JP2002137358A - ドクター装置 - Google Patents

ドクター装置

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JP2002137358A
JP2002137358A JP2000338497A JP2000338497A JP2002137358A JP 2002137358 A JP2002137358 A JP 2002137358A JP 2000338497 A JP2000338497 A JP 2000338497A JP 2000338497 A JP2000338497 A JP 2000338497A JP 2002137358 A JP2002137358 A JP 2002137358A
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Japan
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doctor
doctor blade
blade
plate cylinder
rocking
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Pending
Application number
JP2000338497A
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English (en)
Inventor
Naohiko Suzuki
直彦 鈴木
Natsuki Shirasawa
夏樹 白澤
Tomohisa Kida
智久 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単でスペースを取らず、しかもドク
タリング条件の設定に制約のないドクター装置を提供す
ること。 【解決手段】 グラビア印刷にて使用するドクター装置
において、ドクターブレード自体をベルト式とし、その
ベルト式のドクターブレード1を回転移動させながら版
胴に押し当てる機構とする。従来のドクター装置のよう
に、ドクター保持架台を揺動させるための機構が必要な
くなることから、非常に簡単な構成にでき、かつドクタ
ー装置周りのスペースの確保もできる。ドクターブレー
ド1の揺動は、ドクターブレード1の回動移動速度を変
更するだけでよいので、版胴の回転速度に制約を受ける
ことなく、ドクターブレード1の揺動速度を設定するこ
とができ、しかも、従来のような揺動による往復運動が
なくなるため、左右の切り替え時の停止点がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア印刷で版
胴の表面のインキを掻き落とすのに使用されるドクター
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、グラビア印刷機やグラビアコー
ター機においては、版胴表面の不要なインキを掻き落と
すのにドクター装置が使用されており、従来のドクター
装置では、厚さが0.15〜0.30mm程度の鋼板刃
がドクターブレードに用いられている。機構的には、帯
板状をしたドクターブレードをドクターホルダーに挟み
込んで固定し、さらにそのドクターホルダーをホルダー
保持架台に固定した状態とし、ドクターブレードを版胴
面に押しあてるように構成されたドクター装置が一般的
である。そして、ドクターブレードをクロムメッキされ
た版胴面に強く圧着して非画線部となる版胴表面を摺動
させながらインキを掻き落とすようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のドクタ
ー装置では、ドクターブレードの掻き性を安定させかつ
向上させるため、版胴面に対してドクターブレードを揺
動させる必要がある。このため、ホルダー保持架台を直
接揺動させることでブレードを揺動させているが、ホル
ダー保持架台を揺動させる機構が必要であることから、
ドクター装置は複雑かつスペースを取る構造になってい
る。また、ドクター保持架台に位置決め機能(昇降や旋
回など)が必要な場合には、さらに装置の複雑化、大型
化が避けられない。
【0004】また、ドクターブレードを揺動するための
駆動源を、版胴を駆動させる主原動機から取る場合に
は、揺動速度は版胴の回転速度に依存せざるを得ないと
いった問題点もある。
【0005】そして、現状のドクターブレードの揺動
は、版胴の軸方向に対する往復運動を行うようにしてい
るため、移動方向の切り替わり時に必ず停止点が生じた
り、往復範囲が限定されることから、ドクタリング条件
の設定に限界があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、構成が簡単
でスペースを取らず、しかもドクタリング条件の設定に
制約のないドクター装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、グラビア印刷にて使用するドクター装置
において、ドクターブレード自体をベルト式とし、その
ベルト式のドクターブレードを回転移動させながら版胴
に押し当てる機構を有することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るドクター装置
の主要部分を示す平面図、図2は図1のX−X断面図で
ある。
【0009】図1及び図2において、1はエンドレスベ
ルトタイプのドクターブレード、2はドクターブレード
1の摺動を補助するスライドプレート、3はドクターブ
レード1とスライドプレート2を固定するドクターホル
ダー、4はブレードガイド、5はブレードカバー、6は
ブレード固定ボルト、7はホルダー取手である。また、
8はドクターブレード1を駆動するためのサーボモー
タ、9はドクターブレード1を回動させる駆動用プー
リ、10はドクターブレード1のテンションを調整する
テンショナー機構付きの従動用プーリ、11はテンショ
ナー支持ブロックである。なお、図1においては、図面
を見やすくするため、回動するドクターブレード1の上
側部分を切り欠いて省略するとともに、ブレードカバー
5とその中のブレードガイド4の図示も省略している。
このブレードカバー5とブレードガイド4は、スライド
プレート2及びドクターホルダー3と同様の長さだけあ
る。
【0010】エンドレスベルトタイプのドクターブレー
ド1は、その下側部分がドライベアリング等を使用した
スライドブレード2(すべり受け)で保持され、版胴面
に対して摺動させることが可能になっている。ドクター
ブレード1の摺動速度は、サーボモータ8によりコント
ロールされるようになっており、任意の速度に設定する
ことができる。また、版胴と摺動しない側(上側部分)
のドクターブレード1は、ブレード軌跡を安定させるた
めにブレードガイド4に案内され、また安全を確保する
ためにブレードカバー5で覆われている。さらに、テン
ショナー機構付きプーリ10にてブレードテンションを
調整することで、適切なドクタリング状態を作り出すよ
うに構成されている。
【0011】図3は図1に示したドクター装置のセッテ
ィング状態を示す平面図、図4は同じく側面図である。
なお、図4においてFは版胴、Iは圧胴を示している。
【0012】ドクター装置をセッティングするには、図
3及び図4に示す如く、ドクターホルダー3を印刷機の
ドクター保持架台12に取り付け、ドクターブレード1
が版胴Fの周面に接するようにする。このホルダー保持
架台12には、従来のドクター装置と同様に、ホルダー
固定用押さえ13、ドクター出代調整ノブ14、昇降及
び旋回を可能にする昇降アーム15、ドクター旋回用ノ
ブ16等を設けておけば、セッティングに関しては従来
通りの調整方法が可能である。
【0013】そして、ドクターホルダー3の形状を現状
のドクター保持架台に合わせれば、現状のドクター装置
に使用することも可能となる。
【0014】また、ドクターブレード1の往復動作が必
要な場合は、ドクターブレード1を駆動させるためのサ
ーボモータ8に対する制御の運転モードを切り替えるの
みで対応できる。
【0015】また、ドクターブレード1の駆動機構は、
エンドレスベルトになったドクターブレード1と駆動用
プーリ9の摩擦による駆動のみならず、図5に示すよう
な種々の駆動形態を自由に選定することができる。図5
(A)に示す例は、ドクターブレード1の内面に突条1
aを平行に並べて形成し、この突条1aに噛み合う溝9
aを駆動用プーリ9に設けたものである。図5(B)に
示す例は、ドクターブレード1に孔1bを一列に並べて
形成し、この孔1bに合う突起9bを駆動用プーリ9に
設けたものである。図5(C)に示す例は、ドクターブ
レード1にピン1cを一列に並べて形成し、このピン1
cに合う穴9cを駆動用プーリ9に設けたものである。
【0016】また、図6に示すように、ドクターブレー
ド1をオープンエンドレスベルトタイプとし、従動用プ
ーリ11に巻き付けてあるドクターブレード1を駆動用
プーリ9に巻き取るようにしてもよい。
【0017】なお、本発明のドクター装置は、グラビア
印刷機を始めとして、グラビアコータ機などドクターを
有するコンバーティング装置にも適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、グラビ
ア印刷にて使用するドクター装置において、ドクターブ
レード自体をベルト式とし、そのベルト式のドクターブ
レードを回転移動させながら版胴に押し当てる機構を有
することを特徴としているので、従来のドクター装置の
ように、ドクター保持架台を揺動させるための機構が必
要なくなることから、非常に簡単な構成にでき、かつド
クター装置周りのスペースの確保もできる。
【0019】また、ドクターブレードの揺動は、ドクタ
ーブレードの回動移動速度を変更するだけでよいので、
版胴の回転速度に制約を受けることなく、ドクターブレ
ードの揺動速度を設定することができ、しかも、従来の
ような揺動による往復運動がなくなるため、左右の切り
替え時の停止点がなくなる。また、揺動による往復運動
にてドクタリングをすることも可能であり、その際の揺
動幅も自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドクター装置の主要部分を示す平
面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1に示したドクター装置のセッティング状態
を示す平面図である。
【図4】図1に示したドクター装置のセッティング状態
を示す側面図である。
【図5】ドクターブレードの別の駆動形態を例示した説
明図である。
【図6】オープンエンドレスタイプのドクターブレード
を有するドクター装置の主要部分を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ドクターブレード 2 スライドプレート 3 ドクターホルダー 4 ブレードガイド 5 ブレードカバー 6 ブレード固定ボルト 7 ホルダー取手 8 サーボモータ 9 駆動用プーリ 10 従動用プーリ 11 テンショナー支持ブロック 12 ホルダー保持架台 13 ホルダー固定用押さえ 14 ドクター出代調整ノブ 15 昇降アーム 16 ドクター旋回用ノブ F 版胴 I 圧胴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木田 智久 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2C034 CA02 CA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラビア印刷にて使用するドクター装置
    において、ドクターブレード自体をベルト式とし、その
    ベルト式のドクターブレードを回転移動させながら版胴
    に押し当てる機構を有することを特徴とするドクター装
    置。
JP2000338497A 2000-11-07 2000-11-07 ドクター装置 Pending JP2002137358A (ja)

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