JP2002162967A - 通信端末装置及び着信音再生方法 - Google Patents

通信端末装置及び着信音再生方法

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JP2002162967A
JP2002162967A JP2000360259A JP2000360259A JP2002162967A JP 2002162967 A JP2002162967 A JP 2002162967A JP 2000360259 A JP2000360259 A JP 2000360259A JP 2000360259 A JP2000360259 A JP 2000360259A JP 2002162967 A JP2002162967 A JP 2002162967A
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measures
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JP2000360259A
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Hiroshi Shirakawa
浩 白川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者毎に着信音パターンを容易に変化させ
ることができるとともに、着信音を音楽的にも自然なも
のにする。 【解決手段】 携帯電話は、音を外部出力するための音
源12及びサウンダー13と、数字と複数種類の音名と
が対応付けされている音階テーブルTB1が保持されて
いるROM6と、音階テーブルTB1に基づいて着信し
た発信者の電話番号を複数の音名に変換し、ROM6に
保持されているリズムテーブルTB2に基づいてこの複
数の音名を所定数の小節内に割り当て、その音名を割り
当てた所定数の小節を単位として繰り返して再生してサ
ウンダー13により着信音として出力する着信フレーズ
合成部32とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信時に着信音を
出力する通信端末装置及びそのような通信端末装置が着
信音を出力するための着信音再生方法に関し、詳しく
は、携帯型の電話装置の適用に好適な通信端末装置及び
着信音再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話等では、他の携帯電
話への着信の区別や発信者の区別をするために、着信パ
ターンを変化させることができるようになっている。着
信パターンを変化させることとしては、着信音或いは着
信メロディ(いわゆる着メロ、以下、単に着信音という
場合も含む。)の再生パターンを変化させることや、着
信表示用のLED(Light Emitting Diode)の発光パタ
ーンを変化させることが挙げられる。例えば、このよう
な着信パターンを特定の電話番号に対応させて設定する
ことにより、受信者は、電話に出ることなく発信者を特
定することができるようになる。これにより、例えば、
着信音により、折り畳み型の携帯電話においては開く前
に発信者を知ることができ、或いはバック等に携帯電話
をしまった状態で発信者を知ることができる。
【0003】このようなことから、着信パターンの種類
を多くすることが発信者の特定を容易にするので、着信
パターンの設定手法について種々の提案がなされてい
る。
【0004】例えば、携帯電話には、予め複数種類の着
信パターンを内蔵しているものがある。例えば、着信音
のパターンや着信表示用のLEDの発光パターンについ
て複数種類内蔵しているものがあり、それらがユーザー
により選択可能とされている。
【0005】また、携帯電話には、ユーザーがキーを操
作して、オリジナルのメロディーを着信音として入力す
ることができるものもある。この場合、ユーザーは、本
を見ながらキー操作によりメロディーを入力する。ま
た、このような機能により、ユーザーは、自作の曲を着
メロとして入力することができるので、着信時には、発
信者を特定することの他に、再生されるメロディーを楽
しむことができるようになる。
【0006】さらに、携帯電話には、ユーザーがいわゆ
るインターネット等から着メロをダウンロードして取得
することができるものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに着信パターンの設定手法が種々提案されているが、
設定に手間がかかる等の種々の問題がある。
【0008】すなわち、内蔵している着信パターンを設
定する機能の場合には、予め電話番号と対応付けすると
いったような所定の設定操作がユーザーに要求される。
さらに、このような着信パターンが内蔵されている場合
には、設定可能とされるパターンにも制限がある。
【0009】また、キー操作によりメロディーを入力す
る場合には、音楽的な知識を有するユーザーは別とし
て、その入力が思うようにできない場合がある。また、
ダウンロードにより着信音を取得する場合には、課金さ
れ、金がかかってしまう。
【0010】さらに、自作でメロディーを入力する場合
には、音源が多音化してきた場合には、UI(ユーザー
インターフェース)も複雑になり、入力に手間がかか
る。これでは、入力機能の使用をユーザーが敬遠する原
因になる。さらに、そのような複雑なUIは、設計面に
おいても、時間と労力が必要になる。
【0011】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであり、発信者毎に着信音パターンを容易に
変化させることができるとともに、そのような着信音が
音楽的にも自然なものである通信端末装置及び着信音再
生方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信端末装
置は、上述の課題を解決するために、情報を構成する要
素と複数種類の音名との対応付けが保持されている記憶
手段と、記憶手段が保持する対応付けに基づいて、着信
した発信者の固有の情報を複数の音名に変換し、この複
数の音名を所定数の小節内に割り当てる音名変換手段
と、音名変換手段において音名が割り当てられた所定数
の小節を単位として繰り返して再生して音出力手段によ
り着信音として出力する着信音出力手段とを備える。
【0013】このような構成を備えた通信端末装置は、
情報を構成する要素と複数種類の音名との対応付けが記
憶手段に保持されており、この対応付けに基づいて、着
信した発信者の固有の情報を複数の音名に変換し、この
複数の音名を所定数の小節内に音名変換手段により割り
当て、着信音出力手段により、音名変換手段において音
名が割り当てられた所定数の小節を単位として繰り返し
て再生して音出力手段にて着信音として出力する。
【0014】これにより、通信端末装置は、発信者の固
有の情報により得た音名を、所定数の小節に割り当て
て、その割り当てた所定数の小節を単位として繰り返し
再生した着信音を出力する。
【0015】また、本発明に係る着信音再生方法は、上
述の課題を解決するために、情報を構成する要素と複数
種類の音名との対応付けに基づいて、着信した発信者の
固有の情報を複数の音名に変換する変換工程と、変換工
程にて変換された複数の音名を所定数の小節内に割り当
てる割当て工程と、割当て工程にて音名が割り当てられ
た所定数の小節を単位として繰り返して再生して音出力
手段により着信音として出力する着信音出力工程とを有
する。
【0016】これにより、着信音再生方法は、発信者の
固有の情報により得た音名を、所定数の小節に割り当て
て、その割り当てた所定数の小節を単位として繰り返し
再生した着信音を出力する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。この実施の形態は、本
発明を、携帯型の電話装置であるいわゆる携帯電話に適
用したものである。
【0018】携帯電話は、図1に示すように、アンテナ
1、送受信切換部2、送信部3、受信部4、信号処理部
20、RAM(Random Access Memory)5、ROM(Re
ad Only Memory)6、表示部7、アンプ8,9、マイク
10、レシバー11、音源12、サウンダー13及び操
作部14を備えている。
【0019】ここで、信号処理部20については、DS
P(Digital Signal Processor)21、コーデック22
及びCPU23を備えている。また、CPU23につい
ては、図2に示すように、電話番号抽出部31及び着信
フレーズ合成部32を備えている。また、ROM6は、
音階テーブルTB1及びリズムテーブルTB1を備えて
いる。
【0020】このような携帯電話の構成において、音源
12及びサウンダー13は、音を外部出力する音出力手
段として機能し、ROM6は、情報を構成する要素とさ
れる数字と複数種類の音名との対応付けが保持されてい
る記憶手段として機能し、着信フレーズ合成部32は、
ROM6が保持する対応付けに基づいて、着信した発信
者の固有の情報としての電話番号を複数の音名に変換
し、この複数の音名を所定数の小節内に割り当てる音名
変換手段としての機能及び音名変換手段としての機能に
おいて音名が割り当てられた所定数の小節を単位として
繰り返して再生して上述の音出力手段により着信音とし
て出力する着信音出力手段としての機能を有している。
【0021】このように構成されている携帯電話につい
て、先ず、発信元或いは呼出し元としての発呼動作及び
受信側としての着信動作を説明する。先ず、携帯電話の
発呼動作について説明する。
【0022】通話を行う場合、発信時には、相手先の電
話番号の入力か、RAM5に登録されている電話番号を
呼び出すための操作部14のキー操作がユーザーによっ
てなされる。ここで、ユーザーによってなされるキー操
作は、例えば、短縮ダイヤル番号又はダイヤル番号のキ
ー操作である。CPU30は、このキー操作に応じて送
信部5及び送受信切換部2を介して、アンテナ1から発
信要求或いは接続要求を発信し、回線に接続する。
【0023】また、着信時には、CPU30は、アンテ
ナ1、送受信切換部2及び受信部4を介して着呼信号を
受信すると、サウンダー13によって着信音を鳴動させ
る。具体的には、CPU30は、音源12を制御して、
所定の着信音を後段のサウンダー13から出力する。さ
らにこのとき、CPU30は、表示部7への着信表示も
行う。例えば、表示部7に表示される着信表示について
は、発信者の氏名や電話番号等である。ここで、着信音
については、本発明により実現される要部であり、後で
詳述する。
【0024】このようにしてサウンダー13から出力さ
れた着信音を聞いたユーザーは、操作部14により着信
応答操作をする。例えば、着信応答操作は、所定のボタ
ンが操作されることによりなされる。そして、このよう
な着信応答操作がなされるまで、CPU30は、サウン
ダー13から継続して着信音を出力する。
【0025】着信応答操作がなされた場合、CPU30
は、送信部3、送受信切換部2及びアンテナ1からの着
呼信号を発信し、回線を接続する。
【0026】回線が接続された後は、携帯電話を構成す
る各部は、回線切断操作が行われるまで通話可能状態を
維持するように動作する。通話状態において、携帯電話
の各部は次のように動作する。
【0027】通話内容を発信する場合は、携帯電話は次
のように動作する。マイク10から音声が入力され、マ
イク10から出力された音声信号は、アンプ8にて増幅
される。アンプ8にて増幅された音声信号は、コーデッ
ク22において符号化されて、CPU30によって制御
されるDSP21においてデジタルデータ処理がなさ
れ、送信部3、送受信切換部2及びアンテナ1を介して
回線上に送信される。
【0028】一方、相手からの通話内容を受信する場合
には、携帯電話は次のように動作する。アンテナ1、送
受信切換部2及び受信部4を介して入力されて相手から
の通話データは、CPU30にて制御されるDSP21
においてデジタルデータ処理がなされ、コーデック22
にて音声信号として復号される。コーデック22にて復
号された音声信号は、アンプ9にて増幅されて音声とし
てレシーバ11から出力される。
【0029】以上のように携帯電話は発呼動作及び着信
動作をする。次に、本発明により実現される着信音の生
成について説明する。
【0030】CPU30は、図2に示すように、電話番
号抽出部31及び着信フレーズ合成部32を備えてお
り、電話番号抽出部31は、着信時に、受信部4から出
力される情報から発信者の電話番号を抽出する。着信フ
レーズ合成部32では、電話番号抽出部31により抽出
された電話番号に基づいて、着信音として出力されるメ
ロディー(いわゆる着メロ)を生成する。
【0031】この着信フレーズ合成部32は、メロディ
アスなものとして、電話番号に基づいた着信音用のメロ
ディーを生成する。具体的には、着信フレーズ合成部3
2は、ROM6に記憶されている音楽素材に基づいてメ
ロディーを生成する。
【0032】人間が任意の音名の配列、すなわち音階を
メロディアスに聞くことができる条件としては、音の配
列(音階)及び音の長さ(リズム)の2つが必要になる
と言える。ROM6には、そのような最低限の条件を満
たすメロディーを生成するための音楽素材の情報として
のテーブルが用意されている。
【0033】具体的には、ROM6は、図2に示すよう
に、音階テーブルTB1及びリズムテーブルTB2を備
えており、音階テーブルTB1には、数字と音名とが対
応されて登録されており、リズムテーブルTB2には、
リズムが登録されている。この音階テーブルTB1及び
リズムテーブルTB2は、音楽素材の情報源を構成す
る。先ず、音階テーブルTB1について詳細に説明す
る。
【0034】音階テーブルTB1は、数字を音階として
表現するためのテーブルであり、すなわち数字と音名と
が対応されているテーブルである。そして、実際には、
音階テーブルTB1は、数字と音名との対応付け(或い
は組合せ)のパターンが異なる複数種類のテーブルとし
て用意されている。そして、このように数字と音名との
対応付けが異なるパターンのテーブルは、選択可能とさ
れており、その選択は、自動的或いはユーザーの手動に
よって選択可能とされている。以下、音階テーブルTB
1において採用している数字と音名の対応付けについて
具体的に説明する。
【0035】音階テーブルTB1としては、音楽的なス
ケール(音階)を使用して、数字と音名とを対応させ
る。ここで、音階とは、音程をある一定の規則的な順序
に並べたものをいう。そして、異なるスケールを使用し
て、数字と音名とが対応付けさせて、複数のテーブルを
用意している。以下に、種々のスケールにより形成され
る数字と音名とのテーブルの例について説明する。例え
ば、メジャースケールに基づいて、下記の表に示すよう
に数字と音名とが対応付けされたテーブルを用意してい
る。ここでは、1,2,・・・,8,9,0の数字に対
して、1度から10度のハ長調で音名を対応付けする。
すなわち、1,2,・・・,8,9,0の数字に対して
規則的に音名を対応付けする。
【0036】
【表1】
【0037】このメジャースケールによる音階は、なじ
み深い音階であるので、このメジャースケールに基づい
て対応付けされた数字と音名とを使用した場合、任意の
数列の組合せとして構成される音名の組合せは、メロデ
ィー的に不協とはならない。
【0038】また、1,2,・・・,8,9,0の数字
に対して不規則に音名を対応付けするスケールを使用し
てテーブルを構成することもできる。そのようなスケー
ルとしては、5音階よりなるいわゆるペンタトニックス
ケールがある。ペンタトニックスケールは、所定の音名
を除くことによって実現されるスケールと言える。
【0039】ペンタトニックスケールを使用することに
より、5音階よりなる音名を1,2,・・・8,9,0
の数字に対応付けすることができ、これにより、1〜0
の音階に2オクターブの帯域を持たせることが可能にな
る。このようなペンタトニックスケールに基づいて対応
付けされた数字と音名とを使用した場合、任意の数列の
組合せとして構成される音名の組合せは、比較的自然に
聞こえるメロディーを構成する。
【0040】例えば、ペンタトニックスケールとして
は、ブルーノートペンタトニックスケール、いわゆる沖
縄音階のスケール或いは中国風の音階のスケールが挙げ
られる。
【0041】ブルーノートペンタトニックスケールに基
づいた数字と音名との対応付けは下記の表のようにな
る。
【0042】
【表2】
【0043】例えば、この表示に示す例は、Cのブルー
ノートによるものである。このようなブルーノートペン
タトニックスケールに基づいた場合、任意の数列の組合
せとして構成される音名の組合せは、ブルースがかった
渋みのあるフレーズを奏でるメロディーになる。
【0044】また、いわゆる沖縄音階のスケールに基づ
いた数字と音名との対応付けは下記の表のようになる。
【0045】
【表3】
【0046】このような沖縄音階のスケールに基づいた
場合、任意の数列の組合せとして構成される音名の組合
せは、沖縄音楽風のフレーズを奏でるメロディーにな
る。
【0047】また、中国風の音階のスケールに基づいた
数字と音名との対応付けは下記の表のようになる。
【0048】
【表4】
【0049】このような中国風の音階のスケールに基づ
いた場合、任意の数列の組合せとして構成される音名の
組合せは、中国音楽風のフレーズを奏でるメロディーに
なる。
【0050】また、近年、携帯電話には、和音として着
メロが出力される機能を有するものもある。例えば、そ
のような携帯電話では、着信音用の音源を和音対応とす
ることによって、和音とされた着メロの出力を実現して
いる。
【0051】例えば、本発明の実施の形態では、コード
ルート(和音の根音)とするメジャーコードを数字に割
り当てたテーブルも用意し、これにより、着信音を和音
演奏することを可能としている。
【0052】また、このような和音を数字に割り当てる
ような場合において、コードタイプを、マイナーコー
ド、7thコードにすることもできる。これにより、和音
の響きに変化を与えることが可能になり、和音の趣を変
えることができるようになる。
【0053】また、このように数字に和音を割り当てる
場合でも、上述したよう数種類のスケールから選べるよ
うにできることは言うまでもない。
【0054】以上のように、音階テーブルTB1は、種
々のスケールに基づいて数字と音名とが対応付けされた
複数種類のテーブルとして構成されている。次に、リズ
ムテーブルTB2について詳細に説明する。
【0055】リズムテーブルTB2は、リズムパターン
を規定するテーブルである。
【0056】例えば、一般には、上述したように数字と
音名とを対応付けし、着信した電話番号についてそのよ
うな対応付けに基づいて変換して得られる複数の音名
(以下、音名列という。)をそのまま等速度で再生する
ことが考えられる。しかし、これでは、再生されるメロ
ディーは、単調になり、また4拍子等音楽的に切りの良
い拍子にならない。
【0057】リズムテーブルTB2は、そのように再生
されることをなくし、電話番号を変換して得た複数の音
名列を音楽的に再生するようにしている。すなわち、リ
ズムテーブルTB2は、音名列を音楽的に発音させるた
めのリズムのルールを規定するものである。ここで、上
述の再生が等速度としては、音符的に同じ長さの再生等
が挙げられる。
【0058】リズムのルールとして、例えば、4/4拍
子を基本ビートとして採用している。そして、4/4拍
子の場合、最低4小節単位の区切りは必要であることか
ら、10桁或いは11桁或いは将来的には12桁も考え
られるが、そのような桁数の電話番号により音名列が生
成されることを前提とすれば、1フレーズの小節単位と
しては、1小節、2小節或いは4小節が候補になる。こ
れにより、実際の場面においては、このような1小節、
2小節或いは4小節が単位とされた1フレーズが、着信
応答操作がなされるまで繰り返し再生されるようにな
る。
【0059】そして、このリズムテーブルTB2は、複
数種類のリズムテーブルによって構成されている。すな
わち、リズムテーブルTB2は、種々のリズムパターン
をリズムテーブルとして用意している。以下に、用意す
るリズムテーブルの具体例について説明する。
【0060】例えば、電話番号に基づいて得た音名列を
2小節を1フレーズとして割り当てたリズムテーブルを
用意している。
【0061】この場合において、現行の携帯電話の電話
番号のように、電話番号の桁数が10桁のときには、図
3中(A)に示すような1フレーズのリズムテーブルを
用意する。この図3中(A)に示すように、電話番号の
桁数が10桁のときには、10個の8分音符と6個の8
分休符とを使用して、それらを適宜配置して、2小節で
基本ビートの4/4拍子を満たしているリズムテーブル
を用意する。
【0062】8分音符を使用した場合には、2小節内1
6個の8分音符を入れることが可能になるが、現行の携
帯電話の電話番号のように、10桁であることを前提と
して、そのような桁数の電話番号に基づいて得た音名列
を8分音符とした場合には、8分音符として6個分が余
ってしまうので、8分休符を使用して2小節内において
基本ビートの4/4拍子を満たすようにしている。
【0063】また、電話番号の桁数が11桁のときに
は、図3中(B)に示すような1フレーズのリズムテー
ブルを用意する。この図3中(B)に示すように、電話
番号の桁数が11桁のときには、11個の8分音符と5
個の8分休符とを使用して、それらを適宜配置して、2
小節で基本ビートの4/4拍子を満たしているリズムテ
ーブルを用意する。
【0064】また、電話番号の桁数が12桁のときに
は、図3中(C)に示すような1フレーズのリズムテー
ブルを用意する。この図3中(C)に示すように、電話
番号の桁数が12桁のときには、12個の8分音符と4
個の8分休符とを使用して、それらを適宜配置して、2
小節で基本ビートの4/4拍子を満たしているリズムテ
ーブルを用意する。図3中(C)に示す例では、電話番
号が12桁の場合には、3個の8分音符と1個の8分休
符とを一組(2拍子)として、それの組が4組とされた
リズムテーブルとしている。
【0065】例えば、現行の電話番号は10桁若しくは
11桁であるのが、これに限定されることなく他の桁数
についてもリズムテーブルを用意しておく。具体的に
は、上述したように、現行で使用されていない電話番号
の桁数が12桁分である場合に対応したリズムテーブル
を用意しておく。これにより、将来において桁数が増え
た場合についても、十分対応が図られるようになる。
【0066】以上のように、リズムテーブルTB2の具
体例として挙げることができる。しかし、これに限定さ
れないことはいうまでもない。
【0067】例えば、上述の例では、数字に割り付ける
音符として8分音符を挙げて説明したが、8分音符を使
用することに限定されるものではなく、他の音符、例え
ば、付点8分音符、16分音符、4分音符、付点4分音
符等に数字を割り付けることもできる。この場合、所定
数の小節(例えば上述したように2小節)に配置し、そ
の配置によっても当該小節内において音楽的に完結する
ようになされることは言うまでもない。このように、使
用する音符を任意とすることにより、さまざまなリズム
のリズムテーブルを用意することができる。例えば、4
分音符を使用した12桁の電話番号用のリズムテーブル
は、図4に示すようになる。
【0068】また、上述したようなさまざまなリズムテ
ーブルは、携帯電話に予め用意されていることも考えら
れるが、ユーザーが生成したものとして登録されたもの
であっても良い。例えば、ユーザーによってリズムテー
ブルが生成される場合において、ユーザーによって設定
可能なリズムテーブルの部分としては、1フレーズの小
節数、使用する音符、小節内への音符の配列等が挙げら
れる。
【0069】また、上述の例では、2小節を単位として
1フレーズをなすような場合について説明した。しか
し、これに限定されるものではなく、フレーズの異なる
小節を組み合わせて、1フレーズのリズムテーブルを構
成することもできる。具体的には、図5に示すように、
2小節を単位として異なるフレーズA,Bを2つ組み合
わせて、4小節単位とする1フレーズのリズムテーブル
とする。これにより、1フレーズ(4小節内)に電話番
号により得た異なるフレーズが複数格納されるようにな
る。このような原理に基づけば、繰り返しの単位とされ
る1フレーズの構成する所定数の小節内に電話番号の桁
数の倍数の音符を配置したリズムテーブルとすることが
できる。
【0070】以上のように、リズムテーブルTB2は、
携帯電話の桁数、各種音符等の組合せとして、種々用意
されている。
【0071】ROM6には、上述したような音階テーブ
ルTB1及びリズムテーブルTB2が格納されている。
着信音フレーズ合成部32では、このようにROM6に
格納されている音階テーブルTB1及びリズムテーブル
TB2の設定内容に応じて、着信音の1フレーズを生成
する。具体的には、着信音フレーズ合成部32は、次の
ようにして、所望の音楽テーブルTB1及びリズムテー
ブルTB2に基づいて、着信音の1フレーズを生成す
る。
【0072】ここで、電話番号の変換に使用する音階テ
ーブルTB1及びリズムテーブルTB2の設定について
は、少なくとも当該電話番号を変換する直前までには予
めなされている必要があるが、例えば、その設定につい
ては、自動的になされるようにしても良く、ユーザーに
よって設定されるようにしても良い。
【0073】例えば、設定を自動的に行う例としては、
ある規則に基づいて設定したり、ランダムで設定したり
することが挙げられる。例えば、曜日や時間等によって
設定を替えていくようにするようにである。また、リズ
ムテーブルは、携帯電話の桁数が設定要件とされている
ことから、着信した電話番号の桁数に応じてその時々に
適宜自動的に設定するようにしても良い。一方、ユーザ
ーにより設定を行う例としては、操作部14の操作によ
り設定すること等が挙げられる。
【0074】そして、このように設定された設定情報に
ついては、RAM5等の記憶手段に記憶しておいて、C
PU30は、着信の際に、その記憶手段に記憶されてい
る設定情報を読み出して、その設定情報に基づいて音階
テーブルTB1及びリズムテーブルTB2を選択する。
そして、CPU30は、選択した音階テーブルTB1及
びリズムテーブルTB2に基づいて電話番号から着信音
として使用する1フレーズを生成する。
【0075】以上のように予め設定された音階テーブル
TB1及びリズムテーブルTB2に基づいて、着信音フ
レーズ合成部32は1フレーズを生成する。
【0076】例えば、音階テーブルTB1として、数字
にメジャースケールが割り当てられたテーブルを使用
し、リズムテーブルTB2として、電話番号の11桁の
桁数に対応されたテーブルを使用する場合には、図3中
(B)に示すリズムパターンを1フレーズとして生成さ
れ、その具体例として、図6に示すような1フレーズが
挙げられる。
【0077】この図6に示す1フレーズは、電話番号が
090-1234-5678の場合であり、ミ(2)、レ(2)、ミ
(2)、8分休符、ド(1)、レ(1)、ミ(1)、8
分休符、ファ(1)、ソ(1)、ラ(1)、8分休符、
シ(1)、ド(2)、8分休符、8分休符とからなる音
階音とされている。なお、図中、ド(1)、レ(1)、
ミ(1)、・・・は、単に「ド」、「レ」、「ミ」、・
・・として記し、ド(2)、レ(2)、ミ(2)、は、
「ど」、「れ」、「み」と記している。これは、図8中
におけるステップS5の記述においても同様である。
【0078】そして、着信フレーズ合成部32は、この
ように生成した1フレーズを、音源12に出力する。音
源12は、入力された1フレーズに基づいて、サウンダ
ー13から着信音として音出力する。そして、CPU3
0は、着信応答操作があるまで、着信フレーズ合成部3
2から1フレーズを単位として繰り返して出力し、これ
により携帯電話においては、ユーザーが着信応答操作を
したり、或いはいわゆる留守番電話機能に切り替わるま
で、繰り返しのメロディーからなる着信音が出力される
ようになる。
【0079】以上のように、携帯電話は、発信者の電話
番号に応じて自動的にメロディー生成して着信音として
出力している。すなわち、携帯電話は、発信者の電話番
号を音名に変換し、そして得た音名列を所定数の小節内
に自動的に割り当て、1フレーズのメロディーを生成す
る。そして、携帯電話は、そのようなメロディーを着信
応答操作がなされるまで、繰り返して再生している。
【0080】通常は、そのように着信応答操作がなされ
るまで、所定数の小節を1フレーズとされて繰り返し再
生されることになることから、着信音がメロディアスな
ものとして再生されるようになる。
【0081】このように携帯電話は、従来のように、電
話番号に応じて着信音を予め設定しておくといった面倒
な操作を要することなく、電話番号に応じて自動的に決
定したメロディー着信音を鳴動させることができ、しか
も、そのように自動的に生成されたメロディーが常にメ
ロディアスなものとなっている。
【0082】また、携帯電話は、電話番号に応じて自動
的に着信音を決定しているので、オリジナル着信音のた
めの記憶手段を備える必要もない。
【0083】また、電話番号に応じた着信音の最初は、
必ず局番を示すものとなるので、ユーザーは、それを聞
くだけで、少なくとも携帯電話(現在では、例えば「09
0」)か、PHS端末(現在では、例えば「070」)か、
家庭用電話(例えば、東京地域であれば「03」)か、公
衆電話、番号非通知によるものかの区別がつくようにな
る。
【0084】また、このような携帯電話によれば、絶対
音感がある人は、着信音を聞くだけで着信している着信
音を聞き分けて、電話番号を知ることも可能になる。
【0085】また、頻繁にかかってくる電話番号であれ
ば、絶対音感のない人であっても、着信音がメロディア
スであることから、そのメロディーを容易に覚えること
ができるようになる。これにより、絶対音感のないユー
ザーであっても、例えば、携帯電話の表示部をみる前
に、発信者を知ることができるようになる。
【0086】以上のように、携帯電話は、種々の効果を
有している。なお、本発明が適用される携帯電話は、上
述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、必
ずしも発信先の電話の電話番号が着信時に通知されると
は限らない。すなわち、現行のシステムでは、公衆電話
や発信者が自己の電話側で電話番号を非通知設定してい
るような場合には通知されない。
【0087】携帯電話は、このような場合に対応して、
公衆電話や非通知設定により発信されている着信に対し
て適当な電話番号(例えば、使用されないであろう電話
番号)を割り当てておく。
【0088】番号の割当てについては、具体的には、公
衆電話からの着信に対して111-1111-1111といった番号
を割り当て、また、非通知設定による着信に対して000-
0000-0000を割り当てておく。これにより、発信者の電
話番号が通知されないような場合においても、メロディ
アスな着信音によりその着信を知ることができるように
なる。なお、このような割当てについては、携帯電話が
自動的に行ったり、ユーザーによって事前に任意の電話
番号によってできるようにする。
【0089】図7には、このような機能を有する携帯電
話における一連の処理を示している。CPU30は、ス
テップ1において着信があると、ステップS2におい
て、電話番号抽出部31により、受信部4から着信のあ
った電話番号の情報を抽出する。
【0090】ここで、CPU30は、番号非通知とされ
ている場合には、ステップS3において、111-111-1111
の番号を割り当て、公衆電話である場合には、ステップ
S4において、000-000-0000の番号を割り当てる。
【0091】そして、CPU30は、ステップS5にお
いて、音階テーブルTB1に基づいて、電話番号に応じ
た音名列を取得して、そのように取得して音名列を、リ
ズムテーブルTB2に基づいて、1フレーズを構成する
所定数の小節(例えば、2小節)に割り当てる。このと
き、余った部分が休符にされる。
【0092】続いて、CPU30は、ステップS6にお
いて、このようにして生成されて1フレーズに基づい
て、音源12を制御して、サウンダー13から着信音と
して出力する。また、CPU30は、表示部7に発信者
の電話番号を表示する。
【0093】CPU30は、ステップS7において、ユ
ーザーが電話に出たか、すなわち着信応答操作がされた
か否かを判別して、着信応答操作がなされるまで、電話
番号に基づいて生成した1フレーズを繰り返し再生す
る。
【0094】そして、着信応答操作がなされた場合に
は、CPU30は、ステップS8において、鳴動を停止
させるとともに、通話開始のための処理を開始する。
【0095】携帯電話は、非通知設定や公衆電話からの
発信があった際には、以上のような一連の処理を実行し
ている。
【0096】また、携帯電話には、出力するメロディー
に対してエコーのような効果を付ける機能をもたせるこ
ともできる。メロディーの出力形態が和音対応とされて
いる場合についても同様である。
【0097】また、携帯電話は、出力するメロディーに
輪唱効果を出すような機能をもたせることもできる。こ
の場合、携帯電話は、例えば、独立して音を発生する発
音体を複数備え、各発音体から1フレーズを、所定間隔
ずらして出力するようにする。例えば、携帯電話が第1
乃至第4の発音体として4個の発音体を備えた場合を例
に挙げて説明する。
【0098】携帯電話は、図8に示すように、第1の発
音体にて1フレーズの最初からの発音を開始させ、そし
てその第1の発音体にて次の8分音符が発音するタイミ
ングで第2の発音体にて第1の発音体と同じ1フレーズ
の最初からの発音を開始する。そして、同様に、第3及
び第4の発音体を、それぞれ8分音符ずつずれた間隔
で、発音を開始させる。そして、携帯電話は、このよう
にしてなされる第1乃至第4の発音体からの出力を、ユ
ーザーによる着信応答操作がなされるまで繰り返して実
行する。ただし、繰り返す場合には、各発音体にて、発
音を開始するための待ち時間を入れないようにする。
【0099】携帯電話は、このような第1乃至第4の発
音体を備えることにより、一つの旋律でエコーのような
効果と同時に新しい和音としての着信音を出力すること
ができるようになる。また、遅らせるタイミングを4分
音符、2分音符等とすることで、輪唱のような効果も得
ることができるようになる。
【0100】また、携帯電話には、上述したように出力
される着信音について、演奏速度或いは再生速度を設定
する機能を持たせることもできる。例えば、設定につい
ては、携帯電話が何らかの情報に基づいて自動的に行っ
たり、ユーザーによってなされたりする。
【0101】また、上述の実施の形態では、電話番号を
メロディーに変換するための音階テーブルを用意してお
くことについて説明したが、上述したように音名を電話
番号の各数字に対応させることに限定されるものではな
い。例えば、携帯電話の各テンキーに、当該キーが操作
された際に出力される種々の音名を、上述したような種
々のスケールに基づいて対応付けさせることもできる。
すなわち、携帯電話において、12個の各キーのそれぞ
れに、キートーンの変わりに、当該キーが操作された際
に出力する音名を、所定のスケールに基づいて割り当て
る。
【0102】携帯電話にこのような機能を持たせること
により、携帯電話は、キー操作によってそれに対応した
音名を出力する簡易キーボードとしても使えるようにな
る。よって、上述したような5音階のペンタトニックス
ケール(例えば、ブルーノートや沖縄音階等)を各キー
に割り当てれば、携帯電話のキーを操作して、ブルース
風或いは沖縄風のメロディーを弾くことができるように
なる。
【0103】また、上述の実施の形態では、本発明を携
帯電話に適用した場合について説明した。しかし、これ
に限定されるものではなく、例えば、着信を着信音によ
り知らせる通信機器、例えば、家庭用の電話装置やPH
S端末にも本発明を適用することができる。
【0104】また、上述の実施の形態では、発信元のユ
ーザー固有の情報として電話番号を挙げて説明した。し
かし、これに限定されるものではなく、例えば、ユーザ
ーの名前等であってもよい。ユーザー固有の情報が名前
である場合には、例えば、次のようにして着信音を生成
する。
【0105】携帯電話は、一般的な機能として、着信時
に発信者名を表示部に表示する機能を有している。これ
は、電話番号とその電話番号の使用者名を対応させて予
め携帯電話に登録しておくことにより、着信時に、通知
された電話番号に基づいて、対応する使用者名を表示部
に表示する機能である。本発明が適用されて携帯電話
は、このような機能を利用して、着信時に通知された電
話番号から特定された使用者名に基づいて、着信音を生
成する。例えば、アルファベットとして登録されている
使用者名を利用し、その名前に応じたアルファベットか
ら音名列を得る。この場合、アルファベットと音名とを
対応付けさせたテーブルを予め用意しておいて、そのテ
ーブルを用いて、アルファベットを対応される音名に変
換して、音名列を得る。そして、そのようにして得た音
名列を、所定数の小節にそれら音名を割り当てる。これ
により、発信者の固有の情報とされる使用者名に応じて
着信音を生成することができるようになる。
【0106】
【発明の効果】本発明に係る通信端末装置は、情報を構
成する要素と複数種類の音名との対応付けが保持されて
いる記憶手段と、記憶手段が保持する対応付けに基づい
て、着信した発信者の固有の情報を複数の音名に変換
し、この複数の音名を所定数の小節内に割り当てる音名
変換手段と、音名変換手段において音名が割り当てられ
た所定数の小節を単位として繰り返して再生して音出力
手段により着信音として出力する着信音出力手段とを備
えることにより、情報を構成する要素と複数種類の音名
との対応付けが記憶手段に保持されており、この対応付
けに基づいて、着信した発信者の固有の情報を複数の音
名に変換し、この複数の音名を所定数の小節内に音名変
換手段により割り当て、着信音出力手段により、音名変
換手段において音名が割り当てられた所定数の小節を単
位として繰り返して再生して音出力手段にて着信音とし
て出力することができる。
【0107】これにより、通信端末装置は、発信者の固
有の情報により得た音名を、所定数の小節に自動的に割
り当てて、その割り当てた所定数の小節を単位として繰
り返し再生した着信音を出力することができ、発信者毎
に着信音パターンを容易に変化させることができるとと
もに、音楽的にも自然な着信音としての出力ができるよ
うになる。
【0108】また、本発明に係る着信音再生方法は、情
報を構成する要素と複数種類の音名との対応付けに基づ
いて、着信した発信者の固有の情報を複数の音名に変換
する変換工程と、変換工程にて変換された複数の音名を
所定数の小節内に割り当てる割当て工程と、割当て工程
にて音名が割り当てられた所定数の小節を単位として繰
り返して再生して音出力手段により着信音として出力す
る着信音出力工程とを有することにより、発信者の固有
の情報により得た音名を、所定数の小節に割り当てて、
その割り当てた所定数の小節を単位として繰り返し再生
した着信音を出力することができる。
【0109】これにより、着信音再生方法は、発信者毎
に着信音パターンを容易に変化させることができるとと
もに、音楽的にも自然な着信音としての出力ができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の携帯電話の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上述の携帯電話の要部とされる着信音を生成す
る部分の構成を示す図である。
【図3】8分音符からなるリズムテーブルを説明するた
めに使用した図である。
【図4】4分音符からなるリズムテーブルを説明するた
めに使用した図である。
【図5】異なるフレーズの組合せからなるリズムテーブ
ルを説明するために使用した図である。
【図6】電話番号が音階テーブルとリズムテーブルに基
づいて変換されて生成された1フレーズを示す図であ
る。
【図7】携帯電話の有する一機能の一連の処理を示すフ
ローチャートである。
【図8】輪唱効果のある着信音を生成する場合の説明に
使用した図である。
【符号の説明】
6 ROM、30 CPU、31 電話番号抽出部、3
2 着信フレーズ合成部、TB1 音階テーブル、TB
2 リズムテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/57 H04B 7/26 109L

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音を外部出力する音出力手段と、 情報を構成する要素と複数種類の音名との対応付けが保
    持されている記憶手段と、 上記記憶手段が保持する対応付けに基づいて、着信した
    発信者の固有の情報を複数の音名に変換し、この複数の
    音名を所定数の小節内に割り当てる音名変換手段と、 上記音名変換手段において音名が割り当てられた上記所
    定数の小節を単位として繰り返して再生して上記音出力
    手段により着信音として出力する着信音出力手段とを備
    えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記所定数の小節の単位が1フレーズと
    されていることを特徴とする請求項1記載の通信端末装
    置。
  3. 【請求項3】 上記情報を構成する要素が、数字とされ
    ており、 上記音名変換手段は、着信した発信者の上記固有の情報
    である電話番号を複数の音名に変換することを特徴とす
    る請求項1記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 音名を所定数の小節内に割り当てるテー
    ブルを桁数の異なる電話番号に応じて複数種類備えてお
    り、 上記複数種類のテーブルが記憶される記憶手段を備えて
    いることを特徴とする請求項3記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 上記対応付けが、情報を構成する要素に
    対して不規則に音名を対応付けしているものであること
    を特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 1,2,・・・,8,9,0の各数字
    に、少なくとも2オクターブ分の音階を対応付けること
    を特徴とする請求項3記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 所定の音名を省くことで、少なくとも2
    オクターブ分の音階を割り当てることを特徴とする請求
    項6記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 上記対応付けがペンタトニックスケール
    に基づいてなされていることを特徴とする請求項7記載
    の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 上記記憶手段は、情報を構成する要素と
    複数種類の音名との対応付けを複数種類有しており、 上記音名変換手段は、一の上記対応付けに基づいて、着
    信した発信者の固有の情報を複数の音名に変換すること
    を特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  10. 【請求項10】 上記複数種類の対応付けの内の一の対
    応付けを外部操作に応じて選択する選択手段をさらに備
    えており、 上記音名変換手段は、上記選択手段が選択した一の上記
    対応付けに基づいて、着信した発信者の固有の情報を複
    数の音名に変換することを特徴とする請求項9記載の通
    信端末装置。
  11. 【請求項11】 情報を構成する要素と複数種類の音名
    との対応付けに基づいて、着信した発信者の固有の情報
    を複数の音名に変換する変換工程と、 上記変換工程にて変換された複数の音名を所定数の小節
    内に割り当てる割当て工程と、 上記割当て工程にて音名が割り当てられた上記所定数の
    小節を単位として繰り返して再生して上記音出力手段に
    より着信音として出力する着信音出力工程とを有してい
    ることを特徴とする着信音再生方法。
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Cited By (4)

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