JP2002166925A - カートン - Google Patents

カートン

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JP2002166925A
JP2002166925A JP2000364269A JP2000364269A JP2002166925A JP 2002166925 A JP2002166925 A JP 2002166925A JP 2000364269 A JP2000364269 A JP 2000364269A JP 2000364269 A JP2000364269 A JP 2000364269A JP 2002166925 A JP2002166925 A JP 2002166925A
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JP
Japan
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reinforcing tape
handle
tape
carton
narrow
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Pending
Application number
JP2000364269A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Sasazaki
達夫 笹崎
Yasushi Aso
靖 麻生
Atsuo Ishikawa
淳生 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取手部の強度に優れ、把持しやすく、かつ効
率よく製造できる段ボール製カートンを提供する。 【解決手段】 複数本の缶Cを包み込むように各一対の
広面板2及び狭面板3を連設して筒状体1をなし、端板
5で筒状体1の端面から缶Cを抜け止めし、筒状体1の
全周に補強テープ6を巻き、この補強テープ6に沿って
取手用切目7を設けたカートンにおいて、材料となる段
ボールの段目方向を、前記補強テープ6に直交する方向
に向ける。補強テープ6で補強された取手の手掛部12
が比較的大きく撓んで把持しやすくなり、段ボール製造
時に用紙の送り方向に補強テープ6を繰り出して効率よ
く貼りつけることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビールや清涼飲
料等の缶を包装する段ボール製のカートンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、飲料缶を包装する段ボール製
のカートンとして、特開平8−192830に記載され
たものが知られている。
【0003】このカートンは、図11に示すように、複
数本の缶Cを包み込むように各一対の広面板51及び狭
面板52を連設して筒状体53をなし、端板54で筒状
体53の端面から缶Cを抜け止めし、筒状体53の中央
部全周に補強テープ55を巻き、広面板52に補強テー
プ55の両側に沿って取手用切目56を設け、その内側
を手掛部とするものである。
【0004】このように筒状体53の全周に補強テープ
55を巡らすと、切目56の端部から亀裂が生じても、
落とさずに持ち運ぶことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、段
ボール製のカートンでは、平積み時の強度を考慮して、
材料となる段ボールの段目方向は、狭面板の幅方向に向
けられる。
【0006】しかしながら、段目がこの方向に向いてい
ると、幅の狭い狭面板では撓みが少ないため、取手の切
目に手を入れにくいという問題があるほか、段ボール製
造時に用紙の送り方向に補強テープを繰り出して効率よ
く貼りつけることができないという問題もある。
【0007】そこで、この発明は、取手部の強度に優
れ、把持しやすく、かつ効率よく製造できる段ボール製
カートンを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、複数本の缶を包み込むように各一対の
広面板及び狭面板を連設して筒状体をなし、端板で筒状
体の端面から缶を抜け止めし、筒状体の全周に補強テー
プを巻き、この補強テープに沿って取手用切目を設けた
カートンにおいて、材料となる段ボールの段目方向を、
前記補強テープに直交する方向に向けたのである。
【0009】段目をこの方向に向けると、取手の手掛部
が比較的大きく撓むので、把持しやすくなり、段ボール
製造時に用紙の送り方向に補強テープを繰り出して効率
よく貼りつけることもできる。
【0010】また、前記補強テープを段ボールのライナ
と中しんの間に挿入すると、補強テープによる段ボール
の補強効果がさらに向上する。
【0011】ここで、前記取手用切目は、狭面板に補強
テープの片側にのみ沿って設けてもよく、広面板に補強
テープの両側に沿って設けてもよい。
【0012】また、前記補強テープを筒状体の端部に位
置させ、取手用切目を補強テープの内側に設け、ケース
を傾けて運ぶようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の第1実施形態を図1乃
至図5に基づいて説明する。
【0014】このカートンは、段の細かい薄手の段ボー
ルから成り、12本の350ml入りの缶を4本ずつ3
列に収納するものである。
【0015】そのブランクでは、図1に示すように、筒
状体1をなす各一対の広面板2及び狭面板3が交互に繋
がり、一方の広面板2の外側縁から継代片4が延出さ
れ、各広面板2及び狭面板3の両端縁にはそれぞれ端板
5が連設されている。
【0016】筒状体1の部分には、中央部を横切るよう
に補強テープ6が貼りつけられ、この段ボールの段目
は、補強テープ6に直交する方向に向いている。
【0017】一対の広面板2に挟まれた狭面板3には、
補強テープ6に並行して、その片側に切目7が刻設さ
れ、切目7の両端部は広面板2に切れ込んで、補強テー
プ6に接近するように斜めに向いている。切目7の両端
間には折目8が設けられ、切目7と折目8の間が押込片
9となっている。
【0018】また、この狭面板3と各広面板2の稜部に
は、補強テープ6を挟んで切目7の反対側に、切込10
が設けられている。
【0019】このようなブランクにより缶Cを包装する
には、図2に示すように、各一対の広面板2及び狭面板
3を缶Cを包み込むように折り曲げ、継代片4を反対側
の狭面板3に貼着して筒状体1を形成し、その端面を閉
止するように端板5を内側に折り曲げて貼り合わせる。
【0020】この状態で、一方の広面板2を上にして平
積みすると、狭面板3の段目は横方向に向くが、上方の
ケースの荷重は缶Cで受け止められるので、下段側のケ
ースが潰れることはなく、また、広面板2と狭面板3の
稜線の移動により狭面板3の変形が吸収され、狭面板3
の膨らみが防止される。
【0021】そして、このカートンを持ち運ぶ際には、
図3及び図4に示すように、切目7を有する狭面板3を
上にして、押込片9を隣接する缶Cの周壁間の窪みを利
用して押し込む。
【0022】これにより、押込片9の抜出跡に取手穴1
1が形成され、押込片9が狭面板3に重なって手掛部1
2が形成されるので、取手穴11に手を入れ、手掛部1
2を引き上げるようにして持ち運ぶことができる。
【0023】このとき、段ボールの段目方向及び切目1
0の作用により、手掛部12は両側部が内側に倒れつ
つ、比較的大きく上方に撓むので、取手穴11に容易に
手を入れることができる。
【0024】また、手掛部12は筒状体1の全周に巡る
補強テープ6で補強されていることから、持ち運びに際
し、手掛部12には亀裂が生じにくく、仮に亀裂が発生
しても、落とさずに持ち運ぶことができる。
【0025】また、このカートンでは、段ボールの段目
と補強テープ6の方向が直交しているので、段ボール製
造時に、補強テープ6を用紙の送り方向に繰り出して、
効率よく貼りつけることができる。
【0026】ここで、補強テープ6は、段ボールの裏面
に貼りつけてもよいが、図5に示すように、表裏のライ
ナ13に中しん14が挟まれた段ボールにおいて、表側
のライナ13と中しん14の間に補強テープ6を挿入し
てもよい。この場合、補強テープ6による段ボールの補
強効果が高くなり、印刷上のデメリットも生じない。
【0027】この補強テープ6としては、ホットメルト
接着剤をコーティングしたエステル紐や綿製の平テープ
を用いると、十分な強度及び接着性が得られる。特に、
綿テープの場合、段ボール製造時にライナ13と中しん
14を貼りつける澱粉糊をそのまま使用して接着するこ
とができる。
【0028】次に、この発明の第2実施形態を図6乃至
図9に基づいて説明する。
【0029】このカートンのブランクでは、図6に示す
ように、一対の狭面板3に挟まれた広面板2において、
補強テープ6の両側に切目7、折目8及び押込片9が設
けられ、切目7の両端部は狭面板3に切れ込み、切目7
の中間部には繋部15が設けられている。
【0030】このようなブランクにより缶Cを包装する
際には、図7に示すように、缶Cの底が切目7を有する
広面板2に向くようにする。また、パッケージデザイン
の主要面となる印刷は、切目7のない広面板2に施して
おく。
【0031】そして、このケースを持ち運ぶ際には、図
8及び図9に示すように、切目7を有する広面板2を上
にして、繋部15を切断しつつ押込片9を押し込み、取
手穴11及び手掛部12を形成する。このとき、押込片
9は、缶Cの底の凹部を利用して容易に押し込むことが
できる。
【0032】このように、広面板2に帯状の手掛部12
を形成すると、手掛部12は比較的大きく上方に撓むの
で、取手穴11に手を入れやすく、手掛部12を容易に
掴むことができる。
【0033】次に、この発明の第3実施形態を図10に
基づいて説明する。
【0034】このカートンでは、補強テープ6を筒状体
1の端部に巻き、切目7を補強テープの内側に設け、押
込片9を押し込んで取手穴11及び手掛部12を形成
し、取手穴11に手を入れて、傾けた状態で持ち運ぶこ
ととしている。
【0035】このような形態としても、手掛部12を撓
ませつつ、取手穴11に容易に手を入れることができ、
取手穴11の縁部の亀裂は補強テープ6により防止され
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るカートン
では、材料となる段ボールの段目方向を、取手用切目に
沿った補強テープに直交する方向に向けたので、取手の
手掛部が比較的大きく撓んで把持しやすくなり、段ボー
ル製造時に用紙の送り方向に補強テープを繰り出して効
率よく貼りつけることもできる。
【0037】また、補強テープを段ボールのライナと中
しんの間に挿入すると、補強テープによる段ボールの補
強効果がさらに向上する。
【0038】そして、前記取手用切目は、狭面板に補強
テープの片側にのみ沿って設けることもでき、広面板に
補強テープの両側に沿って設けることもできる。
【0039】また、前記補強テープを筒状体の端部に位
置させ、取手用切目を補強テープの内側に設け、ケース
を傾けて運ぶようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態のブランクを示す図
【図2】同上の包装状態の斜視図
【図3】同上の手提げ状態の斜視図
【図4】同上の取手部の断面図
【図5】同上の補強テープ挿入部の断面図
【図6】この発明の第2実施形態のブランクを示す図
【図7】同上の包装状態の斜視図
【図8】同上の手提げ状態の斜視図
【図9】同上の一部断面図
【図10】この発明の第3実施形態の手提げ状態の斜視
【図11】従来のカートンの包装状態の斜視図
【符号の説明】
1 筒状体 2 広面板 3 狭面板 5 端板 6 補強テープ 7 切目 8 折目 9 押込片 11 取手穴 12 手掛部 13 ライナ 14 中しん
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 淳生 川口市領家5丁目14番8号 レンゴー株式 会社包装技術センター内 Fターム(参考) 3E060 AB05 CA13 CA23 CA42 CD10 CD13 EA06 EA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の缶を包み込むように各一対の広
    面板及び狭面板を連設して筒状体をなし、端板で筒状体
    の端面から缶を抜け止めし、筒状体の全周に補強テープ
    を巻き、この補強テープに沿って取手用切目を設けたカ
    ートンにおいて、材料となる段ボールの段目方向を、前
    記補強テープに直交する方向に向けたことを特徴とする
    カートン。
  2. 【請求項2】 前記補強テープを段ボールのライナと中
    しんの間に挿入したことを特徴とする請求項1に記載の
    カートン。
  3. 【請求項3】 前記取手用切目を狭面板に補強テープの
    片側にのみ沿って設けたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のカートン。
  4. 【請求項4】 前記取手用切目を広面板に補強テープの
    両側に沿って設けたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のカートン。
  5. 【請求項5】 前記補強テープを筒状体の端部に巻き、
    その内側に取手用切目を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載のカートン。
JP2000364269A 2000-11-30 2000-11-30 カートン Pending JP2002166925A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145420A (en) * 1979-05-01 1980-11-13 Oki Electric Ind Co Ltd Split electrode type ccd filter
JPS6183524A (ja) * 1984-10-01 1986-04-28 Nippon Kogaku Kk <Nikon> カメラの露出制御装置
JPH03722U (ja) * 1984-12-18 1991-01-08
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