JP2003016329A - 販売促進支援方法及び販売促進支援システム - Google Patents

販売促進支援方法及び販売促進支援システム

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JP2003016329A
JP2003016329A JP2001197364A JP2001197364A JP2003016329A JP 2003016329 A JP2003016329 A JP 2003016329A JP 2001197364 A JP2001197364 A JP 2001197364A JP 2001197364 A JP2001197364 A JP 2001197364A JP 2003016329 A JP2003016329 A JP 2003016329A
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Kenji Nakada
兼司 中田
Mitsue Tanaka
美津江 田中
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BOSEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実店舗付近に通信端末を設置し、その通信端
末からアクセスがあった場合に、景品・割引券等の特典
を付与することにより実店舗への集客を図り、同時に、
広告仲介を行うことにより広告提供者から得た金銭の一
部を実店舗へ還元することにより、実店舗が負う負担を
軽減させ、更なる当該システムの需要増を図る。 【解決手段】 店舗付近に設置した通信端末を特定する
ための識別情報と、店舗が提供する特典に係る情報とを
関連付けて記憶し、通信端末の識別情報を受信した場合
に、該通信端末の識別情報に対応する特典を通信端末に
提示する。また、広告提供者から提示の依頼を受けた広
告に係る情報を記憶し、通信端末と回線が接続されたと
きから通信端末へ特典を提示するまでの期間に、通信端
末を使用している利用者の特性に応じた広告を通信端末
に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗付近に設置し
た通信端末からアクセスした利用者に対して、その店舗
における購入に対する特典を提示することにより実店舗
への集客を図る販売促進支援方法及び販売促進支援シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】小売店等における顧客定着や販売促進、
商品受発注管理等を目的としたシステムとしては、購買
金額の一部を利用者に還元し、次回以降の購入の際に割
引を行ったり、カードの提示を条件に一定の割引を行う
ことを特徴とする「ポイントカードシステム」が普及し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなシステムを導入するには多額の費用がかかるた
め、中小小売店や商店街では導入が難しく、大規模小売
店舗や多数のチェーン店を保有する企業とのサービス格
差や競争力拡大をもたらす結果となっている。また、利
用者の個人情報や購買情報は、いわば企業秘密として、
導入企業内或いは同一の企業グループ内や商店街加盟店
内等、限られた範囲内のみで保有され、独自の責任と費
用負担、人員配置のもとにシステム運営することが不可
欠であり、このようなことも中小小売店の導入を困難と
する一因となっている。
【0004】また、機械システム以外の顧客定着や販売
促進の代替策として、中小小売店や商店街では、一定の
曜日や日時に割引セールを実施する等の集客策を図って
いるのが通例であるが、必ずしも、セール日以外にも店
舗を訪れる固定客の獲得をもたらしているわけではな
い。また、購入時或いは広告配布時等に、割引券を添付
することによって集客を図るという販売促進手法を採る
場合も多いが、この場合、印刷物作成経費や配布費用の
負担が伴うばかりか、一般にレスポンス率が低いことか
ら紙資源節約の観点からも問題が残る。更には、セール
等の際に、景品を用意するという販促手法もあるが、費
用負担にも限界があり、必ずしも利用者の嗜好にあった
ものを提供することができる訳ではなく、また、金額的
にも十分なインセンティブとなる景品を用意できるとは
限らない。
【0005】上述したように、従来、売り上げ拡大のた
めに様々な販促手法が試みられているが、経営者や従業
員の知識不足や資金的問題により、効果的な販促手法を
選択できない場合が多く、また何よりも、値引き価格で
の販売や広告費が拡大するのみで、収益性の向上に結び
つかないといった問題があった。
【0006】一方、一般的な広告について考えた場合、
TVCMや新聞広告、折込広告等のマスメディアを利用
した広告では、利用者の属性や関心に完全に対応するこ
とは困難であり、また、視聴状況を完全に測定し、広告
料に反映させることが出来ないという問題がある。
【0007】上述したような問題の解決策として、利用
者の属性や嗜好に関するデータベースを構築し、それを
もとにアプローチ先を選択するワントゥワンマーケティ
ングの手法の開発・実施が進められているが、DMやテ
レマーケティング等、必ずしも利用者との顧客関係に基
づかない一方的なアプローチ方法であるが故に、敬遠さ
れる場合も多く、一般的に低いレスポンス率にとどまっ
ている。
【0008】また、実績に応じた広告料決定の手段とし
て、インターネットの普及に伴い、クリック数に応じた
広告手数料課金システム等の開発が進展してはいるが、
インターネット利用者以外へのアプローチ手段にも応用
が利くものとしては確立・普及していない。また、イン
ターネットと言えば、ホームページ上に自社製品の情報
を掲載することがもはや当たり前となり、ウェブサイト
の検索エンジンシステムを用いれば、自分が知りたい商
品の情報を簡単に得られるようになる等、利用者に大き
な利益をもたらしているが、インターネットを利用でき
る人とそうでない人のデジタルデバイドの問題が残る。
【0009】また、広告物等に添付したハガキや、イン
ターネットを活用して資料請求を受付ける企業も多い
が、利用者にとって自分の名前や住所等の個人情報をそ
の度毎に一々記入・入力する手間が必要なことやプライ
バシー意識の問題もあってか、一般的にレスポンス率は
低くなっている。同様に、販売促進や製品開発の参考と
するために、アンケート調査を実施する場合も多いが、
年齢・性別等の属性に応じた十分なサンプルを確保する
ために、大量の広告物を配布したり、多数のスタッフを
動員して街頭での協力依頼や電話でのアプローチ等によ
り、回収を行っているが、一般的にレスポンス率は低
く、調査には多額の費用が掛かるのが通例である。最近
では、インターネットを活用したアンケート調査実施代
行を事業化している企業も多いが、匿名性から、謝礼目
当てに何回も回答する協力者がいることから、調査結果
の信憑性が疑問視される場合も多い。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、実店舗付近に通信端末を設置し、その通信端末
からアクセスがあった場合に、景品・割引券等の特典を
付与することにより実店舗への集客を図り、同時に、広
告仲介を行うことにより広告提供者から得た金銭の一部
を実店舗へ還元することにより、実店舗が負う負担を軽
減させ、更なる当該システムの需要増を図る販売促進支
援方法及び販売促進支援システムを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、店舗付近に設置した通信端末を特定する
ための識別情報と、前記店舗が提供する特典に係る情報
とを関連付けて記憶し、前記通信端末の識別情報を受信
した場合に、該通信端末の識別情報に対応する前記特典
に係る情報を取得し、取得した前記特典に係る情報を前
記通信端末に提示することを特徴とする販売促進支援方
法を提供する。
【0012】また、請求項1に記載の販売促進支援方法
において、広告提供者から提示の依頼を受けた広告に係
る情報を記憶し、前記通信端末と回線が接続されたとき
から前記通信端末へ前記特典に係る情報を提示するまで
の期間に、前記広告に係る情報を取得し、取得した前記
広告に係る情報を前記通信端末に提示することを特徴と
する。
【0013】また、請求項1又は請求項2に記載の販売
促進支援方法において、前記広告は、前記通信端末を使
用している利用者の特性に応じた広告であることを特徴
とする。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明
は、店舗付近に設置した通信端末を特定するための識別
情報と、前記店舗が提供する特典に係る情報とが関連付
けられて保持されている店舗データベースと、前記通信
端末の識別情報を受信した場合に、前記通信端末の識別
情報に対応する前記特典に係る情報を前記店舗データベ
ースから取得する特典取得手段と、取得した前記特典に
係る情報を前記通信端末に提示する特典提示手段とを具
備することを特徴とする販売促進支援システムを提供す
る。
【0015】なお、ここでいう店舗とは、商品又はサー
ビスを提供可能な空間又はシステムのことである。一の
店舗、デパートやスーパーマーケットのように一の店舗
で多数種の商品やサービスを扱う店舗の他、複数の専門
店を連ねたような商店街もここにいう店舗に含まれるも
のとする。また、スタンドアローンの店であるか、チェ
ーン店であるかを問わない。また、通常は、物理的な空
間を占める店舗であり、店舗の種類によってはサービス
以外の商品とサービスとを購入できる。例えば、店舗が
ガソリンスタンドであれば、ガソリンという商品、洗車
というサービスを購入できる。また、ここでいう店舗付
近とは、店舗の内部、外部いずれをも含む。また、ここ
でいう特典とは、各店舗が利用者に対して付与する商品
購入に係る特典であり、例えば、割引券(クーポン
券)、粗品引換券等が挙げられる。
【0016】上述したような構成によれば、店舗付近に
通信端末を設置し、その通信端末に当該店舗での特典を
提示させることによって、集客を募ることができる。ま
た、割引券等の特典を無差別に配布するのに比べて、配
布コストが安くつき、紙資源の節約にもなる。更に、割
引条件を工夫する。例えば、割引率の高いクーポン券が
何本かに1本は当たるように設定し、期待感を抱かせる
ことにより、さらなる集客が望め、同時に収益性の向上
にも寄与する。また、割引券等の特典の発行は当該シス
テムが自動的に行うため、店舗自らが商品販売促進のた
めに新たな人件費や販促物作成費を負担する必要がな
い。このように、店舗は端末設置の場所を提供し、割引
率等の画一的な情報を指定するだけでよく、販促に関す
る知識が乏しい経営者や従業員でも簡単にシステムを利
用することができる。
【0017】また、請求項4に記載の販売促進支援シス
テムにおいて、利用者を特定するための識別情報と、前
記利用者の当該システムへのアクセス頻度に係る情報又
は前記店舗での購買情報とが関連付けられて保持されて
いる利用者データベースを備え、前記特典に係る情報
は、当該利用者の前記アクセス頻度又は前記購買情報に
応じて変化することを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、利用者のアクセ
ス頻度や購買情報等に応じて、利用者に付与される特典
を変更するので、より利用者の興味を引きつけることが
でき、集客効果を高め、これにより収益性の向上が望め
る。
【0019】また、請求項4又は請求項5に記載の販売
促進支援システムにおいて、広告提供者から提示の依頼
を受けた広告に係る情報が保持されている広告データベ
ースと、前記通信端末と通信回線が接続されたときから
前記通信端末へ前記特典に係る情報を提示するまでの期
間に、前記広告データベースから前記広告に係る情報を
取得する広告取得手段と、取得した前記広告に係る情報
を前記通信端末に提示する広告提示手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0020】このように、利用者が当該システムにアク
セスしてから特典が提示されるまでの間に、様々な広告
を利用者に対して提示することにより、利用者は様々な
情報を獲得することができ、また、特典付与までの期間
を有益に過ごすことができる。一方、広告提供者の観点
からすれば、商品購入に対する特典付与に係る一連の処
理において広告を提供することにより、利用者が広告を
注視するという効果を奏する。また、購買行為という誰
しもが行う日常的な行為に関連付けて広告を提示するこ
とにより、広告視聴者が特化されがちなオンラインショ
ッピング等の通常のインターネットによるマーケティン
グと異なり、広告視聴者の特化を防ぎ、幅広い人に広告
を提供することが可能となる。
【0021】また、請求項4〜請求項6のいずれかの項
に記載の販売促進支援システムにおいて、前記広告デー
タベースが保持している前記広告に係る情報には、その
内容に応じて分類コードが付されており、前記利用者デ
ータベースには、各利用者の識別情報に関連付けられて
前記分類コードが格納されており、前記広告取得手段
は、前記利用者の識別情報に対応する分類コードの広告
に係る情報を取得することを特徴とする。
【0022】このような構成によれば、利用者に対して
提示される広告は利用者が予め登録した特性(年齢、性
別、趣味、嗜好、関心事項等)に応じた広告であるた
め、訴求効果の高い広告を提供することができる。ま
た、特別な操作を行うことなく自己が得たい情報を効率
よく取得することができるので、デジタルデバイド等の
問題も解消することができる。
【0023】また、請求項4〜請求項7のいずれかの項
に記載の販売促進支援システムにおいて、前記利用者に
対して提示した広告の情報量に応じて、その広告の提供
者から受け取る金銭を決定する課金手段を備えることを
特徴とする。このように、利用者に提示した情報量に応
じて課金することにより、広告の費用対効果が明確に把
握できるようになり、合理的な価格体系が実現できる。
【0024】また、請求項4〜請求項8のいずれかの項
に記載の販売促進支援システムにおいて、前記広告提供
者から広告提供の代償として受け取る金銭の一部を前記
店舗又は前記広告を視聴した利用者に対して還元するこ
とを特徴とする。
【0025】このように、広告提供者から得た収益の一
部を店舗及び利用者に還元するため、店舗の当該システ
ム導入に係る負担を軽減することができると同時に、利
用者のシステム利用を促進させることができる。このた
め、従来のポイントカードシステムを導入する経済的余
裕のない中小小売店や商店街等の店舗でも、固定客の獲
得や販売促進のためのシステムとして当該システムを簡
単に導入することが可能となる。
【0026】また、請求項4〜請求項9のいずれかの項
に記載の販売促進支援システムにおいて、前記店舗は、
前記通信端末への提示を禁止する広告を選定できること
を特徴とする。このような構成によれば、店舗は競合相
手の広告等を自己のシステムによって提示することを避
けることができる。このように、自己に不利益をもたら
す広告については提示を拒否することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。
【0028】(1)販売促進支援システムのネットワー
ク構成 図1は本発明の一実施形態に係る販売促進支援システム
のネットワーク構成を示す図である。同図において、符
号10は販売促進支援システムであり、電話回線を経由
してインターネット20に接続されている。符号30
(30a、30b…),40(40a…),50(50
a…)は、それぞれパーソナルコンピュータ、移動体通
信端末等の各種通信端末であり、販売促進支援システム
10同様にしてインターネット20に接続される。ここ
で、通信端末30,40,50は、それぞれメッセージ
や画面を表示する表示部と、情報を入力するキーボー
ド、マウス等の入力部とを有し、またインターネット上
のサービスを受けることができるWWWブラウザのアプ
リケーションプログラムがインストールされている。
【0029】上記通信端末30(30a、30b…)
は、店舗付近に設置された利用者が操作するための通信
端末である(以下、利用者用端末と称する)。この利用
者用端末は店舗の申し出により、当該システムが設置し
てもよいし、店舗が独自に入手した通信端末を設置して
もよい。利用者用端末には、それぞれ端末を個別に特定
できるように識別番号(シリアルナンバー)が割り当て
られており、利用者が利用者用端末を使用して販売促進
支援システム10にアクセスする際に、その端末に割り
当てられたシリアルナンバーが当該システムへと送信さ
れる設定となっている。これにより、販売促進支援シス
テム10はどの通信端末からアクセスされているかを速
やかに認識することができる。
【0030】また、通信端末40(40a…)は広告提
供者操作用の端末(以下、広告提供者用端末と称す
る)、通信端末50(50a…)は店舗操作用の端末
(以下、店舗用端末と称する)とする。なお本実施形態
における上記店舗は、物理的空間において商品を販売す
る一の店舗とする。
【0031】(2)販売促進支援システムのシステム構
成 次に、販売促進支援システム10の詳細構成について説
明する。販売促進支援システム10において、符号11
はインターネット20を介して送受信するデータを制御
する送受信部であり、符号12はインターネット20を
介して接続された各種通信端末30,40,50から入
力される情報に基づいて各種処理を行う制御部である。
この制御部12は、専用のハードウェアにより実現され
るものであってもよく、又、メモリおよびCPU(中央
演算装置)により構成され、上記の各部の機能を実現す
るためのプログラムをメモリにロードして実行すること
によりその機能を実現させるものであってもよい。
【0032】符号13は当該システムを利用する利用者
の情報が格納されている利用者データベース(利用者D
B)、符号14は利用者に対して提示する広告の情報が
格納されている広告データベース(広告DB)、符号1
5は広告を提供する広告提供者の情報が格納されている
広告提供者データベース(広告提供者DB)、符号16
は店舗の情報が格納されている店舗データべース(店舗
DB)である。なお、これらの各データベースに格納さ
れているデータの詳細については後述する。
【0033】上述した各データベース13〜16は、ハ
ードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメ
モリ等の不揮発性のメモリや、RAM(Random Access
Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組
み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な
記録媒体より構成されるものとする。
【0034】(3)各種データベースの構成 次に、上記各データベースに格納されている情報につい
て説明するために、広告提供者登録、利用者登録、店舗
登録の3つのパターンについて説明する。 (3−1)広告提供者登録 広告提供者は、名称、所在地、電話番号、FAX番号、
電子メールアドレス、決済手段、パスワード等の情報を
販売促進支援システム10に届け出る。販売促進支援シ
ステム10は、登録申し出に記載されている事項に不備
がないかを判断し、不備がなければ当該広告提供者を個
々に特定するための識別情報であるID番号を発行する
と共に、付与したID番号に関連付けて届け出された情
報を広告提供者データベース15に格納する。
【0035】上述した処理を行うことにより、ID番号
及びパスワードが付与された広告提供者は、広告提供者
用端末40を用い、オンラインによる広告の登録を行う
ことができる。販売促進支援システム10の制御部12
は、広告提供者から当該広告提供者のID番号、パスワ
ード、広告に係る情報(例えば広告の画像データ、音声
データ、文字データ等)を受信すると、当該広告提供者
のID番号とパスワードとが当該システムに登録されて
いるものか否かを判断し、登録されていれば当該広告提
供者のID番号に対応付けてこの広告に係る情報を広告
データベース14に格納する。なお、この広告データに
もID番号が与えられ、以降、このID番号によって管
理される。
【0036】なお、制御部12は、広告データを広告デ
ータベース14に格納する際に、その広告データの内容
に応じて、複数のジャンルに分類して格納する。例え
ば、それぞれのジャンル毎に分類コードが付与されてお
り、この分類コードによって各広告データは管理され
る。具体的には、「旅行」というジャンルには分類コー
ドとして「112」が付与されており、広告提供者から
登録を受けた広告が旅行に関するものであった場合に
は、「旅行」の分類コード「112」とこの広告のID
番号とを対応付けて広告データベース14に格納し、更
にこの広告のID番号とこの広告を提供した広告提供者
のID番号とを対応付けておく。
【0037】なお、広告提供者が、上述した広告データ
の登録と同時に、広告提供の希望条件として、利用者の
年齢・性別・年収等の属性や関心分野等を登録できるよ
うにし、分類コードを決定する際の分類指標としても良
い。また、広告提供を希望する時間帯や地域、利用者用
端末のID番号、同一の利用者に2回以上、同一の広告
を提供しても良いか(提供する場合一定期間の経過を条
件とするか)等を登録できるようにし、提供する広告を
決定する際に反映させても良い。また、詳細情報や資料
請求等の受付の有無・方法(優先順位)等を登録できる
ようにしても良い。
【0038】(3−2)利用者登録 利用者は、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、F
AX番号、電子メールアドレス、口座番号、パスワード
等の基本情報の他、情報提供を希望する関心のある商品
やサービスの情報(例えば自動車やコンピュータ等)、
趣味や嗜好に関する情報を販売促進支援システム10に
届け出る。なお、本発明では、個人或いは世帯、法人毎
に1契約を原則とする。
【0039】販売促進支援システム10は上記届け出が
あると、利用者を特定するための識別情報としてID番
号を発行するとともに、届け出された基本情報等をこの
ID番号に関連付けて利用者データベース13に格納す
るとともに、更に、基本情報とともに届け出された情報
提供を希望する関心のある商品やサービスの情報、趣味
や嗜好に関する情報等に基づいて、当該利用者に提示す
る広告のジャンルを決定する。例えば、利用者が関心の
ある事項として「旅行」を届け出た場合には、旅行のジ
ャンルに割り当てられている分類コード「112」を当
該利用者のID番号に関連付けて利用者データベースに
格納する。なお、分類コードは必ずしも1つでなくても
よく、複数格納できるようにしても良い。このように、
利用者のID番号と広告データの分類コードとを関連付
けて利用者データベースに格納しておくことにより、利
用者の特性に応じた広告を提供することが可能となる。
【0040】なお、利用者にID番号を発行する際に、
ID番号を記録させたカードメモリ等の記録媒体を利用
者に対して提供するようにしてもよい。これにより、利
用者はID番号を通信端末のキーボード等の入力部から
キー入力することなしに、このメモリカードを専用カー
ド読み取り機等に差し込むだけで、ID番号を自動的に
入力することができる。更に、上述したような当該シス
テムを使用するために特化したメモリカードに代わっ
て、既存のクレジットカードやキャッシュカード、ポイ
ントカード等に当該システムを使用するための情報(I
D番号等)を記録させることにより、新たにメモリカー
ドを発行する手間や、携帯するカードの数量を軽減させ
ることができる。
【0041】(3−3)店舗登録 まず、名称、所在地、電話番号、FAX番号、電子メー
ルアドレス、決済手段、端末の設置台数、加盟店のシン
ボルマーク、パスワード等を届け出ることにより、店舗
を特定するための識別情報であるID番号の発行を受け
る。上記端末の設置台数とは、店舗が利用者用に設置す
る通信端末30(30a、30b…)の台数である。な
お、店舗が販売促進支援システム10に通信端末の設置
を依頼した際には、販売促進支援システム10は、依頼
を受けた数の通信端末を利用者用通信端末30(30
a、30b…)として店舗付近に設置する。なお、これ
らの通信端末には個別に判別が可能なようにシリアルナ
ンバーが付与されていることは前述した通りである。ま
た、利用者用端末30を店舗が独自に設置する場合にお
いても、設置した通信端末毎にシリアルナンバーが必要
となるため、店舗は販売促進支援システムに対して設置
数を報告し、それぞれのシリアルナンバーの付与を受け
ることが必要となる。なお、これらの利用者用端末30
に割り当てられたシリアルナンバーは当該店舗のID番
号と関連付けられて店舗データベース16に格納され
る。
【0042】上述した処理を行うことにより、ID番号
が付与された店舗は、通信端末50を用い、オンライン
による特典、例えば利用者が商品購入を行う際の割引券
(クーポン券)や、粗品引換券等の登録を行うことがで
きる。販売促進支援システム10の制御部12は、店舗
から当該店舗のID番号、パスワード、特典に係る情報
(例えば、クーポン券の割引率や割引額とその出現率、
有効期限等)を受信すると、当該店舗のID番号とパス
ワードとが当該システムに登録されているものか否かを
判断し、登録されていれば特典に係る情報を当該店舗の
ID番号に対応付けて店舗データベース16に格納す
る。
【0043】なお、上述の特典の登録はパソコンを利用
してホームページ上で行うようにしても良いし、店舗用
端末40(40a…)に特典設定のための専用プログラ
ムをインストールしても良い。また、店舗は、広告提示
を拒絶する広告提供者の業種(例えば、小売業)、広告
のジャンル(分類コード)を指定できる。これにより、
広告提示を拒絶するとして登録された広告提供者の広
告、また、提示を拒絶すると登録された広告ジャンルに
該当する広告は、当該店舗のID番号に対応付けられて
いる利用者用端末には提示されないこととなる。
【0044】以上、利用者、広告提供者、店舗の登録に
ついて説明したが、上述の届け出の方法については、郵
送やFAX、電子メール送信、販売促進支援システム1
0のWWWサイトにおいて新規登録処理を行う等、様々
な方法があり、これらの何れを利用してもよい。
【0045】(4)販売促進支援システムの動作 次に、本発明の一実施形態に係る販売促進支援システム
10の動作について説明する。
【0046】まず、利用者は店舗で商品を購入する前
に、店舗内、又は店舗周辺に設置された利用者用端末、
例えば利用者用端末30aから販売促進支援システム1
0にアクセスする。続いて、利用者が自己のID番号と
パスワードをキー入力すると、入力されたこれらの情報
と共に、現在操作されている利用者用端末30aのシリ
アルナンバーが送信される。なお、上述の利用者が行う
ID番号及びパスワードの入力操作に代わって、予め付
与されているIDカードを利用者用端末30aに接続さ
れているカードリーダー等に挿入することによりID番
号及びパスワードとを読み取るようにしてもよい。
【0047】制御部12は、送受信部11を介して利用
者のID番号及びパスワード、並びに利用者用端末30
aのシリアルナンバーを受信すると、これらの情報に基
づいて、広告データを広告データベース14から取得し
て利用者用端末30aに提示する広告提示処理と、特典
を店舗データベース16から取得して利用者用端末30
aに提示する特典提示処理とを行う。以下、広告提示処
理と特典提示処理とについてそれぞれ説明する。
【0048】(4−1)広告提示処理 まず、制御部12は、利用者用端末30aから取得した
ID番号に対応付けられている広告分類コードを利用者
データベース13から抽出する。続いて、制御部12
は、抽出した分類コードに対応する広告データを広告デ
ータベース14から取得し、取得した広告データを送受
信部11を介して通信端末30aに対して送信する。こ
れにより、通信端末30aの図示しない表示部には、当
該利用者の関心がある商品や関心事項に対応する広告が
表示される。この結果、利用者は特典を取得するまでの
期間に、興味がある広告を閲覧することができる。な
お、ここで表示される広告の数は任意に決められる。ま
た、所定の期間おきに表示広告を更新するようにしても
よい。
【0049】続いて、利用者は提示された広告を閲覧す
ることによって、更に詳細な情報を獲得したいと思った
場合には、該当する広告をクリック等することにより指
定する。このような操作がされることにより、指定され
た広告のID番号が販売促進支援システム10へ送信さ
れる。販売促進支援システム10の制御部12は取得し
たID番号の広告データに対応付けられている更に詳細
な情報を利用者用端末30aへ送信することにより、利
用者用端末30aの表示部には指定された広告の詳細情
報の提示や資料請求等を選択するための画面が現れる。
このように、最低限の広告だけではなく、その詳細情報
等も利用者の希望に応じて表示できるようにすることに
より、広告を有効に活用することができる。なお、上述
した詳細情報の提示や資料請求等の他、例えば、商品の
購入申込やアンケートの協力受諾等を電子メールで送信
できるようにしてもよい。また、詳細情報の提示方法に
関しては、広告提供者が管理するホームページへのリン
クボタンを表示し、そのボタンをクリックすることによ
り、ホームページを閲覧できるようにしても良い。
【0050】一方、制御部12は、利用者用端末30a
に送信した広告データを提供している広告提供者に対し
て、予め登録されている課金内容に応じて課金を行う。
この課金は、広告が提示された回数に応じるものでもよ
いし、また、提示されていた時間に応じるものであって
もよい。これにより、販売促進支援システム10は利用
者に対して提示した広告量に応じた広告仲介料を獲得す
ることができる。なお、上述した広告の情報量に代え
て、提示した広告に対する資料請求等の件数に応じて課
金するようにしてもよい。
【0051】(4−2)特典提示処理 また、制御部12は、上記広告が表示部に提示されてい
る間、先ほど利用者のID番号等とともに送信されてき
た通信端末30aのシリアルナンバーに対応付けられて
いる特典に係る情報を店舗データベースから取得する。
これは、通信端末30aのシリアルナンバーが対応付け
られている店舗のID番号を抽出し、更にその店舗のI
D番号に対応する特典情報を店舗データベース16から
取得することによって行われる。この特典情報として
は、クーポン券や、オリジナル商品の無料付与等が挙げ
られる。
【0052】制御部12は、店舗データベースから取得
した特典情報を送受信部11を介して利用者用端末30
aに送信すると、利用者用端末30aの表示部には割引
券等の特典が表示される。このとき、当該利用者用端末
30aには印字部が設けられており、この印字部から画
面表示されている割引券等が印字されて発行されるシス
テムになっている。そして、印字部によって発行された
割引率や割引額、有効期限、加盟店舗(のシンボルマー
ク)等の情報が印字されたクーポン券等を利用者が実店
舗で提示することにより、所定の特典を受けることがで
きる。なお、上記印字部は外付けされたプリンタ等でも
よい。また、上述したように用紙に印字する代わりに、
IDカードに上記の情報を書き込むことで対応しても良
い。
【0053】なお、利用者に付与される特典は、利用者
のシステム利用頻度や購買実績に応じたものとすること
も可能である。この場合、利用者が実店舗において商品
(サービス)を購入した際に、その購買情報が利用者の
ID番号と対応付けられて当該販売促進支援システム1
0へ送信されるような構成としておき、販売促進支援シ
ステム10は購買情報と利用者のID番号とを受信する
と、利用者のID番号に対応付けて購買情報を利用者デ
ータベース13に格納する。これにより、利用者データ
ベース13には利用者の購買実績等の情報が蓄積される
ことになる。そして、クーポン券等の特典を発行する際
に、上述した購買実績を参照することにより、購買実績
に応じた特典を利用者に付与するようにしても良い。こ
のように、購買実績に応じた特典を付与することによ
り、利用者の商品購入意欲を益々向上させることができ
る。
【0054】なお、上述した通信端末30の表示部をタ
ッチパネル式の表示部とすることにより、高齢者や障害
者を含め誰でも簡単に操作できる通信端末とすることも
可能である。また、販売促進支援システム加入のインセ
ンティブを高めるために、広告料の一部を端末設置者だ
けでなく、利用者に還元することにしても良い。この場
合、口座振込により現金を支払う他、利用者が希望する
商品と引き換えることが出来るようにしたり、加盟店で
利用出来る商品券を提供することとしても良い。
【0055】また、広告の提示については、1回毎に販
売促進支援システムから利用者用端末に広告データが送
信されるようにしても良いし、例えば深夜にまとめて全
ての広告のデータを端末にダウンロードしておき、販売
促進支援システムが広告データのID番号のみを送信
し、それをもとに広告が提示されるようにしても良く、
表示速度等の技術的問題やコストから判断して決めれば
良い。
【0056】また、上述した実施形態において、広告提
供は販売促進支援システムの運用経費を捻出することに
主目的がある。したがって、提供される広告は必ずし
も、利用者用端末を設置する実店舗での売り上げに資す
るもの、すなわち、当該店舗で販売されている商品やサ
ービスに関するものでなくてもよい。例えば、周辺に所
在する事業所の求人広告等、どのような内容のものでも
構わない。
【0057】また、上述した実施形態では、利用者から
回線接続があってから特典を提示するまでの期間に広告
を提示していたが、この広告提示の代わりに景品の抽選
を行うようにしても良い。例えば、利用者に対して景品
の一覧表を提示し、利用者がこれらの一覧表の中から希
望する景品を指定するようにする。このような操作を複
数の利用者が行うことによって各景品に対する応募数が
所定の数に達すると、システムは自動的に抽選を行い、
当選者に景品を付与するようにしてもよい。このよう
に、広告の提示に代わって景品を抽選で付与することに
より、利用者の関心を高め、更なる店舗への集客を狙う
ことができる。なお、上述した景品の抽選と、広告の提
示とを両方行うようにすることももちろん可能である。
【0058】また、同一の利用者又は世帯が、より良い
条件の特典獲得を企図して、何回も繰り返して同一の店
舗が設置する利用者用端末を利用し、収益性悪化をもた
らすことを防止するために、同一の店舗に関する利用を
1日1回に制限する、一定時間の経過を条件とする等の
措置を講じても良い。
【0059】上述してきたように、本実施形態では、店
舗付近に設置された通信端末によって、その店舗におけ
る商品購入に対して付与される特典を提示(発行)する
ことにより、集客を図り、更に、上記特典を発行するま
での間に、利用者が関心のある広告を提示することによ
り、広告仲介による収益を得る。そして、この収益の一
部を、当該システムを使用している店舗に対して還元す
ることにより、店舗の負担を少しでも軽減させる。ま
た、利用者に提示する広告も利用者の特性に対応する内
容とするので、利用者に無駄な広告を提供することがな
い。このように、効率のよい広告提示を行うことによ
り、広告提供者の負担をも軽減させることができる。更
に、当該システムが広告提供者から徴収する広告料も、
利用者に提示した広告量に応じた金額とすることによ
り、広告提供者の広告に関するロスを著しく軽減させる
ことが可能となる。
【0060】また、従来のパソコンや携帯電話の電子メ
ールを利用した広告では、情報の受信者である消費者の
意に反した内容のメールを無差別かつ一方的に送信す
る、いわゆる迷惑メールが横行しており、情報受信量に
応じて消費者に課金がなされることもあって、大きな社
会問題となっている。このような問題に対し、上述した
ような本実施形態に係る販売促進支援システムによれ
ば、消費者のニーズに適合した広告が提供され、またシ
ステム提供者により事前に広告提供者や或いは広告内容
の審査が可能となるため、いわゆる迷惑メールの問題の
解消を図ることが可能となる。
【0061】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。例えば、上述した実施形態において
は、店舗データベース及び広告データベースを販売促進
支援システムが保持している構成としたが、これらのデ
ータベースを各利用者用端末が保持するような構成とし
てもよい。この場合、特典の提示については、上述した
実施形態と同様に利用者が利用者用端末を使用したとき
に、利用者用端末が保持している店舗データベースから
特典に係る情報を取得して画面に提示する。このとき、
利用者用端末に保持されている店舗データベースは、当
該利用者用端末を設置した店舗に係る特典の情報が格納
されている店舗データベースとなる。また、広告に関し
ては、システム側から提示する広告コード等の情報が送
られてきたときに、その広告コードに該当する広告デー
タを広告データベースから取得して、利用者に提示する
ようにしてもよい。なお、広告データベースに格納され
る広告データは、各利用者用端末の属性、店舗側の要
求、広告提供者からの要望等に応じて異なるものとして
もよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の販売促進
支援システムによれば、店舗付近に設置した通信端末を
特定するための識別情報と、前記店舗が提供する特典に
係る情報とを関連付けて記憶し、前記通信端末の識別情
報を受信した場合に、該通信端末の識別情報に対応する
前記特典に係る情報を取得し、取得した特典に係る情報
を通信端末に提示することによって、集客を募ることが
できる。また、割引券等の特典を無差別に配布するのに
比べて、配布コストが安くつき、紙資源の節約になる。
更に、割引条件を工夫する、例えば、割引率の高いクー
ポン券が何本かに1本は当たるように設定し、期待感を
抱かせることにより、さらなる集客が望め、収益性の向
上にも寄与する。また、割引券等の特典の発行は当該シ
ステムが自動的に行うため、店舗自らが商品販売促進の
ために新たな人件費や販促物作成費を負担する必要がな
い。このように、店舗は端末設置の場所を提供し、割引
率等の画一的な情報を指定するだけでよく、販促に関す
る知識が乏しい経営者や従業員でも簡単にシステムを利
用することができるという効果が得られる。
【0063】広告提供者の立場に立っても、割引券等の
特典の付与というサービスの提供者とその利用者という
顧客関係を背景にし、また、既に利用者の個人情報がシ
ステムに登録されているため、提示された広告内容に対
する利用者の警戒心が薄まり、更には、住所等の個人情
報を一々入力することなしに簡単に資料請求等が出来る
ことから、他のマーケティング手法と比較して高いレス
ポンス率となることが期待できる。同様のことから、本
システムを利用してアンケートの協力者を募集すれば、
不要な属性を事前に排除できるだけでなく、消費者の警
戒心も和らぎ、手間も減ることから、必要なサンプルの
回収をより簡単に出来るようになるのと同時に、匿名性
の高いインターネットによる調査と比べて、結果に対す
る信頼性も確保できる。
【0064】また、資料やアンケートの送付を行う際
に、登録されている連絡手段の中から、最もコストのか
からない手段を選択することにより、費用を節減するこ
とができる。更には、マスコミ広告やインターネット広
告と違い、利用者端末を指定することにより、特定の地
域(例えば、商店街の商圏内という限られた地域)の消
費者に的を絞った広告提供を図ることも可能となり、資
金力に恵まれない中小企業でも、TVCMのように映像
や音声を用いたインパクトの高い広告を、消費者に対し
て低料金で提示できるようになる。
【0065】また、広告の提示に代わって景品を抽選で
付与することにした場合、システムが景品をまとめて発
注する等により、各店舗が独自に用意する場合と比較し
て、より利用者が関心を持てる景品を用意できるように
なり、集客効果を高めることができる。
【0066】また、請求項5に記載の販売促進支援シス
テムによれば、利用者のアクセス頻度や購買情報等に応
じて、利用者に付与される特典を変更するので、より利
用者の興味を引きつけることができ、集客効果を高め、
これにより収益性の向上が望める。
【0067】また、請求項2及び請求項6に記載の発明
によれば、利用者が当該システムにアクセスしてから特
典が提示されるまでの間に、様々な広告を利用者に対し
て提示することにより、利用者は様々な情報を獲得する
ことができ、また、特典付与までの期間を有益に過ごす
ことができる。一方、広告提供者の観点からすれば、商
品購入に対する特典付与に係る一連の処理において広告
を提供することにより、利用者が広告を注視するという
効果を奏する。また、購買行為という誰しもが行う日常
的な行為に関連付けて広告を提示することにより、広告
視聴者が特化されがちなオンラインショッピング等の通
常のインターネットによるマーケティングと異なり、広
告視聴者の特化を防ぎ、幅広い人に広告を提供すること
が可能となる。
【0068】また、請求項3及び請求項7に記載の発明
によれば、利用者に対して提示される広告は利用者が予
め登録した特性(年齢、性別、趣味、嗜好、関心事項
等)に応じた広告であるため、訴求効果の高い広告を提
供することができるという効果が得られる。また、特別
な操作を行うことなく自己が得たい情報を効率よく取得
することができるので、デジタルデバイド等の問題も解
消することができるという効果が得られる。
【0069】また、請求項8に記載の発明によれば、利
用者に提示した情報量に応じて課金することにより、広
告の費用対効果が明確に把握できるようになり、合理的
な価格体系が実現できる。
【0070】また、請求項9に記載の発明によれば、広
告提供者から広告提供の代償として受け取る金銭の一部
を店舗又は広告を視聴した利用者に対して還元するの
で、店舗の当該システム導入に係る負担を軽減すること
ができると同時に、消費者のシステム利用を促進するこ
とができる。このため、従来のポイントカードシステム
を導入する経済的余裕のない中小小売店や商店街等の店
舗でも、固定客の獲得や販売促進のためのシステムとし
て当該システムを簡単に導入することが可能となる。
【0071】また、請求項10に記載の発明によれば、
店舗は、通信端末への提示を禁止する広告を選定できる
ので、例えば、店舗は競合相手である小売業の広告を自
己のシステムによって提示することを避けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る販売促進支援シス
テムを示すシステムブロック図である。
【符号の説明】
10…販売促進支援システム 11…送受信部 12…制御部 13…利用者データベース 14…広告データベース 15…広告提供者データベース 16…店舗データベース 20…インターネット 30(30a、30b…),40(40a…),50
(50a…)…通信端末

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗付近に設置した通信端末を特定する
    ための識別情報と、前記店舗が提供する特典に係る情報
    とを関連付けて記憶し、前記通信端末の識別情報を受信
    した場合に、該通信端末の識別情報に対応する前記特典
    に係る情報を取得し、取得した前記特典に係る情報を前
    記通信端末に提示することを特徴とする販売促進支援方
    法。
  2. 【請求項2】 広告提供者から提示の依頼を受けた広告
    に係る情報を記憶し、前記通信端末と回線が接続された
    ときから前記通信端末へ前記特典に係る情報を提示する
    までの期間に、前記広告に係る情報を取得し、取得した
    前記広告に係る情報を前記通信端末に提示することを特
    徴とする請求項1に記載の販売促進支援方法。
  3. 【請求項3】 前記広告は、前記通信端末を使用してい
    る利用者の特性に応じた広告であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の販売促進支援方法。
  4. 【請求項4】 店舗付近に設置した通信端末を特定する
    ための識別情報と、前記店舗が提供する特典に係る情報
    とが関連付けられて保持されている店舗データベース
    と、前記通信端末の識別情報を受信した場合に、前記通
    信端末の識別情報に対応する前記特典に係る情報を前記
    店舗データベースから取得する特典取得手段と、取得し
    た前記特典に係る情報を前記通信端末に提示する特典提
    示手段とを具備することを特徴とする販売促進支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 利用者を特定するための識別情報と、前
    記利用者の当該システムへのアクセス頻度に係る情報又
    は前記店舗での購買情報とが関連付けられて保持されて
    いる利用者データベースを備え、前記特典に係る情報
    は、当該利用者の前記アクセス頻度又は前記購買情報に
    応じて変化することを特徴とする請求項4に記載の販売
    促進支援システム。
  6. 【請求項6】 広告提供者から提示の依頼を受けた広告
    に係る情報が保持されている広告データベースと、前記
    通信端末と通信回線が接続されたときから前記通信端末
    へ前記特典に係る情報を提示するまでの期間に、前記広
    告データベースから前記広告に係る情報を取得する広告
    取得手段と、取得した前記広告に係る情報を前記通信端
    末に提示する広告提示手段とを具備することを特徴とす
    る請求項4又は請求項5に記載の販売促進支援システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記広告データベースが保持している前
    記広告に係る情報には、その内容に応じて分類コードが
    付されており、前記利用者データベースには、各利用者
    の識別情報に関連付けられて前記分類コードが格納され
    ており、前記広告取得手段は、前記利用者の識別情報に
    対応する分類コードの広告に係る情報を取得することを
    特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかの項に記載の
    販売促進支援システム。
  8. 【請求項8】 前記利用者に対して提示した広告の情報
    量に応じて、その広告の提供者から受け取る金銭を決定
    する課金手段を備えることを特徴とする請求項4〜請求
    項7のいずれかの項に記載の販売促進支援システム。
  9. 【請求項9】 前記広告提供者から広告提供の代償とし
    て受け取る金銭の一部を前記店舗又は前記広告を視聴し
    た利用者に対して還元することを特徴とする請求項4〜
    請求項8のいずれかの項に記載の販売促進支援システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記店舗は、前記通信端末への提示を
    禁止する広告を選定できることを特徴とする請求項4〜
    請求項9のいずれかの項に記載の販売促進支援システ
    ム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334839A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo 商品情報提供システム、商品情報提供サーバ、商品情報提供方法、及びサーバシステム
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