JP2002203883A - 多層膜の形成装置 - Google Patents

多層膜の形成装置

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JP2002203883A
JP2002203883A JP2000399049A JP2000399049A JP2002203883A JP 2002203883 A JP2002203883 A JP 2002203883A JP 2000399049 A JP2000399049 A JP 2000399049A JP 2000399049 A JP2000399049 A JP 2000399049A JP 2002203883 A JP2002203883 A JP 2002203883A
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film forming
transfer
chamber
vacuum
substrate
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JP2000399049A
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English (en)
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Kyoji Kinokiri
恭治 木ノ切
Hidetaka Jo
英孝 城
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 要求される成膜層数に応じてスパッタ室を容
易に増減できるとともに、装置全体をコンパクトに纏め
ることが可能な、多層薄膜の形成装置を提供すること。 【解決手段】 成膜室、および成膜すべき基板を搬入あ
るいは搬出するための搬送機構室、基板を収納するサセ
プター、このサセプターを載置して回転搬送する内部搬
送機構を備え、ほぼ直線上に配列された複数個の単層膜
成膜ユニット111〜115と、これらの成膜ユニット
配列の両端に配置された基板を搬入するローダーユニッ
ト116および基板を搬出するアンローダーユニット1
17と、これらのユニット間を相互に結合するように設
けられ、内部が真空に保持された真空搬送室120と、
この真空搬送室内に設けられ、基板を往復運動により搬
送する基板搬送機構118とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空雰囲気中におい
て薄膜を連続的に多層形成する多層膜の連続形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや半導体等のデバイスの製造
においては、基板上に2層以上の多層薄膜を形成するこ
とが要求される。
【0003】この様な要求に応じる従来の成膜装置とし
て、クラスターツールと呼ばれる装置が知られている。
この装置は、ロボットを備えたセンターコントロール室
と呼ばれる搬送室の周囲に異なる材料の成膜を行う複数
の成膜室および表面に多層薄膜を形成するための基板を
収納したカセットを装置内に導入しあるいは成膜完了後
のカセットを装置から取り出すためのローディング・ア
ンローディング室を備えている。この装置においては、
カセットの装置内への導入あるいは装置からの取り出
し、カセットの各成膜室への搬入および搬出は全てセン
ターコントロール室に設置されたロボットにより行われ
る。
【0004】多層薄膜を形成する他の装置としては、タ
クト送リタイプの製造装置が従来から使用されている。
この装置においては、間歇的な回転運動を行う単一の搬
送機構が設置された搬送室の周囲に、異なる材料の成膜
を行う複数の成膜室および表面に多層薄膜を形成するた
めの基板を収納したカセットを装置内に導入しあるいは
成膜完了後のカセットを装置から取り出すためのロード
ロック室を備えている。この装置においては、ロードロ
ック室から導入されたカセットは搬送室内に設置された
単一の搬送機構により、各成膜室に順次送られ多層膜が
積層形成される。
【0005】しかしこのようなデバイスにおいては、常
に同数の多層薄膜を形成するわけではなく、それらの目
的に従って異なる層数の薄膜構造を採ることが一般的で
ある。従って、このような異なる層数の多層薄膜を形成
する装置はその層数に応じて異なる構造の成膜装置が用
いられた。
【0006】このような多層薄膜の製造は、異なる材料
からなる薄膜層を一層ずつ積層形成するが、この製造過
程において大気に触れると汚染や酸化などにより所望の
特性を呈する品質の良い薄膜が得られないため、常に真
空雰囲気中において連続的に成膜を行う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
のクラスターツール装置は、形成すべき多層薄膜の層数
に応じた数の成膜室を備えているため、多層膜の層数を
変更する場合、あるいは薄膜の材料を変更する場合等に
おいては、同じ装置を用いることはできない。仮に装置
を改造するとしても、ロボットを含めた成膜室の追加
は、高価な加工費用あるいは工費を要した。
【0008】また、プロセス室の追加や削減を行う場
合、その工事期間中、生産を停止しなければならず、そ
の間の売上減は大きな損失をもたらす結果となった。
【0009】他方、タクト送リタイプの製造装置におい
ても同様な問題があり、デバイスや、膜構造の変更のた
びに新たな真空装置を設計する必要がある。かかる設計
変更を請け負う製造装置メーカーにとっても膨大な労
力、費用を要し、しかも装置価格は多くを望めないこと
から、このような膜設計の変化に迅速で安価に対応でき
る製造装置が待望されていた。
【0010】本発明は、要求される成膜層数に応じてス
パッタ室を容易に増減できるとともに、装置全体をコン
パクトに纏めることが可能な、多層薄膜の形成装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の多層膜の形成装
置は、成膜室、この成膜室に開口する成膜室開口部およ
び成膜すべき基板を搬入あるいは搬出するためのロード
ロック開口部を有する搬送機構室、前記基板を収納する
サセプター、このサセプターを載置して前記成膜室開口
部およびロードロック開口部間で回転搬送する内部搬送
機構を備え、ほぼ直線上に配列された複数個の単層膜成
膜ユニットと、これらの成膜ユニット配列の両端に配置
された前記基板を搬入するローダーユニットおよび前記
基板を搬出するアンローダーユニットと、前記ローダー
ユニット、複数の成膜ユニットおよびアンローダーユニ
ット間を相互に結合するように設けられ、内部が真空に
保持された真空搬送室と、この真空搬送室内に設けら
れ、前記基板を隣接する前記ローダーユニットおよび前
記成膜ユニット間、前記成膜ユニット間あるいは前記成
膜ユニットおよび前記アンローダーユニット間で往復運
動により搬送する基板搬送機構とからなることを特徴と
するものである。
【0012】また、本発明の多層膜の形成装置において
は、前記真空搬送室は前記ローダーユニット、前記複数
の成膜ユニットのロードロック開口部および前記アンロ
ーダーユニットに対応する部分に搬送用開口部がほぼ等
間隔に配列形成された細長い真空容器により構成されて
いることを特徴とするものである。
【0013】さらに、本発明の多層膜の形成装置におい
ては、前記基板搬送機構は、前記成膜ユニットの個数に
1を加えた個数の真空蓋がほぼ等間隔に固定された直線
状の搬送アームを備えており、前記各真空蓋には前記基
板を保持するチャック機構が設けられていることを特徴
とするものである。
【0014】さらに、本発明の多層膜の形成装置におい
ては、前記搬送アームは、前記複数の成膜ユニットの配
置間隔に等しい距離だけ、その長手方向に往復移動する
とともに、前記長手方向に直行する方向に往復運動する
ことを特徴とするものである。
【0015】さらに、本発明の多層膜の形成装置におい
ては、前記搬送アームは、前記ローダーユニットおよび
前記複数の成膜ユニットのロードロック開口部に配置さ
れた複数の基板を前記各真空蓋のチャック機構により保
持して、前記真空搬送室内に前記各搬送用開口部を介し
て移動させ、次いで前記真空搬送室内において前記複数
の成膜ユニットの配置間隔に等しい距離だけ、前記搬送
アームの長手方向に移動した後、再び、前記各搬送用開
口部を介して前記真空搬送室外に移動させることを特徴
とするものである。
【0016】さらに、本発明の多層膜の形成装置におい
ては、前記真空搬送室の各搬送用開口部は、前記搬送ア
ームにより前記基板が移動する際は、前記複数の真空蓋
あるいは前記ローダーユニット、前記複数の成膜ユニッ
トのロードロック開口部および前記アンローダーユニッ
トに設けられたプッシャーに駆動されるサセプターによ
り閉塞されることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面によ
り詳細に説明する。
【0018】図1は本発明に用いられる単層成膜ユニッ
トの外観を示す斜視図であり、図2はその上面図であ
る。この単層成膜ユニットの基本的構成は従来から広く
用いられている枚葉式スパッタ装置と同じであり、真空
排気室11、搬送機構室12およびスパッタモジュール
13から構成されている。真空排気室11はほぼ縦長の
直方体形状の容器であり、内部に真空ポンプ、排気装置
あるいは電源等(図示せず)が収納されている。搬送機
構室12は真空排気室11の上部に配置されたほぼ横長
の直方体形状の真空容器で、内部には後述する搬送機構
が収納されている。スパッタモジュール13は搬送機構
室12の上部に配置された断面がほぼ円形の真空容器
で、内部に後述する成膜室であるスパッタ室あるいは磁
界発生装置等が収納されている。このスパッタモジュー
ル13の上部には、外部から開閉可能なスパッタ室蓋体
15が設けられている。
【0019】図3は図1および図2に示した単層成膜ユ
ニットの構成を示す断面図である。搬送機構室12は図
2に破線12−1で示すように、水平断面がほぼ円形の
内周面を有する密閉容器で、その内部に内部搬送機構2
1が設けられている。内部搬送機構21は搬送機構室1
2の底部を貫通して垂直方向に設けられた回転軸22と
この上端部に設けられた水平アーム23により構成され
ている。水平アーム23の両端には環状部24、25が
形成され、それぞれに円板状のサセプター26、27が
嵌合支持される。これらのサセプター26、27はま
た、その上面の周囲にOリングのような気密シール部
(図示せず)が設けられている。これらのサセプター2
6、27上面の凹部内にその表面に多層薄膜を形成する
基板32、33が収納される。
【0020】内部搬送機構21の水平アーム23の両端
環状部24、25の下方には、搬送機構室12の底部を
貫通して垂直方向に設けられたプッシャー34、35が
設けられている。これらのプッシャー34、35は搬送
機構室12の外部下方に設けられたシリンダー機構(図
示せず)により、上下運動を行い、それらの径大の頂部
によりサセプター26、27を水平アーム23の両端環
状部24、25から上方に押し上げ、あるいは元の位置
に戻す。
【0021】搬送機構室12の上部にはスパッタ室41
が設けられている。このスパッタ室41は、図2に示さ
れるように、水平断面がほぼ円形の内周面を有する真空
容器であり、その内周面の一部が搬送機構室12を形成
するほぼ円形の内周面からはみ出すような位置関係に配
置されている。このスパッタ室41は、また、その底部
の開口42を介して搬送機構室12に連通しており、そ
の側部には排気口43が設けられている。この排気口4
3には真空ポンプ44が連結され、スパッタ室41およ
び搬送機構室12の排気を行う。スパッタ室41の上部
には、円盤状のターゲット45が設けられ、その上には
磁界発生装置46が設けられている。これらのスパッタ
室41、ターゲット45および磁界発生装置46等は図
1に示したスパッタモジュール13を構成している。
【0022】搬送機構室12の上部には、スパッタ室4
1と反対側の位置にロードロック用開口部47が形成さ
れている。後述するように、被膜が形成される前の基板
はこのロードロック用開口部47を介して搬送機構室1
2に導入され、被膜が形成された後の基板もロードロッ
ク用開口部47を介して搬送機構室12の外部に取り出
される。したがって、このロードロック用開口部47下
部の搬送機構室12部分をロードロック室と呼ぶものと
する。
【0023】図4は本発明の実施形態を示す多層膜形成
装置の上面図である。この実施形態においては、第1乃
至第5の成膜ユニット111〜115が直線上に配列さ
れ、この配列の両端にローダーユニット116およびア
ンローダーユニット117が配置されている。第1乃至
第5の成膜ユニット111〜115はそれぞれ図1乃至
図3に示した単層膜形成用のスパッタ装置である。両端
に配置されたローダーユニット116およびアンローダ
ーユニット117を含む第1乃至第5の成膜ユニット1
11〜115の直線配列に沿って基板搬送機構118が
設けられている。この基板搬送機構118は、図5乃至
図8にその構造が具体的に示されている。これらの図
は、図4に示す装置を一点鎖線A−A´に沿って切断す
るとともに、その一部を省略して示す断面図である。ま
た、図5(A)〜(C)、図6(D)〜(F)、図7
(G)〜(I)および図8(J)(K)は、後述するよ
うに、基板搬送機構118の基板搬送動作を説明するた
めの図である。基板搬送機構118は、図5(A)に示
されるように、第1乃至第5の成膜ユニット111〜1
15のロードロック用開口部(図2および図3のロード
ロック用開口部47)、ローダーユニット116および
アンローダーユニット117のテーブルの一部に対応す
る部分に搬送用開口部119が等間隔に配列形成された
細長い直方体形状の真空搬送室120を備えている。こ
の真空搬送室120内には、第1乃至第5の成膜ユニッ
ト111〜115とローダーユニット116およびアン
ローダーユニット117のいずれか一方の間に延長され
た直線状の搬送アーム121が設けられている。この搬
送アーム121は、前記真空搬送室120内において、
その長手方向すなわち水平方向および垂直方向に往復運
動可能に設けられている。この水平方向の往復運動は、
隣接する成膜ユニットのロードロック用開口部間の距離
に相当する距離だけ往復移動する。垂直方向に往復運動
は、搬送アーム121には成膜ユニットの個数に1を加
えた個数、すなわち、6個の真空蓋122がほぼ等間隔
に設けられている。これらの真空蓋122は被膜を形成
すべき基板を着脱自在に固着する機械的なチャック12
3を備えている。搬送アーム121の垂直方向に往復運
動は、複数の真空蓋122に固着した基板を成膜ユニッ
トのロードロック用開口部から真空搬送室120内に上
昇移動し、水平方向に移動した後再び、下降させるため
に行われる。
【0024】なお、図5(A)においては、ローダーユ
ニット116およびアンローダーユニット117部に、
プッシャー66、67が示されている。また、同図に
は、第1、第2および第5の成膜ユニット111、11
2および115の搬送機構室12に含まれるロードロッ
ク室部分およびその内部のプッシャー35が示されてい
る。
【0025】次にこのように構成された本発明の実施形
態に係る多層膜の連続形成装置の動作を、図5(A)〜
(C)、図6(D)〜(F)、図7(G)〜(I)および
図8(J)(K)を参照して説明する。図5(A)にお
いては、搬送アーム121は細長い真空搬送室120内
のローダーユニット116側の位置において、各真空蓋
122がアンローダーユニット117部を除く搬送用開
口部119を閉塞している。また、アンローダーユニッ
ト117部の搬送用開口部119はアンローダーユニッ
ト117部のプッシャー67により真空搬送室120の
外部から閉塞されている。図5(A)に示す状態は、各
成膜ユニット111、112および115内の基板32
は成膜処理が完了し、ローダーユニット116内のプッ
シャー66は新たな基板の受け入れを待機するととも
に、各成膜ユニット111、112および115内のプ
ッシャー35は成膜処理が完了した基板32をサセプタ
ー27とともに支持して同様に待機状態にある。
【0026】ローダーユニット116内のプッシャー6
6は、そのサセプター27上に新たな基板32が受け入
れられると、図5(B)に示されるように、上昇して真
空搬送室120の搬送用開口部119を閉塞するととも
に、搬送アーム121の真空蓋122が動作して基板3
2をそのチャック123により把持する。同様な動作
は、第1、第2および第5の成膜ユニット111、11
2および115内のプッシャー35によっても行われ
る。
【0027】搬送アーム121は、図5(C)に示され
るように、真空搬送室120内においてその位置を垂直
方向に上昇し、アンローダーユニット117側に水平移
動した後、図5(D)に示されるように、下降して各真
空蓋122により、真空搬送室120の搬送用開口部1
19を閉塞する。このとき、アンローダーユニット11
7の搬送用開口部119も搬送アーム121の真空蓋1
22により閉塞される。
【0028】その後、図6(E)に示されるように、第
1、第2および第5の成膜ユニット111、112およ
び115内のプッシャー35およびアンローダーユニッ
ト117のプッシャー67は下降し、第1、第2および
第5の成膜ユニット内では成膜処理が開始するととも
に、アンローダーユニット117においては、成膜が完
了した基板32が取り出される。
【0029】図6(F)に示される状態において、第
1、第2および第5の成膜ユニット111、112およ
び115内では成膜プロセスが行われる。成膜プロセス
が終了すると、図7(G)に示されるように、第1、第
2および第5の成膜ユニット111、112および11
5内のプッシャー35およびアンローダーユニット11
7のプッシャー67は上昇し、真空搬送室120の搬送
用開口部119を閉塞する。
【0030】その後、搬送アーム121は、図7(H)
に示されるように、真空搬送室120内においてその位
置を垂直方向に上昇し、さらに、ローダーユニット11
6側に水平移動するが、このとき、搬送アーム121の
真空蓋122のチャック123は動作せず、基板32を
プッシャー35および67側に載置したまま、空の状態
で移動する。
【0031】搬送アーム121は、ローダーユニット1
16側に水平移動した後、図7(I)に示されるよう
に、下降して各真空蓋122により、真空搬送室120
の搬送用開口部119を閉塞する。このとき、アンロー
ダーユニット117の搬送用開口部119はアンローダ
ーユニット117のプッシャー67により閉塞されてい
る。
【0032】次に、図8(J)に示されるように、ロー
ダーユニット116内のプッシャー66は下降し、新た
な基板の受け入れのために待機するとともに、各成膜ユ
ニット111、112および115内のプッシャー35
は成膜処理が完了した基板32をサセプター27ととも
に支持した状態で新たな基板の受け入れを待機してい
る。
【0033】この状態において、図8(K)に示される
ように、ローダーユニット116内のプッシャー66上
に載置されたサセプター27に新たな基板32が導入さ
れる。この後の動作は、再び、図5(A)に戻り同じ動
作が繰り返される。
【0034】以上の動作により、この実施形態において
は、真空搬送室120およびその内部に設けられた搬送
アーム121により、基板を複数の成膜ユニット間で順
次搬送することができる。
【0035】この実施形態によれば、単層成膜用のスパ
ッタ装置を必要な数だけ配列し、これらを真空搬送室1
20により連結することにより多層成膜装置として構成
することができる。
【0036】上記の実施形態においては、真空搬送室の
長さを各ユニットの長さで標準化し、内部の搬送機構に
ついても同様の標準化をしておくことにより、必要な膜
の層数に合わせて装置を組み合わせるだけで連続多層成
膜装置が構成できる。
【0037】本発明は以上説明した実施形態に限定され
るものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載された
発明の範囲内で種々の変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、多くの実績を持つディ
スク用単層膜成膜装置を母体として、それを連結するだ
けで高品質な成膜性能を有する多層成膜装置が安価に得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する単層成膜ユニットの構成を示
す斜視図である。
【図2】図1の単層成膜ユニットの構成を示す上面図で
ある。
【図3】図1および図2に示した単層成膜ユニットの構
成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態を示す多層膜の形成装置の上
面図である。
【図5】(A)〜(C)は、図4のA−A´に沿った断
面図で基板搬送動作を示すための図である。
【図6】(D)〜(F)は、図4のA−A´に沿った断
面図で、基板搬送動作を示すための図である。
【図7】(G)〜(I)は、図4のA−A´に沿った断
面図で、基板搬送動作を示すための図である。
【図8】(J)および(K)は、図4のA−A´に沿っ
た断面図で、基板搬送動作を示すための図である。
【符号の説明】
11:真空排気室 12:搬送機構室 13:スパッタモジュール 15:スパッタ室蓋体 18:真空蓋 21:内部搬送機構 22:内部搬送機構回転軸 23:内部搬送機構水平アーム 24、25:環状部 26、27:サセプター 32、33:基板 34、35:プッシャー 41:スパッタ室 42:底部開口 43:排気口 44:スパッタ室排気用真空ポンプ 45:ターゲット 46:磁界発生装置 47:ロードロック室開口部 51:シール部材 111〜115:成膜ユニット 116:ローダーユニット 117:アンローダーユニット 118:基板搬送機構 119:搬送用開口部 120:真空搬送室 121:搬送アーム 122:真空蓋 123:チャック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K029 BB02 BD01 CA05 DA01 DA02 KA01 KA09 5F031 CA01 CA02 FA01 FA07 FA12 GA24 GA48 GA49 HA59 HA60 MA28 MA29 NA05 NA08 NA09 5F103 AA08 BB31 BB33 BB36 BB46 RR01 RR10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成膜室、この成膜室に開口する成膜室開
    口部および成膜すべき基板を搬入あるいは搬出するため
    のロードロック開口部を有する搬送機構室、前記基板を
    収納するサセプター、このサセプターを載置して前記成
    膜室開口部およびロードロック開口部間で回転搬送する
    内部搬送機構を備え、ほぼ直線上に配列された複数個の
    単層膜成膜ユニットと、これらの成膜ユニット配列の両
    端に配置された前記基板を搬入するローダーユニットお
    よび前記基板を搬出するアンローダーユニットと、前記
    ローダーユニット、複数の成膜ユニットおよびアンロー
    ダーユニット間を相互に結合するように設けられ、内部
    が真空に保持された真空搬送室と、この真空搬送室内に
    設けられ、前記基板を隣接する前記ローダーユニットお
    よび前記成膜ユニット間、前記成膜ユニット間あるいは
    前記成膜ユニットおよび前記アンローダーユニット間で
    往復運動により搬送する基板搬送機構とからなることを
    特徴とする多層膜の形成装置。
  2. 【請求項2】 前記真空搬送室は前記ローダーユニッ
    ト、前記複数の成膜ユニットのロードロック開口部およ
    び前記アンローダーユニットに対応する部分に搬送用開
    口部がほぼ等間隔に配列形成された細長い真空容器によ
    り構成されていることを特徴とする請求項1記載の多層
    膜の形成装置。
  3. 【請求項3】 前記基板搬送機構は、前記成膜ユニット
    の個数に1を加えた個数の真空蓋がほぼ等間隔に固定さ
    れた直線状の搬送アームを備えており、前記各真空蓋に
    は前記基板を保持するチャック機構が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の多層膜の形成装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送アームは、前記複数の成膜ユニ
    ットの配置間隔に等しい距離だけ、その長手方向に往復
    移動するとともに、前記長手方向に直行する方向に往復
    運動することを特徴とする請求項3記載の多層膜の形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送アームは、前記ローダーユニッ
    トおよび前記複数の成膜ユニットのロードロック開口部
    に配置された複数の基板を前記各真空蓋のチャック機構
    により保持して、前記真空搬送室内に前記各搬送用開口
    部を介して移動させ、次いで前記真空搬送室内において
    前記複数の成膜ユニットの配置間隔に等しい距離だけ、
    前記搬送アームの長手方向に移動した後、再び、前記各
    搬送用開口部を介して前記真空搬送室外に移動させるこ
    とを特徴とする請求項4記載の多層膜の形成装置。
  6. 【請求項6】 前記真空搬送室の各搬送用開口部は、前
    記搬送アームにより前記基板が移動する際は、前記複数
    の真空蓋あるいは前記ローダーユニット、前記複数の成
    膜ユニットのロードロック開口部および前記アンローダ
    ーユニットに設けられたプッシャーに駆動されるサセプ
    ターにより閉塞されることを特徴とする請求項5記載の
    多層膜の形成装置。
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