JP2002156839A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002156839A JP2000289377A JP2000289377A JP2002156839A JP 2002156839 A JP2002156839 A JP 2002156839A JP 2000289377 A JP2000289377 A JP 2000289377A JP 2000289377 A JP2000289377 A JP 2000289377A JP 2002156839 A JP2002156839 A JP 2002156839A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被転写体の種類に応じて転写荷重を可変制御
し、中間転写媒体を傷付けることなく画像を転写できる
ようにする。 【解決手段】感光体ドラム1に当接され、感光体ドラム
1上の可視像が転写される中間転写媒体6と、この中間
転写媒体6に当接されるバックアップローラ7を有し、
このバックアップローラ7により被転写体を中間転写媒
体6に押し付けることにより、中間転写媒体6上の可視
像を被転写体に転写させる転写部と、この転写部によっ
て可視像が転写される被転写体の種類を判別する検知部
19と、この検知部19によって判別された被転写体の
種類に応じてバックアップローラ7による被転写体の押
付力を可変制御する制御装置18とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
装置や静電記録装置として適用され、液体現像剤を用い
て画像を形成する湿式の画像形成装置及び画像形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の湿式の画像形成装置は、乾式の
画像形成装置では実現できない利点を有しており、近年
その価値が見直されつつある。即ち、湿式の画像形成装
置では、サブミクロンサイズの極めて微細なトナーを用
いることが出来るため高画質を実現できる。また、少量
のトナーで十分な画像濃度が得られるため経済的であ
り、しかも、印刷並みの質感が得られる利点がある。
【0003】一方、従来の液体トナーによる湿式画像形
成装置には、いくつかの問題点があり、そのために長い
間乾式技術の独壇場を許してきた。これらの問題の一つ
として、トナー像の転写時における課題が挙げられる。
【0004】転写時における第一の問題は画質の劣化で
ある。すなわち、従来は像担持体上に付着しているトナ
ー像を転写部において電界により用紙に直接転写してい
たため、用紙表面の凹凸に応じた電界変動により転写む
らが生じていた。また、用紙の電気特性のばらつきや、
環境依存性などによって、転写不良が生じ易く、転写画
像の画質を著しく劣化させていた。
【0005】このような問題を解決するために、特開平
8―254907号では、像担持体から用紙への電界転
写時の押圧力を、用紙の種類によって変えたり、或い
は、転写ニップ幅を変えたりする装置が開示されてい
る。
【0006】この装置により、用紙の凹凸や溶媒の吸収
性が違っても、用紙の押圧力を調整することで用紙と像
担持体との間に十分なキャリア液が満たされるように保
ち、良好な転写が可能になるとされている。
【0007】この場合、用紙と像担持体との間にほどよ
いキャリア液が存在するように調整する必要があるた
め、両者が厳密に言えば非接触であったり、また、接触
状態であったとしても両者の押圧力は転写ニップ全体で
1kgf以下で、圧力に換算すると250g/cm2未満
である。
【0008】しかしながら、この方式にも限界があり、
全ての用紙の種類で高画質を達成できるものではない。
即ち、普通紙等の表面粗さは部分的にも異なっており、
溶媒の吸収性等も非常に不安定なため、高画質化には限
界がある。
【0009】そこで、像担持体から用紙へ直接電界転写
するのではなく、像担持体から一旦、中間転写媒体へ転
写し、その後に用紙へ転写する装置が数多く提案されて
いる。米国特許第5,148,222号、同5,16
6,734号、同5,208,637号等には、像担持
体から中間転写媒体へ電界によってトナー像を転写し
(以後、1次転写という)、その後に中間転写媒体から
用紙へ圧力(および熱)によって転写する(以後、2次
転写という)装置が開示されている。
【0010】また、特公昭46−41679号及び特開
昭62−280882号等には、電界転写を用いずに、
像担持体から中間転写媒体へのトナー像の1次転写と、
中間転写媒体から用紙へのトナー像の2次転写の双方に
おいて圧力(および熱)を用いる装置が開示されてい
る。
【0011】これらの場合、中間転写体から用紙へのト
ナー像の2次転写は、熱及び圧力によって行っているた
め、非常に高画質化が可能であるが、用紙の種類、特に
用紙の表面粗さの違いによって必要な転写荷重が大きく
異なるという問題がある。
【0012】表面が平滑なアート紙や、トナー像との接
着性の良い物質を予め塗布したような専用紙では、転写
に必要な荷重は小さくても良い。しかし、普通紙や、ち
り紙等にトナー像を印刷しようとすると、非常に大きな
荷重が必要になる。
【0013】具体的には、一般に紙の表面粗さは、Jl
S−B0601測定法によって測定することができる。
これによれば、普通紙の10点平均表面粗さ(Rz)は
14〜30μm程度であり、中心線平均粗さは2〜4μ
m程度である。またちり紙の粗さはこれよりも大きい。
これに対してアート紙の10点平均表面粗さ(Rz)は
たいていの場合10μm以下であり、中心線平均粗さ
(Ra)も1.5μm以下である。また、OHPシート
等のフィルムもアート紙と同様で、普通紙に対して表面
粗さが小さい。これに対応して、アート紙等のトナー像
の転写し易い用紙では、中間転写体と用紙との圧接力が
1〜20kgf(圧力にして、およそ0.25〜5kg
/cm2)で良く、普通紙等では20〜200kgf
(圧力にして5〜50kg/cm2)も必要になってく
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、用紙の種類によることなく、即ち、用紙が普
通紙であっても、或いは、アート紙であっても、高い荷
重で2次転写を行なっていた。このため、中間転写媒体
には大きな荷重が継続してかけつづけられ、中間転写媒
体の寿命が短くなり、また、紙つまり等が発生した際の
ダメージも大きいものとなっていた。
【0015】この傾向は、像担持体から中間転写体への
トナー像の1次転写を圧力によって行う転写方式の場合
には中間転写体の設計自由度が小さくて、耐久性の高い
中間転写体を造り難くなるため、より顕著になる。
【0016】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、アート紙や、予めトナー画像を付着しやすいように
処理した専用紙にトナー像を転写する際には転写荷重を
低くし、普通紙等の表面性の悪い用紙に転写する際には
転写荷重を大きくするように圧力を制御することによ
り、中間転写媒体を傷付けることのないようにした画像
形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とす
る。
【0017】また、中間転写媒体から用紙へのトナー像
の2次転写の際には、熱をかけてトナー画像を溶融させ
るため、転写時間も長い方が転写が有利になる。
【0018】そこで、本発明は、普通紙等の表面の粗い
用紙にトナー像を転写する場合には、転写速度を遅くし
たり、転写ニップ幅を大きくする事によって、用紙の種
類が変わっても良好な転写を可能とする画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0019】なお、この発明と類似した考え方は、乾式
電子写真方式では、定着装置等においてすでに開示され
ている。一般にOHPシートでは、トナーを十分に溶か
して発色させる必要があるため、定着速度を普通紙に比
べて遅くして対応することが多く、特開平7−3255
11号等はその例である。
【0020】また、用紙の種類を検出して転写条件を制
御する例としては特開平9−96942号等があり、O
HPシート等では普通紙とは異なる転写条件にして転写
を行っている。
【0021】しかしながら、これらはいずれもOHPシ
ートに対応させることを前提にした発明であって、用紙
の凹凸や表面処理に対応したものではない。また、中間
転写体の寿命を考えた解決策でもなく、本発明とはまっ
たく主旨の異なるものであることは言うまでもない。
【0022】また、本発明で採用している圧力または、
熱及び圧力による中間転写媒体から用紙へのトナー像の
2次転写において、湿式電子写真方式の特徴として、表
面性の粗い用紙に薄いトナー層を転写させようとして
も、紙の凹部にまでトナー像が侵入できずに、画像濃度
が低いほど転写効率が低下する現象がある。
【0023】そこで、本発明は、普通紙等の表面性の悪
い用紙にトナー像を印刷するときは、トナー像に低濃度
部を生じさせないように画像濃度をかさ上げしておくこ
とにより、2次転写時の画像の状態を良好に保つことが
できるようにした画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0024】なお、この発明に類似した発明としては、
特開平8−254907号に、用紙の種類によって像担
持体のトナー付着量を制御する例が開示されている。
【0025】しかし、これは像担持体から用紙へ直接電
界転写する際のものであって、転写部の押圧力の調整で
は、十分に補償しきれなかった画像全体にわたる転写ト
ナー残りを、像担持体上のトナー付着量を変えることで
補償しようというものである。
【0026】本発明は、電界転写ではなく、圧力転写で
あり、また、トナー層中に低濃度部を生じさせないよう
に露光を補正制御するので、開示例とは本質的に異なっ
ている。
【0027】さらに日本登録特許第2950414号、
米国特許6002891では、転写前に紙が通過するガ
イドローラにより紙の厚さを検出して、その信号に従っ
て、予め圧胴(バックアップローラ)を上下させること
で、紙の厚さに関わらず常に適正な転写圧力を得る発明
が開示されている。これは、厚い紙を通紙した際に転写
時に不要な圧力がかかり、それが中間転写体を介して感
光体側に伝わり、潜像の書き込み等の際に像の歪み等の
不具合を発生させないようにするためのものである。本
発明は、紙の厚みを検知するものではなく、また転写圧
力を一定に保とうとするものではないため、発明の趣旨
や実施形態も異なっており、差異は一目瞭然である。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、像担持体に静電潜像
を形成する像形成手段と、前記像担持体上の静電潜像を
溶媒に現像剤粒子を分散してなる現像液により現像して
可視像とする現像手段と、前記像担持体に当接され、前
記像担持体上の可視像が転写される中間転写媒体と、こ
の中間転写媒体に当接されるバックアップ部材を有し、
このバックアップ部材により被転写体を前記中間転写媒
体に押し付けることにより、前記中間転写媒体上の可視
像を前記被転写体に転写させる転写手段と、この転写手
段によって可視像が転写される前記被転写体の種類を判
別する判別手段と、この判別手段によって判別された被
転写体の種類に応じて前記バックアップ部材による前記
被転写体の押付力を可変制御する制御手段と、を具備す
る。
【0029】請求項8記載のものは、像担持体に静電潜
像を形成する像形成手段と、前記像担持体上の静電潜像
を溶媒に現像剤粒子を分散してなる現像液により現像し
て可視像とする現像手段と、前記像担持体上の可視像が
転写される中間転写媒体と、この中間転写媒体に当接さ
れるバックアップ部材を有し、このバックアップ部材に
より被転写体を前記中間転写媒体に押し付けることによ
り、前記中間転写媒体上の可視像を前記被転写体に転写
させる転写手段と、この転写手段によって可視像が転写
される前記被転写体の種類を判別する判別手段と、この
判別手段によって判別された被転写体の種類に応じて前
記中間転写媒体に対する前記被転写体の接触時間を可変
制御する制御手段と、を具備する。
【0030】請求項11記載のものは、像担持体に静電
潜像を形成する像形成手段と、前記像担持体上の静電潜
像を溶媒に現像剤粒子を分散してなる現像液により現像
して可視像とする現像手段と、前記像担持体上の可視像
が転写される中間転写媒体と、この中間転写媒体に当接
されるバックアップ部材を有し、このバックアップ部材
により被転写体を前記中間転写媒体に押し付けることに
より、前記中間転写媒体上の可視像を前記被転写体に転
写させる転写手段と、この転写手段によって可視像が転
写される前記被転写体の種類を判別する判別手段と、こ
の判別手段によって判別される被転写体の種類に応じて
前記像担持体に現像された低濃度領域の少なくとも一部
分の画像濃度が、画像形成装置に入力された同じ入力信
号に対して、異なるように制御する制御手段とを具備す
る。
【0031】請求項13記載のものは、像担持体に静電
潜像を形成する像形成工程と、前記像担持体上の静電潜
像を溶媒に現像剤粒子を分散してなる現像液により現像
して可視像とする現像工程と、前記像担持体に当接され
る中間転写媒体に前記像担持体上の可視像を転写させる
中間転写工程と、前記中間転写媒体にバックアップ部材
により被転写体を押し付けることにより、前記中間転写
媒体上の可視像を前記被転写体に転写させる転写工程
と、前記可視像が転写される前記被転写体の種類を判別
する判別工程と、この判別工程によって判別された被転
写体の種類に応じて前記バックアップ部材による前記被
転写体の押付力を可変制御する制御工程と、を具備す
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施の形態である画像
形成装置としての湿式の電子写真装置を示す内部構成図
である。
【0034】図中1は導電性基体の上に有機系もしくは
アモルファスシリコン系等の感光層を設けた像担持体と
しての感光体ドラムである。この感光体ドラム1は周知
のコロナ帯電器もしくはスコロトロン帯電器2Aによっ
て表面が均一に帯電された後、画像変調されたレーザビ
ームによる露光3Aを受け、静電潜像が形成される。し
かる後に、液体現像剤を収容する現像装置4Aによって
静電潜像の可視像化が行われる。液体現像剤は、例えば
エクソン社の商品名アイソパーG,L,Mやノルパ12,1
3,15等の炭化水素系の絶縁性溶媒に、帯電制御用の
金属石鹸、及び顔料を添加したガラス転移温度(Tg)
が−50℃乃至70℃の範囲のアクリル系樹脂等を分散
したもの等を用いることができる。静電潜像に付着した
液体現像剤もしくはトナーは、そのまま転写前乾燥部5
に至り、溶媒をある程度乾燥させた後、中間転写媒体6
に1次転写させても良い。しかし、ここでは引き続き第
2帯電器2Bと第2レーザ露光3Bで第2の静電潜像を
形成し、第1の現像装置4Aに収納されている液体現像
剤とは異なる色の第2の現像剤を収納する第2現像装置
4Bによってこれを現像する。従って、第2現像の後に
は、像担持体1上には2色のトナー像が形成されてい
る。同様にして、第3、第4の帯電・露光・現像が行わ
れ、感光体ドラム1にはフルカラーのトナー像が形成さ
れる。
【0035】トナー像は、その後乾燥部5によりある程
度乾燥され、続いて中間転写媒体6上に転写される。中
間転写媒体6は、金属ローラに0.1〜5mm厚のシリ
コーンゴムまたはウレタンゴム等を塗布または被覆した
構成で、表面硬度は1〜70°(JIS−A)である。
【0036】感光体ドラム1上には、好ましくは感光層
の上にシリコーン系やフッソ系の離型層が0.1〜5μ
m厚で塗布されており、離型層の表面エネルギーは、ア
イソパーLと純水の接触角より測定した値から換算した
ところ15〜30dyne/cmである。しかしなが
ら、感光体上に離型層が形成されていなくても中間転写
体をうまく選定することによって中間転写媒体への転写
は可能である。
【0037】また、液体トナーは、まずアクリルエステ
ル系の共重合体と分散剤などをアイソパーLに添加し、
ペイントシェーカでガラスビーズの存在下で混合分散す
ることにより濃縮された液体現像剤を作製し、続いて得
られた濃縮現像剤を、不揮発分濃度が1wt%となるよ
うにアイソパーLで希釈し、さらに大日本インキ社製ナ
フテン酸ジルコニウム(不揮発分49wt%)を上述の
液体現像剤の不揮発分に対して50wt%添加して作製
した。
【0038】各トナー粒子に添加する顔料としては、例
えばシアントナーでは、山陽色素社製シアニンブルーKR
Oを用い、樹脂と顔料の重量比は4:1とした。トナー
のガラス転移温度はおよそ45℃とし、感光体1の表面
温度を室温(20〜30℃)とした。転写前乾燥部5
は、エアーを、トナー像、及び感光体1上に吹き付け
て、トナー画像をある程度乾燥させた。
【0039】このような状態で、感光体ドラム1の表面
に硬度50°程度のシリコーン中間転写媒体6を圧接し
て従動回転させたところ、良好な1次転写が可能であっ
た。感光体1と中間転写媒体6との当接圧力は、感光体
ドラム1の長手方向の線圧にして、0.1〜20kg/
cm程度で印加することが望ましい。
【0040】中間転写媒体6上に転写されたトナー像
は、転写部を構成するバックアップローラ7により被転
写体としての用紙P等の表面に2次転写される。バック
アップローラ7及び中間転写媒体6には加熱部8が設け
られており、トナーのガラス転移温度(ここでは45
℃)以上に加熱されている。中間転写媒体6上のトナー
画像は加熱された状態で2次転写領域に至り、ここで用
紙Pは、中間転写媒体6とバックアップローラ7とに挟
まれ、長手方向の線圧にして0.2〜20kg/cmの
荷重を与えられて画像が用紙Pに転写される。
【0041】図2はアート紙と普通紙における転写特性
を比較して示すグラフ図である。
【0042】このグラフ図では、横軸がプロセス速度を
示し、縦軸が転写効率を示す。このグラフ図によれば、
アート紙では2次転写荷重が10kgf(A4長さ方向
297mm全体における荷重)程度で、プロセス速度が
200mm/sのときに、ほぼ100%の転写効率とな
る。
【0043】しかし、普通紙では同じ条件で転写を行う
と、転写効率はほぼ0%である。普通紙でも荷重を60
kgfに上昇させると、ほぼ100%転写できるように
なる。また、荷重を上昇させなくても、プロセス速度を
20mm/sにまで極端に低下させれば100%近い転
写効率になる。
【0044】この特性は1次転写の方式によっても大き
く異なってくる。例えば、1次転写を電界により行うタ
イプの装置では1次転写をオフセットで行うものに比べ
て、中間転写媒体6の表面の離型性を高くすることがで
きるので図3に示すようになる。すなわち、2次転写が
より有利になり、普通紙に必要な荷重を若干下げること
ができる。しかし、普通紙とアート紙で必要な荷重に差
があることには変わりはなく、本発明を適用すると効果
があることは言うまでもない。
【0045】圧力の調整範囲としては、アート紙では転
写ニップ内にかかる平均圧力にして1kg/cm2以上
あれば、たいていの場合は良好な転写が可能である。し
かし、普通紙では10kg/cm2以上の圧力が必要で
あり、中間転写媒体6や、転写する用紙の種類によって
はさらに大きな圧力が必要な場合がある。特に、転写速
度を高速化すると高い圧力が必要になり、たとえば40
0mm/sを超えるような速度では50kg/cm2
い圧力が必要なこともある。
【0046】図4は中間転写媒体6に対する用紙の押付
力を可変制御する可変装置11を示すものである。
【0047】可変装置11はバックアップローラ7を一
端側に取り付けるアーム12を備え、このアーム12の
一端部は支軸13により回動自在に支持されている。ア
ーム12の他端部はバネ材14により上方に向かって付
勢されている。
【0048】アーム12の他端側の上方部にはカム材1
5が設けられ、このカム材5は駆動軸16を介してソレ
ノイド17に接続されている。ソレノイド17には制御
回路を介して制御装置18が接続され、制御装置18に
は信号路を介して判別手段としての検知部19が接続さ
れている。検知部19は用紙の種類を検知するもので、
検知情報を制御部18に送信する。制御装置18は検知
部19から送信される検知情報に応じてソレノイド17
を動作させるようになっている。
【0049】次に、可変装置11の動作について説明す
る。
【0050】非通紙時には、図4に示すように、ソレノ
イド17によりカム15が水平な状態に回動されてアー
ム12から離間される。これにより、アーム12がバネ
14により上方に付勢され、支点13を中心して上方へ
回動する。この回動により、バックアップローラ7が上
方へ移動されて中間転写媒体6から離間される。
【0051】また、普通紙の通紙時には、検知部19か
ら普通紙を検知した旨の検知情報が制御装置18に送信
され、制御装置18によりソレノイド17が動作され
る。これにより、図5に示すように、カム15が下方に
回動され、その長径部15aによりアーム12がバネ1
4の付勢力に抗して下方に回動される。このアーム12
の下方への回動により、アームがしなってバックアップ
ローラ7により普通紙が中間転写媒体6に強く押し付け
られる。
【0052】また、アート紙の通紙時には、検知部19
からアート紙を検知した旨の検知情報が制御装置18に
送信され、制御装置18によりソレノイド17が動作さ
れる。これにより、図6に示すように、カム15が下方
に回動され、このカム15の回動によりその短径部15
bによりアーム12がバネ14の付勢力に抗して下方に
回動される。このアーム12の下方への回動により、バ
ックアップローラ7によりアート紙が中間転写媒体6に
弱く押し付けられる。
【0053】図7は可変装置の第2の例を示す構成図で
ある。
【0054】この第2の例の可変装置20では、アーム
12の上面に沿って錘21をスライド自在に設け、この
錘21を駆動ベルト22に連結している。駆動ベルト2
2はローラ23,24間に掛け渡され、駆動モータ25
により正逆方向に走行されるようになっている。駆動モ
ータ25には上記したと同様の制御装置18が接続さ
れ、制御装置18には検知部19が接続されている。
【0055】アート紙の通紙時には検知部19からアー
ト紙を検知した旨の検知情報が制御装置18に送信さ
れ、制御装置18により駆動モータ25が回転される。
この回転により、錘21がローラ25とローラ26の略
中間部に位置するように移動される。この移動により、
バックアップローラ7は弱い力で中間転写媒体6に当接
され、アート紙Pを弱い力で中間転写媒体6に押し付け
る。
【0056】また、普通紙の通紙時には検知部19から
普通紙を検知した旨の検知情報が制御装置18に送信さ
れ、制御装置18により駆動モータ25が回転される。
この回転により、図8に示すように錘21がローラ25
に近接する位置に移動される。この移動によりバネ14
の付勢力に抗してアーム12が大きく下方に回動され、
バックアップローラ7は強い力で中間転写媒体6に当接
され、普通紙を強い力で中間転写媒体6に押し付ける。
【0057】また、非通紙時には検知部19から用紙を
検知しない旨の情報が制御装置18に送信され、制御装
置18により駆動モータ25が回転される。この回転に
より、図9に示すように、錘21がローラ26に近接す
る位置に移動される。この移動により、バネ14の付勢
力によりアーム12が上方へ回動され、バックアップロ
ーラ7は中間転写媒体6から離間される。
【0058】図10は可変装置の第3の例を示す構成図
である。
【0059】この第3の例の可変装置30は図4で示し
たものに電磁石31を付加したものである。
【0060】即ち、電磁石31は上下部の磁石片31
a,31bを有し、上部側の磁石片31aはアーム12
の他端部に取り付けられている。下部側の磁石片31b
は上部側の磁石片31aに離間対向して固定的に設けら
れている。下部側の電磁石片32には制御装置18が接
続され、制御装置18には検知部19が接続されてい
る。
【0061】この第3の例では、非通紙時とアート紙の
通紙時における動作は図4及び図6で示した動作と同様
であるが、普通紙の通紙時には図5で示した動作に加え
て制御装置18により電磁石31に通電される。これに
より、電磁石31が励磁され、上部側の磁石片31が下
部側の磁石片32に吸着される。この吸着により、アー
ム12が強固に保持され、普通紙を中間転写媒体6に確
実に強い力で押し付けることができる。
【0062】図11は本発明の第2の実施の形態である
画像形成部を示すものである。
【0063】なお、上記した第1の実施の形態で示した
部分と同一部分については同一番号を付してその説明を
省略する。
【0064】この第2の実施の形態では、中間転写媒体
6が駆動機構35により感光体1に対し接離されるよう
になっている。駆動機構35は駆動部36と、この駆動
部36によって揺動される揺動レバー37とによって構
成されている。中間転写媒体6は揺動レバー37の揺動
端部に取り付けられている。また、中間転写媒体6は回
転速度が可変な駆動モータ38によって回転されるよう
になっている。駆動部36及び駆動モータ38は制御回
路を介して制御装置40に接続され、制御装置40には
信号路41を介して用紙の種類を検知する検知部19が
接続されている。
【0065】図12は画像形成部の動作を示すフローチ
ャートである。
【0066】画像形成時には駆動部36が動作され、揺
動アーム37が下方に回動され中間転写媒体6が感光体
1に当接される(ステップS1)。この当接後、感光体
1上のトナー像が中間転写媒体6に1次転写され(ステ
ップS2)、ついで、検知部19により通紙される用紙
が検知され、用紙が普通紙か、或いはアート紙であるの
かが判別される(ステップS3)。普通紙であると判別
されると、駆動部36により、揺動アーム37が上方へ
回動され、中間転写媒体6が感光体1から離間される
(ステップS4)。しかるのち、駆動モータ38により
中間転写媒体6が低速で回転される(ステップS5)。
ついで、中間転写媒体6にバックアップローラ7を当接
させる(ステップS6)。これにより、中間転写媒体6
上のトナー像がバックアップローラ7に2次転写される
(ステップS7)。この転写後、バックアップローラ7
を中間転写媒体6から離間させる(ステップS8)。つ
いで、中間転写媒体6の回転速度を通常の速度に変更し
(ステップS9)、次の印字動作を行う。
【0067】一方、ステップS3において、用紙の種類
がアート紙であると判別された場合には、バックアップ
ローラ7を中間転写媒体6に当接させる(ステップS1
0)。これにより、中間転写媒体6上のトナー像がアー
ト紙に2次転写される(ステップS11)。この転写
後、次の印字動作を行う。
【0068】図13は本発明の第3の実施の形態である
画像形成部を示す構成図である。
【0069】なお、上記第1の実施の形態で説明した部
分と同一部分については、同一番号を付してその説明を
省略する。
【0070】この第3の実施の形態では、中間転写媒体
6の上部側に転写ベルト45を設け、この転写ベルト4
5は複数のローラ46,47間に掛け渡されている。中
間転写媒体6には転写ベルト45を介してバックアップ
ローラ48が圧接されている。そして、バックアップロ
ーラ48の近傍には補助ローラ49が設けられている。
補助ローラ49は駆動装置50により、上下方向に移動
されて転写ベルト45を中間転写媒体6に接離させるよ
うになっている。
【0071】この第3の実施の形態では、2次転写時の
転写ニップ幅を広げることにより、転写時間を長くして
いる。即ち、この第3の実施の形態は、用紙を転写ベル
ト45に吸着させて搬送させる方式で、普通紙の場合
は、図14に示すように、補助ローラ49を中間転写媒
体6に圧接して転写ニップを広げて転写時間を稼ぐもの
である。転写ニップ幅は、通常は1〜10mm程度であ
るが、補助ローラ49をさらに圧接することで20〜1
00mm程度まで広げることができる。
【0072】転写時間を長くすることで、表面性の粗い
紙でも転写が可能になるものの、圧力依存性の方が高い
ために、転写時間は相当長くしないと効果が小さい。し
かし、転写ニップを広げすぎると、微妙な速度変動によ
り画像乱れが発生しやすく、転写時間が短くてすむアー
ト用紙等では、できるだけニップ幅を広げたくない。
【0073】そこで、この実施の形態では、転写効率を
まず優先したい普通紙のときのみ、補助ローラ49によ
り転写ニップを大幅に広げるようにしている。
【0074】
【表1】
【0075】表1は上記した発明を適用した場合と、し
なかった場合の中間転写媒体6の寿命を比較した結果を
示すものである。
【0076】はじめから最後まで、普通紙を印字した場
合は、本発明の効果はまったくないが、普通紙とアート
紙を半分づつ通紙した場合、またアート紙と普通紙を
4:1の比率で通紙した場合では、中間転写媒体6の寿
命にあきらかな差が見られた。
【0077】即ち、必要以上の圧力をかけない方が、中
間転写ローラ6の寿命が延びていることがわかる。用紙
の種類の検出方法は数多く考えられるが、一番簡易なも
のは、ユーザによる手入力である。用紙の表面粗さにつ
いても粗さを特に測定しなくても専用紙や普通紙といっ
た感覚で入力することができる。
【0078】ところで、液体トナーのように非常に微細
なトナーを普通紙のような表面性の粗い用紙に転写させ
ようとすると、画像濃度の低い、即ち、層厚の薄いトナ
ー層ほど転写効率が低下する。これは、厚いトナー層は
フィルム化して転写しているのに対し、厚みが0.4μ
m未満の薄いトナー層では、うまくフィルム化できない
ためで、よりフィルム化できない薄いトナー層ほど転写
効率が低下するのである。
【0079】図15は画像濃度と転写効率の関係を示す
グラフ図である。
【0080】画像濃度が0.5以下になると、普通紙の
場合では転写効率が低下しているのがわかる。このとき
のトナー層厚は、SEMで観察したところ、略0.2〜
0.4μmであった。
【0081】そこで、この発明では、画像濃度に対する
転写効率のテーブルをCPU等に予め記憶させ、表面性
の粗い紙を通紙する際には、アート紙等の表面性の良い
紙を通紙する場合と比較して画像濃度を高め、特に、ト
ナー像中に低濃度部が生じないように露光を補正制御す
る。
【0082】図16は具体的な動作を示すフローチャー
ト図である。
【0083】通紙時には、検知部19により用紙の種類
が検知され、用紙が普通紙か、或いは、専用紙であるか
が判別される(ステップS21)。用紙が普通紙である
と判別されると、制御装置18により補正テーブルが読
み出され(ステップS22)、感光体1を補正して露光
し潜像を形成する。即ち、潜像が現像されてトナー像と
なったときに低濃度部が生じないように補正して露光す
る(ステップS23)。このように潜像を形成したの
ち、現像液が供給されて現像され(ステップS24)、
このトナー像は感光体ドラム1から中間転写媒体6に1
次転写される(ステップS25)。ついで、中間転写媒
体6から用紙Pにトナー像が2次転写される(ステップ
S26)。
【0084】なお、ステップS1において、用紙がアー
ト紙であると判別されると、通常の露光が行われ(ステ
ップS27)、ステップS24以降の動作を行う。
【0085】以上説明したように、本発明は中間転写媒
体6を介して液体トナー像を用紙に転写する電子写真装
置において、使用する用紙の種類によって2次転写時の
圧力、または転写時間を制御するため、中間転写ローラ
6等の消耗品の寿命を長持ちさせることが可能になると
ともに、良好な転写が可能になる。
【0086】また、表面の粗い用紙では、低濃度画像部
分の転写効率が低下するが、トナー像中に低濃度画像部
分が発生しないように、予め露光を補正して静電潜像を
形成して現像するため、表面が平滑な用紙のときと同様
に高画質画像を得ることが可能になる。
【0087】ところで、上記した実施の形態では、用紙
の種類によって2次転写の圧力、即ち、中間転写媒体6
とバックアップローラ7の当接力を変えることで、中間
転写体6の寿命と、普通紙の転写性を両立する発明を示
した。
【0088】しかし、ここで新たに問題になるのが、2
次転写時の荷重を上昇させると、中間転写媒体6の変形
量が大きくなるため、用紙上で画像が伸びてしまうこと
である。
【0089】そこで、この発明では、普通紙等の印刷に
おいて2次転写時の荷重を増加させる場合は、感光体ド
ラム1から中間転写媒体6への1次転写時の荷重も増加
させるようにした。これにより、1次転写、2次転写時
の画像の伸びと縮みを相殺させて最終的な画像の伸び縮
みをなくすことを可能とする。
【0090】即ち、中間転写媒体6から用紙へのトナー
像の2次転写の際は、荷重が大きいほど画像が伸びる
が、感光体1から中間転写媒体6へのトナー像の1次転
写の際は、荷重が大きいほど画像が縮んで転写される。
【0091】従って、普通紙等の印刷のために2次転写
時の荷重を大きくするときは、同時に1次転写時の荷重
も大きくすれば、最終的な画像の伸び縮みをなくすこと
ができる。
【0092】図17は具体的な動作を示すフローチャー
ト図である。
【0093】通紙される用紙は検知部19により検知さ
れ、用紙が普通紙か、或いは、アート紙であるのかが判
別される(ステップS31)。用紙が普通紙であると判
別されると、中間転写媒体6とバックアップローラ7と
の当接力が増大されるとともに、中間転写媒体6と感光
体1との当接力も増大される。即ち、1次及び2次転写
時の荷重が変更設定される(ステップS32)。しかる
のち、感光体ドラム1上の潜像が現像されてトナー像と
なり(ステップS33)、このトナー像が感光体ドラム
1から中間転写媒体6上に1次転写される(ステップS
34)。しかるのち、中間転写媒体6上に転写されたト
ナー像が用紙Pに2次転写される(ステップS35)。
なお、ステップS31において用紙の種類がアート紙で
あると判別されると、ステップS33以降の動作を行
う。
【0094】これにより、感光体ドラム1上のトナー像
の長さを変えることなく、中間転写媒体6上の画像を縮
ませることができる。そして2次転写時の大荷重により
画像が伸びて、最終的にはちょうどよい画像の長さにな
って用紙Pに転写される。
【0095】また、本発明は、普通紙の印刷時に転写荷
重を大きく設定する際には、感光体ドラム1の回転速度
を若干低速に設定することにより、画像長さを調整する
ようにしても良い。
【0096】即ち、感光体ドラム1の回転速度を若干低
速に設定すると、感光体ドラム1上にはトナー画像が若
干短く形成される。このトナー像が中間転写媒体6に1
次転写され、大荷重が印加される2次転写時には伸び
て、最終的にはちょうどよい画像長さになって用紙に転
写される。
【0097】なお、この場合、感光体ドラム1の回転速
度に対応して中間転写媒体6の回転速度も遅くする必要
がある。さらに、用紙の搬送速度についても中間転写媒
体6の回転速度に対応して遅くする必要がある。
【0098】画像の長さは、感光体ドラム1や中間転写
媒体6、及び用紙Pの搬送速度を調節して速度差を与え
ることにより調整が可能であるが、本発明のように感光
体1、中間転写媒体6、バックアップローラ7を大きな
圧力により当接させている場合には、微妙な速度差を維
持しながら駆動するのは難しい。本発明では、1次転写
時には比較的低荷重で転写が可能であるため、速度差を
与えるのであれば、1次転写時、或いはアート紙を使用
した際の2次転写時が好ましい。
【0099】図18は具体的な動作を示すフローチャー
トである。
【0100】通紙される用紙は検知部19により検知さ
れ、用紙が普通紙か、或いは、アート紙であるのかが判
別される(ステップS41)。用紙が普通紙であると判
別されると、感光体1の回転速度が1〜5%低下される
(ステップS42)。しかるのち、2次転写荷重が20
kg/A4から80kg/A4に増大される(ステップ
S43)。ついで、感光体ドラム1上の潜像が液体現像
剤により現像される(ステップS44)。この現像後、
感光体ドラム1上の現像剤像が中間転写媒体6に1次転
写される(ステップS45)。ついで、中間転写媒体6
の回転により用紙に現像剤像が2次転写される(ステッ
プS46)。
【0101】なお、ステップ41で用紙の種類がアート
紙であると判別されると、上記したステップ44以降の
動作が行われる。
【0102】また、本発明は、2次転写荷重が大きく設
定される場合には、中間転写媒体6の回転速度を通常よ
りも遅くするようにしても良い。
【0103】即ち、普通紙に対応するため2次転写荷重
が大きく設定された場合には、感光体ドラム1に対して
中間転写媒体1が1〜5%低速で回転するようにしたも
のである。
【0104】これにより、中間転写媒体6上には画像が
縮んだ状態で転写される。この縮んで転写された画像は
2次転写時に荷重がかかることで伸びて相殺されて用紙
に転写される。
【0105】この場合、感光体1と中間転写ローラ6の
駆動部が個別に必要である。また、バックアップローラ
7は中間転写媒体6とほぼ等速で回転駆動するか、若し
くは従動で良い。
【0106】図19は具体的な動作を示すフローチャー
トである。
【0107】感光体ドラム1及び中間転写媒体6が回転
駆動され(ステップS51)、通紙される用紙は検知部
19により検知され、用紙が普通紙か、或いは、アート
紙であるのかが判別される(ステップS52)。用紙が
普通紙であると判別されると、中間転写媒体1の回転速
度が1〜5%低下される(ステップS53)。ついで、
2次転写荷重が20kg/A4から80kg/A4に増
大される(ステップS54)。こののち、感光体1に中
間転写媒体6が当接される(ステップS55)。この当
接後、感光体1上の潜像が液体現像剤により現像される
(ステップS56)。この現像後、感光体1上の現像剤
像が中間転写媒体6に1次転写される(ステップS5
7)。ついで、中間転写媒体6の回転により現像剤像が
用紙に2次転写される(ステップS58)。
【0108】なお、ステップ52で用紙の種類がアート
紙であると判別されると、上記したステップ55以降の
動作が行われる。
【0109】また、本発明は、図18で示したように、
2次転写時の荷重が大きく設定され、また、最終画像が
伸びないように感光体ドラム1の回転速度を遅く設定し
た状態において、アート紙モード等で2次転写荷重が低
く設定された場合には、用紙を中間転写媒体6よりも速
く駆動するようにしても良い。
【0110】これによって、2次転写の際に、荷重を低
く設定しても、結果的には伸び縮みのない最終画像を得
ることができる。
【0111】但し、この場合には感光体1、中間転写ロ
ーラ6、及びバックアップローラ7のすべてを駆動する
必要がある。
【0112】図20は具体的な動作を示すフローチャー
トである。
【0113】通紙される用紙は検知部19により検知さ
れ、用紙が普通紙か、或いは、アート紙であるのかが判
別される(ステップS61)。用紙が普通紙であると判
別されると、感光体1の回転速度が1〜5%低下される
(ステップS62)。しかるのち、2次転写荷重が20
kg/A4から80kg/A4に増大される(ステップ
S63)。ついで、感光体ドラム1上の潜像が液体現像
剤により現像される(ステップS64)。この現像後、
感光体1上の現像剤像が中間転写媒体6に1次転写され
る(ステップS65)。ついで、中間転写媒体6の回転
により用紙に現像剤像が2次転写される(ステップS6
6)。
【0114】また、感光体ドラム1の回転速度が1〜5
%低下されて、2次転写荷重が20kg/A4から80
kg/A4に増大された状態で、ステップS61で通紙
される用紙の種類がアート紙であると判別されると、2
次転写荷重が80kg/A4から20kg/A4に低下
され(ステップS67)、ついで、バックアップローラ
7の回転速度が1〜5%高速化されて給紙速度が1〜5
%高速化する(ステップS68)。しかるのち、上記し
たステップ63以降の動作が行われる。
【0115】以下に、実験結果について説明する。
【0116】なお、実験では、2次転写荷重をアート紙
では、10〜20kg/A4幅、普通紙では80〜10
0kg/A4に設定した。この際、本発明を適用しない
場合では、普通紙の画像の長さが3%以上伸びてしまっ
た。
【0117】図17に関する実験では、通常は20kg
/A4程度に設定している1次転写荷重を昔通紙の際に
のみ約100kg/A4に増加させたところ、最終的な
画像では3%程度の伸びが略0になった。
【0118】なお、1次転写時における感光体ドラム1
と中間転写ローラ6との圧接力を可変する可変部として
は、上記した第1の実施形態で示した2次転写時におい
て中間転写ローラ6とバックアップローラ7との間の当
接力を可変する可変装置11と同様な原理で行うことが
できるため、ここでは特に詳述しない。
【0119】図18に関する実験では、感光体ドラム1
の回転速度を普通紙の印刷時に限り、約3%遅く設定し
たところ、用紙上では伸び縮みのない良好な画像が得ら
れた。この実験では、中間転写媒体6は感光体1に従動
しているため、両者間に大きな速度差が発生することが
なく、中間転写媒体6の表面を傷めることはない。
【0120】また、感光体ドラム1の速度は1〜5%程
度しか変動させないため、他のプロセスヘの影響は皆無
といってよく、これによる弊害は見られなかった。
【0121】図19に関する実験では、普通紙モードの
際に、中間転写ローラ6の回転速度を3%遅くしたとこ
ろ、画像上の伸び縮みがなくなった。1次転写荷重は、
10kg/A4に設定したが、これにより安定して速度
差が維持できたと思われる。
【0122】図20に関する実験では、予め、初期設定
から図18に示すような感光体速度に設定しておき、ア
ート紙を通紙する際に2次転写荷重を10kg/A4ま
で下げた。この状態では、画像が約3.5%縮んだが、
用紙の速度を3〜4%速くした設定したところ、画像の
縮がなくなり、良好な画像が得られた。
【0123】上記したように、本発明によれば、中間転
写ローラ6から用紙へのトナー像の2次転写時における
荷重を変えても、最終的な画像の伸び縮を避けることが
可能になり、良好な画像を得ることができる。
【0124】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、判別手段
によって判別された被転写体の種類に応じてバックアッ
プ部材による被転写体の押付力を可変制御するから、中
間転写媒体に対し不必要に大きな転写荷重をかけ続ける
ことがなく、中間転写媒体に損傷を与えることがない。
【0125】また、判別手段によって判別された被転写
体の種類に応じて中間転写媒体に対する被転写体の接触
時間を可変制御するから、被転写体の種類に応じた最適
な転写時間を得ることができ、良好な画像転写が可能と
なる。
【0126】また、判別手段によって判別される被転写
体の種類に応じて像担持体に現像された低濃度領域の少
なくとも一部分の画像濃度が、画像形成装置に入力され
た同じ入力信号に対して異なるように制御するから、表
面性の悪い被転写体に画像を転写する場合には、予め画
像濃度をかさ上げして形成しておくことができ、転写時
の画質を良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である画像形成装置とし
ての湿式の電子写真装置を示す内部構成図。
【図2】アート紙と普通紙の転写特性を比較して示すグ
ラフ図。
【図3】感光体から中間転写媒体へのトナー像の転写を
電界で行った場合の転写特性を示すグラフ図。
【図4】中間転写媒体に対する用紙の押付力を可変制御
する可変装置を示す構成図。
【図5】普通紙の通紙時における可変装置の動作を示す
図。
【図6】アート紙の通紙時における可変装置の動作を示
す図。
【図7】可変装置の第2の例を示す構成図。
【図8】普通紙の通紙時の動作を示す図。
【図9】非通紙時の動作を示す図。
【図10】可変装置の第3の例を示す構成図。
【図11】本発明の第2の実施の形態である画像形成部
を示す構成図。
【図12】画像形成部の動作を示すフローチャート図。
【図13】本発明の第3の実施の形態である画像形成部
を示す構成図。
【図14】普通紙の通紙時における画像転写動作を示す
図。
【図15】アート紙と普通紙の転写効率を比較して示す
グラフ図。
【図16】アート紙と普通紙に対する画像形成動作を示
すフローチャート図。
【図17】本発明の第1の他の画像形成動作を示すフロ
ーチャート図。
【図18】本発明の第2の他の画像形成動作を示すフロ
ーチャート図。
【図19】本発明の第3の他の画像形成動作を示すフロ
ーチャート図。
【図20】本発明の第4の他の画像形成動作を示すフロ
ーチャート図。
【符号の説明】
1…感光体ドラム(像担持体) 3A〜3D…露光(像形成手段) 4A〜4D…現像装置(現像手段) 6…中間転写媒体(転写手段) 7…バックアップローラ(バックアップ部材) 18…制御装置(制御手段) 19…検知部(判別手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/24 G03G 15/24 2H078 Fターム(参考) 2H027 DA10 DC02 EA20 EB04 EC20 ED08 ED24 ED25 EE03 EE04 EE07 EE08 EF09 2H030 AD04 BB27 BB42 BB53 2H032 AA05 AA14 BA04 BA08 BA09 BA21 CA01 CA11 2H033 BA58 BE09 CA17 CA39 2H074 AA03 EE07 2H078 AA13 BB02 BB12 CC06 DD41 DD42 DD51 DD53 DD57 EE02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に静電潜像を形成する像形成手段
    と、 前記像担持体上の静電潜像を溶媒に現像剤粒子を分散し
    てなる現像液により現像して可視像とする現像手段と、 前記像担持体に当接され、前記像担持体上の可視像が転
    写される中間転写媒体と、 この中間転写媒体に当接されるバックアップ部材を有
    し、このバックアップ部材により被転写体を前記中間転
    写媒体に押し付けることにより、前記中間転写媒体上の
    可視像を前記被転写体に転写させる転写手段と、 この転写手段によって可視像が転写される前記被転写体
    の種類を判別する判別手段と、 この判別手段によって判別された被転写体の種類に応じ
    て前記バックアップ部材による前記被転写体の押付力を
    可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段はバックアップ部材の押付力
    を1〜50kg/cm2の範囲で可変制御することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記判別手段によって判別する被転写体の
    種類が、被転写体の表面粗さであり、表面粗さが大きい
    場合にバックアップ部材の押付力を強くするように可変
    制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】前記像担持体から前記中間転写媒体への可
    視像の転写は圧力、又は、圧力及び熱によって行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記像担持体に対する前記中間転写媒体の
    当接力を前記判別手段によって判別される被転写材の種
    類に応じて可変制御することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記判別手段によって判別される被転写材
    の種類に応じて前記像担持体の回転速度を可変制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記判別手段によって判別される被転写材
    の種類に応じて前記被転写体の搬送速度を可変制御する
    ことを特徴する請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】像担持体に静電潜像を形成する像形成手段
    と、 前記像担持体上の静電潜像を溶媒に現像剤粒子を分散し
    てなる現像液により現像して可視像とする現像手段と、 前記像担持体上の可視像が転写される中間転写媒体と、 この中間転写媒体に当接されるバックアップ部材を有
    し、このバックアップ部材により被転写体を前記中間転
    写媒体に押し付けることにより、前記中間転写媒体上の
    可視像を前記被転写体に転写させる転写手段と、 この転写手段によって可視像が転写される前記被転写体
    の種類を判別する判別手段と、 この判別手段によって判別された被転写体の種類に応じ
    て前記中間転写媒体に対する前記被転写体の接触時間を
    可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記制御手段は前記中間転写媒体の速度を
    制御して前記被転写体との接触時間を可変制御すること
    を特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記転写手段は中間転写媒体に接触し被
    転写体を搬送する転写ベルトを有し、この転写ベルトが
    前記中間転写媒体に接触する幅寸法を可変することによ
    り前記中間転写媒体に対する前記被転写体の接触時間を
    可変制御することを特徴とする請求項8記載の画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】像担持体に静電潜像を形成する像形成手
    段と、 前記像担持体上の静電潜像を溶媒に現像剤粒子を分散し
    てなる現像液により現像して可視像とする現像手段と、 前記像担持体上の可視像が転写される中間転写媒体と、 この中間転写媒体に当接されるバックアップ部材を有
    し、このバックアップ部材により被転写体を前記中間転
    写媒体に押し付けることにより、前記中間転写媒体上の
    可視像を前記被転写体に転写させる転写手段と、 この転写手段によって可視像が転写される前記被転写体
    の種類を判別する判別手段と、 この判別手段によって判別される被転写体の種類に応じ
    て前記像担持体に現像された低濃度領域の少なくとも一
    部分の画像濃度が、画像形成装置に入力された同じ入力
    信号に対して、異なるように制御する制御手段とを具備
    することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】前記判別手段によって判別する被転写体
    の種類が、被転写体の表面粗さであり、表面粗さの小さ
    い被転写体を使用したときに比べて表面粗さの大きな被
    転写体を使用したときの方が、像担持体に現像された低
    濃度領域の画像濃度が、画像形成装置に入力された同じ
    入力信号に対して高くなるように制御する制御手段を具
    備する請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】像担持体に静電潜像を形成する像形成工
    程と、 前記像担持体上の静電潜像を溶媒に現像剤粒子を分散し
    てなる現像液により現像して可視像とする現像工程と、 前記像担持体に当接される中間転写媒体に前記像担持体
    上の可視像を転写させる中間転写工程と、 前記中間転写媒体にバックアップ部材により被転写体を
    押し付けることにより、前記中間転写媒体上の可視像を
    前記被転写体に転写させる転写工程と、 前記可視像が転写される前記被転写体の種類を判別する
    判別工程と、 この判別工程によって判別された被転写体の種類に応じ
    て前記バックアップ部材による前記被転写体の押付力を
    可変制御する制御工程と、 を具備することを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】前記制御工程ではバックアップ部材の押
    付力を1〜50kg/cm2の範囲で可変制御すること
    を特徴とする請求項13記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】前記判別工程によって判別する被転写体
    の種類が、被転写体の表面粗さであり、表面粗さが大き
    い場合に、バックアップ部材の押付カを強くするように
    可変制御することを特徴とする請求項13記載の画像形
    成方法。
  16. 【請求項16】前記像担持体から前記中間転写媒体への
    可視像の転写は圧力、又は、圧力及び熱によって行われ
    ることを特徴とする請求項13記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】前記像担持体に対する前記中間転写媒体
    の当接力を前記判別部によって判別される被転写材の種
    類に応じて可変制御することを特徴とする請求項13記
    載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】前記判別工程によって判別される被転写
    材の種類に応じて前記像担持体の回転速度を可変制御す
    ることを特徴とする請求項13記載の画像形成方法。
  19. 【請求項19】前記判別工程によって判別される被転写
    材の種類に応じて前記被転写体の搬送速度を可変制御す
    ることを特徴とする請求項13記載の画像形成方法。
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