JP2002146682A - 洗濯用洗剤配合物における第四級ポリシロキサンの使用 - Google Patents

洗濯用洗剤配合物における第四級ポリシロキサンの使用

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JP2002146682A
JP2002146682A JP2001318402A JP2001318402A JP2002146682A JP 2002146682 A JP2002146682 A JP 2002146682A JP 2001318402 A JP2001318402 A JP 2001318402A JP 2001318402 A JP2001318402 A JP 2001318402A JP 2002146682 A JP2002146682 A JP 2002146682A
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alkyl
quaternary polysiloxane
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Michael Fender
フェンデル ミカエル
Sascha Oestreich
オストリッヒ サーシャ
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Goldschmidt Rewo GmbH
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/38Cationic compounds
    • C11D1/62Quaternary ammonium compounds

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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯操作と柔軟化操作とを組み合わせかつ洗
濯後に明瞭に測定可能な柔軟効果が布地に残るようにし
た洗濯用洗剤配合物を提供すること。 【解決手段】 本発明は、洗濯用洗剤配合物における、
一般式(I) 【化1】 で表わされる第四級ポリシロキサン、および/または一
般式(IIa) 【化2】 で表わされる環状第四級ポリシロキサン、および/また
は一般式(IIb) 【化3】 で表わされる線状第四級ポリシロキサンの使用を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯用洗剤配合物
における第四級ポリシロキサンの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパの家庭で一般に見られるよう
なドラム型洗濯機の場合、2回の操作で洗濯が行われ
る。主要な洗濯サイクルでは、まず最初に、洗剤(粉末
または液体)を用いて洗濯物を洗浄する。その次に、清
浄な水ですすぎを2回以上行う。これらのすすぎの最後
に、後処理を目的として布地柔軟剤を添加してもよい。
柔軟剤は、洗濯物に柔らかなふわふわした感触を与える
ことを目的とするものである。
【0003】アニオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤、および/または両性界面活性剤をベースとする洗濯
用洗剤配合物は、洗濯物を洗浄する作用はあるが、布地
に対する十分な柔軟効果をもっていないことが知られて
いる。消費者が洗濯の後で柔らかな布地を望む場合、主
要な洗濯サイクルの後で布地を更なる柔軟化サイクルに
通さなければならない。
【0004】主婦が薬剤を複数回加える手間を省くため
に、1回の操作の中で2種の洗濯処理を組み合わせる試
みが既に何度も行われてきた。
【0005】布地で柔軟効果を発現させるために、様々
なクラスの化合物を使用することが可能である。しかし
ながら、ほとんどの場合、カチオン界面活性剤が使用さ
れる。なぜなら、カチオン界面活性剤の調製コストは安
価であり、しかも非常に低濃度で布地に対して柔軟効果
を呈するからである。
【0006】洗濯の際に洗浄効果と柔軟効果の両方が得
られるように、カチオン界面活性剤とアニオン界面活性
剤の同時使用が一般に行われる。しかしながら、アニオ
ン−カチオン錯体の生成により、第一に、洗濯用洗剤の
洗浄効果が減少し、それと同時に、所望の柔軟効果も減
少する。
【0007】従って、錯体の生成を回避するために、洗
濯サイクルと柔軟化サイクルは、一般に、異なる時間に
行われる。
【0008】現在、消費者には、取り扱いがより容易で
ありしかも複数回の薬剤添加操作が1回だけ行う必要の
ある薬剤添加操作に置き換えられた製品が提供されるべ
きである。
【0009】欧州特許公開第0 151 938号に
は、例えば、「二種一体型」洗濯用洗剤配合物が記載さ
れている。この配合物では、担体物質の助けをかりて、
アニオン界面活性剤と第四級アルキルアンモニウム界面
活性剤とが組み合わされている。
【0010】この場合、担体物質に吸着された形態で第
四級界面活性剤を存在させることにより、アニオン界面
活性剤と第四級界面活性剤との直接的な接触が回避され
る。洗濯操作中に繊維上に移行する担体/第四級化合物
系は、アニオン界面活性剤がすすぎにより除去された後
でのみ分離される。
【0011】しかしながら、そのような系には、布地柔
軟剤を別に添加した場合と比較して柔軟効果が限られた
程度までしか観測されないという欠点がある。このほ
か、更なる助剤を利用して担体物質に長期安定性を付与
する必要のない均一系を提供することが望まれる。
【0012】また、二種一体型洗濯用洗剤配合物の柔軟
化成分としてポリジメチルシロキサンを使用することも
可能である。しかしながら、洗濯操作と柔軟化操作を組
み合わせることが望まれる場合、そのような配合物は、
ポリジメチルシロキサンの疎水性および疎油性が大きい
ため、洗濯機や洗濯物にポリジメチルシロキサンが付着
および堆積するという欠点を有する。
【0013】このことは、洗濯物に対して次のような影
響を及ぼす。すなわち、体から放出される湿分により繊
維が湿潤するという性質が大きく低下し、そしてごく少
量を適用した後でも皮膚に不快な「べたつき感」を生じ
る。
【0014】第四級ポリシロキサンも同様に周知であ
り、これについては、例えば、欧州特許公開第0 28
2 720号および独国特許公開第37 19 086
号に記載されている。そのような化合物は、現在までの
ところ、特に、毛髪美容術においてコンディショニング
性を示すことが知られている。
【0015】当業者は、そのような第四級ポリシロキサ
ンがアニオン界面活性剤と組み合わせ可能であるとは予
想しない。なぜなら、この場合にも、アニオン−カチオ
ン錯体が生成すると推定されるからである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、洗濯
操作と柔軟化操作とを組み合わせかつ洗濯後に明瞭に測
定可能な柔軟効果が布地に残るようにした洗濯用洗剤配
合物を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、第四級
ポリシロキサンをアニオン性洗濯用洗剤配合物に添加す
ると明瞭に測定可能な柔軟効果が布地に残るがアニオン
−カチオン錯体の沈澱または処理済みの洗濯物への堆積
はまったく観測されないことを見いだした。更なる利点
としては、本発明に従って使用される第四級ポリシロキ
サンが、一般に使用される洗剤物質と相溶的であり、し
かも通常、組み込みのために追加の助剤を必要としない
ことが挙げられる。
【0018】従って、本発明は、洗濯用洗剤配合物にお
ける、一般式(I)
【0019】
【化9】
【0020】で表わされる第四級ポリシロキサン、およ
び/または一般式(IIa)
【0021】
【化10】
【0022】で表わされる環状第四級ポリシロキサン、
および/または一般式(IIb)
【0023】
【化11】
【0024】で表わされる線状第四級ポリシロキサンの
使用を提供する。上記式中、Mは、ヒドロキシル基を含
有しかつ少なくとも1個の酸素原子で中断されていても
よい少なくとも4個の炭素原子の二価炭化水素基であ
り、基Z中の窒素原子は、基M中のC-OH基に隣接す
る炭素原子を介して基Mに結合されており、Zは、以下
の基であり、
【0025】
【化12】
【0026】R、R、およびRは、1〜22個の
炭素原子のアルキル基または2〜22個の炭素原子のア
ルケニル基であり、これらのアルキル基またはアルケニ
ル基は、ヒドロキシル基を含有することが可能であり、
これらの基R、R、およびRのうちの少なくとも
一つは、少なくとも10個の炭素原子を有し、R、R
、R、R、およびR10は、1〜22個の炭素原
子のアルキル基または2〜22個の炭素原子のアルケニ
ル基であり、これらのアルキル基またはアルケニル基
は、ヒドロキシル基を含有することが可能であり、R
は、−O−基または−NR−基であり、Rは、1〜
4個の炭素原子のアルキル基またはヒドロキシアルキル
基、あるいは水素であり、xは、2〜4であり、nは、
0〜200の数であり、Aは、通常の生理学的に許容
される酸HAに由来する有機または無機のアニオンであ
り、Zは、H基、OH基、アルキル基、またはアルコ
キシ基であるか、あるいは1個以上のヒドロキシル基を
含有しかつ1個以上の酸素原子で中断されていてもよい
少なくとも4個の炭素原子の炭化水素基として定義され
るか、あるいは以下の基
【0027】
【化13】
【0028】として定義され、Zは、以下の基
【0029】
【化14】
【0030】であり、Yは、ヒドロキシル基を含有して
いてもよくかつ少なくとも1個の酸素原子または窒素原
子で中断されていてもよい少なくとも2個の炭素原子の
二価炭化水素基であり、R11、R12、R13、およ
びR14は、同じであっても異なっていてもよく、1〜
4個の炭素原子のアルキル基またはベンジル基である
か、あるいはいずれの場合においても、R11とR13
またはR12とR14は、架橋アルキレン基の成分であ
ってもよく、R15は、1〜20個の炭素原子のアルキ
ル基であり、mは、1よりも大きいかまたは1に等しい
整数である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい一実施形態にお
いて、第四級ポリシロキサンの変数は以下の通りであ
る。nは、0〜150、特に5〜100の範囲の数であ
り、xは、2〜4の範囲の数であり、mは、1〜10、
特に1〜5の範囲の数である。
【0032】当業者は、これらの化合物が実質的に統計
の法則により支配される分布を有する混合物の形態で存
在することを熟知している。従って、指数nおよびmの
値は、平均値を表している。
【0033】ヒドロキシル基を含有しかつ少なくとも1
個の酸素原子で中断されていてもよい少なくとも4個の
炭素原子の二価炭化水素基Mであって、基Z中の窒素原
子が、基M中のC-OH基に隣接する炭素原子を介して
基Mに結合されている、基Mの例は、以下の通りであ
る。
【0034】
【化15】
【0035】本発明の化合物中の2個の基Zは、同じ定
義を有していてもよいし異なる定義を有していてもよ
い。
【0036】1〜22個の炭素原子のアルキル基R
、およびRまたは2〜22個の炭素原子のアルケ
ニル基R、R、およびRであって、これらのアル
キル基またはアルケニル基が、ヒドロキシル基を含有す
ることが可能であり、これらの基R、R、およびR
のうちの少なくとも一つが、少なくとも10個の炭素
原子を有する、基R、R、およびRの例は、メチ
ル基、エチル基、オクチル基、ドデシル基、ヘキサデシ
ル基、またはオクタデシル基のようなアルキル基;ヒド
ロキシエチル基のようなヒドロキシアルキル基;および
アリル基またはビニル基のようなアルケニル基である。
【0037】1〜22個の炭素原子のアルキル基R
、R、R、およびR10または2〜22個の炭
素原子のアルケニル基R、R、R、R、および
であって、これらのアルキル基またはアルケニル
基が、ヒドロキシル基を含有することが可能である、基
、R、R、R、およびR10の例は、メチル
基、エチル基、オクチル基、ドデシル基、ヘキサデシル
基、またはオクタデシル基のようなアルキル基;ヒドロ
キシエチル基のようなヒドロキシアルキル基;およびア
リル基またはビニル基のようなアルケニル基である。
【0038】1〜4個の炭素原子のアルキル基またはヒ
ドロキシアルキル基あるいは水素であるRの例は、水
素;メチル基、エチル基、イソプロピル基、またはブチ
ル基のようなアルキル基;およびヒドロキシエチル基の
ようなヒドロキシアルキル基である。
【0039】通常の生理学的に許容される酸HAに由来
する有機または無機のアニオンであるAの例は、Cl
、Br、SO 2−、HSO 、HCC
、シトレート、およびトシレートである。
【0040】基Zの例は、H−、HO−、HC−C
O−、(HC)CHO−、HC(CH
−、
【0041】
【化16】
【0042】である。
【0043】ヒドロキシル基を含有していてもよくかつ
少なくとも1個の酸素原子または窒素原子で中断されて
いてもよい少なくとも2個の炭素原子の二価炭化水素基
であるYの例は、−(CH−、−(CH
−、−(CH−、−(CH12−、−(C
−O−(CH−、−CH−O−CH
−、
【0044】
【化17】
【0045】である。
【0046】同じであっても異なっていてもよく、1〜
4個の炭素原子のアルキル基またはベンジル基である
か、あるいはいずれの場合においても、R11とR13
またはR12とR14が、架橋アルキレン基の成分であ
ってもよい、基R11、R12、R13、およびR14
の例は、メチル基、エチル基、イソプロピル基、または
ブチル基のようなアルキル基、およびベンジル基であ
る。いずれの場合においても、R11とR13またはR
12とR14が架橋アルキレン基の成分である場合、こ
の分子部分は、次の構造:
【0047】
【化18】
【0048】を有していてもよい。
【0049】基R11、R12、R13、およびR14
の特に好ましい例は、メチル基およびエチル基である。
【0050】1〜20個の炭素原子のアルキル基である
15の例は、メチル基、エチル基、オクチル基、ドデ
シル基、ヘキサデシル基、またはオクタデシル基のよう
なアルキル基である。
【0051】本発明に従って使用される第四級ポリシロ
キサンの例は、以下の通りである。
【0052】
【化19】
【0053】本発明に従って使用される環状第四級ポリ
シロキサンの例は、以下の通りである。
【0054】
【化20】
【0055】本発明に従って使用される線状第四級ポリ
シロキサンの例は、以下の通りである。
【0056】
【化21】
【0057】
【化22】
【0058】洗濯用洗剤は、この分野において、散剤、
顆粒剤、ビーズ剤、錠剤、ペースト剤、ゲル剤、または
液剤の形態で商業的に慣用される配合物である。洗濯用
洗剤は、主として、汎用的に使用される重質洗剤として
配合され、実質的に固体または液体の担体物質、ならび
に種々の機能性成分、例えば、界面活性剤、無機高分子
ビルダー、酵素、漂白系、蛍光増白剤、ソイルリリース
性ポリマー、抑泡剤、充填剤、加工助剤、および安定剤
を含んでいる。
【0059】使用される界面活性剤は、主として、アニ
オン性化合物、例えば、アルキルベンゼンスルホネート
(LAS)単独または脂肪アルコールポリグリコールエ
ーテルとの併用、脂肪アルコールスルフェート、α−オ
レフィンスルホネート、エステルスルフェート、ならび
により最近では更にアルキルポリグリコシド(APG)
および脂肪酸グルカミド(GA)である。
【0060】使用されるビルダーとしては、ゼオライ
ト、ポリカルボキシレート、ポリビニルピロリドン、な
らびに非晶質無水ケイ酸ナトリウムおよびフィロケイ酸
塩が挙げられる。また、クエン酸が共ビルダーとして利
用されることが多い。
【0061】漂白系の成分は、特に、過ホウ酸塩および
過炭酸ナトリウムであり、活性化剤として、N−アセチ
ル化合物、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレ
ンジアミン、またはp−ノニルオキシベンゼンスルホネ
ートが併用される。
【0062】使用される蛍光増白剤としては、スチルベ
ンおよびジスチリルビフェニルが挙げられる。また、利
用される酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、セ
ルラーゼ、および場合により更にリパーゼが挙げられ
る。
【0063】これらのおよび他の成分ならびにそれらの
配合物は、既知の従来技術の一部分をなし、利用分野に
応じて適切な量の機能性成分を包含する。1998年に
おける西ヨーロッパでの汎用的洗濯用洗剤の典型的な組
成を以下の表に示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【実施例】性能比較:使用する試験配合物の組成は以下
の通りである。
【0066】液体洗剤ベース(成分A): アニオン界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナト
リウム):21.75% 石鹸:16.50% 非イオン界面活性剤:10.60% 両性界面活性剤:1.40% 1,2−プロピレングリコール:11.20% 水:ad 100%
【0067】粉末洗剤ベース(成分B): アニオン界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナト
リウム):15% ピロリン酸五ナトリウム:30% 過炭酸ナトリウム:28% 蛍光増白剤:0.1% カルボキシメチルセルロース:0.5% 水ガラス:3.0% 抑泡剤:2.0% EDTA:0.2% 香料:0.1% 染料:0.7% 硫酸ナトリウムおよび標準化剤:17% 水:ad 100%
【0068】対照洗剤:シリカ(Sipernat 5
0,Degussa)33.3重量%と獣脂アミドエチ
ルイミダゾリニウムメトスルフェート66.66重量%
とからなる15部の混合物に85部の成分Bを添加し
た。
【0069】本発明に従って使用した第四級ポリシロキ
サンは、以下の構造を有する化合物であった。
【0070】
【化23】
【0071】当業者には、上記の化合物が実質的に統計
の法則により支配される分布を有する混合物の形態で存
在することが分かる。従って、上記の式は、平均値を表
しているにすぎない。
【0072】上記の化合物は、欧州特許公開第0 28
2 720号および独国特許公開第37 19 086
号に詳述された内容に従って工業的方法により調製され
る。
【0073】当業者にはまた、末端基ZおよびZ**
が副反応により構造変化を起こし易く、従って、ここで
は単なる例として示されているにすぎないことが分か
る。
【0074】実施例: (1)成分A):95% 式(III):5% (2)成分A):97.5% 式(III):3.5% (3)成分B):97.5% 式(III):3.5% (4)成分B):97.5% 式(V):3.5% (5)成分A):95% 式(IV):5% (6)成分A):97.5% 式(IV):2.5% (7)成分B):97.5% 式(IV):2.5% (8)成分B):97.5% 式(VI):2.5%
【0075】試験:処理された布地の柔軟性を試験する
ために、通常の家庭用洗濯機で布を洗濯した。洗濯用洗
剤の用法は、ベースのタイプにより異なっていたが、水
の硬度範囲IIおよび通常の汚れを有する洗濯物に対す
る標準的な推奨用法に準拠した。洗濯操作の後、洗濯物
を静的に乾燥させ(物干し綱で)、そして試験パネルを
用いて検査および評価を行った。
【0076】試験条件: 機械:Miele W 715、W 719、W 91
8 試験布地:綿パイル織布、Frottana,Fb.9
01;100×50cm バラスト布地:平滑な綿織布 用法:通常の汚れを有する洗濯物に対する標準的な推奨
用法に準拠 後処理:なし 乾燥時間:標準的な気候条件下で24時間
【0077】評価:タオルを乾燥させた後、それぞれ1
0個のスワッチに分割し、試験パネルによる最終評価を
行うまで空調環境下で保存した。それぞれの試験配合物
は、常に、対照(市販品=MP)との直接的な比較によ
り評価される。柔軟性を評価するために、試験者は、最
良の評価を表す5および最悪の評価を表す0を用いて等
級付けすることが可能である。
【0078】従って、スクリーニング試験においてそれ
ぞれ10名の試験者により製品を評価した場合、最大の
等級付けがなされたときに得点が50になる。
【0079】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サーシャ オストリッヒ ドイツ国,ディー−45279 エッセン, シュルテンヴェーグ 86 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB19 DA01 EA10 EA12 EA15 EA25 EB16 EB37 EB42 ED02 ED28 EE05 FA22 4L033 AC02 BA96 CA60 DA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯用洗剤配合物における、一般式
    (I) 【化1】 で表わされる第四級ポリシロキサン、および/または一
    般式(IIa) 【化2】 で表わされる環状第四級ポリシロキサン、および/また
    は一般式(IIb) 【化3】 で表わされる線状第四級ポリシロキサン、(上記式中、 Mは、ヒドロキシル基を含有しかつ少なくとも1個の酸
    素原子で中断されていてもよい少なくとも4個の炭素原
    子の二価炭化水素基であり、基Z中の窒素原子は、基M
    中のC-OH基に隣接する炭素原子を介して基Mに結合
    されており、 Zは、以下の基であり、 【化4】 、R、およびRは、1〜22個の炭素原子のア
    ルキル基または2〜22個の炭素原子のアルケニル基で
    あり、これらのアルキル基またはアルケニル基は、ヒド
    ロキシル基を含有することが可能であり、これらの基R
    、R、およびRのうちの少なくとも一つは、少な
    くとも10個の炭素原子を有し、 R、R、R、R、およびR10は、1〜22個
    の炭素原子のアルキル基または2〜22個の炭素原子の
    アルケニル基であり、これらのアルキル基またはアルケ
    ニル基は、ヒドロキシル基を含有することが可能であ
    り、 Rは、−O−基または−NR−基であり、 Rは、1〜4個の炭素原子のアルキル基またはヒドロ
    キシアルキル基、あるいは水素であり、 xは、2〜4であり、 nは、0〜200の数であり、 Aは、通常の生理学的に許容される酸HAに由来する
    有機または無機のアニオンであり、 Zは、H基、OH基、アルキル基、またはアルコキシ
    基であるか、あるいは1個以上のヒドロキシル基を含有
    しかつ1個以上の酸素原子で中断されていてもよい少な
    くとも4個の炭素原子の炭化水素基として定義される
    か、あるいは以下の基 【化5】 として定義され、 Zは、以下の基 【化6】 であり、 Yは、ヒドロキシル基を含有していてもよくかつ少なく
    とも1個の酸素原子または窒素原子で中断されていても
    よい少なくとも2個の炭素原子の二価炭化水素基であ
    り、 R11、R12、R13、およびR14は、同じであっ
    ても異なっていてもよく、1〜4個の炭素原子のアルキ
    ル基またはベンジル基であるか、あるいはいずれの場合
    においても、R11とR13またはR12とR14は、
    架橋アルキレン基の成分であってもよく、 R15は、1〜20個の炭素原子のアルキル基であり、 mは、1よりも大きいかまたは1に等しい整数であ
    る。)の使用。
  2. 【請求項2】 前記式中、 nが、0〜150、特に5〜100の範囲の数であり、 xが、2〜4の範囲の数である、請求項1に記載の一般
    式(I)で表わされる第四級ポリシロキサンの使用。
  3. 【請求項3】 前記式中、 nが、0〜150、特に5〜100の範囲の数であり、 xが、2〜4の範囲の数であり、 mが、1〜10、特に1〜5の範囲の数である、請求項
    1に記載の一般式(IIa)で表わされる第四級ポリシ
    ロキサンの使用および/または一般式(IIb)で表わ
    される第四級ポリシロキサンの使用。
  4. 【請求項4】 前記基Mが、以下の群: 【化7】 から選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    第四級ポリシロキサンの使用。
  5. 【請求項5】 前記Zが、一般式 【化8】 (式中、 xは、3であり、 Rは、−NH−であり、 Rは、8〜18個の炭素原子のアルキル基である。)
    で表わされる基である、請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の第四級ポリシロキサンの使用。
  6. 【請求項6】 前記Yが、3〜12個の炭素原子の二価
    炭化水素基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の第四級ポリシロキサンの使用。
  7. 【請求項7】 前記一般式(I)、(IIa)、または
    (IIb)で表わされる少なくとも1種の化合物を有効
    量含んでなる、柔軟効果を有する洗濯用洗剤。
  8. 【請求項8】 前記一般式(I)、(IIa)、または
    (IIb)で表わされる少なくとも1種の化合物と、少
    なくとも1種の固体担体物質とを含んでなる、柔軟効果
    を有する洗濯用洗剤。
  9. 【請求項9】 前記固体担体物質が、シリカ、ケイ酸
    塩、ケイ酸ナトリウム、ベントナイト、充填剤ケイ酸
    塩、ゼオライト、およびモンモリロナイトからなる群よ
    り選択される、請求項8に記載の柔軟効果を有する洗濯
    用洗剤。
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