JP2002160707A - 計量包装装置および計量包装方法 - Google Patents

計量包装装置および計量包装方法

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JP2002160707A
JP2002160707A JP2000357165A JP2000357165A JP2002160707A JP 2002160707 A JP2002160707 A JP 2002160707A JP 2000357165 A JP2000357165 A JP 2000357165A JP 2000357165 A JP2000357165 A JP 2000357165A JP 2002160707 A JP2002160707 A JP 2002160707A
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tray
weighing
film
packaging
sealing
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JP2000357165A
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Toshio Oguri
利夫 小栗
Norio Kawanishi
紀男 川西
Minoru Oshita
実 大下
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装の前後のいずれのタイミングで計量して
も計量誤差が生じにくく、かつ、処理能力の低下がな
く、しかも、オペレーションが煩雑になるおそれのない
包装装置を提供する。 【解決手段】 上方が開口したトレーTに物品Mを載置
した状態で計量する計量装置と、該トレーの開口部周囲
Tfに当接させたストレッチフィルムFを溶着すると同
時に溶断して密封するシール手段3,7,8、ならび
に、前記溶断後のフィルムFの余剰部分を除去する除去
手段を有する包装装置と、前記計量装置と包装装置とを
関連付けて制御する制御手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレッチフィル
ムを用いた包装装置に計量機能を付加した計量包装装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トレーを包装ステーションに
持ち上げ、該包装ステーションにおいてフィルムをトレ
ーの底面に折り込んで、食品(物品)等をトレーと共に
包装する折り込み式の包装装置が知られている。かかる
包装装置においては、物品の重量により価格が定まる場
合があり、この場合、トレーごと物品の重量を計量す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記折り込み
式の包装方法では、トレーの底面に余剰のフィルムが存
在するので、包装後の底面の平滑度が低い。そのため、
包装後に移動計量するとトレーの移動中にトレーが安定
しないため、計量精度が低下し、一方、静止計量におい
ても、同様な理由で計量安定に時間がかかり、処理能力
の低下する要因となる。また、底面を加熱して熱シール
する関係上、包装直後に計量するのは困難である。ま
た、トレー底面とフィルムとの間に、毛細管現象で汁な
どが滲み出し、計量コンベヤを汚したりして、その後の
計量誤差も生じ易い。
【0004】そのため、従来は、一般に、包装前に計量
する手法が採用されているが、計量後に包装した食品等
が型崩れを起こすことがあった。すなわち、折り込み式
の包装では、トレーの底面に折板等によりストレッチフ
ィルムを折り込むので、トレーが揺れて、内容物の盛り
合わせ状態が崩れることがある。このような場合、商品
価値が著しく低下したり、型崩れが著しい場合には再計
量・再包装を行う必要となり、計量・包装の実行による
在庫登録の抹消のオペレーションが必要となり、オペレ
ーションが煩雑になる。
【0005】したがって、本発明の目的は、包装の前後
のいずれのタイミングで計量しても計量誤差が生じにく
く、かつ、処理能力の低下がなく、しかも、オペレーシ
ョンが煩雑になるおそれのない計量包装装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本装置発明は、上方が開口したトレーに物品を載置
した状態で計量する計量装置と、該トレーの開口部周囲
に当接させたストレッチフィルムを溶着すると同時に溶
断して密封するシール手段、ならびに、前記溶断後のフ
ィルムの余剰部分を除去する除去手段を有する包装装置
と、前記計量装置と包装装置とを関連付けて制御する制
御手段とを備えている。
【0007】本装置を用いた本発明方法は、物品が載置
されたトレーの上端に連続したストレッチフィルムを当
接させて該フィルムでトレーの開口部を覆う当接工程S
1を行い、前記当接工程S1の実行後に所定の溶着位置
において前記ストレッチフィルムを前記トレーの開口部
周囲に溶着すると同時に溶断して、前記トレーの開口部
を密封するシール工程S2を行い、前記シール工程S2
の実行後に溶着・溶断後の余剰フィルムを巻き取る巻取
工程S3を行い、さらに物品が載置されたトレーを計量
する計量工程S4を含む。
【0008】ここで、本第1発明の計量包装装置では、
前記当接工程S1の前に前記計量工程S4を行うことを
特徴とする。
【0009】一方、本第2発明の計量包装方法では、前
記当接工程S1の前に前記トレーを前記溶着位置の下方
の搬入位置に搬入するトレー搬入工程S5を行い、前記
シール工程S2の後に前記溶着済のトレーを前記溶着位
置から排出させる排出工程S6を行い、さらに、前記ト
レーを計量する計量工程S4を行うことを特徴とする。
【0010】前記物品を載置したトレーを計量する計量
装置は、前記搬入位置に搬入される包装前のトレーを計
量してもよいし、前記溶着位置から搬出された包装後の
トレーを計量することにしてもよい。
【0011】本発明は、トップシール式の包装を行うの
で、つまり、ストレッチフィルムをトレーの底面に折り
込まないから、包装による型崩れの生じるおそれがな
い。したがって、計量後に包装を行っても、計量工程が
無駄になるおそれがない。一方、フィルムがトレーの底
面に折り込まれておらず、包装後も商品の底面は平滑で
あるから、包装後に計量を行っても、計量精度が低下し
たり、あるいは、計量コンベヤを汚したりするおそれが
ない。
【0012】本発明においては、シール手段によって溶
着された部位以外のストレッチフィルムを巻き取る巻取
手段をさらに設けるのが好ましい。かかる巻取手段でフ
ィルムを自動的に巻き取ることにより、更なる高速化を
図ることができ、処理能力が向上する。
【0013】なお、前記シール手段は傾斜した発熱ロー
ラで構成するのが好ましいが、枠体などの他の手段(特
願平11−154616号、特願2000−12400
3号、特願2000−124004号参照)で構成して
もよい。
【0014】また、本発明では、前記計量手段によって
計量されたトレーの計量値に基づいた商品の情報を印字
して発行するラベル発行手段を設けてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。以下に説明する計量包装装置は、
図1の物品MをトレーTごと包装する包装機能およびト
レーを計量する計量機能に加え、包装後にラベルを貼付
する貼付機能とを備えている。
【0016】図1〜図6は第1実施形態を示す。 概略構造:図1(a)に示すように、本計量包装装置
は、物品Mの載ったトレーTを正面側1fから搬入して
後方側1bに排出する後方排出型の計量包装装置であっ
て、正面1fには供給装置20が設けられている。該供
給装置20としては、たとえば、複数の爪20aを有
し、間欠的に回転駆動する周知の構造を採用することが
できる。該供給装置20の下流にはトレーTを後方1b
に向って搬送する搬送コンベヤ110が設けられてい
る。
【0017】図1(a)に示す供給装置20がトレーT
を前記搬送コンベヤ110に送ると、該搬送コンベヤ1
10が該トレーTをリフタ6上の搬入位置Piに搬入す
る。リフタ6の各ポスト60は、包装機構70の溶着位
置Sの直下に配置されていると共に、エレベータ機構か
らなる昇降手段68により上下昇降自在とされている。
このリフタ6は、搬送コンベヤ110から物品Mが供給
されると、上昇してトレーTを溶着位置Sまで持ち上げ
る。
【0018】一方、図2に示すように、包装動作に先立
ち、前記溶着位置Sには、張設状態のストレッチフィル
ム(以下、フィルムという)Fがフィルム供給機構5の
搬送ベルトBによって供給されている。このフィルムF
は、図1(a)の二点鎖線で示すように、トレーTが押
し上げられるとトレーTの上面に当接する。この状態
で、発熱ローラ3が下降し、図3のトレーTの開口部周
囲Tfに沿って回転することで、フィルムFを該トレー
Tの開口部に溶着して密封すると同時に、フィルムFの
余剰部分を溶断する。
【0019】その後、図1の前記リフタ6によってトレ
ーTが搬入位置Piまで下降し、搬送コンベヤ110に
よって後方1bに搬出される。この搬出中に、ラベル貼
付機13によりトレーTにラベルLが貼付される。
【0020】つぎに、各部分の構造について説明する。 供給・排出手段:図1(b)に示すように、前記供給装
置20は計量コンベヤ100を有しており、該計量コン
ベヤ100上に載置されたトレーTは、供給装置20の
爪20aにより搬送コンベヤ110上に搬送される。該
搬送コンベヤ110は複数本のベルト110aを備えて
おり、前記リフタ6の各ポスト60は該ベルト110a
に干渉しないように当該各ベルト110a間に配設され
ている。前記搬送コンベヤ110は、トレーTをポスト
60上の搬入位置Piに搬入して停止させる。該搬入位
置Piは、トレーTの中心が後述するローラ旋回機構8
の回転中心と一致する位置に設定されている。
【0021】前記ポスト60上に搬入されたトレーT
が、該ポスト60の上昇によって前記溶着位置(図1
(a))Sまで上昇すると、所定の包装動作が行われ
る。該包装後、ポスト60が搬送コンベヤ110の上面
よりも若干下方の位置まで下降し、トレーTを搬入位置
Piまで下降させる。包装済のトレーTは、搬送コンベ
ヤ110によって搬入方向Xと同一の搬出方向Xに搬出
される。したがって、計量コンベヤ100、搬送コンベ
ヤ110およびリフタ6は、前記搬入位置Piにトレー
Tを供給する供給手段を構成している。一方、前記リフ
タ6および搬送コンベヤ110は包装済のトレーTを前
記溶着位置Sから排出する排出手段を構成している。
【0022】なお、図1(a)に示すように、トレーT
が載置される計量コンベヤ100の初期搬入高さと、包
装済のトレーTが排出される搬送コンベヤ110の搬出
終了高さとは、ほぼ同一レベルに設定されている。
【0023】保持手段:図2に示すように、前記リフタ
6は、トレーTの両側面の前後左右を挟持することによ
り該トレーTの姿勢を保持する保持手段61を備えてい
る。前記搬送コンベヤ110によって搬入位置Piに搬
入された溶着前のトレーTは、保持手段61によって搬
入位置Piの中央(溶着位置Sの中央であり、ローラ旋
回機構8の回転中心))にセンタリング(位置決め)さ
れると共に姿勢を保持され、該保持手段61によって保
持された状態で包装動作が行われる。
【0024】フィルム供給機構:前記フィルム供給機構
5は、フィルムロールFrをセットする巻出部51と、
フィルムFを前記発熱ローラ3の下方の位置に搬送する
搬送部50と、フィルムFの前記溶着された部分以外の
余剰部分を巻き取る除去手段を構成する巻取部(巻取手
段)53とを有している。前記搬送部50のベルトB
は、フィルムFの両端部を挟持しながら該フィルムFを
搬送するものであり、該フィルムFの繰り出し方向Yに
直交する方向に一対設けられている。前記ベルトB内に
は、図1(a)に示すクランプ2が設けられている。該
クランプ2は、後述する所定のタイミングで、前記ベル
トBを介してフィルムFのクランプを行う。
【0025】シール手段:図2の前記発熱ローラ3は、
内部にヒータ(図示せず)を有する円筒状の部材からな
り、ローラ移動機構7およびローラ旋回機構8と共にシ
ール手段を構成している。前記ローラ移動機構7は、発
熱ローラ3を上下方向に移動させるためのリンク機構7
2と、発熱ローラ3を回転自在に軸支するローラ支持部
71とを有している。前記ローラ旋回機構8は、発熱ロ
ーラ3を包装時に旋回させる機構であり、ローラ支持部
71は該ローラ旋回機構8の回転軸81に対して放射状
に設けられている。なお、発熱ローラ3はトレーTの上
面に対して傾斜した状態でローラ支持部71に支持され
ている。
【0026】図5(a)〜(c)に示すように、前記発
熱ローラ3は前記包装動作時において、下降した後、図
3(a)に示すように、回転軸81を中心に所定角度
(約100°)回転する。すなわち、発熱ローラ3は図
3(b)に示すトレーTの開口部周囲Tfに沿って回転
し、該開口部周囲TfにフィルムFを溶着すると同時に
溶断して、トレーTの開口部を密封する。したがって、
発熱ローラ3がトレーTの開口部周囲Tfに沿ってスム
ーズに回転できるように、図3(a)に示す前記回転軸
81の回転中心Oと、前記搬入位置Piにおけるトレー
Tの平面的な中心位置Toは、ほぼ等しくなるように設
定されている。
【0027】制御機器構成:図4において、前記計量コ
ンベヤ100に載置されたトレーTの重量は、計量コン
ベヤ100と共に重量検出器101で計量されるのであ
るが、当該トレーTの計量値が安定した後、重量検出器
101で検出され計量手段106を介してマイコン30
に出力される。
【0028】図4に示すように、マイコン30には、図
示しないインターフェイスを介して、前記計量手段10
6の他にタッチスクリーン10、ストロークキー部1
1、ラベルプリンタ12、ラベル貼付機13および計量
包装値付制御器14などが接続されている。前記計量包
装値付制御器14には、前記供給装置20、搬送コンベ
ヤ110、昇降手段68、発熱ローラ3、ローラ移動機
構7およびローラ旋回機構8などからなる搬入手段、当
接手段、シール手段および搬出手段が接続されている。
【0029】前記ラベルプリンタ(印字手段)12およ
びラベル貼付機13は、前記計量手段106によって計
量されたトレーTの計量値に基づいた商品の情報を印字
して貼付する。
【0030】前記マイコン30および計量包装値付制御
器14は、前記各手段を互いに連動させる制御手段を構
成しており、CPU31およびメモリ32を備えてい
る。前記メモリ32は、商品情報記憶部32aおよびト
レー情報記憶部32bを備えている。商品情報記憶部3
2aには、商品コードに関連して、商品名、単価、売
価、値引価格、添加物、原産地名などと共に、トレーN
o. 、印字を行う際のラベルフォーマットなどからなる
商品情報が互いに関連付けられて記憶されている。トレ
ー情報記憶部32bには、トレーNo. 、トレーの幅、長
さ、高さ、形状および材質などからなるトレーに関する
情報が互いに関連付けられて記憶されている。
【0031】本包装装置の動作:オペレータが所定の操
作を行い本包装装置をスタートさせると、CPU31が
前記商品情報記憶部32aから当該商品の前記商品コー
ドを呼び出すと共に、該商品コードに対応する商品情報
を読み出し、さらに、トレー情報記憶部32bから、当
該商品のトレーNo. に対応するトレー情報を読み出す。
【0032】オペレータが図5(a)の供給装置20上
にトレーTを載置すると、前記計量手段106によって
当該トレーTが計量され(計量工程S4)た後、トレー
Tが前記計量コンベヤ100によって前記搬送コンベヤ
110上に移送される。図5(a)に示すように、トレ
ーTは該搬送コンベヤ110により搬入方向Xに搬送さ
れ、前記ポスト60上の前記搬入位置Piまで移送され
(トレー搬入工程S5)た後、前記保持手段61によっ
て側面が保持される。該トレーTの移送は、前記トレー
の長さおよび幅に応じて、トレーの中心が回転軸81の
回転中心Oとほぼ等しくなる位置で停止され、当該トレ
ーの長さおよび幅に応じて保持手段61がトレーTを保
持する。
【0033】一方、図2に示す前記フィルム供給機構5
のベルトBは、フィルムFの両端部を挟持しつつ、巻出
部51からフィルムFを引き出し、該フィルムFを発熱
ローラ3の直下の位置に供給する。該供給後、前記クラ
ンプ2によって該フィルムFがクランプされると共に、
クランプ2が互いに外側に向って移動して、いわゆるプ
リストレッチ動作が行われる。
【0034】前記保持手段61による保持後、図5
(b)に示すように、ポスト60が前記搬入位置Piか
ら上昇してトレーTと前記フィルムFとを当接させると
共に、前記溶着位置Sまで該トレーTを上昇させる。こ
うして、トレーTの開口部が連続したフィルムFで覆わ
れる(当接工程S1)。前記上昇時において、トレーT
の上昇に伴い前記クランプ2,2が互いに内側に移動
し、フィルムFの張り具合(ストレッチ量)が調整され
る。
【0035】前記トレーTが溶着位置Sまで上昇した状
態において、図5(c)に示すローラ移動機構7が、前
記トレーTの長さ、幅および高さに応じて発熱ローラ3
を下降させ、発熱ローラ3が該トレーTの開口部周囲T
fに当接すると共に、ローラ旋回機構8が該発熱ローラ
3を回転させ、該発熱ローラ3がフィルムFを開口部周
囲Tfに溶着させて密封すると同時にフィルムFの余剰
部分を溶断する(シール工程S2)。
【0036】前記溶断後、図6(a)に示す前記クラン
プ2,2が互いに外側に向けて移動し、前記溶断によっ
て開けられたフィルムFの孔を広げると共に、ポスト6
0が下降して、トレーTを前記搬入位置Piまで下降さ
せ(図5(a)参照)て溶着位置Sから排出する(排出
工程S6)。一方、前記トレーTが下降した後に、図2
に示す前記巻取部53がフィルムFの前記溶着された部
分以外の余剰フィルムを巻き取る(巻取工程S3)。
【0037】前記トレーTの搬入位置Piへの下降後、
図6(b)に示す前記保持手段61によるトレーTの保
持が解除されると共に、搬送コンベヤ110によって該
トレーTが前記搬入方向Xと同一の搬出方向Xに搬出さ
れる。該搬出中に、前記CPU31がラベルプリンタ1
2にトレーTの前記計量値や呼び出された商品コードに
対応付けられた価格を含む商品情報を印字してラベルL
を発行させると共に、ラベル貼付機13に該ラベルLの
貼付を行わせる。これにより、ラベルLが包装済トレー
Tに貼付される。かかるラベルLの貼付動作は、当該ト
レーTの幅、長さおよび高さに応じて制御される。
【0038】このように、トップシール式の包装装置に
計量装置を設けたので、つまり、ストレッチフィルムF
をトレーTの底面に折り込まないから包装による型崩れ
の生じるおそれがない。したがって、計量後に包装を行
っても、計量工程が無駄になるおそれがない。一方、フ
ィルムFがトレーTの底面に折り込まれておらず、包装
後も商品の底面は平滑であるから、包装後に計量を行っ
ても、計量精度が低下したり、あるいは、計量コンベヤ
を汚したりするおそれがない。
【0039】なお、図7に示すように、フィルム供給機
構5の上流に、たとえば、インクジェットプリンタなど
からなるプリンタ16を設け、前記溶着前のフィルムF
に予め商品情報等を印字するようにしてもよい。
【0040】第2実施形態:図8は第2実施形態を示
す。図8に示すように、本包装装置は、トレーTを正面
側1fから搬入して、正面側1fに排出する前方排出型
の包装装置であって、搬送コンベヤ110の下流には計
量コンベヤ100Aおよびストックコンベヤ108が設
けられている。
【0041】トレーTは、図8(a)に示す供給装置2
0上に載置されると、載置コンベヤ100Bから搬送コ
ンベヤ110に搬送され、該搬送コンベヤ110によっ
てポスト60上の搬入位置Piに搬入される。包装済の
トレーTは該搬送コンベヤ110によって下流の計量コ
ンベヤ100A上に移送された後、該計量コンベヤ10
0A上で計量される。この計量後、該計量コンベヤ10
0Aによって右方向に搬送されてストックコンベヤ10
8に移送される。前記ストックコンベヤ108は、トレ
ーTを正面側1fの搬出終了位置に搬送する。その他の
構成は、第1実施形態と同様であり、同一部分または相
当部分に同一符号を付して、その詳しい説明および図示
を省略する。
【0042】本実施形態では、前記当接工程S1の前
に、トレーTを搬入位置Piに搬入する搬入工程S5を
行う。一方、前記シール工程S2の後に、溶着済トレー
を前記溶着位置Sからリフタ6で前記搬入位置Piまで
排出し、更に搬送コンベヤ110によって、図8(a)
の計量コンベヤ100A上に排出する排出工程S6を行
う。この後、前記計量コンベヤ100A上でトレーT
(商品)を計量する計量工程S4を行う。計量後の商品
の上面には、ラベルプリンタ12から発行されたラベル
がラベル貼付機13により貼付される。
【0043】なお、前述の各実施形態では、計量コンベ
ヤ100を用いたが、計量機能のみを持った装置(いわ
ゆる静止計量)に、計量機能を持たない移動手段で計量
後のトレーを搬送してもよい。つまり、図1(b)の供
給装置20のベルト間から桟状の部材を複数本、該供給
装置20のベルト面上に突出させ、トレーの下面を支持
して計量し、該計量後は、供給装置20を駆動させて、
前記桟状部材上からトレーを爪20aを押し当てながら
搬送させるようにしてもよい。また、トレー保持機能を
有した容器にトレーを上から載せ、その容器ごと計量、
搬送、シールおよび排出を行うようにしてもよい。この
場合、容器の側壁部は、トレーの開口部よりも低い高さ
にする。この様にすることで、計量、搬送およびシール
動作中のトレー姿勢の安定性が増し、計量包装動作を確
実に行えるようになる。
【0044】本発明においては、ストレッチフィルムを
上下方向に移動させる移動手段を設け、前記溶着前に前
記移動手段によって溶着前のフィルムを下降させ、前記
溶着後に前記移動手段によって前記溶着された部位以外
のフィルムを上昇させるように制御してもよい。
【0045】この場合においても、フィルムFの溶着後
に、該溶着された部位以外のフィルムFを下降させて、
該フィルムFの下降後に溶着済トレーTを当該フィルム
Fの上方から排出するようにしてもよい。
【0046】また、フィルムFの溶着を行った後、溶着
済のトレーTを、たとえば、プッシャーなどの搬出手段
を用いて該溶着位置Sから搬出するようにしてもよい。
上記実施形態では、フィルム供給機構で連続したフィル
ムを巻出部51から供給し、搬送部50で搬送し、巻取
部53で巻き取っていたが、従来のフィルムを折り込む
方式のように、フィルムを一定長さに切断して、供給搬
送し、シールを行ってもよい。その際に巻取部53は必
要なく、巻取部53に相当する位置の下部に搬送部50
で搬送されてくる余剰フィルムを受ける受け箱を設けて
おけばよい。
【0047】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定す
るであろう。たとえば、本発明は、印字やラベル貼付を
行わない計量包装装置についても適用できる。また、包
装機の下流に金属検出器ないし振り分け機などを有する
包装システムについても適用できる。したがって、その
ような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明
の範囲内のものと解釈される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トップシール式の包装装置に計量装置を設けたので、つ
まり、ストレッチフィルムをトレーの底面に折り込まな
いから、包装による型崩れの生じるおそれがない。した
がって、計量後に包装を行っても、計量工程が無駄にな
るおそれがない。一方、フィルムがトレーの底面に折り
込まれておらず、包装後も商品の底面は平滑であるか
ら、包装後に計量を行っても、計量精度が低下したり、
あるいは、計量コンベヤを汚したりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態にかかる包装装
置を示す概略側面図、(b)は搬入・搬出手段を示す概
略平面図である。
【図2】同概略正面図である。
【図3】包装方法を示す概略平面図および概略側面図で
ある。
【図4】包装装置の機器構成を示す概略構成図である。
【図5】包装動作を示す概略側面図である。
【図6】包装動作を示す概略側面図である。
【図7】変形例を示す概略正面図である。
【図8】第2実施形態を示す概略平面図、概略正面図お
よび概略側面図である。
【符号の説明】
3:発熱ローラ(シール手段) 7:ローラ移動機構(シール手段) 8:ローラ旋回機構(シール手段) 12:ラベルプリンタ(印字手段) 14:計量包装値付制御器(制御手段) 30:マイコン(制御手段) 53:巻取部(巻取手段) F:フィルム M:物品 Pi:搬入位置 S:溶着位置 T:トレー Tf:開口部周囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大下 実 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E049 AA01 AB03 CA04 DB02 EA02 EB02 FA06 FA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口したトレーに物品を載置した
    状態で計量する計量装置と、 該トレーの開口部周囲に当接させたストレッチフィルム
    を溶着すると同時に溶断して密封するシール手段、なら
    びに、前記溶断後のフィルムの余剰部分を除去する除去
    手段を有する包装装置と、 前記計量装置と包装装置とを関連付けて制御する制御手
    段とを備えた計量包装装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計量包装装置であっ
    て、 前記除去手段は、前記シール手段にて溶着・溶断された
    部位以外のストレッチフィルムを巻き取る巻取手段を含
    むことを特徴とする計量包装装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の計量包
    装装置であって、 前記フィルムを前記トレーに溶着する溶着位置まで前記
    トレーを搬入する手段と、 前記溶着後のトレーを前記溶着位置から搬出する手段と
    をさらに備えたことを特徴とする計量包装装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の計量包装装置であって、 前記シール手段は傾斜した発熱ローラで構成されている
    ことを特徴とする計量包装装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の計量包装装置であって、 前記計量装置によって計量されたトレーの計量値に基づ
    いて、該トレー内に載置された物品に関する商品の情報
    を印字する印字手段を備えたことを特徴とする計量装
    置。
  6. 【請求項6】 物品が載置されたトレーの上端に連続し
    たストレッチフィルムを当接させて該フィルムでトレー
    の開口部を覆う当接工程S1を行い、 前記当接工程S1の実行後に所定の溶着位置において前
    記ストレッチフィルムを前記トレーの開口部周囲に溶着
    すると同時に溶断して、前記トレーの開口部を密封する
    シール工程S2を行い、 前記シール工程S2の実行後に溶着・溶断後の余剰フィ
    ルムを巻き取る巻取工程S3を行い、 さらに物品が載置されたトレーを計量する計量工程S4
    を含む計量包装方法であって、 前記当接工程S1の前に前記計量工程S4を行うことを
    特徴とする計量包装方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の計量包装方法であっ
    て、 前記計量工程S4の後に前記計量済のトレーを前記溶着
    位置の下方の搬入位置に搬入するトレー搬入工程S5を
    行い、 前記シール工程S2の後に前記溶着済のトレーを前記溶
    着位置から排出する排出工程S6を行うことを特徴とす
    る計量包装方法。
  8. 【請求項8】 物品が載置されたトレーの上端に連続し
    たストレッチフィルムを当接させて該フィルムでトレー
    の開口部を覆う当接工程S1を行い、 前記当接工程S1の実行後に所定の溶着位置において前
    記ストレッチフィルムを前記トレーの開口部周囲に溶着
    すると同時に溶断して、前記トレーの開口部を密封する
    シール工程S2を行い、 前記シール工程S2の実行後に溶着・溶断後の余剰フィ
    ルムを巻き取る巻取工程S3を行い、 さらに物品が載置されたトレーを計量する計量工程S4
    を含む計量包装方法であって、 前記当接工程S1の前に前記トレーを前記溶着位置の下
    方の搬入位置に搬入するトレー搬入工程S5を行い、 前記シール工程S2の後に前記溶着済のトレーを前記溶
    着位置から排出させる排出工程S6を行い、 前記排出工程S6の後に前記トレーを計量する計量工程
    S4を行うことを特徴とする計量包装方法。
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JPH11245906A (ja) * 1998-03-02 1999-09-14 Ishida Co Ltd 商品処理装置
WO2000069725A1 (fr) * 1999-05-18 2000-11-23 Ishida Co., Ltd. Procede et appareil d'emballage

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