JP2002159765A - ヘアーカッター - Google Patents

ヘアーカッター

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JP2002159765A
JP2002159765A JP2000360224A JP2000360224A JP2002159765A JP 2002159765 A JP2002159765 A JP 2002159765A JP 2000360224 A JP2000360224 A JP 2000360224A JP 2000360224 A JP2000360224 A JP 2000360224A JP 2002159765 A JP2002159765 A JP 2002159765A
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Japan
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hair
blade
cutting height
cutter
height setting
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JP2000360224A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ogawa
仁志 小川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定長さに毛髪を切り揃えながらも毛髪の綺
麗な仕上りを確保すると共に散髪の迅速性も確保したヘ
アーカッターを提供する。 【解決手段】 前端に毛髪を切断する刃部2を設けたヘ
アーカッター本体1に吸引装置に連通した吸引ケース3
を装着する。上記ヘアーカッター本体1の刃部2を臨ま
せると共に上記刃部2で切断した毛髪を吸引するような
吸入口4を上記吸引ケース3の前端に設ける。頭皮に対
する刈り高さを設定する刈り高さ設定器具5をヘアーカ
ッターの前部に配設する。吸引口4に吸引した毛髪を刃
部2に押し付けするための毛押し部6を刈り高さ設定器
具5の上記刃部2に対向する位置に設ける。刈り高さ設
定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動するこ
とで上記毛押し部6が刃部2に対して接離自在に駆動さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切髪を吸引する吸
引ケースをヘアーカッター本体に備えたヘアーカッター
に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、刃部を備えたヘアーカッター
本体に吸引装置に接続した吸引ケースを設け、上記刃部
で毛髪を切断し、その切髪を上記吸引ケースによって吸
引装置に吸引して毛屑飛散を抑えることを図っているヘ
アーカッターは数多く提案されている。更に、上記のよ
うなヘアーカッターにおいて、刃部と頭皮との間の距離
を所定間隔に保って所定長さに毛髪を切断し得るように
した提案の例としては、例えば、特開平7−13635
2号(図6)や実開平6−7668号(図7)がある。
両者は共に、毛髪を刃部2に導入する毛髪導入管50に
吸引装置と連通した吸引ケース3を連結し、毛髪導入管
50の先端部の導入口51を頭皮に当接して毛髪導入管
50の内部に毛髪を吸引させ、導入口51から所定の間
隔を設けて配設した刃部2に上記毛髪導入管50に吸引
した毛髪を接触させて切断し、毛髪を所定長さに切り揃
えるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記両
例のヘアーカッターは、吸引装置の吸引空気流れによっ
て毛髪を集毛し、上記集毛した毛髪を刃部2に接触させ
て切断させる構造にしてあるが、上記刃部2近傍に吸引
された毛髪は吸引装置の吸引空気流れによりばたついて
しまうものであって、上記毛髪を集毛して刃部2に接触
させて切断することは確実には行うことができず、従っ
て、散髪の効率が悪くなると共に綺麗な仕上りを期して
毛髪を切断することは望めないものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、所定長さに毛髪を切り揃えながらも毛髪の綺麗な
仕上りを確保すると共に散髪の迅速性も確保したヘアー
カッターを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るヘアーカッターは、前端に毛髪を切断す
る刃部2を設けたヘアーカッター本体1に吸引装置に連
通した吸引ケース3を装着し、上記ヘアーカッター本体
1の刃部2を臨ませると共に上記刃部2で切断した毛髪
を吸引するような吸入口4を上記吸引ケース3の前端に
設け、頭皮に対する刈り高さを設定する刈り高さ設定器
具5をヘアーカッターの前部に配設し、吸引口4に吸引
した毛髪を刃部2に押し付けするための毛押し部6を刈
り高さ設定器具5の上記刃部2に対向する位置に設け、
刈り高さ設定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッターを
移動することで上記毛押し部6が刃部2に対して接離自
在に駆動されるようにしたことを特徴とする。これによ
り、ヘアーカッターの通常の使用と同様に刈り高さ設定
器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動させるこ
とで、吸引口4に吸引した毛髪を毛押し部6によって順
次刃部2に押し付けて刃部2にて断続的に切断すること
ができるものであり、毛髪の切断の確実性及び良好な仕
上りを確保でき、散髪を効率良く且つ迅速に行うことが
できるものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係るヘアーカッ
ターは、請求項1において、頭皮に転接させるローラー
7を刈り高さ設定器具5の下端に回転自在に設け、毛押
し部6のヘアーカッター本体1の刃部2への接離動作を
上記ローラー7の回転動作に連動させるようにしたこと
を特徴とする。これにより、刈り高さ設定器具5を頭皮
に沿わせてヘアーカッターを移動させる際にローラー7
を頭皮に転接させて行わせることで上記刈り高さ設定器
具5の頭皮に沿った移動をスムーズに行わせることがで
き、また、上記ローラー7と刃部2に接離する毛押し部
6とが連動することで、刃部2に接離する毛押し部6の
接離動作の駆動源を刈り高さ設定器具5を頭皮に沿わせ
てヘアーカッターを移動させた際に回転動作を行うロー
ラー7に求めることができる。
【0007】また、本発明の請求項3に係るヘアーカッ
ターは、請求項2において、毛押し部6はヘアーカッタ
ー本体1の刃部2から離すような付勢を受け、毛押し部
6と連動するローラー7を頭皮から離した状態では上記
毛押し部6がヘアーカッター本体1の刃部2から離れた
位置に位置するようにしたことを特徴とする。これによ
り、ローラー7が頭皮に接触していないヘアーカッター
の未使用状態においては、毛押し部6は刃部2から離す
ような付勢を受けて毛押し部6は刃部2から離れた位置
に位置して毛髪を吸引口4に吸引できる状態になってお
り、上記状態でローラー7を頭皮に当接させてヘアーカ
ッターは使用を開始するものであることから、ヘアーカ
ッターの使用の初期状態には必ず毛髪を吸引口4に吸引
できるようにしているものである。
【0008】また、本発明の請求項4に係るヘアーカッ
ターは、請求項2において、少なくともヘアーカッター
本体1の刃部2の刃幅より外側位置の刈り高さ設定器具
5にローラー7を配置したことを特徴とする。これによ
り、刈り高さ設定器具5に導入されると共に吸引口4に
吸引される毛髪をローラー7によって頭皮上に踏み倒し
てしまうようなことを避けることができ、ヘアーカッタ
ーで刈ることのできる毛髪の範囲を狭めないで済むもの
である。
【0009】また、本発明の請求項5に係るヘアーカッ
ターは、請求項1において、毛押し部6のヘアーカッタ
ー本体1の刃部2との接離部分には毛髪保持櫛部8を形
成したことを特徴とする。これにより、回動する毛押し
部6の最大回動部分に毛髪を引っ掛け易く形成した毛髪
保持櫛部8を設けたことで、毛押し部6はより多くの毛
髪を引っ掛けて刃部に押し当てることができるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】本実施の形態の例のヘアーカッターは、図
3に示すように、ヘアーカッター本体1に着脱自在に吸
引ケース3及び刈り高さ設定器具5を装着して構成され
るものである。以下、ヘアーカッターの刃部2が位置す
る先端方向を前方といい、上記刃部2に対してヘアーカ
ッター本体1の長手方向の他端方向を後方というものと
する。
【0012】ヘアーカッター本体1は、前端に毛髪を切
断する刃部2が幅方向に設けられており、上記刃部2を
駆動させる駆動部(図示せず)が内装されて構成された
ものである。上記刃部2は、固定刃2aと可動刃2bと
が積層配置して構成されたものであり、固定刃2aに対
して可動刃2bが幅方向に摺動し、固定刃2aによって
保持した毛髪に可動刃2bがせん断力を加えて上記毛髪
を切断するものである。なお、本例では、後述する吸引
ケース3の吸引口4が刃部2の近接上方位置に位置され
るものであるから、刃部2の構造は固定刃2aの上面に
可動刃2bが摺接するようになっており、このようにす
ることで、上記刃部2で切断した毛髪(切髪)を下方に
落とさないようにして吸引口4から吸引させることがで
きるものである。なお、図中9は、上記駆動部を操作す
るスライドスイッチである。
【0013】吸引ケース3は、上記刃部2で切断した毛
髪(切髪)を掃除機等の吸引装置に吸い込み得る空気通
路を形成する管状体であり、その構造は、前端に切髪を
吸入する吸引口4を設けると共に後端に吸引ホース接続
部10を設け、上記吸引口4と吸引ホース接続部10と
を連通した吸引通路11を形成し、上記吸引通路11の
両側方にはヘアーカッター本体1を挟み込む係合片12
がそれぞれ円弧状に垂下して形成されたものである。こ
こで、吸引ホース接続部10は、吸引装置(図示せず)
から連出した吸入ホース(図示せず)が着脱自在に接続
し得る部分である。なお、吸引ケース3の外側面の前部
には、後述する刈り高さ設定器具5を着脱自在に装着す
るための突条部36及び突起37が外側方に向って突出
するように形成されている。このような構造の吸引ケー
ス3は、係合片12によってヘアーカッター本体1を挟
み込んでヘアーカッター本体1に着脱自在に装着するも
のであり、吸引口4をヘアーカッター本体1の刃部2の
可動刃2b近接位置に臨ませて配置するものである。
【0014】刈り高さ設定器具5は、頭皮から所定高さ
に刃部2を位置設定し、毛髪を所定長さに切断すること
を確保する器具であって、その構造は、図4に示すよう
に、ヘアーカッター本体1に装着する基体13と、基体
13に回転自在に装着される一対のローラー7と、基体
13に対してスライド自在に装着される摺動部材14
と、基体13の内部に回動自在に装着される毛押し部6
とを組み合わせて形成されるものである。以下、詳述す
る。
【0015】基体13は、吸引ケース3の前部に装着し
て毛髪を内部に導入する断面矩形状の筒状体である。こ
の基体13は、ヘアーカッターに装着した際には下方程
前方に突出するような傾斜形状を有すると共に上下に筒
開口を配置したものである。その両側面壁においては、
上部にバネ用突起17を外側に突出し、下部にローラー
孔15を形成し、上記ローラー孔15とバネ用突起17
との間の中央部に上下に長く形成した摺動長孔16を形
成してあり、また、その前面壁においては、下部に毛髪
を基体13の内部に導入する毛髪導入開口18が形成さ
れると共に上部に後述する毛押し部6が収納される毛押
し部収納孔19を形成し、また、後面壁においては、上
部にヘアーカッター本体1が挿入されて基体13とヘア
ーカッター本体1との装着をを行う切り欠き状の装着開
口20が形成してある。この基体13は、上述したよう
に、吸引ケース3の前部に着脱自在に装着されるもので
あるが、その際には、ヘアーカッターの前方に配置した
基体13の装着開口20にヘアーカッター本体1及び吸
引ケース3を前方に向って挿入し、基体13の前面壁の
内側面上部に吸引ケース3の前端部分を当接させると共
に基体13の側面壁の内側面に吸引ケース3の外側面の
突条部36及び突部37を嵌合させて行われるものであ
る。そして、基体13の上部の筒開口が吸引ケース3の
吸引口4及びヘアーカッター本体1の刃部2に臨むよう
に配置されるものである。
【0016】ローラー7は、基体13の一対のローラー
孔15に回転自在に装着される車輪体であり、ヘアーカ
ッターを頭皮に沿ってスライド移動させて使用する際に
頭皮に転接し、刈り高さ設定器具5の頭皮に沿ったスラ
イド移動をスムーズに行わせるものである。このローラ
ー7の構造は、周縁を頭皮に接触させる大円盤27と周
縁に部分的にピニオン部28を形成した小円盤29とを
同軸上に積層配置すると共に回転中心に軸部26を突設
して形成した車輪体である。詳述すると、小円盤29の
ピニオン部28は軸部26に対して軸対称位置の周縁部
分に形成されており、小円盤29の周縁の略半分の部分
に形成しているものである。上記ピニオン部28が形成
されていない小円盤29の周縁部分は、ピニオン部28
よりも小さい外径に形成してある。また、軸部26はロ
ーラー7を基体13に装着する際にローラー孔15に回
転自在に挿入されるものである。本例では、このローラ
ー7は基体13の両側面壁の外側面に設けていることか
ら、頭皮に刈り高さ設定器具5を沿わせてスライド移動
させることで、毛髪導入開口18から基体13の内部に
導入され得る毛髪の範囲外の頭皮にローラー7の軌跡を
描くことができて基体13の内部に導入する毛髪の量を
減らさないで済むものである。
【0017】また、摺動部材14は、基体13に対して
上下にスライド移動する枠体であり、その構造は、基体
13の両側面壁及び前面壁の外表面に沿わせることので
きる水平断面コ字状の枠片21と、上記枠片21の両側
片の前部から斜め下方に垂下した垂下片22とを一体に
して形成した枠体である。上記枠片21の両側片21a
の後部においては、その外側面から外側にバネ用突起2
4が突出すると共に内側面から内側に摺動突起25が突
出し、上記垂下片22の後端面には上下に亘ってラック
23が形成してある。この摺動部材14を基体13に装
着する際には、枠片21を基体13の前方外側から被せ
るように配置し、枠片21の両側片の摺動突起25を基
体13の摺動長孔16にスライド自在に挿通する共にバ
ネ用突起24と基体13のバネ用突起17とをコイルバ
ネ30で連結し、垂下片22のラック23をローラー7
のピニオン部28に係合させて行われるものである。な
お、上記コイルバネ30は、基体13に対して摺動部材
14を上昇させるように付勢するものである。
【0018】また、毛押し部6は、幅方向下端の両端を
基体13の両側面壁の内側面に軸支させ、基体13の内
部において前後方向に回動させる板状体であり、その構
造は、板状体の板面を構成する正面において、その中央
部に基体13の毛押し部収納孔19に嵌合し得る嵌合突
部31が形成されると共に上記嵌合突部31の両側部分
に板状バネ35を配置するバネ収納段部32が凹設さ
れ、また、板状体の板厚を構成する両側面において、中
央部に上下に長く形成した摺動長孔34が形成されると
共に下部に回動軸33が外側に突出して形成され、ま
た、板厚形成部分である上端面において、毛髪を保持し
易くした毛髪保持櫛部8が形成されている。この毛押し
部6を基体13に装着する際には、基体13の両側面壁
の内表面の前部位置に形成した軸受け部(図示せず)に
回動軸33を回転自在に軸支させ、基体13の摺動長孔
16を貫通した摺動部材14の摺動突起25の先端部分
を摺動長孔34にスライド自在に挿入し、バネ収納段部
32と基体13の前面壁の内表面との間にU字板状の板
バネ35を配置して行われるものである。なお、上記板
バネ35は、基体13に対して後方に毛押し部6を回動
させるように付勢しているものである。
【0019】上述した構成を有する基体13、摺動部材
14及び毛押し部6とを組み合わせて形成する刈り高さ
設定器具5は、ローラー7と摺動部材14とがラック2
3とピニオン部28とで係合し、摺動部材14と毛押し
部6とが摺動突起25と摺動長孔34とで係合し、摺動
部材14と基体13とがコイルバネ30で連結すると共
に基体13と毛押し部6とが板バネ35で連結した構造
になっており、基体13、摺動部材14、毛押し部6及
びローラー7が有機的な動作をするものである。以下、
刈り高さ設定器具5の動作を詳述する。
【0020】刈り高さ設定器具5は、ローラー7が何ら
の外力も受けていない場合では、図1に示すように、摺
動部材14がコイルバネ30の付勢を受けて基体13に
対してスライドして上昇し、摺動部材14の摺動突起2
5が毛押し部6の摺動長孔34内の上方位置に摺動して
位置する。ここで、毛押し部6の回動軸33の位置と比
較して摺動部材14の摺動突起25の位置は後方向にず
れて位置するものの回動軸33の位置と摺動突起25の
位置が離間し、回転軸33を通る摺動部材14の摺動方
向と平行な線と回転軸33と摺動突起25とを連結した
線とのなす角度が小さくなることから、毛押し部6が板
バネ35の付勢に抗って基体13の前面付近に略平行に
なるように位置するものである。この状態では、毛押し
部6の嵌合突部31が基体13の毛押し部収納孔19に
収納される。この状態を刈り高さ設定器具5の自然状態
というものとする。
【0021】そして、ローラー7を前方に回転させる
と、ローラー7のピニオン部28と摺動部材14のラッ
ク23[例えば、ピニオン部28a(図4)とラック2
3]とが係合し、図2に示すように、摺動部材14がコ
イルバネ30の付勢に抗って基体13に対してスライド
して下降していき、摺動部材14の摺動突起25が毛押
し部6の摺動長孔34内の下方位置に摺動して位置する
ようになる。ここで、毛押し部6の回動軸33の位置と
摺動部材14の摺動突起25の位置は近接すると共に回
動軸33の位置と比較して摺動突起25の位置が後方向
にずれて位置し、つまり、回転軸33を通る摺動部材1
4の摺動方向と平行な線と回転軸33と摺動突起25と
を連結した線とのなす角度が大きくなっていき、毛押し
部6が板バネ35の付勢を受けて回転軸33を回動中心
として後方に回動し、毛押し部6の上端部に設けた毛髪
保持櫛部8が刃部2に当接するものである。この状態を
刈り高さ設置器具5の切断状態というものとする。
【0022】更に、ローラー7を前方に回転させると、
ローラー7のピニオン部28と摺動部材14のラック2
3[上記ピニオン部28a(図4)とラック23]との
係合が外れるものである。すると、図1に示すように、
摺動部材14がコイルバネ30の付勢を受けて基体13
に対してスライドして瞬間的に上昇し、摺動部材14の
摺動突起25が毛押し部6の摺動長孔34内の上方位置
に摺動し、毛押し部6は板バネ35の付勢に抗って基体
13の前面付近に略平行になるように位置するものであ
る。つまり、この状態では上述した刈り高さ設定器具5
の自然状態を形成しているものである。
【0023】また、更に、ローラー7を前方に回転させ
ると、再びローラー7のピニオン部28と摺動部材14
のラック23[上記ピニオン部28b(図4)とラック
23]とが係合し、図2に示すように、摺動部材14が
コイルバネ30の付勢に抗って基体13に対してスライ
ドして下降していき、摺動部材14の摺動突起25が毛
押し部6の摺動長孔34内の下方位置に摺動して位置す
るようになり、毛押し部6が板バネ35の付勢を受けて
回転軸33を回動中心として後方に回動していくもので
ある。そして、最終的に上述した刈り高さ設定器具5の
切断状態を形成するものである。
【0024】このように、ローラー7を回転させ続ける
ことで、ローラー7のピニオン部28と摺動部材14の
ラック23とが係合した状態、係合が解除された状態を
繰り返すものであって、つまり、刈り高さ設定器具5は
自然状態・切断状態を繰り返す動作をするものである。
また、上述したように毛押し部6は摺動部材14を介し
てローラー7の回転駆動を駆動源にした回動をするもの
であり、本例のヘアーカッターは毛押し部6の駆動源を
ヘアーカッターに別個に設けないで済むものであって、
ヘアーカッターの構造の簡略化が図られているものであ
る。
【0025】上述したように構成した本例のヘアーカッ
ターは、毛髪を連続切断するヘアーカッターの通常の使
用法、つまり、ヘアーカッターを頭皮に沿わせる使用
法、と同様にして使用される。ここで、本例のヘアーカ
ッターは刈り高さ設定器具5を設けているものであり、
上記刈り高さ設定器具5のローラー7を頭皮に転接させ
て使用するものである。
【0026】以下、本例のヘアーカッターの使用動作に
ついて詳述する。
【0027】まず、本例のヘアーカッターを使用する前
の状態、つまり、まだローラー7を頭皮に転接させてい
ない状態では、ローラー7には外力がかからないもので
あって、上述したように刈り高さ設定器具5は自然状態
になっているものである。従って、ヘアーカッターの使
用の開始時には、自然状態の刈り高さ設定器具5のロー
ラー7を頭皮に当接させて行われる。このとき、図5
(a)に示すように、毛髪導入開口18から刈り高さ設
定器具5の内部に毛髪が導入されると共に上記毛髪は吸
引口4に吸引されるものである。
【0028】上記刈り高さ設定器具5の内部に導入され
ると共に吸引口4に吸引された毛髪は、次に、吸引口4
の近傍に配された刃部2により切断させるものである
が、本例のヘアーカッターでは、刈り高さ設定器具5を
切断状態にすることで毛髪の切断が行われるものであ
る。つまり、図5(b)に示すように、ローラー7を前
方に回転させてローラー7のピニオン部28と摺動部材
14のラック23とを係合させ、摺動部材14を下方向
にスライド移動させることで毛押し部6が後方に回動
し、上記毛押し部6の上端部の毛髪保持櫛部8が上記吸
引口4に吸引された毛髪を保持すると共に刃部2に押え
付けるものであって、上記刃部2により上記毛髪は切断
されるものである。このように、刈り高さ設定器具5の
内部に導入された毛髪は、吸引口4に吸引されると共に
刃部2に押し付けられて切断されるものであり、確実且
つ綺麗な毛髪の切断が確保されるものである。また、上
記刃部2によって切断された毛髪(切髪)は、吸引口4
から吸引ケース3の吸引通路11を介して吸引装置に吸
引される。このとき、本例のヘアーカッターでは、吸引
口4を刃部2の可動刃2bの近傍位置に臨ませているこ
とから、刃部2で切断された切髪を漏れなく確実に吸引
するできるものである。
【0029】上記のように刈り高さ設定器具5が切断状
態になった後、更に、頭皮に転接したローラ7を前方に
回転させると、上述したように刈り高さ設定器具5は自
然状態になり、図5(a)に示すように、再び刈り高さ
設定器具5内に毛髪が導入されると共に上記毛髪を吸引
口4に吸引される。そして、更に、頭皮に転接したロー
ラー7を前方に回転させると、図5(b)に示すよう
に、ローラー7のピニオン部28と摺動部材14のラッ
ク23が再び係合して、刈り高さ設定器具5は切断状態
になり、刈り高さ設定器具5内に導入されると共に吸引
口4に吸引された毛髪は、毛押し部6の毛髪保持櫛部8
によって刃部2に押え付けられて切断されるものであ
る。
【0030】上述したようにローラー7を回転させ続け
ると刈り高さ設定器具5は自然状態[図5(a)]・切
断状態[図5(b)]を繰り返すものである。つまり、
本例のヘアーカッターは毛髪を刈り高さ設定器具5の内
部に導入すると共に吸引口4に吸引し、そして、毛押し
部6の毛髪保持櫛部8によって刃部2に押え付けられて
切断されるものであり、つまり、このような一連の動作
を繰り返すものであり、毛髪の切断の確実性及び良好な
仕上りを確保しながらも散髪を断続的に行いと共に効率
良く且つ迅速に行うことができるものである。
【0031】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載のヘ
アーカッターにあっては、前端に毛髪を切断する刃部を
設けたヘアーカッター本体に吸引装置に連通した吸引ケ
ースを装着し、上記ヘアーカッター本体の刃部を臨ませ
ると共に上記刃部で切断した毛髪を吸引するような吸入
口を上記吸引ケースの前端に設け、頭皮に対する刈り高
さを設定する刈り高さ設定器具をヘアーカッターの前部
に配設し、吸引口に吸引した毛髪を刃部に押し付けする
ための毛押し部を上記刃部に対応する刈り高さ設定器具
に設け、刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッ
ターを移動することで上記毛押し部が刃部に対して接離
自在に駆動されるようにしたので、ヘアーカッターの通
常の使用と同様に刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘ
アーカッターを移動させることで、吸引口に連続して吸
引した毛髪を順次刃部に押し付けて断続的に切断するこ
とができるものであり、毛髪の切断の確実性及び良好な
仕上りを確保できるものであって、散髪を効率良く且つ
迅速に行うことができるものである。
【0032】また、本発明の請求項2に係るヘアーカッ
ターにあっては、請求項1の効果に加えて、頭皮に転接
させるローラーを刈り高さ設定器具の下端に回転自在に
設け、毛押し部のヘアーカッター本体の刃部への接離動
作を上記ローラーの回転動作に連動させるようにしたの
で、刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッター
を移動させる際にローラーを頭皮に転接させて行わせる
ことで上記刈り高さ設定器具の頭皮に沿った移動をスム
ーズに行わせることができ、また、上記ローラーと刃部
に接離する毛押し部とが連動することで、刃部に接離す
る毛押し部の接離動作の駆動源を刈り高さ設定器具を頭
皮に沿わせてヘアーカッターを移動させた際に必然的に
回転動作を行うローラーに求めることができ、毛押し部
を接離駆動させる駆動源をヘアーカッターに別個に設け
なくて済み、装置の構造の簡略化が図られると共に装置
のコンパクト化を図ることができる。
【0033】また、本発明の請求項3に係るヘアーカッ
ターにあっては、請求項2の効果に加えて、毛押し部は
ヘアーカッター本体の刃部から離すような付勢を受け、
毛押し部と連動するローラーを頭皮から離した状態では
上記毛押し部がヘアーカッター本体の刃部から離れた位
置に位置するようにしたので、ローラーが頭皮に接触し
ないヘアーカッターの未使用状態においては、毛押し部
は刃部から離すような付勢を受けて毛押し部は刃部から
離れた位置に位置して吸引口に毛髪を吸引できる状態に
なっており、上記状態よりローラーを頭皮に当接させて
ヘアーカッターは使用されるものであることから、ヘア
ーカッターの使用の初期状態において、必ず毛髪を吸引
口に吸引できるようにしているものであり、ヘアーカッ
ターの操作性を向上させているものである。
【0034】また、本発明の請求項4に係るヘアーカッ
ターは、請求項2の効果に加えて、少なくともヘアーカ
ッター本体の刃部の刃幅の外側位置の刈り高さ設定器具
にローラーを配置したので、吸引口に吸引される毛髪を
ローラーによって踏み倒してしまうようなことを避ける
ことができ、ヘアーカッターで刈ることのできる毛髪の
範囲を狭めないで済むものであり、ヘアーカッターの効
率の向上が図られるものである。
【0035】また、本発明の請求項5に係るヘアーカッ
ターは、請求項1の効果に加えて、毛押し部のヘアーカ
ッター本体の刃部との接離部分には毛髪保持櫛部を形成
したので、つまり、回動する毛押し部の回動範囲の外経
部分において毛髪を引っ掛け易い毛髪保持櫛部を設けた
ことで、回動する毛押し部の最大回動部分に毛髪を引っ
掛け易く形成した毛髪保持櫛部を設けたことで、毛押し
部はより多くの毛髪を引っ掛けて刃部に押し当てること
ができ、毛髪の切断の効率の向上が図られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示すものであり、刈
り高さ設定器具が自然状態であるヘアーカッターの斜視
図である。
【図2】同上の刈り高さ設定器具が切断状態であるヘア
ーカッターの斜視図である。
【図3】同上のヘアーカッターの分解斜視図である。
【図4】同上の刈り高さ設定器具の分解斜視図である。
【図5】同上のヘアーカッターの動作を説明するもので
あり、(a)は刈り高さ設定器具の自然状態を示す側面
断面図であり、(b)は刈り高さ設定器具の切断状態を
示す側面断面図である。
【図6】従来の例を示す側面断面図である。
【図7】従来の他例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 ヘアーカッター本体 2 刃部 3 吸引ケース 4 吸入口 5 刈り高さ設定器具 6 毛押し部 7 ローラー 8 毛髪保持櫛部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に毛髪を切断する刃部を設けたヘア
    ーカッター本体に吸引装置に連通した吸引ケースを装着
    し、上記ヘアーカッター本体の刃部を臨ませると共に上
    記刃部で切断した毛髪を吸引するような吸入口を上記吸
    引ケースの前端に設け、頭皮に対する刈り高さを設定す
    る刈り高さ設定器具をヘアーカッターの前部に配設し、
    吸引口に吸引した毛髪を刃部に押し付けするための毛押
    し部を刈り高さ設定器具の上記刃部に対向する位置に設
    け、刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッター
    を移動することで上記毛押し部が刃部に対して接離自在
    に駆動されるようにしたことを特徴とするヘアーカッタ
    ー。
  2. 【請求項2】 頭皮に転接させるローラーを刈り高さ設
    定器具の下端に回転自在に設け、毛押し部のヘアーカッ
    ター本体の刃部への接離動作を上記ローラーの回転動作
    に連動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のヘアーカッター。
  3. 【請求項3】 毛押し部はヘアーカッター本体の刃部か
    ら離すような付勢を受け、毛押し部と連動するローラー
    を頭皮から離した状態では上記毛押し部がヘアーカッタ
    ー本体の刃部から離れた位置に位置するようにしたこと
    を特徴とする請求項2に記載のヘアーカッター。
  4. 【請求項4】 少なくともヘアーカッター本体の刃部の
    刃幅の外側位置の刈り高さ設定器具にローラーを配置し
    たことを特徴とする請求項2に記載のヘアーカッター。
  5. 【請求項5】 毛押し部のヘアーカッター本体の刃部と
    の接離部分には毛髪保持櫛部を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のヘアーカッター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530580A (ja) * 2002-06-26 2005-10-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 髪が飛び散ることを防止する手段を有する散髪機器
CN110919704A (zh) * 2019-10-18 2020-03-27 浙江夏品工贸有限公司 理发器的调节夹具及理发器

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