JP2002140616A

JP2002140616A - 広告効果測定管理システム

Info

Publication number: JP2002140616A
Application number: JP2000336516A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Ozeki; 関茂雄尾; Nobunori Usami; 佐美進典宇
Original assignee: AXIV COM Inc; Axivcom Inc
Current assignee: AXIV COM Inc; Axivcom Inc
Priority date: 2000-11-02
Filing date: 2000-11-02
Publication date: 2002-05-17

Abstract

(57)【要約】【課題】オフライン広告の正確な広告効果を測定でき
る広告効果測定管理システムを提供する。【解決手段】オフラインでの企業の各種広告媒体にお
ける広告効果を評価するコンピュータシステムにおい
て、各企業が提供するキャンペーン又は広告媒体を特定
するキャンペーン特定情報と、キャンペーン又は広告媒
体に対応付けられたメールアドレスとを含むキャンペー
ン・データベースと、広告媒体に掲載されたメールアド
レスを用いてキャンペーン又は広告媒体による広告効果
測定に応募したユーザーの入力情報が登録される応募デ
ータベースとを備え、キャンペーン又は広告媒体による
広告効果測定を、インターネットを含む通信ネットワー
クを介してユーザーが広告媒体に掲載されたメールアド
レス宛てに携帯無線端末より電子メールを送信すること
によって行い、オンラインによる広告効果を加味するこ
とで正確な広告効果を測定するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線端末から
オフライン上のキャンペーン又は広告媒体による広告効
果測定への応募を募り、キャンペーンの応募受付や広告
媒体毎の広告効果を測定するシステムに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネットの利用が急速に拡
大しつつあり、特にホームページと呼ばれる画像を中心
とする情報を、そのページのアドレスを示すＵＲＬ（Un
iformResource Locator）に従ってアクセスし、Ｗｅｂ
ブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムを利用
して閲覧する利用形態が広範に行われている。このよう
なインターネット上のホームページの機能が注目を集
め、オンラインショッピングやアンケート等の商用利用
も急増している。これを受けて、インターネットでもホ
ームページにスポンサーが付き、盛んに広告が行われる
ようになってきた。しかしホームページ上の広告がどの
程度の広告効果を持つかの評価は、その広告がユーザー
によってどの程度見られているのかを把握する必要があ
る。そのためには広告を掲載するホームページへのアク
セス回数が重要となり、ホームページへのアクセスの実
績を記録するアクセスログ記録等からアクセス回数を集
計して、広告掲載料金決定の指標としていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例におけるインターネットを用いて開設されたホーム
ページを、ユーザーが閲覧してアクセスするような形態
ではアクセス回数を直接記録し集計することでオンライ
ン広告の評価が可能であるが、情報提供者が広告主の企
業から受注したキャンペーン等を、インターネットを利
用しない一般ユーザーを対象とした街頭の看板、店舗の
商品、ＴＶなどの広告媒体を介して行うオフライン広告
の場合は、ユーザーが実際に着目した広告の正確な集計
ができないので広告効果の評価が不可能であるという問
題があった。

【０００４】そこで、本発明は、オフラインのキャンペ
ーン対象毎にメールアドレスを割り振り、ユーザーは携
帯無線端末からこのメールアドレスを使って応募し、デ
ータベースへは各キャンペーンとメールアドレスを対応
させて一意に識別できるように登録することによってオ
フライン広告効果が測定でき、オンライン広告をも統合
した広告効果の測定が可能になる広告効果測定管理シス
テムを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、オフラインでの企業の各
種広告媒体における広告効果を評価するコンピュータシ
ステムにおいて、各企業が提供するキャンペーン又は広
告媒体を特定するキャンペーン特定情報と前記キャンペ
ーン又は前記広告媒体に対応付けられたメールアドレス
とを含むキャンペーン・データベースと、前記広告媒体
に掲載されたメールアドレスを用いてキャンペーン又は
広告媒体による広告効果測定に応募したユーザーの入力
情報が登録される応募データベースとを備え、前記キャ
ンペーン又は前記広告媒体による広告効果測定を、イン
ターネットを含む通信ネットワークを介してユーザーが
前記広告媒体に掲載されたメールアドレス宛てに携帯無
線端末より電子メールを送信することによって行うこと
を特徴としている。

【０００６】請求項２に記載の発明は、キャンペーンを
行う各企業を特定する企業特定情報が登録される企業デ
ータベースを備え、クライアント企業からの受注キャン
ペーン又は広告媒体に対し特定のメールアドレスを発行
して割当てるメールアドレス発行手段と、企業のキャン
ペーン登録を行い、前記メールアドレスを各広告媒体に
掲載してキャンペーンを開始するキャンペーン受注手段
と、前記メールアドレス発行手段により前記キャンペー
ン又は広告媒体に対応付けられたメールアドレスをキャ
ンペーン・データベースに格納するキャンペーンデータ
格納手段とを備えることを特徴としている。

【０００７】請求項３に記載の発明は、メール送受信機
能を有する携帯無線端末を用いて、キャンペーン又は広
告媒体に対応付けられたメールアドレスにユーザーが空
のメールを送信して、前記キャンペーン又は広告媒体に
よる広告効果測定への応募を行うキャンペーン応募手段
と、前記ユーザーからの応募メールを受付け該当キャン
ペーン又は広告媒体の有無を前記キャンペーン・データ
ベースより確認するキャンペーン受付手段と、前記キャ
ンペーンが応募対象期間であれば応募データベースを確
認しユーザーの応募データが無い場合は前記応募データ
ベースに登録するキャンペーン応募登録手段とを備える
ことを特徴としている。

【０００８】請求項４に記載の発明は、前記キャンペー
ン又は広告媒体による広告効果測定に応募するユーザー
からのメールを受信しメールアドレス毎のメールボック
スを有するメールサーバーを備え、前記キャンペーン受
付手段は、ユーザーの携帯無線端末からの応募送信メー
ルを自動的にキャンペーン又は広告媒体毎に仕分けるこ
とを特徴としている。

【０００９】請求項５に記載の発明は、前記キャンペー
ン又は前記広告媒体による広告効果測定に応募するユー
ザーを特定するＩＤ、パスワード、名前（又は名称）を
少なくとも含む会員特定情報が登録される会員データベ
ースと、前記キャンペーンを提供するクライアント企
業、前記キャンペーン又は広告媒体による広告効果測定
に応募するユーザー、及びシステム管理者に情報を提供
するＷｅｂサーバーとを備え、前記メールサーバーが、
前記ユーザーに前記キャンペーン又は広告媒体に係わる
情報をメールで送信する機能を有し、前記キャンペーン
応募登録手段で登録済みのユーザーに、前記キャンペー
ンを行う企業の提供情報が掲載されたＷｅｂページのＵ
ＲＬリンク付きメールを送信する提供情報ＵＲＬ通知手
段と、メール送受信機能とＷｅｂブラウザ機能とを有す
る携帯無線端末を用いて、前記ユーザーが前記ＵＲＬを
指定してＷｅｂページを参照し、前記提供情報の懸賞・
プレゼント等に応募する提供情報応募手段と、前記ユー
ザーが参照する提供情報のＷｅｂページへの入力によ
り、応募データベースから再度該当ユーザーのチェック
を行い、ユーザーが必要事項を入力することによって会
員データベースへの会員登録を行う会員登録手段と、ユ
ーザーに応募又は会員登録手続きの完了をメールで通知
する応募登録完了手段とを備えることを特徴としてい
る。

【００１０】請求項６に記載の発明は、前記会員登録が
完了したユーザーに、前記キャンペーン又は広告媒体に
よる広告効果測定への応募を受付ける度にポイントを付
与し、得られたポイントに相当する金券又は商品との交
換ができることを特徴としている。

【００１１】請求項７に記載の発明は、前記ユーザーが
応募した前記キャンペーン又は広告媒体に係わる広告閲
覧効果を、通信ネットワークを介して確認できるレポー
ティング手段と、キャンペーン又は広告媒体に係わる応
募者データをデータベースからダウンロードできる応募
者データダウンロード手段とを備えることを特徴として
いる。

【００１２】請求項８に記載の発明は、前記メールアド
レスが、ユーザーＩＤの部分を複数桁の数字で構成し、
少なくとも最初の２桁以上にキャンペーン・コードを割
当て、次の複数桁に自由コードを割当て、最終桁に誤り
訂正のチェックデジットを付加していることを特徴とし
ている。

【００１３】請求項９に記載の発明は、前記キャンペー
ン・データベースが、少なくともキャンペーン又は広告
媒体を特定するキャンペーン特定情報とメールアドレス
とを関連付けて格納し、メールアドレスのキヤンペーン
・コードを検索することによってキャンペーン又は広告
媒体を一意に識別できることを特徴としている。

【００１４】請求項１０に記載の発明は、前記レポーテ
ィング手段および応募者データダウンロード手段が、オ
ンライン応募アクセスと、オフライン応募アクセスとを
総合したトータルのアクセス回数を集計して、正確な広
告効果の測定を可能にすることを特徴としている。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図１は本実施の形態における
広告効果測定管理システムの構成図である。図１におい
て、１はユーザーが応募に使用するメール送受信機能と
Ｗｅｂブラウザ機能を有する携帯無線端末で、インター
ネット通信回線５とは無線通信ネットワーク、基地局
（通信事業者）１０を介して接続される。携帯無線端末
としては、例えばＮＴＴ、ｄｏｃｏｍｏｉモード対
応、或いは他システムの同等機能を有する携帯電話機な
どの他、無線通信機能を備えた各種モバイル端末（ＰＤ
Ａ：情報端末、パームトップコンピュータ、ノートパソ
コンなど）が使用可能である。

【００１６】２はネットワーク・センター内に設置され
た本システムのネットワーク装置である。３はネットワ
ーク装置２内に設置されているメールサーバーで、ユー
ザーからのメール応募を受付け、応募に係わる応答のメ
ールを送信する。４はクライアント企業に設置されたＰ
Ｃ（パーソナル・コンピュータ）などの端末装置で、レ
ポーティング手段を用いて広告閲覧結果を確認できる。
５はインターネット通信回線、６は本システムの管理用
で、全体を管理しスケジュールを監視するための端末装
置である。７はネットワーク装置２内に設置されている
Ｗｅｂサーバーで、該当するＵＲＬのＷｅｂページによ
り、ユーザーへの情報の提供やレポーティング処理など
を受付け、データベースへの登録、検索処理などを行
う。８は同じくネットワーク装置２内に設置されている
データベース・サーバーでキャンペーン・データベー
ス、応募データベース、会員データベース、企業データ
ベース等が収納されている。

【００１７】次に動作について説明する。図２は図１に
示す広告効果測定管理システムの全体の業務フローを示
す図である。先ず、図２の全体の業務フローに示すよう
に、クライアント（企業）からの発注キャンペーン登録
は、発注手続きとして、懸賞応募ページＵＲＬ、賞品種
別（招待券、電化製品、テレカ、旅行券、ゲーム、ＰＣ
関連…などの種別）、応募方式（アンケート、クイズ
等）、賞品金額、当選者合計、抽選日、等を含めてシス
テムへ通知し発注する（Ｓ１）。システムは受注手続き
として（Ｓ２）、企業のキャンペーン登録を行い（Ｓ
３）、メールアドレスを発行する（Ｓ４）。

【００１８】この、メールアドレスは、企業が提供する
キャンペーン又は広告媒体毎に発行されるもので、図６
に示すように、ユーザーＩＤの部分に数字を割振り、キ
ャンペーン用ＩＤとして使用する。（１）、最初の２数字がキャンペーン毎に付与されるキ
ャンペーン・コード。（２）、次の４数字は、キャンペーン毎に企業が自由に
設定できるコードで、広告媒体毎、地域毎の設定などに
使用する。（３）、チェックデジットで、（１）、（２）の数値が
正確に記述されているかどうかをチェックするためのも
の。（４）、ドメイン名でシステム内のネットワーク・セン
ターが所有するドメイン名を選択することができる。というように、キャンペーン又は広告媒体毎に独自のメ
ールアドレスを持つので、メールアドレスによってキャ
ンペーン又は広告媒体を一意に識別できることになる。
（これがメールアドレス発行手段である）。

【００１９】従って、クライアント企業から受注したキ
ャンペーンには、予め所定のメールアドレスが付与さ
れ、図７のキャンペーン・データベースの一例に示すよ
うに、キャンペーン・データベースにキャンペーン名と
メールアドレスを対応させ、一意に識別できるように登
録される。なお、図７の中で１０はテーブル番号、１１
はキャンペーン名、１２は発注クライアント企業名、１
３は対応するメールアドレスである。これによって、例
えば、ＮＯ１のキャンペーンは、メールアドレス１３の
キャンペーン・コード「９９」から、「サマー」キャン
ペーン（賞品ウォークマン、提供企業はＡＢＣ交通等）
と一意に検索・識別することができる。なお図７の、キ
ャンペーン名の下段の〇は文字を、メールアドレスの下
段の△は数字を表す。

【００２０】また、図７には、一例として、キャンペー
ン１１、企業名１２、メールアドレス１３、の３項目を
示したが、その他の項目（賞品名、キャンペーン期間、
締切日等）を追加しても勿論構わない。（以上が、キャ
ンペーンデータ格納手段である）。メールアドレスの発
行後に、キャンペーン対象の各広告媒体などにメールア
ドレスを掲載して（Ｓ５）、キャンペーンを開始する
（Ｓ６）。（これらがキャンペーン受注手段の動作にな
る）。また、特別なキャンペーンは行わないが、広告媒
体の広告効果のみを測定したい場合もあり、この場合の
キャンペーン名は広告の対象の識別として用いられる。
続く、応募の動作は以下、図３、図４〜５により説明す
る。

【００２１】図３に示すユーザーの所有する携帯無線端
末からの応募受付処理のフローを参照して、応募処理手
順（Ｓ３０〜Ｓ４４）について順に説明する。ユーザー
がキャンペーン又は広告媒体を知って携帯無線端末１か
ら、広告媒体などに掲載されているメールアドレス宛て
に送信すると（Ｓ３０）、ネットワーク装置２内のメー
ルサーバー３側に用意されているメールアドレス毎のメ
ールボッスで受信され（Ｓ３１）、キャンペーン登録の
際に作成されたキャンペーン又は広告媒体に対応したメ
ールアドレスを参照してメールの解析が行われ（Ｓ３
２）、キャンペーンに付随する情報の送信や登録完了を
通知するユーザーのメールアドレスを作成する（Ｓ３
３）。例えば、メールボックスが図７に示す「９９９９
９９９…」と解析されたら、「ＮＯ１のＡＢＣ交通社
提供の懸賞キャンペーン」であり、間違いなく現在実施
中のキャンペーンへの応募と判断して応募者登録を行い
（Ｓ３４）、応募者登録用の応募データベース２１に登
録する（Ｓ３５）。

【００２２】ネットワーク装置２はキャンペーン・デー
タベース２０から図７のようなキャンペーン情報を検索
して（Ｓ３６）、該当キャンペーンの懸賞応募ページ用
「ＵＲＬ」リンク付きのメールを作成し、メールサーバ
ー３を介して応募者のアドレスへ送信することもできる
（Ｓ３７、Ｓ３８）。「ＵＲＬ」リンク付きのメールを
受信した登録ユーザーは、街頭キャンペーン等の情報提
供用の「ＵＲＬ」を指定し、Ｗｅｂブラウザを介して懸
賞応募等をする（Ｓ３９）。応募受付で懸賞応募ページ
の応募受付を行った場合は（Ｓ４０）、応募データベー
ス２１、会員データベース２２を検索して本人認証を行
い、応募データベース２１に懸賞応募登録や会員登録を
行う（Ｓ４１）。登録が完了したら、登録完了メールを
ユーザーへ送信する（Ｓ４２）。この際、毎回の手続を
簡略化するため、或いはポイントを取得しインセンティ
ブを得るために会員登録を希望する場合は登録の手続き
を行う（Ｓ４３）。会員として登録されたユーザーに
は、キャンペーン又は広告媒体による広告効果測定の応
募を受付ける度にポイントを付与し、ユーザーは得られ
たポイント数に相当する金券、商品券、予め用意された
商品、提携企業の商品等と交換することができる。な
お、その他のＳ４４は提供企業との発注・受注手続きに
関する部分である。このようにして、メールを送信する
だけでキャンペーン応募方法が確立でき、さらにＷｅｂ
ページを介して会員登録を行い、キャンペーンに関する
情報が得られる。

【００２３】次に、図４〜５のフローを参照して、更に
詳細な応募の処理動作について説明する。図４〜５は、
図３に示す応募受付処理の詳細なフローを示す図であ
る。先ず、ユーザーがキャンペーンに掲載されているメ
ールアドレス宛てに空の応募メールを送信する（Ｓ１０
０）。（これが、キャンペーン応募手段の動作であ
る）。

【００２４】図３に示したメールサーバー３のメールボ
ックスでメールを受信したネットワーク装置２は、キャ
ンペーン・データベース２０を検索して応募申込みキャ
ンペーンの有無を確認する（Ｓ１０１）。申込み対象の
キャンペーンが存在しない場合、若しくは期間終了の場
合は、断りのメールを送信する（Ｓ１０２）。（以上
が、キャンペーン受付手段の動作となる）。

【００２５】Ｓ１０１の判断で現在キャンペーン中の場
合は、更に応募データベース２１を検索して申込みユー
ザーの応募履歴をチェックする（Ｓ１０３）。既に、応
募済みならば二重応募を避けるため「ごめんなさい」メ
ールを送信して打ち切る（Ｓ１０４）。当キャンペーン
への応募が初回ならば、応募データベース２１に応募者
データを登録する（Ｓ１０５）。（これがキャンペーン
応募登録手段の動作となる）。

【００２６】応募データベース２１に応募者名を登録し
たら、ネットワーク装置２はメールサーバー３を介して
キャンペーンの懸賞ページ等の、提供情報の「ＵＲＬ」
リンク付きのメールを応募ユーザーに送信する（Ｓ１０
６）。「ＵＲＬ」リンク付きのメールを受け取ったユー
ザーは、「ＵＲＬ」を指定して懸賞応募のＷｅｂページ
を呼出して応募する（Ｓ１０７）。（これが、提供情報
ＵＲＬ通知手段と、提供情報応募手段の動作となる）。
この場合の具体的なイメージは、図８の画面イメージに
示す。

【００２７】図４のＳ１０６においてメールサーバー３
から送信されたメールは図８（ａ）のような内容とな
る。ユーザーは「ＵＲＬ」を指定することで該当するＷ
ｅｂブラウザを起動させ、Ｗｅｂサーバー７から送信さ
れた図８（ｂ）のような懸賞応募トップページから応募
する。ネットワーク装置２はＷｅｂサーバー７の応募受
付サイトを介し、ユーザーが入力したキャンペーンの有
無の確認（Ｓ１０８）と、応募の確認（Ｓ１０９）と、
応募データベース２１を検索してキャンペーン応募者本
人であることの確認を行う（Ｓ１１１）。

【００２８】次に、ネットワーク装置２は、応募者が既
に会員登録されているか否かを会員データベース２２を
検索して確認する（Ｓ１１２）。非会員なら、図８
（ｃ）に示すように、応募ページにアクセスしてきた応
募者がデフォルトとして設定された応募ページの各項目
に入力を行う（Ｓ１１４）ように促がす。一方、既に会
員の場合は、図９（ｃ）に示すように、会員の各情報を
デフォルトとして、予め入力される各項目を会員データ
ベース２２から引き出し入力を促がす（Ｓ１１３）。入
力された応募ページの内容を確認して（Ｓ１１５）、応
募データベース２１に懸賞応募の登録を行う（Ｓ１１
７）。

【００２９】最後に、会員登録のための、簡単応募の有
無のチェックを行い（Ｓ１１８）、無ければ応募完了メ
ールをユーザーへ送信して終了する（Ｓ１２１）。あれ
ば会員登録手続きを行って（Ｓ１１９）（これが会員登
録手段の動作となる）、登録完了をメールで送信する
（Ｓ１２０）。こうして、各ユーザーの応募が終了する
（これが応募登録完了手段の動作となる）。

【００３０】再び図２に戻って、クライアントの企業は
図１に示したクライアント端末装置４及びレポーティン
グ手段により、インターネットなどの通信ネットワーク
を介してキャンペーンの日別、広告媒体別に何処から何
人応募したかの表示を見ることができる（Ｓ１０）。ま
た図３に示した応募データベース２１からの応募者デー
タのダウンロードができるので（Ｓ１２）、これによっ
て図４〜５に示したＳ１００からのフローに従い、メー
ルによるキャンペーン又は広告媒体による広告効果測定
への応募者数と、懸賞応募ページへの応募者数の双方が
入手可能になり、さらにオンライン広告とオフライン広
告とのアクセス回数を総合的に入手することで、トータ
ルとしての正確な広告効果を測定して企業宣伝予算に反
映させることができる。

【００３１】このように、本実施の形態によれば、メー
ル送受信機能とＷｅｂブラウザ機能を有する携帯電話等
によりキャンペーン応募が可能になり特別な閲覧ソフト
を使用しなくてもアクセス可能になった。また、キャン
ペーン又は広告媒体による広告効果測定への応募だけな
ら、該当するメールアドレスに送信するだけで良く、操
作も簡単である。また、キャンペーン又は広告媒体毎に
メールアドレスを付与して識別ＩＤとしたので、ユーザ
ーがメールアドレスへ送信するだけで、メールボックス
での受信により応募メールは自動的にキャンペーン又は
広告媒体毎に仕分けられ、キャンペーン・データベース
にはキャンペーンとメールアドレスとが対応付けられて
格納されるので、キャンペーン・コードから一意に識別
できるようになって処理が効率化される。また、オンラ
イン、オフライン双方のアクセスを、葉書やＦＡＸ、電
話等による各企業の受付数も含めて総合的にチェックす
ることで、より正確なアクセス数が集計できるので、信
頼度の高い広告効果の測定が可能になる。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、オフラインでの企業の各種広告媒体にお
ける広告効果を評価するコンピュータシステムにおい
て、各企業が提供するキャンペーン又は広告媒体を特定
するキャンペーン特定情報とキャンペーン又は広告媒体
に対応付けられたメールアドレスとを含むキャンペーン
・データベースと、広告媒体に掲載されたメールアドレ
スを用いてキャンペーン又は広告媒体による広告効果測
定に応募したユーザーの入力情報が登録される応募デー
タベースとを備え、キャンペーン又は広告媒体による広
告効果測定を、インターネットを含む通信ネットワーク
を介してユーザーが広告媒体に掲載されたメールアドレ
ス宛てに携帯無線端末より電子メールを送信することに
よって行うので、ユーザーにとって簡単な手法であり、
且つ正確な広告効果の測定が可能になる。

【００３３】請求項２に記載の発明によれば、キャンペ
ーンを行う各企業を特定する企業特定情報が登録される
企業データベースを備え、クライアント企業からの受注
キャンペーン又は広告媒体に対し特定のメールアドレス
を発行して割当てるメールアドレス発行手段と、企業の
キャンペーン登録を行い、メールアドレスを各広告媒体
に掲載してキャンペーンを開始するキャンペーン受注手
段と、メールアドレス発行手段によりキャンペーン又は
広告媒体に対応付けられたメールアドレスをキャンペー
ン・データベースに格納するキャンペーンデータ格納手
段とを備えることで、クライアント企業が簡単に広告効
果測定のためのキャンペーン又は広告媒体の登録と提供
ができる。

【００３４】請求項３に記載の発明によれば、メール送
受信機能を有する携帯無線端末を用いて、キャンペーン
又は広告媒体に対応付けられたメールアドレスにユーザ
ーが空のメールを送信して、キャンペーン又は広告媒体
による広告効果測定への応募を行うキャンペーン応募手
段と、ユーザーからの応募メールを受付け該当キャンペ
ーン又は広告媒体の有無をキャンペーン・データベース
より確認するキャンペーン受付手段と、キャンペーンが
応募対象期間であれば応募データベースを確認しユーザ
ーの応募データが無い場合は応募データベースに登録す
るキャンペーン応募登録手段とを備えることで、ユーザ
ーの重複応募を避けると共に正確な広告効果測定が可能
になる。

【００３５】請求項４に記載の発明によれば、キャンペ
ーン又は広告媒体による広告効果測定に応募するユーザ
ーからのメールを受信しメールアドレス毎のメールボッ
クスを有するメールサーバーを備え、キャンペーン受付
手段は、ユーザーの携帯無線端末からの応募送信メール
を自動的にキャンペーン又は広告媒体毎に仕分けるの
で、キャンペーン受付処理が効率化されて、応募データ
ベースへの書込みが機能的となり正確な集計が可能にな
る。

【００３６】請求項５に記載の発明によれば、キャンペ
ーン又は広告媒体による広告効果測定に応募するユーザ
ーを特定するＩＤ、パスワード、名前（又は名称）を少
なくとも含む会員特定情報が登録される会員データベー
スと、キャンペーンを提供するクライアント企業、キャ
ンペーン又は広告媒体による広告効果測定に応募するユ
ーザー、及びシステム管理者に情報を提供するＷｅｂサ
ーバーとを備え、メールサーバーは、ユーザーにキャン
ペーン又は広告媒体に係わる情報をメールで送信する機
能を有し、キャンペーン応募登録手段で登録済みのユー
ザーに、キャンペーンを行う企業の提供情報が掲載され
たＷｅｂページのＵＲＬリンク付きメールを送信する提
供情報ＵＲＬ通知手段と、メール送受信機能とＷｅｂブ
ラウザ機能とを有する携帯無線端末を用いて、ユーザー
が前記ＵＲＬを指定してＷｅｂページを参照し、提供情
報の懸賞・プレゼント等に応募する提供情報応募手段
と、ユーザーが参照する提供情報のＷｅｂページへの入
力により、応募データベースから再度該当ユーザーのチ
ェックを行い、ユーザーが必要事項を入力することによ
って会員データベースへの会員登録を行う会員登録手段
と、ユーザーに応募又は会員登録手続きの完了をメール
で通知する応募登録完了手段とを備えることで、オフラ
イン広告において、携帯無線端末からの応募ルートを拡
大して多くの告知効果が得られ、各広告媒体効果の正確
な測定を企業の宣伝、経営に反映させることができる。

【００３７】請求項６に記載の発明によれば、会員登録
が完了したユーザーに、キャンペーン又は広告媒体によ
る広告効果測定への応募を受付ける度にポイントを付与
し、得られたポイントに相当する金券又は商品との交換
ができるようにしたので、広告効果測定のメリットがユ
ーザーにも還元され、広告効果測定が促進される。

【００３８】請求項７に記載の発明によれば、ユーザー
が応募したキャンペーン又は広告媒体に係わる広告閲覧
効果を、通信ネットワークを介して確認できるレポーテ
ィング手段と、キャンペーン又は広告媒体に係わる応募
者データをデータベースからダウンロードできる応募者
データダウンロード手段とを備えることで、キャンペー
ン又は広告媒体を提供するクライアント企業が、その広
告効果を知ることができる。

【００３９】請求項８に記載の発明によれば、メールア
ドレスは、ユーザーＩＤの部分を複数桁の数字で構成
し、少なくとも最初の２桁以上にキャンペーン・コード
を割当て、次の複数桁に自由コードを割当て、最終桁に
誤り訂正のチェックデジットを付加しているので、携帯
電話などの番号入力だけで対象とするキャンペーン又は
広告媒体を簡単に指定することができ、特別な閲覧ソフ
トを必要としないメールだけの応募が可能になる。

【００４０】請求項９に記載の発明によれば、キャンペ
ーン・データベースは、少なくともキャンペーン又は広
告媒体を特定するキャンペーン特定情報とメールアドレ
スとを関連付けて格納し、メールアドレスのキヤンペー
ン・コードを検索することによってキャンペーン又は広
告媒体を一意に識別できるので、キャンペーンの検索が
容易になり、キャンペーンの検索、参照処理を高速化で
きる。

【００４１】請求項１０に記載の発明によれば、レポー
ティング手段および応募者データダウンロード手段は、
オンライン応募アクセスと、オフライン応募アクセスと
を総合したトータルのアクセス回数を集計して、正確な
広告効果の測定を可能にしたことで、総合的な視野から
見た、より経済効果のある広告を作成する手助けにな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態における広告効果測定管理
システムの構成図である。

【図２】図１に示す広告効果測定管理システム全体の業
務フローを示す図である。

【図３】図２に示すユーザーからの携帯無線端末での応
募受付処理のフローを示す図である。

【図４】図３に示す応募受付処理の詳細フロー（その
１）を示す図である。

【図５】図３に示す応募受付処理の詳細フロー（その
２）を示す図である。

【図６】図２に示すメールアドレスの一例を示す図であ
る。

【図７】図３に示すキャンペーン・データベースの内容
例を示す図である。

【図８】図４、図５に示す応募プロセスの説明図であ
る。

【図９】図８に示す応募プロセスの、会員の場合の説明
図である。

【符号の説明】

１携帯無線端末２ネットワーク装置３メールサーバー４クライアント端末装置５インターネット通信回線６システム管理用端末装置７Ｗｅｂサーバー８データベース・サーバー２０キャンペーン・データベース２１応募データベース２２会員データベース２３企業データベース

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】オフラインでの企業の各種広告媒体にお
ける広告効果を評価するコンピュータシステムにおい
て、各企業が提供するキャンペーン又は広告媒体を特定する
キャンペーン特定情報と前記キャンペーン又は前記広告
媒体に対応付けられたメールアドレスとを含むキャンペ
ーン・データベースと、前記広告媒体に掲載されたメールアドレスを用いてキャ
ンペーン又は広告媒体による広告効果測定に応募したユ
ーザーの入力情報が登録される応募データベースとを備
え、前記キャンペーン又は前記広告媒体による広告効果測定
を、インターネットを含む通信ネットワークを介してユ
ーザーが前記広告媒体に掲載されたメールアドレス宛て
に携帯無線端末より電子メールを送信することによって
行うことを特徴とする広告効果測定管理システム。
【請求項２】キャンペーンを行う各企業を特定する企
業特定情報が登録される企業データベースを備え、クライアント企業からの受注キャンペーン又は広告媒体
に対し特定のメールアドレスを発行して割当てるメール
アドレス発行手段と、企業のキャンペーン登録を行い、前記メールアドレスを
各広告媒体に掲載してキャンペーンを開始するキャンペ
ーン受注手段と、前記メールアドレス発行手段により前記キャンペーン又
は広告媒体に対応付けられたメールアドレスをキャンペ
ーン・データベースに格納するキャンペーンデータ格納
手段とを備えることを特徴とする請求項１に記載の広告
効果測定管理システム。
【請求項３】メール送受信機能を有する携帯無線端末
を用いて、キャンペーン又は広告媒体に対応付けられた
メールアドレスにユーザーが空のメールを送信して、前
記キャンペーン又は広告媒体による広告効果測定への応
募を行うキャンペーン応募手段と、前記ユーザーからの応募メールを受付け該当キャンペー
ン又は広告媒体の有無を前記キャンペーン・データベー
スより確認するキャンペーン受付手段と、前記キャンペーンが応募対象期間であれば応募データベ
ースを確認しユーザーの応募データが無い場合は前記応
募データベースに登録するキャンペーン応募登録手段と
を備えることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載
の広告効果測定管理システム。
【請求項４】前記キャンペーン又は広告媒体による広
告効果測定に応募するユーザーからのメールを受信しメ
ールアドレス毎のメールボックスを有するメールサーバ
ーを備え、前記キャンペーン受付手段は、ユーザーの携帯無線端末
からの応募送信メールを自動的にキャンペーン又は広告
媒体毎に仕分けることを特徴とする請求項３に記載の広
告効果測定管理システム。
【請求項５】前記キャンペーン又は前記広告媒体によ
る広告効果測定に応募するユーザーを特定するＩＤ、パ
スワード、名前（又は名称）を少なくとも含む会員特定
情報が登録される会員データベースと、前記キャンペーンを提供するクライアント企業、前記キ
ャンペーン又は広告媒体による広告効果測定に応募する
ユーザー、及びシステム管理者に情報を提供するＷｅｂ
サーバーとを備え、前記メールサーバーは、前記ユーザーに前記キャンペー
ン又は広告媒体に係わる情報をメールで送信する機能を
有し、前記キャンペーン応募登録手段で登録済みのユーザー
に、前記キャンペーンを行う企業の提供情報が掲載され
たＷｅｂページのＵＲＬリンク付きメールを送信する提
供情報ＵＲＬ通知手段と、メール送受信機能とＷｅｂブラウザ機能とを有する携帯
無線端末を用いて、前記ユーザーが前記ＵＲＬを指定し
てＷｅｂページを参照し、前記提供情報の懸賞・プレゼ
ント等に応募する提供情報応募手段と、前記ユーザーが参照する提供情報のＷｅｂページへの入
力により、応募データベースから再度該当ユーザーのチ
ェックを行い、ユーザーが必要事項を入力することによ
って会員データベースへの会員登録を行う会員登録手段
と、ユーザーに応募又は会員登録手続きの完了をメールで通
知する応募登録完了手段とを備えることを特徴とする請
求項１〜４のいずれかに記載の広告効果測定管理システ
ム。
【請求項６】前記会員登録が完了したユーザーに、前
記キャンペーン又は広告媒体による広告効果測定への応
募を受付ける度にポイントを付与し、得られたポイント
に相当する金券又は商品との交換ができることを特徴と
する請求項５に記載の広告効果測定管理システム。
【請求項７】前記ユーザーが応募した前記キャンペー
ン又は広告媒体に係わる広告閲覧効果を、通信ネットワ
ークを介して確認できるレポーティング手段と、キャンペーン又は広告媒体に係わる応募者データをデー
タベースからダウンロードできる応募者データダウンロ
ード手段とを備えることを特徴とする請求項１〜６のい
ずれかに記載の広告効果測定管理システム。
【請求項８】前記メールアドレスは、ユーザーＩＤの
部分を複数桁の数字で構成し、少なくとも最初の２桁以
上にキャンペーン・コードを割当て、次の複数桁に自由
コードを割当て、最終桁に誤り訂正のチェックデジット
を付加していることを特徴とする請求項１〜４のいずれ
かに記載の広告効果測定管理システム。
【請求項９】前記キャンペーン・データベースは、少
なくともキャンペーン又は広告媒体を特定するキャンペ
ーン特定情報とメールアドレスとを関連付けて格納し、
メールアドレスのキヤンペーン・コードを検索すること
によってキャンペーン又は広告媒体を一意に識別できる
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の広告
効果測定管理システム。
【請求項１０】前記レポーティング手段および応募者
データダウンロード手段は、オンライン応募アクセス
と、オフライン応募アクセスとを総合したトータルのア
クセス回数を集計して、正確な広告効果の測定を可能に
することを特徴とする請求項７に記載の広告効果測定管
理システム。