JP3096278U - 麺類の包装容器 - Google Patents

麺類の包装容器

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昇 吉越
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桝田屋食品株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンボール紙の包装資材としての利点を生か
し、斬新な意匠で食品、特に乾麺の包装に適した麺類の
包装容器を提供する。 【解決手段】 片面段ボール紙のフルート面を外面側に
向け、該フルート面の波条を縦方向にし、上下両端部は
折返部となす。上記片面段ボール紙の左右一辺側に一辺
側差込舌片部を、左右他辺側の切溝に差し込んで筒状体
となす。そして、折返部には蓋部と底部とを連設し、こ
の蓋部と底部とは、筒状体に略内接する大きさの円形又
は多角形状となし、一部のみを折返部の、折線と片面段
ボール紙の上下両端との略中間部位に、折線を介して連
設する。さらに、蓋部と底部との、該折線と反対側部位
には、係合舌片部を突設し、該折返部には係入窓孔を設
けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、麺類の包装容器、特に、段ボール紙を用いて緩衝機能を有し、乾麺 の包装用に適した麺類の包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、段ボール紙は、その中芯材である波形のフルートがクッション性を有し 、緩衝機能を有しているため、収納物を衝撃から保護する包装用に多用されてい る。具体例としては、直線状の蛍光灯の包装材は,段ボール紙で筒体を形成し、 この段ボール製の筒体内に蛍光灯を差し込み収納するようになしてある。
【0003】 また、従来、乾麺の包装形態として、乾麺を麺帯と称する帯紙で束にして括っ たものが古くより汎用されており、この包装形態は各麺線どうしが補強しあって 多少の衝撃が加わっても破損しづらいものとして知られているし、現在もこの包 装形態は利用されている。
【0004】 従って、乾麺を帯紙等で束にして括ったものを、段ボールの容器に収納すると 、より乾麺を損傷しない包装容器ができることになるが、乾麺を帯紙等で束にし て括る作業は通常手作業で行なわれ意外と煩雑であるという問題点と、消費者に とっては包装を外すのに、帯紙を爪で外すという細かな作業が必要で、煩雑であ るという指摘がある。
【0005】 また、この種の乾麺を束ねる包装形態として、最近は、帯紙を省略又は省略せ ずに、束ねた乾麺を熱収縮フイルムで被包するものも提案されているが、この熱 収縮フイルムでの被包は,製造は容易であるが、包装を外すのが非常に困難であ るという問題点を有している。
【0006】 さらに、段ボール紙の包装は、搬送用の容器としては普及しているが、消費者 が直接手にする食品の包装容器には適していないという固定観念が有り、実際に 段ボールは印刷適正が未だに満足できるものでない等の理由から、段ボール紙を 使用した包装容器で被包した、少数・多品種の食品類は、ほとんど見受けられな いでいる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、上記の問題点及び要望に鑑みなされたもので、ダンボール 紙の包装資材としての利点を生かすと共に、斬新な意匠で、特に乾麺の包装に適 した麺類の包装容器を提供することを課題としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を達成するため、片面段ボール紙10を、そのフルート面 11が外面側に向き、さらに該フルート面11の波条11a,11a,11a・ ・・が上下方向に向くようになして、該片面段ボール紙10の上下両端部は一定 幅を折線L1,L1で内面側に折り返して折返部24a,24bとなし、上記片 面段ボール紙10の左右一辺側に一辺側差込舌片部21aを突設せしめ、左右他 辺側には該一辺側差込舌片部21aが差し込まれる切溝22を設けて、該片面段 ボール紙10を上記波条11a,11a,11a・・・と平行な軸を中心軸とし て筒状に巻いて筒状体20となし、上記一辺側差込舌片部21aを切溝22に差 し込むことで該筒状体20がその形状を保持できるようになし、上記折返部24 a,24bには蓋部25aと底部25bとを連設し、該蓋部25aと底部25b とは、筒状体20に略内接する大きさの円形又は多角形状となし、その一部のみ を上記折返部24a,24bの、折線L1,L1と片面段ボール紙10の上下両 端との略中間部位に、折線L2a,L2aを介して連設し、上記蓋部25aと底 部25bとの、該折線L2a,L2aと反対側部位には、係合舌片部27,27 を突設し、さらに、該折返部24a,24bには、この係合舌片部27,27が 係入する係入窓孔28,28を設けてなる技術的手段を講じたものである。
【0009】 それ故、本考案麺類の包装容器は、片面段ボール紙10をそのフルート面11 が外面側を向くように使用しているので、該片面段ボール紙10をその左右両端 を接合するように湾曲すると、フルート面11によって断面が真円状の綺麗な筒 状体20が容易に形成される作用を呈し、また、この筒体形状は一辺側差込舌片 部21aを切溝22に差し込むことでその形状が保持される作用を呈するもので ある。そして、本考案は、外見が縦方向に筋の入った筒状体20が形成され、斬 新な意匠が実現できる作用を呈するものである。
【0010】 そして、本考案麺類の包装容器は、蓋部25aと底部25bとが、筒状体20 の長手方向両端より、一段内側に奥まった位置に設けられ、この蓋部25aと底 部25bと前記筒状体20とで周部を囲む容器を構成する作用を呈し、この蓋部 25aと底部25bとが奥まって位置する形状も斬新性、高級性が表現できて、 食品を収容しても違和感を生じない作用を呈するものである。
【0011】 なお、本考案麺類の包装容器は、上記形状の意匠的作用のみならず、片面段ボ ール紙10を使用したため、大きな緩衝作用を呈し、さらには、蓋部25aと底 部25bとを筒状体の長手方向両端より奥まった位置にしたことで、筒状体20 の長手方向に加わる衝撃に対しては、特に大きな緩衝作用を呈するものである。
【0012】 次に、請求項2の考案は、片面段ボール紙10を、そのフルート面11が外面 側に向き、さらに該フルート面11の波条11a,11a,11a・・・が上下 方向に向くようになして、該片面段ボール紙10の上下両端部は一定幅を折線L 1,L1で内面側に折り返して折返部24a,24bとなし、上記片面段ボール 紙10の左右他辺側には、その上下辺21c,21cが前記折線L1,L1より 夫々内側に位置すると共に、折り返した折返部24a,24bの先端辺13a, 13aより上下外側に位置する他辺側差込舌片部21bを突設せしめ、該片面段 ボール紙10を上記波条11a,11a,11a・・・と平行な軸を中心軸とし て筒状に巻いて筒状体20となし、上記他辺側差込舌片部21bを片面段ボール 紙10の左右一端側の折返部24a,24bの内側に差し込むことで該筒状体2 0がその形状を保持できるようになし、上記折返部24a,24bには蓋部25 aと底部25bとを連設し、該蓋部25aと底部25bとは、筒状体20に略内 接する大きさの円形又は多角形状となし、その一部のみを上記折返部24a,2 4bの、折線L1,L1と片面段ボール紙10の上下両端との略中間部位に、折 線L2a,L2aを介して連設し、上記蓋部25aと底部25bとの、該折線L 2a,L2aと反対側部位には、係合舌片部27,27を突設し、さらに、該折 返部24a,24bには、この係合舌片部27,27が係入する係入窓孔28, 28を設けてなる技術的手段を講じたものである。
【0013】 それ故、本考案麺類の包装容器は、請求項1の、一辺側差込舌片部21aと切 溝22とに代えて、他辺側差込舌片部21bを使用しているが、この他辺側差込 舌片部21bを片面段ボール紙10の左右一端側の折返部24a,24bの内側 に差し込むことで該筒状体20がその形状を保持できるという、請求項1と略同 一の作用を呈することができるものである。
【0014】 次に、請求項3の考案は、片面段ボール紙10を、そのフルート面11が外面 側に向き、さらに該フルート面11の波条11a,11a,11a・・・が上下 方向に向くようになして、該片面段ボール紙10の上下両端部は一定幅を折線L 1,L1で内面側に折り返して折返部24a,24bとなし、上記片面段ボール 紙10の左右一辺側に一辺側差込舌片部21aを、左右他辺側にはその上下辺2 1c,21cが前記折線L1,L1より夫々内側に位置すると共に、折り返した 折返部24a,24bの先端辺13a,13aより上下外側に位置する他辺側差 込舌片部21bを突設せしめ、さらに該片面段ボール紙10の左右他辺側には前 記一辺側差込舌片部21aが差し込まれる切溝22を設けて、該片面段ボール紙 10を上記波条11a,11a,11a・・・と平行な軸を中心軸として筒状に 巻いて筒状体20となし、上記一辺側差込舌片部21を切溝22に、他辺側差込 舌片部21bを片面段ボール紙10の左右一端側の折返部24a,24bの内側 に差し込むことで該筒状体20がその形状を保持できるようになし、上記折返部 24a,24bには蓋部25aと底部25bとを連設し、該蓋部25aと底部2 5bとは、筒状体20に略内接する大きさの円形又は多角形状となし、その一部 のみを上記折返部24a,24bの、折線L1,L1と片面段ボール紙10の上 下両端との略中間部位に、折線L2a,L2aを介して連設し、上記蓋部25a と底部25bとの、該折線L2a,L2aと反対側部位には、係合舌片部27, 27を突設し、さらに、該折返部24a,24bには、この係合舌片部27,2 7が係入する係入窓孔28,28を設けてなる技術的手段を講じたものである。
【0015】 それ故、本考案麺類の包装容器は、前記請求項1又は請求項2の作用に加え、 辺側差込辺部21aと他辺側差込片部21bとを併用したので、片面段ボール紙 10の両端を接合して筒状体20を形成する際の両端接合・連結部が強力に連結 でき、特に、他辺側差込舌片部21bは、表面凹凸のフルート面11が折返部2 4a,24bの内側に挟み込まれるので、大きな摩擦力を有して、相当な大きさ の外力が加わっても連結部が変形・離脱しない、筒状体20を形成する作用を呈 するものである。
【0016】 次に、請求項4の考案は、片面段ボール紙10を、そのフルート面11が外面 側に向き、さらに該フルート面11の波条11a,11a,11a・・・が上下 方向に向くようになして、該片面段ボール紙10の上下両端部は一定幅を折線L 1,L1で内面側に折り返して折返部24a,24bとなし、上記片面段ボール 紙10の左右一辺側に一辺側差込舌片部21aを、左右他辺側にはその上下辺2 1c,21cが前記折線L1,L1より夫々内側に位置すると共に、折り返した 折返部24a,24bの先端辺13a,13aより上下外側に位置する他辺側差 込舌片部21bを突設せしめ、さらに該片面段ボール紙10の左右他辺側には前 記一辺側差込舌片部21aが差し込まれる切溝22を設けて、該片面段ボール紙 10を上記波条11a,11a,11a・・・と平行な軸を中心軸として筒状に 巻いて筒状体20となし、上記一辺側差込舌片部21を切溝22に、他辺側差込 舌片部21bを片面段ボール紙10の左右一端側の折返部24a,24bの内側 に差し込むことで該筒状体20がその形状を保持できるようになし、上記上方側 の折返部24aには蓋部25aと内蓋部23aとを、下方側の折返部24bには 底部25bと内底部23bとを連設し、この蓋部25aと内蓋部23aとは筒状 体20に略内接する大きさの正六角形状となし、筒状体20の略半周の距離S1 の間隔で左右方向に並置し、同じく、上記底部25bと内底部23bとは筒状体 20に略内接する大きさの正六角形状となし、筒状体20の略半周の距離S1の 間隔で左右方向に並置して、夫々その一辺のみを上記折返部24a,24bの、 折線L1,L1と片面段ボール紙10の上下両端との略中間部位の折線L2a, L2bを介して連設し、上記蓋部25aと底部25bとの、該折線L2a,L2 aと反対側辺部には、係合舌片部27,27を突設し、さらに、該折返部24a ,24bの内蓋部23aと内底部23bの折線L2b,L2b部位には、前記係 合舌片部27,27が係入する係入窓孔28,28を設け、上記蓋部25aと内 蓋部23a、底部25bと内底部23bを糊材又は粘着材で接合してなる技術的 手段を講じたものである。
【0017】 それ故、本考案は、前記請求項3の作用にさらに加えて、蓋部25aと内蓋部 23a、底部25bと内底部23とで上下を二重構成としたので、収納物の荷重 によって、蓋部25a及び底部25bが開かないようになす作用を呈するもので ある。特に、この蓋部25aと内蓋部23a、底部25bと内底部23bを糊材 又は粘着材で接合すると、両者の位置関係がずれないようになすことができるの で非常に大きな荷重にも抗する作用を呈するものである。
【0018】
【実施例】
次に、本発明の実施例を、添付図面を参照して詳細に説明する。図中、10が 片面段ボール紙である。この片面段ボール紙10は、図2に最も明らかに示すよ うに、ライナー12の片面に断面波状のフルート面11を貼付してなる。なお、 一般的にはライナー12を外面側にして、フルート面11を内面側にして使用す るので、ライナー12に上質な綺麗な紙を使用するが、本考案はフルート面11 を表に出すので、該フルート面11は表紙として使用するのに適した材質、着色 のものを使用することが望ましく、全体的に模様を付したものを波形に加工して 使用するようになしてもよい。なお、本出願では、フルート面11の凹凸の山の 稜線を、波条11aと称することにする。
【0019】 そして本考案は、片面段ボール紙10を、そのフルート面11が外面側に向き 、さらに該フルート面11の波条11a,11a,11a・・・が上下方向に向 くようになして、該片面段ボール紙10の上下両端部は一定幅を折線L1,L1 で内面側に折り返して折返部24a,24bとなしている。すなわち、図3乃至 図5の手前面がフルート面11となっており、このフルート面11は波条11a ,11a,11a・・・が上下方向に向くようになしてある。そして、この片面 段ボール紙10には、その上下部位に折線L1,L1が施され、この折線L1, L1より上下外側部位が折返部24a,24bとなして、同図奥側に折り返され るようになしてある。
【0020】 上記片面段ボール紙10の左右一辺側に一辺側差込舌片部21aを突設せしめ 、左右他辺側には該一辺側差込舌片部21aが差し込まれる切溝22を設けて、 該片面段ボール紙10を上記波条11a,11a,11a・・・と平行な軸を中 心軸として筒状に巻いて筒状体20となし、上記一辺側差込舌片部21aを切溝 22に差し込むことで該筒状体20がその形状を保持できるようになしてある。 すなわち、片面段ボール紙10は、図3では、左右の中央部を手前側に突出し左 右端部が奥側に向かうように湾曲させ筒状とし、一辺側差込舌片部21aを切溝 22に差し込み、図1に示すように該片面段ボール紙10を筒状体20となすこ とができるようになしてある。なお、図6では、片面段ボール紙10は、そのフ ルート面11が図奥側に面しているものである。
【0021】 上記折返部24a,24bには蓋部25aと底部25bとを連設し、該蓋部2 5aと底部25bとは、筒状体20に略内接する大きさの円形又は多角形状とな し、その一部のみを上記折返部24a,24bの、折線L1,L1と片面段ボー ル紙10の上下両端との略中間部位に、折線L2a,L2aを介して連設してあ る。図示例では、この蓋部25aと底部25bとは、円筒状体20に内接する大 きさの正六角形状となし、その一辺が折線L2a,L2aで折返部24a,24 bに連結(連設)されてなり、その他の辺部は折返部24a,24bより切り離 すことができるようになしている。また、この折返部24a,24bのみで円筒 状体20に内接する大きさの蓋部25a又は底部25bを形成できない場合は、 図3乃至図5の図示例のように、該蓋部25aと底部25bとの一部が予め折返 部24a,24bより突出するように形成しておけばよいものである。
【0022】 なお、上記折線L1は、図3で山折り、折線L2aは、図3で谷折りとするも ので、図6では、折返部24a,24bは図手前側に折返し、蓋部25aは二枚 重ね状に折り返した折返片部24aの上下途中部位より水平方向に向くように折 り返されるようになしている。
【0023】 上記蓋部25aと底部25bとの、該折線L2a,L2aと反対側部位には、 係合舌片部27,27を突設し、さらに、該折返部24a,24bには、この係 合舌片部27,27が係入する係入窓孔28,28を設けてなる。この係入窓孔 28は、筒状体20を形成した際の、折返部24a,24bの折線L2a,L2 aとは対向する位置に設けるのは無論であり、片面段ボール紙10で筒状体20 を構成した際、上記係合舌片部27,27が係入窓孔28,28内に係入可能と なしてある。従って、該蓋部25aと底部25bとは、一辺を折線L2a,L2 aで、この一辺に対向する一辺は係入窓孔28,28に係入して、折返部24a ,24bに連結されるものである。
【0024】 なお、この筒状体20内には、所定量の麺類を収納すればよいが、本実施例で は、乾麺を袋詰めしたものを該筒状体20内に収容するようになしている。また 、図1の符号30は筒状体20に巻いた帯紙で、この紙帯30には商品名・原材 料・製造者名・製品量・調理法等の必要記載事項等を記載・表記するものとする 。
【0025】 次に請求項2の麺類の包装容器は、請求項1の構成の、前記一辺側差込舌片部 21aと切溝22とに代え、他辺側差込舌片部21bを使用したもので、片面段 ボール紙10の左右他辺側には、その上下辺21c,21cが前記折線L1,L 1より夫々内側に位置すると共に、折り返した折返部24a,24bの先端辺1 3a,13aより上下外側に位置する他辺側差込舌片部21bを突設せしめ、該 片面段ボール紙10を上記波条11a,11a,11a・・・と平行な軸を中心 軸として筒状に巻いて筒状体20となし、上記他辺側差込舌片部21bを片面段 ボール紙10の左右一端側の折返部24a,24bの内側に差し込むことで該筒 状体20がその形状を保持できるようになしたものである。
【0026】 請求項1の切溝22は、図3に示されるように、片面段ボール紙10の他端辺 に近接して設けると、充分な強度が得られない。そこで、片面段ボール紙10の 他端辺から所定の距離内側に設けることが望ましいが、この切溝22を内側に寄 せると、該片面段ボール紙10を筒状体20とした際に両端の重なる部位が多く なる。この両端の重合部位は、最も多い部位で片面段ボール紙10が四枚重ねと なるので、体裁悪化に大きな影響力を与え、しかも、この重合部に突出部が生じ 、この突出部が他のものに引っ掛かって包装が壊れ易くなることもあり得る。
【0027】 そこで、片面段ボール紙10の左右他辺側に上記他辺側差込舌片部21bを突 設せしめ、この他辺側差込舌片部21bを片面段ボール紙10の左右一端側の折 返部24a,24bの内側に差し込むと、筒状体20の形状を請求項1と同等に 保持できるものである。そして、この他辺側差込舌片部21bを利用すると、切 溝22のよな強度低下部を形成しないと共に、重合部が最高で三枚重ねで、差し 込んだ他辺側差込舌片部21bの上には片面段ボール紙10の上には一枚のみ重 なることになるので、突出部が少なく体裁のよい麺類の包装容器を提供できるも のである。
【0028】 次に、請求項3の考案は、請求項1の構成に、請求項2の他辺側差込舌片部2 1bの構成を併用したもので、片面段ボール紙10の筒状体20を形成する際の 両端接合部に、一辺側差込舌片部21aと切溝22との組み合わせに加え、他辺 側差込舌片部21bをも利用するもので、この他辺側差込舌片部21bを使用す ることで、前記切溝22を該他辺側差込舌片部21bの端部に配することができ 、この切溝22による強度低下の影響を回避できるもので、同時に、他辺側差込 舌片部21bと他辺側差込舌片部21bとの二重連結で強力な連結か可能となる ものである。
【0029】 次に、請求項4の考案は、片面段ボール紙10を、そのフルート面11が外面 側に向き、さらに該フルート面11の波条11a,11a,11a・・・が上下 方向に向くようになして、該片面段ボール紙10の上下両端部は一定幅を折線L 1,L1で内面側に折り返して折返部24a,24bとなし、上記片面段ボール 紙10の左右一辺側に一辺側差込舌片部21aを、左右他辺側にはその上下辺2 1c,21cが前記折線L1,L1より夫々内側に位置すると共に、折り返した 折返部24a,24bの先端辺13a,13aより上下外側に位置する他辺側差 込舌片部21bを突設せしめ、さらに該片面段ボール紙10の左右他辺側には前 記一辺側差込舌片部21aが差し込まれる切溝22を設けて、該片面段ボール紙 10を上記波条11a,11a,11a・・・と平行な軸を中心軸として筒状に 巻いて筒状体20となし、上記一辺側差込舌片部21を切溝22に、他辺側差込 舌片部21bを片面段ボール紙10の左右一端側の折返部24a,24bの内側 に差し込むことで該筒状体20がその形状を保持できるようになしてあるのは、 請求項3と同じ構成である。
【0030】 そして、本考案は、上記上方側の折返部24aには蓋部25aと内蓋部23a とを、下方側の折返部24bには底部25bと内底部23bとを連設し、この蓋 部25aと内蓋部23aとは筒状体20に略内接する大きさの正六角形状となし 、筒状体20の略半周の距離S1の間隔で左右方向に並置し、同じく、上記底部 25bと内底部23bとは筒状体20に略内接する大きさの正六角形状となし、 筒状体20の略半周の距離S1の間隔で左右方向に並置して、夫々その一辺のみ を上記折返部24a,24bの、折線L1,L1と片面段ボール紙10の上下両 端との略中間部位の折線L2a,L2bを介して連設してある。すなわち、筒状 体20の上部は正六角形状の蓋部25aと内蓋部23aで二重構造とし、筒状体 20の下部も正六角形状の底部25bと内底部23bとで二重構造となるように なしてある。
【0031】 そして、上記蓋部25aと底部25bとの、該折線L2a,L2aと反対側辺 部には、係合舌片部27,27を突設し、さらに、該折返部24a,24bの内 蓋部23aと内底部23bの折線L2b,L2b部位には、前記係合舌片部27 ,27が係入する係入窓孔28,28を設けてなるのは、請求項1乃至請求項3 の構成と同じであるが、本考案は、上記蓋部25aと内蓋部23a、底部25b と内底部23bを糊材又は粘着材で接合してなる。該内蓋部23aと内底部23 は一辺を折返部24a,24bに連結するも他端側は自由端となっている。そこ でこの自由端を蓋部25aと底部25bとに夫々を糊着等すると、蓋部25aと 内蓋部23a及び底部25bと内底部23とが一体化し、両者は対向する二辺が 折返部24a,24bに一体化し、大きな荷重にも抗することが可能となるもの である。
【0032】
【考案の効果】
請求項1乃至4の考案によれば、フルート面11が外面側に向き、さらに該フ ルート面11の波条11a,11a,11a・・・が上下方向に向く筒状体20 が得られ、新規な包装携帯で注目に値する形状の麺類の包装容器を提供できるも のである。
【0033】 また、本考案は、片面段ボール紙10を使用しているので、緩衝性が大きく収 容した乾麺が衝撃によって破損しにくい麺類の包装容器を提供できるものである 。なお、本考案は、蓋部25aと底部25bとが、通常の箱のように端部に位置 せず、円筒状体20の、長手方向両端より奥まった位置にあるので、衝撃に対す るクッション性が有効に利用でき、落とした場合、角が床面に衝突しても、該円 筒状体20の角部は凹むが、収納した乾麺には大きな衝撃力を与えない麺類の包 装容器を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発考案麺類の包装容器の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本考案に使用される片面段ボール紙の斜視図で
ある。
【図3】本考案の一実施例展開図である。
【図4】本考案の別の実施例展開図である。
【図5】本考案の別のさらに別の実施例展開図である。
【図6】本考案の組み立て途中の状態を示す部分斜視図
である。
【符号の説明】
10 片面段ボール紙 11 フルート面 11a 波条 13a 先端辺 20 筒状体 21a 一辺側差込舌片部 21c 上下辺 21b 他辺側差込舌片部 22 切溝 23a 内蓋部 23b 内底部 24a 折返部 24b 折返部 25a 蓋部 25b 底部 27 係合舌片部 28 係入窓孔 S1 距離 L1 折線 L2a 折線 L2b 折線

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面段ボール紙(10)を、そのフルー
    ト面(11)が外面側に向き、さらに該フルート面(1
    1)の波条(11a,11a,11a・・・)が上下方
    向に向くようになして、該片面段ボール紙(10)の上
    下両端部は一定幅を折線(L1,L1)で内面側に折り
    返して折返部(24a,24b)となし、 上記片面段ボール紙(10)の左右一辺側に一辺側差込
    舌片部(21a)を突設せしめ、左右他辺側には該一辺
    側差込舌片部(21a)が差し込まれる切溝(22)を
    設けて、該片面段ボール紙(10)を上記波条(11
    a,11a,11a・・・)と平行な軸を中心軸として
    筒状に巻いて筒状体(20)となし、上記一辺側差込舌
    片部(21a)を切溝(22)に差し込むことで該筒状
    体(20)がその形状を保持できるようになし、 上記折返部(24a,24b)には蓋部(25a)と底
    部(25b)とを連設し、該蓋部(25a)と底部(2
    5b)とは、筒状体(20)に略内接する大きさの円形
    又は多角形状となし、その一部のみを上記折返部(24
    a,24b)の、折線(L1,L1)と片面段ボール紙
    (10)の上下両端との略中間部位に、折線(L2a,
    L2a)を介して連設し、 上記蓋部(25a)と底部(25b)との、該折線(L
    2a,L2a)と反対側部位には、係合舌片部(27,
    27)を突設し、さらに、該折返部(24a,24b)
    には、この係合舌片部(27,27)が係入する係入窓
    孔(28,28)を設けてなる乾麺包装容器。
  2. 【請求項2】 片面段ボール紙(10)を、そのフルー
    ト面(11)が外面側に向き、さらに該フルート面(1
    1)の波条(11a,11a,11a・・・)が上下方
    向に向くようになして、該片面段ボール紙(10)の上
    下両端部は一定幅を折線(L1,L1)で内面側に折り
    返して折返部(24a,24b)となし、 上記片面段ボール紙(10)の左右他辺側には、その上
    下辺(21c,21c)が前記折線(L1,L1)より
    夫々内側に位置すると共に、折り返した折返部(24
    a,24b)の先端辺(13a,13a)より上下外側
    に位置する他辺側差込舌片部(21b)を突設せしめ、
    該片面段ボール紙(10)を上記波条(11a,11
    a,11a・・・)と平行な軸を中心軸として筒状に巻
    いて筒状体(20)となし、上記他辺側差込舌片部(2
    1b)を片面段ボール紙(10)の左右一端側の折返部
    (24a,24b)の内側に差し込むことで該筒状体
    (20)がその形状を保持できるようになし、 上記折返部(24a,24b)には蓋部(25a)と底
    部(25b)とを連設し、該蓋部(25a)と底部(2
    5b)とは、筒状体(20)に略内接する大きさの円形
    又は多角形状となし、その一部のみを上記折返部(24
    a,24b)の、折線(L1,L1)と片面段ボール紙
    (10)の上下両端との略中間部位に、折線(L2a,
    L2a)を介して連設し、 上記蓋部(25a)と底部(25b)との、該折線(L
    2a,L2a)と反対側部位には、係合舌片部(27,
    27)を突設し、さらに、該折返部(24a,24b)
    には、この係合舌片部(27,27)が係入する係入窓
    孔(28,28)を設けてなる乾麺包装容器。
  3. 【請求項3】 片面段ボール紙(10)を、そのフルー
    ト面(11)が外面側に向き、さらに該フルート面(1
    1)の波条(11a,11a,11a・・・)が上下方
    向に向くようになして、該片面段ボール紙(10)の上
    下両端部は一定幅を折線(L1,L1)で内面側に折り
    返して折返部(24a,24b)となし、 上記片面段ボール紙(10)の左右一辺側に一辺側差込
    舌片部(21a)を、左右他辺側にはその上下辺(21
    c,21c)が前記折線(L1,L1)より夫々内側に
    位置すると共に、折り返した折返部(24a,24b)
    の先端辺(13a,13a)より上下外側に位置する他
    辺側差込舌片部(21b)突設せしめ、さらに該片面段
    ボール紙(10)の左右他辺側には前記一辺側差込舌片
    部(21a)が差し込まれる切溝(22)を設けて、該
    片面段ボール紙(10)を上記波条(11a,11a,
    11a・・・)と平行な軸を中心軸として筒状に巻いて
    筒状体(20)となし、上記一辺側差込舌片部21を切
    溝(22)に、他辺側差込舌片部(21b)を片面段ボ
    ール紙(10)の左右一端側の折返部(24a,24
    b)の内側に差し込むことで該筒状体(20)がその形
    状を保持できるようになし、 上記折返部(24a,24b)には蓋部(25a)と底
    部(25b)とを連設し、該蓋部(25a)と底部(2
    5b)とは、筒状体(20)に略内接する大きさの円形
    又は多角形状となし、その一部のみを上記折返部(24
    a,24b)の、折線(L1,L1)と片面段ボール紙
    (10)の上下両端との略中間部位に、折線(L2a,
    L2a)を介して連設し、 上記蓋部(25a)と底部(25b)との、該折線(L
    2a,L2a)と反対側部位には、係合舌片部(27,
    27)を突設し、さらに、該折返部(24a,24b)
    には、この係合舌片部(27,27)が係入する係入窓
    孔(28,28)を設けてなる乾麺包装容器。
  4. 【請求項4】 片面段ボール紙(10)を、そのフルー
    ト面(11)が外面側に向き、さらに該フルート面(1
    1)の波条(11a,11a,11a・・・)が上下方
    向に向くようになして、該片面段ボール紙(10)の上
    下両端部は一定幅を折線(L1,L1)で内面側に折り
    返して折返部(24a,24b)となし、 上記片面段ボール紙(10)の左右一辺側に一辺側差込
    舌片部(21a)を、左右他辺側にはその上下辺(21
    c,21c)が前記折線(L1,L1)より夫々内側に
    位置すると共に、折り返した折返部(24a,24b)
    の先端辺(13a,13a)より上下外側に位置する他
    辺側差込舌片部(21b)を突設せしめ、さらに該片面
    段ボール紙(10)の左右他辺側には前記一辺側差込舌
    片部(21a)が差し込まれる切溝(22)を設けて、
    該片面段ボール紙(10)を上記波条(11a,11
    a,11a・・・)と平行な軸を中心軸として筒状に巻
    いて筒状体(20)となし、上記一辺側差込舌片部21
    を切溝(22)に、他辺側差込舌片部(21b)を片面
    段ボール紙(10)の左右一端側の折返部(24a,2
    4b)の内側に差し込むことで該筒状体(20)がその
    形状を保持できるようになし、 上記上方側の折返部(24a)には蓋部(25a)と内
    蓋部(23a)とを、下方側の折返部(24b)には底
    部(25b)と内底部(23b)とを連設し、この蓋部
    (25a)と内蓋部(23a)とは筒状体(20)に略
    内接する大きさの正六角形状となし、筒状体(20)の
    略半周の距離(S1)の間隔で左右方向に並置し、同じ
    く、上記底部(25b)と内底部(23b)とは筒状体
    (20)に略内接する大きさの正六角形状となし、筒状
    体(20)の略半周の距離(S1)の間隔で左右方向に
    並置して、夫々その一辺のみを上記折返部(24a,2
    4b)の、折線(L1,L1)と片面段ボール紙(1
    0)の上下両端との略中間部位の折線(L2a,L2
    b)を介して連設し、 上記蓋部(25a)と底部(25b)との、該折線(L
    2a,L2a)と反対側辺部には、係合舌片部(27,
    27)を突設し、さらに、該折返部(24a,24b)
    の内蓋部(23a)と内底部(23b)の折線(L2
    b,L2b)部位には、前記係合舌片部(27,27)
    が係入する係入窓孔(28,28)を設け、 上記蓋部(25a)と内蓋部(23a)、底部(25
    b)と内底部(23b)を糊材又は粘着材で接合してな
    る乾麺包装容器。
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