JP2002145264A - 平版印刷版の梱包構造及び梱包方法 - Google Patents

平版印刷版の梱包構造及び梱包方法

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JP2002145264A
JP2002145264A JP2000343515A JP2000343515A JP2002145264A JP 2002145264 A JP2002145264 A JP 2002145264A JP 2000343515 A JP2000343515 A JP 2000343515A JP 2000343515 A JP2000343515 A JP 2000343515A JP 2002145264 A JP2002145264 A JP 2002145264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平版印刷版の梱包に用いる梱包材料のサイズ
等を変えることなく、サイズがそれぞれ異なる多種類の
平版印刷版を簡単に梱包し、かつ開梱後の梱包材料を効
率的にリサイクルする。 【解決手段】 平版印刷版14の梱包構造では、中間梱
包体10がボックスパレット26におけるパレット部2
8上に積載されると共に、ボックス部29内に格納され
ている。ボックスパレット26におけるボックス部29
と包装部材42,44により包装された中間梱包体10
との隙間内には複数のエアバッグ48が挿入され、これ
らのエアバッグ48内には、ボックス部29と中間梱包
体10との隙間容積に応じた量の高圧エアが充填されて
いる。これにより、高圧エアが充填されたエアバッグ4
8によりボックス部29内に格納された中間梱包体10
を拘束でき、かつ外部からの衝撃を緩衝して束13を保
護できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版の束を
荷崩れや損傷を防止しつつ運搬可能とする平版印刷版の
梱包構造及び、この梱包構造を用いた版印刷版の梱包方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光性印刷版、感熱性印刷版等の平版印
刷版が平積み状態で積載されるパレットとしては、例え
ば、特開2000−118533号公報に記載されてい
るものがある。このパレットは、製造コストの低減等の
ために段ボールを素材としており、平版印刷版が積載さ
れる積載板と、この積載板と平行に配置された底板と、
積載板と底板との間に配置されて積載板と底板とを連結
した複数の脚部とにより構成されている。このパレット
では、積載板と底板との間における一対の脚部間が挿入
穴とされており、この挿入穴にフォークリフトのフォー
ク等の挿入部材が挿入され、この挿入部材により持ち上
げられた状態でパレットは運搬される。
【0003】一方、平版印刷版の製造ラインには、規定
サイズに切断加工されべルトコンベア上から1枚ずつ順
次投下される平版印刷版を所定の集積位置へ装填された
パレット上に自動的に集積する集積装置を備えたものが
ある。このような集積装置で用いられるパレットは、そ
の集積板の面方向に沿った形状(面形状)が平版印刷版
の面形状と同一であることが望ましい。すなわち、この
ような集積装置では、例えば、べルトコンベア上から投
下される平版印刷版をストッパ部材により緩衝しつつ、
慣性力を失い落下する平版印刷版をガイド板により積載
板上まで案内する。このとき、積載板の面形状が平版印
刷版の面形状と一致している方が、積載板上に集積され
た平版印刷版の面方向に沿った位置決め精度を向上でき
る。
【0004】また積載板上に集積された所定枚数の平版
印刷版を、防湿、遮光等のために内装紙により包装する
際にも、積載板の面形状が平版印刷版の面形状と一致し
ていれば、内装紙の端部を一定の厚さを有する積載板の
側端面に粘着テープ等により貼付けて内装紙を固定でき
るので、内装紙による包装作業が容易になり、さらに平
版印刷版の端面に粘着テープを貼付ける必要がなくな
り、品質上問題となることがある粘着テープから平版印
刷版への糊の転移も防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−118533号公報記載の平版印刷版積載用の
パレットでは、平版印刷版の形状に対応する形状とされ
る積載板がパレットの天板に固着された構造になってい
るので、集積装置に装填される積載板の面形状を平版印
刷版の面形状と一致させようとすれば、製造ラインで製
造される平版印刷版のサイズ毎にそれぞれ形状が異なる
複数種類のパレットを用意する必要がある。このため、
パレットが多品種で少量生産となってパレットの製造コ
ストを抑制できず、また平版印刷版の製造工場でも、多
種類のパレットをストックしておかなければならず、コ
スト的にもスペース的にも効率が良くないという問題が
ある。
【0006】またパレット上に積載された所定枚数の平
版印刷版は、内装紙等の包装材により包装された後に金
属製又は樹脂製のベルトによりパレットに結束固定され
る。従って、パレット上の平版印刷版には包装材を介し
てベルトから大きな加圧力が作用する。この加圧力によ
る平版印刷版の局部変形や受圧部での品質変化を防止す
るため、内装紙により包装(内装)されたパレット上の
平版印刷版は十分な厚みがある段ボール等の外装材によ
り更に包装(外装)され、この外装材によりベルトから
保護されていた。従って、パレットを用いた従来の平版
印刷版の梱包構造では、多量の内装紙や外装材等の包装
材が必要になるが、このような包装材は、事実上リーユ
ースが不能で、多くの場合ユーザにより廃棄される。こ
のため、従来のパレットを用いた平版印刷版の梱包構造
は、省資源の観点からもコスト低減の観点からも無駄が
多かった。
【0007】本発明の目的は、上記事実を考慮して、平
版印刷版の梱包に用いる梱包材料のサイズ等を変えるこ
となく、サイズがそれぞれ異なる多種類の平版印刷版を
簡単に梱包でき、かつ開梱後の梱包材料を効率的にリユ
ースできる平版印刷版の梱包構造及び梱包方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の平版印刷版の梱
包構造によれば、結束部材が積載部材の積載面上におけ
る平版印刷版の束に巻き付けられ、この結束部材により
平版印刷版間の相対移動が拘束されると共に、平版印刷
版の束が積載部材に結束固定されることにより、平版印
刷版の束を構成する平版印刷版間のずれが防止されると
共に、平版印刷版の束の積載部材に対するずれが防止さ
れる。
【0009】またボックスパレットにおけるパレット部
上に積載された積載部材及び平版印刷版の束が、遮光性
及び防湿性を有する内装部材により包み込まれることに
より、内装部材により平版印刷版へ光及び湿度の接触さ
れるので、光及び湿度の影響による平版印刷版の品質変
化を長期防止できる。
【0010】また中空状のスペーサ部材がボックスパレ
ットにおけるボックス部と積載部材及び平版印刷版の束
との隙間内に挿入され、かつスペーサ部材内にボックス
部と積載部材及び平版印刷版の束との隙間容積に応じた
量の流体が充填されることにより、流体が充填されたス
ペーサ部材によりボックス部内に格納された積載部材及
び平版印刷版の束の移動を拘束でき、かつ外部からの衝
撃を緩衝して平版印刷版の束を保護できる。
【0011】このとき、梱包される平版印刷版のサイズ
に応じてボックス部と積載部材及び平版印刷版の束との
隙間容積が変化した場合でも、中空袋状のスペーサ部材
内へ充填する流体の量を隙間容積に応じて調整すること
により、ボックス部内での積載部材及び平版印刷版の束
の移動を確実に拘束できる。具体的には、スペーサ部材
が積載部材及び平版印刷版の束の一方又は双方へ十分な
圧接力で圧接するようにスペーサ部材内へ流体を充填す
れば、ボックス部内での積載部材及び平版印刷版の束の
移動を拘束できる。スペーサ部材内へ充填する流体は液
体及び気体の何れでも良いが、例えば、スペーサ部材の
破損等により流体漏れが発生した場合も、平版印刷版へ
の品質影響が無く、かつコスト的にも安価な空気が充填
及び排気可能とされたエアバックをスペーサ部材として
適用できる。
【0012】ここで、主要な梱包材料であるボックスパ
レット及びスペーサ部材については、束を構成する平版
印刷版のサイズに影響されることなく、複数サイズの平
版印刷版の束を梱包でき、かつ構造的に使用による劣化
も少ないので、開梱後もこれら主要な梱包材料について
は簡単にリユースできる。
【0013】また積載部材及び前記パレット部の一方に
凹部を設けると共に、積載部材及び前記パレット部の他
方に積載部材がパレット部上に積載される際に凹部内へ
嵌挿し、積載部材を所定の基準位置へ位置決めし積載部
材の面方向に沿った移動を拘束する凸部を設けるように
すれば、積載部材をパレット上に載置しつつ、凸部を凹
部内へ嵌挿することにより、積載部材及び平版印刷版の
束がボックス部内の所定の基準位置へ位置決めされるの
で、積載部材及び平版印刷版の束の位置決め作業が簡単
になり、さらにスペーサ部材によりボックス部内におけ
る積載部材及び平版印刷版の束の上方への移動のみを拘
束することにより、ボックス部内における積載部材及び
平版印刷版の移動を確実に拘束できるので、スペーサ部
材の使用量を減少し、あるいはスペーサ部材の使用量を
増加することなくボックス部内における積載部材及び平
版印刷版に対する拘束力を増大できる。
【0014】本発明の平版印刷版の梱包方法によれば、
積載部材及び平版印刷版の束がボックス部内に格納され
た後に、ボックス部と積載部材及び平版印刷版の束との
隙間内に挿入されたスペーサ部材内に、積載部材及び平
版印刷版の束の一方又は双方へ圧接するまで流体を充填
することより、予めスペーサ部材内へ充填する流体の適
正量を設定しておかなくても、スペーサ部材内へ流体を
充填しつつスペーサ部材内の流体圧又はスペーサ部材へ
流体を供給する流体回路の背圧を測定すれば、スペーサ
部材が積載部材及び平版印刷版の束へ及ぼしている圧接
力を推定し、この圧接力が適正値となる流体がスペーサ
部材へ充填されたタイミングを精度良く判断できる。こ
の結果、平版印刷版のサイズ等に影響されることなく、
スペーサ部材内へ適正量の流体を安定的に充填できるよ
うになるので、ボックス部内における積載部材及び平版
印刷版の束の移動を確実に拘束できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
平版印刷版の梱包構造及び梱包方法について説明する。
【0016】(第1の実施形態)先ず、図1に基づいて
本発明の第1の実施形態に係る平版印刷版の梱包構造に
おける中間梱包体10について説明する。図1に示され
る中間梱包体10は、所定枚数の平版印刷版14が積載
される積載部材12を備えている。積載部材12には、
図1(A)に示されるようにその面央部に厚さ方向に沿
って貫通する嵌挿穴16が穿設されている。この嵌挿穴
16は、その面方向に沿った断面形状が長方形とされて
いる。また積載部材12は、その上面部の面方向に沿っ
た形状(面形状)が平版印刷版14の面形状と略同一と
されている。この平版印刷版14は、長方形の薄肉板状
に形成されたアルミニウム製の支持体上に感光層又は感
熱層が塗布されたものであり、この平版印刷版14には
デジタル画像処理を用いた自動製版システムへ適応可能
なPS版やCTP版等が含まれている。
【0017】積載部材12は、例えば、複数枚の段ボー
ルを厚さ方向に沿って積層し、これらの段ボールを接着
剤等により貼り合わすことにより構成されている。この
とき、積載部材12を構成する複数枚の段ボールは、厚
さ方向に沿って隣接する段ボールとの間で波目方向が互
いに直交するような方向とされてそれぞれ積層されてい
る。これにより、積載部材12は特定方向の曲げ応力に
対して脆弱化することが防止されている。また積載部材
12を構成する段ボールの表裏面をクロス貼りとして、
積載部材12の耐久性、特に表面部分の耐久性を高める
ようにしても良い。
【0018】積載部材12の素材となる段ボールの種類
については、次のような条件により適宜選択される。先
ず、段ボールの段(フルート)を好ましい順に挙げる
と、BAフルート又はABフルート、Aフルート、Bフ
ルート、Cフルートである。また、段ボールの表ライナ
ー及び裏ライナーの級を好ましい順に挙げると、AA
級、A級、B級、C級であり、表ライナー及び裏ライナ
ーの坪量としては、160(g/m2)以上440(g
/m2)以下が適当である。また段ボールの中しんの種
類を好ましい順に挙げると、強化中しん、A級、B級、
C級であり、中しんの坪量としては、100(g/
2)以上280(g/m2)以下が適当である。
【0019】積載部材12の下部側には、図1(B)に
示されるようにシートパレット18が敷かれている。シ
ートパレット18は、厚紙、段ボール等の柔軟性を有す
るシート状材料により形成されており、長手方向に沿っ
た両端部がそれぞれ積載部材12の側方へ延出する被挟
持部20とされている。またシートパレット18の中央
部には、図1(A)に示されるように積載部材12の嵌
挿穴16に対応する開口部22が形成されており、積載
部材12は、シートパレット18上に載置され、その嵌
挿穴16のセンタが開口部22のセンタと略一致するよ
うに位置合わせされる。
【0020】次に、本実施形態に係る積載部材12上に
積載される平版印刷版14を加工するための加工ライン
について説明する。図6に示されるように加工ライン1
10の上流側には、あらかじめロール状に巻かれたウエ
ブ112を巻き出す送出機114が配設されている。送
出機114から送り出された長尺状のウエブ112がレ
ベラ115でカール矯正され、送りローラ118に至る
と、合紙117が貼り合わされ、帯電により密着されて
ノッチャー120に至る。なお、この合紙117として
は、例えば、漂白クラフトパルプから抄造した坪量20
〜60g/m2、密度0.7〜0.85g/cm3、水分
4〜6%、ベック平滑度10〜800秒、PH4〜6の
ものを適用できる。
【0021】ノッチャー120は、ウエブ112に打ち
抜き部を設け、裁断ローラ122の上刃及び下刃が、打
ち抜き位置でウエブ112の幅方向へ移動できるように
する。これにより、ウエブ112と合紙117とをまと
めて連続裁断しながら、ウエブ112の裁断幅を変更す
ることが可能となる。裁断で生じた裁断屑は、図示しな
いチョッパへ送られて細かく切断された後、回収コンベ
ア124によって回収箱126内に回収される。
【0022】なお、加工ライン110では、裁断ローラ
122とその周辺部材(図示省略)とで裁断ユニット1
28が構成されると共に、この裁断ユニット128が2
組用意されている。これにより、刃交換等の段取作業
を、ライン外の使用していない裁断ユニット128で行
うことができ、加工ライン110のライン停止時間を最
小限にすることが可能となっている。
【0023】このようにして、所定の裁断幅に裁断され
たウエブ112は、測長装置130により送り長が検出
され、指示されたタイミングで走間カッタ132により
切断される。これにより、設定されたサイズの平版印刷
版14が製造される。この平版印刷版14は、走間カッ
タ132の下流側に設けられたべルトコンベア134上
に載置される。べルトコンベア134の下流側には、平
版印刷版14の搬送経路としてべルトコンベア136か
らなる搬送経路とべルトコンベア138からなる搬送経
路とが並列的に設けられている。またべルトコンベア1
34からべルトコンベア136,138への分岐部に
は、べルトコンベア134上を搬送される平版印刷版1
4をべルトコンベア136及びべルトコンベア138の
何れか一方に振り分けるためのゲート機構(図示省略)
が配置されている。
【0024】べルトコンベア136及びべルトコンベア
138によりそれぞれ平版印刷版14が投下される集積
位置には、パレット10が予め装填された集積装置14
0が配置されている。この集積装置140は、べルトコ
ンベア140の直下からパレット10の側方まで延在す
るガイド部材(図示省略)、平版印刷版14の積載枚数
に応じてパレット10を高さ方向へ位置調整するリフタ
142等を備え、べルトコンベア136,138上から
順次投下される平版印刷版14をパレット10の積載部
材12上へ案内し、これらの平版印刷版14のサイズ等
に応じて200〜2000枚程度の平版印刷版14が平
積み状態で積層された平版印刷版の束13(図1参照)
を構成する。このとき、束13を構成する平版印刷版1
4は、面方向に沿って積載部材12の上面から側方へは
み出さないようにそれぞれ積層される。
【0025】積載部材12上の束13の少なくとも最上
部には2〜3枚程度の保護シート146が積層される。
この保護シート146としては、例えば、故紙から抄造
した坪量200〜1500g/m2、密度0.7〜0.
85g/cm3、水分4〜8%、ベック平滑度3〜20
秒、PH4〜6の厚紙を適用できる。また加工ライン1
10の終端部には結束装置(図示省略)が配置されてお
り、この結束装置は、集積装置のリフタ上の束13及び
シートパレット18に結束ベルト24を巻き付け、図1
(C)に示されるように結束ベルト24により束13及
びシートパレットを積載部材12に結束固定する。
【0026】なお、本実施形態に係る平版印刷版の加工
ライン110では、加工完了した平版印刷版14を集積
装置により積載部材12上に自動的に集積しているが、
ベルトコンベア140から投下された平版印刷版14を
20〜30枚程度の束とし、この束を作業者が手作業に
より積載部材12上へ運搬、積載し、図1(B)に示さ
れるような200〜2000枚程度の平版印刷版14か
らなる束13を積載部材12上へ構成するようにしても
良い。
【0027】束13及びシートパレット18が、図1
(C)に示されるように結束ベルト24により積載部材
12に結束固定されることにより、束13を構成する平
版印刷版14の他の平版印刷版14に対する相対移動
(ずれ)が防止されると共に、束13及びシートパレッ
ト18の積載部材12に対する移動がそれぞれ拘束され
る。また積載部材12には、束13からの荷重及び結束
ベルト24からの張力が作用することから、束13から
の荷重及び結束ベルト24からの張力を受けても圧縮変
形や座屈等の破損が生じない十分な強度が必要となる。
【0028】また、結束ベルト24により積載部材12
の下部側にシートパレット18を結束することにより、
このようなシートパレット18に適応するプル・プッシ
ュ機構を中間梱包体10の積替位置又は運搬装置へ配設
しておけば、プル・プッシュ機構により被挟持部20を
挟持させてシートパレット18を引張り又は押圧するこ
とにより、積替位置と運搬装置との間での中間梱包体1
0の移動が可能になる。但し、このようなプル・プッシ
ュ機構の使用を前提としない場合には、シートパレット
18を省略しても良い。
【0029】上記のようにして平版印刷版の加工ライン
110にて、構成(梱包)された中間梱包体10は、自
走台車、ローラコンベア、フォークリフト等の運搬装置
により加工ライン110から包装・梱包ラインへ運搬さ
れる。ここで、中間梱包体10は、図5に示されるよう
に折り畳み及び組立可能なボックスパレット26内へ格
納される。このボックスパレット26は、図5(F)に
示されるように組立状態では略直方体の筐体状とされて
おり、その底板部として肉厚板状のパレット部28が設
けられている。またボックスパレット26は、パレット
部28に対して着脱可能とされた一対の側板30と、パ
レット部28に対して下端部が揺動可能に連結された一
対の側板32と、パレット部28上に側板30,32と
共にボックス部29を構成する蓋板34とを備えてい
る。
【0030】次に、ボックスパレット26の組立方法を
簡単に説明する。ボックスパレット26は、図5(A)
に示される折畳状態ではパレット部28上に側板30,
32及び蓋板34がそれぞれ平積み状態で重ねられてい
る。この折畳状態のボックスパレット26を組み立てる
際には、先ず、図5(B)に示されるように蓋板34及
び一対の側板30をパレット部28上から持ち上げた後
に、図5(C)〜(D)に示されるように一対の側板3
2をそれぞれパレット部28上面から上方へ立ち上がる
ように揺動させる。
【0031】次いで、図5(D)〜(E)に示されるよ
うに一対の側板30をパレット部28上における一対の
側板32間に嵌め込む。これにより、パレット部28上
には上面側が開口した筐体が構成される。従って、この
筐体の上面開口に蓋板34を嵌めることにより、図5
(F)に示されるようにパレット部28上には、側板3
0,32及び蓋板34により外部から遮蔽されたボック
ス部29が構成される。またボックスパレット26を折
り畳む際には、上述した組立工程(図5(A)〜
(F))とは逆の順番で作業が行われ、ボックスパレッ
ト26が図5(F)に示される組立状態から図5(A)
に示される折畳状態とされ、パレット部28上に側板3
0,32及び蓋板34が平積み状態で重ねられる。
【0032】ボックスパレット26のパレット部28
は、多数回の繰り返し使用に耐え得るように、樹脂、木
材、金属等の十分な強度及び耐久性を有する材料により
形成されている。このパレット部28の各側端面には、
図5に示されるように挿入穴36が開口している。この
パレット部28の挿入穴36には、図3に示されるよう
に束13を格納したボックスパレット26の運搬時にフ
ォークリフトのフォーク等の挿入部材(図示省略)が挿
入され、この挿入部材によりボックスパレット26が持
ち上げられて運搬される。
【0033】パレット部28の上面は中間梱包体10が
載置される載置面38とされており、この載置面38の
上面中央部には、図2に示されるように高さ方向に沿っ
て扁平な直方体状とされた嵌挿部材40が固着されてい
る。この嵌挿部材40の面方向に沿った断面形状は、積
載部材12における嵌挿穴16の断面形状に対応する形
状とされている。
【0034】ボックスパレット26内へ中間梱包体10
を格納する際には、先ず、中間梱包体10をパレット部
28上にを載置しつつ、積載部材12の嵌挿穴16内へ
シートパレット18の開口部22を通して嵌挿部材40
を嵌挿する。これにより、面方向に沿って積載部材12
の中心とパレット部28の中心とが一致するように中間
梱包体10が位置決めされると共に、中間梱包体10の
パレット部28上での面方向に沿った移動が拘束され
る。次いで、図2(A)に示されるように側板30,3
2が組み立てられ、パレット部28上に上面が開口した
筐体が構成され、この筐体内にはパレット部28上に積
載された中間梱包体10が配置される。このとき、ボッ
クスパレット26は、ボックス部29の内寸法が中間梱
包体10に対して高さ方向、幅方向及び奥行方向に沿っ
てそれぞれ一定値以上長いものが選択される。
【0035】パレット部28上には、図2(A)に示さ
れるように蛇腹状に折り畳まれ、中間梱包体10を包装
するための包装部材42が中間梱包体10の外周側に設
置されている。この包装部材42は展開状態で筒状とな
るように形成されており、その下端部がパレット部28
上面に密着するように取り付けられている。この包装部
材42は、中間梱包体10が積載される前に予めパレッ
ト部28へ取り付けても、また中間梱包体10が積載さ
れた後に予めパレット部28へ取り付けるようにしても
良い。包装部材42は図2(B)に示されるように上方
へ展開可能とされており、上方へ展開することより中間
梱包体10の側面部分を覆うようになっている。また中
間梱包体10上には、中間梱包体10の上面部分を覆う
ように平板状の包装部材44が載置される。この包装部
材44は、その外周端付近が全周に亘って包装部材42
の上端部付近に粘着テープ46により貼り合わされる。
これにより、包装部材42,44は中間梱包体10を包
み込み、この中間梱包体10を外部から隔離された空間
内に収納する。
【0036】ここで、包装部材42,44は遮光性及び
防湿性を有する材料を素材とし、光及び湿気を遮断す
る。このような包装部材42,44の素材としては、例
えば、6μmのアルミ箔を13μmの低密度ポリエチレ
ンで坪量85g/m2のクラフト紙に貼り合わせたアル
ミクラフト紙、非親水性の樹脂からなる樹脂シート、フ
ィルム状の金属材料を積層した金属シートを用いること
ができる。なお、包装部材42,44を多数回の繰返し
使用(リユース)することを前提とする場合には、一般
的にアルミクラフト紙等の紙を含むものより、樹脂シー
トや金属シートが素材として有利である。
【0037】なお、本実施形態では、粘着テープ46に
より包装部材42に包装部材44を貼り合わせて中間梱
包体10を包装したが、中間梱包体10の高さに対して
筒長が十分長いも筒状の包装部材を用い、展開状態とし
た包装部材の上端部をベルト等で絞って密閉することに
より、筒状の包装部材のみを用いて中間梱包体10を包
装するようにしても良い。
【0038】包装部材42による中間梱包体10の包装
が完了すると、ボックス部29内には、図2(C)に示
されるように複数個(本実施形態では5個)のエアバッ
グ48が挿入される。このエアバッグ48は中空袋状に
形成されており、空気を充填及び排気するためのバルブ
部(図示省略)を備えている。エアバッグ48は内部に
空気が充填されていない収縮状態では薄いシート状にな
っており、空気の充填量の増加に伴い外形寸法が三次元
的に膨張するが、この外形寸法の膨張は主として厚さ方
向に生じるようになっている。
【0039】6個のうち5個のエアバッグ48は、図2
(C)に示されるように包装部材42,44により包装
された中間梱包体10の各側面部と側板30,32との
間に形成される隙間にそれぞれ挿入される。このとき、
収縮状態としたエアバッグ48を中間梱包体10と側板
30,32との間に挿入しても良いが、図2(C)に示
されるようにある程度空気を充填し、エアバッグ48に
厚みを付けることにより隙間への挿入作業が簡単にな
る。また残りの1個のエアバッグ48は、包装部材42
により包装された中間梱包体10の上面に載置される。
従って、蓋板34が閉められた状態では、エアバッグ4
8は蓋板34下面と中間梱包体10上面との間に形成さ
れる隙間内に位置する。各エアバッグ48は、その厚さ
方向が中間梱包体10とボックス部29との隙間の幅方
向と一致するように、これらの隙間内へ挿入される。
【0040】また、各エアバッグ48に設けられたバル
ブ部には、外部からボックス部29内へ導入された高圧
用ガスホース等からなるエア配管(図示省略)が接続さ
れ、このエア配管を通してボックス部29の外部に設置
されたエアコンプレッサ、エアタンク等のエアー源(図
示省略)からエアバッグ48内へ高圧エアが供給可能に
なっている。またエア配管には回路の内部圧力(背圧)
を測定するための圧力計が設けられている。
【0041】エアバッグ48がボックス部29内へ挿入
されると、蓋板34が側板30,32により構成された
筐体の上面開口へ嵌め込まれ、固定される。これによ
り、ボックス部29が組み立てられ、包装部材42,4
4により包装された中間梱包体10がボックス部29内
へ格納される。この状態で、エアー源からエアバッグ4
8内へ圧力計により測定される背圧が所定の目標値にな
るまで高圧エアを供給する。ここで、背圧の目標値は、
エアバッグ48が中間梱包体10へ所要の加圧力で圧接
した時のエアバッグ48の内圧を予め測定しておき、こ
の内圧の測定値に基づいて設定される。これにより、背
圧の測定値が目標値になった時には、図3に示されるよ
うにエアバッグ48は、包装部材42,44を介して中
間梱包体10の各側面部及び上面部にそれぞれ均等な加
圧力(気体圧力)を作用させ、この加圧力によりボック
ス部29内における中間梱包体10の移動を拘束すると
共に、包装部材42を中間梱包体10の外面へ確実に密
着させる。このように平版印刷版14(束13)を梱包
したボックスパレット26は、パレット部28の挿入穴
36内へフォークリフトのフォーク等の挿入部材を挿入
することにより、前記挿入部材により持ち上げて運搬可
能になる。
【0042】一方、図3に示されるようにボックスパレ
ット26等の梱包材料により梱包された束13は出荷さ
れてユーザにより開梱される。ボックスパレット等の梱
包材料により梱包された束13を開梱する際には、先
ず、ボックスパレット26の蓋板34を取り外した後、
各エアバッグ48のバルブ部を開放してエアバッグ48
内の空気をある程度排気させる。これにより、各エアバ
ッグ48がボックス部29内から簡単に取り出せる。エ
アバッグ48が取り出されたならば、包装部材42,4
4を貼り合わせた粘着テープ46(図2(B)参照)を
剥がし、包装部材44を取り出すと共に、包装部材42
をパレット部28側へ蛇腹状に折り畳む。
【0043】次いで、ボックス部29における前後の一
対の側板30をパレット部28から取り外し、この状態
でプル・プッシュ機構によりシートパレット18を挟持
すれば、プル・プッシュ機構及びフォークリフト等の運
搬装置により中間梱包体10を簡単に搬送できるように
なる。所望の位置に搬送された中間梱包体10は結束ベ
ルト24が外されて開梱が完了する。
【0044】次に、本実施形態の平版印刷版の梱包構造
及び梱包方法による作用について説明する。本実施形態
の平版印刷版の梱包構造によれば、エアバッグ48がボ
ックスパレット26におけるボックス部29と包装部材
42,44により包装された中間梱包体10との隙間内
に挿入され、エアバッグ48内にボックス部29と中間
梱包体10との隙間容積に応じた量の高圧エアが充填さ
れることにより、高圧エアが充填されたエアバッグ48
によりボックス部29内に格納された中間梱包体10を
拘束でき、かつ外部からの衝撃を緩衝して束13を保護
できる。
【0045】このとき、梱包される平版印刷版14のサ
イズに応じてボックス部29と中間梱包体10との隙間
容積が変化した場合でも、エアバッグ48内へ充填する
高圧エアの量を隙間容積に応じて調整することにより、
ボックス部29内での中間梱包体10の移動を確実に拘
束できる。具体的には、エアバッグ48が中間梱包体1
0における積載部材12及び束13の一方又は双方へ十
分な圧接力で圧接するようにエアバッグ48へ高圧エア
を充填すれば、ボックス部29内での中間梱包体の移動
を拘束できる。この結果、主要な梱包材料であるボック
スパレット26及びエアバッグ48については、束13
を構成する平版印刷版のサイズに影響されることなく、
複数サイズの平版印刷版14からなる束13を梱包で
き、かつ構造的に繰り返し使用による劣化も少ないの
で、開梱後もこれら主要な梱包材料については簡単にリ
ユースでき、かつ梱包材料のコスト及び保管スぺースの
抑制が可能になる。
【0046】なお、本実施形態では、ボックス部29と
中間梱包体10の間に挿入されるスペーサ部材として高
圧エアが充填されるエアバッグ48を用いたが、このよ
うなスペーサ部材としては、気体以外の液体、粘性流体
等が充填されて膨張するものでも良く、また充填後に容
積が膨張する発泡性材料が充填されるものでも良い。
【0047】また本発明の平版印刷版の梱包方法によれ
ば、中間梱包体10がボックスパレット26におけるパ
レット部28上に積載され、ボックス部29内に格納さ
れた後に、ボックス部29と中間梱包体10との隙間内
に挿入されたエアバッグ48内に中間梱包体10へ圧接
するまで高圧エアを充填することより、予めエアバッグ
48内へ充填する高圧エアの量を定めておかなくても、
エアバッグ48内へ高圧エアを充填しつつエアバッグ4
8内へ高圧エアを供給するエア配管の背圧を測定すれ
ば、エアバッグ48が中間梱包体10へ及ぼしている加
圧力を推定し、この加圧力が適正値となる高圧エアがエ
アバッグ48内へ充填されたタイミングを精度良く判断
できる。この結果、平版印刷版14のサイズ等に影響さ
れることなく、エアバッグ48内へ適正量の高圧エアを
安定的に充填できるようになるので、ボックス部29内
における中間梱包体10の移動を確実に拘束できる。
【0048】但し、ボックス部29の蓋板34を外した
ままエアバッグ48内へ高圧エアを充填しつつ、作業者
が目視及び手触りにてエアバッグ48の膨張を確認し、
エアバッグ48内へ適正な高圧エアが充填されたタイミ
ングを判断するようにしても良い。
【0049】(第2の実施形態)図4には本発明の第2
の実施形態に係る平版印刷版の梱包構造が示されてい
る。なお、本発明の第2の実施形態に係る平版印刷版の
梱包構造で、第1の実施形態に係る平版印刷版の梱包構
造と構成及び作用が同一の部材については、同一符号を
付して説明を省略する。ここで、本実施形態に係るの梱
包構造で、第1の実施形態に係る平版印刷版の梱包構造
と異なる点は、スペーサ部材としてのエアバッグの形状
及び構造と、包装部材42,44が省略されている点の
みであり、他の点については第1の実施形態に係る平版
印刷版の梱包構造と共通化されている。
【0050】本実施形態に係るエアバッグ50は、下面
側が開口した略筐体状に形成され、その皮殻部が遮光性
及び防湿性を有する素材により構成されている。このエ
アバッグ50は、ある程度エアが充填された状態で、パ
レット部28及び側板30,32からなる筐体内に配置
された中間梱包体10の側面部及び上面部を覆うように
中間梱包体10へ被せられる。この後に、前記筐体の上
面開口部に蓋板34が嵌め込まれ、中間梱包体10がボ
ックス部29内に格納されると、エアバッグ50内に
は、図4に示されるように高圧エアが追加充填されて中
間梱包体10の側面部及び上面部へそれぞれ均一な加圧
力で圧接する。またエアバッグ50は、高圧エアが充填
されて中間梱包体10へ圧接した状態では、その下端部
がパレット部28の載置面38へ圧接するようになって
いる。これにより、高圧エアが充填されたエアバッグ5
0によりボックス部29内に格納された中間梱包体10
の移動が拘束される。またエアバッグ50自体が遮光性
及び防止性を有することから、エアバッグ50内への光
及び湿気の侵入を防止できるので、中間梱包体10にお
ける平版印刷版14を光及び湿気から保護できる。
【0051】従って、本実施形態に係る平版印刷版の梱
包構造によれば、第1の実施形態に係る梱包構造と同様
な作用及び効果を得られ、さらに遮光性及び防湿性を有
する包装部材により中間梱包体10を包装(内装)しな
くても、平版印刷版14を光及び湿気から保護できるの
で、第1の実施形態と比較して梱包構造及び梱包作業を
簡略化できる。
【0052】なお、図6に示される加工ライン110
は、本実施形態に係る積載部材12上に平版印刷版14
の束13を構成するための装置の一例にすぎず、このよ
うな加工ライン110以外の平版印刷版の製造装置(加
工装置を含む)や手作業により構成される平版印刷版の
束13についても、本実施形態に係る梱包構造及び梱包
方法を適用できることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の平版印刷版
の梱包構造及び梱包方法によれば、平版印刷版の梱包に
用いる梱包材料のサイズ等を変えることなく、サイズが
それぞれ異なる多種類の平版印刷版を簡単に梱包でき、
かつ開梱後の梱包材料を効率的にリユースできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る平版印刷版の
中間梱包体の構成及びその梱包工程を示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る平版印刷版の
梱包構造の梱包工程を示す側面断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る平版印刷版の
梱包構造の構成を示す側面断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る平版印刷版の
梱包構造の構成を示す側面断面図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る平版印刷版の梱包構
造におけるボックスパレットの構造及び組立・折畳工程
を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る梱包構造及び梱包方
法が適用される平版印刷版の加工ラインの構成を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 中間梱包体 12 積載部材 13 束(平版印刷版の束) 14 平版印刷版 16 嵌挿穴(凹部) 24 結束ベルト(結束部材) 26 ボックスパレット 28 パレット部 29 ボックス部 40 嵌挿部材(凸部) 42,44 包装部材 46 粘着テープ(包装部材) 48 エアバッグ(スペーサ部材) 50 エアバッグ(スペーサ部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/10 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面部にパレット本体上に積載される平
    版印刷版の面形状に対応する面形状とされた積載面が設
    けられ、該積載面上に所定枚数の平版印刷版が積層され
    て平版印刷版の束が構成される積載部材と、 前記積載面上における平版印刷版の束に巻き付けられて
    平版印刷版間の相対移動を拘束すると共に、平版印刷版
    の束を前記積載部材に結束固定する結束部材と、 前記積載部材に結束された平版印刷版の束が積載される
    パレット部及び、前記積載部材及び平版印刷版の束を格
    納するボックス部が設けられたボックスパレットと、 前記ボックスパレットに設置され、前記パレット部上に
    積載された前記積載部材及び平版印刷版の束を包み込
    む、遮光性及び防湿性を有する包装部材と、 前記ボックス部と前記積載部材及び平版印刷版の束との
    隙間内に挿入され、該隙間の容積に応じた量の流体が充
    填される中空袋状のスペーサ部材と、 を有することを特徴とする平版印刷版の梱包構造。
  2. 【請求項2】 前記積載部材及び前記パレット部の一方
    に設けられた凹部と、 前記積載部材及び前記パレット部の他方に設けられ、前
    記積載部材が前記パレット部上に積載される際に前記凹
    部内へ嵌挿され、前記積載部材を所定の基準位置へ位置
    決めし該積載部材の面方向に沿った移動を拘束する凸部
    と、 を有することを特徴とする請求項1記載の平版印刷版の
    梱包構造。
  3. 【請求項3】 前記スペーサ部材は、内部に加圧空気が
    充填されて膨張するエアバッグであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の平版印刷版の梱包構造。
  4. 【請求項4】 前記ボックスパレットは、前記ボックス
    部が前記パレット部上へ平積み状態となるように折畳み
    可能とされたことを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の平版印刷版の梱包構造。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、4又は5記載の平版
    印刷版の梱包構造を用いた平版印刷版の梱包方法であっ
    て、 前記積載部材及び平版印刷版の束が前記ボックス部内に
    格納された後に、 前記ボックス部と前記積載部材及び平版印刷版の束との
    隙間内に挿入されたスペーサ部材内に、前記積載部材及
    び平版印刷版の束の一方又は双方へ圧接するまで流体を
    充填することを特徴とする平版印刷版の梱包方法。
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