JP6816675B2 - 容器用ホルダおよびブランクシート - Google Patents

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Description

本発明は、容器用ホルダおよび容器用ホルダのブランクシートに関する。
紙製の容器用ホルダとしては、帯状のホルダ本体を備え、ホルダ本体を筒状に湾曲させた保持部と、ホルダ本体の両端部の内面同士を重ねて形成した取っ手と、を有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。このような容器用ホルダでは、コップなどの有底筒状の容器の外周面に保持部を巻き付けることで、容器を保持することができる。
特開平7−213408号公報
前記した従来の容器用ホルダでは、ホルダ本体の一方の端部の上縁部に形成されたスリットと、他方の端部の下縁部に形成されたスリットとを組み合わせることで、ホルダ本体の両端部を結合している。この構成では、ホルダ本体の両端部を結合するときに、保持部を上下方向に大きく捻じる必要があるため、容器用ホルダの組立作業が煩雑になるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、容易に組み立てることができる容器用ホルダおよびその容器用ホルダのブランクシートを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、有底筒状の容器の外周面に巻き付けられる帯状のホルダ本体と、板状のストッパ部材と、を備えている紙製の容器用ホルダである。前記容器用ホルダは、前記ホルダ本体を筒状に湾曲させた保持部と、前記ホルダ本体の両端部の内面同士を重ねて形成した取っ手と、を有している。前記ストッパ部材の下縁部に形成された取付溝に、前記ホルダ本体の両端部が挟み込まれている。
本発明の他の構成は、有底筒状の容器の外周面に巻き付けられる帯状のホルダ本体と、板状のストッパ部材と、を備えている紙製の容器用ホルダのブランクシートであって、前記ストッパ部材の下縁部には、前記ホルダ本体の両端部が挟み込まれる取付溝が形成されている。このブランクシートでは、ホルダ本体を筒状に湾曲させるとともに、ホルダ本体の両端部の内面同士を重ねて、ホルダ本体の両端部にストッパ部材を取り付けることで、取っ手を有する容器用ホルダを形成することができる。
本発明の容器用ホルダを組み立てるときには、ホルダ本体を筒状に湾曲させ、ストッパ部材の取付溝にホルダ本体の両端部を挟み込むことで、ホルダ本体の両端部を結合することができる。このように、本発明では、取っ手を有する容器用ホルダを容易に組み立てることができる。
また、本発明の容器用ホルダでは、取っ手を持ったときに、保持部と指の間にストッパ部材が介在することになるため、容器の熱が保持部から指に伝わり難くなる。
前記した容器用ホルダにおいて、前記ホルダ本体の両端部の上縁部に形成された位置決め溝に、前記ストッパ部材を挟み込むことで、ホルダ本体の両端部に対してストッパ部材を確実に取り付けることが好ましい。
前記した容器用ホルダにおいて、前記位置決め溝を上端部から下端部に向かうにつれて前部保持部側に近づくように傾斜させることが好ましい。
この構成では、位置決め溝にストッパ部材を差し込んでいくと、ストッパ部材の下部は位置決め溝によって保持部側に押し出される。これにより、ストッパ部材の下部が保持部の外面に押し付けられて、保持部が縮径されるため、保持部を容器に対して確実に締め付けることができる。
前記した容器用ホルダにおいて、前記ホルダ本体の両端部に、複数の前記位置決め溝を間隔を空けて形成し、容器の大きさに合わせて、いずれかの位置決め溝にストッパ部材を取り付けることで、保持部の内径を調整することができるため、大きさの異なる容器に対応することができる。
前記した容器用ホルダにおいて、前記ストッパ部材には、二つの前記取付溝を平行して形成し、一方の前記取付溝に前記ホルダ本体の一方の端部を挟み込むとともに、他方の前記取付溝に前記ホルダ本体の他方の端部を挟み込むように構成してもよい。
この構成では、ストッパ部材に一つの取付溝が形成されている場合に比べて、ストッパ部材とホルダ本体との接触長さが長くなる。これにより、ホルダ本体が薄い場合でも、ストッパ部材をホルダ本体に対して確実に固定することができる。
前記した容器用ホルダにおいて、前記ホルダ本体に片面段ボールを用いてもよい。この場合には、前記片面段ボールの複数のフルートを前記ホルダ本体の内面に露出させる。
この構成では、容器にホルダ本体を巻き付けると、各フルートの内部空間および隣り合うフルートの間の空間によって容器の外周に空気層が形成されるため、容器の保冷性および保温性を高めることができる。
また、片面段ボールのライナーが外面に露出するため、容器用ホルダの外周面に模様や商品名を印刷したり、ラベルを張り付けたりすることができる。
前記したブランクシートにおいて、前記ホルダ本体の端部に切断誘導線を介して前記ストッパ部材を連設することで、ブランクシートの保管時および搬送時にストッパ部材の紛失を防ぐことが好ましい。
本発明の容器用ホルダでは、ストッパ部材によってホルダ本体の両端部を固定することで、取っ手を有する容器用ホルダを容易に組み立てることができる。また、本発明のブランクシートでは、ストッパ部材によってホルダ本体の両端部を固定することで、取っ手を有する容器用ホルダを容易に組み立てることができる。
本発明の第一実施形態に係る容器用ホルダを後方左上から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る容器用ホルダのブランクシートを示した図である。 本発明の第一実施形態に係る容器用ホルダを示した図で、(a)はストッパ部材を組み付ける前の側面図、(b)はストッパ部材を組み付けた後の側面図である。 本発明の第二実施形態に係る容器用ホルダを後方左上から見た斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る容器用ホルダのブランクシートを示した図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
また、以下の説明において、前後左右方向とは、各実施形態の容器用ホルダを説明する上で便宜上設定したものであり、容器用ホルダの構成を限定するものではない。
[第一実施形態]
第一実施形態では、本発明の容器用ホルダの一例として、図1に示すように、容器Cを保持するための容器用ホルダ1Aについて説明する。
第一実施形態の容器Cは、飲料水用の有底円筒状のコップであり、逆円錐台形状に形成されている。つまり、容器Cの周壁部は、上縁部から下縁部に向かうにつれて縮径されている。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aは、帯状のホルダ本体10と、板状のストッパ部材50と、を備えている。
容器用ホルダ1Aは、ホルダ本体10を筒状に湾曲させた保持部20と、ホルダ本体10の両端部11,11を重ねて形成した取っ手30と、を有している。
容器用ホルダ1Aでは、保持部20を容器Cの外周面に巻き付けることで、容器Cを保持することができる。また、取っ手30を指で摘んで容器用ホルダ1Aおよび容器Cを持つことができる。
容器用ホルダ1Aは、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS1によって形成される。図2に示すブランクシートS1は内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートS1は、一方向に延びている帯状の平板である。ブランクシートS1の長手方向に直交する方向(ブランクシートS1の短手方向)は、容器用ホルダ1A(図1参照)の上下方向に対応している。
ブランクシートS1は、図1に示すように、一枚のライナー10aの内面(片面)に中芯10bを貼り付けた片面段ボールである。
中芯10bには、図2に示すように、ブランクシートS1の長手方向に直交する方向に延びているフルート10cが複数並設されている。各フルート10cは、ブランクシートS1の内面に露出している。つまり、ブランクシートS1の内面には、ブランクシートS1の長手方向に連続した波形の凹凸面が形成されている。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aにおいて、中芯10bのフルート10cの高さや幅は限定されるものではないが、保冷性および保温性を考慮すると、フルート10cの幅と高さの比率は、1:0.73または1:0.5であることが好ましい。さらに、フルート10cの幅は4〜8mm、高さは2〜6mmであることが好ましい。
また、ライナー10aや中芯10bの板厚は限定されるものではないが、保冷性および保温性を考慮すると、ライナー10aの板厚は0.2〜0.5mm、中芯10bの板厚は0.1〜0.5mmであることが好ましい。さらに、片面段ボールの板厚は、2〜8mmであることが好ましい。
第一実施形態のブランクシートS1には、図2の左右方向に延びている帯状のホルダ本体10と、ホルダ本体10の一方の端部11(図2の左側の端部11)に連設されたストッパ部材50と、が形成されている。ブランクシートS1において、ホルダ本体10の両端部11,11の間は保持部20となる部位である。
保持部20は、図1に示すように、ホルダ本体10を略円筒状に湾曲させた部位である。保持部20は、ホルダ本体10の長手方向の中央部を基点として、ホルダ本体10の両側を湾曲させることで形成されている。中芯10bは保持部20の内面側に配置されている。
図2に示すブランクシートS1において、保持部20の上縁部21は、上方に突出した円弧状に湾曲している。また、保持部20の上縁部21は、ホルダ本体10の長手方向の中央部を頂点としている。
これにより、図1に示すように、両端部11,11を揃えて重ねて、ホルダ本体10を略円筒状に湾曲させることで、保持部20の周壁部の上縁部よりも下縁部が径方向の内側に配置されるように、周壁部を傾斜させることができる。すなわち、保持部20の上縁部を仮想平面上で筒状に湾曲させると、保持部20の内周面が逆円錐台形状の外周面に沿うように傾斜することになる。
第一実施形態では、逆円錐台形状の容器Cの外周面に沿って保持部20の周壁部が傾斜し、保持部20の内周面が容器Cの外周面に密着するように、保持部20の上縁部21の曲率が設定されている。
保持部20は、両端部11,11の下縁部よりも下方に広がっている。図2に示すブランクシートS1において、保持部20の下縁部22は、下方に突出した円弧状に湾曲している。また、保持部20の下縁部22は、ホルダ本体10の長手方向の中央部を頂点としている。
これにより、図3(b)に示すように、ホルダ本体10を筒状に湾曲させたときに、保持部20の周壁部は、後端部から前端部に向かうにつれて下方に広がっている。すなわち、保持部20の下縁部22は、後端部から前端部に向かうにつれて上縁部21から離れている。
この構成では、保持部20の後端部から前端部に向かうにつれて、保持部20の内周面と容器Cの外周面との接触面積が大きくなっている。
取っ手30は、図1に示すように、ホルダ本体10の両端部11,11の内面同士を重ねた部位である。ホルダ本体10の両端部11,11は、長方形に形成されており、前後方向に延びている(図2参照)。両端部11,11は、同じ形状に形成されている。
取っ手30では、ホルダ本体10の両端部11,11の中芯10b,10b同士が噛み合わされている。このように、両端部11,11の内面に形成された凹凸面が組み合わされることで、取っ手30の厚さを薄くすることができる。
ホルダ本体10の両端部11,11には、それぞれ位置決め溝15,15が形成されている(図2参照)。両位置決め溝15,15は、後記するストッパ部材50が挟み込まれる部位である。
位置決め溝15は、図3(a)に示すように、ホルダ本体10の端部11の上縁部において、保持部20側(前側)の端部に形成されている。この位置決め溝15は、保持部20と取っ手30との境界となる部位である。
一方の端部11に形成された位置決め溝15と、他方の端部11に形成された位置決め溝15とは、図1に示すように、両端部11,11を重ねた状態において、左右方向に連通している。
位置決め溝15は、図3(a)に示すように、端部11の上縁部から下方に向けて延びている。第一実施形態の位置決め溝15は、側面視において三角形に形成されている。
位置決め溝15の前縁部15a(保持部20側の縁部)は、上縁部に直交している。また、位置決め溝15の後縁部15b(取っ手30側の縁部)は、上端部から下端部に向かうにつれて保持部20側に近づくように傾斜している。
ストッパ部材50は、図1に示すように、長方形の板状の部材である。第一実施形態のストッパ部材50は、左右方向よりも上下方向が長く形成されている。ストッパ部材50は、ライナー10aの前面に中芯10bを貼り付けた片面段ボールである。
中芯10bには、左右方向に延びているフルート10cが複数並設されている。そして、ストッパ部材50の前面には、上下方向に連続した波形の凹凸面が形成されている。
ストッパ部材50の下縁部51は、図2に示すブランクシートS1の状態において、ホルダ本体10の一方の端部11に連設されている。一方の端部11の側縁部とストッパ部材50の下縁部51とは、ミシン目やハーフカット線などの切断誘導線L1を介して連設されている。
ストッパ部材50の下縁部51には、図1に示すように、取付溝55が形成されている。取付溝55は、ストッパ部材50の下縁部の中央部から上方に向けて直線状に延びている。取付溝55の左右方向の幅は、ホルダ本体10の両端部11,11を重ねた厚さと同一か僅かに狭く形成されている。
ストッパ部材50は、ホルダ本体10の両端部11,11に対して上方から取り付けられている(図3(a)参照)。ストッパ部材50の取付溝55とホルダ本体10の両位置決め溝15,15とが組み合わされている。
両端部11,11において両位置決め溝15,15よりも下側の部位がストッパ部材50の取付溝55に挟み込まれている。また、ストッパ部材50において取付溝55よりも上側の部位が両端部11,11の両位置決め溝15,15に挟み込まれている。
このようにして、ホルダ本体10の両端部11,11にストッパ部材50が固定されており、保持部20と取っ手30との境界にストッパ部材50が配置されている。
図3(a)に示すように、位置決め溝15の後縁部15bは、上端部から下端部に向かうにつれて保持部20側に近づくように傾斜している。したがって、位置決め溝15にストッパ部材50を差し込んでいくと、図3(b)に示すように、ストッパ部材50の下部は位置決め溝15の後縁部15bによって保持部20側に押し出される。これにより、ストッパ部材50の下部が保持部20の外面に押し付けられている。
以上のような第一実施形態の容器用ホルダ1Aを容器Cに取り付けるときには、まず、図2に示すブランクシートS1において、ホルダ本体10の一方の端部11からストッパ部材50を切り離す。
そして、図1に示すように、ホルダ本体10の長手方向の中央部を容器Cの前端部に合わせて配置し、片面段ボールの中芯10b側が内側となるように、容器Cの外周面に沿ってホルダ本体10を筒状に湾曲させる。
容器Cの外周面に沿ってホルダ本体10を湾曲させていくと、ホルダ本体10の両端部11,11の内面同士が重なる。このとき、両端部11,11の上縁部を揃えて重ねる。
これにより、保持部20が逆円錐台形状の容器Cの外周面に沿うように傾斜して巻き付けられ、容器Cの外周面に保持部20の各フルート10cの頂部が接する。
また、ホルダ本体10の両端部11,11の内面同士を重ねることで、両端部11,11によって取っ手30が形成される。
また、両端部11,11の両位置決め溝15,15にストッパ部材50を挟み込むとともに、ストッパ部材50の取付溝55に両端部11,11を挟み込む。
これにより、ホルダ本体10の両端部11,11にストッパ部材50が固定され、両端部11,11が重ねられた状態に保たれる。
このようにして、取っ手30を有する容器用ホルダ1Aを容器Cの外周面に容易に取り付けることができる。
以上のような第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、図2に示すブランクシートS1のホルダ本体10を筒状に湾曲させ、図1に示すように、ストッパ部材50をホルダ本体10の両端部11,11に取り付けることで、容易に組み立てることができる。
また、容器用ホルダ1Aでは、ホルダ本体10の両端部11,11に形成された位置決め溝15,15にストッパ部材50が挟み込まれているため、両端部11,11に対してストッパ部材50を確実に取り付けることができる。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、図3(b)に示すように、取っ手30よりも保持部20が下方に広がっているため、取っ手30の高さを小さくしても、保持部20と容器Cとの接触面積を十分に確保することができる。
そして、取っ手30の高さを小さくすると、図1に示すように、ホルダ本体10の両端部11,11を重ねるときに、両端部11,11全体を指で挟んで保持部20を締めることができる。
これにより、第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、保持部20全体を周方向の一点で締め上げて、保持部20全体を容器Cに対して均等に締め付けることができるため、容器Cを安定して保持することができる。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、図3(b)に示すように、位置決め溝15にストッパ部材50を差し込んでいくと、ストッパ部材50が位置決め溝15によって保持部20側に押し出され、ストッパ部材50が保持部20の外面に押し付けられる。これにより、保持部20が縮径されるため、保持部20を容器Cに対して確実に締め付けることができる。
第一実施形態のブランクシートS1では、図2に示すように、保持部20の上縁部21が上方に突出した円弧状に湾曲している。このブランクシートS1では、保持部20を筒状に湾曲させたときに、図3(b)に示すように、保持部20の周壁部の上縁部よりも下縁部が径方向の内側に配置されるように、周壁部を傾斜させることができる。
これにより、第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、逆円錐台形状の容器Cの外周面に沿って保持部20を巻き付けることができるため、保持部20と容器Cとの密着性を高めることができる。したがって、容器用ホルダ1Aに底板を設けなくても、筒状の容器用ホルダ1Aによって容器Cを確実に保持することができる。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、筒状の保持部20によって容器Cを保持しているため、容器Cをテーブルなどの載置面に置いたときには、容器Cの下面が載置面に接することになる。したがって、容器Cを安定して載置面に置くことができる。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、図1に示すように、保持部20を容器Cに巻き付けると、保持部20の各フルート10cの内部空間および隣り合うフルート10c,10cの間の空間によって容器Cの外周に空気層が形成される。
したがって、第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、片面段ボールを用いて製造コストを抑えるとともに、容器Cの保冷性および保温性を高めることができる。
また、片面段ボールのライナー10aが外面に露出するため、容器用ホルダ1Aの外周面に模様や商品名を印刷したり、ラベルを張り付けたりすることができる。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、取っ手30を持ったときに、保持部20と指の間にストッパ部材50が介在することになるため、容器Cの熱が保持部20から指に伝わり難くなる。
第一実施形態のブランクシートS1では、図2に示すように、ホルダ本体10の一方の端部11に切断誘導線L1を介してストッパ部材50が連設されているため、ブランクシートS1の保管時および搬送時にストッパ部材50の紛失を防ぐことができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明したが、本発明は前記第一実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
第一実施形態では、図3(a)に示すように、位置決め溝15の後縁部15bが上端部から下端部に向かうにつれて保持部20側に近づくように傾斜しているが、位置決め溝15の後縁部15bを端部11の上縁部に対して直交させてもよい。
また、ホルダ本体10の端部11に複数の位置決め溝15を前後方向に間隔を空けて形成してもよい。この場合には、容器Cの大きさに合わせて、ストッパ部材50を取り付ける位置決め溝15を変えることで、保持部20の内径を調整することができるため、大きさの異なる容器Cに対応することができる。
また、第一実施形態では、図1に示すホルダ本体10の両端部11,11に位置決め溝15を形成することなく、ホルダ本体10の両端部11,11をストッパ部材50の取付溝55に挟み込むように構成してもよい。
第一実施形態では、図3(b)に示すように、取っ手30よりも保持部20が下方に広がっているが、取っ手30と保持部20との上下方向の幅を同一に形成してもよい。すなわち、図2に示すブランクシートS1において、保持部20の下縁部22を直線状に形成してもよい。
第一実施形態において、容器用ホルダ1Aを容器Cに取り付けるときには、容器Cの外周面に沿ってホルダ本体10を筒状に湾曲させているが、容器用ホルダ1Aを組み立てた後に、保持部20に容器Cを差し込んでもよい。
第一実施形態では、図2に示すブランクシートS1において、ホルダ本体10の一方の端部11にストッパ部材50が連設されているが、ホルダ本体10とストッパ部材50とを別体に形成してもよい。この場合には、ストッパ部材50を厚紙によって形成することもできる。
また、ホルダ本体10の両端部11,11の外面に複数の凹凸部が形成された滑り止めテープを貼り付けることで、容器用ホルダ1Aの取っ手30を持ち易くしてもよい。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、図1に示すように、ホルダ本体10およびストッパ部材50が片面段ボールによって形成されているが、ホルダ本体10およびストッパ部材50の材質は限定されるものではない。例えば、両面にライナーが配置された段ボールを用いてもよい。
第一実施形態の容器用ホルダ1Aでは、図1に示すように、飲料水用のコップである容器Cを保持しているが、容器用ホルダ1Aが保持する有底筒状の容器は限定されるものではない。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態の容器用ホルダ1Bについて説明する。第二実施形態の容器用ホルダ1Bは、前記第一実施形態の容器用ホルダ1A(図1参照)と略同様の構成であり、厚紙を用いている点が異なっている。
第二実施形態の容器用ホルダ1Bは、図5に示すように、一枚の厚紙製のシートを切り抜いた二枚のブランクシートS2,S3によって形成されている。
第一のブランクシートS2は、保持部20および取っ手30を構成するものであり、第二のブランクシートS3は、ストッパ部材50を構成するものである。
第二実施形態のホルダ本体10の両端部11,11には、図4に示すように、それぞれ二つの位置決め溝16,17が前後方向に間隔を空けて形成されている(図5参照)。第二実施形態の位置決め溝16,17は、端部11の上縁部に直交しているスリット状の溝である。
このようにすると、容器Cの大きさに合わせて、前後の位置決め溝16,17にストッパ部材50を取り付けることで、保持部20の内径を調整することができるため、大きさの異なる容器Cに対応することができる。
第二実施形態のストッパ部材50の下縁部51には、図5に示すように、二つの取付溝55,55が左右方向に間隔を空けて平行に形成されている。第二実施形態の取付溝55は、ストッパ部材50の下縁部51に直交しているスリット状の溝である。
容器用ホルダ1Bを容器Cに取り付けるときには、図4に示すように、ホルダ本体10を筒状に湾曲させた後に、ストッパ部材50の一方の取付溝55にホルダ本体10の一方の端部11を挟み込むとともに、他方の取付溝55に他方の端部11を挟み込んでいる。このようにして、ホルダ本体10の両端部11,11にストッパ部材50が固定されている。
この構成では、ストッパ部材50に一つの取付溝55が形成されている場合に比べて、ストッパ部材50とホルダ本体10との接触長さが長くなる。したがって、段ボールよりも薄い厚紙を用いてホルダ本体10およびストッパ部材50を形成した場合でも、ストッパ部材50をホルダ本体10に対して確実に固定することができる。
以上、本発明の第二実施形態について説明したが、本発明は前記第二実施形態に限定されることなく、前記第一実施形態と同様に、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、第二実施形態では、図5に示すように、ホルダ本体10の端部11に前後二つの位置決め溝16,17が形成されているが、ホルダ本体10の端部11に三つ以上の位置決め溝を前後方向に間隔を空けて形成してもよい。
1A 容器用ホルダ(第一実施形態)
1B 容器用ホルダ(第二実施形態)
10 ホルダ本体
10a ライナー
10b 中芯
10c フルート
11 端部
15 位置決め溝(第一実施形態)
15a 前縁部
15b 後縁部
16 位置決め溝(第二実施形態)
17 位置決め溝(第二実施形態)
20 保持部
30 取っ手
50 ストッパ部材
55 取付溝
C 容器
L1 切断誘導線
S1 ブランクシート(第一実施形態)
S2 ブランクシート(第二実施形態)
S3 ブランクシート(第二実施形態)

Claims (8)

  1. 有底筒状の容器の外周面に巻き付けられる帯状のホルダ本体と、板状のストッパ部材と、を備えている紙製の容器用ホルダであって、
    前記ホルダ本体を筒状に湾曲させた保持部と、
    前記ホルダ本体の両端部の内面同士を重ねて形成した取っ手と、を有し、
    前記ストッパ部材の下縁部に形成された取付溝に、前記ホルダ本体の両端部が挟み込まれていることを特徴とする容器用ホルダ。
  2. 請求項1に記載の容器用ホルダであって、
    前記ホルダ本体の両端部の上縁部に形成された位置決め溝に、前記ストッパ部材が挟み込まれていることを特徴とする容器用ホルダ。
  3. 請求項2に記載の容器用ホルダであって、
    前記位置決め溝は、上端部から下端部に向かうにつれて前記保持部側に近づくように傾斜していることを特徴とする容器用ホルダ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の容器用ホルダであって、
    前記ホルダ本体の両端部には、複数の前記位置決め溝が間隔を空けて形成されていることを特徴とする容器用ホルダ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の容器用ホルダであって、
    前記ストッパ部材には、二つの前記取付溝が平行して形成されており、
    一方の前記取付溝に前記ホルダ本体の一方の端部が挟み込まれているとともに、
    他方の前記取付溝に前記ホルダ本体の他方の端部が挟み込まれていることを特徴とする容器用ホルダ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の容器用ホルダであって、
    前記ホルダ本体は、片面段ボールからなり、
    前記片面段ボールの複数のフルートが前記ホルダ本体の内面に露出していることを特徴とする容器用ホルダ。
  7. 有底筒状の容器の外周面に巻き付けられる帯状のホルダ本体と、板状のストッパ部材と、を備えている紙製の容器用ホルダのブランクシートであって、
    前記ストッパ部材の下縁部には、前記ホルダ本体の両端部が挟み込まれる取付溝が形成されていることを特徴とするブランクシート。
  8. 請求項7に記載のブランクシートであって、
    前記ホルダ本体の端部には、切断誘導線を介して前記ストッパ部材が連設されていることを特徴とするブランクシート。
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