JP2002147818A - 空気調和機およびその故障判定方法 - Google Patents

空気調和機およびその故障判定方法

Info

Publication number
JP2002147818A
JP2002147818A JP2000346269A JP2000346269A JP2002147818A JP 2002147818 A JP2002147818 A JP 2002147818A JP 2000346269 A JP2000346269 A JP 2000346269A JP 2000346269 A JP2000346269 A JP 2000346269A JP 2002147818 A JP2002147818 A JP 2002147818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
air conditioner
failure
refrigerant
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000346269A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3763735B2 (ja
Inventor
Yoshiyasu Norikane
良泰 則兼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000346269A priority Critical patent/JP3763735B2/ja
Publication of JP2002147818A publication Critical patent/JP2002147818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3763735B2 publication Critical patent/JP3763735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境条件に左右されることなく、迅速かつ正
確に空気調和機の故障を検出できる空気調和機およびそ
の故障判定方法を提供する。 【解決手段】 凝縮器から蒸発器に向かう冷媒の流量を
調整するための弁を有する空気調和機の故障判定方法で
あって、空気調和機の運転中に弁を閉動作する工程(S
5)と、閉動作によって変化する空気調和機の運転条件
を測定する測定工程と、測定された運転条件の測定値を
用いて空気調和機の故障の有無を判定する判定工程(S
6)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機およ
びその故障判定方法に関し、より特定的には、凝縮器か
ら蒸発器に向かう冷媒の流量を調整するための弁を備え
る空気調和機およびその故障判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の故障判定方法として
は、通常運転中の冷媒の温度変化を測定して、その測定
された温度が所定の温度範囲(空気調和機が通常運転中
である場合に想定される温度範囲)から外れるかどうか
をモニターするといった手法が用いられている。これ
は、空気調和機の膨張弁などの機器に故障が発生すれ
ば、冷媒流量などの条件が正常運転時に想定される条件
範囲からずれるため、結果的に冷媒の温度変化が発生す
ることを利用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の故障判定方法では、以下のような問題があった。すな
わち、上述のように空気調和機において故障が発生した
場合、故障個所にもよるが通常運転時での冷媒の温度変
化は比較的穏やかなものである。また、空気調和機の環
境条件などにより、通常運転時における冷媒の温度にば
らつきが発生し、このばらつきと故障による温度変化と
を判別することが難しい場合もあった。したがって、従
来の故障判定方法では、故障を判別し難く、また故障の
判別に時間を要することになっていた。
【0004】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の目的は、環境条
件に左右されることなく、迅速かつ正確に空気調和機の
故障を検出できる空気調和機およびその故障判定方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の1の局面にお
ける空気調和機の故障判定方法は、凝縮器から蒸発器に
向かう冷媒の流量を調整するための弁を有する空気調和
機の故障判定方法であって、空気調和機の運転中に弁を
閉動作する工程と、閉動作によって変化する空気調和機
の運転条件を測定する測定工程と、測定された運転条件
の測定値を用いて空気調和機の故障の有無を判定する判
定工程とを備える。
【0006】このようにすれば、弁を強制的に閉動作す
ることにより、空気調和機において通常運転時とは異な
る故障判定用の運転条件(サイクル条件)をつくること
ができる。この故障判定用の運転条件とは、たとえば、
空気調和機の通常運転中に弁を閉動作することにより、
冷媒の流量を急激に低下させ、冷媒の温度条件などを通
常運転ではありえない程度に変化させるような条件であ
る。空気調和機の弁などの機器が正常に動作している
(故障は発生していない)状態では、このような弁の閉
動作により上記故障判定用の運転条件を速やかに実現で
きる。一方、弁に故障が発生していることにより弁の閉
動作が正常に行なわれない場合、故障判定用の運転条件
を実現できないことになる。このような故障判定用の運
転条件を、通常運転時の運転条件とは全く異なる条件と
すれば、弁などの故障が発生して故障判定用の運転条件
が実現されたかどうかを容易に判断できる。
【0007】したがって、この故障判定用の運転条件を
利用して(故障判定用の運転条件を実現できるかどうか
を検出することにより)空気調和機の弁などの故障の有
無を迅速かつ確実に判定できる。また、通常の運転条件
とは別の故障判定用の運転条件を利用することにより、
空気調和機の環境条件が変わることに起因して空気調和
機の通常運転時の運転条件が変動しても、このような通
常運転時の運転条件の変化に左右されること無く、確実
に空気調和機の故障判定を行なうことができる。
【0008】上記1の局面における空気調和機の故障判
定方法では、測定工程が、弁の閉動作前後における弁出
口側での冷媒の温度の変化量を測定することを有してい
てもよく、判定工程は、冷媒の温度の変化量と、弁が閉
動作した場合の冷媒の温度の変化量の基準値とを比較す
ることにより、弁の故障の有無を判定することを有して
いてもよい。
【0009】この場合、弁が正常に閉動作することによ
り、弁出口側付近で冷媒の蒸発現象が起きる。すると、
弁出口側付近の温度が急激に低下することになる。この
ような弁出口側付近の冷媒の温度変化は、空気調和機の
通常運転中には発生しないものであるため、容易かつ確
実に検出できる。そして、冷媒の温度の変化量(低下
量)が、予め設定された基準値以上となれば、弁は正常
に動作している(閉動作を行なっている)ことがわか
る。また、温度の変化量が基準値以下である場合は、閉
動作の指令が出ているにもかかわらず、弁の閉動作が充
分ではない(弁の開度が充分小さくなっていない)こと
を示しており、弁に故障が発生していることがわかる。
【0010】上記1の局面における空気調和機の故障判
定方法では、空気調和機は冷媒を圧縮する圧縮機を有し
ていてもよい。測定工程は、弁の閉動作前後における圧
縮機の運転電流の変化量を測定することを有していても
よく、判定工程は、運転電流の変化量の測定値と、弁が
閉動作した場合の運転電流の変化量の基準値とを比較す
ることにより、弁の故障の有無を判定することを有して
いてもよい。
【0011】この場合、弁を閉動作することにより冷媒
の流量が急激に減少すると、それに伴って圧縮機の運転
電流も低下する。そして、冷媒の流量の減少量を通常運
転時ではありあえないようなレベルとすれば、圧縮機の
運転電流の変化量(低下量)の測定値もそれに伴い大き
くなる。したがって、圧縮機の運転電流の低下量が、予
め設定された基準値以上となれば、弁は正常に動作して
いる(閉動作を行なっている)ことがわかる。また、運
転電流の低下量が基準値以下である場合は、弁の閉動作
の指令が出ているにもかかわらず、弁の閉動作が充分で
はない(弁の開度が充分小さくなっていない)ことを示
しており、弁に故障が発生していることがわかる。
【0012】上記1の局面における空気調和機の故障判
定方法では、空気調和機が、冷媒を圧縮する圧縮機と、
圧縮機の運転電流を測定する電流検出器と、弁出口側に
設置された出口側温度計とを有していてもよい。測定工
程は、出口側温度計を用いて弁の閉動作前後での弁の出
口側での冷媒の温度の変化量を測定する工程と、弁の閉
動作前後での、弁の入口側での冷媒の温度と弁の出口側
での冷媒の温度との差の変化量である温度差変化量を測
定する工程と、電流検出器を用いて弁の閉動作前後での
圧縮機の運転電流の電流変化量を測定する工程とを有し
ていてもよい。判定工程は、温度の変化量と温度差変化
量と電流変化量とのそれぞれの測定値を用いて、弁と出
口側温度計と電流検出器との故障の有無を判定すること
を有していてもよい。
【0013】この場合、弁出口側での温度の変化量、温
度差変化量、電流変化量という3つのデータを用いるこ
とにより、弁における故障の発生の有無のみでなく、運
転条件を検出する検出器としての出口側温度計と電流検
出器とにおける故障の発生の有無を迅速かつ容易に判定
できる。たとえば、弁を閉動作した後、弁出口側での温
度の変化量が充分でない一方、電流変化量が基準値を満
足する場合、出口側温度計が故障していることがわか
る。また、弁を閉動作した後、電流変化量が基準値を満
たさない一方で、弁出口側での温度の変化量および温度
差変化量がそれぞれ基準値を満たす場合、電流検出器が
故障していることがわかる。また、弁を閉動作した後に
おいて、電流変化量、弁出口側での温度の変化量および
温度差変化量がそれぞれ基準値を満たさない場合、複数
の検出器が同じタイミングで故障する確率はきわめて小
さいことから、弁が故障していることがわかる。
【0014】上記1の局面における空気調和機の故障判
定方法は、判定工程を行なった後、一定時間が経過した
後に弁を開動作させる復帰工程をさらに備えることが好
ましい。
【0015】ここで、故障判定を行なうために弁を閉動
作させた後、弁を閉状態のままにしておくと、空気調和
機での正常運転の妨げとなるばかりでなく、充分な冷媒
の流量が確保されないことは圧縮機などの機器の破損の
原因にもなる。したがって、上記のように一定時間が経
過した後に自動的に弁を開動作させることにより、この
ような機器の破損を防止することができる。
【0016】上記1の局面における空気調和機の故障判
定方法は、判定工程により空気調和機において故障は発
生していないと判定された場合に弁を開動作させる復帰
工程をさらに備えることが好ましい。
【0017】この場合、故障の発生が無いことが判明し
た後自動的に弁を開動作させて、空気調和機を通常運転
に戻すことにより、冷媒の流量不足による圧縮機などの
危機の破損を確実に防止できる。
【0018】上記1の局面における空気調和機の故障判
定方法においては、復帰工程にて、弁の閉動作を行なう
前の弁の開度に基づいて決定された開度となるように、
弁を開動作させることが好ましい。
【0019】この場合、故障判定動作を行なう前の通常
運転状態における弁の開度に基づいて、復帰工程での弁
の開度を決定することにより、故障判定動作前の通常運
転状態を高い精度で再現できる。したがって、故障判定
動作の前後におい空気調和機の運転状態が大きく変化す
ることを防止できる。
【0020】この発明の他の局面における空気調和機
は、凝縮器から蒸発器に向かう冷媒の流量を調整するた
めの弁を有する空気調和機であって、空気調和機の運転
中に弁を閉動作する手段と、閉動作によって変化する空
気調和機の運転条件を測定する測定手段と、測定された
運転条件の測定値を用いて空気調和機の故障の有無を判
定する判定手段とを備える。
【0021】このようにすれば、弁を強制的に閉動作す
ることにより、空気調和機において通常運転時とは異な
る故障判定用の運転条件(サイクル条件)をつくること
ができる。そして、空気調和機の弁などの機器が正常に
動作している(故障は発生していない)状態では、弁の
閉動作により上記故障判定用の運転条件を速やかに実現
できる一方、弁に故障が発生していて閉動作が正常に行
なわれない場合、故障判定用の運転条件を実現できない
ことになる。
【0022】したがって、この故障判定用の運転条件を
利用して(故障判定用の運転条件を実現できるかどうか
を検出することにより)空気調和機の弁などの故障の有
無を迅速かつ確実に判定できる。また、通常の運転条件
とは別の故障判定用の運転条件を利用することにより、
空気調和機の環境条件が変わることに起因して空気調和
機の通常運転時の運転条件が変動しても、確実に空気調
和機の故障判定を行なうことができる。
【0023】上記他の局面における空気調和機では、測
定手段が弁の出口側に設置された出口側温度計を有する
ことが好ましく、判定手段が、弁の閉動作の前後におけ
る出口側温度計の測定値に基づいて弁の故障の有無を判
定する手段を含むことが好ましい。
【0024】この場合、弁が正常に閉動作すると、弁出
口側付近で冷媒の蒸発現象が起きるため、弁出口側付近
の温度が急激に低下する。このような弁出口側付近の冷
媒の温度変化は、空気調和機の通常運転中には発生しな
いものであるため、容易かつ確実に検出できる。そし
て、冷媒の温度の変化量(低下量)が、予め設定された
基準値以上となれば、弁は正常に動作している(閉動作
を行なっている)ことがわかる。また、温度の変化量が
基準値以下である場合は、閉動作の指令が出ているにも
かかわらず、弁の閉動作が充分ではない(弁の開度が充
分小さくなっていない)ことを示しており、弁に故障が
発生していることがわかる。
【0025】上記他の局面における空気調和機では、空
気調和機は前記冷媒を圧縮する圧縮機をさらに備えてい
てもよい。測定手段は、圧縮機の運転電流を測定する電
流検出器を含んでいてもよく、判定手段は、弁の閉動作
の前後における電流検出器の測定値に基づいて弁の故障
の有無を判定する手段を含んでいてもよい。
【0026】この場合、弁を閉動作することにより冷媒
の流量が急激に減少すると、それに伴って圧縮機の運転
電流も低下する。したがって、圧縮機の運転電流の低下
量が予め設定された基準値以上となれば、弁は正常に動
作している(閉動作を行なっている)ことがわかる。ま
た、運転電流の低下量が基準値以下である場合は、弁の
閉動作の指令が出ているにもかかわらず、弁の閉動作が
充分ではない(弁の開度が充分小さくなっていない)こ
とを示しており、弁に故障が発生していることがわか
る。
【0027】上記他の局面における空気調和機では、空
気調和機は冷媒を圧縮する圧縮機をさらに備えていても
よい。測定手段は、弁の出口側に設置された出口側温度
計と、圧縮機の運転電流を測定する電流検出器とを有し
ていてもよい。判定手段は、弁の閉動作の前後における
出口側温度計の測定値と電流検出器の測定値とに基づい
て、弁と電流検出器と出口側温度計の故障の有無を判定
する手段を有していてもよい。
【0028】この場合、出口側温度計の測定値と電流検
出器の測定値という2種類のデータを用いることによ
り、弁における故障の発生の有無のみでなく、運転条件
を検出する検出器としての出口側温度計と電流検出器と
における故障の発生の有無を迅速かつ容易に判定でき
る。たとえば、弁を閉動作した後、出口側温度計での測
定値が所定の変化量を示さない一方、電流検出器での測
定値が弁の閉動作に伴い予想される基準値を満足する場
合、出口側温度計が故障していることがわかる。また、
弁を閉動作した後、電流検出器での測定値が上記基準値
を満たさない一方で、出口側温度計での測定値が所定の
変化量を示す場合、電流検出器が故障していることがわ
かる。また、弁を閉動作した後において、出口側温度計
と電流検出器とにおける測定値がそれぞれ弁の閉動作に
伴い予想される基準値を満たさない場合、複数の検出器
が同じタイミングで故障する確率はきわめて小さいこと
から、弁が故障していることがわかる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一ま
たは相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明
は繰返さない。
【0030】(実施の形態1)図1は、本発明による空
気調和機の実施の形態1を示す模式図である。図1を参
照して、本発明による空気調和機の実施の形態1を説明
する。
【0031】図1を参照して、空気調和機では、凝縮器
1と膨張弁2と蒸発器3と圧縮機4とが、冷媒が循環す
る循環管路によってそれぞれ接続されている。膨張弁2
はステッピングモーターなどを用いて、マイコンで開度
調整が可能な電子式の膨張弁である。送風ファン6は凝
縮器1へと送風するために用いられ、送風ファン5は蒸
発器3へと送風するために用いられる。図1において、
矢印で示す方向に冷媒を循環させることにより、ヒート
ポンプサイクルが実現される。
【0032】凝縮器1から蒸発器3に向かう管路に設置
され、冷媒の流量を調整するための膨張弁2では、その
入口側に位置する循環管路に、測定手段の一つとしての
入口側温度検出器(温度計)8が設置されている。ま
た、膨張弁2の出口側に位置する循環管路には測定手段
の一つとしての出口側温度検出器(温度計)9が設置さ
れている。また、冷媒を圧縮する圧縮機4には、圧縮機
4の運転電流を測定する測定手段の一つとしての運転電
流検出器10が設置されている。入口側温度検出器8、
出口側温度検出器9および運転電流検出器10は、それ
ぞれ後述する故障判定を行なう判定手段としての制御装
置7と接続されている。
【0033】図2は、図1で示した空気調和機における
故障判定方法の制御フローを示すフローチャートであ
る。図2を参照して、本発明による空気調和機の故障判
定方法の実施の形態1を説明する。
【0034】図2を参照して、本発明による空気調和機
の故障判定方法においては、故障判定制御がスタートす
ると、制御装置7(図1参照)において故障判定(故障
診断)指令が受信されているかどうかを確認する工程
(S1)が実施される。ここで、故障判定指令が受信さ
れていない場合、故障判定指令を受信するまで工程S1
を繰り返す。
【0035】工程S1において制御装置7が故障判定指
令を受信していることが確認された場合、図1に示した
空気調和機の運転サイクル(運転条件)が安定している
かどうかを確認する工程(S2)が実施される。運転サ
イクルが安定していない場合、所定の条件を満足し運転
サイクルが安定していることが確認できるまで、工程S
2を繰り返す。運転サイクルが安定していることが確認
できた場合、後述する故障判定制御に用いる判定時間を
設定する工程(S3)を実施する。次に、故障判定を行
なう前の運転サイクルが安定している状態における膨張
弁2の開度(N)を記憶する工程(S4)を実施する。
その後、膨張弁2を急閉する工程(S5)を実施する。
【0036】その後、測定工程として、出口側温度検出
器9により膨張弁2の出口側の温度を検出する。そし
て、出口側温度検出器9から測定値を制御装置7に伝送
し、制御装置7において、判定工程として、膨張弁出口
側の温度が一定値低下したかどうかを判断する工程(S
6)を実施する。
【0037】ここで、膨張弁2を急閉することにより、
膨張弁2の出口側での冷媒流量が減少する。そして、膨
張弁2の出口付近において冷媒の蒸発現象が起きること
により、膨張弁2の出口付近の温度が急激に低下する。
このため、膨張弁2が正常に動作していれば、膨張弁2
の出口側の温度は急激に低下することになるので、その
温度低下を検出することにより膨張弁2が正常に動作し
ているかどうかを判断することができる。
【0038】そして、膨張弁2の出口側温度の低下量
(変化量)が一定値(基準値)以上である場合、上述の
ように膨張弁2は正常に動作していることがわかる。こ
の結果、故障なしの判定を行なう(S8)。一方、膨張
弁2の出口側の温度が所定の温度まで低下しなかった場
合(出口側温度の低下量が基準値以下である場合)、工
程S3において設定した判定時間が経過したかどうかを
判断する工程(S7)を実施する。判定時間が経過する
まで膨張弁2の出口側温度をモニタし続けるため、工程
S6と工程S7とを繰り返す。そして、判定時間が経過
しても膨張弁2の出口側温度が一定値以上低下しなかっ
た場合、膨張弁2が指令通りに閉動作を行なっていない
と考えられる。この結果、膨張弁2において動作不良が
発生していると考えられ、故障有りの判定を行なう(S
9)。なお、このような故障有り判定がされた場合、警
告灯の表示等空気調和機の使用者に故障の発生を通知す
ることが好ましい。
【0039】このようにすれば、膨張弁2を強制的に閉
動作することにより、空気調和機において通常運転時と
は異なる故障判定用の運転条件(サイクル条件)とし
て、冷媒の流量を急激に低下させ、冷媒の温度を通常運
転時ではありえない程度に低下させるという条件をつく
ることができる。膨張弁2が正常に動作している状態で
は、このような冷媒の温度が急激に低下する条件を速や
かに実現できる。一方、膨張弁2に故障が発生している
ことにより膨張弁2の閉動作が正常に行なわれない場
合、すでに述べたように冷媒の温度は充分低下しないこ
とになる。
【0040】したがって、この故障判定用の運転条件と
しての膨張弁2の急閉による冷媒流量の急減および冷媒
温度の低下という条件を実現できるかどうかを検出する
ことにより、膨張弁2の故障の有無を迅速かつ確実に判
定できる。また、このような膨張弁2の急閉による冷媒
の温度低下の程度は通常の運転条件における冷媒の温度
のばらつきの程度より充分大きなものであるので、空気
調和機の環境条件の変動に伴って空気調和機の通常運転
時の運転条件が変動しても、確実に空気調和機の膨張弁
2の故障判定を行なうことができる。
【0041】そして、故障無し判定(S8)または故障
有り判定(S9)を行なってから一定時間が経過した
後、膨張弁2を判定前の開度(N)を基準に開動作さ
せ、通常運転に戻る工程(S10)を実施する。
【0042】ここで、膨張弁2の閉動作を行なった状態
のままでは、空気調和機において冷媒の流量不足により
圧縮機4などの機器の破損が発生することも考えられ
る。したがって、上記のように一定時間経過した後に自
動的に弁を開動作させることにより、このような機器の
破損を防止できる。
【0043】また、通常運転に戻る工程(S10)にお
いて膨張弁2を開動作させる際の開度は、上述のように
判定前の開度(N)に基づいて決定されることが好まし
い。このようにすれば、判定前の通常運転状態を高い精
度で再現できる。したがって、故障判定動作の前後にお
い空気調和機の運転状態が大きく変化することを防止で
きる。
【0044】なお、故障有り判定がなされた場合、その
故障の程度によってはすぐに空気調和機の運転を停止
し、故障個所の点検・修理など必要な対応を取ることが
好ましい。
【0045】(実施の形態2)図3は、本発明による空
気調和機の故障判定方法の実施の形態2を示すフローチ
ャートである。図3を参照して、本発明による空気調和
機の故障判定方法の実施の形態2を説明する。
【0046】図3を参照して、空気調和機の故障判定方
法は、基本的には図2に示した本発明による空気調和機
の故障判定方法の実施の形態1と同様の工程を備える。
但し、図2に示したフローチャートにおける膨張弁出口
温度が一定値低下したかどうかを判断する工程(S6)
に代えて、図3に示した故障判定方法では圧縮機4の運
転電流が一定値低下したかどうかを判断する工程(S1
1)を実施する。これは、膨張弁2を急閉したする工程
(S5)を実施すると、図1に示した空気調和機のサイ
クルにおける冷媒の循環量が減少するため、圧縮機4の
運転電流も低下することを利用したものである。具体的
には、圧縮機4に設置された運転電流検出器10により
この圧縮機4の運転電流を検出する。膨張弁2を急閉す
る工程(S5)の後、上述のように圧縮機4の運転電流
が急減する。そして、検出された運転電流の測定値は制
御装置7へと伝送される。制御装置7では、圧縮機4の
運転電流の測定値から、膨張弁2の急閉動作前後におけ
る運転電流の変化量を算出する。制御装置7において、
運転電流の膨張弁2の急閉動作前後における運転電流の
変化量と、予め設定した基準値とを比較することによ
り、運転電流が一定値低下したかどうかを判断する工程
(S11)を実施する。
【0047】この場合も、本発明の実施の形態1におけ
る空気調和機の故障判定方法と同様の効果を得ることが
できる。すなわち、圧縮機4の運転電流の低下量が、予
め設定された基準値以上となれば、膨張弁2は正常に動
作している(閉動作を行なっている)ことがわかる。ま
た、運転電流の低下量が基準値以下である場合は、膨張
弁2に対して閉動作の指令が出ているにもかかわらず、
膨張弁2の閉動作が充分ではない(膨張弁2の開度が充
分小さくなっていない)ことを示している。このように
して、膨張弁2に故障が発生しているかどうかを容易か
つ確実に判定できる。また、膨張弁2を急閉するという
通常運転とは異なる運転条件を利用することにより、空
気調和機の環境条件に左右されず、安定して故障の判定
を行なうことができる。
【0048】(実施の形態3)図4は、本発明による空
気調和機の故障判定方法の実施の形態3を示すフローチ
ャートである。図4を参照して、本発明による空気調和
機の故障判定方法の実施の形態3を説明する。
【0049】図4を参照して、故障判定方法は基本的に
は図2に示した本発明による空気調和機の故障判定方法
の実施の形態1と同様の工程を備えるが、膨張弁の出口
側温度が一定値低下したかどうかを確認する工程(S
6)に代えて、膨張弁2の急閉に伴って空気調和機の運
転条件が所定の変化をしているかどうかを確認する工程
(S12)を実施する。工程S12において用いる運転
条件の評価用データとしては、たとえば、(a)膨張弁
2を急閉した前後において出口側温度検出器9により測
定されたデータに基づく膨張弁2の出口側温度の低下
量、(b)入口側温度検出器8により検出される膨張弁
入口側温度と出口側温度検出器9により検出される膨張
弁2の出口側温度との温度差についての、膨張弁2を急
閉した前後におけるその温度差の変化量、(c)膨張弁
2を急閉した前後において運転電流検出器10により検
出される圧縮機4の運転電流の減少量、といった3種類
の評価用データを用いる。膨張弁2が正常に動作し、か
つ入口側温度検出器8、出口側温度検出器9、運転電流
検出器10のそれぞれが正常に動作している場合は、上
述した3つの評価用データは予め設定しておいた基準値
を満足するような変化を示す。
【0050】一方、たとえば入口側温度検出器8、出口
側温度検出器9および運転電流検出器10はそれぞれ正
常に動作しているが、膨張弁2において動作不良が発生
しており急閉の指令に対して十分に膨張弁2が閉となっ
ていない場合、膨張弁2の出口側温度が十分に下がらな
い、温度差の変化量が充分大きな値とならない、さらに
圧縮機4の運転電流の低下量が所定の値ほど大きくはな
っていないなど上述した3つの評価用データはそれぞれ
所定の変化を示さないことになり、膨張弁2において故
障が発生していることがわかる。
【0051】また、運転電流検出器10、入口側温度検
出器8および出口側温度検出器9のいずれかが動作不良
を起こしているような場合、膨張弁2を急閉した後圧縮
機4の運転電流に関する評価用データ(運転電流の減少
量)と膨張弁2の前後に設置された温度検出器8、9の
測定値に基づく評価用データ(出口側温度の低下量およ
び温度差の変化量)とのいずれか一方のみが所定の変化
を示し、他方については予想される変化を示さないとい
ったことが発生する。この場合、所定の変化を示さない
評価用データを導出するために用いられた検出器におい
て動作不良が発生していることがわかる。たとえば、運
転電流の減少量は所定の基準値を満たす一方、出口側温
度計の低下量および温度差の変化量が所定の基準値を満
たさない場合、出口側温度検出器9または出口側温度検
出器9と入口側温度検出器8との両方において故障が発
生していることがわかる。一方、出口側温度計の低下量
および温度差の変化量は所定の基準値を満たす一方、運
転電流の減少量が所定の基準値を満たさない場合、運転
電流検出器10に故障が発生していることがわかる。
【0052】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、弁を閉動作することに
より実現される故障判定用の運転条件を利用することに
より、環境条件に左右されず弁などの故障の有無を迅速
かつ確実に判定できる空気調和機およびその故障判定方
法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による空気調和機の実施の形態1を示
す模式図である。
【図2】 図1で示した空気調和機における故障判定方
法の制御フローを示すフローチャートである。
【図3】 本発明による空気調和機の故障判定方法の実
施の形態2を示すフローチャートである。
【図4】 本発明による空気調和機の故障判定方法の実
施の形態3を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 凝縮器、2 膨張弁、3 蒸発器、4 圧縮機、
5,6 送風ファン、7制御装置、8 入口側温度検出
器(温度計)、9 出口側温度検出器(温度計)、10
運転電流検出器。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮器から蒸発器に向かう冷媒の流量を
    調整するための弁を有する空気調和機の故障判定方法で
    あって、 空気調和機の運転中に前記弁を閉動作する工程と、 前記閉動作によって変化する空気調和機の運転条件を測
    定する測定工程と、 前記測定された運転条件の測定値を用いて前記空気調和
    機の故障の有無を判定する判定工程とを備える、空気調
    和機の故障判定方法。
  2. 【請求項2】 前記測定工程は、前記弁の閉動作前後に
    おける前記弁出口側での冷媒の温度の変化量を測定する
    ことを有し、 前記判定工程は、前記冷媒の温度の変化量と、前記弁が
    閉動作した場合の前記冷媒の温度の変化量の基準値とを
    比較することにより、前記弁の故障の有無を判定するこ
    とを有する、請求項1に記載の空気調和機の故障判定方
    法。
  3. 【請求項3】 空気調和機は前記冷媒を圧縮する圧縮機
    を有し、 前記測定工程は、前記弁の閉動作前後における前記圧縮
    機の運転電流の変化量を測定することを有し、 前記判定工程は、前記運転電流の変化量の測定値と、前
    記弁が閉動作した場合の前記運転電流の変化量の基準値
    とを比較することにより、前記弁の故障の有無を判定す
    ることを有する、請求項1に記載の空気調和機の故障判
    定方法。
  4. 【請求項4】 空気調和機は、 前記冷媒を圧縮する圧縮機と、 前記圧縮機の運転電流を測定する電流検出器と、 前記弁出口側に設置された出口側温度計とを有し、 前記測定工程は、 前記出口側温度計を用いて前記弁の閉動作前後での前記
    弁の出口側での冷媒の温度の変化量を測定する工程と、 前記弁の閉動作前後での、前記弁の入口側での冷媒の温
    度と前記弁の出口側での冷媒の温度との差の変化量であ
    る温度差変化量を測定する工程と、 前記電流検出器を用いて前記弁の閉動作前後での前記圧
    縮機の運転電流の電流変化量を測定する工程とを有し、 前記判定工程は、 前記温度変化量と前記温度差変化量と前記電流変化量と
    のそれぞれの測定値を用いて、前記弁と前記出口側温度
    計と前記電流検出器との故障の有無を判定することを有
    する、請求項1に記載の空気調和機の故障判定方法。
  5. 【請求項5】 前記判定工程を行なった後、一定時間が
    経過した後に前記弁を開動作させる復帰工程をさらに備
    える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機
    の故障判定方法。
  6. 【請求項6】 前記判定工程により、空気調和機におい
    て故障は発生していないと判定された場合に前記弁を開
    動作させる復帰工程をさらに備える、請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の空気調和機の故障判定方法。
  7. 【請求項7】 前記復帰工程では、前記弁の閉動作を行
    なう前の前記弁の開度に基づいて決定された開度となる
    ように、前記弁を開動作させる、請求項5または6に記
    載の空気調和機の故障判定方法。
  8. 【請求項8】 凝縮器から蒸発器に向かう冷媒の流量を
    調整するための弁を有する空気調和機であって、 空気調和機の運転中に前記弁を閉動作する手段と、 前記閉動作によって変化する前記空気調和機の運転条件
    を測定する測定手段と、 前記測定された運転条件の測定値を用いて前記空気調和
    機の故障の有無を判定する判定手段とを備える、空気調
    和機。
  9. 【請求項9】 前記測定手段は、前記弁の出口側に設置
    された出口側温度計を有し、 前記判定手段は、前記弁の閉動作の前後における前記出
    口側温度計の測定値に基づいて前記弁の故障の有無を判
    定する手段を含む、請求項8に記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】 空気調和機は前記冷媒を圧縮する圧縮
    機をさらに備え、 前記測定手段は、前記圧縮機の運転電流を測定する電流
    検出器を有し、 前記判定手段は、前記弁の閉動作の前後における前記電
    流検出器の測定値に基づいて前記弁の故障の有無を判定
    する手段を有する、請求項8に記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 空気調和機は前記冷媒を圧縮する圧縮
    機をさらに備え、 前記測定手段は、 前記弁の出口側に設置された出口側温度計と、 前記圧縮機の運転電流を測定する電流検出器とを有し、 前記判定手段は、前記弁の閉動作の前後における前記出
    口側温度計の測定値と前記電流検出器の測定値とに基づ
    いて、前記弁と前記電流検出器と前記出口側温度計の故
    障の有無を判定する手段を有する、請求項8に記載の空
    気調和機。
JP2000346269A 2000-11-14 2000-11-14 空気調和機およびその故障判定方法 Expired - Fee Related JP3763735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346269A JP3763735B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 空気調和機およびその故障判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000346269A JP3763735B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 空気調和機およびその故障判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002147818A true JP2002147818A (ja) 2002-05-22
JP3763735B2 JP3763735B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=18820172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000346269A Expired - Fee Related JP3763735B2 (ja) 2000-11-14 2000-11-14 空気調和機およびその故障判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3763735B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010220A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置及びその冷凍装置を備えた冷蔵庫
EP1946066A1 (en) * 2005-10-18 2008-07-23 Carrier Corporation Diagnostic method for proper refrigerant valve operation
JP2009139000A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置
JP2010111343A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置の故障診断装置
JP2017009268A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
WO2017212606A1 (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
WO2018198688A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機
CN109556232A (zh) * 2018-10-23 2019-04-02 珠海格力电器股份有限公司 四通阀异常检测方法、装置及空调机组
KR20190070624A (ko) * 2017-12-13 2019-06-21 포스코에너지 주식회사 과열 저감기 정비 시기 예측 방법 및 시스템
JP2019190753A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 エア・ウォーター物流株式会社 輸送用血液恒温装置
CN110486918A (zh) * 2019-08-27 2019-11-22 广东美的暖通设备有限公司 用于空调器的检测组件、控制方法及空调器
JP2020003093A (ja) * 2018-06-25 2020-01-09 株式会社ノーリツ ヒートポンプ給湯装置
JP2020030043A (ja) * 2015-06-26 2020-02-27 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
JP2020091079A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 三菱電機株式会社 空気調和システム
CN114383259A (zh) * 2021-12-16 2022-04-22 珠海格力电器股份有限公司 二通阀故障检测方法及使用该方法的空调
WO2023281986A1 (ja) * 2021-07-05 2023-01-12 株式会社デンソー 冷凍サイクル用機能品モジュール

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010220A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置及びその冷凍装置を備えた冷蔵庫
EP1946066A1 (en) * 2005-10-18 2008-07-23 Carrier Corporation Diagnostic method for proper refrigerant valve operation
EP1946066A4 (en) * 2005-10-18 2011-10-12 Carrier Corp DIAGNOSTIC PROCEDURE FOR PROPER COOLANT VALVE OPERATION
JP2009139000A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置
JP2010111343A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置の故障診断装置
JP2020030043A (ja) * 2015-06-26 2020-02-27 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
JP2017009268A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
US10816248B2 (en) 2016-06-09 2020-10-27 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle apparatus
WO2017212606A1 (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
CN110226070A (zh) * 2017-04-26 2019-09-10 松下知识产权经营株式会社 空气调节机
CN110226070B (zh) * 2017-04-26 2020-12-04 松下知识产权经营株式会社 空气调节机
WO2018198688A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機
KR20190070624A (ko) * 2017-12-13 2019-06-21 포스코에너지 주식회사 과열 저감기 정비 시기 예측 방법 및 시스템
KR102063381B1 (ko) * 2017-12-13 2020-01-07 포스코에너지 주식회사 과열 저감기 정비 시기 예측 방법 및 시스템
JP2019190753A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 エア・ウォーター物流株式会社 輸送用血液恒温装置
JP7130420B2 (ja) 2018-04-26 2022-09-05 エア・ウォーター物流株式会社 輸送用血液恒温装置
JP2020003093A (ja) * 2018-06-25 2020-01-09 株式会社ノーリツ ヒートポンプ給湯装置
JP7135493B2 (ja) 2018-06-25 2022-09-13 株式会社ノーリツ ヒートポンプ給湯装置
CN109556232A (zh) * 2018-10-23 2019-04-02 珠海格力电器股份有限公司 四通阀异常检测方法、装置及空调机组
WO2020115935A1 (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 三菱電機株式会社 空気調和システム
JP2020091079A (ja) * 2018-12-06 2020-06-11 三菱電機株式会社 空気調和システム
JP7257782B2 (ja) 2018-12-06 2023-04-14 三菱電機株式会社 空気調和システム
CN110486918A (zh) * 2019-08-27 2019-11-22 广东美的暖通设备有限公司 用于空调器的检测组件、控制方法及空调器
WO2023281986A1 (ja) * 2021-07-05 2023-01-12 株式会社デンソー 冷凍サイクル用機能品モジュール
CN114383259A (zh) * 2021-12-16 2022-04-22 珠海格力电器股份有限公司 二通阀故障检测方法及使用该方法的空调

Also Published As

Publication number Publication date
JP3763735B2 (ja) 2006-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107084494B (zh) 电子膨胀阀的故障检测方法、检测装置和多联式空调***
JP2002147818A (ja) 空気調和機およびその故障判定方法
EP2204621B1 (en) Air conditioner and method for detecting malfunction thereof
JP6061819B2 (ja) 空気調和機
CN110376005B (zh) 数据处理方法、制冷剂泄漏检测方法、***故障检测方法以及***性能检测方法
US11644206B2 (en) HVAC system prognostics and diagnostics based on temperature rise or drop
JP5787604B2 (ja) 車両用空気調和装置故障診断システム及び故障診断装置
US11692726B2 (en) System and method for distinguishing HVAC system faults
US11788753B2 (en) HVAC system fault prognostics and diagnostics
US11639803B2 (en) System and method for identifying causes of HVAC system faults
US11609046B2 (en) Detecting loss of charge in HVAC systems
CN110848874A (zh) 一种空调冷媒泄漏的检测方法及装置
JPH1019427A (ja) 故障診断付き空気調和装置
CN114151920B (zh) 空调***堵塞的检测方法、装置及空调器
JP2002071188A (ja) 熱媒供給異常検出装置
WO2020235990A1 (en) System and method for determining refrigerant charge status of an air conditioner
KR101549754B1 (ko) 가변속 냉동시스템의 고장진단방법
JPH10197031A (ja) 空気調和装置の故障検出装置
EP2256423A1 (en) Multi-type air conditioner, method for checking operation of indoor electronic expansion valves of indoor units, computer program, and fault diagnosis system
US20240142125A1 (en) Air conditioning system, abnormality estimation method for air conditioning system, air conditioner, and abnormality estimation method for air conditioner
KR101235455B1 (ko) 에어컨 실내기의 송풍량 이상 검출방법
JP3613862B2 (ja) 空気調和装置
JPH1026429A (ja) 空気調和装置
KR20100002905A (ko) 냉각 시스템의 고장 진단 장치, 이를 구비하는 냉각 시스템및 냉각 시스템의 고장 진단 방법
CN115789985A (zh) 空调器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100127

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees