JP6816675B2 - 容器用ホルダおよびブランクシート - Google Patents
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Description
また、本発明の容器用ホルダでは、取っ手を持ったときに、保持部と指の間にストッパ部材が介在することになるため、容器の熱が保持部から指に伝わり難くなる。
この構成では、位置決め溝にストッパ部材を差し込んでいくと、ストッパ部材の下部は位置決め溝によって保持部側に押し出される。これにより、ストッパ部材の下部が保持部の外面に押し付けられて、保持部が縮径されるため、保持部を容器に対して確実に締め付けることができる。
この構成では、ストッパ部材に一つの取付溝が形成されている場合に比べて、ストッパ部材とホルダ本体との接触長さが長くなる。これにより、ホルダ本体が薄い場合でも、ストッパ部材をホルダ本体に対して確実に固定することができる。
この構成では、容器にホルダ本体を巻き付けると、各フルートの内部空間および隣り合うフルートの間の空間によって容器の外周に空気層が形成されるため、容器の保冷性および保温性を高めることができる。
また、片面段ボールのライナーが外面に露出するため、容器用ホルダの外周面に模様や商品名を印刷したり、ラベルを張り付けたりすることができる。
以下の各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
また、以下の説明において、前後左右方向とは、各実施形態の容器用ホルダを説明する上で便宜上設定したものであり、容器用ホルダの構成を限定するものではない。
第一実施形態では、本発明の容器用ホルダの一例として、図1に示すように、容器Cを保持するための容器用ホルダ1Aについて説明する。
第一実施形態の容器Cは、飲料水用の有底円筒状のコップであり、逆円錐台形状に形成されている。つまり、容器Cの周壁部は、上縁部から下縁部に向かうにつれて縮径されている。
容器用ホルダ1Aは、ホルダ本体10を筒状に湾曲させた保持部20と、ホルダ本体10の両端部11,11を重ねて形成した取っ手30と、を有している。
容器用ホルダ1Aでは、保持部20を容器Cの外周面に巻き付けることで、容器Cを保持することができる。また、取っ手30を指で摘んで容器用ホルダ1Aおよび容器Cを持つことができる。
ブランクシートS1は、一方向に延びている帯状の平板である。ブランクシートS1の長手方向に直交する方向(ブランクシートS1の短手方向)は、容器用ホルダ1A(図1参照)の上下方向に対応している。
中芯10bには、図2に示すように、ブランクシートS1の長手方向に直交する方向に延びているフルート10cが複数並設されている。各フルート10cは、ブランクシートS1の内面に露出している。つまり、ブランクシートS1の内面には、ブランクシートS1の長手方向に連続した波形の凹凸面が形成されている。
また、ライナー10aや中芯10bの板厚は限定されるものではないが、保冷性および保温性を考慮すると、ライナー10aの板厚は0.2〜0.5mm、中芯10bの板厚は0.1〜0.5mmであることが好ましい。さらに、片面段ボールの板厚は、2〜8mmであることが好ましい。
これにより、図1に示すように、両端部11,11を揃えて重ねて、ホルダ本体10を略円筒状に湾曲させることで、保持部20の周壁部の上縁部よりも下縁部が径方向の内側に配置されるように、周壁部を傾斜させることができる。すなわち、保持部20の上縁部を仮想平面上で筒状に湾曲させると、保持部20の内周面が逆円錐台形状の外周面に沿うように傾斜することになる。
第一実施形態では、逆円錐台形状の容器Cの外周面に沿って保持部20の周壁部が傾斜し、保持部20の内周面が容器Cの外周面に密着するように、保持部20の上縁部21の曲率が設定されている。
これにより、図3(b)に示すように、ホルダ本体10を筒状に湾曲させたときに、保持部20の周壁部は、後端部から前端部に向かうにつれて下方に広がっている。すなわち、保持部20の下縁部22は、後端部から前端部に向かうにつれて上縁部21から離れている。
この構成では、保持部20の後端部から前端部に向かうにつれて、保持部20の内周面と容器Cの外周面との接触面積が大きくなっている。
位置決め溝15は、図3(a)に示すように、ホルダ本体10の端部11の上縁部において、保持部20側(前側)の端部に形成されている。この位置決め溝15は、保持部20と取っ手30との境界となる部位である。
一方の端部11に形成された位置決め溝15と、他方の端部11に形成された位置決め溝15とは、図1に示すように、両端部11,11を重ねた状態において、左右方向に連通している。
位置決め溝15の前縁部15a(保持部20側の縁部)は、上縁部に直交している。また、位置決め溝15の後縁部15b(取っ手30側の縁部)は、上端部から下端部に向かうにつれて保持部20側に近づくように傾斜している。
中芯10bには、左右方向に延びているフルート10cが複数並設されている。そして、ストッパ部材50の前面には、上下方向に連続した波形の凹凸面が形成されている。
両端部11,11において両位置決め溝15,15よりも下側の部位がストッパ部材50の取付溝55に挟み込まれている。また、ストッパ部材50において取付溝55よりも上側の部位が両端部11,11の両位置決め溝15,15に挟み込まれている。
このようにして、ホルダ本体10の両端部11,11にストッパ部材50が固定されており、保持部20と取っ手30との境界にストッパ部材50が配置されている。
容器Cの外周面に沿ってホルダ本体10を湾曲させていくと、ホルダ本体10の両端部11,11の内面同士が重なる。このとき、両端部11,11の上縁部を揃えて重ねる。
これにより、保持部20が逆円錐台形状の容器Cの外周面に沿うように傾斜して巻き付けられ、容器Cの外周面に保持部20の各フルート10cの頂部が接する。
これにより、ホルダ本体10の両端部11,11にストッパ部材50が固定され、両端部11,11が重ねられた状態に保たれる。
このようにして、取っ手30を有する容器用ホルダ1Aを容器Cの外周面に容易に取り付けることができる。
また、容器用ホルダ1Aでは、ホルダ本体10の両端部11,11に形成された位置決め溝15,15にストッパ部材50が挟み込まれているため、両端部11,11に対してストッパ部材50を確実に取り付けることができる。
そして、取っ手30の高さを小さくすると、図1に示すように、ホルダ本体10の両端部11,11を重ねるときに、両端部11,11全体を指で挟んで保持部20を締めることができる。
これにより、第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、保持部20全体を周方向の一点で締め上げて、保持部20全体を容器Cに対して均等に締め付けることができるため、容器Cを安定して保持することができる。
したがって、第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、片面段ボールを用いて製造コストを抑えるとともに、容器Cの保冷性および保温性を高めることができる。
また、片面段ボールのライナー10aが外面に露出するため、容器用ホルダ1Aの外周面に模様や商品名を印刷したり、ラベルを張り付けたりすることができる。
第一実施形態では、図3(a)に示すように、位置決め溝15の後縁部15bが上端部から下端部に向かうにつれて保持部20側に近づくように傾斜しているが、位置決め溝15の後縁部15bを端部11の上縁部に対して直交させてもよい。
また、第一実施形態では、図1に示すホルダ本体10の両端部11,11に位置決め溝15を形成することなく、ホルダ本体10の両端部11,11をストッパ部材50の取付溝55に挟み込むように構成してもよい。
次に、本発明の第二実施形態の容器用ホルダ1Bについて説明する。第二実施形態の容器用ホルダ1Bは、前記第一実施形態の容器用ホルダ1A(図1参照)と略同様の構成であり、厚紙を用いている点が異なっている。
第一のブランクシートS2は、保持部20および取っ手30を構成するものであり、第二のブランクシートS3は、ストッパ部材50を構成するものである。
このようにすると、容器Cの大きさに合わせて、前後の位置決め溝16,17にストッパ部材50を取り付けることで、保持部20の内径を調整することができるため、大きさの異なる容器Cに対応することができる。
容器用ホルダ1Bを容器Cに取り付けるときには、図4に示すように、ホルダ本体10を筒状に湾曲させた後に、ストッパ部材50の一方の取付溝55にホルダ本体10の一方の端部11を挟み込むとともに、他方の取付溝55に他方の端部11を挟み込んでいる。このようにして、ホルダ本体10の両端部11,11にストッパ部材50が固定されている。
例えば、第二実施形態では、図5に示すように、ホルダ本体10の端部11に前後二つの位置決め溝16,17が形成されているが、ホルダ本体10の端部11に三つ以上の位置決め溝を前後方向に間隔を空けて形成してもよい。
1B 容器用ホルダ(第二実施形態)
10 ホルダ本体
10a ライナー
10b 中芯
10c フルート
11 端部
15 位置決め溝(第一実施形態)
15a 前縁部
15b 後縁部
16 位置決め溝(第二実施形態)
17 位置決め溝(第二実施形態)
20 保持部
30 取っ手
50 ストッパ部材
55 取付溝
C 容器
L1 切断誘導線
S1 ブランクシート(第一実施形態)
S2 ブランクシート(第二実施形態)
S3 ブランクシート(第二実施形態)
Claims (8)
- 有底筒状の容器の外周面に巻き付けられる帯状のホルダ本体と、板状のストッパ部材と、を備えている紙製の容器用ホルダであって、
前記ホルダ本体を筒状に湾曲させた保持部と、
前記ホルダ本体の両端部の内面同士を重ねて形成した取っ手と、を有し、
前記ストッパ部材の下縁部に形成された取付溝に、前記ホルダ本体の両端部が挟み込まれていることを特徴とする容器用ホルダ。 - 請求項1に記載の容器用ホルダであって、
前記ホルダ本体の両端部の上縁部に形成された位置決め溝に、前記ストッパ部材が挟み込まれていることを特徴とする容器用ホルダ。 - 請求項2に記載の容器用ホルダであって、
前記位置決め溝は、上端部から下端部に向かうにつれて前記保持部側に近づくように傾斜していることを特徴とする容器用ホルダ。 - 請求項2または請求項3に記載の容器用ホルダであって、
前記ホルダ本体の両端部には、複数の前記位置決め溝が間隔を空けて形成されていることを特徴とする容器用ホルダ。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の容器用ホルダであって、
前記ストッパ部材には、二つの前記取付溝が平行して形成されており、
一方の前記取付溝に前記ホルダ本体の一方の端部が挟み込まれているとともに、
他方の前記取付溝に前記ホルダ本体の他方の端部が挟み込まれていることを特徴とする容器用ホルダ。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の容器用ホルダであって、
前記ホルダ本体は、片面段ボールからなり、
前記片面段ボールの複数のフルートが前記ホルダ本体の内面に露出していることを特徴とする容器用ホルダ。 - 有底筒状の容器の外周面に巻き付けられる帯状のホルダ本体と、板状のストッパ部材と、を備えている紙製の容器用ホルダのブランクシートであって、
前記ストッパ部材の下縁部には、前記ホルダ本体の両端部が挟み込まれる取付溝が形成されていることを特徴とするブランクシート。 - 請求項7に記載のブランクシートであって、
前記ホルダ本体の端部には、切断誘導線を介して前記ストッパ部材が連設されていることを特徴とするブランクシート。
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