JP2002137371A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP2002137371A JP2000335179A JP2000335179A JP2002137371A JP 2002137371 A JP2002137371 A JP 2002137371A JP 2000335179 A JP2000335179 A JP 2000335179A JP 2000335179 A JP2000335179 A JP 2000335179A JP 2002137371 A JP2002137371 A JP 2002137371A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録速度の低下を極力抑えつつ、被記録媒体
の搬送方向後半部分における画像の劣化を軽減すること
ができる記録装置および記録方法を提供すること。 【解決手段】 被記録媒体上の搬送方向前半部分におけ
る同一記録領域に対しては、記録ヘッド1のN(Nは2
以上の整数)個の記録素子を用いたM(Mは1以上の整
数)回の記録走査を伴なって画像を完成させ、被記録媒
体上の搬送方向後半部分における同一記録領域に対して
は、記録ヘッド1のL(L≦Nの条件を満たす整数)個
の記録素子を用いたK(K>Mの条件を満たす整数)回
の記録走査を伴なって画像を完成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録媒体上の同
一記録領域に対して記録ヘッドを複数回記録走査するこ
とによって、その被記録媒体上に画像を完成させるマル
チパス記録方式の記録装置および記録方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図1(A)、(B)、及び(C)は、一
般的なシリアルスキャンタイプの記録装置における被記
録媒体の搬送段階を説明する概略図である。
【0003】508は紙などの被記録媒体であり、図中
の右方から左方の副走査方向に搬送される。被記録媒体
508は、モータ(不図示)によって駆動される搬送ロ
ーラ501と、その搬送ローラ501にばね圧で押し当
てられたピンチローラ502と、の間に挟み込まれるこ
とによって搬送力を受ける。2段の排紙ローラ503、
504は、共に搬送ローラ501に連動する構成であ
る。排紙拍車505、506は、ばね圧により2段の排
紙ローラ503、504の各々に押し当てられている。
排紙ローラ503、504の回転による被記録媒体50
8の搬送量は、搬送ローラ501による被記録媒体50
8の搬送量の約100.3%となるように設定されてい
る。その理由は、インクジェット記録方式の場合、記録
中の被記録媒体508がインクの塗布により膨潤するた
めであり、仮に、排紙ローラ503、504と搬送ロー
ラ501による被記録媒体508の搬送量を同一に設定
した場合には、それらのローラ間において、被記録媒体
508の膨潤による変位分が蓄積して、搬送不良を起こ
すことになる。また、図1(A)の搬送段階のように、
排紙ローラ503、504と搬送ローラ501のそれぞ
れにおいて被記録媒体508が挟み込まれた状態におい
て、被記録媒体508の膨潤がない場合には、排紙ロー
ラ503、504と被記録媒体508との接触面がスッ
リップし、被記録媒体508の搬送量は搬送ローラ50
1による搬送に依存する。507は記録ヘッドであり、
図1中紙面の表裏方向(主走査方向)に記録走査する。
509は、記録ヘッド507による記録領域を表してい
る。
【0004】図1(A)は、被記録媒体508に対し
て、搬送ローラ501と排紙ローラ504、503の2
系統の搬送力が加わっている状態を表し、図1(B)
は、被記録媒体508の後端がピンチローラ502と搬
送ローラ501との間から離れた瞬間を表し、図1
(C)は、被記録媒体508に対して排紙ローラ50
4、503の搬送力だけが加わっている状態を表してい
る。
【0005】図2は、従来のマルチパス記録方式の一例
として、1画素当たり記録ヘッド507を2回主走査し
て画像を完成させる2パス記録方式の説明図である。
【0006】図2中の記録ヘッド507は、副走査方向
に間欠的に搬送される被記録媒体508に対して、相対
的に図中の下方に移動するものとして表されている。本
例は2パス記録方式であるため、副走査方向における記
録ヘッド507の位置は、ステップS201〜S207
のように、その副走査方向における記録素子幅の1/2
分の長さずつ相対的に下方にずれ、被記録媒体508上
の記録領域P0〜P14のそれぞれにおける画像は、記
録ヘッド507の2回ずつの記録走査によって完成され
る。A2は、画像データを50%残存させるマスク、B
2は、マスクA2によって残存されなかった画像データ
を補間するマスクである。マスクA2,B2を交互に用
いて間引きした画像データに基づく記録ヘッド507の
記録走査と、被記録媒体508を記録ヘッド507にお
ける記録素子幅の半分の長さずつ副走査方向に搬送する
動作と、を交互に繰り返すことによって、被記録媒体5
08上に順次画像を記録する。具体的には、まず、ステ
ップS201において、マスクA2を用いて間引きした
画像データに基づいて記録走査し、それから、被記録媒
体508を記録ヘッド507の記録素子幅の半分の長さ
分だけ副走査方向に搬送し、その後、ステップS202
において、マスクB2を用いて間引きした画像データに
基づいて記録走査してから、被記録媒体508を記録ヘ
ッド507の記録素子幅の半分の長さ分だけ副走査方向
に搬送する。以下同様の動作を繰り返すことによって、
被記録媒体508上に順次画像を記録する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2のマルチパス記録
方式において、例えば、ステップS204までの段階が
図1(A)の状態、ステップS205から図1(C)の
状態になる場合には、ステップS204からS205の
間における被記録媒体508の搬送時に、図1(B)の
状態、つまり被記録媒体508の後端がピンチローラ5
02から外れる時点PAを経由することになる。
【0008】例えば、記録ヘッド507として、ノズル
からインクの吐出が可能な複数の記録素子を備えたイン
クジェット記録ヘッドを用い、その記録ヘッド507の
ノズル数が256ノズル、その解像度が1200DPi
である場合、ステップS204までの図1(A)の状態
においては、図3のように、被記録媒体508上に均等
なインクドットを形成することができる。このような図
1(A)の状態においては、被記録媒体508の副走査
方向における間欠的な搬送量は、128ノズル分に相当
する約2700μmである。この被記録媒体508の搬
送量は、ステップS205以降の図1(C)の状態にお
いては、約2700μmの約100.3%にあたる約2
708μmになり、その結果、図4に示すように、イン
クドットの形成位置は、理想的なインクの着弾位置に対
して搬送量の差分である約8μmだけ副走査方向にずれ
ることになる。また、図1(B)の状態を経由して図1
(C)の状態となった場合には、このような搬送量の増
加分の約8μmとは別に、さらに約8μm程度の搬送量
の増加を伴う。これは、排紙ローラ503,504と搬
送ローラ501との搬送量の差が排紙ローラ503,5
04のスリップでは取りきれずに、被記録媒体508が
ピンチローラ502から外れた瞬間に、被記録媒体50
8や排紙ローラ503,504に対して蓄積されていた
応力が開放されるためであると考えられる。すなわち、
図1(B)の状態を経由して図1(C)の状態となった
場合、排紙ローラ503、504と搬送ローラ501の
搬送量の差分に相当する約8μmと、被記録媒体508
がピンチローラ502から外れた影響による約8μm
と、を足し合わせた約16μmを最大のずれ量として、
図5のように、インクドットの形成位置が理想的なイン
クの着弾位置から大きくずれることになる。
【0009】図3、図4、および図5における記録濃度
は、被記録媒体508上におけるインクの被覆率とほぼ
相関があり、それらの濃度は下式の関係となる。(図3
の濃度)>(図4の濃度)>(図5の濃度)
【0010】図2の場合には、ステップS204とステ
ップS205との間において被記録媒体508がピンチ
ローラ502から外れるため、図1中のP0までの記録
領域が図3の濃度となり、P5以降の記録領域が図4の
濃度となり、P1からP4までの記録領域が図5の濃度
となる。これらの結果、図6のように、バンド状の濃度
むらが発生してしまう。
【0011】本発明の目的は、記録速度の低下を極力抑
えつつ、被記録媒体の搬送方向後半部分における画像の
劣化を軽減することができる記録装置および記録方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、複
数の記録素子を備えた記録ヘッドの主走査方向の記録走
査と、前記主走査方向と交差する副走査方向における被
記録媒体の搬送と、を繰り返すことによって、前記被記
録媒体に画像を記録する記録装置において、前記被記録
媒体上の同一記録領域に対して、前記記録ヘッドのN
(Nは2以上の整数)個の記録素子を用いたM(Mは1
以上の整数)回の記録走査を伴なって画像を完成させる
第1記録制御手段と、前記被記録媒体上の同一記録領域
に対して、前記記録ヘッドのL(L≦Nの条件を満たす
整数)個の記録素子を用いたK(K>Mの条件を満たす
整数)回の記録走査を伴なって画像を完成させる第2記
録制御手段と、前記被記録媒体の搬送方向前半部分の領
域に対しては前記第1記録制御手段により画像を記録さ
せ、前記被記録媒体の搬送方向後半部分の領域に対して
は前記第2記録制御手段により画像を記録させる記録制
御切換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の記録装置は、複数の記録素
子を備えた記録ヘッドの主走査方向の記録走査と、前記
主走査方向と交差する副走査方向における被記録媒体の
搬送と、を繰り返すことによって、前記被記録媒体に画
像を記録する記録装置において、前記被記録媒体上の同
一記録領域に対し、前記記録ヘッドをM(Mは1以上の
整数)回記録走査させることにより画像を完成させる第
1記録制御手段と、前記被記録媒体上の同一記録領域に
対し、前記記録ヘッドをK(K>Mの条件を満たす整
数)回記録走査させることにより画像を完成させる第2
記録制御手段と、前記被記録媒体に対する記録動作にお
いて、前記第1記録制御手段により画像の記録を開始さ
せるとともに、前記被記録媒体の搬送位置に基づいて、
前記第1記録制御手段による画像の記録から前記第2記
録制御手段による画像の記録へ切り換える記録制御切換
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明の記録方法は、複数の記録素子を備
えた記録ヘッドの主走査方向の記録走査と、前記主走査
方向と交差する副走査方向における被記録媒体の搬送
と、を繰り返すことによって、前記被記録媒体に画像を
記録する記録方法において、前記被記録媒体上の搬送方
向前半部分における同一記録領域に対しては、前記記録
ヘッドのN(Nは2以上の整数)個の記録素子を用いた
M(Mは1以上の整数)回の記録走査を伴なって画像を
完成させ、前記被記録媒体上の搬送方向後半部分におけ
る同一記録領域に対しては、前記記録ヘッドのL(L≦
Nの条件を満たす整数)個の記録素子を用いたK(K>
Mの条件を満たす整数)回の記録走査を伴なって画像を
完成させる、ことを特徴とする。
【0015】また、本発明の記録方法は、複数の記録素
子を備えた記録ヘッドの主走査方向の記録走査と、前記
主走査方向と交差する副走査方向における被記録媒体の
搬送と、を繰り返すことによって、前記被記録媒体に画
像を記録する記録方法において、前記被記録媒体上の同
一記録領域に対して前記記録ヘッドを所定回数記録走査
させることにより画像を完成させる記録動作により、前
記被記録媒体に対する画像の記録を開始し、前記被記録
媒体の搬送位置に基づいて、画像を完成させるために前
記同一記録領域に対して前記記録ヘッドを記録走査する
回数を、前記所定回数より多くした記録動作へ変更し
て、画像の記録を行うことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、上述した従来例と同様の部分
には、同一符号を付して説明を省略する。
【0017】(記録装置の構成例)図13は、本発明を
適用可能なインクジェット記録装置の要部構成を示す模
式的斜視図である。図13において、記録手段としての
複数(本例の場合は、3つ)のヘッドカートリッジ1
A,1B,1Cは、キャリッジ2に交換可能に搭載され
る。各カートリッジ1A〜1Cのそれぞれには、それら
における記録ヘッド部を駆動するための信号を受けるコ
ネクターが設けられている。記録手段1A〜1Cは、こ
のような記録ヘッド部とインクタンクとを備えたインク
カートリッジ形態の他、インクタンクからインクが供給
される記録ヘッド形態などであってもよい。以下の説明
において、記録手段1A〜1Cの全体または任意の1つ
を指す場合には、単に、記録手段1、記録ヘッド1、ま
たはヘッドカートリッジ1ともいう。カートリッジ1
は、それぞれの記録ヘッド部から異なる色のインクを吐
出して記録するものであり、それらのインクタンク部に
は、例えばシアン、マゼンタ、イエローなどの異なるイ
ンクが収納されており、それらのインクが記録ヘッド部
から吐出される。
【0018】ヘッドカートリッジ1は、キャリッジ2に
交換可能に位置決めされて搭載されており、キャリッジ
2には、上記のコネクターを介して、各ヘッドカートリ
ッジ1に駆動信号等を伝達するためのコネクターホルダ
ー(電気接続部)が設けられている。キャリッジ2は、
装置本体に設置されたガイドシャフト3に沿って、主走
査方向に移動自在にガイドされている。主走査モータ4
により駆動されるモータプーリ5と、従動プーリ6との
間には、タイミングベルト7が掛け渡されている。キャ
リッジ2は、そのタイミングベルト7に連結されてお
り、主走査モータ4の駆動力により主走査方向に移動さ
れる。用紙やプラスチック薄板等の被記録材(被記録媒
体)8は、2組の搬送ローラ対9,10および11,1
2の回転により、ヘッドカートリッジ1の記録ヘッド部
のインク吐出口面と対向する位置(記録部)を通して副
走査方向に搬送(紙送り)される。被記録材8は、その
記録部において平坦な記録面を形成できるように、その
裏面がプラテン(不図示)により支持される。キャリッ
ジ2に搭載されたヘッドカートリッジ1におけるインク
吐出口面は、キャリッジ2から下方へ突出して、2組の
搬送ローラ対9,10および11,12の間における被
記録材8の平坦部と対向するように保持される。
【0019】本例の場合、搬送ローラ対9,10が図1
中のローラ501,502に相当し、搬送ローラ対1
1,12が図中のローラ503,505または504,
506に相当する。
【0020】本例のヘッドカートリッジ1における記録
ヘッド部は、熱エネルギーを利用してインクを吐出する
インクジェット記録手段を構成し、熱エネルギーを発生
するための吐出ヒータ(電気熱変換体)を備えたもので
ある。後述するように、その吐出ヒータによってインク
に熱エネルギーが付与され、インクの膜沸騰により生じ
るインク中の気泡の成長、および収縮に伴なう圧力変化
を利用して、吐出口よりインクを吐出させることによっ
て、記録を行う。
【0021】また、図13において、14は、記録ヘッ
ド部のインクの良好な吐出状態を維持するための回復手
段であり、記録ヘッド部のインク吐出口面のキャッピン
グが可能なキャップ15を備えており、そのキャップ1
5内は、チューブ27を介してポンプ16に接続されて
いる。回復手段14は、チューブ27を介してポンプ1
6からキャップ15内に負圧を導入することによって、
記録ヘッド部のインク吐出口からキャップ15内にイン
クを吸引排出(吸引回復動作)させたり、または、記録
ヘッド部のインク吐出口からキャップ15内に向かって
画像の記録に寄与しないインクを吐出(吐出回復動作)
させることによって、インクの良好な吐出状態を維持す
る。また、18はブレードであり、記録ヘッド部のイン
ク吐出口面の移動軌跡上に位置するように保持体17に
保持されており、ブレード18上にて記録ヘッド部が移
動することによって、ブレード18がインク吐出口面を
ワイピングする。
【0022】図14は、記録ヘッド部におけるインク吐
出部13の主要部構造を部分的に示す模式的斜視図であ
る。図14において、被記録材8と所定の隙間(約0.
5〜2mm程度)をおいて対面する吐出口面21には、所
定のピッチ(本例の場合は、360DPi)で複数(本
例の場合は、256)の吐出口22が形成され、共通液
室23と各吐出口22とを連通する各流路24の壁面に
沿って、インクを吐出するために利用される熱エネルギ
ーを発生する吐出ヒータ(発熱抵抗体などの電気熱変換
体)25が配設されている。本例のヘッドカートリッジ
1は、記録ヘッド部の吐出口22がキャリッジ2の主走
査方向と交差する方向に並ぶように、キャリッジ2に搭
載される。そして、画像信号または吐出信号に基づいて
吐出ヒータ25を駆動(通電)することにより、流路2
4内のインクに膜沸騰が生じ、その時に発生する圧力に
よって吐出口22からインクが吐出される。
【0023】図15は、図13のインクジェットプリン
ト装置における制御回路の概略構成図である。図13に
おいて、コントローラ100は主制御部であり、例えば
マイクロ・コンピュータ形態のCPU101、プログラ
ムや所要のテーブルその他の固定データを格納したRO
M103、画像データを展開する領域や作業用の領域等
が設けられたRAM105を有する。ホスト装置110
は、画像データの供給源(プリントに係る画像等のデー
タの作成、処理等を行うコンピュータとする他、画像読
み取り用のリーダ部等の形態であってもよい)である。
画像データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、
インタフェース(I/F)112を介して、コントロー
ラ100との間にて送受信される。
【0024】操作部120には、操作者による指示入力
を受容するスイッチ群が備えられており、電源スイッチ
122、プリント開始を指示するためのスイッチ12
4、吸引回復動作の起動を指示するための回復スイッチ
126等を有する。ヘッド・ドライバ140は、プリン
ト・データ等に応じて記録ヘッド1の吐出ヒータ25を
駆動するドライバである。ヘッド・ドライバ140は、
プリントデータを吐出ヒータ25の位置に対応させて整
列させるシフト・レジスタ、適宜のタイミングでプリン
トデータをラッチするラッチ回路、駆動タイミング信号
に同期して吐出ヒータを作動させる論理回路素子の他、
ドット形成位置合わせのために駆動タイミング(吐出タ
イミング)を適切に設定するタイミング設定部等を有す
る。
【0025】記録ヘッド1には、サブヒータ142が設
けられている。サブヒータ142は、インクの吐出特性
を安定させるための温度調整を行うものであり、吐出ヒ
ータ25と同時に、記録ヘッド基板上に形成された形
態、または記録ヘッド本体ないしはヘッドカートリッジ
に備えられる形態とすることができる。モータ・ドライ
バ150は主走査モータ152を駆動するドライバであ
り、副走査モータ162は被記録材8を副走査方向に搬
送するために用いられるモータであり、モータ・ドライ
バ160はそのドライバである。
【0026】(第1の実施形態)本実施形態の場合、記
録用紙などの被記録媒体における搬送方向前方側の前半
領域に対しては、2パス記録方式による記録動作(第1
記録動作)を実施し、一方、被記録媒体における搬送方
向後方側の後半領域に対しては、6パス記録方式による
記録動作(第2記録動作)を実施する。第1記録動作
は、記録ヘッド部の256ノズルを用いた記録走査と、
128ノズル分の被記録媒体の搬送と、を繰り返すこと
によって2パスの記録を行う。第2記録動作は、記録ヘ
ッド部の192ノズルを用いた記録走査と、32ノズル
分の被記録媒体の搬送と、を繰り返すことによって6パ
スの記録を行う。
【0027】図9は、本実施形態における記録動作の制
御手順を説明するためのフローチャートである。
【0028】以下に示す記録動作の制御手順は、所定の
記録動作で被記録媒体に対する画像の記録を開始し、被
記録媒体の搬送位置に基づいて、記録動作を他の記録動
作へ切り換える手順を説明するものである。なお、記録
開始時の所定の記録動作は、前述の第1記録動作に対応
するものである。また、被記録媒体の画像記録の途中で
切り換えられた後の記録動作は、前述の第2記録動作に
対応するものである。したがって、以下に示す手順によ
り、被記録媒体に対する画像記録の途中で、画像を完成
させるために被記録媒体に対して記録ヘッド1を走査さ
せる回数を多くするように記録動作が変更させることに
なる。まず、記録開始(ステップS9001)により、
被記録媒体の給紙(ステップS9002)を行う。次
に、ステップS9003にて、2パス用のランダムマス
ク(A2、B2)を記録装置本体のRAM105(図1
5参照)に展開する。次に、ステップS9004にて、
RAM105に展開したマスクを用いて、256ノズル
による記録走査と、128ノズル分の被記録媒体の搬送
動作と、を伴う第1記録動作を行う。次に、ステップS
9005にて、記録領域全面の画像が完成されたか否か
を判断する。画像が完成した場合は、ステップS901
0にて被記録媒体を排紙して、記録を終了する(ステッ
プS9011)。ステップS9005にて画像が完成し
ない場合は、ステップS9006に進み、完成している
画像の被記録媒体上における位置が記録制御の切換位置
(第1記録動作と第2記録動作の切換位置)に達してい
るか否かを判断する。その切換位置までの画像が完成し
ていない場合には、ステップS9004、S9005、
S9006の処理を繰り返す。ステップS9006にお
いて、完成している画像の被記録媒体上における位置が
記録制御の切換位置まで達していた場合には、ステップ
S9007に進み、6パス用のランダムマスク(A6、
B6、C6、D6、E6、F6)を記録装置本体のRA
M105に展開する。次に、ステップS9008にて、
RAM105に展開したマスクを用いて、192ノズル
を用いた記録走査と、32ノズル分の被記録媒体の搬送
と、を伴う第2記録動作を行う。次に、ステップS90
09にて、記録領域全面の画像が完成したか否かを判断
する。画像が完成した場合は、ステップS9010に進
んで被記録媒体を排紙して、記録を終了する(ステップ
S9011)。ステップS9009にて画像が完成して
いない場合には、ステップS9008に進み、画像が完
成されるまで第2記録動作を繰り返す。したがって、記
録画像が切換位置に達しなければ、第2記録動作は行わ
れない。
【0029】図7は、切換位置(PC)前後の第1記録
動作と第2記録動作の説明図であり、図2と同様に、記
録ヘッド1のノズル使用領域、使用するマスク、および
記録ヘッド1と被記録媒体の相対的な位置関係が表され
ている。第1、第2記録動作の切換位置PCは、P0と
P1の領域の境界になる。まず、ステップS101から
S103までは、ランダムマスクA2とB2を交互に用
い、全256ノズルによる記録走査と、その半分の12
8ノズル分の被記録媒体の搬送と、を伴う2パスの第1
記録動作を繰り返す。次のステップS104では、被記
録媒体を搬送せずに、被記録媒体の搬送方向上流側(図
7中下方側)のノズルを用いて、切換位置PC以前の画
像を完成させる。次のステップS105以降は、被記録
媒体の32ノズル分の搬送と、A2、B2、C2、D
2、E2、F2を順次使用した記録走査と、を伴なう6
パスの第2記録動作を繰り返す。
【0030】また、ステップS104以降の記録走査に
おいて、画像が完成されている領域に関しては、記録デ
ータを破棄して空白の画像データを与える。例えば、ス
テップS104においては、先のステップS102,S
103にて完成された画像の記録領域に対応する記録デ
ータ、つまり被記録媒体の搬送方向下流側(図7中上
側)の128ノズルの記録データに関しては、その記録
データが破棄されて空白のデータが与えられ、実質的
に、その128ノズルによる記録は行われない。ステッ
プS105以降も同様であり、前回までのステップにて
完成された画像の記録領域に対応するノズルは使用しな
い。図7における「×」印は、それが付されたノズルの記
録走査領域に関して、空白のデータが与えられることを
意味する。
【0031】図7中のステップS104までの記録動作
が第1記録動作に相当し、(ステップS105以降の記
録動作が第2記録動作に相当する。これらの記録動作の
ための制御を切換える境界PBは、特定の期間内に、被
記録媒体がピンチローラ502(10)から外れる時点
PAを保証するように設定する。その特定の期間は、第
2記録動作によって最初に画像が完成される領域(本例
の場合は、領域P1)よりも1つ前の領域(本例の場合
は、領域P0)の記録走査以降における被記録媒体の搬
送時、つまりステップS103以降における被記録媒体
の搬送時である。図1(B)のように、ピンチローラ5
02(10)から、記録ヘッド507(1)の記録領域
509までの距離をLとし、また被記録媒体508
(8)の後端から切換位置PCまでの距離をDとし、第
2記録動作における1回の被記録媒体の搬送量をF(本
例の場合は、32ノズル分)とし、第2記録動作におけ
るパス数をN(本例の場合は、6パス)とし、被記録媒
体の後端の検出精度を±ΔAとした場合、下式の関係が
記録速度に関して最も効率よい。
【0032】D=L+ΔA+F×(N−1) 被記録媒体の後端位置の検知手段としては、例えば、ピ
ンチローラ502(10)よりも給紙側(図1中の右
側)に備えたセンサを用いて検出する手段、あるいは被
記録媒体の全長データに基づいて被記録媒体の前端検知
時点からの搬送距離によって後端位置を判断する手段な
どを用いることができる。予め、被記録媒体の後端位置
を判断することによって、上式の関係から、最適な切換
位置PCを設定することができる。図7においては、ス
テップS110とステップS111との間における被記
録媒体の搬送時に、ピンチローラ502(10)から被
記録媒体が外れる(外れ時点PA)。
【0033】図9は、このような記録方法によって、一
様なべた画像を記録した場合の記録画像の説明図であ
る。図9において、領域P1までの画像は理想的なイン
クの着弾によって形成される。領域P2の画像は、6回
の記録走査の内の1回の記録走査(ステップS111の
記録走査)において、被記録媒体がピンチローラ502
(10)から外れたことによる影響と、搬送ローラ50
1(9)と排紙ローラ503〜506(11,12)と
の搬送量の差に伴う影響を受け、それらの影響が合わさ
った分だけインクの着弾位置がずれる。ランダムマスク
A2、B2、C2、D2、E2、F2は、マクロ的に
は、それぞれ一様な比率の間引き率であるため、1回の
記録走査による記録は、記録画像データを6分の1間引
いた記録となる。
【0034】また、前述した従来例において、被記録媒
体がピンチローラが外れたことによる濃度低下量をΔD
A、搬送ローラと排紙ローラの搬送量の差を伴なって1
28ノズル分搬送した場合の濃度低下量をΔDBとした
場合、簡易的に濃度低下とインクの着弾位置のズレ量が
比例関係にあるとすると、それぞれの領域における濃度
の低下量は下式のように表される。
【0035】下式においては、2回の記録走査による完
成に対して6回の記録走査となるため、2回の記録走査
による濃度低下量ΔDA、ΔDBのそれぞれを1/3
(=2回/3回)として計算した。また、簡易的に着弾
位置のズレ量が比例関係としているため、所定の記録領
域での各記録走査を行うまでの搬送量と128ノズル分
の搬送量の比を足し合わせて計算した。 (P2の濃度低下)=ΔDA/3+ΔDB×(32/128)/3 =0.33ΔDA+0.08ΔDB (P3の濃度低下)=ΔDA/3+ΔDB×{(32+64)/128}/3 =0.33ΔDA+0.25ΔDB (P4の濃度低下)=ΔDA/3+ΔDB×{(32+64+96)/128}/3 =0.33ΔDA+0.50ΔDB (P5の濃度低下)=ΔDA/3+ΔDB×{(32+64+96+128)/12 8}/3 =0.33ΔDA+0.83ΔDB (P6の濃度低下)=ΔDA/3+ΔDB×{(32+64+96+128+160 )/128}/3 =0.33ΔDA+1.25ΔDB (P7の濃度低下)=ΔDA/3+ΔDB×{(32+64+96+128+160+ 192)/128}/3 =0.33ΔDA+1.75ΔDB (P8の濃度低下)=ΔDB×{(32+64+96+128+160+192+22 4)/128}/3 =2.33ΔDB
【0036】さらに、ΔDA=ΔDB×2とすると、各
領域間における濃度差は下式によって表される。 (P1とP2の濃度差)=−0.33ΔDA−0.08ΔDB =−0.75ΔDB (P2とP3の濃度差)=−0.17ΔDB (P3とP4の濃度差)=−0.25ΔDB (P4とP5の濃度差)=−0.33ΔDB (P5とP6の濃度差)=−0.42ΔDB (P6とP7の濃度差)=−0.50ΔDB (P7とP8の濃度差)=0.33ΔDA−0.58ΔDB =0.08ΔDB
【0037】これに対し、従来例の図6における濃度変
化は、下式によって表される。 (P0とP1の濃度変化)=−ΔDA−ΔDB =−3.00ΔDB (P4とP5の濃度変化)=ΔDA−ΔDB =ΔDB
【0038】以上の比較結果から、従来例の場合よりも
本例の方が各領域間の濃度差が小さいことが分かる。し
たがって、本例の記録制御を行うことにより、従来例に
比して、各領域間での濃度変化が小さくなり、視覚上の
画像欠陥を軽減できることになる。
【0039】本例では、第2記録動作の制御において給
紙側(図7中下側)のノズルを使用した。しかし、図1
0のように、第2記録動作を行うステップS305以降
において排紙側(図7中上側)のノズルを使用すること
も考えられる。図7の場合、ステップS110とステッ
プS111との間における被記録媒体の搬送時に被記録
媒体がピンチローラから外れたのに対し、図10の場合
は、第2記録動作の制御において用いるノズルの位置を
排紙側にずらしたために、ステップS308とステップ
S309との間における被記録媒体の搬送時に被記録媒
体がピンチローラから外れることになる。したがって、
図10のように排紙側のノズルを使用した場合、第1記
録動作による記録領域は、図7のように給紙側のノズル
を使用した場合よりも狭くなる。
【0040】(他の実施形態)上述した実施形態の場
合、記録用紙などの被記録媒体の搬送方向前半部分の領
域に対しては、第1記録動作として256ノズルを用い
た記録走査と128ノズル分の被記録媒体の搬送とを繰
り返す2パスの第1記録動作を行い、また被記録媒体の
搬送方向後半部分の領域に対しては、192ノズルを用
いた記録走査と32ノズル分の被記録媒体の搬送とを繰
り返す6パスの第2記録動作を行うように制御した。被
記録媒体がピンチローラから外れる際の影響が小さい場
合は、マルチパスのパス数を増やすことはあまり有用で
はない。その理由は、マルチパスのパス数を増やすと使
用するノズル幅が増加して、同一記録領域を記録する際
の最初のパスと最終のパスとの間における被記録媒体の
搬送量が増加することになり、搬送ローラと排紙ローラ
の搬送量の差に伴う濃度の低下が大きくなるからであ
る。そこで、ピンチローラから記録媒体が外れる際の影
響が小さい場合には、図11に示すように、第2記録動
作として、給紙側の96ノズルを用いた記録走査と32
ノズル分の被記録媒体の搬送とを繰り返す3パス方式を
採用することにより、使用するノズル数を少なくするこ
とができる。
【0041】さらに、他の実施形態としては、図12の
ように、被記録媒体の搬送方向前半部分の領域に対し
て、256ノズルを用いた記録走査と64ノズル分の被
記録媒体の搬送とを繰り返す4パスの第1記録動作を行
い、また被記録媒体の搬送方向後半部分の領域に対し
て、256ノズルを用いた記録走査と32ノズル分の被
記録媒体の搬送とを繰り返す8パスの第2記録動作を行
うように制御することも可能である。また、被記録媒体
の種類により、図12に示した制御方法と図7に示した
制御方法とを切り替えてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、被記録
媒体の搬送方向後半部分において、被記録媒体上の同一
領域に対する記録ヘッドの記録走査回数を増加させるよ
うに、記録動作を変更することにより、記録速度の低下
を極力抑えつつ、被記録媒体の搬送方向後半部分におけ
る画像の劣化を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)は、一般的なシリアル
スキャンタイプの記録装置における被記録媒体の搬送段
階の説明図である。
【図2】図2は、従来のマルチパス記録方式の一例の説
明図である。
【図3】図1(A)の状態におけるインクドットの形成
位置の説明図である。
【図4】図1(C)の状態におけるインクドットの形成
位置の説明図である。
【図5】図1(B)の状態を経由して図1(C)の状態
となった場合におけるインクドットの形成位置の説明図
である。
【図6】図2の記録方式による記録結果の説明図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態における記録方式の説明図
である。
【図8】本発明の一実施形態における記録動作の制御手
順を説明するためのフローチャートである。
【図9】図7の記録方式による記録結果の説明図であ
る。
【図10】本発明の他の実施形態における記録方式の説
明図である。
【図11】本発明のさらに他の実施形態における記録方
式の説明図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態における記録方
式の説明図である。
【図13】本発明を適用可能なインクジェット記録装置
の要部構成を示す模式的斜視図である。
【図14】図13のヘッドカートリッジにおけるインク
吐出部の主要部構造を部分的に示す模式的斜視図であ
る。
【図15】図13のインクジェット記録装置における制
御回路の概略構成図である。
【符号の説明】
501(9) 搬送ローラ 502(10) ピンチローラ 503,504(11) 排紙ローラ 505,506(12) 排紙拍車 507(1) 記録ヘッド 508(8) 被記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 勅使川原 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA06 EA07 EC11 EC74 EC75 FA03 FA10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を備えた記録ヘッドの主
    走査方向の記録走査と、前記主走査方向と交差する副走
    査方向における被記録媒体の搬送と、を繰り返すことに
    よって、前記被記録媒体に画像を記録する記録装置にお
    いて、 前記被記録媒体上の同一記録領域に対して、前記記録ヘ
    ッドのN(Nは2以上の整数)個の記録素子を用いたM
    (Mは1以上の整数)回の記録走査を伴なって画像を完
    成させる第1記録制御手段と、 前記被記録媒体上の同一記録領域に対して、前記記録ヘ
    ッドのL(L≦Nの条件を満たす整数)個の記録素子を
    用いたK(K>Mの条件を満たす整数)回の記録走査を
    伴なって画像を完成させる第2記録制御手段と、 前記被記録媒体の搬送方向前半部分の領域に対しては前
    記第1記録制御手段により画像を記録させ、前記被記録
    媒体の搬送方向後半部分の領域に対しては前記第2記録
    制御手段により画像を記録させる記録制御切換手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記被記録媒体の搬送方向前半部分と搬
    送方向後半部分とを判別する判別手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、前記被記録媒体の搬送
    方向先端からの距離に基づいて、前記被記録媒体の搬送
    方向前半部分と搬送方向後半部分とを判別することを特
    徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、前記被記録媒体の搬送
    方向後端からの距離に基づいて、前記被記録媒体の搬送
    方向前半部分と搬送方向後半部分とを判別することを特
    徴とする請求項2に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、前記被記録媒体を搬送
    するための搬送ローラから、前記被記録媒体の搬送方向
    後端が外れるときの前記被記録媒体の搬送位置を基準と
    して、前記被記録媒体の搬送方向前半部分と搬送方向後
    半部分とを判別することを特徴とする請求項2から4の
    いずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドにおける記録素子は、イ
    ンク吐出口からインクの吐出が可能であることを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドにおける記録素子は、前
    記インク吐出口からインクを吐出するためのエネルギー
    として熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 複数の記録素子を備えた記録ヘッドの主
    走査方向の記録走査と、前記主走査方向と交差する副走
    査方向における被記録媒体の搬送と、を繰り返すことに
    よって、前記被記録媒体に画像を記録する記録方法にお
    いて、 前記被記録媒体上の搬送方向前半部分における同一記録
    領域に対しては、前記記録ヘッドのN(Nは2以上の整
    数)個の記録素子を用いたM(Mは1以上の整数)回の
    記録走査を伴なって画像を完成させ、 前記被記録媒体上の搬送方向後半部分における同一記録
    領域に対しては、前記記録ヘッドのL(L≦Nの条件を
    満たす整数)個の記録素子を用いたK(K>Mの条件を
    満たす整数)回の記録走査を伴なって画像を完成させ
    る、 ことを特徴とする記録方法。
  9. 【請求項9】 前記被記録媒体の搬送方向先端からの距
    離に基づいて、前記被記録媒体の搬送方向前半部分と搬
    送方向後半部分とを判別することを特徴とする請求項8
    に記載の記録方法。
  10. 【請求項10】 前記被記録媒体の搬送方向後端からの
    距離に基づいて、前記被記録媒体の搬送方向前半部分と
    搬送方向後半部分とを判別することを特徴とする請求項
    8に記載の記録方法。
  11. 【請求項11】 前記被記録媒体を搬送するための搬送
    ローラから、前記被記録媒体の搬送方向後端が外れると
    きの前記被記録媒体の搬送位置を基準として、前記被記
    録媒体の搬送方向前半部分と搬送方向後半部分とを判別
    することを特徴とする請求項8に記載の記録方法。
  12. 【請求項12】 複数の記録素子を備えた記録ヘッドの
    主走査方向の記録走査と、前記主走査方向と交差する副
    走査方向における被記録媒体の搬送と、を繰り返すこと
    によって、前記被記録媒体に画像を記録する記録装置に
    おいて、 前記被記録媒体上の同一記録領域に対し、前記記録ヘッ
    ドをM(Mは1以上の整数)回記録走査させることによ
    り画像を完成させる第1記録制御手段と、 前記被記録媒体上の同一記録領域に対し、前記記録ヘッ
    ドをK(K>Mの条件を満たす整数)回記録走査させる
    ことにより画像を完成させる第2記録制御手段と、 前記被記録媒体に対する記録動作において、前記第1記
    録制御手段により画像の記録を開始させるとともに、前
    記被記録媒体の搬送位置に基づいて、前記第1記録制御
    手段による画像の記録から前記第2記録制御手段による
    画像の記録へ切り換える記録制御切換手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 複数の記録素子を備えた記録ヘッドの
    主走査方向の記録走査と、前記主走査方向と交差する副
    走査方向における被記録媒体の搬送と、を繰り返すこと
    によって、前記被記録媒体に画像を記録する記録方法に
    おいて、 前記被記録媒体上の同一記録領域に対して前記記録ヘッ
    ドを所定回数記録走査させることにより画像を完成させ
    る記録動作により、前記被記録媒体に対する画像の記録
    を開始し、 前記被記録媒体の搬送位置に基づいて、画像を完成させ
    るために前記同一記録領域に対して前記記録ヘッドを記
    録走査する回数を、前記所定回数より多くした記録動作
    へ変更して、画像の記録を行うことを特徴とする記録方
    法。
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