JP2002175549A - 通行料金精算方法及び通行料金精算装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故に基づく渋滞、自然渋滞等によって、通
常定められている走行速度で走行した場合に要する時間
より長くかかっても、常に一定の料金を支払わなければ
ならないという課題があった。 【解決手段】 有料道路の入口および出口において通過
車の車番を検知して該車番と検知時刻を、またこの通過
車の走行区間において渋滞の発生を検知してデータベー
スに記憶し、この記憶内容に基づいて、前記走行区間に
おける走行時間が規定速度で走行したときに要する走行
時間に対しどの程度長く掛かっているか、その走行時に
渋滞の発生があったかによって、割引通行料金を演算し
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、有料道路の通行
料金を精算する通行料金精算方法および通行料金精算装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】有料道路を通行する場合、その有料道路
が一定の通行料金であるならば、その料金を有料道路の
入口で支払っている。また、走行距離により通行料金が
異なる場合は、有料道路の入口において通行券を受け取
り、出口において通行券を集金人に渡し、この通行券か
ら走行区間を知り、予め規定された通行料金を支払って
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の有料道路の通行
料金支払いは上記のようにして行われているため、事故
に基づく渋滞、自然渋滞等によって、走行時間が通常定
められている走行速度で走行した場合に要する時間より
長くかかっても、常に一定の料金を支払わなければなら
ないという課題があった。

【０００４】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、渋滞によって走行時間が通常定め
られている走行速度で走行した場合に要する時間より長
くかかったときには、通行料金を割り引いて適正な通行
料金を決定する通行料金精算方法および通行料金精算装
置を得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明に係る通行料金
精算方法は、有料道路の入口において進入車の車番を検
知して該車番と検知時刻を情報管理センターのデータベ
ースに記憶する第１記憶工程と、進入車の走行区間にお
いて渋滞の発生を検知し該渋滞の発生と発生時刻をデー
タベースに記憶する第２記憶工程と、有料道路の出口に
おいて進出車の車番を検知して該車番と検知時刻をデー
タベースに記憶する第３記憶工程と、記憶内容に基づい
て、有料道路に進入した車の進入から進出までの走行区
間における走行時間が規定速度で走行したときに要する
走行時間に対しどの程度長く掛かっているか、その走行
時に渋滞の発生があったかによって、割引通行料金の演
算を行い表示する表示工程とからなるものである。

【０００６】この発明に係る通行料金精算方法は、有料
道路の途中に設けられた休息領域の入口において進入車
の車番を検知して該車番と検知時刻を情報管理センター
のデータベースに記憶する第４記憶工程と、休息領域の
出口において進入車の車番を検知して該車番と検知時刻
をデータベースに記憶する第５記憶工程と、この第４記
憶工程と第５記憶工程による記憶内容に基づいて求めた
休息領域における休息時間を有料道路に進入した車の進
入から進出までの走行区間における走行時間から減算し
て実際の走行時間を算出し、この走行時間に基づいて割
引通行料金の演算を行うものである。

【０００７】この発明に係る通行料金精算方法は、通行
料金の表示を車室内の表示器に表示するものである。

【０００８】この発明に係る通行料金精算方法は、有料
道路の入口において渋滞の有無を表示する表示工程を備
え、渋滞表示が行われているのにかかわらず有料道路に
進入した車には、進入時に渋滞表示が行われていなかっ
た場合に進入した車に対する割引とは異なる適用を行う
ものである。

【０００９】この発明に係る通行料金精算装置は、有料
道路の入口において進入車との間において通信手段によ
り該進入車の車番を検知して該車番と検知時刻を情報管
理センターへ伝送しデータベースに記憶する入口車番読
取装置と、進入車の走行区間において渋滞の発生を検知
し該渋滞の発生と発生時刻をデータベースに記憶する渋
滞発生検知手段と、有料道路の出口において進出車との
間において通信手段により該進出車の車番を検知して該
車番と検知時刻をデータベースに記憶する出口車番読取
装置と、記憶内容に基づいて、有料道路に進入した車の
進入から進出までの走行区間における走行時間が規定速
度で走行したときに要する走行時間に対しどの程度長く
掛かっているか、その走行時に渋滞の発生があったかに
よって、割引通行料金の演算を行い表示する情報管理セ
ンターの演算手段とを備えたものである。

【００１０】この発明に係る通行料金精算装置は、有料
道路の途中に設けられた休息領域の入口において進入車
の車番を検知して該車番と検知時刻をデータベースに記
憶する休息領域入口車番読取装置と、休息領域の出口に
おいて進出車の車番を検知して該車番と検知時刻をデー
タベースに記憶する休息領域出口車番読取装置と、この
休息領域入口車番読取装置と休息領域出口車番読取装置
による記憶内容に基づいて求めた休息領域における休息
時間を、有料道路に進入した車の進入から進出までの走
行区間における走行時間から減算して実際の走行時間を
算出し、この走行時間に基づいて割引通行料金の演算を
行い表示する情報管理センターの演算手段とを備えたも
のである。

【００１１】この発明に係る通行料金精算装置は、有料
道路の入口において渋滞の有無を表示する表示装置と、
渋滞表示が行われているのにかかわらず有料道路に進入
した車には、進入時に渋滞表示が行われていなかった場
合に進入した車に対する割引とは異なる適用を行う情報
管理センターの演算手段とを備えたものである。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の形態１を説明す
る有料道路の概要図であり、図１において、１は入口２
と出口３を有する有料道路、４は入口２に設けた進入車
５の車番を読み取る車番読取装置、６は出口３に設けた
進出車５の車番を読み取る車番読取装置である。この車
番読取装置４，６としては例えば、ノンストップ自動料
金収受システム（以下、ＥＴＣと称する）を利用する。
８は演算装置９、データベース１０を有する情報管理セ
ンターであり、演算装置９は車番読取装置４，６から送
られてきたデータ４ａ，６ａおよび警察、道路公団等か
ら送られてきたデ−タａをデータベース１０に記憶する
とともに、これ等のデータに基づいて通行料金の演算処
理を行い、その結果を記憶する。

【００１３】図２は上記データベース１０の記憶内容を
示すテーブルであり、日付、有料道路の進入時刻・進出
時刻、所要走行時間、規定走行時間、超過時間、渋滞有
無、割引率、通行料金等を記憶する。

【００１４】次に動作について説明する。有料道路１の
入口２から車５が進入すると、車番読取装置４に設けら
れた送受信装置（図示せず）と進入車５が搭載する送受
信機（図示せず）との間にＥＴＣによるのと同様な通信
により、進入車５の車番および進入時刻が読み取られ、
その読み取られたデータは直ちに情報管理センター８に
送られてデータベース１０に記憶される。そして、進入
した車５が規定速度で走行して出口３に達すると、再び
車５が搭載する送受信機（図示せず）と出口３に設置さ
れた車番読取装置６に設けられた送受信装置（図示せ
ず）との間の通信により、進出する車５の車番および進
出時刻が読み取られ、その読み取られたデータは直ちに
データベース１０に送られて記憶される。

【００１５】情報管理センター８では、直ちにデータベ
ース１０に記憶されたデータに基づいて、通行料金を演
算して、車番読取装置６に設けられた送受信装置を介し
て車５の車室内に設けられた表示器１１に図３に示すよ
うに表示する。

【００１６】この場合、上記車５の走行区間内で渋滞が
発生して、その渋滞区間７を通過するために規定速度で
走行した場合に比べて時間を要した場合は、渋滞による
割引率を正規料金に積算して、新たに求められた渋滞に
よる割引料金と割引後の通行料金を表示器１１に表示す
る。表示された通行量の支払いは、現状と同様にゲート
を出るときに係員に直接支払うか、一定期間毎に送付さ
れてくる明細書に基づいて支払う。また、割引率は高速
道路毎に一律でも良いし、渋滞の長さに応じて割引率を
変えるものでも良い。

【００１７】実施の形態２．実施の形態１では、走行区
間の走行時間が規定速度で走行した時より長くかかり、
その走行時に上記走行区間において渋滞があったことを
根拠に通行料金を割り引くものであるが、これでは走行
区間におけるパーキングエリア（Ｐ．Ａ．）、サービス
エリア（Ｓ．Ａ．）等の休息領域における休息時間も渋
滞時間に換算されることになる。

【００１８】そこで、この実施の形態２においては、図
４に示すように、パーキングエリア、サービスエリア等
の休息領域の入口および出口にそれぞれＥＴＣによる車
番読取装置２１，２２を設置し、この車番読取装置２
１，２２に設けられた送受信装置（図示せず）と車５が
搭載する送受信機（図示せず）との間でＥＴＣによるの
と同様な通信により、進入した車５の車番および進入時
刻を読み取り、その読み取ったデータを直ちに情報管理
センター８に送りデータベース１０に記憶する。図５は
この場合におけるデータベース１０の記憶内容を示すも
ので、前記図２に記載した実施の形態１におけるデータ
ベース１０の記憶内容に、休息領域への進入時刻・進出
時刻、休息時間が追加記憶される。

【００１９】そして、このパーキングエリア、サービス
エリアのある走行区間において渋滞が生じ、規定の走行
時間より長くかかった場合、この走行時間よりパーキン
グエリア、サービスエリアにおける休息時間を減算して
正規の走行時間とし、この時間を基に渋滞による割引を
行うかを判断する。

【００２０】以上のように、この実施の形態２によれ
ば、実際に走行していないパーキングエリア、サービス
エリア等の休息領域における休息時間を削除した純粋な
走行時間を基にして、渋滞により割引料金を計算するこ
とができるという効果がある。

【００２１】実施の形態３．現状の有料道路の入口に
は、図６に示すように、例えば道路交通情報通信システ
ム網としてＶＩＣＳ情報に基づいて、有料道路上におけ
る交通情報、例えば、工事情報、事故情報、渋滞情報等
を表示する表示装置１２が設けられている。従って、車
番読取装置４に設けられた送受信装置（図示せず）と車
５が搭載する送受信機（図示せず）との間の通信により
読み取った進入車５の車番および進入時刻とともに、図
７に示すように、前記図２に記載した実施の形態１にお
けるデータベース１０の記憶内容に、有料道路への進入
時刻における渋滞発生の有無を追加記憶する。

【００２２】そして、上記表示装置１２の表示によっ
て、自己が走行しようとする区間において渋滞が生じて
いることを認識していながら有料道路に進入した車に対
しては、その渋滞に起因する遅れに対しては割引を行わ
ない。あるいは行ったとしても割引率を少なくする。こ
れにより、渋滞している有料道路に入り、渋滞を助長す
る様な事態を回避することができる。

【００２３】以上のように、この実施の形態３によれ
ば、渋滞発生を知りながら有料道路に進入した車に対し
ては、渋滞を助長させることにもなるため、渋滞により
走行時間が掛かっても、通行量の割引を行わない、ある
いは行ったとしても割引率を少なくするという効果があ
る。

【００２４】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、有料
道路の入口において進入車の車番を検知して該車番と検
知時刻を情報管理センターのデータベースに記憶し、こ
の進入車の走行区間において渋滞の発生を検知してデー
タベースに記憶し、有料道路の出口において進出車の車
番を検知して該車番と検知時刻をデータベースに記憶
し、これ等の記憶内容に基づいて、走行区間における走
行時間が規定速度で走行したときに要する走行時間に対
しどの程度長く掛かっているか、その走行時に渋滞の発
生があったかによって、割引通行料金の演算を行い表示
するように構成したので、渋滞によって通行時間が規定
速度で走行した場合よりも掛かったときは、通常料金よ
り割引されるため、通行時間に応じた適正な通行料金が
設定されるという効果がある。

【００２５】この発明によれば、通行料金の表示を車室
内の表示器に表示するように構成したので、運転者は支
払料金を迅速かつ正確に認識することができるという効
果がある。

【００２６】この発明によれば、休息領域における休息
時間を走行時間から減算して実際の走行時間を算出する
ように構成したので、この走行時間に基づいて割引通行
料金の演算を正確に行うことができるという効果があ
る。

【００２７】この発明によれば、有料道路の入口におい
て、渋滞発生の表示が行われた後に有料道路に進入した
車には、渋滞表示のなかった場合の進入車に対する割引
とは異なる割引を適用するように構成したので、渋滞を
助長する様な事態を回避することができるとともに、渋
滞に対する割引を適正に行うことができるという効果が
ある。

【００２８】この発明によれば、有料道路の入口および
出口に設け、車との間において通信手段により該車の車
番を検知して該車番と検知時刻を情報管理センターへ伝
送しデータベースに記憶する入口車番読取装置および出
口車番読取装置と、進入車の走行区間において渋滞の発
生を検知し該渋滞の発生と発生時刻をデータベースに記
憶する渋滞発生検知手段とを備え、記憶内容に基づい
て、有料道路に進入した車の走行区間における走行時間
が規定速度で走行したときに要する走行時間に対しどの
程度長く掛かっているか、その走行時に渋滞の発生があ
ったかによって、情報管理センターの演算手段で割引通
行料金の演算を行うように構成したので、走行時間に応
じた通行料金を適正に設定することのできる通行料金精
算装置を提供できるという効果がある。

【００２９】この発明によれば、有料道路の途中に設け
られた休息領域の入口において進入した車の車番を検知
して該車番と検知時刻をデータベースに記憶する休息領
域入口車番読取装置と、休息領域の出口において進出し
た車の車番を検知して該車番と検知時刻をデータベース
に記憶する休息領域出口車番読取装置とを備え、情報管
理センターの演算手段は休息領域入口車番読取装置と休
息領域出口車番読取装置による記憶内容に基づいて、休
息領域における休息時間を演算し、走行時間から減算し
て実際の走行時間を算出するように構成したので、この
走行時間に基づいて割引通行料金の演算を正確に行うこ
とができる通行料金精算装置を得ることができるという
効果がある。

【００３０】この発明によれば、有料道路の入口に渋滞
の有無を表示する表示装置を備え、情報管理センターの
演算手段は渋滞表示が行われた後に有料道路に進入した
車には、渋滞に起因する遅れに対し割引を行わない、あ
るいは進入時に渋滞表示が行われていなかった場合にお
ける進入車に対するとは異なる割引を適用するように構
成したので、渋滞に対する割引を適正に行うことができ
るとともに、渋滞を助長する様な事態を回避することが
できる通行料金精算装置を得ることができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施の形態１を説明するシステム
構成図である。

【図２】 この実施の形態１によるデーターベースの記
憶状態図である。

【図３】 この車室内の表示器の表示状態図である。

【図４】 この発明の実施の形態２を説明するシステム
構成図である。

【図５】 この実施の形態２によるデーターベースの記
憶状態図である。

【図６】 この発明の実施の形態３を説明するシステム
構成図である。

【図７】 この実施の形態３によるデーターベースの記
憶状態図である。

【符号の説明】

１ 有料道路、２ 入口、３ 出口、４，６、２１，２
２ 車番読取装置、５車、７ 渋滞区間、８ 情報管理
センター、９ 演算装置、１０ データベース。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 有料道路の入口において進入した車の車
   番を検知して該車番と検知時刻を情報管理センターのデ
   ータベースに記憶する第１記憶工程と、前記進入した車
   の走行区間において渋滞の発生を検知し該渋滞の発生と
   発生時刻を前記データベースに記憶する第２記憶工程
   と、前記有料道路の出口において進出する車の車番を検
   知して該車番と検知時刻を前記データベースに記憶する
   第３記憶工程と、前記データベースの記憶内容に基づい
   て、前記有料道路に進入した車の進入から進出までの走
   行区間における走行時間が規定速度で走行したときに要
   する走行時間に対しどの程度長く掛かっているか、その
   走行時に渋滞の発生があったかによって、割引通行料金
   の演算を行う割引演算処理工程と、その演算結果を表示
   する表示手段からなることを特徴とする通行料金精算方
   法。
2. 【請求項２】 有料道路の途中に設けられた休息領域の
   入口において進入した車の車番を検知して該車番と検知
   時刻を情報管理センターのデータベースに記憶する第４
   記憶工程と、前記休息領域の出口において進出する車の
   車番を検知して該車番と検知時刻を前記データベースに
   記憶する第５記憶工程と、この第４記憶工程と第５記憶
   工程による記憶内容に基づいて求めた前記休息領域にお
   ける休息時間を、前記有料道路に進入した車の進入から
   進出までの走行区間における走行時間から減算して実際
   の走行時間を算出し、この走行時間に基づいて割引通行
   料金の演算を行う割引演算処理工程と、その演算結果を
   表示する表示手段とからなることを特徴とする請求項１
   記載の通行料金精算方法。
3. 【請求項３】 通行料金の表示を車室内の表示器に表示
   することを特徴とする請求項１又は請求項２記載の通行
   料金精算方法。
4. 【請求項４】 有料道路の入口において渋滞の有無を表
   示する表示工程を備え、渋滞表示が行われているのにか
   かわらず有料道路に進入した車には、渋滞表示が行われ
   ていなかった場合に進入した車に対する割引とは異なる
   適用を行うことを特徴とする請求項１又は請求項２記載
   の通行料金精算方法。
5. 【請求項５】 有料道路の入口において進入した車の車
   番を検知して該車番と検知時刻を情報管理センターのデ
   ータベースに記憶する入口車番読取装置と、前記車の走
   行区間において渋滞の発生を検知し該渋滞の発生と発生
   時刻を前記データベースに記憶する渋滞発生検知手段
   と、前記有料道路の出口において進出する車の車番を検
   知して該車番と検知時刻を前記データベースに記憶する
   出口車番読取装置と、記憶内容に基づいて、前記有料道
   路に進入した車の進入から進出までの走行区間における
   走行時間が規定速度で走行したときに要する走行時間に
   対しどの程度長く掛かっているか、その走行時に渋滞の
   発生があったかによって、割引通行料金の演算を行う割
   引演算処理手段と、その演算結果を表示する表示手段と
   を備えた通行料金精算装置。
6. 【請求項６】 有料道路の途中に設けられた休息領域の
   入口において進入した車の車番を検知して該車番と検知
   時刻をデータベースに記憶する休息領域入口車番読取装
   置と、前記休息領域の出口において進出する車の車番を
   検知して該車番と検知時刻を前記データベースに記憶す
   る休息領域出口車番読取装置と、この休息領域入口車番
   読取装置と休息領域出口車番読取装置による記憶内容に
   基づいて演算した前記休息領域における休息時間を、前
   記有料道路に進入した車の進入から進出までの走行区間
   における走行時間から減算して実際の走行時間を算出
   し、この走行時間に基づいて割引通行料金の演算を行う
   割引演算処理手段と、その演算結果を表示する表示手段
   とを備えた請求項５記載の通行料金精算装置。
7. 【請求項７】 有料道路の入口において渋滞の有無を表
   示する表示装置と、渋滞表示が行われているのにかかわ
   らず有料道路に進入した車には、進入時に渋滞表示が行
   われていなかった場合に進入した車に対する渋滞割引と
   は異なる適用を行う割引演算処理手段とを備えた請求項
   ５記載の通行料金精算装置。