JP2002147480A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002147480A
JP2002147480A JP2001256186A JP2001256186A JP2002147480A JP 2002147480 A JP2002147480 A JP 2002147480A JP 2001256186 A JP2001256186 A JP 2001256186A JP 2001256186 A JP2001256186 A JP 2001256186A JP 2002147480 A JP2002147480 A JP 2002147480A
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健司 白石
Seiji Hashimoto
征史 橋本
Akio Matsumoto
昭夫 松本
Toshihiko Nishimura
俊彦 西村
Masaru Kubota
勝 久保田
Keiichi Fukazawa
啓一 深沢
Akira Watanabe
彰 渡辺
Takashi Yonemori
敬 米盛
Yusuke Matsui
佑介 松井
Toshinori Tanaka
俊則 田中
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/76Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members shaped as an elastic ring centered on the axis, surrounding a portion of one coupling part and surrounded by a sleeve of the other coupling part
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/0852Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft
    • F16D1/0858Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft due to the elasticity of the hub (including shrink fits)

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整流子モータの出力軸と負荷の入力軸との連
結部において、効果的に衝撃音と振動とを抑制すること
を目的とする。 【解決手段】 出力軸5の端部に圧入され固定されたサ
ポート14と、このサポート14に嵌着固定されたボス
15と、このボス15にスプライン16および18を介
して連結されたウオームギヤの入力軸17と、外径側が
ボス15に圧入固定され、内径側がウオームギヤの入力
軸17に圧入固定された弾性体よりなる制振吸収部材1
9とを備えるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、正逆転切換時に
おいて異音の発生することがない低騒音の整流子モータ
などのモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来より一般に使用されてい
る整流子モータの構成を示す側断面図である。図におい
て整流子モータは、有底円筒状のヨーク1と、このヨー
ク1の内周面に交互に異極になるように配設された永久
磁石からなる界磁2と、ヨーク1の軸受け収納部3に設
けられた軸受け4に一端が回転自在に支承された出力軸
5と、出力軸5に固定され、電機子コイル6を有する電
機子7と、出力軸5の他端部に設けられた整流子8と、
この整流子8の外周面にバネ9により圧接するブラシ1
0と、ブラシ10を保持するブラシホルダ11と、ヨー
ク1の開口端を閉塞するように取り付けられ、出力軸5
の他端部を支承する軸受け12を有するブラケット13
と、出力軸5の出力側端部に圧入固定されたサポート1
4と、サポート14に締まり嵌めにて固定され、内径に
スプライン16が設けられたボス15とから構成されて
いる。
【0003】このように構成された整流子モータにおい
て、例えば、ボス15の内径に設けられたスプライン1
6には、整流子モータの負荷となるウオームギヤなどの
入力軸17の外周に設けられたスプライン18が嵌め込
まれ、整流子モータの電機子コイル6にブラシ10と整
流子8とを介して通電がなされることにより、電機子7
とこれを固定する出力軸5が回転してこの回転がスプラ
イン16と18とを経由してウオームギヤなどの入力軸
17伝達され、負荷を駆動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の整流子モータ、
特に電動パワーステアリングに使用される整流子モータ
においては上記のような構成を持ち、整流子モータは正
逆に回転方向が切り替えられて電動パワーステアリング
を駆動する。整流子モータと負荷とを結合するスプライ
ン16と18との歯の間には隙間があるため、整流子モ
ータの回転方向が切り替えられるとき、隙間分は整流子
モータが無負荷で回転した後に歯と歯が衝突することに
なり、衝突による衝撃音を発すると共に、振動が発生す
る。この衝撃音と振動とは使用者に不快感を与えるもの
であり、電動パワーステアリングに使用する場合には操
舵フィーリングを悪化させるものである。
【0005】一方、特開平11−334614号公報に
はこのような衝撃音と振動のための対策ではないが、モ
ータとウオームギヤの入力軸との結合構成に関する技術
が開示されている。この技術は、ウオームギヤの入力軸
の一端に凹部が設けられ、モータの出力軸の一端には凸
部が設けられ、このウオームギヤの入力軸に設けられた
凹部にモータの出力軸に設けられた凸部が回動自在に嵌
め込まれると共に、振動吸収部材が両軸の外周面をまた
いで巻着されるようにしたものである。両軸の嵌め込み
はウオームギヤの入力軸の一端を電動機の出力軸が支承
する軸受け代わりであり、モータの出力トルクは全て振
動吸収部材を介してウオームギヤの入力軸に伝達される
ものである。
【0006】この公報に開示された技術は以上の構成を
持ち、モータの回転時に発生するトルクリップルを振動
吸収部材に吸収させることにより、トルクリップルがウ
オームギヤの入力軸に伝達されないことを目的としてい
る。しかし、開示された技術にはスプラインによる連結
がなく、モータのトルクが全て振動吸収部材を介して伝
達されるため、振動吸収部材に全トルクを伝達させるた
めの強度を必要として大型化すると共に、振動吸収部材
の可撓度が大きい場合にはモータの回転角に対する負荷
の回転角に遅れが生じ、また、耐久性にも問題があって
実用上課題を有するものであった。
【0007】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、モータの出力軸とウオームギヤの
入力軸との連結部において、大型化することなく効果的
に衝撃音と振動とを抑制すると共に、負荷の回転角を的
確にモータの回転角に追従させることが可能であり、耐
久性にも優れたモータを得ることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるモータ
は、出力軸の端部に圧入・固定されたサポートと、この
サポートに嵌着固定されたボスと、このボスにスプライ
ン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸と、外径
側がボスに圧入固定され、内径側がウオームギヤの入力
軸に圧入固定された弾性体よりなる制振吸収部材とを備
えるようにしたものである。
【0009】また、出力軸の端部に圧入固定されたサポ
ートと、このサポートに嵌着固定されたボスと、ボスに
スプライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸
と、外径側がサポートに圧入固定され、内径側がウオー
ムギヤの入力軸に圧入固定された弾性体よりなる制振吸
収部材とを備えるようにしたものである。さらに、出力
軸の端部に圧入固定されたサポートと、サポートに嵌着
固定されたボスと、ボスにスプライン歯を介して連結さ
れたウオームギヤの入力軸とを備え、ボスとウオームギ
ヤの入力軸とを連結する前記スプライン歯の両側に、ス
プライン歯による連結部を閉塞するようにOリングを設
けたものである。
【0010】さらにまた、出力軸の端部に圧入固定され
たサポートと、サポートに嵌着固定されたボスと、ボス
にスプライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力
軸とを備え、ボスおよびウオームギヤの入力軸のいずれ
か、または、双方のスプライン部にグリースを保持する
グリースリザーバを設けたものである。また、出力軸の
端部に圧入固定されたサポートと、サポートに嵌着固定
され、内径にスプライン歯を有するボスと、ボスのスプ
ライン歯に係合するスプライン歯を有するウオームギヤ
の入力軸と、ウオームギヤの入力軸に設けられたスプラ
イン歯に係合固定されると共に、ボスの内径の非スプラ
イン部に圧入固定される制振吸収部材とを備えるように
したものである。
【0011】さらに、出力軸の端部に圧入固定されたサ
ポートと、このサポートに嵌着固定され、内径にスプラ
イン歯を有するボスと、ボスのスプライン歯に係合する
スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸と、ボスの
スプライン歯に係合固定されると共に、ウオームギヤの
入力軸の非スプライン部に圧入固定される制振吸収部材
とを備えるようにしたものである。
【0012】さらにまた、出力軸の端部に圧入固定され
たサポートと、サポートに嵌着固定され、内径にスプラ
イン歯を有するボスと、ボスのスプライン歯に係合する
スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸と、ウオー
ムギヤの入力軸に設けられたスプライン歯に係合固定さ
れると共に、ボスの内径の非スプライン部に圧入固定さ
れる第一の制振吸収部材と、ボスのスプライン歯に係合
固定されると共に、ウオームギヤの入力軸の非スプライ
ン部に圧入固定される第二の制振吸収部材とを備え、第
一の制振吸収部材と第二の制振吸収部材が、ボスとウオ
ームギヤの入力軸とのスプライン歯による連結部の両側
に配設されるようにしたものである。
【0013】また、出力軸の端部に圧入固定されたサポ
ートと、サポートに嵌着固定されたボスと、このボスに
スプライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸
とを備え、ウオームギヤの入力軸にグリースを保持する
グリースリザーバが設けられると共に、グリースリザー
バからスプライン歯による連結部に向かって給油孔が設
けられるようにしたものである。さらに、出力軸の端部
に圧入固定されたサポートと、このサポートに嵌着固定
され、内径にスプライン歯を有するボスと、ボスのスプ
ライン歯に係合するスプライン歯を有するウオームギヤ
の入力軸と、ウオームギヤの入力軸のスプライン歯の溝
内に設けられた弾性体よりなる衝撃吸収部材を備えるよ
うにしたものである。
【0014】さらにまた、出力軸の端部に圧入固定され
たサポートと、サポートに嵌着固定され、内径にスプラ
イン歯を有するボスと、ボスのスプライン歯に係合する
スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸と、ボスの
スプライン歯の溝内に設けられた弾性体よりなる衝撃吸
収部材を備えるようにしたものである。また、スプライ
ン歯による連結部に2200cst(40℃)以上の基
油粘度を有するグリースを塗布または充填するようにし
たものである。さらに、出力軸がモータに結合されたト
ルクリミッタの出力軸であるようにしたものである。さ
らにまた、出力軸がモータに結合されたクラッチの出力
軸であるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1による整流子モータの負荷との連結部分
の構成を示す断面図であり、上記の従来例と同一機能部
分には同一符号が付与されている。図において、整流子
モータの出力軸5の出力側端部にはサポート14が圧入
固定され、サポート14には内径にスプライン16が設
けられたボス15が締まり嵌めにて固定されている。ま
た、ボス15の内径に設けられたスプライン16には整
流子モータの負荷となる例えば電動パワーステアリング
のウオームギヤなどの入力軸17の外周に設けられたス
プライン18が嵌め込まれており、整流子モータに通電
がなされることにより、スプライン16と18とを介し
て出力軸5が負荷の入力軸17を駆動するように構成さ
れている。
【0016】ボス15の内径には適度の弾性を有する制
振吸収部材19が適度の締まり嵌めにて圧入されてお
り、ボス15にサポート14が締まり嵌めにて固定され
ることにより制振吸収部材19がボス15に一体化固定
されている。制振吸収部材19の中心部には角穴、もし
くは、丸穴よりなる嵌合穴19aが設けられており、ま
た、入力軸17の先端部には嵌合穴19aと同一形状の
嵌合突起17aが設けられ、嵌合突起17aは嵌合穴1
9aに適度の締まり嵌めにて嵌合するように構成されて
いる。
【0017】このような構成を持つこの発明の実施の形
態1による整流子モータにおいて、整流子モータの出力
軸5からのトルクは、サポート14とボス15とスプラ
イン16および18とを経由して負荷側の入力軸17に
伝達されるが、一方ではサポート14とボス15と制振
吸収部材19とを介しても入力軸17に伝達される。ス
プライン16と18とは通常、半径方向と回転方向とに
所定の空隙をもって嵌め合いがなされるが、この空隙が
駆動の初期、または、回転方向の反転時に、衝撃音と振
動との原因となるものである。
【0018】この発明の実施の形態1による整流子モー
タにおいては、適度の弾性を有する制振吸収部材19の
内外径が入力軸17とボス15とに固定されているた
め、駆動の初期、または、回転方向の反転時において初
期のトルクは制振吸収部材19を介して伝達され、制振
吸収部材19の撓みにより出力軸5と入力軸17との相
対速度が減少した状態でスプライン16と18とを経由
したトルク伝達に移行する。従って、スプライン16と
18との歯同士の衝突速度は小さくなり、衝撃音と振動
とは大幅に減少すると共に、大きなトルクはスプライン
16と18とを経由して伝達されるので、制振吸収部材
19は適度のトルクが伝達できれば良く、出力軸5の回
転角に対する入力軸17の回転角の遅れは小さく、小型
で耐久性に優れた連結機構を有する整流子モータが得ら
れるものである。
【0019】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による整流子モータのモータの負荷との連結部分
の構成を示す断面図である。図において、整流子モータ
の出力軸5の出力側端部にはサポート14が圧入固定さ
れ、サポート14には内径にスプライン16が設けられ
たボス15が締まり嵌めにて固定されている。ボス15
の内径に設けられたスプライン16には整流子モータの
負荷となる例えば電動パワーステアリングのウオームギ
ヤなどの入力軸17の外周に設けられたスプライン18
が嵌め込まれ、入力軸17の先端部に設けられた嵌合突
起17bには制振吸収部材19が圧入固定されると共
に、制振吸収部材19の外径部はサポート14に設けら
れた圧入凹部14aに圧入固定されている。
【0020】以上のように構成されたこの発明の実施の
形態2による整流子モータにおいても、整流子モータの
出力軸5からのトルクは、サポート14とボス15とス
プライン16および18とを経由して負荷側の入力軸1
7に伝達されると共に、サポート14と制振吸収部材1
9とを介しても入力軸17に伝達され、実施の形態1の
場合と同様に、回転方向の反転時などにおいて、初期の
トルクは制振吸収部材19を介して伝達され、出力軸5
と入力軸17との相対速度が減少した状態でスプライン
16と18とを経由したトルク伝達に移行するので、衝
撃音と振動とは大幅に減少するなど、同様の効果が得ら
れるものである。なお、この構成ではサポート14とボ
ス15とを一体化することもできる。
【0021】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3による整流子モータの負荷との連結部分の構成を
示す断面図である。この実施の形態においては、整流子
モータの出力軸5の出力側端部にはサポート14が圧入
固定され、サポート14には内径にスプライン16が設
けられたボス15が締まり嵌めにて固定され、さらに、
ボス15の内径に設けられたスプライン16には負荷側
のウオームギヤなどの入力軸17の外周に設けられたス
プライン18が嵌め込まれている。入力軸17の先端部
17cはサポート14の内径部に延長され、ボス15の
先端部15aは入力軸17のスプライン18部を越えて
延長され、入力軸17の先端部17cとサポート14と
の間、および、ボス15の先端部15aと入力軸17と
の間にはそれぞれOリング20が挿入されている。
【0022】このように構成することにより、二つのO
リング20が実施の形態1および2における制振吸収部
材19と同様に働き、衝撃音と振動とを低下させること
ができると共に、スプライン16と18との嵌め合い部
の両側にOリング20が配置され、スプライン16と1
8との嵌め合い部に充填されたグリースの流出を防止で
きるものである。なお、スプライン16と18のそれぞ
れの歯の間に充填されたグリースは衝撃を吸収緩和する
効果を有しており、Oリング20による制振吸収と共に
グリースの流出防止も衝撃音と振動とを低下させる効果
を長期にわたり維持するものである。
【0023】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4による整流子モータのモータと負荷とを連結する
部分の構成を示す断面図であり、この実施の形態は、整
流子モータの出力軸5の出力側端部にサポート14が圧
入固定され、サポート14には内径にスプライン16が
設けられたボス15が締まり嵌めにて固定され、さら
に、ボス15の内径に設けられたスプライン16には負
荷側の入力軸17の外周に設けられたスプライン18が
嵌め込まれ、ボス15側のスプライン16と入力軸17
側のスプライン18との嵌め合い部にグリースを保持す
るグリースリザーバ21を設けるようにしたものであ
る。
【0024】このように構成することにより、実施の形
態3で説明したようなグリースの衝撃吸収緩和効果によ
る衝撃音と振動との低減ができるもので、スプライン部
からグリースの流出があってもグリースリザーバ21か
らスプライン16と18との歯の間にグリースの補充が
充分にでき、長時間にわたって衝撃吸収緩和効果が維持
できるものである。なお、グリースリザーバ21は入力
軸17側に設けることもできる。
【0025】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5による整流子モータの負荷との連結部分を示すも
のであり、図5の(a)は連結部分の断面図、図5の
(b)は負荷側の入力軸17に制振吸収部材19を嵌着
した状態の断面図、図5の(c)は制振吸収部材19の
軸方向とは直角方向の正断面図である。
【0026】図5において、整流子モータの出力軸5の
出力側端部にはサポート14が圧入固定され、サポート
14には内径にスプライン16が設けられたボス15が
締まり嵌めにて固定されている。ボス15の内径に設け
られたスプライン16には負荷側のウオームギヤなどの
入力軸17の外周に設けられたスプライン18が嵌め込
まれ、この入力軸17に設けられたスプライン18の反
整流子モータ側には図に示すように制振吸収部材19が
嵌着されている。制振吸収部材19の外径はボス15の
内径に対して締まり嵌めになるように設定され、内径に
は入力軸17のスプライン18と係合するようにスプラ
インの歯21が設けられている。
【0027】このように構成することにより、サポート
14とボス15とが一体化された出力軸5に負荷側の入
力軸17を組み付けるとき、制振吸収部材19はボス1
5の内径に対して圧入固定され、この圧入時の変形によ
り制振吸収部材19のスプラインの歯21は入力軸17
のスプライン18に対して隙間ができることなく密着さ
れる。従って、出力軸5から入力軸17に伝達されるト
ルクは、制振吸収部材19を経由するものと、スプライ
ン16および18を経由するものとができ、回転方向が
反転するときなどにおいては、隙間がなく密着状態とな
ったスプラインの歯21とスプライン18との間でまず
トルクが伝達され、衝撃音と振動とが効果的に吸収され
ることになる。
【0028】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6による整流子モータの負荷との連結部分を示すも
のであり、図6の(a)は連結部分の断面図、図6の
(b)は出力軸5にサポート14とボス15と制振吸収
部材22とを装着した状態の断面図、図6の(c)はボ
ス15に制振吸収部材22を装着した状態の正面図であ
る。
【0029】図6において、整流子モータの出力軸5の
出力側端部にはサポート14が圧入固定され、サポート
14には内径にスプライン16が設けられたボス15が
締まり嵌めにて固定され、ボス15の内径に設けられた
スプライン16には負荷側のウオームギヤなどの入力軸
17の外周に設けられたスプライン18が嵌め込まれて
いる。また、ボス15の内径に設けられたスプライン1
6には制振吸収部材22の外周部に設けられたスプライ
ン歯23が係合するように装着され、制振吸収部材22
の中心部には嵌合穴22aが設けられており、組立状態
においては入力軸17の先端部に設けられた嵌合突起1
7cが適度の締まり嵌めにて嵌合穴22aに嵌合するよ
うに構成されている。
【0030】このように構成することにより、組み付け
時に、制振吸収部材22は入力軸17に対して圧入固定
され、この圧入時の変形により制振吸収部材22のスプ
ライン歯23はボス15のスプライン16に対して隙間
ができることなく密着されるようになり、実施の形態5
の場合と同様に、出力軸5から入力軸17に伝達される
トルクは、制振吸収部材22を経由するものと、スプラ
イン16および18を経由するものとができ、回転方向
が反転するときなどにおいて、隙間がなく密着状態とな
ったスプラインの歯23とスプライン16との間でまず
トルク伝達がなされ、衝撃音と振動とが効果的に吸収さ
れるものである。
【0031】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態7による整流子モータの負荷との連結部分を示す断
面図であり、この実施の形態による整流子モータは、実
施の形態5にて説明した、入力軸17のスプライン18
と係合するスプライン歯21を有する制振吸収部材19
がボス15と入力軸17との間に装着されると共に、実
施の形態6にて説明した、ボス15のスプライン16に
係合するスプライン歯23を有する制振吸収部材22が
ボス15とウオームギヤなどの入力軸17に設けられた
嵌合突起17cとの間に装着され、制振吸収部材19と
制振吸収部材22との間においてボス15のスプライン
16と入力軸17のスプライン18とが係合するように
したものである。
【0032】このように構成することにより、出力軸5
のトルクはボス15から制振吸収部材19と制振吸収部
材22とを介して入力軸17に伝達されると共に、スプ
ライン16とスプライン18とを介しても伝達され、回
転方向が反転するときなどにおいてはまず制振吸収部材
19と制振吸収部材22とを介してトルクが伝達される
ことにより衝撃音と振動とを吸収すると共に、係合する
スプライン16とスプライン18との両側に制振吸収部
材19と制振吸収部材22とが配置され、両制振吸収部
材は共にボス15と入力軸17とに密着固定されるの
で、スプライン16とスプライン18との係合部に充填
されたグリースの流出を防止し、長期間にわたりグリー
スによる衝撃緩和効果も維持できるものである。
【0033】実施の形態8.図8は、この発明の実施の
形態8による整流子モータの負荷との連結部分を示す断
面図であり、この実施の形態による整流子モータは、実
施の形態7にて説明した整流子モータに対して入力軸1
7にグリースリザーバ24を設け、このグリースリザー
バ24にグリースを充填すると共に、グリースリザーバ
24からスプライン16とスプライン18との係合部に
向かって給油孔25を設けるようにしたものである。こ
のように構成することにより、スプライン16とスプラ
イン18との係合部には長期間にわたってグリースの補
充ができ、スプラインの歯間のグリースによる衝撃緩和
効果が維持できるものである。
【0034】実施の形態9.図9は、この発明の実施の
形態9による整流子モータのモータと負荷との連結部分
を示す断面図であり、この実施の形態においては、整流
子モータと負荷とをトルクリミッタを介して結合する場
合にこの発明を適用するものである。図9において、整
流子モータの出力軸5はトルクリミッタ26のドライブ
メンバ27に結合され、トルクリミッタ26のドリブン
メンバ28はボス15と一体に形成されている。ボス1
5の内径にはサポート14と制振吸収部材19とが適度
の締まり嵌めにて固定され、また、ボス15の内径に設
けられたスプライン16には負荷の入力軸17の外周に
設けられたスプライン18が嵌め込まれると共に、入力
軸17の先端部に設けられた嵌合突起17aが制振吸収
部材19の嵌合穴19aに適度の締まり嵌めにより圧入
されている。
【0035】このように構成することにより、トルクリ
ミッタ26を介してボス15に伝達されるトルクは実施
の形態1の場合と同様に、ボス15と入力軸17とに固
定された制振吸収部材19と、スプライン16および1
8とを経由して入力軸17に伝達され、制振吸収部材1
9が回転方向の反転時などにおける衝撃力を緩和して衝
撃音と振動とを低減させる。なお、この実施の形態で
は、整流子モータと負荷とをトルクリミッタ26を介し
て結合するものにおいて、実施の形態1と同様の連結機
構を示したが、実施の形態2ないし8に示した連結機構
を適用することもできるものである。
【0036】実施の形態10.図10は、この発明の実
施の形態10による整流子モータのモータと負荷との連
結部分を示す断面図であり、この実施の形態において
は、整流子モータと負荷とをクラッチを介して結合する
場合にこの発明を適用するものである。図において、整
流子モータの出力軸5はクラッチ29のドライブメンバ
30に結合され、クラッチ29のドリブンメンバ31は
ボス15と一体に形成されている。ボス15の内径には
サポート14と制振吸収部材19とが適度の締まり嵌め
にて固定され、また、ボス15の内径に設けられたスプ
ライン16には負荷の入力軸17の外周に設けられたス
プライン18が嵌め込まれると共に、入力軸17の先端
部に設けられた嵌合突起17aが制振吸収部材19の嵌
合穴19aに適度の締まり嵌めにより圧入されている。
【0037】このように構成された実施の形態10によ
る整流子モータにおいては、上記の実施の形態9とはト
ルクリミッタ26とクラッチ29とが異なるのみであ
り、従って、実施の形態9と同様に制振吸収部材19が
回転方向の反転時などにおける衝撃力を緩和して衝撃音
と振動とを低減させるものである。また、この実施の形
態では実施の形態1と同様の連結機構を示したが、実施
の形態2ないし8に示した連結機構を適用することもで
きるものである。
【0038】実施の形態11.実施の形態11による整
流子モータは、実施の形態1から実施の形態10に示し
た図1ないし図10において、整流子モータの出力軸5
と負荷の入力軸17とを逆の構成にしたものである。す
なわち、図1ないし図10において、入力軸17側が駆
動側であり、出力軸5側に負荷が結合されるようにした
ものである。このように出力軸5と入力軸17とを逆の
構成にしてもトルクの伝達はスプライン16および18
と、制振吸収部材19とを介して行われることになり、
回転方向の反転時などにおける衝撃力を緩和して衝撃音
と振動とを低減させることができるものである。
【0039】実施の形態12.図11は、この発明の実
施の形態12による整流子モータを説明するもので、図
11(a)は、負荷側の入力軸17の側面図、図11
(b)は、負荷側の入力軸17の正面図、図11(c)
は、図11(b)のA部、すなわち、スプライン18の
拡大図である。入力軸17の外面にはスプライン18が
設けられ、スプライン18の溝内には適度な弾性を有す
る固体潤滑材が衝撃吸収部材32として充填されてい
る。また、この衝撃吸収部材32はシール材でも構わな
い。
【0040】このようにスプライン18の溝内に適度な
弾性を有する衝撃吸収部材32を充填することにより、
図11には図示しないボス15のスプライン16と係合
するとき、スプライン16の歯とスプライン18の歯と
の間には衝撃吸収部材32としての固体潤滑材、また
は、シール材が介在することになり、整流子モータの回
転方向の反転時などにおける衝撃力は緩和され、衝撃音
と振動とを低減させることができるものである。なお、
この構成は実施の形態9および10の構成に適用するこ
とができる。
【0041】実施の形態13.図12は、この発明の実
施の形態13による整流子モータを説明するもので、図
12の(a)は、整流子モータの出力軸5に固定される
ボス15の断面図、図12の(b)は、同じくボス15
の正面図、図12の(c)は、図12(b)のB部、す
なわち、スプライン16の拡大図である。ボス15の内
周面にはスプライン16が設けられ、スプライン16の
溝内には適度な弾性を有する固体潤滑材が衝撃吸収部材
33として充填されている。また、この衝撃吸収部材3
3はシール材であっても構わない。
【0042】このようにスプライン16の溝内に適度な
弾性を有する衝撃吸収部材33を充填することにより、
図12には図示しない負荷の入力軸17のスプライン1
8と係合するとき、スプライン16の歯とスプライン1
8の歯との間には衝撃吸収部材33としての固体潤滑
材、または、シール材が介在することになり、整流子モ
ータの回転方向の反転時などにおける衝撃力は緩和さ
れ、衝撃音と振動とを低減させることができるものであ
る。なお、この構成は実施の形態9および10の構成に
適用することができる。
【0043】実施の形態14.実施の形態14による整
流子モータは、上記した各実施の形態において、ボス1
5の内径に設けられたスプライン16と、入力軸17の
外周に設けられたスプライン18との係合部に塗布また
は充填される、あるいは、グリースリザーバ21や24
に充填されるグリースに関するものである。上記の各実
施の形態ではスプライン16とスプライン18との間に
グリースを介在させることにより回転方向の反転時など
における衝撃力を緩和して衝撃音と振動とを低減させる
ことができると述べたが、この効果はグリースの粘度に
依存して変化する。この実施の形態においては、このグ
リースに、高粘度を有するグリース、例えば、2200
cst(40℃)以上を有するグリースを使用するよう
にしたものである。このようにグリースを選択すること
により、スプライン歯同士の衝突による衝撃力、特に整
流子モータの回転方向の反転時などにおける衝撃力を有
効に緩和することができるものである。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のモー
タにおいて、請求項1に記載の発明によれば、出力軸の
端部に圧入固定されたサポートと、このサポートに嵌着
固定されたボスと、このボスにスプライン歯を介して連
結されたウオームギヤの入力軸と、外径側がボスに圧入
固定され、内径側がウオームギヤの入力軸に圧入固定さ
れた弾性体よりなる制振吸収部材とを備えたので、整流
子モータの回転方向の反転時などにおいて、初期のトル
クは制振吸収部材を介して伝達され、ボス側のスプライ
ンと入力軸側のスプラインとの歯同士の衝突速度が小さ
くなり、衝撃音と振動とが大幅に減少すると共に、運転
中はトルクがスプラインを経由して伝達されるので、制
振吸収部材は初期のトルクのみ伝達できれば良く、小型
で耐久性に優れた連結機構を有するモータが得られるも
のである。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、出
力軸の端部に圧入固定されたサポートと、このサポート
に嵌着固定されたボスと、ボスにスプライン歯を介して
連結されたウオームギヤの入力軸と、外径側がサポート
に圧入固定され、内径側がウオームギヤの入力軸に圧入
固定された弾性体よりなる制振吸収部材とを備えるよう
にしたので、請求項1の効果と同様に、衝撃音と振動と
が大幅に減少すると共に、小型で耐久性に優れたモータ
が得られるものである。
【0046】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
出力軸の端部に圧入固定されたサポートと、サポートに
嵌着固定されたボスと、ボスにスプライン歯を介して連
結されたウオームギヤの入力軸とを備え、ボスとウオー
ムギヤの入力軸とを連結する前記スプライン歯の両側
に、スプライン歯による連結部を閉塞するようにOリン
グを設けたので、Oリングが制振吸収の働きをすると共
に、スプライン部のグリースの流出が防止でき、スプラ
インの歯と歯の間にグリースが介在することによる衝撃
音と振動との吸収緩和効果を長期にわたり維持すること
ができるものである。
【0047】さらにまた、請求項4に記載の発明によれ
ば、出力軸の端部に圧入固定されたサポートと、サポー
トに嵌着固定されたボスと、ボスにスプライン歯を介し
て連結されたウオームギヤの入力軸とを備え、ボスおよ
びウオームギヤの入力軸のいずれか、または、双方のス
プライン部にグリースを保持するグリースリザーバを設
けたので、スプラインの歯と歯の間にグリースが介在す
ることによる衝撃音と振動との吸収緩和効果を長期にわ
たり維持することができるものである。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、出
力軸の端部に圧入固定されたサポートと、サポートに嵌
着固定され、内径にスプライン歯を有するボスと、ボス
のスプライン歯に係合するスプライン歯を有するウオー
ムギヤの入力軸と、ウオームギヤの入力軸に設けられた
スプライン歯に係合固定されると共に、ボスの内径の非
スプライン部に圧入固定される制振吸収部材とを備える
ようにしたので、モータの出力軸とウオームギヤの入力
軸との間に内外径が固定された制振吸収部材が介在する
ことになり、衝撃音と振動とを大幅に低減することが可
能になるものである。
【0049】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
出力軸の端部に圧入固定されたサポートと、このサポー
トに嵌着固定され、内径にスプライン歯を有するボス
と、ボスのスプライン歯に係合するスプライン歯を有す
るウオームギヤの入力軸と、ボスのスプライン歯に係合
固定されると共に、ウオームギヤの入力軸の非スプライ
ン部に圧入固定される制振吸収部材とを備えるようにし
たので、請求項5の場合と同様に衝撃音と振動とを大幅
に低減することが可能になるものである。
【0050】さらにまた、請求項7に記載の発明によれ
ば、出力軸の端部に圧入固定されたサポートと、サポー
トに嵌着固定され、内径にスプライン歯を有するボス
と、ボスのスプライン歯に係合するスプライン歯を有す
るウオームギヤの入力軸と、ウオームギヤの入力軸に設
けられたスプライン歯に係合固定されると共に、ボスの
内径の非スプライン部に圧入固定される第一の制振吸収
部材と、ボスのスプライン歯に係合固定されると共に、
ウオームギヤの入力軸の非スプライン部に圧入固定され
る第二の制振吸収部材とを備え、第一の制振吸収部材と
第二の制振吸収部材が、ボスとウオームギヤの入力軸と
のスプライン歯による連結部の両側に配設されるように
したので、第一の制振吸収部材と第二の制振吸収部材と
により衝撃音と振動とが大幅に低減されると共に、第一
の制振吸収部材と第二の制振吸収部材とがスプライン歯
による連結部のグリースの流出を防止し、長期間にわた
ってグリースによる衝撃の吸収緩和効果が維持できるも
のである。
【0051】また、請求項8に記載の発明によれば、出
力軸の端部に圧入固定されたサポートと、サポートに嵌
着固定されたボスと、このボスにスプライン歯を介して
連結されたウオームギヤの入力軸とを備え、ウオームギ
ヤの入力軸にグリースを保持するグリースリザーバが設
けられると共に、グリースリザーバからスプライン歯に
よる連結部に向かって給油孔が設けられるようにしたの
で、スプラインの歯と歯の間にグリースが介在すること
による衝撃音と振動との吸収緩和効果を長期にわたり維
持することができるものである。
【0052】さらに、請求項9に記載の発明によれば、
出力軸の端部に圧入固定されたサポートと、このサポー
トに嵌着固定され、内径にスプライン歯を有するボス
と、ボスのスプライン歯に係合するスプライン歯を有す
るウオームギヤの入力軸と、ウオームギヤの入力軸のス
プライン歯の溝内に設けられた弾性体よりなる衝撃吸収
部材を備えるようにしたので、スプラインの歯同士の衝
突による衝撃音と振動とを大幅に低減することが可能に
なるものである。
【0053】さらにまた、請求項10に記載の発明によ
れば、出力軸の端部に圧入固定されたサポートと、サポ
ートに嵌着固定され、内径にスプライン歯を有するボス
と、ボスのスプライン歯に係合するスプライン歯を有す
るウオームギヤの入力軸と、ボスのスプライン歯の溝内
に設けられた弾性体よりなる衝撃吸収部材を備えるよう
にしたので、請求項9の場合と同様にスプラインの歯同
士の衝突による衝撃音と振動とを大幅に低減することが
可能になるものである。また、請求項11に記載の発明
によれば、スプライン歯による連結部に2200cst
(40℃)以上の基油粘度を有するグリースを塗布また
は充填するようにしたので、スプラインの歯と歯の間に
グリースが介在することによる衝撃音と振動との吸収緩
和効果を高めることができるものである。
【0054】さらに、請求項12に記載の発明によれ
ば、出力軸がモータに結合されたトルクリミッタの出力
軸であるようにしたので、トルクリミッタを用いて負荷
を駆動する場合においても有効にスプラインの歯同士の
衝突による衝撃音と振動とを大幅に低減することができ
るものである。さらにまた、請求項13に記載の発明に
よれば、出力軸がモータに結合されたクラッチの出力軸
であるようにしたので、クラッチを用いてトルクの伝達
を制御する場合においても効果的にスプラインの歯同士
の衝突による衝撃音と振動とを大幅に低減することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による整流子モータ
の連結機構を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による整流子モータ
の連結機構を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による整流子モータ
の連結機構を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による整流子モータ
の連結機構を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による整流子モータ
の連結機構を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による整流子モータ
の連結機構を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による整流子モータ
の連結機構を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態8による整流子モータ
の連結機構を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態9による整流子モータ
の連結機構を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態10による整流子モ
ータの連結機構を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態12による整流子モ
ータの連結機構を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態13による整流子モ
ータの連結機構を示す説明図である。
【図13】 従来の整流子モータの断面図である。
【符号の説明】
5 出力軸、14 サポート、14a 圧入凹部、15
ボス、15a 先端部、16、18、21、23 ス
プライン、17 入力軸、17a 17b 嵌合突起、
17c 先端部、19、22 制振吸収部材、19a、
22a 嵌合穴、20 Oリング、21、24 グリー
スリザーバ、25 給油孔、26 トルクリミッタ、2
7、30 ドライブメンバ、28、31 ドリブンメン
バ、29 クラッチ、32、33 衝撃吸収部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 昭夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 西村 俊彦 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 久保田 勝 兵庫県尼崎市塚口本町6丁目10番8号 大 阪電技株式会社内 (72)発明者 深沢 啓一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 渡辺 彰 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 米盛 敬 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松井 佑介 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 田中 俊則 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3J009 DA11 EA19 FA11 5H607 BB01 BB14 CC03 DD07 DD19 EE32 JJ08 KK08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定されたボス、前記ボスにス
    プライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸、
    外径側が前記ボスに圧入固定され内径側が前記ウオーム
    ギヤの入力軸に圧入固定された弾性体よりなる制振吸収
    部材を備えたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定されたボス、前記ボスにス
    プライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸、
    外径側が前記サポートに圧入固定され内径側が前記ウオ
    ームギヤの入力軸に圧入固定された弾性体よりなる制振
    吸収部材を備えたことを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定されたボス、前記ボスにス
    プライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸を
    備え、前記ボスと前記ウオームギヤの入力軸とを連結す
    る前記スプラインの両側に、前記スプライン歯による連
    結部を閉塞するようにOリングを設けたことを特徴とす
    るモータ。
  4. 【請求項4】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定されたボス、前記ボスにス
    プライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸を
    備え、前記ボスおよび前記ウオームギヤの入力軸のいず
    れか、または、双方のスプライン部にグリースを保持す
    るグリースリザーバを設けたことを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定され、内径にスプライン歯
    を有するボス、前記ボスの前記スプライン歯に係合する
    スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸、前記ウオ
    ームギヤの入力軸に設けられた前記スプライン歯に係合
    固定されると共に、前記ボスの内径の非スプライン部に
    圧入固定される制振吸収部材を備えたことを特徴とする
    モータ。
  6. 【請求項6】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定され、内径にスプライン歯
    を有するボス、前記ボスの前記スプライン歯に係合する
    スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸、前記ボス
    の前記スプライン歯に係合固定されると共に、前記ウオ
    ームギヤの入力軸の非スプライン部に圧入固定される制
    振吸収部材を備えたことを特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定され、内径にスプライン歯
    を有するボス、前記ボスの前記スプライン歯に係合する
    スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸、前記ウオ
    ームギヤの入力軸に設けられた前記スプライン歯に係合
    固定されると共に、前記ボスの内径の非スプライン部に
    圧入固定される第一の制振吸収部材、前記ボスの前記ス
    プライン歯に係合固定されると共に、前記ウオームギヤ
    の入力軸の非スプライン部に圧入固定される第二の制振
    吸収部材を備え、前記第一の制振吸収部材と前記第二の
    制振吸収部材が、前記ボスと前記ウオームギヤの入力軸
    との前記スプライン歯による連結部の両側に配設された
    ことを特徴とするモータ。
  8. 【請求項8】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定されたボス、前記ボスにス
    プライン歯を介して連結されたウオームギヤの入力軸を
    備え、前記ウオームギヤの入力軸にグリースを保持する
    グリースリザーバが設けられると共に、前記グリースリ
    ザーバから前記スプライン歯による連結部に向かって給
    油孔が設けられたことを特徴とするモータ。
  9. 【請求項9】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定され、内径にスプライン歯
    を有するボス、前記ボスの前記スプライン歯に係合する
    スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸、前記ウオ
    ームギヤの入力軸の前記スプライン歯の溝内に設けられ
    た弾性体よりなる衝撃吸収部材を備えたことを特徴とす
    るモータ。
  10. 【請求項10】 出力軸の端部に圧入固定されたサポー
    ト、前記サポートに嵌着固定され、内径にスプライン歯
    を有するボス、前記ボスの前記スプライン歯に係合する
    スプライン歯を有するウオームギヤの入力軸、前記ボス
    の前記スプライン歯の溝内に設けられた弾性体よりなる
    衝撃吸収部材を備えたことを特徴とするモータ。
  11. 【請求項11】 スプライン歯による連結部に2200
    cst(40℃)以上の基油粘度を有するグリースを塗
    布または充填したことを特徴とする請求項1〜請求項1
    0のいずれか一項に記載のモータ。
  12. 【請求項12】 出力軸がモータに結合されたトルクリ
    ミッタの出力軸であることを特徴とする請求項1〜請求
    項11のいずれか一項に記載のモータ。
  13. 【請求項13】 出力軸がモータに結合されたクラッチ
    の出力軸であることを特徴とする請求項1〜請求項11
    のいずれか一項に記載のモータ。
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