JP5049650B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Description

この発明は、機械式駐車装置の改良に関し、詳しくは、車両を前進運転で入出庫部から退場できるようした機械式駐車装置において、主に入出庫時の安全対策に関するものである。
特許文献1には、互いに平行な2列の前側横移送路及び後側横移送路と、互いに平行な2列の左側縦移送路及び右側縦移送路とが交互に接続された矩形循環路が駐車空間に設けられている水平循環式駐車装置が開示されている。この水平循環式駐車装置の上記循環路上には、複数枚のパレットが長辺側をパレット横移送方向に向けて配置されている。これらパレットの両長辺側両端には、互いに横移送時に係合する一方、縦移送時に離脱する雄連結器及び雌連結器が1つずつ一体に側突されており、隣接パレットは雄連結器と雌連結器とで互いに連結されている。
具体的には、図19に示すように、パレットPの一方(左側)の長辺側一端(前端)には上向き雄連結器p1-aが、他方(右側)の長辺側で該上向き雄連結器p1-aと同じ側の一端(前端)には下向き雌連結器p1-bが互いに高レベルの同じ高さになるようにそれぞれ固着されているとともに、上記パレットPの一方(左側)の長辺側他端(後端)には上向き雌連結器p2-bが、他方(右側)の長辺側で該上向き雌連結器p2-bと同じ側の他端(後端)には下向き雄連結器p2-aが互いに低レベルの同じ高さになるようにそれぞれ固着されている。これにより、隣り合うパレットPは、高レベルにある上向き雄連結器p1-aと下向き雌連結器p1-bとが互いに係合するとともに、低レベルにある上向き雌連結器p2-bと下向き雄連結器p2-aとが互いに係合することで連結される一方、高レベルにある上向き雄連結器p1-aと下向き雌連結器p1-bとが互いに離脱するとともに、低レベルにある上向き雌連結器p2-bと下向き雄連結器p2-aとが互いに離脱することで切り離されるようになっている。この際、前側の連結器p1-a,p1-bと後側の連結器p2-a,p2-bとは、高低差があることで互いに縦移送時における干渉が回避されて係合・離脱を可能にしている。
また、昇降リフト13上のパレットPと該昇降リフト13に隣接する横移送路上のパレットPにおいても、図20(a)に示すように、前側の連結器p1-a,p1-bと後側の連結器p2-a,p2-bとが上下方向に係合・離脱するようになっている。さらに、上層と下層の循環路におけるパレットPは、図示しないが、雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bの長辺側における取付位置が異なっている。これにより、パレットPを昇降リフト13で昇降させる際に、昇降リフト13上のパレットPの下向き雌連結器p1-b及び下向き雄連結器p2-aが該昇降リフト13に隣接する横移送路上のパレットPの上向き雄連結器p1-a及び上向き雌連結器p2-bに干渉しないようになっている。
そして、上層及び下層の循環路は、各パレットPを左側縦移送路及び右側縦移送路の対角位置に空スペースを1つずつ形成した状態で1パレット分ずつ横移送方向と縦移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させて移送しながら駐車空間5に格納し、必要に応じて車両Vを入出庫部7と駐車空間5との間で昇降リフト13により受け渡して入出庫するように構成されている。図20(b)はパレットPの車路面が乗入れ床7cの入出庫乗入れレベルに一致した状態を示す。
特許文献2には、図20(b)及び図21に示すように、入出庫部7の左右の乗降デッキ10bにコ字状の切欠部10eをパレットPの雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bに対応するように形成し、パレットPが昇降リフト13に搭載されて入出庫部7に上昇した時や、方向転換後に入出庫乗入れレベルに下降する時に、雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bが乗降デッキ10bに干渉しないようにした水平循環式駐車装置が開示されている。
特許文献3には、昇降リフトにパレット旋回装置を搭載し、昇降リフトをパレット旋回装置が昇降口から乗入れ床上方に突出するように上昇させ、この状態で、パレット旋回装置の作動によりパレットを旋回させて車両を前進運転で入出庫部から退場できるように方向転換するようにした多層循環式駐車装置が開示されている。
なお、上記の説明において参照した図19〜図21の符号は、実施形態と同じ符号を用いているが、それ以外に、7bは入出庫口、7dは昇降口、9は開閉扉、11はリフト昇降路、61はパレット持上げ旋回装置である。
実公昭63−22277号公報 特公平1−29949号公報 特公平4−73512号公報
ところで、特許文献2は、パレットが旋回しないタイプであり、昇降リフトの上昇により単にパレットを入出庫部に配置するのみなので、乗降時の安全配慮としては上記切欠部を固設カバーで覆うだけでよい。
しかし、特許文献3のようなパレット旋回タイプでは、パレット持上げ時に、高レベルに位置する雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bが乗降デッキの切欠部10eから上方に突出するため固設カバーは使用できず、切欠部10eを常時開放したままにしておかなければならない。これでは、乗降時に利用者が切欠部10eに躓いたり、利用者が小物類を落としたときに小物類が切欠部10eからリフト昇降路11に落下するという不測の事態も懸念される。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、乗降デッキに形成されている連結器干渉回避用の切欠部に利用者が躓いたり、小物類を切欠部から昇降路に落下させないようにすることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、乗降デッキの切欠部を必要に応じて開閉可能にしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、複数枚のパレットを各々に側突された連結器で連結して移送しながら車両を格納する駐車空間と、車両が入退場する入出庫部とをリフト昇降路で連絡し、パレット持上げ旋回装置又はパレット旋回装置を搭載した昇降リフトが上記リフト昇降路を昇降することにより、車両を上記駐車空間と入出庫部との間で昇降リフトにより受け渡して入出庫し、かつ昇降リフトが入出庫部に上昇した状態で上記パレット持上げ旋回装置又はパレット旋回装置の作動によりパレットを旋回させて車両を前進運転で入出庫部から退場できるように方向転換する機械式駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記入出庫部の乗入れ床には、昇降口が上記リフト昇降路に連通するように形成され、上記昇降口周りには、デッキが内側にパレットの形状よりも僅かに大きい矩形開口を有するように延設され、かつ上記デッキのうちパレットの長辺側対応箇所をそれぞれ乗降デッキとし、該乗降デッキの長手方向両端における矩形開口側の端縁には、上記昇降リフトがリフト昇降路を昇降して駐車空間と入出庫部との間を行き来してパレットがリフト昇降路と入出庫乗入レベルよりも高い位置との間を移動する時に、パレットの連結器が干渉しないようにするためのコ字状の切欠部がそれぞれ形成され、該切欠部には、上記昇降リフトがリフト昇降路を昇降して駐車空間と入出庫部との間を行き来してパレットが入出庫乗入レベルよりも高い位置との間を移動する時には、パレットの連結器が切欠部を通過するように退避する一方、パレットの車路面が入出庫部の乗入れ床と面一になる入出庫乗入れレベルに位置した車両入出庫時には、切欠部を覆うように進出する可動式のカバー装置が進退可能に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、カバー装置は、少なくとも矩形開口側及び下方が開放し乗降デッキの切欠部から上方に突出する突出部を備え、進出状態で上記切欠部を覆うカバー体と、該カバー体が鉛直面内で揺動可能なようにその反矩形開口側を枢支する揺動機構と、該揺動機構を駆動し、昇降リフトがリフト昇降路を昇降して駐車空間と入出庫部との間を行き来する時には、パレットの連結器が上記カバー体の突出部に干渉しないように該カバー体を退避させる一方、パレットの車路面が入出庫部の乗入れ床と面一になる入出庫乗入れレベルに位置した車両入出庫時には、上記カバー体が切欠部を覆うように該カバー体を進出させる揺動駆動源とを備えていることを特徴する。
請求項1に係る発明によれば、昇降リフトがリフト昇降路を昇降して駐車空間と入出庫部との間を行き来する時には、カバー装置を退避させているため、パレットの連結器が乗降デッキの切欠部を通過して乗降デッキに干渉しないようにすることができる。一方、パレットの車路面が入出庫部の乗入れ床と面一になる入出庫乗入れレベルに位置した車両入出庫時には、カバー装置を進出させて上記切欠部を覆っているため、乗降時に利用者が切欠部に躓かないようにすることができる。また、利用者が小物類を落としたときに、小物類が切欠部からリフト昇降路に落下するのを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、カバー体の突出部が乗降デッキの切欠部から上方に突出していて視覚的に目立つため、切欠部形成箇所が判り易く、躓き防止や小物類の落下防止効果を高めることができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、この発明の実施形態に係る機械式駐車装置としての上下2層の水平循環式駐車装置1を示す。この水平循環式駐車装置1は建物の躯体3内に設置されている。該躯体3は地下埋設部分3aと地上露出部分3bとからなり、地下埋設部分3aで構成される空間を駐車空間5とし、地上露出部分3bで構成される1階の一部の空間を車両Vが入退場する入出庫部7としている。
上記入出庫部7の側壁7aには、上下開閉式の開閉扉9を有する出入り兼用の入出庫口7bが形成されているとともに、入出庫部7の乗入れ床7cにはパレットPの形状よりも大きな矩形昇降口7dが形成され、該昇降口7d周りには、デッキ10が内側にパレットPの形状よりも僅かに大きい矩形開口10aを有するように矩形環状に延設され、パレットPとデッキ10との間に大きな隙間ができないようにしている。そして、上記デッキ10のうちパレットPの長辺側対応箇所(図3で左右両側)をそれぞれ乗降デッキ10bとし、利用者の乗降時の通路としている。図3中、10cは上記デッキ10を構成する前デッキ10c、10dは後デッキである。また、上記乗降デッキ10bの長手方向両端における矩形開口10a側の端縁には、パレットP干渉回避用のコ字状の切欠部10eがそれぞれ形成されている。
一方、上記駐車空間5の片隅(図2左下隅)には、リフト昇降路11が上記入出庫部7の昇降口7dに連通するように設けられ、上記駐車空間5と入出庫部7とをリフト昇降路11で連絡している。そして、昇降リフト13が上記リフト昇降路11を昇降して駐車空間5と入出庫部7との間を行き来する時に、パレットPの両長辺側両端に側突された雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bが上記切欠部10eを通過して乗降デッキ10bに干渉しないようにしている。これら雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bの詳細は、背景技術のところで図20に基づき説明したので省略する。
これより、図2における左方を左、右方を右、上方を前、下方を後とし、左右方向を横移送方向、前後方向を縦移送方向とする。
上記駐車空間5には、互いに平行な2列の前側横移送路A1及び後側横移送路A2と、互いに平行な2列の左側縦移送路B1及び右側縦移送路B2とを上下2層にそれぞれ有し、これら横移送路A1,A2と縦移送路B1,B2とが交互に接続されて矩形循環路Cが上下2層に形成されている。これら循環路C上には、複数枚のパレットPが長辺側をパレット横移送方向に向けて配置されている。そして、上記循環路Cは、各パレットPを各々の雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bで連結し、かつ左側縦移送路B1及び右側縦移送路B2の対角位置に空スペースを1つずつ形成した状態で、1パレット分ずつ横移送方向と縦移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させて移送しながら駐車空間5に格納するようになっている。また、昇降リフト13がリフト昇降路11を昇降することにより、車両Vを駐車空間5と入出庫部7との間で昇降リフト13により受け渡して入出庫するようになっている。
上記パレットPの両短辺側裏面には、横行用案内溝レールp3が固着されているとともに、その内方には4個の縦行用車輪p4がパレットPの四隅に略対応するように1個ずつ取り付けられている(図2参照)。また、上記パレットPの右長辺側裏面には横行用被案内溝部材p5が固着されている(図2参照)。また、上記パレットPには、車路面p6が長辺に沿って2列平行に形成され、該車路面p6には車止めp7が上方突設されている(図3参照)。
上記循環路Cは、前側横移送路A1及び後側横移送路A2毎にそれぞれ前後2列に設置された枠組体15に組み込まれている。これら枠組体15は、複数本の支柱17とこれら支柱17間に橋絡された横移送方向に延びる複数本の梁19とで枠組まれている。上記循環路Cに対応する枠組体15の前後2列の梁19には、多数個の横行用ローラ21が横移送方向に間隔をあけて並設されている。これら横行用ローラ21はパレットPの横行用案内溝レールp3に係合してパレットPを支持し、前側横移送路A1及び後側横移送路A2を横移送されるパレットPを転動案内するようになっている。パレットPの横移送は、前側横移送路A1及び後側横移送路A2にそれぞれ設置された横移送装置23により行われる。この横移送装置23は、両端に係合ローラ25aが回転自在に設けられたクランクアーム25を備え、該クランクアーム25には、ウォーム歯車装置27及びシャフト29を介して横移送モータ31の回転トルクが伝達され、これにより、上記クランクアーム25が水平面内で半回転することで係合ローラ25aがパレットPの横行用被案内溝部材p5を往復移動しつつパレットPを押圧し、前側横移送路A1及び後側横移送路A2で複数枚のパレットPを雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bで連結した状態で1パレット分横送りするようになっている。
上記循環路Cの四隅には、横移送路A1,A2と縦移送路B1,B2との間で相互に各パレットPの移載を行う2列のころユニット33がそれぞれ枠組体15に取り付けられて設置されている。つまり、この実施形態の循環路Cでは、四隅に左側縦移送路B1及び右側縦移送路B2が位置するように配置されており、左側縦移送路B1の後部及び昇降リフト13と、右側縦移送路B2の前後部にころユニット33がそれぞれ設置されている。図2では、左側縦移送路B1の前部及び右側縦移送路B2の後部のころユニット33はパレットPで隠れているため、図示していない。このころユニット33は、横移送路A1,A2の横行用ローラ21群の延長線上で後述する縦移送レール41を横切って該縦移送レール41の走行面と同じ高さに設けられており、横移送方向に回転する複数個のころ部材(図示せず)が横移送方向に向かって並設されてなり、各パレットPを横移送路A1,A2と縦移送路B1,B2との間で相互に乗り移らせるように構成されている。
上記循環路Cの前側横移送路A1側の左側縦移送路B1及び右側縦移送路B2の枠組体15には、縦移送装置35がそれぞれ設置されている。これら縦移送装置35は、水平面内で鉛直軸回りに回転可能な一対のスプロケット37が縦移送方向に離間して配設され、1条の無端状チェーン39がこれらスプロケット37に巻き掛けられている。上記両スプロケット37の一方は、図示しない駆動モータの回転トルクが伝達され、上記無端状チェーン39を水平面内で循環移動させるようにしている。
上記左側縦移送路B1及び右側縦移送路B2には、縦移送方向に延びる左右2列の縦移送レール41が平行に設置されている。そのうち、右側縦移送路A2の縦移送レール41は前側横移送路A1及び後側横移送路A2に連続して延びているが、左側縦移送路B1の縦移送レール41は前側横移送路A1と後側横移送路A2とで分断され、後側横移送路A2の縦移送レール41は上記昇降リフト13上に設けられている。そして、パレットPの縦行用車輪p4が縦移送レール41上を転動してパレットPを縦移送するようになっている。
上記リフト昇降路11の最下部であるピット11aには、前後2本の支柱43とこれら支柱43間に橋絡された梁45とからなる昇降路枠体47が立設され、上記支柱43の上端及び下端に設けられたスプロケット49に無端状チェーン51を掛け渡し、該無端状チェーン51を昇降モータ53の駆動によって上下方向に走行させることにより、昇降リフト13をガイドローラ55で案内しながらリフト昇降路11を昇降させるようになっている。図1及び図2中、57はカウンタウェイトである。
上記昇降リフト13は、上記支柱43に昇降可能に片持ち支持された片持ち支持枠体59を備え、該片持ち支持枠体59には、左右2本の縦移送レール41が前後方向に延びるように平行に設置され、上記ころユニット33が両縦移送レール41の各々の両端寄りに設置されている。
また、上記片持ち支持枠体59には、パレット持上げ旋回装置61が昇降可能に搭載されている。該パレット持上げ旋回装置61は、図4〜図6に拡大して示すように、上記片持ち支持枠体59に固着されたベース枠組体63を備え、該ベース枠組体63内には、昇降体65が昇降可能に配置されている。上記ベース枠組体63と昇降体65との間には、チェーンスプロケット機構67が連係されている。このチェーンスプロケット機構67は、出力軸に2個の駆動スプロケット69が固着された昇降駆動モータ71と、連結軸73の一端に固着された2個の被動スプロケット75と、上記駆動スプロケット69と被動スプロケット75との間に配置されたチェーン張り用補助スプロケット77と、昇降体65両側にそれぞれ配置された複数個の中継プロケット79とを備え、上記駆動スプロケット69と被動スプロケット75には2条の伝動チェーン81が掛け渡され、該伝動チェーン81に上記補助スプロケット77で所定のテンションを与えている。また、上記中継プロケット79には昇降チェーン83の各々の一端が上記ベース枠組体63の縦枠63a上端に固定されているとともに、上記昇降チェーン83の他端が上記ベース枠組体63下端の水平フレーム63bに固定されている。そして、昇降駆動モータ71を起動させてその回転トルクを駆動スプロケット69、被動スプロケット75及び伝動チェーン81を介して昇降チェーン83に伝えることにより、昇降体65を昇降させるようにしている。
上記昇降体65には据付台85が搭載され、該据付台85上には、外周にリング状の被駆動歯車87が嵌着された旋回軸受体89が設置されている。また、該旋回軸受体89の隣には、出力軸に駆動歯車91が固着された旋回駆動モータ93が設置され、上記駆動歯車91は上記被駆動歯車87に噛合している。
上記昇降体65の中央上面には、井桁状に枠組まれた持上げ旋回体95が鉛直軸回りに回転可能に配置され、該持上げ旋回体95を上記旋回駆動モータ93の起動によりその回転トルクを駆動歯車91及び被駆動歯車87に伝えて持上げ旋回体95を鉛直軸回りに回転させるようにしている。そして、上記チェーンスプロケット機構67の作動により上記昇降体65を上昇させてパレットPを持ち上げた状態で、上記旋回駆動モータ93を起動させて上記持上げ旋回体95を旋回させるようにしている。
このように構成されたパレット持上げ旋回装置61は、昇降リフト13昇降時には昇降デッキ10b上面から突出しないように最下降位置である退避レベルL1に位置する。また、車両方向転換時には昇降リフト13が入出庫部7に入出庫乗入レベルL2よりも高い位置まで上昇し、パレット持上げ旋回装置61が昇降デッキ10b上面から突出して最上昇位置である持上げ旋回レベルL3に位置した状態で、パレット持上げ旋回装置61の起動によりパレットPを旋回させて車両Vを前進運転で入出庫部7から退場できるように方向転換する。さらに、車両入出庫時には、パレット持上げ旋回装置61は、パレットPの車路面p6が入出庫部7の乗入れ床7cと面一になるように昇降デッキ10b上面から突出して上記最下降位置と最上昇位置との間の中間位置である入出庫乗入れレベルL2に位置するようになっている(図4及び図6参照)。
上記乗降デッキ10bの切欠部10eには、可動式のカバー装置97が進退可能に設けられている。このことがこの発明の最大の特徴である。
上記カバー装置97は、図7〜11に示すように、カバー体99を備え、該カバー体99は、矩形開口10a側及び下方が開放した突出部101を備えている。該突出部101は、上記切欠部10e内に前後方向に互いに間隔をあけて平行に配置された前面部101a及び後面部101bと、これら前面部101a及び後面部101bの上端を橋絡する上面部101cと、上記前面部101a、後面部101b及び上面部101cの反矩形開口10a側の側端を橋絡する側面部101dとからなる。この突出部101は、進出状態で乗降デッキ10bの切欠部10eから上方に突出して入出庫乗入れレベルL2に位置する雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bを覆うようになっている。上記突出部101の側面部101d下端には、平坦部103が一体に連続し、該平坦部103の反矩形開口10a側の端部には、揺動支持板105がネジ107で連結されている。そして、上記突出部101の進出状態で、該突出部101、平坦部103及び揺動支持板105で上記切欠部10eを覆うようになっている。このように突出部101を上方突出させているのは、入出庫部7に入った利用者が切欠部10e形成箇所を気付き易くするためである。また、パレットPの高レベルにある上向き雄連結器p1-a及び下向き雌連結器p1-bが共に、パレットPから上方に突出していて、パレットPの車路面p6が入出庫部7の乗入れ床7cと面一になる入出庫乗入れレベルL2に位置した車両入出庫時に、乗降デッキ10bの切欠部10eから上方に突出するからでもある。
上記揺動支持板105は、その反矩形開口10a側が揺動機構109で枢支され、該揺動機構109は、上記切欠部10e側方に据え付けられた揺動駆動源である減速機付ギヤモータからなる揺動駆動モータ111の起動により駆動され、上記カバー体99を鉛直面内で揺動させるようになっている。上記揺動機構109は、一対の揺動アーム113と一対のリンク115とを備え、具体的には、次のように構成されている。
つまり、上記切欠部10eに対応する乗入れ床7cの昇降口7dには、ブラケット117が固着され、ベース板119が該ブラケット117にネジ121で取り付けられて乗入れ床7cに配置されている。上記ベース板119には前後両端に支持板部119aが立設されている。該両支持板部119aのうち前側の支持板部119aには、上記揺動駆動モータ111がブラケット123を介して支持されている。また、揺動駆動モータ111の出力軸には、上記切欠部10e内で前後方向に延びる回転軸125が連結され、該回転軸125の両端が上記両支持板部119aに水平に枢支されている。そして、上記一対の揺動アーム113は、基端が上記回転軸125に固着されているとともに、先端が上記平坦部103と側面部101dとのコーナー部にブラケット127及び軸129を介して回転可能に連結されている。上記一対のリンク115は、上記揺動アーム113の反矩形開口10a側で下端が上記ベース板119にブラケット131及び軸133を介して回転可能に連結されているとともに、上端が上記揺動支持板105にブラケット135及び軸137を介して回転可能に連結されている。
このように構成されたカバー装置97では、揺動駆動モータ111の起動により揺動機構109を駆動し、昇降リフト13がリフト昇降路11を昇降して駐車空間5と入出庫部7との間を行き来する時には、図7仮想線で示すように、パレットPの雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bが切欠部10eを通過するようにカバー体99が反矩形開口10a側へ斜め下方に退避する一方、パレットPの車路面p6が入出庫部7の乗入れ床7cと面一になる入出庫乗入れレベルL2に位置した車両入出庫時には、図7実線で示すように、カバー体99が進出して切欠部10eを覆うようになっている。
次に、入出庫の具体例として出庫を例に挙げて図12〜図18に基づいて説明する。以下に括弧書で付した番号は出庫手順を示す。なお、前提として、入庫車両Vは前進運転で入出庫部7に入場し、出庫車両Vは前進運転で入出庫部7から退場するものとする。また、車両Vの方向転換は出庫時にのみ行うものとし、その旋回角度は180°とする。つまり、出庫直後の空パレットPに入庫車両Vが前進運転で乗り入れると、入出庫部7に下降してリフト昇降路11に隣接する循環路CのパレットPと雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bを連結するためには、パレットPを180°旋回させなければならず、出庫時に再度180°旋回させると、出庫車両Vはバック態勢で入出庫部7から退場することになるため、前進運転で退場できなくなるから、この方式は採用できない。
(1) <図12参照>
駐車空間5の下層循環路Cで複数枚のパレットPを縦移送路B1,B2の対角位置に空スペースSを形成した状態で縦移送装置35及び横移送装置23の作動により1パレット分ずつ縦移送方向と横移送方向とに交互にピッチ送りして水平循環させ、出庫車両Vを搭載したパレットPを昇降リフト13の縦移送レール41に引き込む。この段階では、持上げ旋回体95は退避レベルL1に下降している。パレットPに搭載されている出庫車両Vは、前部を反入出庫口7b側に向けている。また、昇降リフト13上のパレットPの下向き雄連結器p2-a及び下向き雌連結器p1-bが、下層循環路C上の隣接パレットPの上向き雌連結器p2-b及び上向き雄連結器p1-aに連結されている。
入出庫部7は無人で、開閉扉9は閉じている。カバー装置97のカバー体99は退避している。
(2) <図13参照>
昇降リフト13がリフト昇降路11を上昇する。この上昇途中又は上昇最終段階で、パレット持上げ旋回装置61の昇降駆動モータ71を起動して昇降体65及び持上げ旋回体95を一体に上昇させ、車載パレットPを昇降リフト13上で最高位置まで上昇させる。この過程で、パレットPの縦行用車輪p4が縦移送レール41から上方に離れる。昇降リフト13がリフト昇降路11を最上昇位置まで上昇して停止する。この過程で、車載パレットPが乗入れ床7cの昇降口7d及びデッキ10の矩形開口10aを通過する。この際、カバー装置97のカバー体99が退避しているので、パレットPの雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bは、乗降デッキ10bの切欠部10eに干渉することなく切欠部10eを通過する。また、パレットPの最下部位である縦行用車輪p4は、上記カバー体99の上方に離れて持上げ旋回レベルL3に達している。
(3) <図14参照>
パレット持上げ旋回装置61の旋回駆動モータ93を起動して持上げ旋回体95を鉛直軸回りに180°回転させ、パレットPを旋回させて車両Vの前部を入出庫口7bに向ける。
(4) <図15参照>
パレット持上げ旋回装置61の昇降駆動モータ71を逆起動して昇降体65及び持上げ旋回体95を入出庫乗入れレベルL2まで一体に下降させる。これにより、パレットPの車路面p6が乗入れ床7cと面一になる。この状態で、パレットPの雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bは、乗降デッキ10bの切欠部10eに臨んでいる。
カバー装置97の揺動駆動モータ111を起動させてカバー体99を進出させ、該カバー体99で切欠部10e、つまり雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bを覆う。
入出庫口7bの開閉扉9が開き、利用者が入出庫部7に入って車両Vに乗り込み、前進運転で車両VをパレットPから乗り出し、入出庫口7bを経て入出庫部7から退場する。
(5) <図16、図17及び図18参照>
利用者又は管理人が入出庫部7内の無人等安全確認をした上、開閉扉9を閉める。これで出庫が完了する。
出庫済の空パレットPを駐車空間5に戻す場合は、カバー装置97の揺動駆動モータ111を逆起動させてカバー体99を退避させ、切欠部10eを開けた後、パレット持上げ旋回装置61の昇降駆動モータ71を起動して昇降体65及び持上げ旋回体95を一体に上昇させ、空パレットPを持上げ旋回レベルL3まで再度持ち上げた後、上記(3)の要領にて空パレットPを180°旋回させる。
昇降リフト13を駐車空間5の元の下層循環路C側方まで下降させる。この下降途中で、パレット持上げ旋回装置61の昇降駆動モータ71を逆起動して昇降体65及び持上げ旋回体95を一体に下降させる。これにより、空パレットPの縦行用車輪p4が縦移送レール41上に載置され、これと同時に、昇降リフト13上の空パレットPの下向き雄連結器p2-a及び下向き雌連結器p1-bが、下層循環路C上の隣接パレットPの上向き雌連結器p2-b及び上向き雄連結器p1-aに連結される。
このように、この実施形態では、入出庫部7の乗降デッキ10bに形成された切欠部10eにカバー装置97を進退可能に設け、昇降リフト13がリフト昇降路11を昇降して駐車空間5と入出庫部7との間を行き来する時には、パレットPの雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bが上記切欠部10eを通過するように上記カバー装置97のカバー体99を退避させるようにしたので、パレットPの雄連結器p1-a,p2-a及び雌連結器p1-b,p2-bが上記切欠部10eを通過して乗降デッキ10bに干渉しないようにすることができる。
一方、パレットPの車路面p6が入出庫部7の乗入れ床7cと面一になる入出庫乗入れレベルL2に位置した車両入出庫時には、上記カバー装置97のカバー体99を進出させて該カバー体99で上記切欠部10eを覆うようにしたので、乗降時に利用者が切欠部10eに躓かないようにすることができる。また、利用者が切欠部10eに小物類を落としたときに、小物類が切欠部10eからリフト昇降路11に落下するのを防止することができる。
さらに、この実施形態では、カバー体99の突出部101を乗降デッキ10bの切欠部10eから上方に突出させているので、突出部101が視覚的に目立ち、切欠部10e形成箇所が判り易くなって躓き防止や小物類の落下防止効果を高めることができる。
(変形例1)
上記(4)の工程で、出庫完了後に続いて入庫要求があった場合、入庫車両Vを前進運転で空パレットPに乗り込ませ、利用者が降車して入出庫部7から退場する。
次に、カバー装置97のカバー体99を退避させた後、車載パレットPを再度持ち上げて180°旋回させ、そのまま昇降リフト13を元の下層循環路C側方まで下降させる。車載パレットPはこの下降途中で下降させ、縦行用車輪p4を縦移送レール41上に載置させる。上記カバー装置97のカバー体99は退避したままでよい。なお、パレットPの車路面p6に設けた車止めp7は採用しない。
(変形例2)
上記のように、出庫完了後に入庫要求があった場合、入庫車両Vを空パレットPに乗り込ませる前に、空パレットPを持ち上げて180°旋回させるようにしてもよい。この空パレットPに入庫した車両Vを出庫する場合は、既に方向転換しているため出庫時に180°旋回させる必要はない。
なお、上記の実施形態では、カバー装置97のカバー体99を反矩形開口10a側へ斜め下方に揺動させて退避させるようにしたが、水平に移動させて退避させるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、パレット持上げ旋回装置61を採用したが、持上げ機構のないパレット旋回装置であってもよく、この場合には、パレットPの持上げは昇降リフト13の上昇動作により行うことになる。
さらに、上記の実施形態では、180°乗入れタイプを示したが、90°乗入れタイプにも適用することができるものである。この場合、乗入れ床7cに十字状の昇降口7dを形成し、かつ乗入れ時に形成される開口を塞ぐために可動デッキを設ければよい。
加えて、上記の実施形態では、機械式駐車装置として、循環路Cが上下2層の水平循環式駐車装置1を示したが、これに限らず、単層や3層以上の場合にも適用できる。また、駐車空間5に隣接した独立タイプの昇降リフト13であってもよい。さらには、箱型循環式駐車装置、円形循環式駐車装置、あるいはパレットを縦横に移動させるパズル式駐車装置等の他の駐車装置にも適用することができるものである。
この発明は、車両を前進運転で入出庫部から退場できるようした機械式駐車装置について有用である。
水平循環式駐車装置の全体構成図(図2のI−I線における断面図)である。 図1のII−II線における断面図である。 図1のIII −III 線における矢視拡大図である。 パレット持上げ旋回装置の図13における状態を示す拡大図である。 図4のV−V線における矢視図である。 パレット持上げ旋回装置の図15における状態を示す拡大図である。 図3のVII −VII 線における断面図である。 カバー装置の図7における状態を示す拡大図である。 図7のIX−IX線における矢視図である。 図9のX−X線における矢視図である。 (a)はパレットが入出庫乗入れレベルにある状態で前側の左右の連結器箇所を拡大して示すカバー体退避状態を示す斜視図、(b)はカバー体進出状態を示す図11(a)相当図である。 駐車空間で昇降リフトに出庫車両を引き込んだ状態の出庫工程図である。 入出庫部でパレットを持上げ旋回レベルまで持ち上げた状態を示す出庫工程図である。 パレットが図13の状態から180°旋回した状態を示す出庫工程図である。 パレットが下降してその車路面が乗入れ床の乗入れレベルに一致した状態を示す出庫工程図である。 出庫済の空パレットを持上げ旋回レベルまで持ち上げた状態を示す駐車空間への復帰工程図である。 パレットが図16の状態から180°旋回した後に昇降リフトが下降開始し始めた状態を示す駐車空間への復帰工程図である。 昇降リフトがリフト昇降路の最下部に下降した状態を示す駐車空間への復帰工程図である。 パレットに対する連結器の配置と縦移送時における連結器の係合及び非干渉性を示す説明図である。 従来例を示し、(a)は駐車空間で昇降リフトに出庫車両を引き込んだ状態を示す図12相当図、(b)はパレットの車路面が乗入れ床の乗入れレベルに一致した状態を示す図15相当図である。 従来例の図3相当図である。
符号の説明
1 水平循環式駐車装置(機械式駐車装置)
5 駐車空間
7 入出庫部
7c 乗入れ床
7d 昇降口
10 デッキ
10a 矩形開口
10b 乗降デッキ
10e 切欠部
11 リフト昇降路
13 昇降リフト
61 パレット持上げ旋回装置
97 カバー装置
99 カバー体
101 突出部
109 揺動機構
111 揺動駆動モータ(揺動駆動源)
L2 入出庫乗入れレベル
P パレット
p1-a 上向き雄連結器
p1-b 下向き雌連結器
p2-a 下向き雄連結器
p2-b 上向き雌連結器
p6 車路面
V 車両

Claims (2)

  1. 複数枚のパレットを各々に側突された連結器で連結して移送しながら車両を格納する駐車空間と、車両が入退場する入出庫部とをリフト昇降路で連絡し、パレット持上げ旋回装置又はパレット旋回装置を搭載した昇降リフトが上記リフト昇降路を昇降することにより、車両を上記駐車空間と入出庫部との間で昇降リフトにより受け渡して入出庫し、かつ昇降リフトが入出庫部に上昇した状態で上記パレット持上げ旋回装置又はパレット旋回装置の作動によりパレットを旋回させて車両を前進運転で入出庫部から退場できるように方向転換する機械式駐車装置であって、
    上記入出庫部の乗入れ床には、昇降口が上記リフト昇降路に連通するように形成され、
    上記昇降口周りには、デッキが内側にパレットの形状よりも僅かに大きい矩形開口を有するように延設され、かつ上記デッキのうちパレットの長辺側対応箇所をそれぞれ乗降デッキとし、
    乗降デッキの長手方向両端における矩形開口側の端縁には、上記昇降リフトがリフト昇降路を昇降して駐車空間と入出庫部との間を行き来してパレットがリフト昇降路と入出庫乗入レベルよりも高い位置との間を移動する時に、パレットの連結器が干渉しないようにするためのコ字状の切欠部がそれぞれ形成され、
    切欠部には、上記昇降リフトがリフト昇降路を昇降して駐車空間と入出庫部との間を行き来してパレットがリフト昇降路と入出庫乗入レベルよりも高い位置との間を移動する時には、パレットの連結器が切欠部を通過するように退避する一方、パレットの車路面が入出庫部の乗入れ床と面一になる入出庫乗入れレベルに位置した車両入出庫時には、切欠部を覆うように進出する可動式のカバー装置が進退可能に設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 請求項1に記載の機械式駐車装置において、
    カバー装置は、少なくとも矩形開口側及び下方が開放し乗降デッキの切欠部から上方に突出する突出部を備え、進出状態で上記切欠部を覆うカバー体と、
    該カバー体が鉛直面内で揺動可能なようにその反矩形開口側を枢支する揺動機構と、
    該揺動機構を駆動し、昇降リフトがリフト昇降路を昇降して駐車空間と入出庫部との間を行き来する時には、パレットの連結器が上記カバー体の突出部に干渉しないように該カバー体を退避させる一方、パレットの車路面が入出庫部の乗入れ床と面一になる入出庫乗入れレベルに位置した車両入出庫時には、上記カバー体が切欠部を覆うように該カバー体を進出させる揺動駆動源とを備えていることを特徴する機械式駐車装置。
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