JP2002225736A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2002225736A
JP2002225736A JP2001028904A JP2001028904A JP2002225736A JP 2002225736 A JP2002225736 A JP 2002225736A JP 2001028904 A JP2001028904 A JP 2001028904A JP 2001028904 A JP2001028904 A JP 2001028904A JP 2002225736 A JP2002225736 A JP 2002225736A
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Japan
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yoke
brush
housing
magnet
electric motor
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JP2001028904A
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English (en)
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洋平 ▲はま▼
Yohei Hama
Akira Fujisaki
晃 藤崎
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動パワーステアリング装置において、電動
モータの部品点数を削減し、組付性を向上すること。 【解決手段】 電動モータ30を有する電動パワーステ
アリング装置10において、電動モータ30のヨーク5
2を一端開口他端閉塞の円筒体とし、ブラシホルダ62
とマグネットホルダ53を一体成形体とし、ヨーク52
の内部にブラシホルダ62とマグネットホルダ53を組
込み、ヨーク52の一端部をハウジング11Bに結合し
てなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動パワーステアリ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリング装置は、特開平
9-84300号公報に記載の如く、電動モータをハウジング
に固定し、該ハウジングに操舵装置のアシスト軸を支持
し、電動モータの回転軸にアシスト軸を結合している。
【0003】そして、電動モータは、特開平8-205433号
公報に記載の如く、筒状のヨークと、ヨークの内周にマ
グネット収容区画を形成するマグネットホルダと、マグ
ネットホルダのマグネット収容区画に収容されるマグネ
ットとを備える固定子を有する。更に、電動モータは、
固定子の内側に挿入されて回転軸に固定される回転子
と、回転子のコンミテータに接触せしめられるブラシ
と、ブラシを保持するブラシホルダと、ブラシに接続さ
れる給電コネクタとを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には以下の問
題点がある。 電動モータを構成するヨーク、マグネットホルダ、ブ
ラシホルダ、給電コネクタ等が互いに別部品化されてい
るため、部品点数が多く、組付工数も多大になる。
【0005】給電コネクタをブラシに接続するのに、
外部引き出し配線を必要としており、給電回路の取り回
しに困難がある。
【0006】ブラシを保持するブラシホルダと、固定
子のマグネットを位置決めするマグネットホルダを別個
にしているため、固定子のマグネットの配置に対するブ
ラシの配置に位相のずれを生じ、モータの回転特性が正
転方向と逆転方向で異なるものになり、性能の低下を招
く虞がある。尚、電動モータの正転方向と逆転方向での
回転性能の差をなくそうとする場合には、電動モータの
組立後に性能テストを行ない、その結果に基づき、ブラ
シホルダを回転させてブラシの配置の位相を再調整する
必要があり、生産性を損なう。
【0007】電動モータをハウジングに固定するため
に、電動モータの端板をボルト固定しているから、電動
モータが端板と固定ボルトを備えることが必須となり、
部品点数が多く、大重量になる。
【0008】本発明の課題は、電動パワーステアリング
装置において、電動モータの部品点数を削減し、組付性
を向上することにある。
【0009】本発明の課題は、電動パワーステアリング
装置において、電動モータの組立の生産性を向上し、か
つ回転性能を向上することにある。
【0010】本発明の課題は、電動パワーステアリング
装置において、電動モータの部品点数を削減し、軽量化
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電動
モータをハウジングに固定し、該ハウジングに操舵装置
のアシスト軸を支持し、電動モータの回転軸にアシスト
軸を結合してなるとともに、電動モータが、筒状のヨー
クと、ヨークの内周にマグネット収容区画を形成するマ
グネットホルダと、マグネットホルダのマグネット収容
区画に収容されるマグネットとを備える固定子と、固定
子の内側に挿入されて回転軸に固定される回転子と、回
転子のコンミテータに接触せしめられるブラシと、ブラ
シを保持するブラシホルダと、ブラシに接続される給電
コネクタとを有して構成される電動パワーステアリング
装置において、ヨークを一端開口他端閉塞の円筒体と
し、ブラシホルダとマグネットホルダを一体成形体と
し、ヨークの内部にブラシホルダとマグネットホルダを
組込み、ヨークの一端部をハウジングに結合してなるよ
うにしたものである。
【0012】請求項2の発明は、電動モータをハウジン
グに固定し、該ハウジングに操舵装置のアシスト軸を支
持し、電動モータの回転軸にアシスト軸を結合してなる
とともに、電動モータが、筒状のヨークと、ヨークの内
周にマグネット収容区画を形成するマグネットホルダ
と、マグネットホルダのマグネット収容区画に収容され
るマグネットとを備える固定子と、固定子の内側に挿入
されて回転軸に固定される回転子と、回転子のコンミテ
ータに接触せしめられるブラシと、ブラシを保持するブ
ラシホルダと、ブラシに接続される給電コネクタとを有
して構成される電動パワーステアリング装置において、
ヨークを一端開口他端閉塞の円筒体とし、ブラシホルダ
とマグネットホルダと給電コネクタを一体成形体とし、
ヨークの他端閉塞部から給電コネクタを突出する状態
で、ヨークの内部にブラシホルダとマグネットホルダを
組込み、ヨークの一端部をハウジングに結合してなるよ
うにしたものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記回転子の反ハウジング側の端面にコ
ンミテータを設け、前記ヨークの反ハウジング側にブラ
シホルダを結合し、該ヨークの他端閉塞部に給電コネク
タを配置してなるようにしたものである。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3の発明に
おいて更に、前記ヨークを前記ハウジングに圧入してな
るようにしたものである。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜3の発明に
おいて更に、前記ヨークを前記ハウジングに螺合してな
るようにしたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 電動モータを構成するブラシホルダとマグネットホル
ダを一体成形したから、部品点数を削減し、組付性も向
上できる。
【0017】マグネットホルダとブラシホルダを一体
成形したから、マグネットホルダが位置決めする固定子
のマグネットに対する、ブラシホルダが保持するブラシ
の位相ずれを生ぜず、モータの回転性能が正転方向と逆
転方向で異なるものになることがなく、性能の低下もな
い。これにより、組立段階で、ブラシの配置の位相を調
整する必要もなく、生産性を向上できる。
【0018】請求項2の発明によれば下記〜の作用
がある。 電動モータを構成するブラシホルダとマグネットホル
ダと給電コネクタを一体成形したから、部品点数を削減
し、組付性も向上できる。
【0019】給電コネクタをブラシホルダに一体成形
したから、給電コネクタをブラシに接続する配線を外部
に引き出す必要がなくなり、給電回路の取り回しを簡素
単純化できシール性も良い。
【0020】マグネットホルダとブラシホルダを一体
成形したから、マグネットホルダが位置決めする固定子
のマグネットに対する、ブラシホルダが保持するブラシ
の位相ずれを生ぜず、モータの回転性能が正転方向と逆
転方向で異なるものになることがなく、性能の低下もな
い。これにより、組立段階で、ブラシの配置の位相を調
整する必要もなく、生産性を向上できる。
【0021】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 電動モータを構成するヨークの他端閉塞部に給電コネ
クタを配置したから、ヨークの外周に給電コネクタを配
置するものに比して、給電コネクタを含む電動モータの
外形をコンパクトにできる。
【0022】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 電動モータをハウジングに固定する構造として、ヨー
クをハウジングに圧入するものとしたから、電動モータ
が端板や、該端板のための固定ボルトを不要として部品
点数を削減し、軽量化できる。
【0023】請求項5の発明によれば下記の作用があ
る。 電動モータをハウジングに固定する構造として、ヨー
クをハウジングに螺合するものとしたから、電動モータ
が端板や、該端板のための固定ボルトを不要として部品
点数を削減し、軽量化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の電動パワー
ステアリング装置を一部破断して示す正面図、図2は図
1のII−II線に沿う断面図、図3は図2のIII−III線に
沿う断面図、図4は電動パワーステアリング装置の変形
例を示す断面図、図5は第2実施形態の電動パワーステ
アリング装置を示す断面図、図6は電動パワーステアリ
ング装置の変形例を示す断面図である。
【0025】(第1実施形態)(図1〜図4) 電動パワーステアリング装置10は、図1、図2に示す
如く、不図示のブラケットにより車体フレーム等に固定
されるアルミ合金製のギヤハウジング11(第1〜第3
のギヤハウジング11A〜11C)を有する。そして、
ステアリングホイールが結合されるステアリング軸12
にトーションバー13を介してピニオン軸14を連結
し、このピニオン軸14にピニオン15を設け、このピ
ニオン15に噛合うラック16Aを備えたラック軸16
を第1ギヤハウジング11Aに左右動可能に支持してい
る。ステアリング軸12とピニオン軸14の間には、操
舵トルク検出装置17を設けてある。尚、ステアリング
軸12とピニオン軸14は軸受12A、14A、14B
を介してギヤハウジング11に支持される。
【0026】操舵トルク検出装置17は、図2に示す如
く、ステアリング軸12、ピニオン軸14に係合してい
る円筒状のコア17Cを囲む2個の検出コイル17A、
17Bを第3ギヤハウジング11Cに設けている。コア
17Cは、ピニオン軸14のガイドピン17Dに係合す
る縦溝17Eを備えて軸方向にのみ移動可能とされると
ともに、ステアリング軸12のスライダピン17Fに係
合するスパイラル溝17Gを備える。これにより、ステ
アリングホイールに加えた操舵トルクがステアリング軸
12に付与され、トーションバー13の弾性ねじり変形
により、ステアリング軸12とピニオン軸14の間に回
転方向の相対変位を生ずると、ステアリング軸12とピ
ニオン軸14の回転方向の変位がコア17Cを軸方向に
変位させるものとなり、このコア17Cの変位による検
出コイル17A、17Bの周辺の磁気的変化に起因する
検出コイル17A、17Bのインダクタンスが変化す
る。即ち、コア17Cがステアリング軸12側へ移動す
ると、コア17Cが近づく方の検出コイル17Aのイン
ダクタンスが増加し、コア17Cが遠ざかる方の検出コ
イル17Bのインダクタンスが減少し、このインダクタ
ンスの変化により操舵トルクを検出できる。
【0027】第1ギヤハウジング11A内でラック軸1
6の一端を挟んでピニオン15と相対する部分に設けら
れているシリンダ部18には、図2に示す如く、ラック
ガイド19が内蔵され、ラックガイド19(ブッシュ1
9A)はシリンダ部18に被着されるキャップ20によ
り背面支持されるばね21によりラック軸16の側に弾
発され、ラック軸16のラック16Aをピニオン15に
押し付けるとともに、ラック軸16の一端を摺動自在に
支持する。尚、ラック軸16の他端側は軸受22により
支持される。また、ラック軸16の中間部には連結ボル
ト22A、22Bにより左右のタイロッド23A、23
Bが連結される。
【0028】第2ギヤハウジング11Bには、図3に示
す如く、電動モータ30のモータケース31が固定さ
れ、電動モータ30の回転軸32にはトルクリミッタ8
0を介してアシスト軸33が結合され、アシスト軸33
はボールベアリング等の軸受34、35により第2ギヤ
ハウジング11Bに両端支持されている。軸受34の内
輪はストッパリング36Aにより、外輪はロックナット
36Bにより保持される。そして、アシスト軸33の中
間部にウォームギヤ37を一体に備え、このウォームギ
ヤ37に噛合うウォームホイール38をピニオン軸14
の中間部に固定してある。電動モータ30の発生トルク
は、ウォームギヤ37とウォームホイール38の噛合
い、ピニオン15とラック16Aの噛合いを介してラッ
ク軸16に操舵アシスト力となって付与され、運転者が
ステアリング軸12に付与する操舵力をアシストする。
【0029】ここで、電動モータ30は以下の如くに構
成される。即ち、電動モータ30は、鉄等の磁性材料に
より形成される筒状のヨーク52と、ヨーク52の内周
の周方向複数位置にマグネット収容区画53Aを形成す
る絶縁性樹脂材料により形成されたマグネットホルダ5
3と、マグネットホルダ53のマグネット収容区画53
Aに収容されて位置決め保持されるマグネット54と、
マグネットホルダ53に位置決め保持されたマグネット
54の内側に圧入される非磁性材料の極薄板により成形
されたマグネットカバー55とからなる固定子51を有
する。マグネットカバー55の一端部は拡径フランジ5
5Aとされ、ヨーク52の内周に圧入される。
【0030】また、電動モータ30は、固定子51の内
側に挿入されて回転軸32に固定される回転子56を有
する。回転子56は、回転軸32の外周に設けられるア
マチュアコア57とコンミテータ58とからなる。
【0031】また、電動モータ30は、回転子56のコ
ンミテータ58に接触せしめられるブラシ61と、ブラ
シ61を位置決め保持する絶縁性樹脂材料により形成さ
れたブラシホルダ62を有する。また、電動モータ30
は、ブラシホルダ62に位置決め保持されたブラシ61
にピグテールを介して接続端子63Aを接続し、この接
続端子63Aを内蔵する絶縁性樹脂材料により一体形成
された給電コネクタ63を有する。
【0032】電動モータ30は、ブラシ61から回転子
56のコンミテータ58を経てアマチュアコア57に給
電されると、アマチュアコア57の磁力線が固定子51
のマグネット54で発生している磁界を切ることによ
り、回転子56が回転する。
【0033】しかるに、電動モータ30は以下の如くの
特徴的構成を具備する。 (1)電動モータ30は、ヨーク52を一端開口他端閉塞
(他端閉塞部52A)の円筒体とし、このヨーク52を
モータケース31としている。また、マグネットホルダ
53とブラシホルダ62を一体成形体とし、このマグネ
ットホルダ53とブラシホルダ62の一体成形体をヨー
ク52の内部に組込み、ヨーク52の一端部をハウジン
グ11Bに結合している。
【0034】(2)電動モータ30は、回転子56の反ハ
ウジング11B側の端面にコンミテータ58を設け、モ
ータケース31を構成するヨーク52の反ハウジング1
1B側の内部にブラシホルダ62を配置する。ブラシホ
ルダ62は、ヨーク52に挿入されてマグネットホルダ
53に連なる短円筒部62Aを有し、短円筒部62Aの
内周の周方向複数位置にブラシ保持部62Bを形成し、
このブラシ保持部62Bにばね64、ブラシ61を収容
し、ばね64のばね力によりブラシ61を回転子56の
端面のコンミテータ58に該回転子56の軸方向に沿う
方向で押接する。また、電動モータ30は、ヨーク52
の他端閉塞部52Aに設けた孔部52Bに、Oリング6
5を介して給電コネクタ63を液密に圧入されて挿着配
置される。
【0035】(3)電動モータ30のモータケース31を
構成するヨーク52の一端部をハウジング11Bに圧入
して固定する。即ち、ハウジング11Bに内設した第1
インロー部71に、モータケース31を構成するヨーク
52(マグネットホルダ53、ブラシホルダ62)その
ものに外設した第2インロー部72をインロー結合し、
両者をそのインロー結合部で圧入することにより、緊結
固定した。このとき、第1インロー部71の軸方向中間
部と、第2インロー部72の軸方向中間部の間には、第
2インロー部72(又は第1インロー部71)に設けた
環状溝に装着したOリング73が介装される。
【0036】(4)電動モータ30の回転軸32とアシス
ト軸33は、一定のリミットトルクを越える衝撃トルク
ですべるトルクリミッタ80により接続される。トルク
リミッタ80は、回転軸32と一体回転する駆動側部材
と、アシスト軸33と一体回転する従動側部材とを、皿
ばね等の押圧部材により加圧して構成される。そして、
トルクリミッタ80の内部では、例えば回転軸32の先
端の嵌合軸部(又は嵌合孔部)を、アシスト軸33の先
端部の嵌合孔部(又は嵌合軸部)に相対回転可能にイン
ロー結合する等により、回転軸32とアシスト軸33を
同軸化し、結果として、回転軸32を反アシスト軸33
側の一端部のみ、ボールベアリング等からなる軸受44
を介してモータケース31に支持し、回転軸32のアシ
スト軸33側の端部では不支持可能にして軸受を不要に
した。軸受44は、モータケース31を構成するヨーク
52の他端閉塞部52Aの中心部に組込み可能としてあ
る。
【0037】以下、電動パワーステアリング装置10の
動作について説明する。 (1)操舵トルク検出装置17が検出した操舵トルクが所
定値より低いとき、操舵アシスト力は不要であり、電動
モータ30は駆動されない。
【0038】(2)操舵トルク検出装置17が検出した操
舵トルクが所定値を越えるとき、操舵アシスト力を必要
とするから、電動モータ30が駆動される。電動モータ
30の発生トルクは回転子56から回転軸32を介し
て、ウォームギヤ37、ウォームホイール38、ピニオ
ン15、ラック16Aに伝えられ、ラック軸16に連動
する車輪のための操舵アシスト力となる。
【0039】従って、本実施形態の電動パワーステアリ
ング装置10によれば、以下の作用がある。
【0040】電動モータ30を構成するブラシホルダ
62とマグネットホルダ53を一体成形したから、部品
点数を削減し、組付性も向上できる。
【0041】マグネットホルダ53とブラシホルダ6
2を一体成形したから、マグネットホルダ53が位置決
めする固定子51のマグネット54に対する、ブラシホ
ルダ62が保持するブラシ61の位相ずれを生ぜず、モ
ータ30の回転性能が正転方向と逆転方向で異なるもの
になることがなく、性能の低下もない。これにより、組
立段階で、ブラシ61の配置の位相を調整する必要もな
く、生産性を向上できる。
【0042】電動モータ30を構成するヨーク52の
他端閉塞部52Aに給電コネクタ63を配置したから、
ヨーク52の外周に給電コネクタ63を配置するものに
比して、給電コネクタ63を含む電動モータ30の外形
をコンパクトにできる。
【0043】電動モータ30をハウジング11Bに固
定する構造として、ヨーク52をハウジング11Bに圧
入するものとしたから、電動モータ30が端板や、該端
板のための固定ボルトを不要として部品点数を削減し、
軽量化できる。
【0044】また、本実施形態では、電動モータ30の
回転軸32とアシスト軸33をトルクリミッタ80の内
部で、互いにインロー結合する等によって同軸化する構
造を採用したから、回転軸32の一端部のみ軸受44で
支持し、回転軸32の他端部は不支持可能とした。これ
により、回転軸32のための使用軸受個数を削減し、更
に軽量化できる。
【0045】図4の電動パワーステアリング装置10が
図1〜図3の電動パワーステアリング装置10と異なる
点は、電動モータ30のモータケース31を構成するヨ
ーク52の一端部をハウジング11Bに螺合して固定し
たことにある。即ち、ハウジング11Bの第1インロー
部71の側傍と、モータケース31を構成するヨーク5
2における第2インロー部72の側傍のそれぞれにねじ
部71A、72Aを設け、両者をインロー結合するとと
もに、螺合することにより、緊結固定した。
【0046】(第2実施形態)(図5、図6) 図5の電動パワーステアリング装置10が図1〜図3の
電動パワーステアリング装置10と異なる点は、マグネ
ットホルダ53とブラシホルダ62に更に給電コネクタ
63も一体化した一体成形体を構成し、ヨーク52の他
端閉塞部52Aに設けた孔部52Bから、Oリング66
を介して給電コネクタ63を突出する状態で、ヨーク5
2の内部にマグネットホルダ53とブラシホルダ62を
組込み、ヨーク52の一端部をハウジング11Bに結合
したことにある。
【0047】従って、本実施形態の電動パワーステアリ
ング装置10によれば、以下の作用がある。
【0048】電動モータ30を構成するブラシホルダ
62とマグネットホルダ53と給電コネクタ63を一体
成形したから、部品点数を削減し、組付性も向上でき
る。
【0049】給電コネクタ63をブラシホルダ62に
一体成形したから、給電コネクタ63をブラシ61に接
続する配線を外部に引き出す必要がなくなり、給電回路
の取り回しを簡素単純化できシール性も良い。
【0050】マグネットホルダ53とブラシホルダ6
2を一体成形したから、マグネットホルダ53が位置決
めする固定子51のマグネット54に対する、ブラシホ
ルダ62が保持するブラシ61の位相ずれを生ぜず、モ
ータの回転性能が正転方向と逆転方向で異なるものにな
ることがなく、性能の低下もない。これにより、組立段
階で、ブラシ61の配置の位相を調整する必要もなく、
生産性を向上できる。
【0051】図6の電動パワーステアリング装置10が
図5の電動パワーステアリング装置10と異なる点は、
電動モータ30のモータケース31を構成するヨーク5
2の一端部をハウジング11Bに螺合して固定したこと
にある。即ち、ハウジング11Bの第1インロー部71
の側傍と、モータケース31を構成するヨーク52にお
ける第2インロー部72の側傍のそれぞれにねじ部71
A、72Aを設け、両者をインロー結合するとともに、
螺合することにより、緊結固定した。
【0052】以上、本発明の実施の形態を図面により記
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電動パワ
ーステアリング装置において、電動モータの部品点数を
削減し、組付性を向上することができる。また、本発明
によれば、電動パワーステアリング装置において、電動
モータの組立の生産性を向上し、かつ回転性能を向上す
ることができる。また、本発明によれば、電動パワース
テアリング装置において、電動モータの部品点数を削減
し、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の電動パワーステアリング
装置を一部破断して示す正面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図4は電動パワーステアリング装置の変形例を
示す断面図である。
【図5】図5は第2実施形態の電動パワーステアリング
装置を示す断面図である。
【図6】図6は電動パワーステアリング装置の変形例を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 電動パワーステアリング装置 11B ギヤハウジング(ハウジング) 30 電動モータ 31 モータケース 32 回転軸 33 アシスト軸 51 固定子 52 ヨーク 53 マグネットホルダ 53A マグネット収容区画 54 マグネット 56 回転子 57 アマチュアコア 58 コンミテータ 61 ブラシ 62 ブラシホルダ 63 給電コネクタ 71、72 インロー部 71A、72A ねじ部 80 トルクリミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 CA02 CA03 5H607 AA00 BB01 BB04 BB14 BB26 CC01 CC03 DD19 EE32 EE36 5H613 AA01 BB24 BB38 GA13 GA14 GA17 GB17 KK03 PP02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータをハウジングに固定し、該ハ
    ウジングに操舵装置のアシスト軸を支持し、電動モータ
    の回転軸にアシスト軸を結合してなるとともに、 電動モータが、 筒状のヨークと、ヨークの内周にマグネット収容区画を
    形成するマグネットホルダと、マグネットホルダのマグ
    ネット収容区画に収容されるマグネットとを備える固定
    子と、 固定子の内側に挿入されて回転軸に固定される回転子
    と、 回転子のコンミテータに接触せしめられるブラシと、 ブラシを保持するブラシホルダと、 ブラシに接続される給電コネクタとを有して構成される
    電動パワーステアリング装置において、 ヨークを一端開口他端閉塞の円筒体とし、 ブラシホルダとマグネットホルダを一体成形体とし、 ヨークの内部にブラシホルダとマグネットホルダを組込
    み、ヨークの一端部をハウジングに結合してなることを
    特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 電動モータをハウジングに固定し、該ハ
    ウジングに操舵装置のアシスト軸を支持し、電動モータ
    の回転軸にアシスト軸を結合してなるとともに、 電動モータが、 筒状のヨークと、ヨークの内周にマグネット収容区画を
    形成するマグネットホルダと、マグネットホルダのマグ
    ネット収容区画に収容されるマグネットとを備える固定
    子と、 固定子の内側に挿入されて回転軸に固定される回転子
    と、 回転子のコンミテータに接触せしめられるブラシと、 ブラシを保持するブラシホルダと、 ブラシに接続される給電コネクタとを有して構成される
    電動パワーステアリング装置において、 ヨークを一端開口他端閉塞の円筒体とし、 ブラシホルダとマグネットホルダと給電コネクタを一体
    成形体とし、 ヨークの他端閉塞部から給電コネクタを突出する状態
    で、ヨークの内部にブラシホルダとマグネットホルダを
    組込み、ヨークの一端部をハウジングに結合してなるこ
    とを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記回転子の反ハウジング側の端面にコ
    ンミテータを設け、前記ヨークの反ハウジング側にブラ
    シホルダを結合し、該ヨークの他端閉塞部に給電コネク
    タを配置してなる請求項1又は2に記載の電動パワース
    テアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記ヨークを前記ハウジングに圧入して
    なる請求項1〜3のいずれかに記載の電動パワーステア
    リング装置。
  5. 【請求項5】 前記ヨークを前記ハウジングに螺合して
    なる請求項1〜3のいずれかに記載の電動パワーステア
    リング装置。
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