JP2002227389A - 床 板 - Google Patents

床 板

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JP2002227389A
JP2002227389A JP2001022736A JP2001022736A JP2002227389A JP 2002227389 A JP2002227389 A JP 2002227389A JP 2001022736 A JP2001022736 A JP 2001022736A JP 2001022736 A JP2001022736 A JP 2001022736A JP 2002227389 A JP2002227389 A JP 2002227389A
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JP
Japan
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groove
floorboard
small
small square
bending stress
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JP2001022736A
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English (en)
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Morio Hayashi
守男 林
Yasuyuki Fukashiro
靖之 深代
Hisao Sato
久夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅反りを効果的に防止することのできる床板
を提供する。 【解決手段】 ムク材で構成され木口断面が矩形となる
細長い複数の小角材(1)を側面同士で貼着して小角材
(1)の長手方向に長い単層板状の床板用集成材(2)
を形成すると共に、小角材(1)の裏面に、長手方向に
沿って、床板用集成材(2)の厚さに対し20乃至50
%の範囲の深さとなる溝(3)を設けた床板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ムク材で構成され
る床板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示すように、ムク材
(2)からなる床板は、ムク材であるがゆえに重量感が
あり、多くのユーザーに好まれていた。ところが、この
ものは反りやすく、床板を設置する床下地材の含水率が
高くなった場合、幅方向で凹状に反る、いわゆる幅反り
を起こしてしまうことが多々あった。
【0003】そこで、これを防止する為、床板の厚みに
対して10%前後の深さとなる溝(3)を床板裏面に設
けるようにしていた。
【0004】これにより、床板は幾分が幅反りを低減さ
せることができ、一応の対策とすることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、充分に幅反りを防止することがで
きなかった。
【0006】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、幅反りを効果的に防止す
ることのできる床板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の床板にあっては、請求項1に記載したよう
に、ムク材で構成され木口断面が矩形となる細長い複数
の小角材を側面同士で貼着して小角材の長手方向に長い
単層板状の床板用集成材を形成すると共に、小角材の裏
面に、長手方向に沿って、床板用集成材の厚さに対し2
0乃至50%の範囲の深さとなる溝を設けている。
【0008】これにより、幅反りを効果的に防止するこ
とができる。即ち、従来の技術で説明した溝は深さが1
0%前後である為に充分な反り対策とすることができな
かった。本発明は深さを床板用集成材の厚さに対し20
乃至50%の範囲とすることで、幅反りの際の曲げ応力
を充分に低減し、幅反りを効果的に防止することができ
る。長手方向にこのような深い溝を設けることで幅反り
の際の曲げ応力を充分に低減することができる。又、こ
の溝は床板用集成材を構成する小角材の裏面に設ける
為、小角材同士を集成接着した面で界面剥離をおこす心
配がない。即ち、小角材と小角材との継目の部分に溝を
設けると、継目の部分で界面剥離をおこす危険がある。
本発明は、幅反り防止に充分効果的な溝を小角材に設け
たことで、床板用集成材が界面剥離をおこすことなく幅
反りを防止できる。又、幅反りを低減することで床下地
材によくなじむ。
【0009】又、本発明の床板にあっては、請求項2に
記載したように、床板用集成材を短手方向3列以上の小
角材で形成し、内側に配設される小角材のうち、少なく
とも1つの小角材に複数の溝を設けても良い。
【0010】この場合、曲げ応力が大きくなる中央寄り
に曲げ応力を低減させる溝を集中させることができるの
で溝による曲げ応力の低減が効果的に行える。即ち、曲
げ応力の低減が一番必要な部位に溝を設けるので効率が
良い。
【0011】又、本発明の床板にあっては、請求項3に
記載したように、床板用集成材の長手側縁部に配設され
る小角材に溝を設けても良い。
【0012】この場合、曲げ応力を決定づける作用点ま
での距離を減じることができ、効果的に幅反りを防止す
ることができる。即ち長手側縁部に溝を設けることで、
端から中央に向って増加する曲げ応力が溝によりゼロ近
傍にまで一旦低下する。溝に到達した際の曲げ応力は小
さなものである。曲げ応力が小さな段階でゼロ近傍に減
じることは、言い換えれば、前記距離を短くすることに
なり、その結果中央付近の曲げ応力を効果的に減じるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至5は、本発明の請求項1
乃至3に対応する一実施の形態の床板を説明する説明図
である。
【0014】この実施の形態の床板は、請求項1に記載
したように、ムク材で構成され木口断面が矩形となる細
長い複数の小角材(1)を側面同士で貼着して小角材
(1)の長手方向に長い単層板状の床板用集成材(2)
を形成すると共に、小角材(1)の裏面に、長手方向に
沿って、床板用集成材(2)の厚さに対し20乃至50
%の範囲の深さとなる溝(3)を設けている。
【0015】又、該実施の形態の床板は、請求項2に記
載したように、床板用集成材(2)を短手方向3列以上
の小角材(1)で形成し、内側に配設される小角材
(1)のうち、少なくとも1つの小角材に複数の溝を設
けてもいる。
【0016】又、該実施の形態の床板は、請求項3に記
載したように、床板用集成材(2)の長手側縁部に配設
される小角材(1’)に溝を設けてもいる。
【0017】本実施の形態の床板は、小角材(1)を貼
着して形成される床板用集成材(2)で構成される。小
角材(1)は幅方向に3列並んだ状態で側面同士を酢ビ
系の接着剤にて貼着されてなる。小角材(1)の裏面に
は溝(3)を設けてある。溝(3)は真中に配設された
小角材(1)の裏面に長手方向に沿って2本、両端に配
設された小角材(1’)の裏面に長手方向に沿って各1
本づつ設けられてなる。溝(3)は、その形状を幅が2
mm乃至3mmの範囲で、深さが3mm乃至7.5mm
の範囲で断面角型状に設けられる。又、床板の厚みは1
5mmとし、幅は301mm、長さは1818mmとす
る。
【0018】床板用集成材(2)の短手方向、即ち幅方
向一方の端には外側方に突出する突起片(4)を設け、
他方の端には隣接する床板の突起片(4)と嵌合する嵌
合溝(5)が設けられている。突起片(4)の先端は丸
く加工されてなる。又、嵌合溝(5)の方も突起片
(4)の先端に合わせるようにその底部において丸くし
てある。
【0019】図2は厚さ15mmの床板用集成材(2)
に設けた溝(3)の深さに対応した曲げ応力の比率を示
している。この図においては、溝無しの状態を100と
して、溝(3)深さが5mmの時即ち床板用集成材
(2)に対する溝(3)深さの割合が33%の時50、
同様に溝(3)深さが6mmの時即ち溝(3)深さの割
合が40%の時40、同様に溝(3)深さが7.5mm
の時即ち溝(3)深さの割合が50%の時30の曲げ応
力がかかる。これらの結果より、15mmの床板用集成
材(2)に対し厚みが50%となる溝(3)を設けるこ
とが最善といえる。
【0020】したがって、以上説明した床板によると、
幅反りを効果的に防止することができる。即ち、従来の
技術で説明した溝(3)は深さが10%前後である為に
充分な反り対策とすることができなかった。本発明は深
さを床板用集成材(2)の厚さに対し20乃至50%の
範囲とすることで、幅反りの際の曲げ応力を充分に低減
し、幅反りを効果的に防止することができる。長手方向
にこのような深い溝(3)を設けることで幅反りの際の
曲げ応力を充分に低減することができる。又、この溝
(3)は床板用集成材(2)を構成する小角材(1)の
裏面に設ける為、小角材(1)(1’)同士を集成接着
した面で界面剥離をおこす心配がない。即ち、小角材
(1)と小角材(1’)との継目の部分に溝(3)を設
けると、継目の部分で界面剥離をおこす危険がある。本
発明は、幅反り防止に充分効果的な溝(3)を小角材
(1)に設けたことで、床板用集成材(2)が界面剥離
をおこすことなく幅反りを防止できる。又、幅反りを低
減することで床下地材によくなじむ。
【0021】又、曲げ応力が大きくなる中央寄りに曲げ
応力を低減させる溝(3)を集中させることができるの
で溝(3)による曲げ応力の低減が効果的に行える。即
ち、曲げ応力の低減が一番必要な部位に溝を設けるので
効率が良い。
【0022】又、曲げ応力を決定づける作用点までの距
離を減じることができ、効果的に幅反りを防止すること
ができる。即ち長手側縁部に溝(3’)を設けること
で、端から中央に向って増加する曲げ応力が溝(3’)
によりゼロ近傍にまで一旦低下する。溝(3’)に到達
した際の曲げ応力は小さなものである。曲げ応力が小さ
な段階でゼロ近傍に減じることは、言い換えれば、前記
距離を短くすることになり、その結果中央付近の曲げ応
力を効果的に減じることができる。
【0023】又、その他にも、図3乃至5に示すような
形態も考えることができる。
【0024】図3においては、小角材(1)を幅方向に
3列並べ、各小角材(1)(1’)全てに溝(3)
(3’)を設けている。
【0025】図4においては、小角材(1)を幅方向に
3列並べ、真中の小角材(1)に2本の溝(3)を設け
ている。
【0026】図5におぴては、小角材(1)を幅方向に
3列並べ、真中の小角材(1)に1本の溝(3)を設け
ている。
【0027】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、幅反りを効果的に防止することができる。
【0028】そして、請求項2記載の発明によれば、曲
げ応力が大きくなる中央寄りに曲げ応力を低減させる溝
を集中させることができるので溝による曲げ応力の低減
が効果的に行える。
【0029】そして、請求項3記載の発明によれば、曲
げ応力を決定づける作用点までの距離を減じることがで
き、効果的に幅反りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である床板を短手方向で
切断した際の断面図である。
【図2】該実施の形態である床板の溝深さ別曲げ応力を
比較した説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態である床板の断面図で
ある。
【図4】本発明の他の実施の形態である床板の断面図で
ある。
【図5】本発明の他の実施の形態である床板の断面図で
ある。
【図6】本発明の従来の技術からなる床板の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 小角材 2 床板用集成材 3 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ムク材で構成され木口断面が矩形となる
    細長い複数の小角材を側面同士で貼着して小角材の長手
    方向に長い単層板状の床板用集成材を形成すると共に、
    小角材の裏面に、長手方向に沿って、床板用集成材の厚
    さに対し20乃至50%の範囲の深さとなる溝を設けた
    ことを特徴とする床板。
  2. 【請求項2】 床板用集成材を短手方向3列以上の小角
    材で形成し、内側に配設される小角材のうち、少なくと
    も1つの小角材に複数の溝を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の床板。
  3. 【請求項3】 床板用集成材の長手側縁部に配設される
    小角材に溝を設けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の床板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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