JP2002190934A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2002190934A
JP2002190934A JP2000386663A JP2000386663A JP2002190934A JP 2002190934 A JP2002190934 A JP 2002190934A JP 2000386663 A JP2000386663 A JP 2000386663A JP 2000386663 A JP2000386663 A JP 2000386663A JP 2002190934 A JP2002190934 A JP 2002190934A
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Manabu Harada
学 原田
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信に先立って、通信料金と郵送等の他の原
稿輸送方法による輸送料金とを比較して表示することの
できる通信端末装置を提供すること。 【解決手段】 原稿の画像を読み取る画像読取部11
と、読み取った画像を格納する画像メモリ4と、相手先
端末との間の通信を制御する通信制御部7と、相手先端
末を識別する識別情報を当該相手先端末との間の通信条
件とともに記憶する相手先メモリ3aと、表示部8と、
相手先端末を指定し、原稿の画像を読み取って画像メモ
リに格納した後、相手先端末との間の通信条件と画像メ
モリ内の画像のデータ量とにより通信料金の予測値を求
める一方、他の原稿輸送方法による輸送料金を求めて比
較し、比較結果を表示部に表示させる制御部1を備えた
通信端末装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を通信
回線を介して送信できる通信端末装置に係り、詳しく
は、原稿の送信に先立って、通信料金の予測値と郵送等
の他の原稿輸送方法による料金とを比較して表示するこ
とのできる通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置の能力は、近年、急速
に向上しつつあり、予め複数枚の原稿の全頁を読み取
り、コーデックで符号化して画像メモリに記憶した後、
送信するメモリ送信方式が主流になるとともに、受信し
た画像を用紙の両面に記録する両面記録機能やカラー画
像の送受信機能を備えた機種も登場している。
【0003】ところで、ファクシミリ装置は、郵送等の
他の原稿輸送方法と比べて、原稿を迅速に相手先に送付
できる利点があるが、原稿送付に要する通信料金は、郵
送料金等と比べて割高となる場合もある。従って、緊急
性を要しない原稿であれば、郵送等により原稿を送付す
ることが好ましい場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファク
シミリ装置による通信料金は、送信すべき画像データの
データ量、相手先との間の距離区分、相手先端末の能力
(通信速度)等により変動する一方、郵送料金等も原稿
の重量等に応じて変動するため、ファクシミリ送信と郵
送等のいずれを用いればより安価に原稿を送付できるか
の予測が難しい問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するため、原稿の画像を画像メモリに蓄積した後、送
信に先立って、通信料金と郵送等の他の原稿輸送方法に
よる輸送料金とを比較して表示することのできる通信端
末装置を提供することを目的とする。
【0006】そのため、本発明の請求項1の通信端末装
置は、原稿の画像を読み取る画像読取部と、読み取った
画像を格納する画像メモリと、相手先端末(相手先の通
信端末装置)との間の通信を制御する通信制御部と、相
手先端末を識別する識別情報を当該相手先端末との間の
通信条件とともに記憶する相手先メモリと、表示部と、
相手先端末を指定し、原稿の画像を読み取って画像メモ
リに格納した後、相手先端末との間の通信条件と画像メ
モリ内の画像のデータ量とにより通信料金の予測値を求
める一方、他の原稿輸送方法による輸送料金を求めて比
較し、比較結果を表示部に表示させる制御部を備えたこ
とを特徴とするものである。ここで、「相手先端末との
間の通信条件」は、主として相手先端末及び当該通信端
末装置の能力(通信速度)により決定されるが、それ以
外に、当該相手先端末との間の通信回線の状況等に左右
される場合もある。
【0007】請求項2の通信端末装置は、請求項1の構
成において、他の原稿輸送方法による輸送料金が通信料
金の予測値より安価な場合のみ比較結果を表示させるこ
とを特徴とする
【0008】請求項3の通信端末装置は、請求項1又は
2の構成において、画像メモリ内の画像を記録する記録
部を備え、上記比較結果の表示後、通信を取りやめた場
合に、画像メモリ内に格納済みの画像を記録することを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に概略構成を示すように、通
信端末装置としてのファクシミリ装置14は、CPU
(中央処理装置)等からなる制御部1、ROM(Read On
ly Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、画像
メモリ4、コーデック5、モデム6、通信制御部として
のNCU(Network Control Unit)7、表示部8、操作部
10、画像読取部11、記録部12をバスライン13に
より互いに接続してなるものである。
【0010】RAM3には、制御部1による制御に必要
な各種データ、例えば、モデム6の設定速度等が一時記
憶されるようになっている。また、RAM3の一部の領
域には、充電池等により電源オフ時にも記憶内容を保持
できるバックアップ機能を有する相手先メモリ3aと輸
送料金メモリ3bとが設けられている。
【0011】画像メモリ4はRAM等からなり、後述の
画像読取部11で読み取られ、コーデック5で符号化さ
れた後の画像データが記憶されるようになっている。画
像メモリ4は、符号化済みの画像データを、原稿の数1
0頁乃至数100頁分程度蓄積できる記憶容量を備えて
いる。
【0012】コーデック5は、画像読取部11で読み取
られた、送信すべき画像データを順次符号化し、また、
相手先の通信端末装置(以下、相手先端末という)から
受信した符号化画像データを復号する役割を有する。モ
デム6は、送受信データの変復調、具体的には送信デー
タを音声帯域信号に変調してNCU7を介して公衆電話
回線網等の通信回線15に送出する一方、通信回線15
からNCU7を介して上記相手先端末から受信した音声
帯域信号をディジタル信号に復調する。
【0013】通信制御部としてのNCU7は、通信回線
15とこのファクシミリ装置14との接続を制御すると
ともに、相手先端末のファクシミリ番号に応じたダイヤ
ルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を備え
ている。
【0014】図2に示すように、表示部8は、例えば、
液晶表示素子からなり、操作部10には、複数のキーが
設けられている。すなわち、A1及びA2は各々カラー
画像の送信又は白黒画像の送信のいずれかを選択する選
択キー、A3乃至A5は各々カラー又は白黒画像の送信
時における解像度、濃度及び倍率を選択する選択キー、
B1乃至B3は、これらに対応させて表示部8内に表示
される「リダイヤル」、「同報(同一原稿を他の相手先
にも送信する機能)」及び「予約(予め原稿の画像を画
像メモリ4に格納し、予約した時刻に自動的に送信する
機能)」等の各種機能を選択する選択キーである。
【0015】また、Cは、表示部8に表示される画面
(メニュー)を切り換えるためのメニューキーであり、
図示しないが、メニューキーCを繰り返し押下操作する
と、図2の標準画面から、順次、短縮番号の登録画面、
ワンタッチキーWに対する相手先ファクシミリ番号の登
録画面等の各種画面に切り換わるようになっている。
【0016】Dは、表示部8に表示される不図示のカー
ソルや各種選択項目を上下左右に移動させる十字カーソ
ルキー、Eは画像読取部11にセットされた不図示の原
稿の読取及び送信を指示するスタートキー、Fはテンキ
ー、Gは解像度等の設定を標準の「自動」モードにリセ
ットするリセットキー、Hはファクシミリ送信等の中止
を指示するストップキーである。
【0017】更に、Wは複数個設けられたワンタッチキ
ーであり、各ワンタッチキーWに対応させて所望の通信
相手先のファクシミリ番号等を相手先メモリ3aにワン
タッチキーテーブルとして登録しておき、ワンタッチキ
ーWを押下操作するのみで当該相手先端末を発呼できる
ようになっている。また、2乃至3桁程度の短縮番号の
登録を行った場合も、短縮番号と実際のファクシミリ番
号等とが対応状態で相手先メモリ3aに短縮番号テーブ
ルとして登録され、テンキーFで短縮番号を入力するの
みで相手先端末を発呼できるようになっている。
【0018】画像読取部11は、複数枚の原稿を順次読
取装置に供給できる原稿自動送り装置と、ラインセンサ
ーやCCD(Charge Coupled Device)等からなる読取装
置を備え、ファクシミリ送信用の原稿の読取を行うよう
になっている。この場合、カラー画像であれば、周知の
ように、色分解フィルター等を用いて3原色等の各色要
素毎に複数回読取が行われる。また、記録部12は、電
子写真方式又はインクジェット方式等の印刷装置を備
え、相手先から受信した白黒又はカラーの画像データ
を、各々白黒モード又はカラーモードで用紙に記録する
ようになっている。
【0019】ROM2には、ファクシミリの送受信手順
等、ファクシミリ装置14全体を制御するためのプログ
ラムが予め記憶されている。このプログラムには、相手
先端末を指定し、原稿の画像を読み取って画像メモリ4
に格納した後、相手先メモリ3aに記憶されている当該
相手先端末との間で通信可能な最高の通信速度(当該相
手先端末との間の通信条件)と画像メモリ4内の画像の
データ量とにより通信料金の予測値を求める一方、他の
原稿輸送方法、例えば、郵送による輸送料金を求めて比
較し、比較結果を表示部8に表示させる手順が含まれて
いる。
【0020】また、このプログラムには、ファクシミリ
送信時に相手先端末から受信する信号に含まれる当該相
手先端末のモデムの最高通信速度と本ファクシミリ装置
14のモデム6の最高通信速度とに基づいて当該相手先
端末との間で通信可能な最高の通信速度(すなわち、両
者の最高通信速度の内、低い方)をファクシミリ番号等
に対応させて相手先メモリ3a内の短縮番号テーブル又
はワンタッチキーテーブルに記憶させる手順が含まれて
いる。なお、ROM2に代えて、書き換え可能な不揮発
性メモリであるフラッシュメモリ等を使用してもよい。
【0021】次に、RAM3内の相手先メモリ3a及び
輸送料金メモリ3bへの登録内容の一部を例示する。表
1は、短縮番号テーブルの一部の例である。
【表1】
【0022】表1中、相手先名称及びファクシミリ番号
は、操作部10で手動入力されるデータである。短縮番
号の登録されている相手先との間で過去に通信事例がな
い場合、最高通信速度の欄は空白にしておき、通信料金
の予測値の算出に際して、例えば、その時点での平均的
な能力を有する通信端末装置における最高通信速度を用
いればよい。
【0023】単位通信料金は、当該相手先との間での単
位時間(例えば、3分間)当たりの電話料金であり、平
日昼(平日の8時乃至19時)、休日及び夜(休日の8
時乃至19時及び全日の19時乃至23時)及び深夜
(全日の23時乃至8時)の各時間帯毎の料金が記憶さ
れている。
【0024】ワンタッチキーテーブルについても、表1
と同様のデータが相手先メモリ3aに記憶され、これら
の各テーブルは、必要により、メニューキーCの操作等
に基づいて、表示部8に表示させることができる。
【0025】一方、輸送料金メモリ3bには、表2のよ
うな、国内の各地域毎(相手先との間の距離区分毎)の
単位通信料金を示す単位通信料金テーブルが記憶されて
いる。表1中の単位通信料金は、相手先との間の距離区
分に基づいて表2の単位通信料金テーブルから読み出さ
れ、短縮テーブル中に記憶される。なお、短縮テーブル
中に単位通信料金を記憶させる代わりに、相手先との間
の距離区分のみを記憶させておいて、単位通信料金は、
単位通信料金テーブルから読み出すようにしてもよい。
また、海外の各地域毎の単位通信料金を記憶した単位通
信料金テーブルも輸送料金メモリ3b内に設けておくこ
とができる。
【0026】
【表2】
【0027】更に、輸送料金メモリ3bには、表3のよ
うな重量区分と郵送料金との関係を示す郵送料金テーブ
ルが記憶されている。ここでは、定形外郵便物(長さ2
3.5cm以内、幅12cm以内、厚さ1cm以内のいずれか
の制限を超えるサイズの郵便物)として国内に郵送する
ことを前提とした料金が記憶されている。
【0028】
【表3】 なお、輸送料金メモリ3bには、海外へ郵送する場合
の、地域及び重量毎の郵送料金や、相手先の地域毎の宅
配便の料金等、ファクシミリ送信以外の各種原稿輸送方
法による輸送料金を記憶させておくことができる。ま
た、輸送料金メモリ3bには、原稿の重量を求めるため
に、各種サイズ(A4、B4等)の原稿の単位重量、つ
まり、原稿1枚当たりの標準的な重量が記憶されてい
る。
【0029】上記の構成において、ファクシミリ受信時
には、受信した画像データがモデム6で復調されて画像
メモリ4に蓄積された後、コーデック5で復号され、記
録部12により印刷される。上記ファクシミリ装置14
は複写機能をも有しており、詳述しないが、複写時に
は、画像読取部11で読み取られた画像データが、コー
デック5で符号化されて画像メモリ4に蓄積された後、
再度復号されて記録部12で印刷される。
【0030】以下、図3のフローチャートを参照しなが
ら、短縮番号を用いてファクシミリ送信を行う際の制御
部1の制御手順、特に、送信に先立って、通信料金及び
郵送料金を算出して比較する手順を説明する。まず、操
作者が選択キーA1又はA2を用いて白黒送信又はカラ
ー送信のいずれかを選択し、かつ、選択キーA3で解像
度を指定するとともに、必要により、倍率等を指定する
(S1)。また、予約送信の場合は、図2中の「予約」
に対応した選択キーB3を操作し、不図示の予約送信画
面で、送信開始時刻等を指定する。
【0031】続いて、相手先の短縮番号をテンキーFで
入力し(S2)、スタートキーEにより原稿の読取及び
送信を指示すると、原稿の画像が画像読取部10で読み
取られ、コーデック5で符号化された後、画像メモリ4
に格納される(S3)。続いて、原稿の全頁の読取が終
了したか否かが判定され(S4)、終了していなけれ
ば、S3に戻って、原稿の読取が続けられる。
【0032】原稿の全頁の読取が終了していれば、次
に、当該相手先端末との間で通信可能な最高通信速度が
表1に例示したような短縮番号テーブルから読み出され
る(S5)。続いて、上記相手先端末との間で通信可能
な最高通信速度、例えば、14.4kbit/sと、画像メモ
リ4内に格納されている当該相手先端末に送信すべき画
像データのデータ量(単位は、例えば、mbit:メカ゛ヒ゛ッ
ト)とに基づいて、当該画像データを送信するための通
信時間の予測値が算出される(S6)。
【0033】続いて、通信時間の予測値と、当該相手先
との通信に必要な単位通信料金とに基づいて通信料金の
予測値が算出される(S7)。この単位通信料金として
は、通常の送信、つまり、読取後直ちに送信する場合で
あれば、現在時刻における単位通信料金が使用され、予
約送信の場合は、予約した時刻における単位通信料金が
使用される。更に、原稿サイズに応じた上記単位重量と
原稿の枚数から原稿全体の重量の概算値が算出され、こ
の重量に応じた郵送料金が上記郵送料金テーブルから読
み出される(S8)。
【0034】そして、ファクシミリ送信のための通信料
金が郵送料金より割高であるか否かが判定され(S
9)、通信料金が郵送料金以下であれば、料金的に郵送
に切り換えるメリットがないので、画像メモリ4内に格
納済みの画像データが直ちに又は予約時刻にファクシミ
リ送信され(S10)、処理が終了される。
【0035】一方、通信料金が郵送料金より割高であれ
ば、図示しないが、郵送の方が安価であるが敢えてファ
クシミリ送信するか否かを確認するメッセージが表示部
8に表示される(S11)。この場合、通信料金と郵送
料金の各金額が表示部8に表示されるようにしてもよ
い。
【0036】操作者は、更なるメッセージに従って、敢
えてファクシミリ送信する場合は、例えば、選択キーB
1を、郵送に切り換えるため、ファクシミリ送信を中止
する場合は、例えば、選択キーB2を操作する。緊急性
を有する原稿等であって、敢えてファクシミリ送信する
ことを選択した場合は、S10に進んでファクシミリ送
信が実行される。
【0037】S11でファクシミリ送信を中止すること
を選択した場合、続いて、原稿を複写して控え原稿を作
成する必要があるか否かを確認するメッセージが表示部
8に表示される(S12)。操作者は、更なるメッセー
ジに従って、原稿の複写が必要な場合、例えば、選択キ
ーB1を操作し、原稿の複写が不要な場合、例えば、選
択キーB2を操作する。
【0038】S12で原稿を複写することを選択した場
合、画像メモリ4内に格納済みの画像データが記録部1
2で印刷(S13)された後、画像メモリ4内の画像デ
ータが消去される(S14)。郵送により相手先に原稿
を送付する場合、複写により控え原稿を作成して手元に
残しておく場合が多いが、上記のように、当初はファク
シミリ送信用に読み取った画像データをそのまま複写に
流用できるので、読取を繰り返して行う必要がなくな
る。一方、S12で原稿を複写しないことを選択した場
合、画像メモリ4内の画像データが直ちに消去される。
【0039】次に、S10におけるファクシミリ送信時
における制御部1による制御手順を図4のフローチャー
トに基づいて簡単に説明する。まず、短縮番号テーブル
から、指定された短縮番号に対応するファクシミリ番号
が読み出されて発呼される(S21)。通信が成立する
と、相手先端末がITU−T(国際電気通信連合電気通
信標準化部門)の標準の受信機能を有することを示すD
IS(ディジタル識別信号)が受信される(S22)。
このDISに含まれる相手先端末のモデムの最高通信速
度と本ファクシミリ装置14のモデム6の最高通信速度
とから、送信可能な最高通信速度(両者の最高通信速度
の内、低い方)が求められ、この最高通信速度がトレー
ニングの開始速度に設定(S23)された上で、TCF
(トレーニングチェック)が送出(S24)される。こ
れに応じて、相手先端末は上記通信速度での受信のトレ
ーニングを実行する。
【0040】次に、相手先端末からの応答を検出したか
否かが判定され(S25)、検出していなければ同一の
判定が繰り返される。相手先端末からトレーニングの失
敗を示すFTT(トレーニング失敗信号)が受信された
場合、モデムの設定速度が1段階低下させられた後、S
24に戻って再度TCFが送出される。例えば、本ファ
クシミリ装置14と相手先端末間で通信可能な最高の通
信速度が14.4kbit/sである場合、FTTが受信され
る度にモデムの設定速度は順次12.0kbit/s、9.6
kbit/s、7.2kbit/s、4.8kbit/s等と段階的に低下
させられる。
【0041】S25で相手先端末から、トレーニングの
成功を示すCFR(受信準備確認信号)が受信された場
合、S27に進んで画像データの送信が行われる。画像
データの送信後、S22で受信された相手先端末のモデ
ムの最高通信速度と本ファクシミリ装置14のモデム6
の最高通信速度とから求められた当該相手先端末との間
で通信可能な最高の通信速度が、相手先メモリ3a内の
短縮番号テーブル中の当該相手先端末のファクシミリ番
号に対応させて記憶される(S28)。これにより、次
回の送信時には、この最高通信速度に基づいて、通信時
間の予測値が算出される(図3のS6)。
【0042】なお、S28で当該相手先端末との間で通
信可能な最高通信速度を短縮番号テーブルに記憶させる
代わりに、トレーニング(S24)の実行後、実際に画
像データの送信(S27)を行った際のモデムの設定速
度を短縮番号テーブルに記憶させるようにしてもよい。
【0043】これは、当該相手先との間の通信回線の状
況等により、実際のファクシミリ送信は、必ずしも相手
先端末のモデムの最高通信速度で行われるとは限らない
ため、前回の送信時における実際の通信速度に基づい
て、今回の通信前の通信料金の予測を行う方が、通信料
金をより的確に予測できる可能性が高いためである。ま
た、前回の送信時における通信速度に代えて、過去の複
数回の送信時における実際の通信速度の平均値に最も近
いモデムの設定速度を、上記した複数段階の設定速度か
ら選択し、当該設定速度を用いて通信料金の予測値を求
めることも可能である。
【0044】上記実施の形態では、郵送料金が通信料金
より安価な場合のみ、送信に先立って、表示部8にその
旨を表示(図3中S11)するものとしたが、通信料金
の方が安価な場合も含めて、送信前に通信料金と郵送料
金の双方を表示部8に表示するようにしてもよい。ま
た、平日昼、深夜等の時間帯により通信料金が異なる場
合、各時間帯毎の通信料金を表示することもできる。
【0045】上記の各フローチャートでは、短縮番号を
用いて発呼する場合を説明したが、ワンタッチキーWを
用いて発呼する場合も同様の制御を行える。また、相手
先のファクシミリ番号を直接入力して発呼した場合に
は、例えば、ファクシミリ番号に基づいて相手先との間
の距離区分を決定して単位通信料金を求めるとともに、
その時点での平均的な能力を有するファクシミリ装置の
通信速度を用いて通信料金の予測値を求め、郵送料金と
比較することができる。なお、通信料金との比較の対象
となる他の原稿輸送方法としては、郵送以外に宅配便等
も含まれる。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1の通信端末装置は、原
稿の画像を読み取る画像読取部と、読み取った画像を格
納する画像メモリと、相手先端末との間の通信を制御す
る通信制御部と、相手先端末を識別する識別情報を当該
相手先端末との間の通信条件とともに記憶する相手先メ
モリと、表示部と、相手先端末を指定し、原稿の画像を
読み取って画像メモリに格納した後、相手先端末との間
の通信条件と画像メモリ内の画像のデータ量とにより通
信料金の予測値を求める一方、他の原稿輸送方法による
輸送料金を求めて比較し、比較結果を表示部に表示させ
る制御部を備えたものであるから、通信端末装置を操作
する者は、上記の比較結果を参照することにより、通信
料金と郵送等の他の原稿輸送方法による輸送料金のいず
れがより安価であるかを的確に予測することができるよ
うになる。従って、緊急性を要しない原稿であって、か
つ、郵送等の他の原稿輸送方法の方が安価であると予測
される場合は、通信による原稿送付を取り止めることが
できるので、原稿の輸送費用の軽減に寄与することがで
きる。
【0047】請求項2の通信端末装置は、請求項1の構
成において、他の原稿輸送方法による輸送料金が通信料
金の予測値より安価な場合のみ比較結果を表示させるも
のである。すなわち、通信料金の方が安価であると予測
される場合、操作者は、通常、通信による原稿送付を選
択するので、敢えて比較結果を表示する必要性に乏しい
ことに鑑み、他の原稿輸送方法による輸送料金の方が安
価な場合のみ表示するようにしている。従って、通信料
金の方が安価であると予測される場合、上記の表示を行
うことなく、直ちに原稿の送信を開始できる。
【0048】一方、緊急性を要する原稿である場合、通
信料金の方が割高であると予測されても、通信による原
稿輸送を選択する場合があるので、他の原稿輸送方法に
よる輸送料金の方が安価であると予測される場合でも、
直ちに通信による原稿輸送を中止することなく、比較結
果を表示して操作者の選択に委ねるようにしている。
【0049】請求項3の通信端末装置は、請求項1又は
2の構成において、画像メモリ内の画像を記録する記録
部を備え、上記比較結果の表示後、通信を取りやめた場
合に、画像メモリ内に格納済みの画像を記録するように
している。すなわち、郵送等の他の原稿輸送方法を用い
る場合、送付元に控え原稿を保管しておく必要上、通
常、原稿を複写した上で相手先に輸送することに鑑み、
既に読取を行った画像メモリ内の画像を記録するのみで
係る複写を行えるようにしている。これにより、原稿の
複写用に再度読取を行う手間が不要となるので、効率的
な処理が実行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるファクシミリ装置
の内部構成を示すブロック図。
【図2】上記ファクシミリ装置における表示部及び操作
部を示す説明図。
【図3】上記ファクシミリ装置において、送信に先立っ
て通信料金と郵送料金とを比較する手順を示すフローチ
ャート。
【図4】上記ファクシミリ装置における送信手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 制御部 3a 相手先メモリ 7 NCU(通信制御部) 11 画像読取部 12 記録部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取部と、読
    み取った画像を格納する画像メモリと、相手先端末との
    間の通信を制御する通信制御部と、相手先端末を識別す
    る識別情報を当該相手先端末との間の通信条件とともに
    記憶する相手先メモリと、表示部と、相手先端末を指定
    し、原稿の画像を読み取って画像メモリに格納した後、
    相手先端末との間の通信条件と画像メモリ内の画像のデ
    ータ量とにより通信料金の予測値を求める一方、他の原
    稿輸送方法による輸送料金を求めて比較し、比較結果を
    表示部に表示させる制御部を備えたことを特徴とする通
    信端末装置。
  2. 【請求項2】 他の原稿輸送方法による輸送料金が通信
    料金の予測値より安価な場合のみ比較結果を表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 画像メモリ内の画像を記録する記録部を
    備え、上記比較結果の表示後、通信を取りやめた場合
    に、画像メモリ内に格納済みの画像を記録することを特
    徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。
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