JP2002186022A - ウェアブル端末システム - Google Patents

ウェアブル端末システム

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JP2002186022A
JP2002186022A JP2000374983A JP2000374983A JP2002186022A JP 2002186022 A JP2002186022 A JP 2002186022A JP 2000374983 A JP2000374983 A JP 2000374983A JP 2000374983 A JP2000374983 A JP 2000374983A JP 2002186022 A JP2002186022 A JP 2002186022A
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JP
Japan
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wearable
terminal system
terminal
wireless communication
wearable device
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Application number
JP2000374983A
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English (en)
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Norio Tanuma
憲雄 田沼
Fumio Matsumura
文雄 松村
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NIPPON DENKI INFORMATION TECHN
NEC Information Technology Co Ltd
Original Assignee
NIPPON DENKI INFORMATION TECHN
NEC Information Technology Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が携帯している複数の携帯機器の制御
を一括して行え、かつ、常に一定間隔で各機器の位置情
報や動作状況を検出し、盗難や置き忘れを防止するウェ
アブル端末システムを提供する。 【解決手段】 利用Yが携帯している携帯通信端末1は、
他のウェアブル機器である、パーソナルコンピュータ
2,TVチューナ3,表示機能付眼鏡4,デジタルカメラ5,
携帯情報端末6,DVD7,プリンタ8及び無線LAN端末9と
の相互のデータの授受の制御を行う。携帯通信端末1
は、Bluetoothや小電力無線などの送受信装置からなる
ウェアブル無線通信手段により、利用者Yの近傍におい
て、制御下にある上記ウェアブル機器の制御を行う。各
ウェアブル機器同士も、上記ウェアブル無線通信手段を
有しており、各々のウェアブル機器のID番号で送受信先
を認識し、相互にデータの授受を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近距離無線によ
り、身につけて携帯可能な複数のウェアブル端末の操作
制御を行うウェアブル端末システムに係わるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路の集積化技術の向上によ
り、携帯電話,PHSが広く普及し、また無線通信機能
を有する携帯情報端末、デジタルカメラ,DVD機器等
が携帯可能な大きさで提供されている。この結果、利用
者は、上記携帯機器を身につけて歩行中やアウトドア等
のレジャーにおいて、電子メール,画像データ及び音声
データの処理が行える様になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た携帯可能な各種機器は、各々別個に操作する必要があ
るため、鞄やポケットから各機器を取り出し、各々を操
作しなければならない欠点がある。また、上述した携帯
可能な各種機器は、利用者の近傍から離れたとしても検
出する機能が無いため、元々携帯可能な大きさであり、
盗難や置き忘れ等により紛失する危険がある。さらに、
上述した携帯可能な各種機器は、携帯中に故障したとし
ても、実際に操作を行うまで故障したか否かが分からな
いため、必要なときに故障で使用不可能となる問題があ
る。
【0004】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、利用者が携帯している複数の携帯機器の制御を一
括して行え、かつ、常に一定間隔で各機器の位置情報や
動作状況を検出し、盗難や置き忘れを防止するウェアブ
ル端末システムを提供する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明のウェアブル端末システムは、携帯端末シ
ステムを構成するウェアブル機器において無線の到達範
囲を身の周りの範囲に限定したウェアブル無線通信手段
を設け、該ウェアブル無線通信手段を通して情報交換を
行う前記ウェアブル機器を、バンドなどの手段によって
人体に直接固定するか、若しくは身に着けたベルトに固
定するか或いは衣類のポケットに収納するか、若しくは
手に持つか或いは身近に置いたカバン・バッグなどに収
納するか、などの手段によって身の回りに分散設置可能
ならしめることを特徴とする。
【0006】本発明のウェアブル端末システムは、非ウ
ェアブル接続とウェアブル無線通信とのインタフェース
の変換を行うウェアブル化手段を用意し、該ウェアブル
化手段を通して機器に組み込まれた非ウェアブル接続手
段を前記ウェアブル無線通信手段に変換することによっ
て機器のウェアブル化を可能ならしめることを特徴とす
る。
【0007】本発明のウェアブル端末システムは、前記
ウェアブル機器若しくはウェアブル化手段に組み込まれ
る前記ウェアブル通信手段に無線出力調整手段を設ける
ことを特徴とする。
【0008】本発明のウェアブル端末システムは、前記
ウェアブル無線通信手段を通して特定のウェアブル機器
間で一定時間間隔ごとに簡単な確認メッセージ交換手段
を設け、該確認メッセージ交換手段による確認が成立し
ないとき確認不可警報手段を設け、該確認警報手段によ
る警報の発生によって特定のウェアブル機器の盗難防止
を可能ならしめたことを特徴とする。
【0009】本発明のウェアブル端末システムは、IC
カードの接続手段をウェアブル無線通信手段に変換する
ことを特徴とする。
【0010】本発明のウェアブル端末システムは、前記
ウェアブル機器の1つである携帯通信端末から、他のウ
ェアブル機器にデータ転送を指令し、指令を受けたウェ
アブル機器間でデータの送受信を行わせることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よるウェアブル端末システムの構成の概要を示す概念図
である。この図において、利用者Yが携帯している携帯
通信端末1(例えば、携帯電話)は、他のウェアブル機
器である、パーソナルコンピュータ2,TV(テレビジ
ョン)チューナ3,表示機能付眼鏡4,デジタルカメラ
5,携帯情報端末6,DVD(Digital Video Disc)
7,プリンタ8及び無線LAN端末9との相互のデータ
の授受の制御を行う。ここで携帯情報端末6は、ウェア
ブル無線通信手段を有し、携帯電話またはPHS(Pers
onal Handyphone System)等を内蔵したPDAを含む携
帯情報端末等である。また、携帯通信端末1は無線通信
により、携帯電話基地局Cを介して、公衆回線やインタ
ーネット等の通信網Tに接続される。
【0012】携帯通信端末1は、Bluetoothや小電力無
線などの送受信装置からなるウェアブル無線通信手段に
より、利用者Yの近傍において、制御下にある上記パー
ソナルコンピュータ2,TVチューナ3,表示機能付眼
鏡4,デジタルカメラ5,携帯情報端末6,DVD7,
プリンタ8及び無線LAN端末9の制御を行う。そし
て、パーソナルコンピュータ2,TVチューナ3,表示
機能付眼鏡4,デジタルカメラ5,携帯情報端末6,D
VD7,プリンタ8及び無線LAN端末9の各機器同士
も、上記ウェアブル無線通信手段を有しており、ウェア
ブル端末システムを構成するウェアブル機器のグループ
内において、各々のウェアブル機器毎に付されたID番
号より送受信先を認識して、相互にデータの授受を行
う。すなわち、上述したウェアブル機器の1つである携
帯通信端末1から、他のウェアブル機器にデータ転送を
指令すると、指令を受けたウェアブル機器間において直
接データの送受信が行われる。
【0013】表示機能付眼鏡4は、液晶表示装置やマイ
ク及びイヤホンが設けられており、デジタルカメラ5の
撮影した画像データを表示したり、テレビチューナ3の
受信したテレビ番組を液晶表示装置に表示し、音声をイ
ヤホンから聞いたり、携帯通信端末1が携帯電話であれ
ば、マイクとイヤホンを使用して相手と通話することが
出来る。パーソナルコンピュータ2及びTVチューナ3
は利用者Yの鞄(カバン)やバッグの中に入れられてお
り、DVD7は利用者Yのズボンのポケットに入れられ
ている。
【0014】携帯情報端末6は、バンドまたはベルト等
に固定されており、デジタルカメラ5,DVD7,プリ
ンタ8及び無線LAN端末9とのデータの授受を行う。
また、携帯情報端末6は、LAN100と、上記ウェア
ブル無線通信手段との間のプロトコル変換の機能を有し
ている。無線LAN端末9は、例えば、携帯情報端末6
から受信した信号を復号して、復号したデータパケット
を所定のLAN100へ出力し、LAN100に接続さ
れている機器からのデータを変調して携帯情報端末6へ
送信する。
【0015】上述したように、本発明によるウェアブル
端末システムは、前記ウェアブル機器を、バンドなどの
手段によって人体に直接固定するか、若しくは身に着け
たベルトに固定するか或いは衣類のポケットに収納する
か、若しくは手に持つか或いは身近に置いたカバン・バ
ッグなどに収納するか、などの手段によって、パーソナ
ルコンピュータ2,TVチューナ3,表示機能付眼鏡
4,デジタルカメラ5,携帯情報端末6,DVD7など
のウェアブル機器を身の回りに分散配置可能ならしめて
いる。
【0016】次に、図2を用いて、図1の携帯通信端末
1の構成例を説明する。図2は、携帯通信端末1の構成
例を示すブロック図である。CPU(中央処理装置)3
001は、メモリ3002に記憶されているプログラム
に従い、携帯通信端末1の以下に説明する各回路の制御
を行う。また、メモリ3002には、携帯通信端末1の
制御下にある各ウェアブル機器すなわち、パーソナルコ
ンピュータ2,TVチューナ3,表示機能付眼鏡4,デ
ジタルカメラ5,携帯情報端末6,DVD7,プリンタ
8及び無線LAN端末9のID番号とこのID番号に対
応して各ウェアブル機器の動作状況を示すデータとが記
憶されている。また、携帯通信端末1は、利用者Yがジ
ョグダイアル4010により、各ウェアブル機器の動作
状況を確認するモードに設定することで、図3に示すよ
うに表示画面1aに、動作状況にデータを表示させる。
また、利用者Yは、この表示機能付眼鏡4のイヤホンで
音声データとして、上記動作状況を示すデータを聞くこ
ともできる。
【0017】この動作状況を示すデータは、正常動作し
ているか否か、及びデータ転送などの途中または終了し
たか、どのウェアブル端末の間でデータの授受が行われ
ているか(図3において矢印の方向にデータが転送され
ている)などのデータである。さらに、利用者Yは、携
帯通信端末1において、図4の表示画面1aに示すよう
に、パーソナルコンピュータ2に送られてきた電子メー
ルを、いずれのトレイ(メールの格納場所)に電子メー
ルを格納するかを、電子メールの送信者により判定し、
スイッチパネル3009のキー操作により設定すること
が可能である。これにより、例えば、重要な送信者から
の電子メールを直接表示機能付眼鏡4の表示部に表示さ
せることができ、タイムリーな電子メールの受信が可能
となる。ここで、CPU3001は、所定の一定時間間
隔毎に、例えば1秒毎に1回づつ、各ウェアブル機器に
対して動作状況確認信号を出力し、各ウェアブル機器か
ら送信される動作状況を示すデータに基づき、各ウェア
ブル機器の動作状況の確認を行っている。このように、
利用者Yは、携帯通信端末1により、各ウェアブル機器
の動作状況を確認することが出来る。
【0018】また、CPU3001は、上記所定の一定
時間間隔毎に、上記動作状況の確認とともに、各ウェア
ブル機器毎に特定の確認信号を送信し、各ウェアブル機
器からの回答信号を受信、すなわち、確認メッセージの
交換を行っている(確認メッセージ交換手段)。これに
より、CPU3001は、制御下にあるウェアブル機器
からの回答信号が受信されない場合、このウェアブル機
器がウェアブル無線通信の電波の届かない距離に位置す
ることを検出し(確認不可警報手段)、警報信号をスピ
ーカ3012から出力し、利用者Yに対して回答信号を
送信しないウェアブル機器があることを通知し、表示部
3008に回答信号の無いウェアブル機器の名称を表示
する(確認警報手段)。
【0019】ここで、プリンタ8及び無線LAN端末9
は、ウェアブル端末システムの一部として、ウェアブル
機器のグループに含まれているが、実際には携帯が困難
なため、警報信号を出力しないように設定する。表示部
3008は、液晶表示装置などで構成されており、CP
U3001の制御に従い、必要に応じて画像やテキスト
文字を表示する。
【0020】送受信部3004は、携帯電話基地局Cと
の間で、アンテナ3005を介して無線通信を行い、画
像データ,音声データやテキストデータの授受を、他の
携帯通信端末との間で行う。送受信部3006は、ウェ
アブル通信手段であり、アンテナ3007を介して、パ
ーソナルコンピュータ2,TVチューナ3,表示機能付
眼鏡4,デジタルカメラ5,携帯情報端末6,DVD
7,プリンタ8及び無線LAN端末9との間で、データ
の送受信を行う。
【0021】スイッチパネル3009は、携帯電話であ
れば、電話番号を入力するための数字キーと、テキスト
文字を入力するアルファベットのキー等から構成されて
いる。また、これらのキーが押されると、CPU300
1は、スイッチパネル3009から入力されるデータを
テキストデータに変換し、押されたキーに対応した制御
を行う。音声処理部3010は、CPU3001などか
ら入力されるデジタルの音声データを、アナログ信号に
変換してスピーカ3012から音声として出力し、マイ
ク3011から入力されるアナログ信号の音声を、デジ
タルの音声データに変換して、CPU3001等に出力
する。
【0022】電池3013は、携帯通信端末1内部の上
述した各回路に電力を供給する。また、CPU300
1,メモリ3002,送受信部3004,送受信部30
06,表示部3008,スイッチパネル3009,音声
処理部3010は、各々、データバス3020を介して
データの送受信を行う。
【0023】次に、図5により送受信機3006(ウェ
アブル無線通信手段)の構成例を説明する。図5は、送
受信機3006の構成例を示すブロック図である。信号
の受信時において、送受信切替回路4001は、アンテ
ナ3007から入力される受信信号を、受信回路400
2へ出力する。受信回路4002は、上記受信信号を復
号し、かつ内部で使用するデジタルデータの形式に変換
して、データバス3020を介して、CPU3001等
へ出力する。
【0024】また、信号の送信時において、CPU30
01等から出力された上記デジタルデータがデータバス
3020を介して出力回路4004に入力される。これ
により、出力回路4004は、上記デジタルデータを変
調し、送信信号へ変換し、アンプ4005により増幅
し、リミッタ4006を介して、送受信切替回路400
1へ出力する。送受信切替回路4001は、送信時のた
め、入力される送信信号をアンテナ3007から電波と
して空間に放射する。
【0025】ここで、アンプ4005は、無線出力調整
手段として用いられ、出力回路4004の出力する送信
信号の電圧レベルを、携帯通信端末1に設けられた無線
出力調整手段である可変ボリューム4005a等により
調整する。この可変ボリューム4005aを制御する数
値は、携帯通信端末1に設けられたジョグダイアル40
10(図3)またはスイッチパネル3009からの制御
データの入力により得られる。これにより、アンテナ3
007から放射される電波の強度が調整でき、すなわち
無線の出力電力を制限可能とし、電波の到達範囲を利用
者Yの身に付けているウェアブル端末の設けられている
距離に随時調節することが出来る。また、この無線の出
力電力の調整をアンプ4005でなく、リミッタ400
6の可変ボリューム4006a等を無線出力調整手段と
して用いることも可能である。可変ボリューム4006
aを制御する数値の入力方法は、アンプ4005の場合
と同様のため、説明を省略する。
【0026】さらに、携帯通信端末1の送受信部300
6及びアンテナ3007からなるウェアブル無線通信手
段は、各ウェアブル機器、すなわちパーソナルコンピュ
ータ2,TVチューナ3,表示機能付眼鏡4,デジタル
カメラ5,携帯情報端末6,DVD7,プリンタ8及び
無線LAN端末9にも同様に設けられている。また、こ
れらの各ウェアブル機器に設けられているウェアブル無
線通信手段にも、送受信部3006と同様にアンテナか
ら放射される電波の強度が調整でき、すなわち無線の出
力電力を制限可能とし、電波の到達範囲を利用者Yの身
に付けているウェアブル端末の設けられている距離に随
時調節することが出来る。これにより、本発明のウェア
ブル端末システムは、他の利用者のウェアブル機器から
の電波により、利用者Yのウェアブル機器がこの電波に
より混信され、正常なウェアブル機器間のデータの送受
信が妨害されて、再度データの授受を繰り返し、データ
の転送効率を悪化させるという問題を防止することが可
能となる。
【0027】次に、図6において、ウェアブル通信手段
を有していない非ウェアブル機器5001を、携帯通信
端末1の制御下に置くために、この非ウェアブル機器5
001にウェアブル通信手段の機能を付加するウェアブ
ル化手段の説明を行う。図6は、ウェアブル化手段によ
り、非ウェアブル機器5001のウェアブル化の構成を
示す概念図である。
【0028】ウェアブル化装置5002には、送受信部
5003とアンテナ5004とからなる同様のウェアブ
ル無線通信手段が内蔵されている。すなわち、送受信部
5003及びアンテナ5004は、各々、図5に示す送
受信部3006,アンテナ3007と、構成及び動作が
同様である。非ウェアブル機器5001の制御端子及び
DV端子(データ端子)にウェアブル化装置5002を
対応する端子を接続することにより、非ウェアブル機器
5001はウェアラブル無線通信手段の機能を有するこ
ととなる。
【0029】すなわち、ウェアブル化装置5002は、
携帯通信端末1からの受信した、ウェアブル無線通信手
段のプロトコルの受信信号を、非ウェアブル機器500
1のデータ形式の制御信号に変換し、この非ウェアブル
機器5001の制御を行う。また、ウェアブル化装置5
002は、非ウェアブル機器5001の出力する音声デ
ータや画像データ等の非ウェアブル機器5001のデー
タ形式をウェアブル無線通信手段のプロトコルに対応す
るデータ形式に変換して、携帯通信端末1及びウェアブ
ル端末システムを構成する各携帯機器に送信する。すな
わち、ウェアブル化装置5002は、非ウェアブル接続
の非ウェアブル機器5001において、ウェアブル無線
通信手段を有する携帯通信端末1との間のウェアブル無
線通信のインターフェースの変換を行っている。
【0030】さらに、ウェアブル化装置5002には、
非ウェアブル機器5001等のウェアブル無線通信手段
を有さない携帯機器の制御信号の種類,この制御信号の
データ形態、内部で使用されるデータ形式等を、複数の
携帯機器に対応して記憶した記憶部5005が設けられ
ている。そして、ウェアブル化装置5002は、記憶部
5005に記憶されている内容に基づき、非ウェアブル
機器5001と間で制御信号のデータ形態の変換および
データ形式の変換を行いつつ、非ウェアブル機器500
1の制御を行う。
【0031】また、ウェアブル化装置5002は、非ウ
ェアブル機器5001と間でデータ形式の変換を行いつ
つ、非ウェアブル機器5001と画像データや音声デー
タ等の授受を行う。加えて、ウェアブル化装置5002
に設けられているウェアブル無線通信手段における送受
信部5003にも、送受信部3006と同様にアンテナ
5004から放射される電波の強度が調整でき、すなわ
ち無線の出力電力を制限可能とし、電波の到達範囲を利
用者Yの身に付けているウェアブル端末の設けられてい
る距離に随時調節することが出来る。
【0032】次に、図1,図2及び図5を参照し、一実
施形態の動作例を説明する。ここで、メモリ3002の
プログラムに従ったCPU3001の動作を、携帯通信
端末1の動作として以下説明する。利用者Yがいずれか
のウェアブル機器、例えば表示機能付眼鏡4を置き忘れ
たり、盗難にあった場合、携帯通信端末1は、表示機能
付眼鏡4が電波の届かない位置に移動させられたことを
検出し、警報信号により利用者Yに対して、表示機能付
眼鏡4が近傍に無いことを通知する。
【0033】これにより、利用者Yは、携帯通信端末1
の表示部3008に表示されているウェアブル機器の名
称を見ることにより、いずれのウェアブル機器が近傍か
ら無くなったのかが確認できる。この結果、利用者Y
は、本願発明のウェアブル端末システムにより、身に付
けているウェアブル機器の盗難や置き忘れを防止するこ
とが可能となる。
【0034】また、利用者Yが携帯通信端末1からチュ
ーナ3に対して、電源をON状態にする制御信号及びチ
ャンネルを設定する制御信号を送信したとする。これに
より、チューナ3は、ウェアブル無線通信手段により、
表示機能付眼鏡4へ画像データと音声データとを送信す
る。そして、表示機能付眼鏡4は、入力される画像デー
タ及び音声データを各々液晶表示装置,イヤホンから出
力する。
【0035】さらに、利用者Yが鞄のなかのパーソナル
コンピュータ2に対して、LAN100に接続されてい
るサーバなどに、ファイル等のデータの転送を行う制御
信号を送信したとする。これにより、パーソナルコンピ
ュータ2は、無線LAN端末9に対して、上記サーバに
対するデータを、ウェアブル無線通信手段により送信す
る。そして、無線LAN端末9は、プロトコル変換を行
い、受信したデータを指定されたサーバに転送する。こ
の方法により、無線LAN端末9は、ウェアブル機器と
して、異なるプロトコルのLAN間のデータの授受を可
能としている。
【0036】上述したように、携帯通信端末1からの制
御信号は、各ウェアブル機器の処理の開始を指示するの
みで、実際のデータの授受は指定されたウェアブル機器
の間で無線通信を用いて直接に行うこととなる。そし
て、各ウェアブル機器は、指定されたデータの授受が完
了すると、携帯通信端末1へ終了を通知し、次の携帯通
信端末1からの指令を待つ状態へ移行する。本願発明の
ウェアブル端末システムは、各ウェアブル機器を携帯通
信端末1により固定した場所、あるいは鞄の中から取り
出さなくとも制御することが出来るため、利用者Yのウ
ェアブル機器の操作性が大幅に向上し、本来のウェアブ
ル機器としての形態、すなわち身に付けたままの状態で
使用することが可能となる。
【0037】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。たとえば、図7
に示すように、ウェアブル通信手段を有さないICカー
ド5011にウェアブル通信手段を持たせるため、上述
したウェアブル化装置5002と同様なウェアブル化装
置5010を使用することにより、ウェアブル無線通信
手段を有さないICカードを、ウェアブル化したICカ
ード、すなわちウェアブル機器の一つとして用いること
が可能である。また、ウェアブル化装置5010は、多
くのICカードに対応可能なように、上述したウェアブ
ル化装置5002と同様に、データ形式を変換するため
の変換データが記憶されている。
【0038】
【発明の効果】本願発明のウェアブル端末システムによ
れば、各ウェアブル機器を、固定した場所、あるいは鞄
の中から取り出さなくとも制御することが出来るため、
利用者のウェアブル機器の操作性が大幅に向上し、本来
のウェアブル機器としての形態、すなわち身に付けたま
まの状態で使用することが可能となる。また、本願発明
のウェアブル端末システムによれば、利用者が身に付け
ているウェアブル機器の盗難や置き忘れを防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるウェアブル端末シ
ステムの概要を示す概念図である。
【図2】 図1における携帯通信端末1の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】 図1における携帯通信端末1の概要を示す概
念図である。
【図4】 図1における携帯通信端末1の概要を示す概
念図である。
【図5】 図2における送受信部3006の構成例を示
すブロック図である。
【図6】 ウェアブル化装置5002の使用形態の一例
を示す概念図である。
【図7】 ICカード用のウェアブル化装置5010の
使用形態の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 携帯通信端末 2 パーソナルコンピュータ 3 TVチューナ 4 表示機能付眼鏡 5 デジタルカメラ 6 携帯情報端末 7 DVD 8 プリンタ 9 無線LAN端末 3001 CPU 3002 メモリ 3004,3006,5003 送受信部 3005,3007,5004 アンテナ 3008 表示部 3009 スイッチパネル 3010 音声処理装置 3011 マイク(マイクロフォン) 3012 スピーカ 3013 電池 3020 データバス 4001 送受信切替回路 4002 受信回路 4003 受信回路 4004 出力回路 4005 アンプ 4006 リミッタ 5001 非ウェアブル機器 5002 ウェアブル化装置 5005 記憶部 C 携帯電話基地局 Y 利用者 T 通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB02 CC08 EE01 EE11 FF01 FF22 FF25 HH26 KK02 MM04 5K067 AA32 AA34 BB04 CC10 DD17 DD28 DD30 DD51 DD52 DD53 DD54 EE03 EE10 EE23 EE35 FF20 FF23 FF25 FF26 GG08 KK17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末システムを構成するウェアブル
    機器において無線の到達範囲を身の周りの範囲に限定し
    たウェアブル無線通信手段を設け、該ウェアブル無線通
    信手段を通して情報交換を行う前記ウェアブル機器を、
    バンドなどの手段によって人体に直接固定するか、若し
    くは身に着けたベルトに固定するか或いは衣類のポケッ
    トに収納するか、若しくは手に持つか或いは身近に置い
    たカバン・バッグなどに収納するか、などの手段によっ
    て身の回りに分散設置可能ならしめたウェアブル端末シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 非ウェアブル接続とウェアブル無線通信
    とのインタフェースの変換を行うウェアブル化手段を用
    意し、該ウェアブル化手段を通して機器に組み込まれた
    非ウェアブル接続手段を前記ウェアブル無線通信手段に
    変換することによって機器のウェアブル化を可能ならし
    めるウェアブル端末システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のウェア
    ブル端末システムにおいて、前記ウェアブル機器若しく
    はウェアブル化手段に組み込まれる前記ウェアブル通信
    手段に無線出力調整手段を設けることを特徴とするウェ
    アブル端末システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のウェアブル端末システムにおいて、前記ウェアブル無
    線通信手段を通して特定のウェアブル機器間で一定時間
    間隔ごとに簡単な確認メッセージ交換手段を設け、該確
    認メッセージ交換手段による確認が成立しないとき確認
    不可警報手段を設け、該確認警報手段による警報の発生
    によって特定のウェアブル機器の盗難防止を可能ならし
    めたウェアブル端末システム。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれかに記載
    のウェアブル端末システムにおいて、ICカードの接続
    手段をウェアブル無線通信手段に変換するウェアブル端
    末システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のウェアブル端末システムにおいて、前記ウェアブル機
    器の1つである携帯通信端末から、他のウェアブル機器
    にデータ転送を指令し、指令を受けたウェアブル機器間
    でデータの送受信を行わせることを特徴とするウェアブ
    ル端末システム。
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