JP2002224513A - フィルタ - Google Patents

フィルタ

Info

Publication number
JP2002224513A
JP2002224513A JP2001025019A JP2001025019A JP2002224513A JP 2002224513 A JP2002224513 A JP 2002224513A JP 2001025019 A JP2001025019 A JP 2001025019A JP 2001025019 A JP2001025019 A JP 2001025019A JP 2002224513 A JP2002224513 A JP 2002224513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
filter
lath
strainer
net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001025019A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Okano
俊也 岡野
Junji Yano
純二 矢野
Masanobu Imai
正信 今井
Takuji Furuta
卓司 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Fujikoki Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2001025019A priority Critical patent/JP2002224513A/ja
Publication of JP2002224513A publication Critical patent/JP2002224513A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分に異物を捕捉し、空調装置にトラブルが
発生することを防止できるフィルタを提供する。 【解決手段】 ストレーナ5は、拡大図に示すように、
中間に金網5aを挟んで外側にパンチングメタル5b、
内側にラスメタル5cを有する3層構造をしており、パ
ンチングメタル5bとラスメタル5cが金網5aの補強
材を構成している。なお、パンチングメタル5bをラス
メタルに代え、金網5aを両側からラスメタルにより補
強するようにしてもよい。金網5aは、綾畳織された金
属体からなり、1000メッシュのものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタ、特に空
調設備等に利用される熱媒体が流れる配管系に設置して
用いるのに好適なフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空調装置に用いられる冷媒等の熱
媒体を流す配管系には、ストレーナが設置され、配管中
の異物を捕捉して、これらの異物が空調装置中に入り、
コンプレッサ等を損傷させることがないようにされてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際には、
新規配管系設置の場合のフラッシング不良に起因して、
施工時に発生した異物が空調装置内に侵入することがあ
った。また、既設配管をそのままにして空調機のみを新
調したばあいには、既設配管内に存在する異物が、空調
装置内に侵入することがあった。これらのことは、従来
のストレーナが十分に機能を果たしていないことを示し
ている。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、新設配管に設置される場合でも、既設配管に
設置される場合でも、十分に異物を捕捉し、空調装置に
異物が侵入することを防止できるフィルタを提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、ストレーナ部に、綾畳織により形成さ
れた金属体からなる網を有してなり、粒径が20μm以
上の粒子を捕捉可能とされていることを特徴とするフィ
ルタ(請求項1)である。
【0006】従来のストレーナがその目的とする機能を
十分発揮できなかったのは、そのろ過能力と実際に配管
中に存在する異物の大きさとのマッチングが不適当であ
ることが原因であると思われた。そこで、発明者らは、
実際に配管中に存在する異物の大きさの分布を調査し
た。その結果を図3に示す。
【0007】図3において、(a)は、窒素ブローによ
るフラッシングをする前の新設配管(配管長100m、溶
接箇所143箇所)における異物の種類と大きさ及びその
量を示したものであり、(b)は、実際の施工現場にお
いて窒素ブローによりフラッシングを行った後の配管に
おける異物の種類と大きさを示すものである。なお、こ
の調査は、ろ過能力が10μmのフィルタを使用して行
った。
【0008】図3に示すように、新設配管の場合、フラ
ッシングを忘れると大きな粒径の異物が配管中に残り、
また、窒素ブローをした場合でも、粒径が35μmを超
える異物が配管中に残っている。
【0009】一方、粒径が20μm以上の異物を含ま
ず、粒径が20μm未満の異物(コンタミネーション)
が70g含まれる冷媒を空調機に使用し、1000時間連続
運転しても異常は発生しなかった。これらのことから、
熱媒体中に含まれる異物の粒径を20μm未満とすれ
ば、空調装置の異常を引き起こさないと結論される。
【0010】しかるに、従来用いられてきたストレーナ
は、平織された金網からなるものであり、メッシュ数は
100メッシュ程度であった。これでは、小さな異物を
捕捉することができず、空調装置のトラブルの原因とな
るのも当然であることが判明した。
【0011】熱媒体中に含まれる異物の粒径を20μm
未満とするためには、それに対応するろ過能力を有する
フィルタを使用すればよい。しかしながら、従来一般に
用いられていたフィルタで、これに対応できるものは、
フェルト等を使用したものに限られていた。ところが、
最近の空調機は、冷暖房兼用のものが普通であり、暖房
用として使用する場合は、熱媒体の温度が150℃程度に
達する。しかるに、フェルト等を使用したフィルタは、
60〜70℃が使用限界であり、従って、熱媒体用とし
て使用することができなかった。また、フェルト等を使
用したフィルタにおいては、圧損が大きいため、空調配
管系の圧力損失を所定値以下に収めるためには、フィル
タを大型化せざるをえず、実用に供さないという問題点
もあった。
【0012】そこで、本発明者らは、全く新しい方式の
フィルタを開発することとし、鋭意研究の結果、綾畳織
により形成された金属体からなる網を使用することによ
り、粒径が20μm以上の異物を確実に捕捉でき、か
つ、熱媒体の使用温度に十分耐えることができ、圧損も
小さいフィルタが得られることを見出した。本フィルタ
は上記のような性質を有するので、熱媒体が流れる配管
系に設置して用いることにより、確実に、空調設備を異
物の侵入起因する故障から守ることができる。
【0013】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、前記網の両面が、流体が通過
できる補強体によって補強されていることを特徴とする
もの(請求項2)である。
【0014】フィルタのメッシュを構成する網は、圧損
を小さくするためなるべく薄くすることが好ましい。し
かしながら、捕捉される異物の量が多くなるに従って、
網の表裏面での圧力差が大きくなり、その力により破損
する可能性がある。これを防止するため、従来のフィル
タにおいても、網の低圧側に補強体(パンチングメタル
等)を設けることがなされていた。
【0015】ところが、空調機に用いられるフィルタに
おいては、暖房運転の場合と冷房運転の場合では、熱媒
体の流れ方向が逆転する。よって、従来のように、網の
片側にのみ補強体を設けるのでは不十分である。本手段
においては、前記網の両面に流体が通過できる補強体を
設けているので、熱媒体の流れの方向が変わっても、網
が破損することが無い。
【0016】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第2の手段であって、前記補強体の少なくとも一方
が、ラスメタルであることを特徴とするもの(請求項
3)である。
【0017】前述のように、従来は補強体としてパンチ
ングメタルが使用されてきたが、網の表裏面に補強体を
設ける場合、パンチングメタルを使用すると、その孔の
部分と孔の無い部分が重なって、流体が通過できなかっ
たり、通過面積が小さくなったりする場合がある。
【0018】本手段においては、補強体の少なくとも一
方にラスメタル(エクスパンドメタル)を使用している
ので、このような問題は発生しない。また、ラスメタル
は、強度が大きくかつ開口面積比の大きいものが容易に
得られるので、フィルタを安価に製造することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1
例であるフィルタの構造を示す図である。フィルタ1に
おいては、円筒からなる胴体部2に円環状の鏡板3が、
その両端部にアーク溶接され、鏡板3の内径部に、継手
部4が銀ロー付けされた構造をしている。円筒状のスト
レーナ5は、その一方を補強板6により補強され、他の
一方をストレーナホルダ7により保持されている。補強
板6は4箇所に突出部6aを有する円環状部材であり、
その突出部6aにストレーナ5が嵌まり込んで、その先
端部が円環部に当接している。
【0020】ストレーナホルダ7は円板状の部材であ
り、その外周部(カシメ部)7aは、ストレーナ5の端
部を挟み込むように曲げられてカシメられ、ストレーナ
5を保持している。その凹部7bにはコイルばね8が嵌
まり込んでおり、その付勢力によりストレーナ5を、突
出部6aを介して補強板6に当接させている。
【0021】ストレーナ5は、図1の拡大図に示すよう
に、中間に金網5aを挟んで外側にパンチングメタル5
b、内側にラスメタル5cを有する3層構造をしてお
り、パンチングメタル5bとラスメタル5cが金網5a
の補強材を構成している。なお、パンチングメタル5b
をラスメタルに代え、金網5aを両側からラスメタルに
より補強するようにしてもよい。
【0022】このフィルタ1を組み立てるには、鏡板3
に継手4をロウ付けしたものを用意し、胴体2の図1に
おける左側に、鏡板3をアーク溶接する。一方、ストレ
ーナ5の一端をストレーナホルダ7により挟み込み、カ
シメ加工により保持する。そして、ストレーナの多端を
補強板6の突出部6aの外周に差込み、これらを胴体2
中に、図の右側から差込み、コイルばね8をストレーナ
ホルダ7の凹部7bに当接させる。そして、その状態
で、図の右側の鏡板3と継手4をコイルばね8の付勢力
に抗しながら押し込み、胴体2と鏡板3をアーク溶接し
て組み立てを完成する。
【0023】金網5aは、綾畳織された金属体からな
り、1000メッシュのものである。綾畳織とは、綾織と畳
織とを結合した織り方であり、図2に示すように、太い
縦糸と細い横糸で織られ、その横線は相接して丁度畳の
ように見えると共に、横糸は、2本の縦糸と順次上下に
交差し、縦糸は横糸と2本ごとに上下に交差している折
方である。この織り方では、目開きが綾織よりも非常に
小さくなると共に、その強度が畳織よりも大きくなる。
これにより、通常の金網では実現困難な1000メッシュ以
上の微細なメッシュを構成することが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフィ
ルタは、空調設備に悪影響を及ぼす微細な異物を確実に
捕捉することができると共に、高温で使用することがで
きるので、冷暖房兼用の空調設備にも使用することがで
きる。なお、以上の説明においては、熱媒体用のフィル
タに使用されることを前提として説明を行ってきた。本
フィルタが熱媒体用のフィルタとして特に好適なもので
あることは確かであるが、本フィルタの用途は熱媒体用
に限られるものではなく、他に、微細な異物を補足する
必要がある場合、流体の流れの方向が双方向であるよう
な場合に使用することが可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例であるフィルタの構
造を示す図である。
【図2】綾畳織の構造を示す図である。
【図3】配管中に存在する異物の大きさの分布を調査し
た結果を示す図である。
【符号の説明】
1…フィルタ、2…胴体部、3…鏡板、4…継手部、5
…ストレーナ、5a…金網、5b…パンチングメタル、
5c…ラスメタル、6…補強板、6a…突出部、7…ス
トレーナホルダ、7a…外周部(カシメ部)、7b…凹
部、8…コイルばね
フロントページの続き (72)発明者 矢野 純二 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 今井 正信 東京都世田谷区等々力7丁目17番24号株式 会社不二工機内 (72)発明者 古田 卓司 東京都世田谷区等々力7丁目17番24号株式 会社不二工機内 Fターム(参考) 4D019 AA03 BA02 BB02 BB10 4D064 AA01 BA02 BA40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレーナ部に、綾畳織により形成され
    た金属体からなる網を有してなり、粒径が20μm以上
    の粒子を捕捉可能とされていることを特徴とするフィル
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルタであって、前
    記網の両面が、流体が通過できる補強体によって補強さ
    れていることを特徴とするフィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のフィルタであって、前
    記補強体の少なくとも一方が、ラスメタルであることを
    特徴とするフィルタ。
JP2001025019A 2001-02-01 2001-02-01 フィルタ Abandoned JP2002224513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001025019A JP2002224513A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001025019A JP2002224513A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002224513A true JP2002224513A (ja) 2002-08-13

Family

ID=18890079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001025019A Abandoned JP2002224513A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002224513A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082682A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Daikin Ind Ltd 冷媒配管用フィルタ
EP1975527A2 (en) 2007-03-28 2008-10-01 Hitachi Appliances, Inc. Refrigeration cycle apparatus
JP2009106880A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Seiko Epson Corp 流体機器におけるフィルタの取付構造、これを備えた圧力調整弁および機能液供給機構、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置
WO2013059307A3 (en) * 2011-10-17 2013-10-10 Temptronic Corporation Temperature system having an impurity filter
JP2014031807A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Kurimoto Shoji Kk ボール弁装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082682A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Daikin Ind Ltd 冷媒配管用フィルタ
EP1975527A2 (en) 2007-03-28 2008-10-01 Hitachi Appliances, Inc. Refrigeration cycle apparatus
JP2009106880A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Seiko Epson Corp 流体機器におけるフィルタの取付構造、これを備えた圧力調整弁および機能液供給機構、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置
WO2013059307A3 (en) * 2011-10-17 2013-10-10 Temptronic Corporation Temperature system having an impurity filter
CN104114973A (zh) * 2011-10-17 2014-10-22 天普桑尼克公司 具有杂质过滤器的温度***
JP2015503073A (ja) * 2011-10-17 2015-01-29 テンプトロニック コーポレイション 不純物フィルタを備える調温システム
US9335080B2 (en) 2011-10-17 2016-05-10 Temptronic Corporation Temperature system having an impurity filter
JP2014031807A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Kurimoto Shoji Kk ボール弁装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6409785B1 (en) Cleanable HEPA filter media
EP2143934B1 (en) Filter apparatus for fuel
US5814118A (en) HEPA filter for venting chambers
US6123617A (en) Clean room air filtering system
JP5076950B2 (ja) 空気調和装置用ストレーナ
US10512876B2 (en) Air filter for bleed valve assembly
CN115591300A (zh) 褶皱式流体过滤器元件和方法
KR20070004340A (ko) 배관 내장형 필터 및 이를 갖춘 공기조화기
JP2005249336A (ja) 空気調和機
US20060283326A1 (en) Air cleaner and fuel adsorbent member
JP2002224513A (ja) フィルタ
JP2002355508A (ja) 流体用濾過装置
JP2005249336A5 (ja)
CA2337947C (en) Pleated filter and method of making the same
EP2684592B1 (de) Filterkerze
US20010027945A1 (en) Method of manufacturing a metallic filter
JP2012184866A (ja) 冷凍サイクル装置
CN112856575A (zh) 一种空调***及其排除杂质方法
CN218495440U (zh) 一种压缩机吸气过滤结构、压缩机和调温设备
JP3505989B2 (ja) 空気調和機
JP5405145B2 (ja) 空気調和装置
JP3329113B2 (ja) 空気調和機のエアーパージ装置、空気調和機のエアーパージ方法及び空気調和機
CN212457535U (zh) 过滤器、制冷***、室外机及空调器
JP3222922U (ja) 冷暖房システムの洗浄装置
JP3055012B2 (ja) 凝縮液排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071119

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071226