JP2696814B2 - ホログラム形成シートの製造方法 - Google Patents

ホログラム形成シートの製造方法

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JP2696814B2 JP61033635A JP3363586A JP2696814B2 JP 2696814 B2 JP2696814 B2 JP 2696814B2 JP 61033635 A JP61033635 A JP 61033635A JP 3363586 A JP3363586 A JP 3363586A JP 2696814 B2 JP2696814 B2 JP 2696814B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 出版・印刷業においては、書籍、雑誌の表紙、挿し絵
として、あるいはギフト、ノベルティとして、また、デ
ィスプレイ関連は広告等の分野では、アイキャッチャ的
効果、立体感による意外性の効果をねらって、ホログラ
ムが利用されている。 本発明は該ホログラムに関し、更に詳細には表面レリ
ーフ型オログラムを押出し成形技術によって得られるホ
ログラム形成シートの製造方法に関するものである。 <従来の技術> 従来ホログラムを複製する方法としては大別して2つ
の方法が知られている。第1の方法は密着露光法及び干
渉法である。これらの方法はいずれも感光材料を用いて
新たにホログラムを作る方法である。即ち必ず高価な感
光材料が必要であり、そのコストはホログラムの価格に
占める割合が大きいので複製されたホログラムは高価と
ならざるを得ず、また製造に要する時間も感材の処理時
間が比較的長いため長くなり生産性が悪い。 第2の方法は、平滑なプラスチック材料にエンボス加
工して表面レリーフ型のホログラムを作製する方法で、
これは機械的なプレス方法によってホログラムを作る方
法であるためコスト的にみて安くでき、また大量生産に
は比較的適した方法といえる。 この方法に使用される材料のプラスチックシートは、
従来、硬質ポリ塩化ビニールシートのような熱可塑性プ
ラスチックシートが用いられている。しかしこの方法
は、一度成形されたプラスチック材料を再び加熱、エン
ボス加工する方法であり、エネルギー的に無駄が多いこ
とに加えて、基材表面の平滑性が悪い場合、ホログラム
の700〜1,500本/mm程度の微細な凹凸パターンを再現性
良く均一にエンボス加工するのが困難であるなど、より
経済的で、再現性の良好なホログラム形成加工技術の開
発が望まれていた。 <問題を解決するための手段> 本発明は以上の事情に鑑み検討の結果得られたもので
ある。 すなわち本発明はシート成形とホログラム形成を同時
におこなうという考え方のもとで、T−ダイから押し出
された合成樹脂融体を、表面にレリーフホログラム型の
スタンパを有する冷却ロールに押圧し冷却することによ
り、表面にホログラムを有する合成樹脂シートを作製
し、さらに該ホログラム形成面に金属反射層を設けるこ
とにより、従来では得られない高品質なホログラム形成
シートが得られ、再現性が良好で、経済的で高能率なホ
ログラム形成シートの製造方法を提供するものである。 以下本発明を詳細に説明する。 第1図は本発明をわかり易く説明するために、通常の
合成樹脂シート製造ラインを図示したものである。すな
わち(1)は押圧機本体を示し、(2)はT−ダイを示
し、(3)は冷却ロール、(4)はニップロール、
(5)は押し出された合成樹脂(6)は第2冷却ロー
ル、(7)は引き取りロール、(8)は巻き取りロール
を示す。すなわち押し出し機のT−ダイ(2)から押し
出された溶融状態の合成樹脂(5)は冷却ロール(3)
及びニップロール(4)により引きとられ、同時に冷却
されシート状に成形され、最終的に巻き取りロール
(8)に巻き取られる。従って出来上った合成樹脂シー
トの表面の平滑性は冷却ロール(3)及びニップロール
(4)の表面平滑性により決定される。また同様にかか
る合成樹脂シートの厚みは樹脂の吐出量、引き取りスピ
ード及び冷却ロール(3)とニップロール(4)の間隙
により決定される。 本発明はこの様な合成樹脂シート製造方法に着目し、
冷却ロール(3)の表面にレリーフホログラム型のスタ
ンパを取り付けることにより、合成樹脂シート成形と同
時に該合成樹脂シート表面にホログラムを形成させる方
法を発見した。第2図はその様子をわかり易く説明する
ために拡大して図示したものである。すなわち冷却ロー
ル(3)の表面には、レリーフホログラム型のスタンパ
(9)が装着されており、T−ダイ(2)より押し出さ
れた溶融状態の合成樹脂(5)は、ニップロール(4)
及びスタンパ(9)により押圧され、ホログラムが合成
樹脂(5)の表面にエンボスされる。と同時に、冷却ロ
ール(3)により合成樹脂(5)は冷却されるため、最
終的に第3図に示すような表面にホログラムを有する合
成樹脂シート(5)′を得ることができる。第4図はさ
らに該ホログラムを有する合成樹脂シート(5)′のホ
ログラム形成面に金属反射層(10)を設けることによ
り、本発明に述べるホログラム形成シートが得られる。 本発明では次の様なことも可能である。すなわち第5
図に示すごとく基材シート(11)の片面にT−ダイ
(2)から押し出された合成樹脂融体(5)を表面にレ
リーフホログラム型スタンパ(9)を有する冷却ロール
(3)及びニップロール(4)を用いて押し出しラミネ
ートをすることにより、表面にホログラムを有する積層
シートを得ることができる。以下同様に該ホログラム形
成面に金属反射層を設けることにより第6図に示すよう
なホログラム形成シートが得られる。 以上のように本発明は合成樹脂シート製造方法の特徴
に着目し、その性質を利用し、極めて効率的に、短時間
に、再現性も良好で、安価にかつ表面物性の優れたホロ
グラム形成シート及びその製造方法を提供するものであ
り、実用性の高いものである。 本発明に利用できる合成樹脂としては、押し出し成形
のできる全ての樹脂の使用は可能であるが、特に透明性
に優れ、適度な剛性が得られるポリエステル樹脂、ポリ
カーボネート、ポリスチレン樹脂、ポリメチルペンテン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂などの使用
が可能である。中でもポリエステル樹脂は、表面物性、
透明性、汎用性などの点で代表的なものとして挙げるこ
とができる。 本発明に述べる冷却ロールにレリースホログラム型の
スタンパを取付ける方法としては、耐熱性の接着剤で固
定する方法や、物理的にビス止めで固定する方法など、
いずれの方法でも可能である。 本発明に述べる金属反射層(10)を設ける方法として
は、表面の反射率が高い金属、例えばアルミニウム、
金、銀、錫等の金属を真空蒸着、スパッタリング、イオ
ンプレーティング等の方法にて100Åから10,000Å程度
の薄膜を設けることによって得られる。 本発明に述べる基材シート(11)取扱いも容易で比較
的安価なポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、セ
ロファン等の樹脂から成るシートが使用できるが、表面
平滑性、透明性、表面耐性、汎用性の点で厚さ10μmか
ら200μmのポリエステル樹脂が最も適当である。また
基材シート上に合成樹脂融体を押し出しラミネートする
場合、必要に応じ基材シートのラミネート層側に接着性
を向上させるためのアンカー剤を用いれば良い。 <実施例> (実施例1) A)以下の加工条件にてポリエステル樹脂をT−ダイ
(2)から200μmの厚みで押し出し冷却ロール(3)
上にセットされたレリーフホログラム型のスタンパ
(9)及びニップロール(4)にて、表面にオログラム
を有するポリエステルシートを得た。 使用樹脂;NOVAPET 1065(三菱化成社製) 温度設定;(イ)スクリュー温度 280℃ (ロ)アダプター温度 280℃ (ハ)ダイリップ温度 280℃ 冷却ロール温度;18℃ ニップロール材質;カーボンロール 押出機;φ=60m/m L/D=26 B)次にA)で得られたホログラムを表面に有するポリ
エステルシートのホログラム面にアルミニウム蒸着層を
500Åの厚みで設け、金属反射層を得、第4図に示すポ
リエステル樹脂製のホログラム形成シートを得た。 (実施例2) C)以下の加工条件にて厚さ100μの2軸延伸ポリエス
テルフィルムの基材シート(11)上にポリエステル樹脂
をT−ダイ(2)から60μmの厚みで押し出し、実施例
1同様表面にホログラムを有するポリエステル樹脂同志
の積層シートを作製した。 基材シート;2軸延伸ポリエステルフィルム(厚み100
μ) 接着剤;アドコート527/アドコート9L−1 (東洋モートン社製2液型ウレタン系接着剤) グラビア40μ版にてポリエステル フィルム(11)上のラミ面にコート。 使用樹脂;NOVAPET 1065 温度設定;(イ)スクリュー温度 280℃ (ロ)アダプター温度 280℃ (ハ)ダイリップ温度 280℃ 冷却ロール温度;18℃ ニップロール材質;カーボンロール 押出機;φ=50m/m L/D=26 D)次にC)で得られたホログラムを表面に有するポリ
エステル積層シートのホログラム面にアルミニウム蒸着
層を500Åの厚みで設け、金属反射層を有する第6図に
示すポリエステル樹脂製のホログラム形成シートを得
た。 <発明の効果> 本発明に述べるホログラム形成シート、シート成形と
同時にホログラム形成ができるため、極めて効率的に生
産できることに加えて、通常の加熱硬化型樹脂を塗布し
て得られるものよりも、表面耐性が良好で各種ステッカ
ーとして巾広く利用することができる。その利用方法例
として第7図は実施例2で得られたホログラム形成シー
トを用いると、ポリエステルフィルムの基材シートを用
いると、ポリエステルフィルムの基材シート(11)側に
感圧接着剤層(12)を設けステッカーとして利用する場
合を示し、第8図はアルミニウム蒸着層(10)側に感圧
接着層(13)を設け、ポリエステルの基材シート(11)
側からホログラムをみるステッカーの例を示したもので
ある。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明の
製造方法の説明図、第2図は第1図の部分詳細図、第3
〜第4図は製造工程に於けるシートの状態を示す断面図
説明図、第5図は本発明の他の実施例の製造方法の説明
図、第6図はホログラム形成シートの断面説明図、第7
図及び第8図は本ホログラム形成シートの利用状態を示
す断面説明図である。 (1)…押出機本体 (2)…T−ダイ (3)…冷却ロール (4)…ニップロール (5)…押し出された合成樹脂(溶融状態) (5)′… 〃 (冷却後) (6)…第2冷却ロール (7)…引き取りロール (8)…巻き取りロール (9)…レリーフホログラム型スタンパ (10)…金属反射層 (11)…基材シート (12)…感圧接着剤層 (13)…感圧接着剤層

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.T−ダイから押し出された合成樹脂融体を、表面に
    レリーフホログラム型のスタンパを有する冷却ロールに
    て押圧し冷却することにより、表面にホログラムを有す
    る合成樹脂シートを作製し、さらに該ホログラム形成面
    に金属反射層を設けて成ることを特長とするホログラム
    形成シートの製造方法。 2.基材シートの片面に、T−ダイから押し出された合
    成樹脂融体を、表面にレリーフホログラム型のスタンパ
    を有する冷却ロールにて押圧しながら、前記シートと前
    記融体のホログラム非形成面とが接合するように押し出
    しラミネートすることにより、表面にホログラムを有す
    る積層シートを作製し、さらに該ホログラム形成面に金
    属反射層を設けて成ることを特長とするホログラム形成
    シートの製造方法。 3.合成樹脂がポリエステル樹脂であることを特長とす
    る特許請求の範囲第1項記載のホログラム形成シートの
    製造方法。 4.合成樹脂がポリエステル樹脂であることを特長とす
    る特許請求の範囲第2項記載のホログラム形成シートの
    製造方法。 5.基材シートが、10μmから200μmの厚さのポリエ
    ステルフィルムであることを特長とする特許請求の範囲
    第2項または第4項記載のホログラム形成シートの製造
    方法。
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