦方向に溝形の第1のトレー送りガ
イド54と、第1、第2のトレー縦送り装置233、2
43と、第1、第2のトレー横行ガイド250A、25
0Bに共通に係合可能な横方向に溝形の第2のトレー送
りガイド53対とを備える。
【0018】ここで第1、第2のトレー横行路201、
202は第1、第2の一対のトレー横送りレール21
0、220により形成され、これら一対のトレー横送り
レール210、220が自動車の格納部21、22の水
平面上に前後2列に横方向に向けて平行に配置される。
これらトレー横送りレール210、220のレールゲー
ジは、図15に示すトレー5の下面前後に横行車輪51
がそれぞれトレー5の下面から外周方向に突出しない内
方の位置に取り付けられていることにより、トレー5の
縦方向よりも短く設定されている。また第1のトレー横
送りレール210にあっては、その中央部にリフトの昇
降路4が設定されているため、一対のレール211、2
12がリフトの昇降路4の両側(左右両側)に分割され
て配置されている。したがって、第1のトレー横送りレ
ール210はリフトの昇降路4上で切り欠かれている。
【0019】第1、第2のトレー縦行路203、204
は第1、第2の一対のトレー縦送りレール230、24
0により形成され、これら一対のトレー縦送りレール2
30、240は自動車の格納部21、22の水平面上、
左右両側に縦方向に向けて、すなわち第1、第2のトレ
ー横送りレール210、220の両端部間に、これらト
レー横送りレール210、220と直角に交差して配置
される。これらトレー縦送りレール230、240のレ
ールゲージは、図15に示すトレー5の下面前後に縦行
車輪52がそれぞれトレー5の下面から外周方向に突出
しない内方の位置に取り付けられていることにより、ト
レー5の横方向よりも短く設定されている。
【0020】また、第1、第2のトレー横送りレール2
10、220と第1、第2のトレー縦送りレール23
0、240との交差部近傍に、トレー5の担持部材とし
てガイドローラ210R、230Rが設置されている。
図3に示すように、第1、第2のトレー横送りレール2
10、220には、第1、第2のトレー縦送りレール2
30、240に近接する位置(第1、第2のトレー縦送
りレール230、240上を移動するトレー5の前後の
横行車輪51に対応する位置)に、トレー5の横行車輪
51のガイドローラ210Rがその回転軸を第1、第2
のトレー横送りレール210、220が延びる方向に向
けて軸支されている。また、第1、第2のトレー縦送り
レール230、240には、第1、第2のトレー横送り
レール210、220に近接する位置(第1、第2のト
レー横送りレール210、220上を移動するトレー5
の左右の縦行車輪52に対応する位置)に、トレー5の
縦行車輪52のガイドローラ230Rがその回転軸を第
1、第2のトレー縦送りレール230、240が延びる
方向に向けて軸支されている。
【0021】第1、第2のトレー横行ガイド250A、
250Bは、図4及び図6に示すように、連続レール2
51と複数の分割レール252とにより形成され、第
1、第2のトレー横行路201、202において第1、
第2のトレー横送りレール210、220の前側一方の
レール211の外側(すなわち前側)に、平行に設置さ
れる。連続レール251は、図5に示すように、断面が
矩形状の長いレールで、図4及び図6に示すように、第
1、第2のトレー横送りレール210、220の前側一
方のレール211の前側で、第1、第2のトレー縦送り
レール230、240の外側に配置される。複数の分割
レール252はそれぞれ断面が矩形状の短いレールで、
連続レール251と同一直線上に、すなわち連続レール
251の両端、第1、第2のトレー縦送りレール23
0、240の内側に断続的に配置される。この場合、図
6に示すように、各一対のトレー縦送りレール230
間、240間にそれぞれ2つの分割レール252が所定
の間隔で配置される。ここで、第1のトレー横行ガイド
250Aにあっては、第1のトレー横行路201上にリ
フトの昇降路4が設定されているために、連続レール2
51がリフトの昇降路4の両側に分割して配置される。
したがって、この連続レール251はリフトの昇降路4
上で切り欠かれている。このようにして連続レール25
1、分割レール252が横方向に一線上に一列に配置さ
れ、トレー5下面の第2のトレー送りガイド53対に係
合可能になっている。
【0022】第1、第2のトレー縦行ガイド260A、
260Bはそれぞれ、さらに第1、第2のガイド26
0、270を備える。図6乃至図8に示すように、第1
のガイド260はトレー5の縦行車輪52を案内可能な
一対のレール261からなり、第1、第2のトレー縦行
路203、204において第1、第2のトレー縦送りレ
ール230、240の始端側及び終端側に設置される。
すなわち、これらのガイド260は、第1、第2のトレ
ー縦送りレール230、240の前後両端側で、これら
トレー縦送りレール230、240の内側に隣接する所
定の位置に、トレー5下面の左右の各縦行車輪52に係
合可能に各トレー縦送りレール230、240の走行面
より上方所定の高さに段差を付けて取り付けられてい
る。第2のガイド270は、複数のローラ271、27
2(ここでは2組の一対のローラ271、272)から
なり、第1、第2のトレー縦行路203、204におい
て第1、第2のトレー縦送りレール230、240の始
端側と終端側との中間に設置される。すなわち、図6に
示すように、第1、第2のトレー縦行路203、204
において第1のトレー横送りレール210の前側一方の
レール211と第2のトレー横送りレール220の後側
一方のレール212の両側(つまり、第1のトレー横送
りレール210の前側一方のレール211の後側と第2
のトレー横送りレール220の後側一方のレール212
の前側)で、かつ各トレー縦送りレール230、240
の各一対のレール231、232の中間(中央)にそれ
ぞれ、第1、第2のトレー縦送りレール230、240
と平行に、所定の長さのローラ支持フレーム273が設
置され、各一対のローラ271、272は水平方向に回
転可能に、各ローラ支持フレーム273の前後両端に軸
支されている。このようにして合計4個のガイドローラ
271、272が縦方向に所定の間隔で配置され、トレ
ー5下面の第1のトレー送りガイド54に係合可能にな
っている。
【0023】第1のトレー横送り装置213は、図9に
概略的に例示しているが、両端に各トレー5の第1のト
レー送りガイド54に係合可能なローラ214を有する
一対のクランクアーム215と、これらクランクアーム
215を水平方向に旋回駆動する旋回駆動装置216と
を備え、第1のトレー横送りレール210の各レール2
11、212間に設置される。一対のクランクアーム2
15の旋回運動により、各クランクアーム215両端の
ローラ214が交互に各トレー5の第1のトレー送りガ
イド54に係合、離脱可能になっている。このようにし
て各クランクアーム215のローラ214が各トレー5
の第1のトレー送りガイド54に係合、離脱する毎に、
各トレー5が横方向に1ピッチ(トレー1枚分)押し出
され、第1のトレー横行路201上の第1のトレー列5
01全体が(図2中、左方向又は右方向へ)横送りされ
るようになっている。第2のトレー横送り装置223
は、第1のトレー横送り装置213と同様の構成を備
え、第2のトレー横送りレール220の各レール21
1、212間に設置され、同様の動作を行う。
【0024】第1のトレー縦送り装置233は、図10
乃至図13に示すように、減速付きの駆動モータ23
4、駆動側の上下一対のスプロケット235、従動側の
上下一対のスプロケット236、上下一対のエンドレス
チェーン237、一対の係合ピン238などがベースフ
レーム239上に組み立てられてユニット化されてい
て、図6に示すように、第1のトレー縦行路203にお
いて第1のトレー縦送りレール230の外側に沿って、
トレー5の縦送りストロークを取った所定の2地点P
1、P2間に設置される。図10に示すように、ベース
フレーム239は角パイプなどから形成され、その一端
の上下面が切り欠かれて駆動モータ234の取付部が形
成され、この取付部に駆動側の上下一対のスプロケット
235を一体的に連結された減速付きの駆動モータ23
4が取り付けられる。このトレー縦送り装置233の場
合、図11に示すように、駆動モータ234に中空軸形
のギヤードモータが用いられ、その中空軸に駆動側のス
プロケット235の回転軸が直結されて一体化されてい
る。また、図12に示すように、ベースフレーム239
の他端に従動側のスプロケット236の取付部が形成さ
れ、図13に示すように、この取付部に軸受を介して従
動側の上下の一対のスプロケット236が軸支される。
これら駆動側の上下のスプロケット235と従動側の上
下のスプロケット236との間に上下のエンドレスチェ
ーン237が巻き掛けられる。これらエンドレスチェー
ン237の全周上等間隔の2箇所に、その外周方向に所
定量だけ突出するアタッチメントが固定され、これらア
タッチメントにそれぞれ係合ピン238が上下方向に向
けて取り付けられる。つまり、これらの係合ピン238
は、エンドレスチェーン237の周回軌道上において対
称的な周回位置を取るように、両者間に同じ間隔、距離
をおいて取り付けられる。これらの係合ピン238はそ
の上部に水平方向に回転可能なローラを備え、各トレー
5の第2のトレー送りガイド53対に係合、離脱可能に
なっている。なお、ここでは図示を省略しているが、上
下のエンドレスチェーン237にそれぞれ等間隔に複数
のガイドローラを備えるとともに、ベースフレーム23
9の両側にこれらエンドレスチェーン237のガイドロ
ーラが水平方向に転動可能なレール状のガイドを備え、
これらエンドレスチェーン237がその弛みを防止され
て周回可能になっている。
【0025】このようにしてトレー縦送り装置233は
ユニット化され、第1のトレー縦行路203において第
1のトレー縦送りレール230の外側に沿って、トレー
5の縦送りストロークを取った所定の2地点P1、P2
間に設置される。図6に示すように、ここで2地点P
1、P2は各係合ピン238の周回端であり、第1、第
2のトレー横行路201、202側の第1、第2のトレ
ー横行ガイド250A、250B(の分割レール25
2)の延長上に設定される。したがって、駆動側のスプ
ロケット235は、第2のトレー横行路202の第2の
トレー横送りレール220の前側一方のレール211の
端部の後側に、水平方向に回転可能に配置され、このス
プロケット235側の係合ピン238の周回端が第2の
トレー横行路202側の第2のトレー横行ガイド250
B(の分割レール252)の延長上に位置決めされる。
同様に、従動側のスプロケット236は、第1のトレー
横行路201の第1のトレー横送りレール210の前側
一方のレール211の端部の前側に、水平方向に回転可
能に配置され、このスプロケット236側の係合ピン2
38の周回端が第1のトレー横行路201側の第1のト
レー横行ガイド250A(の分割レール252)の延長
上に位置決めされる。通常、各係合ピン238は第1の
トレー縦行路203上の各周回端に停止待機され、第1
のトレー縦送り装置233の1動作毎に各係合ピン23
8が一方の周回端から他方の周回端まで周回移動され
る。このようにして第1のトレー列501の横送りによ
りその移動方向先頭のトレー5が第1のトレー縦行路2
03に移動されると、トレー5下面の第2のトレー送り
ガイド53対の一方に係合ピン238が係合され、この
係合状態から係合ピン238の周回運動により、第1の
トレー送りガイド53対の一方が縦方向に押圧されて、
トレー5が縦送りされるようになっている。第2のトレ
ー縦送り装置243は、第1のトレー縦送り装置233
と同様の構成を備え、第2のトレー縦行路204上の第
2のトレー縦送りレール240の外側に同様に設置さ
れ、同様の動作を行う。
【0026】なお、このトレー縦横送り機構200にお
いては、図4に示すように、リフトの昇降路4が第1の
トレー横行路201の中間部上に設定され、この昇降路
4上で第1のトレー横送りレール210及びその前側の
横行ガイド250Aが切り欠かれている。このようにし
てリフトの昇降路4がレールなど干渉物が取り除かれた
完全に貫通された空間に形成され、この昇降路4上にリ
フト3が設置される。ここでリフト3は、図14に示す
ように、合計4本のリフト柱31と、これらのリフト柱
31に固定された昇降ガイド32と、この昇降ガイド3
2に沿って移動するガイドローラ33により昇降案内さ
れる昇降フレーム34と、昇降フレーム34を昇降駆動
する昇降駆動装置35とを備える。図4に示すように、
4本のリフト柱31は昇降路4の四隅で、昇降路4の両
側の第1のトレー横送りレール210及び横行ガイド2
50Aの外側に立ち上げて設置され、図14に示すよう
に、これらのリフト柱31間に昇降フレーム34がガイ
ドローラ33と昇降ガイド32とを組み付けて配置され
る。この昇降フレーム34は、図4に示すように、全体
が略矩形状に形成されていて、その前後両側に第1のト
レー横送りレール210に一体的に連結可能な一対のト
レーレール341と、さらにその前側一方にトレーの横
行ガイド250Aの延長上に配置可能なトレーガイド3
42が取り付けられている。また昇降フレーム34に
は、各トレーレール341の内側所定の位置2箇所(さ
らに詳しくは、その幅方向中心で、かつ長手方向中心か
ら所定寸法だけ前側及び後側の位置)にそれぞれ、トレ
ー固定装置343が据え付けられている。これらのトレ
ー固定装置343はそれぞれ、図14に示すように、上
部に水平方向に回転可能なローラを有する固定ピン34
4と、固定ピン344を上下方向に向けて変位するモー
タ駆動の送り機構345とを備え、昇降フレーム34上
に上方に向けて取り付けられている。リフトの昇降駆動
装置35は、モータ駆動の駆動側のスプロケット37、
従動側のスプロケット38、駆動チェーン39、カウン
タウェイト40などにより構成される。図1に示すよう
に、駆動モータ36はリフトの昇降路4の下部に設けら
れたピット上に設置される。図14に示すように、駆動
側のスプロケット37はリフト柱31の下部側に取り付
けられて、駆動モータ36に作動連結され、従動側のス
プロケット38はリフト柱31の上部側に取り付けられ
る。これらのスプロケット37、38間に駆動チェーン
39が巻き掛けられ、この駆動チェーン39にカウンタ
ウェイト40が連結されて、昇降フレーム34が吊り下
げられる。このようにして駆動モータ36によりスプロ
ケット37、38が回転され、駆動チェーン39が回転
駆動されることにより、昇降フレーム34が昇降可能に
なっている。
【0027】また、このようなリフト3が第1のトレー
横行路201上に設置されたことに伴い、図4に示すよ
うに、各階層(全階層)の第1のトレー横行路201上
のリフトの昇降路4の両側に、トレー固定装置41が設
置されている。なお、この実施の形態では、リフトの昇
降路4の片側一方(右側)に第1のトレー横送り装置2
13が近接して設置されているため、このトレー横送り
装置213がトレー5の移動を規制するトレー固定装置
として兼用される。したがってリフトの昇降路4の片側
他方(左側)にのみトレー固定装置41が備え付けられ
る。このトレー固定装置41は、上部に水平方向に回転
可能なローラを有するロックアーム42と、ロックアー
ム42を起立してローラをトレー5の第1のトレー送り
ガイド54の係脱端540に嵌合係止するロック位置と
ロックアーム42をその起立位置からトレー横行路20
1上に倒伏してローラを第1のトレー送りガイド54の
係脱端540から離脱するアンロック位置とを取り得る
傾動機構43とを備え、リフトの昇降路4(の左側)に
隣接する位置に移動されたトレー5の移動規制とその解
除とを行う。なお、リフトの昇降路4の両側に第1のト
レー横送り装置213が近接して設置される場合は、こ
のトレー固定装置41は不要である。また、リフトの昇
降路4の両側に第1のトレー横送り装置41が近接して
設置されない場合は、この昇降路4の両側にトレー固定
装置41が対にして備え付けられる。
【0028】このトレー縦横送り機構で使用されるトレ
ー5はすべて同一の構成になっている。図15、図16
に示すように、トレー5の下面の前側及び後側にそれぞ
れ、横向きに軸支され、各トレー横送りレール210、
220上を走行可能な4輪構成の横行車輪51と、各横
行車輪51の内側に近接して縦向きに軸支され、各トレ
ー縦送りレール230、240上を走行可能な4輪構成
の縦行車輪52とを備える。さらにこの下面の中心に所
定の長さで、トレー5の縦方向に向けて配置され、第
1、第2のトレー縦行ガイド260A、260Bの第2
のガイド270と第1、第2のトレー横送り装置21
3、223のクランクアーム215(のローラ214)
に共通に係合可能な溝形(断面略逆U字形)の第1のト
レー送りガイド54と、この下面の前側で各横行車輪5
1及び縦行車輪52の外側にそれぞれ、所定の長さでト
レー5の横方向に向けて配置され、第1、第2のトレー
横行ガイド250A、250Bと第1、第2のトレー縦
送り装置233、243の係合ピン238に共通に係合
可能な溝形(断面略逆U字形)の第2のトレー送りガイ
ド53対とを備える。
【0029】このトレー5においては、既述のとおり、
前後の横行車輪51間の間隔がトレー5の縦方向の寸法
より小さく設定されて、すべての横行車輪51がトレー
5の下面にこのトレー5の下面から外周方向に突出しな
いように取り付けられていて、第1、第2のトレー横送
りレール210(211、212)、220(211、
212)のレールゲージがトレー5の縦方向よりも小さ
く設定されている。同様に、左右の縦行車輪52間の間
隔がトレー5の横方向の寸法より小さく設定されて、す
べての縦行車輪52がトレー5の下面にこのトレー5の
下面から外周方向に突出しないように取り付けられてい
て、第1、第2のトレー縦送りレール230(231、
232)、240(231、232)のレールゲージが
トレー5の横方向よりも小さく設定されている。
【0030】また、第1のトレー送りガイド54と、第
2のトレー送りガイド53対とは大きさが異なり、第1
のトレー送りガイド54が大形に、第2のトレー送りガ
イド53対がそれぞれ小形に形成されているが、その基
本的な構成は同じであり、トレー5の下面に一対のアン
グル材が平行に取り付けられて形成され、その両端は係
脱端540、530としてハの字形に拡開されている。
【0031】また、このトレー5の場合、左右両側部
に、トレー列として横方向に隣接する各トレー5同士を
連結するために、カップラ6が設けられている。このカ
ップラ6は、平断面が略U字形の被係合部を有する雌連
結金具60と、平断面が略逆U字形の係合部を有する雄
連結金具61とを備える。各トレー5の左側部の前側及
び後側に雌連結金具60が取り付けられていて、右側部
の前側及び後側に雄連結金具61が取り付けられてい
る。
【0032】このトレー縦横送り機構200上に、複数
のトレー5は、図1、図2に示すように、2階層の各自
動車の格納部21、22にそれぞれ少し異なるレイアウ
トにより配置される。2階層の自動車の格納部21、2
2のいずれか一方は、図4に示すように、第1のトレー
横送りレール210とリフト3の昇降フレーム34上の
トレーレール341との連結によりトレー縦横送り機構
200が形成される。この自動車の格納部21又は22
には、図2に示すように、第1、第2のトレー横行路2
01、202上にそれぞれ、その端部にトレー1台分の
空きスペースSが設けられて、複数のトレー5が横列
に、相互に隣接する各トレー5間がカップラ6を介して
係脱可能に連結されて配置される。このようにして第
1、第2のトレー列501、502が形成される。ま
た、2階層の自動車の格納部21、22のいずれか他方
は、第1のトレー横送りレール210上のリフトの昇降
路4が開通されていてトレー縦横送り機構200が中断
される。この自動車の格納部22又は21には、第1の
トレー横行路201の端部にトレー1台分の空きスペー
スSが設けられて、このトレー横行路201上、リフト
の昇降路4の両側に複数のトレー5が横列に、相互に隣
接する各トレー5間がカップラ6を介して係脱可能に連
結されて配置される。このようにして第1のトレー列5
01がリフトの昇降路4の両側に分割される。また、第
2のトレー横行路202の端部にトレー1台分の空きス
ペースSが設けられて、このトレー横行路202上に複
数のトレー5が横列に、相互に隣接する各トレー5間が
カップラ6を介して係脱可能に連結されて配置される。
このようにして第2のトレー列502が形成される。な
お、トレー列の初期レイアウトとして、下の階層の自動
車の格納部22で第1のトレー横送りレール210とリ
フト3のトレーレール341とを連結されて、トレー縦
横送り機構200が形成され、第1のトレー列501が
連続される一方、上の階層の自動車の格納部21でリフ
トの昇降路4が開通され、トレー縦横送り機構200が
中断されるとともに、第1のトレー列501が分割され
る。
【0033】なお、この実施の形態では、図1に示すよ
うに、上階層の自動車の格納部21にトレーの引き込み
部7がトレー縦横送り機構200に近接して増設され、
トレー5が配置されている。この引き込み部7は、第1
のトレー横行路201の一方端(図中、左端)に近接し
て設定され、図17に示すように、そこにトレー引込装
置71が設置されている。トレー引込装置71は、トレ
ーの引き込み部7上に縦方向に向けて設置されたガイド
レール72と、このガイドレール72上に配置され、縦
方向に変位可能な車輪付きのガイドフレーム73と、こ
のガイドフレーム73上に設置され、第1のトレー横送
りレール210に連続的に連結可能なトレー引込レール
74と、ガイドフレーム73を駆動するパワーシリンダ
などの駆動装置75とを備える。このトレー引き込み部
7のトレー引込装置71上にトレー5が配置され、必要
に応じて、第1のトレー列501端のトレー5(のカッ
プラ6)に連結され、トレー縦横送り機構200上に循
環可能になっている。
【0034】次に、このトレー縦横送り機構200によ
る自動車の入出庫動作について説明する。なおここで
は、2階層の各自動車の格納部21、22に自動車を載
せた実トレーと自動車を載せていない空トレーが混在さ
れているものとする。 (入庫運転)自動車の入庫に際して、まず入庫の準備運
転が行われる。図1、図2において、空トレー5の取り
出し先の上階層又は下階層の自動車の格納部21(2
2)にリフト3の昇降フレーム34がトレー5を載せて
移動される。当該階層に昇降フレーム34が停止される
と、(図4に示すように)当該階層の第1のトレー横送
りレール210と昇降フレーム34のトレーレール34
1が連続的に連結され、さらにトレーの横行ガイド25
0Aとトレーガイド342が同一直線上に連続的に配列
されてトレー縦横送り機構200によるトレーの移送路
が形成されるとともに第1のトレー列501が循環可能
に連続される。すなわち、第1、第2のトレー横行路2
01、202の第1、第2のトレー横送りレール21
0、220上にこれらトレー横送りレール210、22
0間の一方の対角線上の端部にそれぞれトレー1台分の
空きスペースSが形成され、第1、第2のトレー列50
1、502がそれぞれ連続される。なお、(図4に示す
ように)第1のトレー横行路201において各トレー5
は各トレー5の横行車輪51が第1のトレー横送りレー
ル210又はトレーレール341に乗り、各トレー5の
第2のトレー送りガイド53対が第1のトレー横行ガイ
ド250A又はトレーガイド342に係合されている。
各トレー5はカップラ6を介して連結され、第1のトレ
ー列501全体が連結されている。またリフトの昇降路
4の片側一方(以下、右側という。)の、2つのトレー
5の各第1のトレー送りガイド54(の両係脱端54
0)に第1のトレー横送り装置213の一対のクランク
アーム215の各ローラ214が係合され、さらにリフ
トの昇降路4の片側他方(以下、左側という。)の、1
つのトレー5が下面の第1のトレー送りガイド54にト
レー固定装置41のロックアーム42が係合されて、第
1のトレー列501が移動規制されている。また、第2
のトレー横行路202において各トレー5は各トレー5
の横行車輪51が第2のトレー横送りレール220に乗
り、各トレー5の第2のトレー送りガイド53対が第2
のトレー横行ガイド250Bに係合されている。各トレ
ー5はカップラ6を介して連結され、第2のトレー列5
02全体が連結されている。また同様にして、2つのト
レー5の各第1のトレー送りガイド54(の両係脱端5
40)に第2のトレー横送り装置223の一対のクラン
クアーム215の各ローラ214が係合されて第2のト
レー列502が移動規制されている。
【0035】ここでリフトの昇降路4の左側のトレー固
定装置41が作動され、そのロックアーム42が、その
傾動機構43により、トレー5のロック位置からアンロ
ック位置に傾動されて、トレー5の移動規制が解除され
る。続いて、第1、第2のトレー横送り装置213、2
23が作動され、各クランクアーム215の旋回運動に
より、第1、第2のトレー列501、502が第1、第
2のトレー横行路201、202上の空きスペースSに
向けて横送りされる。このとき各トレー5の第2のトレ
ー送りガイド53対が第1、第2のトレー横行ガイド2
50A、250Bに沿って摺動され、この案内により各
横行車輪51が第1、第2のトレー横送りレール21
0、220上を転動する。この横送りにより第1、第2
のトレー列501、502端のトレー5が第1、第2の
トレー縦行路203、204に進入すると、トレー5下
面の各縦行車輪52が第1、第2のトレー縦送りレール
230、240の一部に第1、第2のトレー横送りレー
ル210、220に近接して配置されたガイドローラ2
30Rに当接し、このガイドローラ230Rの回転によ
り各縦行車輪52がガイドローラ230Rの頂部に乗り
上げられ、各トレー縦送りレール230、240上に位
置決めされる。同時に、トレー5下面の第2のトレー送
りガイド53対の一方の係脱端530に第1、第2のト
レー縦送り装置233、243の各係合ピン238が係
合される。この第1、第2のトレー列501、502の
横送りにより第1、第2のトレー横送りレール210、
220間の他方の対角線上の端部にそれぞれ空きスペー
スSが形成される。
【0036】これに続いて、第1、第2のトレー縦送り
装置233、243が作動され、(図18に示すよう
に)係合ピン238がその停止位置(周回端)からスプ
ロケット235に沿って90度回転されて係合ピン23
8とトレー5下面の第2のトレー送りガイド53対の一
方が完全に係合され、この係合ピン238の周回運動と
ともにトレー5が縦方向に押し出される。各トレー5は
各トレー列501、502にカップラ6を介して連続さ
れた状態から縦送りされ、その始動直後に後側又は前側
の各縦行車輪52が第1、第2のトレー縦行ガイド26
0A、260Bの第1のガイド260に係合され、この
ガイド260に案内されて第1のトレー縦送りレール2
30、240上を転動される。続いて、各トレー5の第
1のトレー送りガイド54の係脱端540に第1のトレ
ー縦行ガイド260A、260Bの第2のガイド270
が係合され、この第1のトレー送りガイド54と第2の
ガイド270との係合案内により、各トレー5の各縦行
車輪52が第1、第2のトレー縦送りレール230、2
40上を移動されていく。また、各トレー5と各トレー
列501、502との間のカップラ6が切り離される。
このようにして各トレー5は第1、第2のトレー縦行路
203、204上を空きスペースSに向けて縦送りされ
る。なお、このトレー5の移動に際して、トレー5下面
の第1のトレー送りガイド54はそれぞれ、第1、第2
のトレー縦行路203、204上の第1、第2のトレー
横行ガイド250A、250Bの分割レール252の間
を通り抜けていき、また、第2のトレー送りガイド53
対は分割レール252の両側を通過していき、第1、第
2のトレー横行ガイド250A、250Bとトレー5の
第1のトレー送りガイド54、第2のトレー送りガイド
53対が干渉することなく、トレー5が確実に縦送りさ
れる。各トレー5が各トレー縦行路203、204の中
間部に移動すると、トレー5下面の第1のトレー送りガ
イド54が各トレー縦行路203、204上の第2のガ
イド270、すなわち合計4個のガイドローラ271、
272に係合されて縦方向に移動案内されながら、後側
又は前側の各縦行車輪52が第2のトレー横行路202
側又は第1のトレー横行路201側の第1のガイド26
0から離されていくとともに、前側又は後側の各縦行車
輪52が第1のトレー横行路201側又は第2のトレー
横行路202側の第1のガイド260に係合されてい
く。このとき各トレー5は第1のトレー送りガイド54
と各トレー縦行ガイド260A、260Bの第2のガイ
ド270に係合されている状態で、前側又は後側の各縦
行車輪52が第1のガイド260に係合されていくの
で、両者が衝突することなく又は衝突が著しく緩和され
て係合される。このようにして各トレー5が第1、第2
のトレー横行路201、202に進入すると、トレー5
下面の各横行車輪51が第1、第2のトレー横送りレー
ル210、220の一部に第1、第2のトレー縦送りレ
ール230、240に近接して配置されたガイドローラ
210Rに当接し、このガイドローラ210Rの回転に
より各横行車輪51がガイドローラ210Rの頂部に乗
り上げられ、各トレー横送りレール210、220上に
位置決めされ、第1、第2のトレー横送りレール21
0、220上のトレー列501、502(のカップラ
6)に連結される。同時に、第1、第2のトレー縦送り
装置233、243の各係合ピン238がスプロケット
235、236に沿って90度回り込み、トレー5下面
の第1のトレー送りガイド53対の一方の係脱端530
に係合されたまま停止される。
【0037】このように第1、第2のトレー横送り装置
213、223と、第1、第2のトレー縦送り装置23
3、243とにより、第1、第2のトレー横行路20
1、202における一方の対角線上の端部に形成された
トレー1台分の空きスペースSに向けて第1、第2のト
レー列501、502を横送りする工程と、この横送り
により第1、第2のトレー横行路201、202におけ
る他方の対角線上の端部に形成された空きスペースSに
向けてトレー5を縦送りする工程とを繰り返すことによ
り、トレー5がトレー縦横送り機構200上で循環さ
れ、リフトの昇降路4上に空トレー5が移動される。
【0038】ここで第1、第2のトレー横送り装置21
3、223、第1、第2のトレー縦送り装置233、2
43がそれぞれ停止される。これに続いて、昇降フレー
ム34上のトレー固定装置343が作動され、各固定ピ
ン344がその送り機構345により上昇変位され、空
トレー5下面の第1のトレー送りガイド54に挿入され
て係合される。これにより、トレー5は昇降フレーム3
4上でその幅方向(左右方向)の移動を規制される。な
お、トレー5は前後の各横行車輪51が昇降フレーム3
4上のトレーレール341に乗せられるとともに第1の
トレー送りガイド53対とトレーガイド342が係合さ
れていて、トレー5は昇降フレーム34上でその長手方
向(前後方向)の移動を規制されている。このようにして
トレー5が昇降フレーム34上に固定される。これに併
せて、リフトの昇降路4の両側のトレー5はその一方が
第1のトレー横送り装置213に係合されていてその移
動を規制され、その他方がトレー固定装置41の作動に
より、ロックアーム42がその傾動機構43によりトレ
ーのロック位置に傾動され、そのローラがトレー5下面
の第1のトレー送りガイド54の係脱端540に係合
(嵌合)されてその移動を規制される。
【0039】続いて、リフト3の昇降駆動装置35の作
動により、各スプロケット37、38が回転され、駆動
チェーン39の回転駆動により昇降フレーム34が昇降
ガイド32の案内によりリフトの昇降路4上を上昇し、
空トレー5が自動車の乗入部1へ移送される。なお、こ
の時点で空トレー5を取り出した一方の階層の自動車の
格納部21又は22は、他方の階層の自動車の格納部2
2又は21と同様に、リフトの昇降路4が開通され、ト
レー列501がリフトの昇降路4の両側に分割される。
昇降フレーム34は、空トレー5が自動車の乗入部1に
設置されたターンテーブル15の開口部16よりも少し
高い位置に上げられたところで停止される。続いて、開
口部16両側の一対のトレー支持アームがその進退駆動
機構により開口部16に向けて前進される。すなわち、
各トレー支持アームが開口部16上に停止中のトレー5
の下面側に差し込まれる。続いて、リフト3の作動によ
り昇降フレーム34が下降されて、トレー5が下降さ
れ、開口部16のトレー支持アームに支持される。同時
にトレー5下面からリフト3の昇降フレーム34が離れ
て、トレー5がリフト3からターンテーブル15に受け
渡しされる。続いて、ターンテーブル15はその旋回駆
動装置により90度回転されて、トレー5の長手方向が
自動車の入出庫口10に向けられる。このようにして入
庫の準備運転が完了する。
【0040】このようにして自動車の乗入部1に空トレ
ー5が待機されると、ここで、自動車の入出庫口10の
自動開閉ドア11が開動される。入庫の自動車はそのま
ま前進で入庫する。自動車がトレー5上に乗り込み、乗
員が庫外に出ると、入出庫口10はその自動開閉ドア1
1により閉じられて、ターンテーブル15の旋回駆動装
置が作動され、ターンテーブル15が回転される。ター
ンテーブル15が90度回転したところで停止され、自
動車が自動車の格納部21、22における自動車の格納
方向に向けられる。
【0041】続いて、リフト3が作動される。昇降フレ
ーム34が上昇されて、トレー5が昇降フレーム34に
支持されると同時に、ターンテーブル15の開口部16
上に持ち上げられる。所定の高さまで持ち上げられたと
ころでリフト3が停止される。続いて、一対のトレー支
持アームがその進退駆動装置により、開口部16から後
退される。このトレー支持アームが後退された状態で、
リフト3の作動が再開され、入庫車搭載のトレー5を載
せた昇降フレーム34が昇降ガイド32に沿って下降さ
れていく。
【0042】リフト3の昇降フレーム34が上階層又は
下階層の任意の自動車の格納部21又は22に下降さ
れ、昇降フレーム34上のトレーレール341と第1の
トレー横送りレール210が接続されて当該階層の自動
車の格納部21又は22にトレー縦横送り機構200が
形成されるとともに、昇降フレーム34上のトレー5が
リフトの昇降路4の両側に分割されていたトレー列50
1に相互のカップラ6を介して連結される。必要に応じ
て、トレー縦横送り機構200上でトレー列501が同
様にして循環される。このようにして入庫の自動車が格
納され、入庫が完了する。
【0043】(出庫運転)図1、図2において、自動車
の出庫に際して、まず、出庫の自動車を載せた実トレー
5の取り出し先の上階層又は下階層の自動車の格納部2
1又は22にリフトの昇降フレーム34が(昇降フレー
ム34上にトレー5が載せられた状態で)移動されて、
当該階層にトレー縦横送り機構200が形成されるとと
もにトレー列501が循環可能に連続される。入庫の準
備運転と同様に、第1、第2のトレー横送り装置21
3、223と、第1、第2のトレー縦送り装置233、
243とにより、第1、第2のトレー横行路201、2
02における一方の対角線上の端部に形成されたトレー
1台分の空きスペースSに向けて第1、第2のトレー列
501、502を横送りする工程と、この横送りにより
第1、第2のトレー横行路201、202における他方
の対角線上の端部に形成された空きスペースSに向けて
トレー5を縦送りする工程とを繰り返すことにより、実
トレー5がトレー縦横送り機構200上で循環され、リ
フトの昇降路4上に移動される。この実トレー5が昇降
フレーム34上のトレー固定装置343により固定され
るとともに、リフトの昇降路4の両側の各トレー5が第
1のトレー横送り装置213とトレー固定装置41とに
より固定された後、リフト3の昇降駆動装置35が作動
される。昇降フレーム34がリフトの昇降路4上を上昇
し、出庫の自動車を載せたトレー5を自動車の乗入部1
へ移送する。昇降フレーム34は、実トレー5が自動車
の乗入部1に設置されたターンテーブル5の開口部16
よりも少し高い位置に上げられたところで停止される。
続いて、開口部16両側の一対のトレー支持アームがそ
の駆動機構により開口部16に向けて前進され、トレー
5の下面側に差し込まれる。続いて、リフト3の作動に
より、昇降フレーム34が下降され、トレー5が下降さ
れて、開口部16のトレー支持アームに支持される。同
時にトレー5下面からリフト3の昇降フレーム34が離
れて、トレー5がリフト3からターンテーブル15に受
け渡しされる。これに続いて、ターンテーブル15はそ
の旋回駆動装置により90度回転されて、トレー5の長
手方向が自動車の入出庫口10に向けられる。ここで自
動車の入出庫口10の自動開閉ドア11が開動される。
乗員が庫内に入り、乗車すると、出庫車は、そのまま前
進により出庫される。このようにして出庫が完了する。
【0044】このように上記実施の形態のトレー縦横送
り機構200においては、第1、第2のトレー縦行ガイ
ド260A、260Bをそれぞれ、さらに第1、第2の
ガイド260、270により構成し、第1のガイド26
0を一対のレール261により形成して、一対のトレー
縦送りレール230、240の始端側及び終端側に、こ
れらトレー縦送りレール230、240に隣接して、か
つトレー5の進行方向後側の各縦行車輪52の側面が当
接(係合)可能にこれらトレー縦送りレール230、2
40の走行面に対して段差を付けて設置し、併せて第2
のガイド270を複数のローラ271、272により形
成し、一対のトレー縦送りレール230、240の始端
側と終端側の中間に、これらトレー縦送りレール23
0、240と平行に設置するとともに、第1、第2のト
レー横送り装置213、223をそれぞれ、両端にロー
ラ214を有する一対のクランクアーム215と、これ
らのクランクアーム215を水平方向に旋回駆動する旋
回駆動装置216とにより構成し、第1、第2のトレー
横送りレール210間、220間に設置し、第1、第2
のトレー縦行ガイド260A、260Bの第2のガイド
270と第1、第2のトレー横送り装置213、223
とをトレー5の共通の第1のトレー送りガイド54に係
合させるようにしているので、第1、第2のトレー縦行
ガイド260A、260Bの第1のガイド260を従来
のようにすべてのトレー縦送りレール230、240に
備え付ける必要をなくし、部品点数を大幅に削減するこ
とができ、コストを大幅に低減することができる。併せ
て、第1、第2のトレー縦行路203、204において
第1、第2のガイド260、270によりトレー5を縦
方向に連続して案内できるので、従来のようにトレー5
の縦行車輪52をフリーにすることがなく、第1、第2
のトレー縦送りレール230、240に確実、かつ円滑
に案内して、トレー5を有効に縦送りすることができ
る。したがって、従来と異なり、トレーの縦行車輪52
又は第1のトレー送りガイド54と第1、第2のトレー
縦行ガイド260A、260Bとの衝接による衝撃を著
しく緩和して大きな衝撃音の発生を防止することができ
る。また、第1、第2のトレー横行ガイド250A、2
50Bをそれぞれ、連続レール251と分割レール25
2とにより構成し、これらのレール251、252を第
1、第2のトレー横行路201、202に片側一方のト
レー横送りレール210、220の外側(前側)に平行
に設置するとともに、第1、第2のトレー縦行路20
3、204の第1、第2のトレー縦送り装置233、2
43を駆動側及び従動側のスプロケット235、236
と、これらスプロケット235、236間に回転可能に
巻き掛けられるエンドレスチェーン237と、駆動側の
スプロケット235を回転駆動する駆動モータ234
と、エンドレスチェーン237に固定された係合ピン2
38とにより構成し、第1、第2のトレー縦送りレール
230、240の外側所定の位置に設置して、係合ピン
238を第1、第2のトレー縦行路203、204にお
いて第1、第2のトレー横行ガイド250A、250B
の延長上に設定されたトレー5の縦送りストロークの2
地点P1、P2間を周回可能に配置し、第1、第2のト
レー横行ガイド250A、250Bと第1、第2のトレ
ー縦送り装置233、243とをトレー5の共通の第2
のトレー送りガイド53対に係合させるようにしている
ので、各トレー横行ガイド250A、250Bの部品点
数を大幅に削減することができ、コストを大幅に低減す
ることができる。併せて、第1、第2のトレー横行路2
01、202において第1、第2のトレー横行ガイド2
50A、250Bの連続レール251と分割レール25
2とによりトレー5を横方向に連続して案内できるの
で、従来のようにトレー5の横行車輪51をフリーにす
ることがなく、第1、第2のトレー横送りレール21
0、220に確実、かつ円滑に案内して、トレー5を有
効に縦送りすることができる。したがって、従来と異な
り、トレー5の横行車輪51と第1、第2のトレー横行
ガイド250A、250Bとの衝接をなくし、その衝撃
による大きな衝撃音の発生を防止することができる。
【0045】また、このトレー縦横送り機構200の場
合、トレー5の下面前後に、4輪構成の横行車輪51と
4輪構成の縦行車輪52とを備え、各横行車輪51の間
隔、各縦行車輪52の間隔をトレー5の縦方向の寸法と
横方向の寸法よりも短く設定し、トレー横行路201、
202を形成するトレー横送りレール210、220、
トレー縦行路203、204を形成するトレー縦送りレ
ール230、240の各レールゲージをトレー5の縦方
向の寸法と横方向の寸法よりも短く設定しているので、
トレー5の移送経路を最小限にして形成することがで
き、空間効率の向上を図ることができる。さらに、トレ
ー横送り装置213、223を、両端にローラ214を
有する一対のクランクアーム215と、これらクランク
アーム215を水平方向に旋回駆動する旋回駆動装置2
16とにより構成し、これを一対のトレー横送りレール
210間、220間に設置しているので、簡単な装置構
成で、トレー5を確実に横送りすることができる。
【0046】また、このトレー縦横送り機構200にお
いては、トレー縦送り装置233、243を、駆動側及
び従動側の一対のスプロケット235、236と、一対
のエンドレスチェーン237と、駆動側のスプロケット
235を回転駆動する駆動モータ234と、一対の係合
ピン238とを備え、駆動モータ234に中空軸形のギ
ヤードモータを採用し、その出力軸上に駆動側のスプロ
ケット235の回転軸を直結して駆動モータ234と駆
動側のスプロケット235とを一体化しているので、部
品点数を削減してコストの低減を図ることができる。さ
らに、これらの部品を一つのベースフレーム239上に
一体的に組み立ててトレー縦送り装置233、243を
ユニット化しているので、現場での組み立て作業を省略
することができ、据付作業を軽減することができる。
【0047】また、トレー5の第1のトレー送りガイド
54をトレー5下面の中心にトレー5の縦方向に向けて
溝形に形成しているので、簡単な構造により、コストの
低減を図ることができる。また、第2のトレー送りガイ
ド53対をトレー5下面の前側一方の横方向縁部にその
両端に2分割して、トレー5の横方向に向けて溝形に形
成しているので、簡単な構造により、コストの低減を図
ることができる。これらのトレー送りガイド53、54
に、(従来例に示す)既存のガイドを利用することがで
き、コストを大幅に低減できる。
【0048】なお、上記実施の形態では、トレー5に車
輪を備え、トレー横送りレール上、トレー縦送りレール
上を移動するようにしているが、車輪のないトレーをロ
ーラ付きのレール上で移動するように代えることもでき
る。また、上記実施の形態では、2階層構造の自動車の
格納部を例示しているが、3階層以上の自動車の格納部
にも同様に適用することができ、上記実施の形態と同様
の作用効果を奏することができる。また、上記実施の形
態では、各階層の自動車の格納部に2列のトレー横行路
を例示しているが、3列以上のトレー横行路を形成する
こともでき、このようにしても上記実施の形態と同様の
作用効果を奏することができる。また、上記実施の形態
では地下設置型の駐車設備として例示しているが、地上
設置型の駐車装置にも同様に適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトレー縦
横送り機構においては、トレーの縦行を案内するトレー
縦行ガイドをトレーを横行駆動するトレー横行駆動手段
と共通のトレーの第1のトレー送りガイドに係合可能に
形成しているので、トレー縦行ガイドの部品点数を減少
させてコストダウンを図ることができ、トレーの横行を
案内するトレー横行ガイドをトレーを縦行駆動するトレ
ー縦行駆動手段と共通のトレーの第2のトレー送りガイ
ドに係合可能に形成しているので、トレー横行ガイドの
部品点数を減少させてコストダウンを図ることができ
る。
【0050】この場合に、トレーの第1のトレー送りガ
イドをトレー下面の中心にトレーの縦方向に向けて溝形
に形成し、第2のトレー送りガイドをトレー下面の一方
の横方向縁部にその両端に分割して、トレーの横方向に
向けて溝形に形成することにより、簡単な構造で、コス
トの低減を図ることができ、また、これらのトレー送り
ガイドに従来の既存のガイドを利用することもでき、こ
の場合に、大幅なコストダウンを実現することができ
る。このようなトレー送りガイドを用いて、トレー横行
ガイドを連続レールと複数の分割レールとにより形成
し、連続レールをトレー横行路上に片側一方のトレー横
行レールに沿って平行に、一対のトレー縦行レールに対
して外側に配置するとともに、複数の分割レールを連続
レールと同一直線上に、一対のトレー縦行レールに対し
て内側に所定の間隔に配置することにより、従来のトレ
ー横行ガイドと比べて部品点数を大幅に削減することが
でき、コストを大幅に低減することができる。また、こ
のトレー横行ガイドによれば、トレーをフリーにするこ
となく、トレーを横方向に確実、かつ円滑に案内するこ
とができる。また、トレー縦行ガイドに第1、第2のガ
イドを備え、第1のガイドを一対のレールにより形成
し、一対のトレー縦送りレールの始端側及び終端側に、
これらトレー縦送りレールに隣接して、かつトレーの進
行方向後側の各縦行車輪が係合可能にこれらトレー縦送
りレールの走行面に対して段差を付けて配置するととも
に、第2のガイドを複数のローラにより形成し、一対の
トレー縦送りレールの始端側と終端側の中間に、これら
トレー縦送りレールと平行に配置することにより、従来
のトレー縦行ガイドと比べて部品点数を大幅に削減する
ことができ、コストを大幅に低減することができる。ま
た、このトレー縦行ガイドによれば、トレーをフリーに
することなく、トレーを縦方向に確実、かつ円滑に案内
することができる。
【0051】また、特に、トレー縦行駆動手段を、駆動
側及び従動側のスプロケット、エンドレスチェーン、駆
動側のスプロケットを回転駆動する駆動装置、係合ピン
により構成し、駆動装置に中空軸形のギヤードモータを
採用して、その出力軸上に駆動側のスプロケットの回転
軸を直結してギヤードモータと駆動側のスプロケットと
を一体化しているので、部品点数を削減してコストの低
減を図ることができる。さらに、これらの部品を一つの
ベースフレーム上に一体的に組み立ててトレー縦送り装
置をユニット化しているので、現場での作業工数を削減
して、設置作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるトレー縦横送り
機構を備えた水平循環式駐車装置全体の正面縦断面図
【図2】同トレー縦横送り機構を備えた水平循環式駐車
装置の自動車の格納部の平面図
【図3】同トレー縦横送り機構に備えたトレー横送りレ
ール、トレー縦送りレール、ガイドローラの斜視図
【図4】同トレー縦横送り機構の部分拡大平面図
【図5】同トレー縦横送り機構に備えたトレー横送りレ
ール、トレー横行ガイド、トレーの部分縦断面図
【図6】同トレー縦横送り機構に備えたトレー縦送りレ
ール、トレー縦行ガイド、トレー縦送り装置、トレーの
平面図
【図7】同トレー縦横送り機構に備えたトレー縦送りレ
ール、トレー縦行ガイド、トレー縦送り装置、トレーの
側面図
【図8】同トレー縦横送り機構に備えたトレー縦送りレ
ール、トレー縦行ガイド、トレーの正面図
【図9】同トレー縦横送り機構に備えたトレー横送り装
置の平面図
【図10】(a)同トレー縦横送り機構に備えたトレー
縦送り装置の部分平面図 (b)同トレー縦横送り機構に備えたトレー縦送り装置
の部分側面図
【図11】同トレー縦横送り機構のトレー縦送り装置に
備えた駆動モータ、駆動側のスプロケットの拡大側面図
【図12】同トレー縦横送り機構に備えたトレー縦送り
装置の部分側面図
【図13】同トレー縦横送り機構のトレー縦送り装置に
備えた従動側のスプロケットの拡大側面図
【図14】同トレー縦横送り機構に備えたリフトの拡大
縦断面図
【図15】同駐車装置に備えたトレーの下面側の平面図
【図16】同トレー縦横送り機構に備えたトレーの縦断
面図
【図17】同トレー縦横送り機構に備えたトレーの引き
込み部のトレー引込装置の平面図
【図18】(a)同トレー縦横送り機構において、トレ
ーがトレー横行路上のトレー横送りレールからトレー縦
行路上のトレー縦送りレールへ移動された状態を示す部
分平面図 (b)同トレー縦横送り機構において、トレーがトレー
縦行路上のトレー横送りレール上を移動する状態を示す
部分平面図
【図19】従来のトレー縦横送り機構を備えた水平循環
式駐車装置の平面図
【図20】従来のトレー縦横送り機構に備えたトレー横
送りレール、トレー縦送りレール、トレー横行ガイド、
トレー縦行ガイドの平面図
【図21】従来のトレー縦横送り機構に備えたトレー縦
送り装置の平面図
【符号の説明】
1 自動車の乗入部 10 自動車の入出庫口 11 自動開閉ドア 12 凹部 13 開口 14 支持ローラ 15 ターンテーブル 16 開口部 21、22 自動車の格納部 200 トレー縦横送り機構 2A 第1のトレー横行手段 2B 第2のトレー横行手段 2C 第1のトレー縦行手段 2D 第2のトレー縦行手段 201 第1のトレー横行路 202 第2のトレー横行路 203 第1のトレー縦行路 204 第2のトレー縦行路 210 第1のトレー横送りレール 211、212 レール 210R ガイドローラ 213 第1のトレー横送り装置 214 ローラ 215 クランクアーム 216 旋回駆動装置 220 第2のトレー横送りレール 223 第2のトレー横送り装置 230 第1のトレー縦送りレール 231、232 レール 230R ガイドローラ 233 第1のトレー縦送り装置 234 減速機付きの駆動モータ 235 駆動側のスプロケット 236 従動側のスプロケット 237 エンドレスチェーン 238 係合ピン 239 ベースフレーム 240 第2のトレー縦送りレール 243 第2のトレー縦送り装置 250A 第1のトレー横行ガイド 250B 第2のトレー横行ガイド 251 連続レール 252 分割レール 260A 第1のトレー縦行ガイド 260B 第2のトレー縦行ガイド 260 第1のガイド 261 レール 270 第2のガイド 271、272 ローラ 273 ローラ支持フレーム 3 リフト 31 リフト柱 32 昇降ガイド 33 ガイドローラ 34 昇降フレーム 341 トレーレール 342 トレーガイド 343 トレー固定装置 344 固定ピン 345 送り機構 35 昇降駆動装置 36 駆動モータ 37 駆動側のスプロケット 38 従動側のスプロケット 39 駆動チェーン 40 カウンタウェイト 41 トレー固定装置 42 ロックアーム 43 傾動機構 4 リフトの昇降路 5 トレー 51 横行車輪 52 縦行車輪 54 第1のトレー送りガイド 540 係脱端 53 第2のトレー送りガイド 530 係脱端 501 第1のトレー列 502 第2のトレー列 6 カップラ 60 雌連結金具 61 雄連結金具 7 トレーの引き込み部 71 トレー引込装置 72 ガイドレール 73 ガイドフレーム 74 トレー引込レール 75 駆動装置 S トレーの空きスペース

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を載置する複数のトレーからなる
    トレー列を横行可能に支持するトレー横行路と、トレー
    列の横行を案内するトレー横行ガイドと、トレー列を横
    行駆動するトレー横行駆動手段とを有し、トレー列を横
    送りするトレー横行手段と、トレー横行路上の所定の位
    置でトレー列のトレーを縦行可能に支持するトレー縦行
    路と、トレーの縦行を案内するトレー縦行ガイドと、ト
    レーを縦行駆動するトレー縦行駆動手段とを有し、トレ
    ーを縦送りするトレー縦行手段とを備え、トレーの移送
    路を形成するトレー縦横送り機構において、 トレーに、トレー横行駆動手段に係合可能な第1のトレ
    ー送りガイドと、トレー縦行駆動手段に係合可能な第2
    のトレー送りガイドとを備え、 トレー横行ガイドがトレーの第2のトレー送りガイドに
    係合可能に形成され、 トレー縦行ガイドがトレーの第1のトレー送りガイドに
    係合可能に形成されたことを特徴とするトレー縦横送り
    機構。
  2. 【請求項2】 第1のトレー送りガイドはトレー下面の
    中心にトレーの縦方向に向けて溝形に形成されている請
    求項1に記載のトレー縦横送り機構。
  3. 【請求項3】 第2のトレー送りガイドはトレー下面の
    一方の横方向縁部に複数に分割して、トレーの横方向に
    向けて溝形に形成されている請求項1又は2に記載のト
    レー縦横送り機構。
  4. 【請求項4】 トレー横行路、トレー縦行路はそれぞ
    れ、一対のトレー横送りレール、一対のトレー縦送りレ
    ールにより形成され、トレーに、一対のトレー横送りレ
    ール上を転動可能な複数の横行車輪と、一対のトレー縦
    送りレール上を転動可能な複数の縦行車輪とを備える請
    求項1乃至3のいずれかに記載のトレー縦横送り機構。
  5. 【請求項5】 複数の横行車輪と縦行車輪はトレーの下
    面にトレーの下面から外周に突出することなく軸支され
    て、トレー横送りレールのレールゲージがトレーの縦方
    向よりも短く設定され、トレー縦送りレールのレールゲ
    ージがトレーの横方向よりも短く設定される請求項4に
    記載のトレー縦横送り機構。
  6. 【請求項6】 トレー横行ガイドは連続レールと複数の
    分割レールとを備え、連続レールはトレー横行路上に片
    側一方のトレー横行レールに沿って平行に、一対のトレ
    ー縦行レールに対して外側に配置され、複数の分割レー
    ルは連続レールと同一直線上に、一対のトレー縦行レー
    ルに対して内側に所定の間隔に配置される請求項4又は
    5に記載のトレー縦横送り機構。
  7. 【請求項7】 トレー縦行ガイドは第1、第2のガイド
    を備え、第1のガイドは一対のレールからなり、一対の
    トレー縦送りレールの始端側及び終端側に、これらトレ
    ー縦送りレールに隣接して、かつトレーの進行方向後側
    の各縦行車輪が係合可能にこれらトレー縦送りレールの
    走行面に対して段差を付けて配置され、第2のガイドは
    複数のローラからなり、一対のトレー縦送りレールの始
    端側と終端側の中間に、これらトレー縦送りレールと平
    行に配置される請求項4乃至6のいずれかに記載のトレ
    ー縦横送り機構。
  8. 【請求項8】 トレー横行駆動手段は、両端に係合部材
    を有するアームと、アームを水平方向に旋回駆動する旋
    回駆動手段とを備える請求項1乃至7のいずれかに記載
    のトレー縦横送り機構。
  9. 【請求項9】 トレー横行駆動手段は、一対のトレー横
    送りレール間に対にして設置される請求項8に記載のト
    レー縦横送り機構。
  10. 【請求項10】 トレー縦行駆動手段は、トレー縦行路
    上にトレーの縦送りストロークを取って設定された所定
    の2地点間に配置される駆動側及び従動側のスプロケッ
    トと、これらスプロケット間に回転可能に巻き掛けられ
    るエンドレスチェーンと、駆動側のスプロケットを回転
    駆動する駆動装置と、エンドレスチェーンに固定され、
    前記2地点間を周回可能な係合ピンとを備える請求項1
    乃至9のいずれかに記載のトレー縦横送り機構。
  11. 【請求項11】 2地点はそれぞれ、トレー縦行路にお
    いてトレー横行ガイドの延長上に設定される請求項10
    に記載のトレー縦横送り機構。
  12. 【請求項12】 駆動装置に減速機付きの駆動モータを
    備え、その出力軸上にスプロケットの回転軸が直結され
    る請求項10又は11に記載のトレー縦横送り機構。
  13. 【請求項13】 トレー縦行駆動手段の各部が一つのベ
    ースフレーム上に一体的に組み立てられてユニット化さ
    れている請求項10乃至12のいずれかに記載のトレー
    縦横送り機構。
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