JP2002200900A - 3次元的ホログラム付缶 - Google Patents

3次元的ホログラム付缶

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JP2002200900A
JP2002200900A JP2000403437A JP2000403437A JP2002200900A JP 2002200900 A JP2002200900 A JP 2002200900A JP 2000403437 A JP2000403437 A JP 2000403437A JP 2000403437 A JP2000403437 A JP 2000403437A JP 2002200900 A JP2002200900 A JP 2002200900A
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hologram
dimensional
film
uneven portion
forming
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JP2000403437A
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Ryota Nagatsuka
良太 長塚
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/02Details of features involved during the holographic process; Replication of holograms without interference recording
    • G03H1/024Hologram nature or properties
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2270/00Substrate bearing the hologram
    • G03H2270/10Composition
    • G03H2270/13Metallic

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  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 缶胴の少なくとも一部に3次元的凹凸部を形
成させると共に、この凹凸部の表面にホログラムを現出
させたことにより、3次元的な凹凸による立体感に加え
て、多面的且つ多元的な干渉色像を形成することがで
き、優れた装飾効果を缶胴に付与することができる。 【解決手段】 缶胴の少なくとも一部に3次元的凹凸部
が形成され、前記凹凸部の表面にホログラムが現出され
ていることを特徴とする3次元的ホログラム付缶。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3次元的ホログラム
付缶に関するもので、より詳細には多面的且つ多元的な
干渉色像が発現された3次元的ホログラム付缶に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホログラムは物体の三次元像の再生が容
易であると共に、虹色に光る装飾性を有しており、ギフ
ト、ノベルティ、或は子供の玩具等のディスプレイの分
野、或は書籍、雑誌の表紙、挿絵等の出版・印刷の分野
に用いられている。更にホログラムは多重記録、或は高
密度記録も可能であり、光メモリーとして応用され、そ
の製造には精密機器が必要であることから、容易に偽造
もできないので、有価証券、クレジットカード、IDカ
ード等の分野でも用いられている。
【0003】ホログラムを包装材料或は容器に付する提
案も既に行われており、実開昭62−143663号公
報には、包装材料の基材の一部または全面にホログラム
が設けられていることを特徴とする容器が記載されてお
り、実開昭63−70934号公報には、透明な円筒形
状容器の器壁の内側或は外側にマルチプレックスホログ
ラムを付したことを特徴とする容器が記載されている。
【0004】特公平4−54238号公報には、表面に
向けて凸でゆるやかな曲面に対して凹凸の形でホログラ
ムが形成されている略平面状の版と、平滑な表面を有す
る平面状の金属素材とを面に対して直角方向に圧介さ
せ、該金属素材の塑性変形によりその表面にレリーフ型
ホログラムを転写させることを特徴とするホログラムの
製法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ホログラムは、上述し
たように三次元像の再現が可能でしかも見る角度により
その色が各虹色に変化するなど意匠性及び装飾性におい
て優れたものではあるが、缶のような立体的容器では、
その立体的な特長を生かしてより意匠性及び装飾性に優
れたホログラム付容器の出現が望まれている。
【0006】本発明者らは、缶胴の少なくとも一部に3
次元的凹凸部を形成させるとともに、この凹凸部の表面
にホログラムを現出させることにより、3次元的な凹凸
による立体感に加えて、多面的且つ多元的な干渉色像を
有するホログラム付容器が得られることを見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、缶胴の
少なくとも一部に3次元的凹凸部が形成され、前記凹凸
部の表面にホログラムが現出されていることを特徴とす
る3次元的ホログラム付缶が提供される。本発明の3次
元的ホログラム缶においては、3次元的凹凸部が周状多
面体壁からなることが特に好ましく、この場合、前記周
状多面体壁は、構成単位面と、構成単位面同士が接する
境界稜線及び境界稜線同士が交わる交叉部とを有し、該
境界稜線及び交叉部は構成単位面に比べて相対的に容器
外側に凸となっており、構成単位面は対向する交叉部間
で滑らかに凹んだ部分を有し、構成単位面の周方向に隣
合った容器軸方向配列が位相差をなしているのがよい。
また、3次元的凹凸部は、エンボス加工部からなるもの
や3次元的凹凸部がビード加工部からなるものにも、勿
論本発明を適用することができる。更に、ホログラム
は、が3次元的凹凸部の形成に先立って缶胴金属或いは
缶胴形成用金属素材に直接凹凸加工によって施されたも
のでもよいし、3次元的凹凸部の形成に先立って缶胴或
いは缶胴形成用金属素材にラミネート或いは貼着された
ホログラム加工フィルム或いはラベルであってもよい
し、或いはホログラムが3次元的凹凸部の形成に先立っ
て缶胴或いは缶胴形成用金属素材に施されたホログラム
印刷であってもよい。また、ホログラムが3次元的凹凸
部の形成後にホログラム加工を施したフィルムを収縮に
より密着させたものであってもよい。
【0008】
【発明の実施形態】[作用]本発明の3次元的ホログラ
ム付缶は、缶胴の少なくとも一部に3次元的凹凸部が形
成されていること、この凹凸部の表面にホログラムが現
出されていることが特徴であり、これにより、3次元的
な凹凸による立体感に加えて、多面的且つ多元的な干渉
色像を発現させ、新規な装飾効果を得ることができる。
【0009】3次元的ホログラム付缶の代表的な一例と
して、周状多面体壁缶を示す図1及び図2において、こ
の缶は、缶胴1と、缶胴1の両端部に巻き締められた缶
蓋2a、2bとのスリーピース構造を有しているが、勿
論有底のシームレス缶胴と缶蓋とのツーピース構造のも
のであってもよい。この缶胴1の側面の少なくとも一部
には、頂点a、b、c及びdを結ぶ四辺形の構成単位面
3が組み合わされた周状多面体壁が形成されている。構
成単位面3は境界稜線a−b、b−c、c−d及びd−
aを介して他の構成単位面に隣接している。境界稜線a
−b、b−c、c−d及びd−a並びに交叉部a、b、
c及びdは構成単位面3に比べて相対的に容器外側に凸
となっており、構成単位面3は対向する交叉部a−c間
で滑らかに凹んだ部分を有し、構成単位面の周方向に隣
合った容器軸方向配列が位相差(図では1/2)をなし
ている。本発明では、この構成単位面3に対して少なく
とも1個のホログラム4を設ける。
【0010】今、b−d周方向に並ぶ構成単位面の数を
n個とすると、右方向に隣り合う構成単位面のb−d基
線に対する傾斜角度(ラジアン)は、反時計方向に順
次、 2π/n、2(2π/n)、3(2π/n)、4(2π
/n)‥ となり、また左方向に隣り合う構成単位面のb−d基線
に対する傾斜角度(ラジアン)は、反時計方向に順次、 2π[(n−1)/n]、2π[(n−2)/n]、2
π[(n−3)/n]、 2π[(n−4)/n]‥ となる。上記構成単位面の系列に対しては、上下方向に
隣接して位相差が1/2の構成単位面の系列が配置さ
れ、この上下に隣接した構成単位面の系列に関しても、
上記と同様な傾斜角度の配列が成り立つ。また、実際の
周状多面体壁では、傾斜角度の変化はもっと多様性に富
んだものであり、図1及び2に示すとおり、構成単位面
の中央が内向きに凹んでいるため、面の傾斜角度の変化
はより複雑である。
【0011】ホログラムは、角度によって干渉色(虹
色)や立体像の浮きだしが微妙に変化するのを楽しむも
のであるが、本発明の3次元的ホログラム付缶では、上
記のように傾斜角度が互いに異なる多数の凹凸面が形成
されていると共に、この凹凸面の各々にホログラムが形
成されているので、干渉色(虹色)や立体像の浮きだし
が微妙に変化した多面的且つ多元的なホログラム像が再
現されるという新規且つ顕著な作用効果が得られるもの
である。
【0012】本発明の3次元的ホログラム付缶におい
て、缶胴に形成される3次元的凹凸部とは、缶胴の側面
に、前述した周状多面体壁を形成したものでも、或いは
ビード成形したものでも、或いはエンボス成形したもの
でもよい。
【0013】添付図面の図3は周状多面体壁シームレス
缶の側面図(A)及び断面図(B)であり、シームレス
缶1の側面の一部には周状多面体壁5が形成されてい
る。添付図面の図4はエンボス成形スリーピース缶の側
面図(A)及び断面図(B)であり、この缶1の側面の
一部には他の部分よりも凹んだエンボス成形部6が形成
されている。添付図面の図5はビード成形スリーピース
缶の側面図(A)及び断面図(B)であり、缶1の側面
の一部には凸ビード7が形成されている。
【0014】[ホログラム缶の製造方法]本発明の3次
元的ホログラム付缶は、缶胴にホログラムを形成する工
程と缶胴に3次元的凹凸部を形成する工程とを、この順
序或いは逆の順序に行うことにより形成される。ホログ
ラムの形成は、以下に説明する冷間転写法、フィルムラ
ミネート法、シュリンクフィルムの施用、転写箔(ホッ
トスタンプ)の施用等により行うことができる。
【0015】(1)冷間転写法:例えば、ホログラムを
3次元的凹凸部の形成に先立って缶胴金属或いは缶胴形
成用金属素材に直接凹凸加工によって施し、次いでホロ
グラムが形成された缶胴を加工して3次元的凹凸部を有
する缶胴とすることができる。勿論、缶胴形成用金属素
材にホログラムを形成した場合には、この金属素材を溶
接或いは接着等のそれ自体公知の手段で側面継ぎ目を有
する缶胴に成形し、この缶胴に3次元的凹凸部を形成す
るのがよい。3次元的凹凸部の形成は、後に詳述するパ
ネルフォーマーを用いて周状多面体壁への成形(以下ダ
イヤカット成形ともいう)により行うことができる。
【0016】冷間転写法の工程図を示す図6において、
この方法は缶成形工程、転写工程、印刷・塗装工程、焼
き付け・乾燥工程、及び加工工程から成っている。缶成
形工程では、アルミニウムや表面処理鋼板等の金属素材
を、絞り・深絞り成形、絞り・しごき成形、絞り・曲げ
伸ばし成形などのそれ自体公知の手段で、有底シームレ
ス缶胴に成形する。転写工程では、表面に凹凸の形でホ
ログラムが形成されている版を備えたロールプレスによ
り、缶胴部に直接溝を加工し、ホログラムを転写する。
印刷・塗装工程では、プリンターにより、缶胴に部分的
な印刷や、仕上げニス塗布を行う。焼き付け・乾燥工程
では、印刷・塗装工程で施したインキやニスの焼き付け
や、乾燥を行う。最後に、加工工程では、パネルフォー
マーにより、缶胴に周状多面体壁(ダイヤカット)を形
成させる。
【0017】i)缶成形工程 缶胴用の金属基材として、各種金属板、特に各種表面処
理鋼板やアルミニウム等の軽金属板が使用される。表面
処理鋼板としては、冷圧延鋼板を焼鈍後二次冷間圧延
し、亜鉛メッキ、錫メッキ、ニッケルメッキ、電解クロ
ム酸処理、クロム酸処理等の表面処理の一種または二種
以上行ったものを用いることができる。更に他の例とし
てはアルミニウムメッキ、アルミニウム圧接等を施した
アルミニウム被覆鋼板が用いられる。軽金属板として
は、所謂純アルミニウム板の他にアルミニウム合金板が
使用される。耐腐食性と加工性との点で優れたアルミニ
ウム合金板は、Mn:0.2乃至1.5重量%、Mg:
0.8乃至5重量%、Zn:0.25乃至0.3重量
%、及びCu:0.16乃至0.26重量%、残部がA
lの組成を有するものである。 これらの金属板は、ク
ロム酸処理、クロム酸/リン酸処理等のそれ自体公知の
表面処理が行われていてもよい。金属板の厚みは、金属
の種類、容器の用途或いはサイズによっても相違する
が、一般に0.05乃至0.35mm、特に0.08乃
至0.25mmの厚みを有するのがよい。
【0018】シームレス缶胴への成形は、側壁部が薄肉
化されるようにそれ自体公知の手段、例えば絞り再絞り
しごき加工、絞り曲げ延ばし再絞り加工、絞り曲げ延ば
し再絞りしごき加工等で行われる。例えば、深絞り曲げ
延ばし成形(絞り−曲げ延ばし再絞り成形)によれば、
金属素材から成形された前絞りカップを、このカップ内
に挿入された環状の保持部材とその下に位置する再絞り
ダイスとで保持する。これらの保持部材及び再絞りダイ
スと同軸に、且つ保持部材内を出入し得るように再絞り
ポンチを配置する。再絞りポンチと再絞りダイスとを互
いに噛みあうように相対的に移動させる。これにより、
前絞りカップの側壁部は、環状保持部材の外周面から、
その曲率コーナ部を経て、径内方に垂直に曲げられて環
状保持部材の環状底面と再絞りダイスの上面とで規定さ
れる部分を通り、再絞りダイスの作用コーナ部により軸
方向にほぼ垂直に曲げられ、前絞りカップよりも小径の
深絞りカップに成形することができる。
【0019】この際、再絞りダイスの作用コーナー部の
曲率半径(Rd )を、鋼板素板厚(tB )の1乃至2.9
倍、特に1.5 乃至2.9 倍の寸法とすることにより、側壁
部の曲げ引張りによる薄肉化を有効に行うことができ
る。のみならず、側壁部の下部と上部とにおける厚みの
変動が解消され、全体にわたって均一な薄肉化が可能と
なる。一般に、缶胴の側壁部を素板厚(tB )基準で8
0%以下の厚み、45%迄、特に40%迄の厚みに薄肉
化することができる。深絞り缶の場合、下記数式(1) 式中、Dは剪断した金属素材の径であり、dはポンチ径
である、で定義される絞り比RD は一段では1.1 乃至3.
0 の範囲、トータルでは1.5 乃至5.0 の範囲にあるのが
よい。また再絞り或いは曲げ伸ばしでは、再絞りダイの
後方にしごきダイスを配置して、側壁部に対して、下記
数式(2) 式中、tB は素板厚であり、tW は側壁部の厚みである
で定義されるしごき率RI が50乃至80%、特に60
乃至75%の厚みになるようにしごきで薄肉化すること
もできる。絞り成形等に際して、金属素材或は更にカッ
プに、各種滑剤、例えば流動パラフィン、合成パラフィ
ン、食用油、水添食用油、パーム油、各種天然ワック
ス、ポリエチレンワックスを塗布して成形を行うのがよ
い。
【0020】ii)転写工程 缶胴金属へのホログラムの転写は、それ自体公知の方
法、例えば特公平4−54238号公報記載の方法によ
って行うことができる。上記方法によれば、中心線平均
あらさ(JIS B0601)が0.5 μm以下の平滑な
金属表面と、像として表現すべき原稿からの光の波面に
相当する干渉縞が凹凸の形でホログラムに形成されてい
る工具(ロール)表面とを係合させ、前記金属表面にレ
リーフ型ホログラムを転写させる。金属表面にレリーフ
型ホログラムを転写させた後、該表面に透明樹脂保護層
を設けることもできる。
【0021】この転写工程を説明するための図7におい
て、平板或いは缶胴の形の金属基材10に対して、凹凸
の形でホログラムが形成されている版(ロール)20を
垂直方向に圧接し、金属基材10の表面に溝加工11の
形でホログラムを転写する。この表面11に、インキ層
や仕上げニスの層12を設けて、保護層とする。
【0022】金属基材の少なくとも外表面が、ビッカー
ズ硬度が300以下の軟質金属で形成されているのが好
ましく、この目的にアルミニウム板やアルミニウムメッ
キ鋼板等が適している。
【0023】この場合、中心線平均あらさが0.5 μm以
下、特に0.3 μm以下の平滑な金属表面に、直接レリー
フ型ホログラムを形成させるのがよい。この目的に、像
として表現すべき原稿からの光の波面に相当する干渉縞
が凹凸の形で表面にホログラムとして形成されている工
具を使用する。ホログラムにおける凹凸のピッチは多く
の場合0.1乃至1μmの範囲にある。この工具表面と
金属表面とを係合させる際、金属表面の中心線平均あら
さが前述した範囲内にあれば、レリーフ型ホログラムの
転写が確実に行われる。金属基材は、平板状の金属であ
っても、また缶胴の金属であってもよく、絞りしごき加
工で形成された缶胴では表面がきわめて平滑であり、こ
の目的に特に適している。
【0024】凹凸の形でホログラムに形成されている工
具(ロール)は、それ自体公知の任意の方法で製造する
ことができる。例えば、版製造のための撮影工程におい
て、レーザー光源、ホトレジスト感光層、原稿及び反射
鏡を、原稿からの反射光線と、反射鏡からの参照反射光
とが同時にホトレジスト層に入射する位置関係で配置す
る。これによりホトレジスト層には、像として表現すべ
き原稿からの光の波面に相当する干渉縞が形成される。
ホトレジスト層は、露光部分が硬化するネガ型のもので
も露光部が溶解するポジ型のものであってもよい。次い
で版製造のための現像工程において、露光済ホトレジス
ト層をそれ自体公知の現像処理に付する。これにより未
硬化の未露光部分或は溶解性の露光部分が溶解され、表
面に凹凸パターンを有するホトレジスト版が形成され
る。次に金属版型の製作工程において、ホトレジスト版
の表面に金属薄膜層を蒸着或は無電解メッキ等の手段に
より形成させ、これを電気鋳造操作に付することによっ
て、ニッケルまたはクロム等の硬質金属から成る金属版
型を形成させる。この金属版型からホトレジスト層7を
機械的に剥離するか、化学的に溶解するかして、金属版
型のみを取り出す。最後に、シームレス缶への転写工程
において、シームレス缶を金属版型に押圧下に転がり接
触させて、版型の凹凸パターンを容器の金属表面にレリ
ーフ型ホログラムとして転写させる。
【0025】ホトレジスト層のホログラムの作成方法
は、従来公知の方法を採用することができる。例えば、
像として表現すべき原稿(以下単に原稿という)にレー
ザー光(例えば、Ar レーザー、488nm、出力5m
W)に照射して得られる原稿からの反射光と、同一の光
源から分割した参照光とを同時にホトレジストを塗布し
た乾板に入射させ、原稿からの光の波面に相当する干渉
縞を乾板に記録することにより、原稿の撮影を2乃至6
0分間行った後これを現像し、干渉縞の凹凸パターンを
得ることができる。ホトレジストは、通常低感度である
ので、一旦銀塩感光材料を用いて撮影を行い原版ホログ
ラムを得て、これをホトレジストと密着させた後、原版
ホログラムを通してホトレジストに露光して原版ホログ
ラムの干渉縞をホトレジストに複写し、その後ホトレジ
ストを現像する方法も採用することができる。
【0026】ホトレジスト層としては、光遊離反応、光
分解反応、光レドックス反応、光重合反応、光橋かけ反
応等を利用したそれ自体公知のホトレジスト材料、例え
ばジアゾ樹脂、環化ポリイソプレン系樹脂、フェノール
樹脂、ノボラック樹脂等を使用することができる。次い
で、ホトレジスト原版表面に、蒸着法により金の薄膜、
或は無電解メッキ法により銀の薄膜を形成することによ
り導電性を与え、この薄膜を電極として通常の電気メッ
キ法によりニッケルメッキ等の金属メッキ層をホトレジ
スト原版表面に0.1 乃至5mm、特に0.5 乃至2mmの厚さ
で形成し、これを剥離して、工具の基体に貼り付け或は
埋め込むことにより工具が作成される。工具の形状は平
板状でもよいし、円筒乃至円柱でもよい。上記電鋳法で
形成された膜を円筒状につなぎ合わせ、円柱乃至円筒状
の工具基体に嵌込んで使用することもできる。
【0027】ホログラムの転写されるべき金属表面と工
具表面との接触は、実質上線接触で行うことが重要であ
る。即ち、実質上線接触で転写を行うことにより、比較
的小さい加工力で工具表面の凹凸ホログラムをレリーフ
の形で優れた寸法精度と再現性をもって転写させること
が可能となる。金属材料が平板の状態で転写を行う場合
には、工具を円柱乃至円筒状にすることにより、実質上
線接触が可能となる。金属材料が円筒状或はカップ状の
場合には、工具は円筒状でも平板でもよい。転写に用い
る圧力は、版の模様が金属基材表面にレリーフ型ホログ
ラムとして転写されるようなものであり、一般に5乃至
50kgf/mm、特に10乃至30kgf/mm
の圧力が適当である。転写の温度は室温で十分である
が、所望により冷却してもよい。
【0028】iv)印刷・塗装 印刷は、それ自体公知の印刷法、例えば平版印刷、凸版
印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、電子写真印刷な
どにより行うことができ、印刷インキとしても、蒸発乾
燥性インキ、酸化重合乾燥性インキ、浸透乾燥性イン
キ、熱硬化性インキ、二液硬化性インキ、紫外線硬化性
インキ等のそれ自体公知のインキが使用される。
【0029】一般に、金属表面にホログラムを転写させ
た後に、該表面に透明樹脂保護層を形成させることが好
ましい。塗料として用いることができるのは、これに限
定されないが、熱硬化性樹脂塗料、例えば、フェノール
−ホルムアルデヒド樹脂、フラン−ホルムアルデヒド樹
脂、キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、ケトン−ホルム
アルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミン
−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、トリ
アリルシアネレート樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、シリ
コーン樹脂、油性樹脂、或は熱可塑性樹脂塗料、例え
ば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩化ビニル−マレイン
酸共重合体、塩化ビニル−マレイン酸−酢酸ビニル共重
合体、アクリル重合体、飽和ポリエステル樹脂等を挙げ
ることができる。これらの樹脂塗料は単独でも2種以上
の組合せでも使用される。この際、形成される膜厚は1
乃至15μm,特に3乃至10μmであることが好まし
い。上記範囲よりも厚いとホログラムが鮮明に見えなく
なるおそれがあり、また上記範囲よりも薄いと保護層と
しての機能を果たさなくなるおそれがある。塗布の方法
としては、スプレー法、ロール法等従来公知の方法によ
り施すことができる。塗膜の焼付けは160乃至240
℃の温度で1乃至15分間行うことが好ましい。
【0030】v)3次元的凹凸加工 本発明の3次元的ホログラム付缶において、缶胴に形成
される3次元的凹凸部とは、缶胴の側面に、前述した周
状多面体壁を形成したものでも、或いはビード成形した
ものでも、或いはエンボス成形したものでもよい。本発
明はこれらの3次元的凹凸部を有する全ての缶に適用可
能であるが、本発明では、缶胴の側面に周状多面体壁を
形成した場合に特に顕著な効果が得られるので以下この
例について説明するが、本発明はこの例にのみ限定され
るものではない。
【0031】周状多面体壁は、既に指摘したとおり、構
成単位面と、構成単位面同士が接する境界稜線及び境界
稜線同士が交わる交叉部とからなる。構成単位面とは、
周状多面体壁の軸方向(容器高さ方向)及び周方向に反
復して現れる単位面であり、この面は以下に詳細に説明
する屈曲面からなるのがよい。構成単位面相互は、軸方
向及び周方向に境界稜線を介して接しており、この境界
線同士が交わる位置に交叉部、即ち頂点が存在する。
【0032】図1及び2に示す具体例において、構成単
位面は、四辺形(菱形)abcdから成っており、構成
単位面の隣合った缶軸方向配列が丁度1/2の位相差を
なして配列されている。図8は、図1の缶胴に使用され
る多面体壁面の四辺形単位面の一例を取り出して示した
ものであり、菱形abcdが構成単位面となっている。
菱形における各辺ab、bc、cd、daは缶側面に形
成される境界稜線に相当する辺であり、外向きに凸とな
る頂点a、b、c、dが交叉部に該当する。
【0033】上方頂点aと下方頂点cとは同一径の円周
面上に位置しており、左方頂点bと右方頂点dとは同一
径の円周面上に位置している。配列が1/2の位相差を
なしている場合、全ての頂点は同一径の円周面上に位置
しており、これら頂点に対応する缶胴内半径は、最大半
径rである。一方、各稜線ab、bc、cd、daは端
で径外方に最も突出しているが、中間に行くに従って缶
中心軸からの距離、即ち径が減少するようになってい
る。周方向の対角線bdの中点の径sをとると、この径
sはrよりも小さく、周方向の対角線bdの中点で最小
内半径を与える。缶胴上の単位面を軸方向に投影したと
き、頂点acは重なるが、軸方向の対角線acは、周方
向の対角線bdとは重ならずに対角線bdよりも径外方
向に位置することから、四辺形abcdは湾曲乃至折れ
曲がった面となっていることが了解されよう。
【0034】図8において、構成単位面としての菱形寸
法は、周方向対角線bdの長さをWとし、軸方向対角線
acの高さをLとすると、W及びLはそれぞれ構成単位
面の周方向最大巾及び軸方向の最大長さとなる。軸方向
対角線の長さac(高さL)と、実際の構成単位面上の
ac断面での長さとが異なることは前述した説明から既
に明かであるが、周方向対角線bdの長さWと実際の構
成単位面上のbd断面での長さとが異なる場合がある点
に注意する必要がある。例えば、図8の(a)のac断
面を示す図8の(b)の場合には、この断面における辺
acの中点eは周方向対角線bdの位置よりも径外方向
に位置しており、従って辺bedは周方向対角線bdの
長さWよりも大きい。構成単位面の周方向最大巾を与え
る交叉点間対角線と構成単位面の軸方向最大長さを与え
る交叉点間対角線との距離(両対角線をそれぞれ直角に
結ぶ線の長さ)をd及び前記距離dの測定線が構成
単位面と交わる位置と構成単位面の軸方向最大長さを与
える交叉点間対角線との距離をdとすると、図8(b)
の場合dはdより小さいが、逆にdがdより大きか
ったり、或いは等しかったりしてもよい。
【0035】このような単位構成面が組み合わされた多
面体壁を形成させた缶胴に於いては、図8に示すよう
に、構成単位面は湾曲やU乃至V形状のくぼみとなって
表れる。このような単位面の構成と、ほぼ1/2の位相
配置は缶胴に耐変形性を付与し、しかも多面体壁形成前
の缶胴表面積と多面体壁形成後の缶胴表面積とを実質的
にほぼ等しく保ちながら成形が可能である。このため、
塗膜の損傷が発生する傾向が少なく、優れた耐腐食性が
維持され、加工後に残留する応力も少なく、レトルト殺
菌やその後の経時に於ける塗膜密着性や継ぎ目接着力の
経時的低下も有効に解消される。
【0036】多面体壁の構成単位面を四辺形で構成し、
この構成単位面を缶側壁に交互にがっちり導入組み込ん
だものが缶の外圧による変形を防ぐ上で最も優れてい
る。また、この菱形単位面を線bdを中心として滑らか
に湾曲させ、この湾曲部を内向きに凸となるように配置
したものでは、缶の強度が大で、耐食性に特に優れてい
る。
【0037】本発明においては、各構成単位面に少なく
とも1個のホログラムを配置する。即ち、菱形単位面の
線bdを跨ぐように単一のホログラムを設けることもで
きるし、また図1に示すように三角面abd及びbdc
にそれぞれ1個のホログラムを配置することもできる。
容器に多面体パターン及びホログラムを設ける場合、突
出した部分よりもむしろ窪んだ部分が装飾効果に重大な
影響をもたらすことがわかった。即ち、一般に窪みが深
く屈折した部分があると、この部分が陰影となり易く、
表面の印刷画像等を見ずらくし、装飾効果を低下させ、
美観を損なうものとなるが、本発明の多面体ホログラム
パターンにおいては、構成単位面が対向する交叉部間で
容器内側に滑らかに窪んでいるため、構成単位面はごく
平面に近い滑らかな形状となり、しかも各構成単位面に
ホログラムによる光輝パターンが表れるので、装飾効果
を高めるものである。
【0038】缶胴の少なくとも一部に周状多面体壁が形
成された缶は、ホログラムが形成された缶胴側壁を缶胴
内に挿入された内型と缶胴外に配置された外型とで挟み
込み、前記内型を成形すべき多面体壁の周方向の面の繰
り返し数よりも少なくとも1個少ない繰り返し数の多面
体形状を有するものとし、前記外型を外型と内型とを相
対的に移動させたとき、内型の中心から外型への垂線と
内型表面とが交わる位置の包絡線からほぼ缶胴厚みだけ
差引いた形状と成形すべき多面体壁の周方向の面の繰り
返し数と同じ繰り返し数とを有するものとし、前記内型
と外型とを同期させて相対的に移動させて成形を行うこ
とにより製造される。
【0039】この製造方法及び装置の詳細は、本出願人
の出願にかかる特公平7−96139号公報に記載され
ているので、これを参照されたい。
【0040】(2)フィルムラミネート法:フィルムラ
ミネート法の工程を示す図9において、この方法は、缶
成形工程(前工程)、ホログラム転写工程、3次元的凹
凸部の加工工程から成っている。フィルムラミネート法
における缶成形工程及び3次元的凹凸部の加工工程は、
冷間転写法のそれと同様である。フィルムラミネート法
の転写工程では、前工程で形成された缶胴の表面に、予
めホログラムが形成されたフィルムを、ラミネーターを
用いて加温及び加圧下に圧着する。
【0041】フィルムラミネートによる転写工程を説明
するための図10において、ラミネート用フィルム30
は、プラスチックのホログラム形成層31、その一方の
側に施された接着層32、その間に施されたインキ層3
3から成っており、このラミネート用フィルム31は接
着層32が缶胴金属基材10と対面する位置関係で施さ
れ、加温、加圧下に接着一体化される。
【0042】ホログラムのプラスチック上への複製につ
いては、感光材料を用いて露光及び干渉等により直接ホ
ログラムを作成する方法と、平滑なプラスチック材料に
エンボス加工して表面レリーフ型のホログラムを作成す
る方法とが古くから知られている。本発明において、プ
ラスチックのホログラム形成層31としては、上記の従
来公知の方法で製造したホログラムが何れも使用でき
る。また、冷間転写法で版の製造法で用いたように、金
属薄膜を蒸着や無電解メッキで形成したものを用いるこ
ともできる。
【0043】前者の直接ホログラム作製法では、プラス
チックフィルム基体上にフォトレジスト材料の層を設け
たものが使用され、露光及び干渉によりホログラムを作
製する。プラスチックフィルム基体としては、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチル−1−ペ
ンテン等のポリオレフィン;ナイロン6、ナイロン6−
6、ナイロン6−10、ナイロン11等のポリアミド、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート等の熱可塑性ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリフエニレンオキサイド、
ポリサルフォン等の耐熱性の熱可塑性樹脂フィルムが適
当であり、これらのフィルムは一軸延伸或いは二軸延伸
され且つ熱固定されたものが好適である。フォトレジス
ト材料及び露光及び干渉によりホログラムを作製する手
段は、冷間転写法の版の製造に用いたものが同様に使用
される。
【0044】後者のエンボス加工によるレリーフ型ホロ
グラムの作製に際しては、プラスチックフィルム基体と
しては、上に例示したものが同様に使用され、またエン
ボス加工に用いる版は金属への冷間転写に用いたのと同
様な版が使用される。プラスチックフィルム基体に対し
て、レリーフ型ホログラムが形成されている版を加熱加
圧下に押圧することにより、フィルム基体表面にホログ
ラムが転写される。この押圧操作に際して、プラスチッ
クフィルム基体をその融点よりも低い温度に維持する一
方で、版をプラスチックフィルム基体の融点以上の温度
に維持して押圧することが好ましい。このような温度勾
配で押圧を行うと、ホログラムが転写される表面部分が
フィルムの融点以上の温度に保たれて、ホログラムの転
写が有効に行われる一方で、フィルムの他の部分が融点
よりも低い温度に保たれるため、フィルムの熱変形を防
止でき、しかもホログラムの転写の生産性が向上すると
いう利点がある。版の加熱には、熱伝導、赤外線加熱、
高周波誘導加熱等のそれ自体公知の加熱手段が使用され
るが、高周波誘導加熱を用いると、版の表面の加熱を選
択的且つ集中的に行えるので、ホログラムの忠実再現性
や生産性に優れているという利点が得られる。
【0045】ラミネート用フィルムのホログラム形成層
としては、基体フィルムの厚みが一般に5乃至30μ
m、特に9乃至12μmの範囲にあることが、ホログラ
ムの保持性及びラミネート作業性の点で好ましい。
【0046】接着層としては、フィルム基体の融点より
も低い温度で金属基材に対して熱接着性を示す任意の樹
脂材料が使用される。接着剤としては、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、イオン架橋オレフ
ィン共重合体(アイオノマー)、エチレン系不飽和カル
ボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン
樹脂等の変性オレフィン樹脂;比較的低融点乃至低軟化
点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂;比較的低融点乃
至低軟化点のポリエステル乃至コポリエステル樹脂;こ
れらの樹脂のブレンド物;これらの樹脂の1種乃至2種
以上とおよび/または公知の顔料或いは充填剤とからな
るブレンド物や、ウレタン系、チタネート系、エポキシ
系のアンカー剤や接着剤を挙げることができる。酸変性
オレフィン樹脂のベースポリマーとしては、低−、中
−、高−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
アイソタクティックポリプロピレン、プロピレン−エチ
レン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙
げられる。接着剤層の厚みは、その種類によっても異な
るが、一般的にいって1乃至8μm、特に3乃至6μm
の範囲にあるのがよい。
【0047】保護層(ニス、インキ)としては、冷間転
写法で用いたものが同様に使用される。
【0048】ラミネート用フィルムの缶胴金属基材への
ラミネートは、フィルム中のホログラムが熱変形するこ
となく保持され、且つ接着剤による金属基材への熱接着
が確実に行われる条件下に行われる。一般にフィルム基
体の融点よりも低く、しかも130乃至170℃の範囲
の温度で熱接着を行うのが好ましい。
【0049】(3)シュリンクフィルムの施用:ホログ
ラムの缶胴への転写は、ホログラムが形成されたヒート
シュリンクフィルム(ラベル)を用いて行うこともでき
る。このシュリンクフィルム(ラベル)の施用は、3次
元的凹凸部の加工に先だって行うこともできるし、3次
元的凹凸部の加工後に行うこともできる。
【0050】シュリンクフィルムの施用工程を示す図1
1において、フィルムの施用を3次元的凹凸部の加工に
先だって行う方法と、3次元的凹凸部の加工後に施用
を行う方法とが示されている。方法は、缶成形工程
(前工程)、転写工程、熱収縮工程及び加工工程からな
っており、方法は缶成形工程、加工工程、転写工程及
び熱収縮工程からなっている。缶胴への成形工程及び3
次元的凹凸部の加工工程は、既に述べた冷間転写法のそ
れと同様である。転写工程では、それ自体公知のラベラ
ーを用いて、3次元的凹凸部形成前の缶胴或いは3次元
的凹凸部形成後の缶胴に、ホログラムが形成されたフィ
ルムを装着する。ラベラーは、プラスチックボトルの外
面に印刷されたラベルを装着させる目的で広く使用され
ているものであり、この装置を使用すると、印刷像を屈
曲したボトル外面に像の乱れを生じることなしに装着す
ることができる。熱収縮工程では、缶胴外周に装着され
たシュリンクフィルムを熱収縮させて缶胴外面に密着さ
せる。
【0051】転写及び熱収縮をより具体的に説明するた
めの図12において、シュリンクフィルム40は熱収縮
性のホログラム形成層31と、その表面の保護層(ニ
ス、インキ)32とから成っている。このシュリンクフ
ィルム40は缶胴基材10の外周の寸法よりも若干大き
い寸法を有しており、缶胴基材10の外側に装着され、
次いで加熱されて、缶胴基材10の外面に密着固定され
る。
【0052】シュリンクフィルムのホログラム形成層4
0としては、エンボス加工によりレリーフ型ホログラム
を形成したプラスチックフィルムが使用される。このホ
ログラム付プラスチックフィルムとしては、フィルムラ
ミネート法で用いたものと同様のものが使用されるが、
熱収縮性を付与するために、内部歪みを有していること
が必須であり、一軸延伸或いは二軸延伸されているが、
熱固定されていないことが重要である。
【0053】また、ホログラム形成層上に設ける保護層
42としても、フィルムラミネート法で用いたのと同様
な保護層が使用される。
【0054】シュリンクフィルムの熱収縮は一軸方向に
関して、50乃至80%、特に60乃至70%の収縮率
の範囲にあることが望ましい。この収縮率が上記範囲を
上回ると、最終缶体にホログラムが忠実に再現されなく
なり、装飾効果において不満足なものとなりやすい。一
方、この収縮率が上記範囲を下回ると、缶体に対する密
着性が不十分なものとなるので好ましくない。
【0055】シュリンクフィルムの熱収縮は、熱風によ
るフィルムの加熱により良好な作業性を持って行うこと
ができる。フィルムの加熱温度は、基材フィルムの融点
よりも低く、そのガラス転移点以上の温度であるが、樹
脂の種類に応じて、一般に80乃至200℃の温度から
適当な温度を選択するのが好ましい。
【0056】(4)転写箔(ホットスタンプ)法:ホロ
グラムの缶胴への転写は、ホログラムが形成された転写
箔を用いてホットスタンプにより行うこともできる。こ
のホットスタンプによるホログラムの施用は、3次元的
凹凸部の加工に先だって行うことが好ましい。
【0057】転写箔(ホットスタンプ)法の工程を示す
図13において、この方法は、缶成形工程(前工程)、
転写工程及び加工工程からなっている。缶胴への成形工
程及び3次元的凹凸部の加工工程は、既に述べた冷間転
写法のそれと同様である。転写工程では、それ自体公知
のホットスタンピングマシンを用いて、3次元的凹凸部
形成前の缶胴に、ホログラムが形成された箔を加温加圧
下に圧着する。
【0058】転写箔(ホットスタンプ)法をより具体的
に説明するための図14において、用いる転写箔50は
ホログラム形成層51と、その一方の表面に形成された
接着剤層52と、ホログラム形成層の他方の表面に形成
された保護層(ニス、インキ)53と、保護層の表面に
設けられた剥離層54と、この剥離層を介して最上面に
設けられたベースフィルム55とからなっている。
【0059】ホログラム形成層51は、フィルムラミネ
ート法で用いたものが同様に使用され、特に微細な凹凸
面にアルミニウムや錫などの金属膜を形成したものが好
適に使用される。接着層及び保護層としても、フィルム
ラミネート法で用いたものが同様に使用される。
【0060】ベースフィルムとしては、それ自体公知の
フィルム、例えば高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ4−メチル−1−ペンテン等のポリオレフィ
ン;ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、
ナイロン11等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート等の熱可塑性ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリフエニレンオキサイド、ポリサルフォン、等の
耐熱性の熱可塑性樹脂フィルムや紙等が使用される。シ
リコーン樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹脂、アクリ
ル酸ステアリル、ステアリン酸の塩化クロム塩、ステア
リルアミド等の被覆による剥離処理が行われていること
が好ましい。
【0061】剥離層としては、例えば剥離性接着可能な
材料、例えば各種ワックス類、ポリエチレンワックス、
酸化ポリエチレンワックス、ホットメルト(エチレン−
酢酸ビニル共重合体にワックスや粘着付与剤を配合した
材料)等が使用される。また、シリコーン樹脂、アルキ
ッド樹脂、メラミン樹脂、アクリル酸ステアリル、ステ
アリン酸の塩化クロム塩、ステアリルアミド等のそれ自
体公知の剥離剤が、それ自体公知の接着プライマー(保
護層であってもよい)との組合せで使用される。これら
の剥離剤はベースフィルムに塗布されて使用される。
【0062】転写箔50の缶胴金属基材10への転写
は、転写箔中のホログラムが熱変形することなく保持さ
れ、且つ接着剤による金属基材への熱接着が確実に行わ
れる条件下に行われる。一般にホログラム形成層のフィ
ルム基体の融点よりも低く、しかも180乃至200℃
の範囲の温度で熱接着を行うのが好ましい。熱接着後、
ベースフィルム55を剥離層54の部分で剥離すること
により、缶胴金属基材10上には、保護層53を備えた
ホログラム形成層51が接着層52により接着固定され
る。
【0063】
【実施例】本発明を以下の実施例で更に説明するが、本
発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0064】1.冷間転写法実施例 ロール転写機を用いてアルミニウムDI缶の側壁表面全
周にホログラムを冷間転写し、缶胴壁部に部分的な印
刷、及び缶胴全周に仕上げニスを施し焼き付け乾燥させ
た後、パネルフォーマにてダイヤカット加工を施した。
ロール転写機は、直径約130mm、幅約66mmの円
筒状の工具鋼表面に、溝ピッチ約1μm、深さ約0.1
〜0.2μmのレリーフ(凹凸)型ホログラムを付加し
たニッケル電鋳版を貼り付け、これをマンドレルに装着
したアルミニウムDI缶の表面に係合させるものであ
り、この時負荷した線荷重は約20kgf/mmであっ
た。本機においてマンドレルは片持ちであるため、たわ
みをキャンセルするためにトーイン角を約0.1°設け
て転写した。加工は常温下(約25℃)にて行った。次
ぎに、レリーフ(凹凸)型ホログラムを施した缶の缶胴
壁全周約1/2部分に、厚さ1〜5μmの印刷を施し、
さらに缶胴全周に透明な仕上げニスを塗布した。印刷部
のホログラムはほとんど見えなくなったが、非印刷部の
ホログラムは反射層となるアルミニウム表面の光沢が仕
上げニス層を通して多少失われるものの、十分なレイン
ボーホログラムが得られた。焼き付け乾燥にはガスオー
ブンを使用し、温度約230℃、70秒の条件で行っ
た。最後にパネルフォーマにてダイヤカット加工を施
し、3次元的ホログラム缶を制作した。
【0065】2.フィルムラミネート実施例 フィルムラミネータを用いてホログラムを付与した熱可
塑性樹脂フィルム(PET、PP、PEN等)をTUL
C缶の全周に貼着しヒートセットさせた後パネルフォー
マにてダイヤカット加工を施した。フィルムは十字路格
子状の凹凸を施し、且つその面にアルミ蒸着されている
厚さ約9〜12μmの熱可塑性樹脂フィルムを使用した
(フィルムは、ホログラムの凹凸面と、アルミ蒸着層の
間に部分的なインキ層が施されているもの等も使用でき
る)。接着材は熱硬化性のポリエステル、或いはエポキ
シ樹脂をフィルム裏面(アルミ蒸着面の表面)に厚さ約
3〜6μmで塗布した(ラミネートする基材がアルミ等
の反射層である場合、ホログラム凹凸を施した透明度の
あるフィルムをそのままラミネートすることができる。
この時、同様に部分的なインキ層を有したフィルム等も
使用できる)。ラミネータのロールにフィルムを装着し
たマンドレルに装着した缶の表面を高周波加熱装置、マ
ンドレル自体の加温装置により約130〜170℃に加
熱させ約5kgf/mmの線荷重で貼着した。次ぎにリ
サーチオーブンを使用し、接着剤を完全に硬化させるた
め温度約210℃、3分の条件でヒートセットを行っ
た。最後にパネルフォーマにてダイヤカット加工を施
し、3次元的ホログラム缶を制作した。
【0066】3.シュリンクフィルム実施例 アルミニウムDI缶にシュリンクフィルムを装着し電気
オーブンでフィルムを収縮させた後、パネルフォーマに
てダイヤカット加工を施した。シュリンクフィルムはレ
リーフ型ホログラムを施した厚さ約60μm、最大シュ
リンク率約70%の透明度の高い一軸延伸フィルム(P
S、またはPET)を使用した。フィルムの収縮は、缶
温を75〜85℃に加熱した後アルミニウムDI缶に装
着し、オーブン温度100〜150℃、保持時間10〜
20秒の条件で行った。最後にパネルフォーマにてダイ
ヤカット加工を施し、3次元的ホログラム缶を制作し
た。この際、ホログラムの凹凸形状が熱収縮により変化
し、冷間転写、またはフィルムラミネート法で得られた
ほどのレインボー状の干渉縞は得られなかった。
【0067】4.転写箔(ホットスタンプ)実施例 TULC缶胴の一部分にシルクスクリーン印刷でバイン
ダー(UVインキ)を印刷し、焼き付け装置にてバイン
ダーに必要な密着性と表面平滑性を持たせ、このバイン
ダー上にホログラム箔をホットスタンピングマシンにて
転写した後、パネルフォーマにてダイヤカット加工を施
した。ホログラム箔は、表面に十字路格子状の凹凸を施
し、且つその裏側にアルミ蒸着されている厚さ約24μ
mのものを使用した。焼き付け装置内3工程のUVバイ
ンダー加熱・UV照射条件は、近赤外線加熱105±5
℃、紫外線照射1500から2700mJ/cm2、遠
赤外線加熱85±5℃とし、ホットスタンピングマシン
の転写条件を、転写速度80mm/sec、転写ロール
温度190±5℃缶温度85±5℃として行った。最後
にパネルフォーマにてダイヤカット加工を施し、3次元
的ホログラム缶を制作した。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、缶胴の少なくとも一部
に3次元的凹凸部を形成させると共に、この凹凸部の表
面にホログラムを現出させたことにより、3次元的な凹
凸による立体感に加えて、多面的且つ多元的な干渉色像
を形成することができ、優れた装飾効果を缶胴に付与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3次元的ホログラム付缶の代表的な一例である
周状多面体壁缶の構成を説明するための側面図である。
【図2】図1の缶の側面断面図である。
【図3】周状多面体壁シームレス缶の側面図(A)及び
断面図(B)である。
【図4】エンボス成形スリーピース缶の側面図(A)及
び断面図(B)である。
【図5】ビード成形スリーピース缶の側面図(A)及び
断面図(B)である。
【図6】本発明で用いる冷間転写法の工程図である。
【図7】冷間転写法におけるホログラムの転写を説明す
るための説明図である。
【図8】周状多面体壁の構成単位面の正面図(A)及び
断面図(B)である。
【図9】本発明で用いるフィルムラミネート法の工程図
である。
【図10】フィルムラミネート法におけるホログラムの
転写を説明するための説明図である。
【図11】本発明で用いるシュリンクフィルム施用法の
工程図である。
【図12】シュリンクフィルム施用法におけるホログラ
ムの転写の説明図である。
【図13】本発明で用いる転写箔法の工程図である。
【図14】転写箔法におけるホログラムの転写の説明図
である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶胴の少なくとも一部に3次元的凹凸部
    が形成され、前記凹凸部の表面にホログラムが現出され
    ていることを特徴とする3次元的ホログラム付缶。
  2. 【請求項2】 3次元的凹凸部が周状多面体壁からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元的ホログラム
    付缶。
  3. 【請求項3】 周状多面体壁が構成単位面と、構成単位
    面同士が接する境界稜線及び境界稜線同士が交わる交叉
    部を有し、該境界稜線及び交叉部は構成単位面に比べて
    相対的に容器外側に凸となっており、構成単位面は対向
    する交叉部間で滑らかに凹んだ部分を有し、構成単位面
    の周方向に隣合った容器軸方向配列が位相差をなしてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の3次元的ホログラ
    ム付缶。
  4. 【請求項4】 3次元的凹凸部がエンボス加工部からな
    ることを特徴とする請求項1に記載の3次元的ホログラ
    ム付缶。
  5. 【請求項5】 3次元的凹凸部がビード加工部からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元的ホログラム
    付缶。
  6. 【請求項6】 ホログラムが3次元的凹凸部の形成に先
    立って缶胴金属或いは缶胴形成用金属素材に直接凹凸加
    工によって施されたものであることを特徴とする請求項
    1乃至5の何れかに記載の3次元的ホログラム付缶。
  7. 【請求項7】 ホログラムが3次元的凹凸部の形成に先
    立って缶胴或いは缶胴形成用金属素材にラミネート或い
    は貼着されたホログラム加工フィルム或いはラベルであ
    ることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の3
    次元的ホログラム付缶。
  8. 【請求項8】 ホログラムが3次元的凹凸部の形成に先
    立って缶胴或いは缶胴形成用金属素材に施されたホログ
    ラム印刷からなることを特徴とする3次元的ホログラム
    付缶。
  9. 【請求項9】 ホログラムが3次元的凹凸部の形成後に
    ホログラム加工を施したフィルムを収縮により密着させ
    たものであることを特徴とする3次元的ホログラム付
    缶。
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