JP2002166537A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002166537A
JP2002166537A JP2000366295A JP2000366295A JP2002166537A JP 2002166537 A JP2002166537 A JP 2002166537A JP 2000366295 A JP2000366295 A JP 2000366295A JP 2000366295 A JP2000366295 A JP 2000366295A JP 2002166537 A JP2002166537 A JP 2002166537A
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Masao Kato
真夫 加藤
Fumihiro Gotou
史博 後藤
Akitoshi Yamada
顕季 山田
Daisaku Ide
大策 井手
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの吐出に起因する共通液室内のインク
の振動の影響を回避して、高品位の画像を記録すること
ができるインクジェット記録装置、インクジェット記録
方法、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提
供すること。 【解決手段】 インクの吐出によって生じる共通液室内
のインクの振動に基づいて記録画質に影響を与える画像
パターンを検出し、その検出結果に基づいて記録モード
を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクの振動を考
慮して記録モードを選択するインクジェット記録装置、
インクジェット記録方法、およびコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、記
録動作の状況に応じて駆動のモードを切り換える技術と
して、以下のようなものが知られている。
【0003】1つは、被記録媒体上の所定サイズの矩形
画像領域内に記録すべき画素数が所定の割合を越えるか
どうかを検知し、それが越えた場合には、装置の電源容
量を越えてしまうおそれがあると判断して、記録デュー
ティを下げて記録を行う技術である。他の1つは、同時
にインクを吐出するノズル数が多い場合に、一度に大き
な電流が流れて電圧降下が生じることを考慮し、同時に
インクを吐出するノズル数を検知して、このノズル数に
応じてインク吐出用の駆動パルスの幅を変調する技術で
ある。さらに他の1つは、ベタ画像等、インクの吐出に
伴って大量のミストを発生する画像を記録するときに、
ミストの出にくい記録方法に切り換える技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな制御による記録モードの切り換え技術は、いずれ
も、記録ヘッドの液室内におけるインク振動による記録
画像への悪影響に関しての考慮がなく、その悪影響を防
止することができなかった。
【0005】インクジェット記録ヘッドの駆動方式とし
て、例えば、離れた位置の複数ずつのノズルを順番に同
時駆動するいわゆる順次分散駆動方式を採った場合に
は、同時に駆動されるノズル数によって、複数のノズル
のそれぞれにインクを供給する共通液室内におけるイン
ク振動の強度は異なる。
【0006】図13(a)、(b)は、複数の吐出口が
一列に配列された記録ヘッドHを用いて、いわゆるシリ
アルスキャン方式により、異なる駆動方式で画像を記録
する場合の説明図である。シリアルスキャン方式におい
ては、記録ヘッドHがキャリッジに搭載されて矢印Aの
主走査方向に往復移動され、そして記録ヘッドHが主走
査方向に移動しつつノズルからインクを吐出する記録動
作と、主走査方向と交差する副走査方向に被記録媒体を
搬送する搬送動作と、を繰り返すことによって、被記録
媒体上に順次画像を記録することになる。図13(a)
の駆動方式は、被記録媒体上に記録される画素列P1、
P2を想定した場合、記録ヘッドHの移動に伴なってノ
ズル列Lが図中実線L1の位置から仮想線L2の位置に
移動する間に、上半分のノズルを上側から下側に向かっ
て1つずつずらして駆動することにより画素列P1を記
録し、また下半分のノズルを上側から下側に向かって1
つずつずらして駆動することにより画素列P2を記録す
る。したがって、同時駆動されるノズル数は2となる。
一方、図13(b)の駆動方式は、被記録媒体上に記録
される画素列P3を想定した場合、記録ヘッドHの移動
に伴なってノズル列Lが図中実線L1の位置から仮想線
L2の位置に移動する間に、ノズルを上側から下側に向
かって1つずつずらして駆動することにより画素列P3
を記録する。したがって、同時駆動されるノズル数は1
となる。
【0007】図13(a)の駆動方式の場合、記録ヘッ
ドHの共通液室内への振動の伝播は、上半分のノズル群
と下半分のノズル群において同時に生じることになり、
それらは互いに連動しない。一方、図13(b)の場合
は、同時に駆動されるノズル数は図13(a)の場合の
半分ではあるが、記録ヘッドHの共通液室内への振動の
伝播に関しては、上半分のノズル群のインク吐出によっ
て生じた振動がそのまま、下半分のノズル群のインク吐
出によって生じる振動に連動することになる。そのた
め、記録ヘッドHの駆動条件によっては、共通液室内の
振動強度が図13(a)の場合の約数倍となり、記録画
質に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0008】本発明の目的は、インクの吐出に起因する
共通液室内のインクの振動の影響を回避して、高品位の
画像を記録することができるインクジェット記録装置、
インクジェット記録方法、およびコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インクを吐出するための複数の吐出口のそ
れぞれに連通する複数の流路と、該複数の流路にインク
を供給するための共通液室と、を有する記録ヘッドを用
いて、記録を行うインクジェット記録装置において、イ
ンクの吐出によって生じる前記共通液室内のインクの振
動に基づいて記録画質に影響を与える画像パターンを検
出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて
記録モードを選択するモード選択手段と、を有すること
を特徴とする。
【0010】また、本発明のインクジェット記録装置
は、インクを吐出するための複数の吐出口のそれぞれに
連通する複数の流路と、該複数の流路にインクを供給す
るための共通液室と、を有する記録ヘッドを用いて、記
録を行うインクジェット記録装置において、記録画質に
影響を与える画像パターンを検出する検出手段と、前記
検出手段によって検出された画像パターンによる影響が
該画像パターンの記録領域外の領域に及ぶ場合に、その
影響が及ぶ領域に、実影響が生じる画像が記録すべき画
像としてあるか否かを判定する実影響判定手段と、前記
検出手段の検出結果および実影響判定手段の判定結果に
基づいて記録モードを選択するモード選択手段と、を有
することを特徴とする。
【0011】本発明のインクジェット記録方法は、イン
クを吐出するための複数の吐出口のそれぞれに連通する
複数の流路と、該複数の流路にインクを供給するための
共通液室と、を有する記録ヘッドを用いて、記録を行う
インクジェット記録方法において、インクの吐出によっ
て生じる前記共通液室内のインクの振動に基づいて記録
画質に影響を与える画像パターンを検出するステップ
と、前記検出結果に基づいて記録モードを選択するステ
ップと、を有することを特徴とする。
【0012】本発明のインクジェット記録方法は、イン
クを吐出するための複数の吐出口のそれぞれに連通する
複数の流路と、該複数の流路にインクを供給するための
共通液室と、を有する記録ヘッドを用いて、記録を行う
インクジェット記録方法において、記録画質に影響を与
える画像パターンを検出するステップと、前記検出され
た画像パターンによる影響が該画像パターンの記録領域
外の領域に及ぶ場合に、その影響が及ぶ領域に、実影響
が生じる画像が記録すべき画像としてあるか否かを判定
するステップと、前記検出結果および前記判定結果に基
づいて記録モードを選択するステップと、を有すること
を特徴とする。
【0013】本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体は、インクを吐出するための複数の吐出口のそれぞ
れに連通する複数の流路と、該複数の流路にインクを供
給するための共通液室と、を有する記録ヘッドを用い
て、記録を行うプログラムを格納するコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、インクの吐出によって生
じる前記共通液室内のインクの振動に基づいて記録画質
に影響を与える画像パターンを検出するステップと、前
記検出結果に基づいて記録モードを選択するステップ
と、を有するプログラムを格納したことを特徴とする。
【0014】本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体は、インクを吐出するための複数の吐出口のそれぞ
れに連通する複数の流路と、該複数の流路にインクを供
給するための共通液室と、を有する記録ヘッドを用い
て、記録を行うプログラムを格納するコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、記録画質に影響を与える
画像パターンを検出するステップと、前記検出された画
像パターンによる影響が該画像パターンの記録領域外の
領域に及ぶ場合に、その影響が及ぶ領域に、実影響が生
じる画像が記録すべき画像としてあるか否かを判定する
ステップと、前記検出結果および前記判定結果に基づい
て記録モードを選択するステップと、を有するプログラ
ムを格納したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明を適用可能な記録ヘッドの
分解斜視図である。本例の記録ヘッド10において、1
1は複数の液路壁12が形成された基板、13は天板、
14は複数のノズルを構成する複数の吐出口、15は複
数の吐出口14のそれぞれに連通する複数の流路、16
は複数の流路15に共通に連通する共通液室である。画
像記録用のインクは、図示しないインク供給部から供給
管17を通して共通液室16内に供給される。共通液室
16内のインクは、毛管現象により流路15内に供給さ
れ、その流路15の先端の吐出口14にてメニスカスを
形成することにより、安定に保持される。流路15内の
それぞれには、発熱素子(電気熱変換体)18が備えら
れている。配線19を通して発熱素子18に通電して、
その発熱素子18から熱エネルギーを発生させることに
より、流路15内のインクが加熱されて膜沸騰により発
泡し、そのときの発泡エネルギーによって吐出口14か
らインク滴が吐出される。吐出口14を400dpiな
どの高密度に配置することによって、マルチノズルのイ
ンクジェット方式の記録ヘッド10が構成される。
【0017】図2は、本発明を適用可能な記録装置の概
略構成を説明するための斜視図である。本例の記録装置
50はシリアルスキャン方式の記録装置であり、ガイド
軸51,52によって、キャリッジ53が矢印Aの主走
査方向に移動自在にガイドされている。キャリッジ53
は、キャリッジモータおよびその駆動力を伝達するベル
ト等の駆動力伝達機構により、主走査方向に往復動され
る。キャリッジ53には、記録ヘッド10(図2におい
ては不図示)と、その記録ヘッド10にインクを供給す
るインクタンク54が搭載される。記録ヘッド10とイ
ンクタンク54は、インクジェットカートリッジを構成
するものであってもよい。被記録媒体としての用紙P
は、装置の前端部に設けられた挿入口55から挿入され
た後、その搬送方向が反転されてから、送りローラ56
によって矢印Bの副走査方向に搬送される。記録ヘッド
10は、主走査方向に移動しつつ、プラテン57上の用
紙Pのプリント領域に向かってインクを吐出する記録動
作と、その記録幅に対応する距離だけ用紙Pを副走査方
向に搬送する搬送動作と、を繰り返すことによって、用
紙P上に順次画像を記録する。
【0018】キャリッジ53の移動領域における図2中
の左端には、キャリッジ53に搭載された記録ヘッド1
0の吐出口15の形成面と対向する回復系ユニット(回
復処理手段)58が設けられている。回復系ユニット5
8には、記録ヘッド10の吐出口15のキャッピングが
可能なキャップと、そのキャップ内に負圧を導入可能な
吸引ポンプなどが備えられており、吐出口15を覆った
キャップ内に負圧を導入することにより、吐出口15か
らインクを吸引排出させて、記録ヘッド10の良好なイ
ンク吐出状態を維持すべく回復処理(「吸引回復処理」と
もいう)をする。また、キャップ内に向かって、吐出口
15から画像の寄与しないインクを吐出させることによ
って、記録ヘッド10の良好なインク吐出状態を維持す
べく回復処理(「吐出回復処理」ともいう)をすることも
できる。
【0019】図3は、本発明を適用可能な記録装置の制
御系の概略ブロック構成図である。図3において、CP
U100は、本記録装置の動作の制御処理やデータ処理
等を実行する。ROM101は、それらの処理手順等の
プログラムが格納され、またRAM102は、それらの
処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられ
る。記録ヘッド10からのインクの吐出は、CPU10
0が発熱素子19の駆動データ(画像データ)および駆
動制御信号(ヒートパルス信号)をヘッドドライバ10
Aに供給することにより行われる。CPU100は、キ
ャリッジ53を主走査方向に駆動するためのキャリッジ
モータ103をモータドライバ103Aを介して制御
し、また用紙Pを副走査方向に搬送するためのP.Fモ
ータ104をモータドライバ104Aを介して制御す
る。
【0020】さらにCPU100は、後述するように、
記録ヘッド10によって記録すべきドット数をカラム毎
にカウントして所定の画像パターンを検出する手段(画
像パターン検出手段)、および、その検出結果に基づい
て記録モードを選択する手段(記録モード選択手段)な
どを構成する。カラムは、記録ヘッド10の複数の吐出
口15に対応する画像データ、つまり列状のノズルに対
応する画像データであり、画像パターン検出手段は、ホ
スト装置200から入力した画像データに基づいて、記
録すべきドット数をカラム毎にカウントする。このよう
な画像パターン検出手段および記録モード選択手段とし
ての機能は、ホスト装置200側にもたせることもでき
る。
【0021】図4は、それらの画像パターン検出手段と
記録モード選択手段としての機能が追加されたホスト装
置200のシステム構成図である。ホスト装置200の
メモリにロードされるドライバソフトウェアにおいて、
アプリケーションソフトの階層にはアプリケーションソ
フトウェア201が設けられている。OSの階層には、
アプリケーションソフトウェア201からの描画命令を
受け取る描画処理インターフェース202と、生成した
画像データを記録装置に渡すスプーラ203が設けられ
ている。ドライバソフトウェアの階層には、記録装置固
有の表現形式が記憶されて装置固有描画手段204−
1,204−2、…、104−nと、ドライバ内部の表
色系から記録装置固有の表色系への変換を行う色特性変
換手段205と、記録装置の各画素の状態を表す量子化
量への変換を行うハーフトーニング手段206と、記録
すべきドット数をカラム毎に検出するカラムモニタ手段
(画像パターン検出手段)207と、カラムモニタ手段
207の検出結果に基づいて選択した記録モードに応じ
たプリントコマンドを出すプリントコマンドエンコード
手段(記録モード選択手段)208が設けられている。
【0022】画像パターン検出手段は、共通液室16内
のインク振動によって画質の低下を生じる画像パターン
を検出する。その検出方法として、下記(1)、
(2)、または(3)を採用することができる。 (1)1カラム中の記録デューティーが所定の範囲を越
える場合に、インク振動によって画質の低下を生じる画
像パターンであると判断する。 (2)連続するnカラムにおいて、各カラム中の記録デ
ューティーが所定の範囲を越える場合に、インク振動に
よって画質の低下を生じる画像パターンであると判断す
る。 (3)連続するnカラムの平均記録デューティーが所定
の範囲を越える場合に、インク振動によって画質の低下
を生じる画像パターンであると判断する。
【0023】上記(1)は最も敏感な検出方法である。
上記(2)および(3)の検出方法は、1カラム中の記
録デューティーが高いだけでは、インク振動が画質低下
を引き起こすに至らない場合に有効である。また、一般
的には、記録デューティーが所定以上のときに画質の低
下などの画像障害を生じる場合が多い。しかし、場合に
よっては、所定の記録デューティーのときを特異点とし
て共通液室16内のインクが共振して、画像弊害を生じ
る場合もある。記録モード検出手段は、このような画像
パターン検出手段の検出結果に基づいて記録モードを選
択する。その選択される記録モードについては後述す
る。
【0024】図5は、上記(1)の検出方法(1カラム
高デューティー検出方法)を採用して、記録モードを選
択する場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0025】まず、記録モードとして通常記録モードを
選択する(ステップS1)。この通常記録モードは、画
像障害を生じない画像パターンを記録するときの記録モ
ードである。次に、記録ヘッドの1走査により記録され
る画像において、記録ヘッドの記録走査の開始位置に相
当するカラム(本例の場合は、その1走査により記録さ
れる画像の左端カラム)を初期のXカラムとして設定す
る(ステップS2)。その後、そのXカラム目に記録さ
れるべきドット数をカウントし(ステップS3)、その
カウントされたドット数が所定の閾値(例えば、記録デ
ューティー85%に相当する値)を越えるか否かを判定
する(ステップS4)。そのカウントされたドット数が
所定の閾値を越えていないときは、Xをインクリメント
する(ステップS5)。そして、そのインクリメントさ
れたXカラムが記録ヘッドの記録走査の終了位置に相当
するカラム(本例の場合は、その1走査により記録され
る画像の右端カラム)に達したか否かを判定し(ステッ
プS6)、それが肯定判定のときはステップS3に戻
り、それが否定判定のときは、記録ヘッドの次の1走査
により記録される画像データを検出対象として図5のフ
ローを繰り返す。本例の場合は、ラスタ単位のエッジ情
報から画像の左端カラムと右端カラムを求め、それらの
範囲におけるカラムをモニタ(カラムモニタ)する。
【0026】また、ステップS4の判定において、カウ
ントされたXカラム目のドット数が所定の閾値を越えて
いる場合には、そのXカラム目のドットを記録したとき
に、記録ヘッドの共通液室内のインクが振動して画像障
害を生じると判断して、記録モードとして対策記録モー
ドを選択する(ステップS7)。その対策記録モード
は、後述するように、インク振動による画像障害を回避
するための記録モードである。
【0027】したがって、1走査により記録される画像
中に、所定の閾値を越えた数のドットが記録されるカラ
ムが含まれていないときは、その画像は画像障害を生じ
ないものと判断して、その画像を通常記録モードにより
記録する。一方、1走査により記録される画像中に、所
定の閾値を越えた数のドットが記録されるカラムが含ま
れてるときは、その画像は画像障害を生じるものと判断
して、その画像を対策記録モードにより記録する。
【0028】図6は、上記(2)の検出方法(nカラム
高デューティー検出方法)を採用して、記録モードを選
択する場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0029】まず、ステップS11にて、記録モードと
して通常記録モードを選択すると共に、「閾カラム数」を
所定の値nに設定し、「連続カラム数」を「0」に設定す
る。この通常記録モードは、画像障害を生じない画像パ
ターンを記録するときの記録モードである。次に、記録
ヘッドの1走査により記録される画像において、記録ヘ
ッドの記録走査の開始位置に相当するカラム(本例の場
合は、その1走査により記録される画像の左端カラム)
を初期のXカラムとして設定する(ステップS12)。
その後、そのXカラム目に記録されるべきドット数をカ
ウントし(ステップS13)、そのカウントされたドッ
ト数が所定の閾値(例えば、記録デューティー85%に
相当する値)を越えるか否かを判定する(ステップS1
4)。そのカウントされたドット数が所定の閾値を越え
ていないときは、Xをインクリメントし、「連続カラム
数」をリセットする(ステップS15)。そして、その
インクリメントされたXカラムが記録ヘッドの記録走査
の終了位置に相当するカラム(本例の場合は、その1走
査により記録される画像の右端カラム)に達したか否か
を判定し(ステップS16)、それが肯定判定のときはス
テップS13に戻り、それが否定判定のときは、記録ヘ
ッドの次の1走査により記録される画像データを検出対
象として図6のフローを繰り返す。
【0030】また、ステップS14の判定において、カ
ウントされたXカラム目のドット数が所定の閾値を越え
ている場合には、「連続カラム数」をインクリメントし
(ステップS17)、そのインクリメントされた「連続カ
ラム数」が「閾カラム数(例えば、「10」または「2
0」)」に達したか否かを判定する(ステップS18)。
「連続カラム数」が「閾カラム数」に達していないときは、
ステップS16に戻る。一方、「連続カラム数」が「閾カ
ラム数」に達したときは、その「閾値カラム数」分の連続
カラムのドットを記録した場合に記録ヘッドの共通液室
内のインクが振動して画像障害を生じると判断して、記
録モードとして対策記録モードを選択する(ステップS
19)。その対策記録モードは、後述するように、イン
ク振動による画像障害を回避するための記録モードであ
る。
【0031】したがって、1走査により記録される画像
中に、所定の閾値を越えた数のドットが記録されるカラ
ムが、所定の「閾カラム数」以上連続して含まれていない
ときは、その画像は画像障害を生じないものと判断し
て、その画像を通常記録モードにより記録する。一方、
1走査により記録される画像中に、所定の閾値を越えた
数のドットが記録されるカラムが、所定の「閾カラム数」
以上連続して含まれてるときは、その画像は画像障害を
生じるものと判断して、その画像を対策記録モードによ
り記録する。例えば、1カラム中にだけ罫線などの高デ
ューティー画像を記録する場合には、通常記録モードに
より記録されることになる。
【0032】また、画像パターン検出手段は、共通液室
16内のインク振動によって画質の低下を生じる画像パ
ターンの検出方法として、下記(4)、(5)、または
(6)を採用することができる。
【0033】これらの検出方法においては、記録デュー
ティーと、記録ヘッド内のインク振動に起因する画像障
害の実影響と、の関係に考慮する。例えば、図10
(c)のように、記録ヘッドを矢印Aの主走査方向に走
査させつつ、ノズル列L中の中央寄りの複数の吐出口か
らインクを吐出して、高デューティーの所定幅の高濃度
画像を記録した場合、その高濃度の記録領域S3におい
ては、記録ヘッド内のインク振動に起因する画像障害は
目立たず、その実影響は小さい。また、図10(b)の
ような記録領域S1の後の空白領域(画像を記録しない
領域)S2においては、記録ヘッド内のインクの振動に
起因する画像障害の実影響はない。また、図10(a)
のような中程度の記録デューティーの記録領域S1にお
いては、記録ヘッド内のインクの振動に起因する画像障
害の実影響を受けやすい。下記(4)、(5)、および
(6)の検出方法においては、画像障害の実影響を受け
やすい画像として、高デューティーと低デューティーと
の間の中間デューティーの画像を検出し、その検出結果
に基づいて記録モードを選択する。 (4)1カラム中の記録デューティーが所定の範囲内に
ある場合に、インク振動によって画質の低下を生じる画
像パターンであると判断する。 (5)連続するnカラムにおいて、各カラム中の記録デ
ューティーが所定の範囲内にある場合に、インク振動に
よって画質の低下を生じる画像パターンであると判断す
る。 (6)連続するnカラムの平均記録デューティーが所定
の範囲内にある場合に、インク振動によって画質の低下
を生じる画像パターンであると判断する。
【0034】図7は、上記(4)の検出方法(1カラム
中間デューティー検出方法)を採用して、記録モードを
選択する場合の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【0035】まず、記録モードとして通常記録モードを
選択する(ステップS21)。この通常記録モードは、
画像障害を生じない画像パターンを記録するときの記録
モードである。次に、記録ヘッドの1走査により記録さ
れる画像において、記録ヘッドの記録走査の開始位置に
相当するカラム(本例の場合は、その1走査により記録
される画像の左端カラム)を初期のXカラムとして設定
する(ステップS22)。その後、そのXカラム目に記
録されるべきドット数をカウントし(ステップS2
3)、そのカウントされたドット数が所定の閾値1(例
えば、記録デューティー85%に相当する値)を越える
か否かを判定する(ステップS24)。そのカウントさ
れたドット数が所定の閾値1を越えていないときは、X
をインクリメントする(ステップS25)。そして、そ
のインクリメントされたXカラムが記録ヘッドの記録走
査の終了位置に相当するカラム(本例の場合は、その1
走査により記録される画像の右端カラム)に達したか否
かを判定し(ステップS26)、それが肯定判定のときは
ステップS23に戻り、それが否定判定のときは、記録
ヘッドの次の1走査により記録される画像データを検出
対象として図7のフローを繰り返す。
【0036】また、ステップS24の判定において、カ
ウントされたXカラム目のドット数が所定の閾値1を越
えている場合には、「X+1カラム目」に記録されるべき
ドット数をカウントする(ステップS27)。そして、
ステップS28,S29の判定において、そのカウント
されたドット数が所定の閾値2以下、かつ所定の閾値3
(>閾値2)以上のときはステップS25に移行し、一
方、そのカウントされたドット数が閾値2を越え、かつ
閾値3未満のときはステップS30に移行して、記録モ
ードとして対策記録モードを選択する。その対策記録モ
ードは、後述するように、インク振動による画像障害を
回避するための記録モードである。閾値2および閾値3
は、例えば、それぞれ記録デューティー1%および50
%に対応する値に設定することができる。
【0037】したがって、1走査により記録される画像
中に、所定の閾値1を越えた数のドットが記録されるカ
ラムがないときは、その画像は画像障害を生じないもの
と判断して、その画像を通常記録モードにより記録す
る。一方、1走査により記録される画像中に、所定の閾
値1を越えた数のドットが記録されるカラムがあり、さ
らに、そのカラムに連続する次のカラムに、閾値2を越
えかつ閾値3未満のドットが記録されるときは、その画
像中に、画像障害の要因となるインク振動を発生させる
画像パターンが含まれ、かつ、その画像障害の実影響を
受けやすい中間デューティーの画像が含まれると判断し
て、その画像を対策記録モードにより記録する。つま
り、本例においては、1走査により記録される高デュー
ティーの画像によって画像障害の要因となるインク振動
が発生した場合に、それが次の中間デューティーの1カ
ラム目に実影響を与えると判断し、このようなカラムが
含まれる画像を対策記録モードにより記録する。
【0038】図8は、上記(5)の検出方法(mカラム
中間デューティー検出方法)を採用して、記録モードを
選択する場合の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【0039】まず、ステップS41にて、記録モードと
して通常記録モードを選択すると共に、「閾カラム数1」
および「閾カラム数2」を所定の値nおよびmに設定し、
「連続カラム数1」および「連続カラム数2」を「0」に設定
する。この通常記録モードは、画像障害を生じない画像
パターンを記録するときの記録モードである。次に、記
録ヘッドの1走査により記録される画像において、記録
ヘッドの記録走査の開始位置に相当するカラム(本例の
場合は、その1走査により記録される画像の左端カラ
ム)を初期のXカラムとして設定する(ステップS4
2)。その後、そのXカラム目に記録されるべきドット
数をカウントし(ステップS43)、そのカウントされ
たドット数が所定の閾値1(例えば、記録デューティー
85%に相当する値)を越えるか否かを判定する(ステ
ップS44)。そのカウントされたドット数が所定の閾
値1を越えていないときは、「連続カラム数1」をリセッ
トし、(ステップS45)、Xをインクリメントする(ス
テップS46)。そして、そのインクリメントされたX
カラムが記録ヘッドの記録走査の終了位置に相当するカ
ラム(本例の場合は、その1走査により記録される画像
の右端カラム)に達したか否かを判定し(ステップS4
7)、それが肯定判定のときはステップS43に戻り、
それが否定判定のときは、記録ヘッドの次の1走査によ
り記録される画像データを検出対象として図8のフロー
を繰り返す。
【0040】また、ステップS44の判定において、カ
ウントされたXカラム目のドット数が所定の閾値1を越
えている場合には、「連続カラム数1」をインクリメント
し(ステップS48)、そのインクリメントされた「連続
カラム数1」が「閾カラム数1(例えば、「1」)」に達し
たか否かを判定する(ステップS49)。「連続カラム数
1」が「閾カラム数1」に達していないときは、ステップ
S46に戻る。一方、「連続カラム数1」が「閾カラム数
1」に達したときは、「連続カラム数2」として初期値の
1をセットする(ステップS50)。その後、(X+連続
カラム数2)のカラム目に記録されるべきドット数をカ
ウントし(ステップS51)、ステップS52,S53の
判定において、そのカウントされたドット数が所定の閾
値2以下、かつ所定の閾値3(>閾値2)以上のときは
ステップS46に移行し、一方、そのカウントされたド
ット数が閾値2を越え、かつ閾値3未満のときは「連続
カラム数2」をインクリメントする(ステップS5
4)。そして、そのインクリメントされた「連続カラム
数2」が「閾カラム数2」を越えたか否かを判定し(ステ
ップS55)、それが越えていないときはステップS5
1に移行し、一方、それが越えているときはステップS
56に移行して、記録モードとして対策記録モードを選
択する。その対策記録モードは、後述するように、イン
ク振動による画像障害を回避するための記録モードであ
る。閾値2および閾値3は、例えば、それぞれ記録デュ
ーティー1%および50%に対応する値に設定すること
ができる。
【0041】したがって、1走査により記録される画像
中に、所定の閾値1を越えた数のドットが記録されるカ
ラムがないときは、その画像は画像障害を生じないもの
と判断して、その画像を通常記録モードにより記録す
る。一方、1走査により記録される画像中に、所定の閾
値1を越えた数のドットが記録されるべきカラムが「閾
カラム数1」を越えて連続し、さらに、閾値2を越えか
つ閾値3未満のドットが記録されるべきカラムが「閾カ
ラム数2」を越えて連続するときは、その画像中に、画
像障害の要因となるインク振動を発生させる画像パター
ンが含まれ、かつ、その画像障害の実影響を受けやすい
中間デューティーの画像が含まれると判断して、その画
像を対策記録モードにより記録する。つまり、本例にお
いては、連続するnカラムに記録される高デューティー
の画像によって画像障害の要因となるインク振動が発生
した場合に、それが次のmカラムの中間デューティーの
画像に実影響を与えると判断し、このようなカラムが含
まれる画像を対策記録モードにより記録する。
【0042】図9は、上記(6)の検出方法(mカラム
中間デューティー検出方法)を採用して、記録モードを
選択する場合の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【0043】まず、ステップS61にて、記録モードと
して通常記録モードを選択すると共に、「閾カラム数1」
および「閾カラム数2」を所定の値nおよびmに設定し、
「連続カラム数1」および「連続カラム数2」を「0」に設定
する。この通常記録モードは、画像障害を生じない画像
パターンを記録するときの記録モードである。次に、記
録ヘッドの1走査により記録される画像データからにお
いて、記録ヘッドの記録走査の開始位置に相当するカラ
ム(本例の場合は、その1走査により記録される画像の
左端カラム)を初期のXカラムとして設定する(ステッ
プS62)。その後、そのXカラム目に記録されるべき
ドット数をカウントし(ステップS63)、そのカウン
トされたドット数が所定の閾値1(例えば、記録デュー
ティー85%に相当する値)を越えるか否かを判定する
(ステップS64)。そのカウントされたドット数が所
定の閾値1を越えていないときは、「連続カラム数1」を
リセットし、(ステップS65)、Xをインクリメントす
る(ステップS66)。そして、そのインクリメントさ
れたXカラムが記録ヘッドの記録走査の終了位置に相当
するカラム(本例の場合は、その1走査により記録され
る画像の右端カラム)に達したか否かを判定し(ステッ
プS67)、それが肯定判定のときはステップS63に
戻り、それが否定判定のときは、記録ヘッドの次の1走
査により記録される画像データを検出対象として図9の
フローを繰り返す。
【0044】また、ステップS64の判定において、カ
ウントされたXカラム目のドット数が所定の閾値1を越
えている場合には、「連続カラム数1」をインクリメント
し(ステップS68)、そのインクリメントされた「連続
カラム数1」が「閾カラム数1(例えば、「20」)」に達
したか否かを判定する(ステップS69)。「連続カラム
数1」が「閾カラム数1」に達していないときは、ステッ
プS66に戻る。一方、「連続カラム数1」が「閾カラム
数1」に達したときは、「連続カラム数2」として初期値
の1をセットする(ステップS70)。その後、(X+連
続カラム数2)のカラム目に記録されるべきドット数を
カウントし(ステップS71)、ステップS72,S73
の判定において、そのカウントされたドット数が所定の
閾値2以下、かつ所定の閾値3(>閾値2)以上のとき
は、ステップS74に移行して「連続カラム数2」をイン
クリメントし、そのインクリメントされた「連続カラム
数2」が「閾カラム数2(例えば、「1」)」を越えたとき
はステップS66に戻り、それが越えないときはステッ
プS71に戻る。閾値2および閾値3は、例えば、それ
ぞれ記録デューティー1%および50%に対応する値に
設定することができる。
【0045】一方、ステップS72,S73の判定にお
いて、(X+連続カラム数2)のカラム目に記録される
べきドット数が閾値2を越え、かつ閾値3未満のとき
は、ステップS76に移行し、記録モードとして対策記
録モードを選択する。その対策記録モードは、後述する
ように、インク振動による画像障害を回避するための記
録モードである。
【0046】したがって、1走査により記録される画像
中に、所定の閾値1を越えた数のドットが記録されるカ
ラムがないときは、その画像は画像障害を生じないもの
と判断して、その画像を通常記録モードにより記録す
る。一方、1走査により記録される画像中に、所定の閾
値1を越えた数のドットが記録されるべきカラムが「閾
カラム数1」を越えて連続し、さらに、その「閾カラム
数」を越えたXカラム目から「閾カラム数2」までの連続
カラム中に、閾値2を越えかつ閾値3未満のドットが記
録されるべきカラムがあるときは、その画像中に、画像
障害の要因となるインク振動を発生させる画像パターン
が含まれ、かつ、その画像障害の実影響を受けやすい中
間デューティーの画像が含まれると判断して、その画像
を対策記録モードにより記録する。つまり、本例におい
ては、連続するnカラムに記録される高デューティーの
画像によって画像障害の要因となるインク振動が発生し
た場合に、それに連続するmカラム中の少なくとも1カ
ラムに中間デューティーの画像が記録されるときに、画
像障害の実影響があると判断し、このようなカラムが含
まれる画像を対策記録モードにより記録する。
【0047】次に、画像障害の影響を回避するために選
択される記録モード(対策記録モード)について説明す
る。その記録モードの具体例としては、下記の(A)、
(B)、(C)、および(D)を挙げることができる。 (A)同時に駆動するノズル数の上限を設定して記録す
るモード。 (B)ノズル全体を複数のエリアに分割して記録するモ
ード。 (C)キャリッジの移動速度を低下させ、かつ、その移
動速度に合わせて吐出口からのインクの吐出周波数を低
下させて記録するモード。 (D)上記(A)、(B)、(C)を組み合わせた記録
モード。
【0048】上記(A)の記録モードは、例えば、図1
0(a)のような画像を記録するときに選択された場合
には、図11(a)、(b)のように、設定された同時
駆動可能なノズル数を上限として同時駆動するノズルを
制限し、通常の記録モードであれば1走査により記録さ
れるべき画像を複数回の走査に分けて記録する。図11
(a)、(b)においては、同図中の上方に向かって搬
送される被記録媒体に対して、記録ヘッドが相対的に同
図中の下方に向かって移動するものとして現されてい
る。図11(b)の記録走査時は、同図中下側のノズル
を用いて次の行の画像を記録することもできる。また、
この記録モード(A)は、記録速度を可能な限り高速に
維持しつつ、画像弊害の影響を回避する記録モードとし
て好適である。例えば、記録対象の画像としては、通常
の記録モードによって記録したときに、1走査中におい
て駆動されない非駆動ノズルが存在するような画像が想
定できる。このような想定画像を記録モード(A)によ
って記録する場合には、非駆動ノズルが混在する分、同
時駆動可能な数のノズルを含むノズル幅つまり1走査に
よって記録可能な幅が大きくなる。この結果、走査回数
の増加を極力抑えて、記録速度を可能な限り高速に維持
することができる。さらに、記録ヘッドの特性や記録画
質の低下の程度に応じて、同時駆動可能なノズル数をダ
イナミックに変化させることにより、画像弊害の影響を
回避しつつ、記録速度をより高速に維持することができ
る。
【0049】上記(B)の記録モードは、ノズル全体を
多数の領域に細かく分割することにより、共通液室内に
おけるインクの振動時期を分散させて、効率よくインク
の振動を抑えることができる。そのため、この記録モー
ド(B)は、インク振動の抑制効果が高く、画質の低下
を確実に回避することができる。図3(a)、(b)は
記録モード(B)の具体例であり、図10(a)の画像
を2回の走査に分けて記録する。
【0050】上記(C)の記録モードは、記録モード
(B)とほぼ同等のインク振動の抑制効果を発揮するこ
とができる。また、走査回数が増加せずに記録速度が低
下するだけであるため、高速記録時と低速記録時におけ
るインク滴の着弾位置を合わせるための調整が必要では
あるものの、画像データを処理する上においては最も簡
易なモードである。
【0051】上記(D)の記録モードは、例えば、50
%以上の記録デューティーであっても画像弊害を回避で
きるときは、記録モード(A)によって記録し、50%
以上の記録デューティーでは画像弊害を回避できないと
きは、記録モード(B)によって記録する。このよう
に、記録画像の画質と記録速度との兼ね合いによって、
複数の記録モードを選択する。
【0052】(他の実施形態)nカラムの連続記録によ
り生じた液室内のインク振動の弊害が後に続くmカラム
の間持続し、そのmカラムのどの位置においても中間デ
ューティーの画像に対してインク振動の実弊害が及ぶ場
合には、その実弊害を回避すべく記録モードを選択する
こともできる。これに対して、前述した実施形態におけ
るnカラム、mカラムの検出目的は、液室内のインク振
動によって、「mカラム以上連続する中間デューティー
の記録エリアの一様性が乱される」という実弊害を回避
することであり、実弊害の傾向と対策が異なる。
【0053】また、液室内のインク振動による弊害が
「インクの振動が生じる領域から一定距離Y離れた場所」
に影響を及ぼす場合には、その距離Yを実弊害回避のた
めの情報として用いて対処することができる。具体的に
は、図8中のステップS51および図9中のステップS
71において、「(X+連続カラム数2)のカラムのド
ット数をカウント」に代えて「(X+Y+連続カラム数
2)のカラムのドット数をカウント」の処理をすればよ
い。この場合のYは、距離Yに対応するカラム数であ
る。
【0054】(その他)画像パターンの検出および記録
モードの変更は、ホスト側のプリンタドライバ内にて処
理する他、各処理を実施するシステムに応じてホスト側
で行ってもよく、また装置本体側で行ってもよい。
【0055】また、特に請求項1に記載の本発明の実施
形態において、従来の技術との差異は、共通液室内のイ
ンクの振動を考慮したことにある。それゆえ、従来の技
術として、例えば、被記録媒体上の所定サイズの矩形画
像領域内に記録すべき画素数が所定の割合を越えるかど
うかを検知し、それが越えたときに、装置の電源容量を
越えてしまうおそれがあると判断して、記録デューティ
を下げて記録を行う技術においては、電源容量という平
均的なものに対する制御となrり、検出する記録デュー
ティは、ある程度の時間レンジを許容するものとなる。
一方、特に請求項1に記載の本発明の実施形態において
は、1カラムから数カラム程度の短時間での記録状態を
検出することになり、このような点において従来の技術
とは根本的に異なる。
【0056】また、従来の技術として、例えば、同時に
インクを吐出するノズル数が多い場合に、一度に大きな
電流が流れて電圧降下が生じることを考慮し、同時にイ
ンクを吐出するノズル数を検知して、このノズル数に応
じてインク吐出用の駆動パルスの幅を変調する技術にお
いて、現在のインクジェット記録にて一般的な記録方
式、つまり記録ヘッド内のヒータを幾つかのブロックに
分割して記録を行うようなブロック分割記録方式を採っ
た場合には、時間の異なる各ブロック毎の同時吐出数の
検出を行わなければ意味をなさない。これに対して、特
に請求項1に記載の本発明の実施形態においては、同時
吐出による共通液室全体のインク振動に対応するため、
駆動ブロックとは大きく関係しない記録状態を検出する
ことになり、このような点において従来の技術とは大き
く異なる。
【0057】また、従来の技術として、例えば、ベタ画
像等、インクの吐出に伴って大量のミストを発生する画
像を記録するときに、ミストの出にくい記録方法に切り
換える技術においては、一般的に、大量のミストの発生
を防止するために、記録ヘッドのノズルの特定領域での
インク吐出の集中も検出して制御を行う。これに対し
て、特に請求項1に記載の本発明の実施形態において
は、共通液室全体のインク振動を検出するために、記録
ヘッド全体(もしくはそれに近い)のノズル列に対してイ
ンク吐出を検出することになり、このような点において
従来の技術とは大きく異なる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、インク
の吐出に起因する共通液室内のインクの振動を考慮し
て、その影響が記録画質に及ぶことを回避することによ
り、高品位の画像を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な記録ヘッドの要部の斜視図
である。
【図2】本発明を適用可能な記録装置の要部の斜視図で
ある。
【図3】図2の記録装置の制御系の概略ブロック構成図
である。
【図4】本発明を適用可能なホスト装置におけるドライ
バソフトウェアのブロック構成図である。
【図5】本発明によって実施可能な第1の検出方法を説
明するためのフローチャートである。
【図6】本発明によって実施可能な第2の検出方法を説
明するためのフローチャートである。
【図7】本発明によって実施可能な第4の検出方法を説
明するためのフローチャートである。
【図8】本発明によって実施可能な第5の検出方法を説
明するためのフローチャートである。
【図9】本発明によって実施可能な第6の検出方法を説
明するためのフローチャートである。
【図10】(a)、(b)、(c)は、記録デューティ
ーと記録弊害との関係の説明図である。
【図11】(a)、(b)は、本発明において選択可能
な記録モードの一例の説明図である。
【図12】(a)、(b)は、本発明において選択可能
な記録モードの他の例の説明図である。
【図13】(a)、(b)は、従来の異なる記録方法の
説明図である。
【符号の説明】
10 記録ヘッド 11 記番 12 流路壁 13 天板 14 吐出口 15 流路 16 共通液室 17 供給管 18 発熱素子(電気熱変換体) 19 配線 200 ホスト装置 201 アプリケーションソフトウェア 202 描画処理インターフェース 204−1〜204−n 装置固有描画手段 205 色特性変換手段 206 ハーフトーニング手段 207 カラムモニタ手段 208 プリントコマンドエンコード手段 209 スプーラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 顕季 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井手 大策 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA18 EB29 EB49 EC03 EC07 EC11 EC42 EC74 EC80 FA03 FA10 2C057 AF09 AF21 AG16 AL32 AL40 AM03 AM30 AN01 BA03 BA13

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための複数の吐出口の
    それぞれに連通する複数の流路と、該複数の流路にイン
    クを供給するための共通液室と、を有する記録ヘッドを
    用いて、記録を行うインクジェット記録装置において、 インクの吐出によって生じる前記共通液室内のインクの
    振動に基づいて記録画質に影響を与える画像パターンを
    検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて記録モードを選択す
    るモード選択手段と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクを吐出するための複数の吐出口の
    それぞれに連通する複数の流路と、該複数の流路にイン
    クを供給するための共通液室と、を有する記録ヘッドを
    用いて、記録を行うインクジェット記録装置において、 記録画質に影響を与える画像パターンを検出する検出手
    段と、 前記検出手段によって検出された画像パターンによる影
    響が該画像パターンの記録領域外の領域に及ぶ場合に、
    その影響が及ぶ領域に、実影響が生じる画像が記録すべ
    き画像としてあるか否かを判定する実影響判定手段と、 前記検出手段の検出結果および実影響判定手段の判定結
    果に基づいて記録モードを選択するモード選択手段と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、1カラム中の記録デュ
    ーティが、前記共通液室内のインクの振動に基づいて記
    録画質に影響を与える所定のデューティ範囲内にあるか
    否かを検出することを特徴とする請求項1もしくは2に
    記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、連続するnカラムにお
    ける各カラムの記録デューティが、前記共通液室内のイ
    ンクの振動に基づいて記録画質に影響を与える所定のデ
    ューティ範囲内にあるか否かを検出することを特徴とす
    る請求項1もしくは2に記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、連続するnカラムの平
    均記録デューティが、前記共通液室内のインクの振動に
    基づいて記録画質に影響を与える所定のデューティ範囲
    内にあるか否かを検出することを特徴とする請求項1も
    しくは2に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記実影響判定手段は、1カラム中の記
    録デューティが所定のデューティ範囲内にあるか否かを
    検出することを特徴とする請求項2に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記実影響判定手段は、連続するnカラ
    ムにおける各カラムの記録デューティが所定のデューテ
    ィ範囲内にあるか否かを検出することを特徴とする請求
    項2に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記実影響判定手段は、連続するnカラ
    ムの平均記録デューティが所定のデューティ範囲内にあ
    るか否かを検出することを特徴とする請求項2に記載の
    インクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記実影響は、インクの吐出によって生
    じる前記共通液室内のインクの振動に基づく記録画質へ
    の影響であることを特徴とする請求項2に記載のインク
    ジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記モード選択手段が選択する記録モ
    ードは、前記複数の吐出口全体に対して同時にインクの
    吐出駆動が可能な数を制限する記録モードであることを
    特徴とする請求項1もしくは2に記載のインクジェット
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記モード選択手段が選択する記録モ
    ードは、前記複数の吐出口全体を複数のエリアに分割し
    て記録する記録モードであることを特徴とする請求項1
    もしくは2に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記モード選択手段が選択する記録モ
    ードは、前記記録ヘッドの走査速度を低下し、かつイン
    クの吐出周波数を低くする記録モードであることを特徴
    とする請求項1もしくは2に記載のインクジェット記録
    装置。
  13. 【請求項13】 前記モード選択手段が選択する記録モ
    ードは、請求項10から請求項12の中の記録モードを
    組合わせたモードであることを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録ヘッドは、インクの吐出エネ
    ルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有
    することを特徴とする請求項1から13のいずれかに記
    載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 インクを吐出するための複数の吐出口
    のそれぞれに連通する複数の流路と、該複数の流路にイ
    ンクを供給するための共通液室と、を有する記録ヘッド
    を用いて、記録を行うインクジェット記録方法におい
    て、 インクの吐出によって生じる前記共通液室内のインクの
    振動に基づいて記録画質に影響を与える画像パターンを
    検出するステップと、 前記検出結果に基づいて記録モードを選択するステップ
    と、 を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 インクを吐出するための複数の吐出口
    のそれぞれに連通する複数の流路と、該複数の流路にイ
    ンクを供給するための共通液室と、を有する記録ヘッド
    を用いて、記録を行うインクジェット記録方法におい
    て、 記録画質に影響を与える画像パターンを検出するステッ
    プと、 前記検出された画像パターンによる影響が該画像パター
    ンの記録領域外の領域に及ぶ場合に、その影響が及ぶ領
    域に、実影響が生じる画像が記録すべき画像としてある
    か否かを判定するステップと、 前記検出結果および前記判定結果に基づいて記録モード
    を選択するステップと、 を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
  17. 【請求項17】 前記画像パターンを検出するために、
    1カラム中の記録デューティが、前記共通液室内のイン
    クの振動に基づいて記録画質に影響を与える所定のデュ
    ーティ範囲内にあるか否かを検出することを特徴とする
    請求項15もしくは16に記載のインクジェット記録方
    法。
  18. 【請求項18】 前記画像パターンを検出するために、
    連続するnカラムにおける各カラムの記録デューティ
    が、前記共通液室内のインクの振動に基づいて記録画質
    に影響を与える所定のデューティ範囲内にあるか否かを
    検出することを特徴とする請求項15もしくは16に記
    載のインクジェット記録方法。
  19. 【請求項19】 前記画像パターンを検出するために、
    連続するnカラムの平均記録デューティが、前記共通液
    室内のインクの振動に基づいて記録画質に影響を与える
    所定のデューティ範囲内にあるか否かを検出することを
    特徴とする請求項15もしくは16に記載のインクジェ
    ット記録方法。
  20. 【請求項20】 前記実影響が及ぶ画像を判定するため
    に、1カラム中の記録デューティが所定のデューティ範
    囲内にあるか否かを検出することを特徴とする請求項1
    6に記載のインクジェット記録方法。
  21. 【請求項21】 前記実影響が及ぶ画像を判定するため
    に、連続するnカラムにおける各カラムの記録デューテ
    ィが所定のデューティ範囲内にあるか否かを検出するこ
    とを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録
    方法。
  22. 【請求項22】 前記実影響が及ぶ画像を判定するため
    に、連続するnカラムの平均記録デューティが所定のデ
    ューティ範囲内にあるか否かを検出することを特徴とす
    る請求項16に記載のインクジェット記録方法。
  23. 【請求項23】 前記実影響は、インクの吐出によって
    生じる前記共通液室内のインクの振動に基づく記録画質
    への影響であることを特徴とする請求項16に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  24. 【請求項24】 前記選択される記録モードは、前記複
    数の吐出口全体に対して同時にインクの吐出駆動が可能
    な数を制限する記録モードであることを特徴とする請求
    項15もしくは16に記載のインクジェット記録方法。
  25. 【請求項25】 前記選択される記録モードは、前記複
    数の吐出口全体を複数のエリアに分割して記録する記録
    モードであることを特徴とする請求項15もしくは16
    に記載のインクジェット記録方法。
  26. 【請求項26】 前記選択される記録モードは、前記記
    録ヘッドの走査速度を低下し、かつインクの吐出周波数
    を低くする記録モードであることを特徴とする請求項1
    5もしくは16に記載のインクジェット記録方法。
  27. 【請求項27】 前記選択される記録モードは、請求項
    24から請求項26の中の記録モードを組合わせたモー
    ドであることを特徴とする請求項15もしくは16に記
    載のインクジェット記録方法。
  28. 【請求項28】 前記記録ヘッドは、インクの吐出エネ
    ルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有
    することを特徴とする請求項15から27のいずれかに
    記載のインクジェット記録方法。
  29. 【請求項29】 インクを吐出するための複数の吐出口
    のそれぞれに連通する複数の流路と、該複数の流路にイ
    ンクを供給するための共通液室と、を有する記録ヘッド
    を用いて、記録を行うプログラムを格納するコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体において、 インクの吐出によって生じる前記共通液室内のインクの
    振動に基づいて記録画質に影響を与える画像パターンを
    検出するステップと、 前記検出結果に基づいて記録モードを選択するステップ
    と、 を有するプログラムを格納したことを特徴とするコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
  30. 【請求項30】 インクを吐出するための複数の吐出口
    のそれぞれに連通する複数の流路と、該複数の流路にイ
    ンクを供給するための共通液室と、を有する記録ヘッド
    を用いて、記録を行うプログラムを格納するコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体において、 記録画質に影響を与える画像パターンを検出するステッ
    プと、 前記検出された画像パターンによる影響が該画像パター
    ンの記録領域外の領域に及ぶ場合に、その影響が及ぶ領
    域に、実影響が生じる画像が記録すべき画像としてある
    か否かを判定するステップと、 前記検出結果および前記判定結果に基づいて記録モード
    を選択するステップと、 を有するプログラムを格納したことを特徴とするコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203490A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットプリンタ
JP2010184475A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、及び、液体噴射方法

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