JP2002145698A - 単結晶シリコンウェーハ、インゴット及びその製造方法 - Google Patents

単結晶シリコンウェーハ、インゴット及びその製造方法

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JP2002145698A JP2001269440A JP2001269440A JP2002145698A JP 2002145698 A JP2002145698 A JP 2002145698A JP 2001269440 A JP2001269440 A JP 2001269440A JP 2001269440 A JP2001269440 A JP 2001269440A JP 2002145698 A JP2002145698 A JP 2002145698A
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洪 雨 李
Joon-Young Choi
▲ジョン▼ 榮 崔
Hyon-Jong Cho
鉉 鼎 趙
Hak-Do Yoo
学 道 兪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OSF領域をインゴットの周縁部から中心部
へ広く分布させ、その領域内側にはFPDは存在せずD
SODのみが存在する低密度の微小ベーカンシー欠陥領
域を生じさせ、更にFPDとDSODが共存する粗大ベ
ーカンシー欠陥領域を縮小ないし究極的に除去すること
により、その品質の向上を図り、更にデバイスの収率の
向上を図る単結晶シリコンウェーハ、インゴット及びそ
の製造方法を提供すること。 【解決手段】 単結晶シリコンウェーハは、中心軸を含
んでおり、中心軸に対して対称な形でFPDとDSOD
が共存する第1領域と、第1領域の外側からウェーハの
周縁部に向って形成され、FPDは存在せずDSODの
みが存在する第2領域と、第2領域の外側からウェーハ
の周縁部に向って形成され、OSF領域が存在する第3
領域と、第3領域とウェーハ周縁部との間に形成され、
凝集ベーカンシー無欠陥領域のみが存在するか、又は凝
集ベーカンシー無欠陥領域とインタースティシャル無欠
陥領域とが共存する第4領域と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCZ法を用いた単結
晶シリコンインゴットの製造方法に係り、特にOSFリ
ングが広く分布され、FPDは存在せずDSODのみが
存在する低密度のベーカンシー型欠陥領域を有する単結
晶シリコンインゴットの製造方法、これにより製造され
た単結晶シリコンインゴット及びウェーハに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体などの電子部品素材として用いら
れるウェーハ(wafer)用単結晶シリコンインゴット(i
ngot)を製造する代表的な方法としてはCZ法がある。
このCZ法は、単結晶のシード結晶(seed crystal)を
シリコン融液(溶融シリコン)内に浸漬した後にゆっく
り引き上げながら結晶成長を行うものである。これにつ
いての説明はS. Wolf and R.N. Tauber氏の論文「"Sili
con Processing forthe VLSI Era", Volume 1, Latti
ce Press (1986),Sunset Beach, CA,」に詳細に記述さ
れている。
【0003】以下、CZ法による一般的な単結晶シリコ
ンインゴットの製造段階を概略的に説明する。
【0004】まず、シード結晶から薄く長い結晶に成長
させるネッキング(necking)段階と、結晶を直径方向
に成長させて目標直径とするショルダーリング(should
ering)段階と、一定の直径を持つ結晶に成長させるボ
ディグローイング(body growing)段階とを経る。この
際、ボディグローイング段階によって成長した部分がウ
ェーハになる。更に、一定の直径までボディグローイン
グを行った後、結晶の直径を徐々に減少させ、最後にシ
リコン融液からボディを分離するテーリング(tailin
g)段階を経て結晶成長段階を終了する。かかる結晶成
長工程はホットゾーンという空間で行われるが、ホット
ゾーンとは結晶成長装置としてのグロワー(Grower)内
でシリコン融液が単結晶インゴットに成長する空間のこ
とを意味する。グロワーは石英坩堝、坩堝支持台、ヒー
ター(heater)、熱シールド、などの様々な部品からな
る。
【0005】一方、インゴット内部の欠陥特性は結晶の
成長及び冷却条件に極めて敏感に依存するので、結晶成
長界面付近の熱環境を調節して結晶成長欠陥の種類及び
分布を制御しようとする努力が続けられている。
【0006】結晶成長欠陥はベーカンシー型(vacancy-
type)とインタースティシャル型(interstitial typ
e)とに大別される。ベーカンシー点欠陥やインタース
ティシャル点欠陥が平衡濃度以上に存在すると、凝集が
起こり、欠陥に展開すると言われる。ボロンコフ理論
(by V.V. Voronkov, "The Mechanism of Swirl Defect
sFormation in Silicon, Journal of Crystal Growth",
Vol. 59, 1982, pp. 625 -643)によれば、このような
欠陥の形成はV/G比と密接な関係を有していることが
わかる。ここで、V(mm/分)はインゴットの引上げ
速度、G(℃/mm)はインゴット−シリコン融液の接
触面の温度勾配(結晶成長界面付近の温度勾配)であ
る。即ち、V/G比がある臨界値を超えるとベーカンシ
ー型(vacancy-type)欠陥が形成され、その臨界値以下
ではインタースティシャル型(interstitial-type)欠
陥が形成される。従って、与えられた成長環境で結晶を
成長させる時は、引上げ速度により、結晶内に存在する
欠陥の種類、サイズ、密度などが影響を受ける。
【0007】図1は従来の方法で成長させた単結晶シリ
コンインゴットの横断面をXRT(X-Ray Topography)
で示す映像である。同図に示すように、凝集ベーカンシ
ー型欠陥領域10と凝集ベーカンシー無欠陥領域12と
が存在し、その間にOSF領域11がリング状に存在す
ることがわかる。
【0008】図2は引上げ速度を変化させながら成長さ
せたインゴットの縦断面に沿って生成される各欠陥領域
を示す図である。引上げ速度が低ければ低いほど、イン
タースティシャル欠陥領域14が生成され、引上げ速度
が高ければ高いほど、ベーカンシー欠陥領域10が生成
される。なお、その間の任意の引上げ速度でOSF領域
11が生成される。
【0009】図3は図2の切断線Iに沿ったインゴット
の横断面を示す描写図である。図3に示すように、図2
のIに該当する引上げ速度でインゴットを成長させる
と、インゴットの中心部にはベーカンシー欠陥領域30
が広く分布することになり、その周りでOSFリング3
1がこのベーカンシー欠陥領域30を取り囲むことにな
る。この時、ベーカンシー欠陥領域30にはCOP(Cr
ystal Originated Particle)やFPD(Flow Pattern
Defect)のみならずそれ以上のサイズのベーカンシー欠
陥が高密度で存在するので、この領域を粗大ベーカンシ
ー欠陥領域と称する。
【0010】しかし、インゴットに粗大ベーカンシー領
域が広く分布すればするほど、そのインゴットは微細な
電子回路を形成するためのウェーハとしては使用できな
いものとなる。なお、粗大ベーカンシー欠陥領域を減ら
すために引上げ速度を減少させると、生産性が低下する
という問題が発生し、更にウェーハ断面にベーカンシー
型粗大欠陥より大きいLDP(Large Dislocation Pi
t)などのインタースティシャル型の欠陥領域が形成さ
れる恐れもある。
【0011】また、図2と図3に示すように、引上げ速
度を増加させると、OSF領域がインゴット断面の周縁
部に押され、結局断面全体にベーカンシー型欠陥が分布
することになる。逆に、引上げ速度を減少させると、O
SF領域が断面の中心部に収縮し、結局は消滅し、凝集
ベーカンシー無欠陥領域が現れることになる。引上げ速
度を更に減少させると、凝集インタースティシャル無欠
陥領域が現れ、次いで断面全体にインタースティシャル
型欠陥が存在することになる。
【0012】インゴットの半径方向へ他の領域が存在す
るのは、成長界面付近でインゴット中心部の冷却速度が
インゴット周縁部の冷却速度より遅いからである。即
ち、一般にG値は結晶中心から周縁部への半径方向に行
くほど大きくなる。従って、同じ引上げ速度でも、中心
部ではV/G値が大きくなってベーカンシー型欠陥が発
生し、周縁部では V/G値が小さくなってインタース
ティシャル型欠陥が発生する傾向がある。そして、この
二つの領域の境界部分から若干ベーカンシー領域へ寄っ
た位置にOSF領域がリング状に存在することになる。
【0013】従来のインゴット製造方法は、結晶の成長
時、ホットゾーンの脆弱性のため、インゴットの半径方
向への垂直温度勾配(G)などの冷却条件が非常に不均
一であるという問題点を有している。詳しく説明する
と、インゴットの中心部における熱量は伝導によりイン
ゴットの周縁部に伝達され、更に輻射される。一方、イ
ンゴットの周縁部における熱量は直ぐに輻射されて放出
されるか、相対的に短い伝導距離を経て放出されるた
め、インゴットの半径方向への垂直温度勾配の偏差が発
生する。この偏差を減らすためには、インゴットの周縁
部の垂直温度勾配を減らすか、インゴットの中心部の垂
直温度勾配を増やさなければならない。
【0014】インゴット半径方向への冷却条件の均一度
は停止実験(Holding Test)で確認することができる。
ボロンコフ、ファステルの論文(by V.V. Voronkov and
R.Falster, "Grown-in Microdefects, Residual Vacan
cies and Oxygen Precipitation Bands in Czochralski
Silicon", Journal of Crystal Growth 204, (1999)46
2)によれば、停止実験を行ったインゴット結晶には特
徴的な酸素析出パターンが現れることがわかる。
【0015】図4は従来のホットゾーンで停止実験を行
ったインゴット結晶の垂直断面をXRTで示す映像であ
る。同図で、明るい領域は酸素が多く析出された酸素析
出領域41であり、この領域の上部にはボイド(Void)
核生成領域40が存在する。この形態は停止実験の際、
約1070℃に至ったインゴット部分で現れる。
【0016】図4に示すように、従来のホットゾーンで
は酸素析出領域41とボイド核生成領域40との境界部
分が半径方向へ平行でなく、曲線状になっている。これ
は、結晶内の点欠陥濃度及び冷却濃度が半径方向へ均一
でないことを間接的に示す。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
問題点を解決するためのもので、その目的は、OSF領
域をインゴットの周縁部から中心部へ広く分布させ、そ
の領域内側にはFPDは存在せずDSODのみ存在する
低密度の微小ベーカンシー欠陥領域を生じさせ、更にF
PDとDSODとが共存する粗大ベーカンシー欠陥領域
を縮小ないし究極的に除去することにより、その品質の
向上を図り、更にデバイス収率の向上を図る単結晶シリ
コンウェーハ、インゴット及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る単結晶シリコンウェーハは、中心軸を
含んでおり、中心軸に対して対称な形でFPDとDSO
Dとが共存する第1領域と、第1領域の外側からウェー
ハの周縁部に向って形成され、FPDは存在せずDSO
Dのみが存在する第2領域と、第2領域の外側からウェ
ーハの周縁部に向って形成され、OSF領域が存在する
第3領域と、第3領域とウェーハ周縁部との間に形成さ
れ、凝集ベーカンシー無欠陥領域のみが存在するか、又
は、凝集ベーカンシー無欠陥領域と凝集インタースティ
シャル無欠陥領域とが共存する第4領域と、を含むこと
を特徴とする。
【0019】また、本発明に係る単結晶シリコンインゴ
ットは、中心軸を含んでおり、中心軸に対して対称な形
でFPDとDSODとが共存する第1領域と、第1領域
の外側からインゴットの周縁部に向って形成され、FP
Dは存在せずDSODのみが存在する第2領域と、第2
領域の外側からインゴットの周縁部に向って形成され、
OSF領域が存在する第3領域と、第3領域とインゴッ
ト周縁部との間に形成され、凝集ベーカンシー無欠陥領
域のみが存在するか、又は凝集ベーカンシー無欠陥領域
と凝集インタースティシャル無欠陥領域が共存する第4
領域と、を含み、一定直径のボディを有することを特徴
とする。
【0020】なお、本発明に係る単結晶シリコンインゴ
ットの製造方法は、OSFリングが急激に収縮できるよ
うに、熱シールドを備えたホットゾーン内のインゴット
の成長及び冷却条件をインゴット半径方向へ均一に調整
する第1段階と、第1段階で調整されたインゴットの成
長及び冷却条件の均一度を維持しながら、OSFリング
が急激に収縮する引上げ速度の臨界値を決定する第2段
階と、第1段階で調整されたホットゾーン内のインゴッ
トの成長及び冷却条件の均一度と、第2段階で決定され
た引上げ速度の臨界値とを維持しながら、インゴットを
成長させる第3段階と、を含み、CZ法で製造すること
を特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しつつ、本発
明の好適な実施例をさらに詳しく説明する。
【0022】本発明は、単結晶シリコンインゴット内に
潜在的なOSF欠陥の核を有した酸素析出欠陥領域が存
在しても、実際半導体製造工程ではこれがOSF領域に
発展して半導体チップの収率を維持するということを基
礎とする。また、本発明はインゴット半径方向への熱履
歴の差を最小化することにより、最終ウェーハのOSF
領域を拡張させる。こうすると、OSF領域の内側に存
在するベーカンシー型欠陥領域が減少し、ウェーハ半径
方向への欠陥分布が均一化されるので、結果的にCOP
(Crystal Originated Particle)やFPD(Flow Patt
ern Defect)などのベーカンシー型欠陥の密度やサイズ
も共に減少することになる。
【0023】図2は従来のホットゾーンで成長させたイ
ンゴットの縦断面で、引上げ速度変化によって生成され
る欠陥領域の形態を示す図であり、図6は本発明の好適
な実施例によりインゴットの成長及び冷却条件の均一度
を向上させた場合、引上げ速度変化によって生成される
欠陥領域の形態を示す図である。図2と図6とに示すよ
うに、引上げ速度を低下させるとOSF領域61の収縮
が起こるが、インゴット半径方向への成長及び冷却条件
の条件を増加させると、その収縮が更に激しくなるとい
うことがわかる。
【0024】本発明は半径方向への結晶の成長及び冷却
条件を均一化するために次のような方法を用いた。第
1、メルトギャップを調整してヒーターからインゴット
周縁部へ輻射される熱量を調節することにより、インゴ
ット周縁部の垂直温度勾配を減少させる。第2、インゴ
ット上端部と熱シールド上部とを冷却することにより、
インゴット中心部の垂直温度勾配を増加させる。
【0025】以下、図5に基づいて詳しく説明する。図
5は単結晶成長界面付近のホットゾーンを示す概略図で
ある。熱シールド52を用い、更にヒータ55またはシ
リコン融液50からの輻射熱を利用してインゴット周縁
部の冷却速度を減らすことにより、インゴットの半径方
向位置別冷却速度差を減らす。この際、熱シールド52
としては、熱がシリコン融液50から上部インゴットへ
伝達されないように保温性に優れた材質を使用する。そ
して、熱シールド52下面とシリコン融液50表面との
間の空間56(メルトギャップ、Melt Gap)からの熱の
流出を防止することにより、結晶成長界面付近のインゴ
ット周縁部の冷却速度低下を図る。さらに、メルトギャ
ップ56の高さを調整してヒーター55からの輻射熱の
量と加熱されるインゴットの面積とを調節することによ
り、冷却条件をコントロールする。
【0026】図7は図6の切断線IIに沿った部分の横断
面を示す描写図である。図7の本発明を図3の従来技術
と比較すると、OSFリング72がインゴットの断面上
に広く分布している反面、インゴットの中心部に位置す
るベーカンシー欠陥領域は縮小されている。更に、ベー
カンシー欠陥領域は微小ベーカンシー欠陥領域71と粗
大ベーカンシー領域70とに大別される。ここで、微小
ベーカンシー欠陥領域71とはFPDは存在せず、DS
OD(Direct Surface Oxide Defect、参考文献: J.
G. Park, J.M. Park, K.C. Cho, G.S. Lee and H.K. Ch
ung Electrochemical Society Proceedings 97-22 (199
7) 173)のみが存在する領域のことであり、粗大ベーカ
ンシー欠陥領域70とはFPDとDSODとが共存する
領域のことである。
【0027】DSODとはウェーハ表面付近での欠陥サ
イズがFPDより極めて小さい欠陥のことである。最
近、集積度が大きくなるにつれて、デバイス回路線幅が
急激に減少しつつあり、64MBまたは128MB以上
の高集積デバイス工程に用いられるウェーハにはFPD
は許容されないが、DSODは問題なく許容されると言
われている。従って、DSODのみが存在する微小ベー
カンシー欠陥領域は64MB以上のIC生産用ウェーハ
に許容される欠陥領域であることがわかる。
【0028】インゴット半径方向への冷却条件の均一度
は停止実験(Holding Test)で確認することができる。
【0029】図8は本発明の好適な実施例により、イン
ゴット半径方向への熱履歴を均一化したホットゾーンで
停止実験を行った単結晶シリコンインゴットの垂直断面
をXRT(X-Ray Topography)で示す映像である。図8
を、従来のホットゾーンで停止実験を行った単結晶シリ
コンインゴットの垂直断面をXRTで示した図4と比較
すると、酸素析出領域81とボイド核生成領域80との
境界部分がインゴット半径方向へ水平に形成されている
ことがわかる。
【0030】成長界面付近におけるインゴット内の半径
方向の冷却環境を均一化するためにデザインされた熱シ
ールド52は、シリコン融液50からの熱を遮断して結
晶の容易な冷却を図ると同時に、熱シールド52とシリ
コン融液50表面との間では結晶表面の冷却速度を遅く
して、結晶内部の冷却速度と結晶表面の冷却速度との差
を減らす役割をする。半径方向の冷却速度の均一度はメ
ルトギャップ56の調節によって改善され、均一度を確
認するために行われた停止実験の結果は図8に基づいて
前述した。
【0031】インゴット半径方向への熱履歴の差を最小
化し、引上げ速度を減少させながら単結晶シリコンイン
ゴットを成長させる。この際、酸素濃度は周囲ガスの流
れと石英坩堝53の回転速度などを調節して8乃至12
ppmaとする。
【0032】図9はこのように成長させたインゴットを
垂直方向に切ってその断面のライフタイム(life tim
e)を示す図である。同図に示すように、引上げ速度を
増加させるほどベーカンシー欠陥領域90が現れ、引上
げ速度を減少させるほどインタースティシャル欠陥領域
94が現れる。ここで、ベーカンシー欠陥領域90とイ
ンタースティシャル欠陥領域94との間にOSF領域9
1が現れる引上げ速度を決定する。本発明の実施例によ
り実際にOSF領域91が生成される引上げ速度値は
0.50mm/min以上であり、これについては後で
再び説明する。
【0033】図10(A)は図9でOSF91が現れる
切断線IIIに沿った横断面のライフタイムを示す図であ
る。図10(A)に示すように、OSF領域102がイ
ンゴット周縁部から広く分布しており、この内側に微小
ベーカンシー欠陥領域101と粗大ベーカンシー欠陥領
域100とが存在する。OSF領域102の外側には点
欠陥凝集のない無欠陥領域103が存在する。
【0034】図10(B)は図10(A)に対してのウ
ェーハ半径方向へのFPD分布を示すグラフである。図
10(B)に示すように、ウェーハ中心部にFPD密度
が高い粗大ベーカンシー欠陥領域100が存在し、これ
と隣接してFPDは現れずDSODのみが現れる微小ベ
ーカンシー欠陥領域101が存在し、次いでOSF領域
102が存在する。ここで、FPD密度は250個/c
以下とした方が好ましい。実際デバイス工程で問題
となる欠陥が粗大ベーカンシー欠陥領域にのみ存在する
ならば、粗大ベーカンシー欠陥領域を縮小させることに
より、デバイスの収率を向上させることができる。
【0035】図11は本発明の一実施例であり、256
MB用半導体ウェーハの熱処理サイクルを示す概略図で
ある。実際に、図10(A)に示すインゴットをウェー
ハ形態に加工して図11のサイクルで熱処理した後、O
SF領域を観察した結果、何の欠陥も見つからなかっ
た。従って、本発明の実施例により、OSF領域が拡張
されるようにインゴットを成長させると、粗大ベーカン
シー領域を縮小ないし究極的に除去することができる。
【0036】図12は本発明の実施例により、インゴッ
ト半径方向への熱履歴の差を最小化したホットゾーンで
インゴットを成長させた場合、インゴット中心部から周
縁部への半径方向垂直温度勾配を従来と比較して示すグ
ラフである。同図で、Grはインゴット半径上の任意の
ポイントにおける垂直温度勾配を、Gcはインゴット中
心部における垂直温度勾配をそれぞれ意味する。同図に
示すように、従来の半径方向垂直温度勾配曲線120よ
り本発明の半径方向垂直温度勾配曲線121の方が緩や
かであるが、これは本発明のインゴット半径方向への垂
直温度勾配の偏差が従来より小さいということを意味す
る。
【0037】
【表1】
【0038】表1は垂直温度勾配及び偏差を従来と本発
明とに分けて数値で示している。ここで、各記号の意味
は次のようである。ΔGは結晶成長界面付近におけるイ
ンゴット周縁部とインゴット中心部との垂直温度勾配の
差であり、G1,cはCOPが発生する1120〜107
0℃間のインゴット中心部の垂直温度勾配の平均値であ
り、G1,eはCOP(Crystal Originated Particles)
が発生する1120〜1070℃間のインゴット周縁部
の垂直温度勾配の平均値であり、G2,cはOSF核が発
生する1070〜800℃間のインゴット中心部の垂直
温度勾配の平均値であり、G2,cはOSF核が発生する
1070〜800℃間のインゴット周縁部の垂直温度勾
配の平均値である。なお、界面付近におけるインゴット
周縁部とインゴット中心部との垂直温度勾配の差の式は
「ΔG=Ge−Gc(K/cm)」である。更にGe
インゴット周縁部の垂直温度勾配であり、Gcはインゴ
ット中心部の垂直温度勾配である。
【0039】表1に示すように、従来のΔGは16.4
9であるが、本発明のΔGは2.87で、偏差が極めて
小さくなった。好ましくは本発明に係るΔGは3K/c
m以下を維持するのが良い。また、COPが多く発生す
る1120〜1070℃間の垂直温度勾配の平均値はイ
ンゴット中心部とインゴット周縁部とでそれぞれ32.
31K/cm及び43.55K/cmで、従来技術より
極めて大きい。そして、OSF核が形成される1070
〜800℃間の垂直温度勾配の平均値はインゴット中心
部とインゴット周縁部とでそれぞれ23.81K/cm
及び26.14K/cmで、これも従来技術より極めて
大きい。従って、その欠陥が発生する温度区間を迅速に
通過することができ、これによりこれら欠陥の発生を減
らすことができるということがわかる。
【0040】図13は本発明の好適な実施例により、引
上げ速度を0.65mm/min乃至0.48mm/m
inに減少しながら成長させて得たインゴットの垂直断
面を、図14の熱処理サイクルで熱処理した後、MCL
T(Minority Carrier LifeTime)スキャニングしたイ
メージを引上げ速度に合わせて示す図である。同図に示
すように、引上げ速度は0.55mm/min以上とし
た方が好ましい。
【0041】図14はOSF検査用熱処理サイクルを示
すグラフである。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る単結晶シリコンインゴット
及びウェーハでは、OSF領域がインゴットの周縁部か
ら中心部へかけて広く分布しており、その領域内側には
FPDは存在せずDSODのみが存在する低密度の微小
ベーカンシー欠陥領域が位置するので、FPDとDSO
Dとが共存する粗大ベーカンシー欠陥領域を縮小ないし
究極的に除去することができ、これによりウェーハの品
質を向上させ、更にデバイスの収率を大きく向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の単結晶シリコンインゴットの横断面をX
RT(X-Ray Topography)で示す映像である。
【図2】従来のホットゾーンでインゴットを成長した場
合、引上げ速度変化によって収縮されるOSF領域の形
態を示す図である。
【図3】図2の切断線Iに沿った横断面を示す描写図で
ある。
【図4】従来のホットゾーンで停止実験を行った単結晶
シリコンインゴットの垂直断面をXRTで示す映像であ
る。
【図5】単結晶成長界面付近のホットゾーン示す概略図
である。
【図6】本発明の好適な実施例により、ホットゾーン内
の熱履歴均一度を向上させた場合、引上げ速度変化によ
って収縮されるOSF領域の形態を示す図である。
【図7】図6の切断線IIに沿った部分の横断面を示す描
写図である。
【図8】本発明の好適な実施例により、インゴット半径
方向への熱履歴を均一化したホットゾーンで停止実験を
行った単結晶シリコンインゴットの垂直断面をXRTで
示す映像である。
【図9】図6の単結晶シリコンインゴットの垂直断面の
ライフタイムを示す図である。
【図10】(A)は図9の切断線IIIに沿った横断面の
ライフタイムを示す図であり、(B)は図10(A)に
対してのウェーハ半径方向へのFPD分布を示すグラフ
である。
【図11】256MB用熱処理サイクルを示す概略図で
ある。
【図12】インゴット中心部から周縁部への半径方向垂
直温度勾配を従来と比較して示すグラフである。
【図13】本発明の好適な実施例に係る単結晶シリコン
インゴットの垂直断面を、引上げ速度に合わせて示す図
である。
【図14】OSF検査用熱処理サイクルを示すグラフで
ある。
【符号の説明】
70 粗大ベーカンシー領域 71 微小ベーカンシー欠陥領域 72 OSFリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崔 ▲ジョン▼ 榮 大韓民国 キョンサンブクドー チルゴク グン セオジェオクミョン ナミュルリ ウーバンシンチェオンジタウン 101−507 (72)発明者 趙 鉉 鼎 大韓民国 キョンギドー ブチェオンシ ウォンミグ サンドン ハナレウム アパ ート 1510−9757 (72)発明者 兪 学 道 大韓民国 ソール セオンブクグ ジェオ ンレウン 2−ドング サン 87−85 サ ンジャンビラ 5−207 Fターム(参考) 4G077 AA02 BA04 CF10 EA02 EG18 HA06 HA12 PF55 5F053 AA13 AA22 AA44 BB33 DD01 GG01 RR03

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸と、周縁部と、前記中心軸から前
    記周縁部への半径を有するウェーハにおいて、 前記中心軸を含んでおり、前記中心軸に対して対称な形
    でFPDとDSODとが共存する第1領域と、 前記第1領域の外側から前記ウェーハの周縁部へ向って
    形成され、FPDは存在せずDSODのみが存在する第
    2領域と、 前記第2領域の外側から前記ウェーハの周縁部へ向って
    形成され、酸化誘起積層欠陥領域(OSF)が存在する
    第3領域と、 前記第3領域と前記ウェーハの周縁部との間に形成さ
    れ、凝集ベーカンシー無欠陥領域のみが存在するか、又
    は凝集ベーカンシー無欠陥領域と凝集インタースティシ
    ャル無欠陥領域とが共存する第4領域と、を含むことを
    特徴とするウェーハ。
  2. 【請求項2】 前記第2領域は前記1領域より小さいサ
    イズのベーカンシー欠陥を有することを特徴とする請求
    項1記載のウェーハ。
  3. 【請求項3】 第2領域と第3領域とを合わせた領域の
    幅がウェーハ半径の20%以上であることを特徴とする
    請求項1記載のウェーハ。
  4. 【請求項4】 FPD領域内のFPD密度が250個/
    cm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のウェーハ。
  5. 【請求項5】 初期酸素濃度が12ppma以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のウェーハ。
  6. 【請求項6】 中心軸と、前記中心軸方向に対して一定
    直径のボディと、周縁部と、前記中心軸から前記周縁部
    への半径を有する単結晶シリコンインゴットにおいて、 前記一定直径のボディは、 前記中心軸を含んでおり、前記中心軸に対して対称な形
    でFPDとDSODとが共存する第1領域と、 前記第1領域の外側から前記インゴットの周縁部へ向っ
    て形成され、FPDは存在せずDSODのみが存在する
    第2領域と、 前記第2領域の外側から前記インゴットの周縁部へ向っ
    て形成され、OSF領域が存在する第3領域と、 前記第3領域と前記インゴットの周縁部との間に形成さ
    れ、凝集ベーカンシー無欠陥領域のみが存在するか、又
    は凝集ベーカンシー無欠陥領域と凝集インタースティシ
    ャル無欠陥領域とが共存する第4領域と、を含むことを
    特徴とする単結晶シリコンインゴット。
  7. 【請求項7】 前記第2領域は前記1領域より小さいサ
    イズのベーカンシー欠陥を有することを特徴とする請求
    項6記載の単結晶シリコンインゴット。
  8. 【請求項8】 第2領域と第3領域とを合わせた領域の
    幅が前記インゴット半径の20%以上であることを特徴
    とする請求項6記載の単結晶シリコンインゴット。
  9. 【請求項9】 第2領域と第3領域とを含んでいる部分
    のインゴット長さが前記一定直径のボディ長さの20%
    以上であることを特徴とする請求項6記載の単結晶シリ
    コンインゴット。
  10. 【請求項10】 FPD領域内のFPD密度が250個
    /cm以下であることを特徴とする請求項6乃至請求
    項9のいずれかに記載の単結晶シリコンインゴット。
  11. 【請求項11】 酸素濃度が12ppma以下であるこ
    とを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載
    の単結晶シリコンインゴット。
  12. 【請求項12】 中心軸と、前記中心軸方向に対して一
    定直径のボディと、周縁部と、前記中心軸から前記周縁
    部への半径を有する単結晶シリコンインゴットをチョク
    ラルスキー法(CZ法)を用いて製造する方法におい
    て、 OSFリングが急激に収縮できるように、熱シールドを
    備えたホットゾーン内のインゴットの成長及び冷却条件
    をインゴット半径方向へ均一に調整する第1段階と、 前記第1段階で調整されたインゴットの成長及び冷却条
    件の均一度を維持しながら、OSFリングが急激に収縮
    する引上げ速度の臨界値を決定する第2段階と、 前記第1段階で調整されたホットゾーン内のインゴット
    の成長及び冷却条件の均一度と前記第2段階で決定され
    た引上げ速度の臨界値とを維持しながら、インゴットを
    成長させる第3段階と、を含むことを特徴とする単結晶
    シリコンインゴットの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1段階は停止実験(Holding Te
    st)で確認することを特徴とする請求項12記載の単結
    晶シリコンインゴットの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1段階はメルトギャップ(Melt
    Gap)を調整して前記インゴットの周縁部の垂直温度勾
    配を減少させる段階として備えられることを特徴とする
    請求項12記載の単結晶シリコンインゴットの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記第1段階はインゴット上端部と熱
    シールド上部とを冷却させてインゴット中心部の垂直温
    度勾配を増加させる段階として備えられることを特徴と
    する請求項12記載の単結晶シリコンインゴットの製造
    方法。
  16. 【請求項16】 前記引上げ速度の臨界値は0.5mm
    /min以上であることを特徴とする請求項12記載の
    単結晶シリコンインゴットの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記インゴットの周縁部と中心部との
    垂直温度勾配の差が3K/cm以下であることを特徴と
    する請求項12記載の単結晶シリコンインゴットの製造
    方法。
  18. 【請求項18】 前記第3段階で成長したインゴット
    は、 前記中心軸を含んでおり、前記中心軸に対して対称な形
    でFPDとDSODとが共存している第1領域と、 前記第1領域の外側から前記インゴットの周縁部へ向っ
    て形成され、FPDは存在せずDSODのみが存在する
    第2領域と、 前記第2領域の外側から前記インゴットの周縁部へ向っ
    て形成され、OSF領域が存在する第3領域と、 前記第3領域と前記インゴット周縁部との間に形成さ
    れ、凝集ベーカンシー無欠陥領域のみが存在するか、又
    は、凝集ベーカンシー無欠陥領域と凝集インタースティ
    シャル無欠陥領域とが共存する第4領域と、を含むこと
    を特徴とする請求項12記載の単結晶シリコンインゴッ
    トの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第3領域は前記インゴット半径の
    20%以上であることを特徴とする請求項18記載の単
    結晶シリコンインゴットの製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第2領域と第3領域とを含んでい
    る部分のインゴット長さが前記一定直径のボディ長さの
    20%以上であることを特徴とする請求項18記載の単
    結晶シリコンインゴットの製造方法。
  21. 【請求項21】 FPD領域内のFPD密度が250個
    /cm以下であることを特徴とする請求項18乃至請
    求項20のいずれかに記載の単結晶シリコンインゴット
    の製造方法。
  22. 【請求項22】 酸素濃度が12ppma以下であるこ
    とを特徴とする請求項18乃至請求項20のいずれかに
    記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
  23. 【請求項23】 中心軸と、前記中心軸方向に対して一
    定直径のボディと、周縁部と、前記中心軸から前記周縁
    部への半径を有する単結晶シリコンインゴットをCZ法
    を用いて製造する方法において、 熱シールドを備えたホットゾーンのメルトギャップを調
    整して前記インゴットの周縁部の垂直温度勾配を減少さ
    せる段階と、インゴット上部と熱シールド上部とを冷却
    させてインゴット中心部の垂直温度勾配を増加させる段
    階とから構成され、 OSFリングが急激に収縮できるように、ホットゾーン
    内のインゴットの成長及び冷却条件をインゴット半径方
    向へ均一に調整する第1段階と、 停止実験で前記第1段階で調整されたホットゾーン内の
    インゴットの成長及び冷却条件の均一度を確認する第2
    段階と、 前記第1段階で調整されたインゴットの成長及び冷却条
    件の均一度を維持しながら、OSFリングが急激に収縮
    する引上げ速度の臨界値を決定する第3段階と、 前記第1段階で調整されたホットゾーン内のインゴット
    の成長及び冷却条件の均一度と、前記第3段階で決定さ
    れた引上げ速度の臨界値とを維持しながら、インゴット
    を成長させる第4段階と、を含むことを特徴とする単結
    晶シリコンインゴットの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記引上げ速度の臨界値は0.5mm
    /min以上であることを特徴とする請求項23記載の
    単結晶シリコンインゴットの製造方法。
  25. 【請求項25】 前記インゴットの周縁部と中心部との
    垂直温度勾配の差が3K/cm以下であることを特徴と
    する請求項23記載の単結晶シリコンインゴットの製造
    方法。
  26. 【請求項26】 前記第4段階で成長したインゴット
    は、 前記中心軸を含んでおり、前記中心軸に対して対称な形
    でFPDとDSODとが共存する第1領域と、 前記第1領域の外側から前記インゴットの周縁部へ向っ
    て形成され、FPDは存在せずDSODのみが存在する
    第2領域と、 前記第2領域の外側から前記インゴットの周縁部へ向っ
    て形成され、OSF領域が存在する第3領域と、 前記第3領域と前記インゴット周縁部との間に形成さ
    れ、凝集ベーカンシー無欠陥領域のみが存在するか、又
    は凝集ベーカンシー無欠陥領域とインタースティシャル
    無欠陥領域とが共存する第4領域と、を含むことを特徴
    とする請求項23記載の単結晶シリコンインゴットの製
    造方法。
  27. 【請求項27】 前記第3領域は前記インゴット半径の
    20%以上であることを特徴とする請求項26記載の単
    結晶シリコンインゴットの製造方法。
  28. 【請求項28】 前記第2領域と第3領域とを含んでい
    る部分のインゴット長さが前記一定直径のボディ長さの
    20%以上であることを特徴とする請求項26の単結晶
    シリコンインゴットの製造方法。
  29. 【請求項29】 FPD領域内のFPD密度が250個
    /cm以下であることを特徴とする請求項26乃至請
    求項28のいずれかに記載の単結晶シリコンインゴット
    の製造方法。
  30. 【請求項30】 酸素濃度が12ppma以下であるこ
    とを特徴とする請求項26乃至請求項28のいずれかに
    記載の単結晶シリコンインゴットの製造方法。
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