JP2002217880A - クロック同期回路及びクロック同期方法 - Google Patents

クロック同期回路及びクロック同期方法

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JP2002217880A JP2001010691A JP2001010691A JP2002217880A JP 2002217880 A JP2002217880 A JP 2002217880A JP 2001010691 A JP2001010691 A JP 2001010691A JP 2001010691 A JP2001010691 A JP 2001010691A JP 2002217880 A JP2002217880 A JP 2002217880A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのチャネルのベースバンド回路の電気長
差を自動補償し、BER特性の劣化を防止するクロック
同期回路及びクロック同期方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、直交変調方式の復調器におい
て、直交検波された2つのチャネル間でのベースバンド
回路の電気長差が存在するとき、それぞれのチャネルの
ベースバンド信号をA/D変換器1,2によりA/D変
換した際に、最適位相からずれて位相検出器4,14で
サンプリングされたデータの差分に応じてタップ制御回
路12から出力されるタップ係数に基づいて補間回路1
3でデジタル的に自動補正する。よって、従来の構成に
比べBER特性の劣化を防止することができ、また、1
つのチャネルからのクロック再生制御により2つのチャ
ネル共に最適位相でのサンプリング状態とすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック同期回路
及びその方法に関し、特にデジタル信号処理による直交
変調方式の復調装置に適用されるクロック同期回路及び
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI技術の進展により、直交振
幅変調(QAM)を用いた変調速度が10MHz以上の
高速な通信システムにもデジタル信号処理による復調装
置が導入されつつある。このようなデジタル信号処理に
よる復調装置を用いた場合、アナログ回路によるものと
比べて、経時変化がない、特性のばらつきがない、集積
化が可能、調整が不要、といった様々なメリットがあ
る。
【0003】デジタル信号処理による復調装置では、復
調されたデジタル信号からクロック位相情報を取り出す
方式が用いられる。このような従来のクロック同期回路
の概略を図7を参照して以下に説明する。図7におい
て、従来のクロック同期回路は、A/D変換器71,7
2と、PD(位相検出器)74と、LPF(ループフィ
ルタ)75と、D/A変換器76と、VCO(電圧制御
発振器)77と、により構成される。
【0004】通常、クロック位相を得るためには、変調
速度の2倍(2fs)でサンプリングされた信号が必要
である。PD(位相検出器)74は、図8に示すよう
に、クロック位相を得るための条件を検出する制御条件
検出部81と、クロック位相情報を検出する位相情報検
出部82と、から構成される。
【0005】PD74での位相検出の条件は、Pチャネ
ルもしくはQチャネルの各々のT/2間隔の3つの信号
(D1,D2,D3)のうち、D1とD3の極性が逆で
あることである。その時に、上記条件が成り立っている
チャネルのD2の極性が、D1と一致していると位相進
み、不一致だと位相遅れと検出する。
【0006】以上の条件で従来のクロック同期回路を動
作させると、クロックの2分周回路の反転出力側が、ア
イパターンのゼロクロスのタイミングとなる。Pチャネ
ル、Qチャネル両方の情報を使う場合、例えば、図9に
示すように両チャネルのPD91,92の出力をSEL
(選択回路)93にて選択することにより、PDの出力
とすればよい。最終的な復調装置の出力としては、倍速
で出力されている信号を2分周回路の正相出力クロック
で打ち抜いたものをとればよい。LPF75は、PD7
4の出力が条件を満たしている場合のみ、位相情報に応
じてその状態を変化させる。
【0007】LPF75は、図10に示されるような回
路構成である。α、βはループ特性を決めるパラメータ
である。クロック用のVCOは、アナログのVCOであ
る。従って、VCOとデジタル回路であるLPF75を
接続するために、LPFの出力をアナログ信号に変換す
るD/A変換器が必要となる。A/D変換器のサンプリ
ングクロックはD/A変換器の出力で、その発振周波数
が制御されるVCOから供給される。この時のベースバ
ンドアナログ信号とサンプリングクロックとの位相関係
がPDで検出され、その結果でVCOの発振周波数が変
化することにより、クロック位相は常時サンプリングに
最適な位相に制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、IF信号から
BB信号に変換された後のBB回路の電気長は、アナロ
グ部品の遅延のばらつき等により2つのチャネル間で完
全に一致しているわけではない。このため、A/D変換
器に入力されるサンプリングクロックが同じ位相であっ
ても、2つのチャネルのサンプリングタイミングが両方
とも最適であるとは限らない。
【0009】例えば、Pチャネル側を最適に合わせるよ
うクロック位相制御を行ったとき、Qチャネル側がずれ
てしまい、P,Qの平均値に合わせるように制御を行っ
たときは、両方が最適値からずれることとなる。このず
れは、変調速度が高い場合に無視できず、かつ準同期検
波の復調器の場合、等化器では除去できないためBER
(Bit Error Rate)特性の劣化が起こり、特に変調多値数
が大きい場合、この劣化が問題となる。
【0010】本発明は、2チャネルのBB回路の電気長
差を自動補償し、BER特性の劣化が起こらないクロッ
ク同期回路及びその方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、直交検波された第1のチャ
ネル及び第2のチャネルのうち、第1のチャネルのベー
スバンド信号をA/D変換して第1のデジタル信号を出
力する第1のA/D変換手段と、第2のチャネルのベー
スバンド信号をA/D変換して第2のデジタル信号を出
力する第2のA/D変換手段と、第1のデジタル信号か
ら第2のA/D変換手段におけるサンプリング位相を制
御する制御手段と、第2のデジタル信号から第1のチャ
ネルに対するサンプリング位相のずれを検出する検出手
段と、検出手段により検出されたサンプリング位相のず
れに基づく係数に対応じて第2のデジタル信号を補間す
る補間手段と、を有することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、直交検波された第
1のチャネル及び第2のチャネルのうち、第1のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第1のデジタル
信号を出力する第1のA/D変換回路と、第2のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第2のデジタル
信号を出力する第2のA/D変換回路と、第1のデジタ
ル信号を一定時間遅延して出力する遅延回路と、遅延回
路から一定時間遅延されて出力される第1のデジタル信
号の位相情報を検出する第1の位相検出器と、第2のデ
ジタル信号をタップ係数に基づいて補間する補間回路
と、補間回路の出力から位相情報を検出する第2の位相
検出器と、第1の位相検出器により検出された位相情報
を積分する第1の積分器と、第2の位相検出器により検
出された位相情報を積分する第2の積分器と、第1の積
分器の出力から第2の積分器の出力を減算する減算回路
と、減算回路の出力を積分する第3の積分器と、第3の
積分器により積分された値に対応するタップ係数を補間
回路に出力するタップ制御回路と、第1の位相検出器の
出力から雑音成分を抑圧するループフィルタと、ループ
フィルタから出力された信号をアナログ信号に変換する
D/A変換回路と、D/A変換回路により変換されたア
ナログ信号に応じた位相のサンプリングクロックを第1
のA/D変換回路及び第2のA/D変換回路に供給する
電圧制御発振器と、を有することを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、直交検波された第
1のチャネル及び第2のチャネルのうち、第1のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第1のデジタル
信号を出力する第1のA/D変換回路と、第2のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第2のデジタル
信号を出力する第2のA/D変換回路と、第1のデジタ
ル信号を一定時間遅延して出力する遅延回路と、第1の
デジタル信号の位相情報を検出する第1の位相検出器
と、第2のデジタル信号の位相情報を検出する第2の位
相検出器と、第2のデジタル信号をタップ係数に基づい
て補間する補間回路と、第1の位相検出器により検出さ
れた位相情報と第2の位相検出器により検出された位相
情報とを比較する比較回路と、比較回路からの出力を積
分する積分器と、積分器により積分された値に対応する
タップ係数を補間回路に出力するタップ制御回路と、第
1の位相検出器の出力から雑音成分を抑圧するループフ
ィルタと、ループフィルタから出力された信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換回路と、D/A変換回路に
より変換されたアナログ信号に応じた位相のサンプリン
グクロックを第1のA/D変換回路及び第2のA/D変
換回路に供給する電圧制御発振器と、を有することを特
徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、第1の位相検出器及び第2の位相
検出器は、ゼロクロス検出方式のアルゴリズムに基づい
て、最適サンプリング位相と実際のサンプリング位相と
のずれを検出することを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2から4の
いずれか1項に記載の発明において、補間回路は、タッ
プ制御回路から出力されるタップ係数と第2のA/D変
換回路からの第2のデジタル信号との畳み込み演算を行
うことを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、直交検波された第
1のチャネル及び第2のチャネルのうち、第1のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第1のデジタル
信号を出力する第1のA/D変換工程と、第2のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第2のデジタル
信号を出力する第2のA/D変換工程と、第1のデジタ
ル信号から第2のA/D変換工程におけるサンプリング
位相を制御する制御工程と、第2のデジタル信号から第
1のチャネルに対するサンプリング位相のずれを検出す
る検出工程と、検出工程により検出されたサンプリング
位相のずれに基づく係数に対応して第2のデジタル信号
を補間する補間工程と、を有することを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、直交検波された第
1のチャネル及び第2のチャネルのうち、第1のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第1のデジタル
信号を出力する第1のA/D変換工程と、第2のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第2のデジタル
信号を出力する第2のA/D変換工程と、第1のデジタ
ル信号を一定時間遅延して出力する遅延工程と、遅延工
程により一定時間遅延されて出力される第1のデジタル
信号の位相情報を検出する第1の位相検出工程と、第2
のデジタル信号をタップ係数に基づいて補間する補間工
程と、補間工程による出力から位相情報を検出する第2
の位相検出工程と、第1の位相検出工程による位相情報
を積分する第1の積分工程と、第2の位相検出工程によ
る位相情報を積分する第2の積分工程と、第1の積分工
程による出力から第2の積分工程による出力を減算する
減算工程と、減算工程による出力を積分する第3の積分
工程と、第3の積分工程により積分された値に対応する
タップ係数を補間工程におけるタップ係数とするタップ
制御工程と、第1の位相検出工程による出力から雑音成
分を抑圧する抑圧工程と、抑圧工程により雑音成分が抑
圧された信号をアナログ信号に変換するD/A変換工程
と、D/A変換工程により変換されたアナログ信号に応
じた位相のサンプリングクロックを第1のA/D変換工
程及び第2のA/D変換工程に供給する供給工程と、を
有することを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、直交検波された第
1のチャネル及び第2のチャネルのうち、第1のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第1のデジタル
信号を出力する第1のA/D変換工程と、第2のチャネ
ルのベースバンド信号をA/D変換して第2のデジタル
信号を出力する第2のA/D変換工程と、第1のデジタ
ル信号を一定時間遅延して出力する遅延工程と、第1の
デジタル信号の位相情報を検出する第1の位相検出工程
と、第2のデジタル信号の位相情報を検出する第2の位
相検出工程と、第2のデジタル信号をタップ係数に基づ
いて補間する補間工程と、第1の位相検出工程による位
相情報と第2の位相検出工程による位相情報とを比較す
る比較工程と、比較工程による比較結果を積分する積分
工程と、積分工程により積分された値に対応するタップ
係数を補間工程におけるタップ係数とするタップ制御工
程と、第1の位相検出工程による出力から雑音成分を抑
圧する抑圧工程と、抑圧工程により雑音成分が抑圧され
た信号をアナログ信号に変換するD/A変換工程と、D
/A変換工程により変換されたアナログ信号に応じた位
相のサンプリングクロックを第1のA/D変換工程及び
第2のA/D変換工程に供給する供給工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項7または8
記載の発明において、第1の位相検出工程及び第2の位
相検出工程は、ゼロクロス検出方式のアルゴリズムに基
づいて、最適サンプリング位相と実際のサンプリング位
相とのずれを検出することを特徴とする。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項7から9
のいずれか1項に記載の発明において、補間工程は、タ
ップ制御工程により出力されるタップ係数と第2のA/
D変換工程により変換された第2のデジタル信号との畳
み込み演算を行うことを特徴とする。
【0021】〈作用〉本発明は、直交変調方式の復調器
において、直交検波された2つのチャネル間でのベース
バンド回路の電気長差が存在するとき、それぞれのチャ
ネルのベースバンド信号をA/D変換した際に、最適位
相からずれてサンプリングされたデータを補間回路を用
いることにより、デジタル的に自動補正する。
【0022】また、本発明は、1つのチャネルの信号だ
けからクロック再生制御を行い、他のチャネルの位相ず
れをデジタル的に検出し、そのずれに応じた補間を行
う。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら本
発明の実施形態であるクロック同期回路及びその方法を
詳細に説明する。図1から図6を参照すると、本発明に
係るクロック同期回路及びその方法の実施の形態が示さ
れている。
【0024】図1は、本発明の実施形態であるクロック
同期回路の概略構成を示すブロック図である。図1にお
いて、本発明の実施形態であるクロック同期回路は、A
/D変換器1,2と、遅延回路(DELAY)3と、位
相検出器(PD)4と、ループフィルタ(LPF)5
と、D/A変換器6と、電圧制御発振器7と、積分器
8,9と、減算回路10と、積分器11と、タップ制御
回路(TAP CONT)12と、補間回路(INTP
L)13と、位相検出器14と、を有して構成される。
【0025】直交検波された2つのチャネルのベースバ
ンド信号は、それぞれのA/D変換器1,2において、
サンプリングクロックの周期で複数ビットからなるデジ
タル信号に変換される。
【0026】A/D変換器1,2に入力されるサンプリ
ングクロックの周波数は、ロールオフフィルタ(Roll-Of
f-Filter)をデジタル信号処理回路により構成するた
め、時間に関して連続的に変化する信号がある場合、こ
の信号に含まれている最高周波数成分の2倍以上の周波
数に相当する時間で等間隔に信号の標本値をとれば、こ
れらの標本値のみで元の信号が完全に決定される標本化
定理により、必要とされる最低限の速度である変調速度
(fs)の2倍とする。
【0027】遅延回路3は、A/D変換器1でPチャネ
ルのベースバンド信号から変換されたデジタル信号を所
定時間遅延させてPchデータとして出力すると共に、
後段の位相検出器4へ出力する。
【0028】位相検出器4は、ゼロクロス検出方式によ
るアルゴリズムに基づいて、入力信号から最適サンプリ
ング位相と実際のサンプリング位相とのずれを検出し、
その結果を後段のループフィルタ5へ出力する。
【0029】ループフィルタ5は、2次の完全積分型の
フィルタであり、検出された位相情報信号に含まれる雑
音成分を抑圧する。。このループフィルタは、図10に
示すように、ループ特性を決めるパラメータであるα,
βと、位相検出器からの出力とを乗算器101,102
でそれぞれ乗算し、さらに、パラメータαの系は累積加
算を行うことにより積分器を構成する。パラメータαの
系とβの系とを加算器105で加算した出力がループフ
ィルタ5の出力となる。
【0030】D/A変換器6は、デジタル回路であるル
ープフィルタ5の出力をアナログ信号に変換して電圧制
御発振器7への制御信号を出力する。
【0031】電圧制御発振器7は、D/A変換器6の出
力であるAPC信号に応じた位相のサンプリングクロッ
クをP,Q両チャネルのA/D変換器1,2へ出力す
る。
【0032】積分器7,8は、位相検出器4,14によ
り出力された信号を積分した結果をそれぞれ減算回路1
0に出力する。
【0033】減算回路10は、Pチャネル側の積分器7
の出力からQチャネル側の積分器8の出力を減算した値
を積分器11に出力する。
【0034】積分器11は、減算回路10の出力を積分
した値を後段のタップ制御回路12に出力する。
【0035】タップ制御回路12は、積分器11から出
力される位相値を入力とし、その位相値に対応した補間
係数を補間回路13へ出力する。
【0036】補間回路13は、タップ制御回路12から
出力された補間係数をタップ係数として入力信号(A/
D変換器2からの出力)との畳み込み演算を行い、補間
値を位相検出器14に出力すると共に、Qchデータと
して出力する。補間回路13への入出力信号の速度は、
同じである。
【0037】以上の構成からなる本発明の第1の実施形
態であるクロック同期回路の動作例を以下に示す。ま
ず、図1を参照しながら、Pチャネルの信号のみを情報
源としてクロック位相の制御を行う場合を説明する。
【0038】この場合、PチャネルのA/D変換器1の
入力信号に対しては、最適なサンプリング位相が得られ
ることになるが、PチャネルとQチャネルのベースバン
ド回路の電気長差により、Pチャネルの最適位相でサン
プリングしたQチャネルのA/D変換器2から出力され
る信号は、A/D変換器2の入力信号に対する最適位相
でサンプリングされたものとは異なっている。この結
果、Qチャネルの信号を入力とするQチャネル側の位相
検出器14から出力されるクロック位相情報は、Pチャ
ネル側の位相検出器4から出力されるものとは異なって
いる。
【0039】この2つの位相検出器4,14からの出力
に含まれる雑音成分(ノイズ)を積分器(アキュームレ
ータ)8,9により除去し、その差分を減算回路10で
とることにより、それぞれのA/D変換器1,2におけ
るPチャネルとQチャネルの最適サンプリング位相の差
分に対応する情報が得られる。ここで得られた位相差だ
けずれた時間のQチャネルの信号を生成できれば、それ
はQチャネル側のA/D変換器2において、Qチャネル
の最適位相でサンプリングしたことと等価となる。上述
する標本化定理に従い、A/D変換器前で帯域制限を行
い、倍速サンプリングを行えば、数学的な補間により上
記位相差分ずれた信号の生成が可能となる。
【0040】デジタル信号処理による復調器では、ロー
ルオフフィルタ(Roll-Off-Filter)がFIR(有限イン
パルスフィルタ)により構成されるので、この場合、A
/D変換器でのサンプリングは、変調速度の2倍以上と
なる。よって、本発明のクロック同期回路に用いる補間
回路のためだけにサンプリング速度を向上するわけでな
く、実用上のデメリットはない。
【0041】最も簡単な回路で実現できる補間は直線補
間であるが、それでは僅かなクロック位相差によるずれ
を補えるほど精度の高い信号は生成できないため、実際
には、例えば、ラグランジュ補間のような補間方法を用
いる。
【0042】このラグランジュ補間方法は、3次であれ
ば3つの連続するデータから、そのうちの連続する2つ
のデータの間に存在するデータを求めるものであり、図
2に示すFIR回路で実現される。FIR回路のタップ
係数(C−1 、C0、C+1)が、2つのデータ間の位
相差に対応しており、タップ係数を変えることにより、
補間の位相を変化させることができる。
【0043】さらに精度の良い補間が必要ならば、その
次数を上げればよい。あらゆる位相差に対応したタップ
係数を予め計算で求め用意しておけば、どのような位相
差に対しても補間を行うことが可能になるが、そのタッ
プ係数を保持しておくメモリの回路規模が非常に大きく
なってしまう。
【0044】しかし、実際のPチャネルに対するQチャ
ネルの位相差は僅かなものであり、考慮すべき位相差の
範囲内で必要となるステップ幅(例えば、1nsec
幅)に対するタップ係数だけを持てばよい。従って、タ
ップ係数は、略数十組程度あれば十分であり、小規模な
ROMで実現可能である。
【0045】図3は、本発明の実施形態におけるタップ
係数制御回路の構成を示すブロック図である。図3にお
いて、タップ係数制御回路は、各タップに対応するタッ
プ係数を記憶するROM31,32,33から構成され
ている。このROMのアドレスは位相差に対応してい
る。先のPチャネルとQチャネルの最適サンプリング位
相の差分情報を積分し、これらのROMのアドレスに入
力することにより、補間回路14の出力でQチャネルの
信号は最適サンプリングされた信号となるため、Pチャ
ネルとQチャネルとの最適サンプリング位相差分が0に
なる制御ループを構成することができる。この様子を図
4に示す。
【0046】図4を参照すると、○印が、A/D変換器
から出力された値である。これは、Pチャネルの最適位
相でサンプリングされたものである。しかし、Qチャネ
ルの最適位相では、×印の値となるとする。このとき、
Qチャネル側の補間回路は、3つの○印のデータを入力
とし、検出されたPチャネルに対するQチャネルの位相
差に対応したタップ係数との畳み込み演算結果を出力す
る。この出力値は、×印の値となっている。ただし、そ
の時間は、当然Pチャネル側の情報で確立した位相とな
っており、Pチャネル,Qチャネルともに同じ位相で、
双方の最適位相でのサンプリング値が得られることとな
る。
【0047】なお、積分器は、図5に示すような回路で
構成される。入力信号に1クロック前の値を順次加算し
ていくことにより、その出力が決定される。この結果、
制御ループが平衡状態になったときには、積分器の入力
が0になり、積分器からの出力は一定値となる。
【0048】図6は、本発明の他の実施形態であるクロ
ック同期回路の概略構成を示すブロック図である。図6
においては、Pチャネル側,Qチャネル側のそれぞれの
A/D変換器1,2の出力でクロックの位相検出を行
い、比較器(COMP)15で得たPチャネルの出力に
対するQチャネルの出力の差を積分器16で積分して得
られる値により、タップ係数を制御する。この結果、Q
チャネルの補間回路13の出力では、Qチャネルの信号
も最適サンプリング位相に対応したものとなる。この方
法は、図1が閉ループ制御であるのに対し、開ループ制
御となっている。
【0049】また、復調器が同期検波方式であっても、
準同期検波方式であっても、本発明の適用が可能である
ことは、言うまでもない。
【0050】さらに、クロック位相差の情報は、図1、
図6のようにデジタル回路で生成するが、その情報を使
って位相差を無くす制御を行う補間回路13の部分をA
/D変換器のクロック入力部のアナログ回路、例えばバ
ラクタダイオードを付加したLC(コイルとコンデン
サ)の移相回路とする方式も考えられる。この場合、デ
ジタル回路の増加が少なくなる利点がある。
【0051】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のクロック同期回路及びクロック同期方法によれば、2
チャネルのベースバンド回路に電気長差が存在しても、
補間回路を用いることによりデジタル的にその差分を自
動補償するため、従来の構成に比べBER特性が劣化す
るのを防止することができる。
【0052】また、本発明のクロック同期回路及びクロ
ック同期方法によれば、1つのチャネルの信号のみから
クロック再生制御を行い、他のチャネルの位相ずれをデ
ジタル的に検出し、そのずれに応じた補間を行うことに
より、2つのチャネルとも最適位相でサンプリングした
状態を可能とする。
【0053】さらに、本発明のクロック同期回路及びク
ロック同期方法によれば、全てデジタル回路により構成
されているため、デジタル化された復調器と併せて集積
化することが可能であり、当然、人手による調整も不要
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるクロック同期回路の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】補間回路の概略構成を示すブロック図である。
【図3】タップ係数制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】A/D変換器への入力信号の波形を示す図であ
る。
【図5】積分器の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施形態であるクロック同期回路
の概略構成を示すブロック図である。
【図7】従来のクロック同期回路の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図8】位相検出器の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図9】従来のクロック同期回路における位相検出器の
出力選択を示すブロック図である。
【図10】ループフィルタの概略構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1、2 A/D変換器 3 遅延回路(DELAY) 4 位相検出器(PD) 5 ループフィルタ(LPF) 6 D/A変換器 7 電圧制御発振回路 8、9 積分器 10 減算回路 11 積分器 12 タップ制御回路(TAP CONT) 13 補間回路(INTPL) 14 位相検出器(PD)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交検波された第1のチャネル及び第2
    のチャネルのうち、前記第1のチャネルのベースバンド
    信号をA/D変換して第1のデジタル信号を出力する第
    1のA/D変換手段と、 前記第2のチャネルのベースバンド信号をA/D変換し
    て第2のデジタル信号を出力する第2のA/D変換手段
    と、 前記第1のデジタル信号から前記第2のA/D変換手段
    におけるサンプリング位相を制御する制御手段と、 前記第2のデジタル信号から前記第1のチャネルに対す
    るサンプリング位相のずれを検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記サンプリング位相の
    ずれに基づく係数に対応じて前記第2のデジタル信号を
    補間する補間手段と、 を有することを特徴とするクロック同期回路。
  2. 【請求項2】 直交検波された第1のチャネル及び第2
    のチャネルのうち、前記第1のチャネルのベースバンド
    信号をA/D変換して第1のデジタル信号を出力する第
    1のA/D変換回路と、 前記第2のチャネルのベースバンド信号をA/D変換し
    て第2のデジタル信号を出力する第2のA/D変換回路
    と、 前記第1のデジタル信号を一定時間遅延して出力する遅
    延回路と、 前記遅延回路から一定時間遅延されて出力される前記第
    1のデジタル信号の位相情報を検出する第1の位相検出
    器と、 前記第2のデジタル信号をタップ係数に基づいて補間す
    る補間回路と、 前記補間回路の出力から位相情報を検出する第2の位相
    検出器と、 前記第1の位相検出器により検出された位相情報を積分
    する第1の積分器と、 前記第2の位相検出器により検出された位相情報を積分
    する第2の積分器と、 前記第1の積分器の出力から前記第2の積分器の出力を
    減算する減算回路と、 前記減算回路の出力を積分する第3の積分器と、 前記第3の積分器により積分された値に対応するタップ
    係数を前記補間回路に出力するタップ制御回路と、 前記第1の位相検出器の出力から雑音成分を抑圧するル
    ープフィルタと、 前記ループフィルタから出力された信号をアナログ信号
    に変換するD/A変換回路と、 前記D/A変換回路により変換されたアナログ信号に応
    じた位相のサンプリングクロックを前記第1のA/D変
    換回路及び前記第2のA/D変換回路に供給する電圧制
    御発振器と、 を有することを特徴とするクロック同期回路。
  3. 【請求項3】 直交検波された第1のチャネル及び第2
    のチャネルのうち、前記第1のチャネルのベースバンド
    信号をA/D変換して第1のデジタル信号を出力する第
    1のA/D変換回路と、 前記第2のチャネルのベースバンド信号をA/D変換し
    て第2のデジタル信号を出力する第2のA/D変換回路
    と、 前記第1のデジタル信号を一定時間遅延して出力する遅
    延回路と、 前記第1のデジタル信号の位相情報を検出する第1の位
    相検出器と、 前記第2のデジタル信号の位相情報を検出する第2の位
    相検出器と、 前記第2のデジタル信号をタップ係数に基づいて補間す
    る補間回路と、 前記第1の位相検出器により検出された位相情報と前記
    第2の位相検出器により検出された位相情報とを比較す
    る比較回路と、 前記比較回路からの出力を積分する積分器と、 前記積分器により積分された値に対応するタップ係数を
    前記補間回路に出力するタップ制御回路と、 前記第1の位相検出器の出力から雑音成分を抑圧するル
    ープフィルタと、 前記ループフィルタから出力された信号をアナログ信号
    に変換するD/A変換回路と、 前記D/A変換回路により変換されたアナログ信号に応
    じた位相のサンプリングクロックを前記第1のA/D変
    換回路及び前記第2のA/D変換回路に供給する電圧制
    御発振器と、 を有することを特徴とするクロック同期回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の位相検出器及び前記第2の位
    相検出器は、 ゼロクロス検出方式のアルゴリズムに基づいて、最適サ
    ンプリング位相と実際のサンプリング位相とのずれを検
    出することを特徴とする請求項2または3記載のクロッ
    ク同期回路。
  5. 【請求項5】 前記補間回路は、 前記タップ制御回路から出力されるタップ係数と前記第
    2のA/D変換回路からの前記第2のデジタル信号との
    畳み込み演算を行うことを特徴とする請求項2から4の
    いずれか1項に記載のクロック同期回路。
  6. 【請求項6】 直交検波された第1のチャネル及び第2
    のチャネルのうち、前記第1のチャネルのベースバンド
    信号をA/D変換して第1のデジタル信号を出力する第
    1のA/D変換工程と、 前記第2のチャネルのベースバンド信号をA/D変換し
    て第2のデジタル信号を出力する第2のA/D変換工程
    と、 前記第1のデジタル信号から前記第2のA/D変換工程
    におけるサンプリング位相を制御する制御工程と、 前記第2のデジタル信号から前記第1のチャネルに対す
    るサンプリング位相のずれを検出する検出工程と、 前記検出工程により検出された前記サンプリング位相の
    ずれに基づく係数に対応じて前記第2のデジタル信号を
    補間する補間工程と、 を有することを特徴とするクロック同期方法。
  7. 【請求項7】 直交検波された第1のチャネル及び第2
    のチャネルのうち、前記第1のチャネルのベースバンド
    信号をA/D変換して第1のデジタル信号を出力する第
    1のA/D変換工程と、 前記第2のチャネルのベースバンド信号をA/D変換し
    て第2のデジタル信号を出力する第2のA/D変換工程
    と、 前記第1のデジタル信号を一定時間遅延して出力する遅
    延工程と、 前記遅延工程により一定時間遅延されて出力される前記
    第1のデジタル信号の位相情報を検出する第1の位相検
    出工程と、 前記第2のデジタル信号をタップ係数に基づいて補間す
    る補間工程と、 前記補間工程による出力から位相情報を検出する第2の
    位相検出工程と、 前記第1の位相検出工程による位相情報を積分する第1
    の積分工程と、 前記第2の位相検出工程による位相情報を積分する第2
    の積分工程と、 前記第1の積分工程による出力から前記第2の積分工程
    による出力を減算する減算工程と、 前記減算工程による出力を積分する第3の積分工程と、 前記第3の積分工程により積分された値に対応するタッ
    プ係数を前記補間工程におけるタップ係数とするタップ
    制御工程と、 前記第1の位相検出工程による出力から雑音成分を抑圧
    する抑圧工程と、 前記抑圧工程により雑音成分が抑圧された信号をアナロ
    グ信号に変換するD/A変換工程と、 前記D/A変換工程により変換されたアナログ信号に応
    じた位相のサンプリングクロックを前記第1のA/D変
    換工程及び前記第2のA/D変換工程に供給する供給工
    程と、 を有することを特徴とするクロック同期方法。
  8. 【請求項8】 直交検波された第1のチャネル及び第2
    のチャネルのうち、前記第1のチャネルのベースバンド
    信号をA/D変換して第1のデジタル信号を出力する第
    1のA/D変換工程と、 前記第2のチャネルのベースバンド信号をA/D変換し
    て第2のデジタル信号を出力する第2のA/D変換工程
    と、 前記第1のデジタル信号を一定時間遅延して出力する遅
    延工程と、 前記第1のデジタル信号の位相情報を検出する第1の位
    相検出工程と、 前記第2のデジタル信号の位相情報を検出する第2の位
    相検出工程と、 前記第2のデジタル信号をタップ係数に基づいて補間す
    る補間工程と、 前記第1の位相検出工程による位相情報と前記第2の位
    相検出工程による位相情報とを比較する比較工程と、 前記比較工程による比較結果を積分する積分工程と、 前記積分工程により積分された値に対応するタップ係数
    を前記補間工程におけるタップ係数とするタップ制御工
    程と、 前記第1の位相検出工程による出力から雑音成分を抑圧
    する抑圧工程と、 前記抑圧工程により雑音成分が抑圧された信号をアナロ
    グ信号に変換するD/A変換工程と、 前記D/A変換工程により変換されたアナログ信号に応
    じた位相のサンプリングクロックを前記第1のA/D変
    換工程及び前記第2のA/D変換工程に供給する供給工
    程と、 を有することを特徴とするクロック同期方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の位相検出工程及び前記第2の
    位相検出工程は、 ゼロクロス検出方式のアルゴリズムに基づいて、最適サ
    ンプリング位相と実際のサンプリング位相とのずれを検
    出することを特徴とする請求項7または8記載のクロッ
    ク同期方法。
  10. 【請求項10】 前記補間工程は、 前記タップ制御工程により出力されるタップ係数と前記
    第2のA/D変換工程により変換された前記第2のデジ
    タル信号との畳み込み演算を行うことを特徴とする請求
    項7から9のいずれか1項に記載のクロック同期方法。
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