JP2002136062A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002136062A
JP2002136062A JP2000328695A JP2000328695A JP2002136062A JP 2002136062 A JP2002136062 A JP 2002136062A JP 2000328695 A JP2000328695 A JP 2000328695A JP 2000328695 A JP2000328695 A JP 2000328695A JP 2002136062 A JP2002136062 A JP 2002136062A
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Japan
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brush
side wall
cover
pair
spring
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JP2000328695A
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English (en)
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Akihiko Suzuki
明彦 鈴木
Mineo Yamaguchi
峰生 山口
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシケース及びブラシカバーにブラシが保持
されたモータにおいて、ブラシカバーの脱落を防止しな
がら、製造コストを低減することができるモータを提供
する。 【解決手段】ブラシケース4は、整流子と近接して配置
され、絶縁材料よりなり、底部4aと底部4aから立設
され整流子の径方向に延びる一対の側壁部4bとを有す
る。ブラシカバー5は、一対の側壁部4b上を略覆うカ
バー部5aとカバー部5aから底部4a側に折り曲げら
れ、スプリング6の一端の移動を規制するスプリングス
トッパ5bとを有し、ブラシケース4に固定される。ブ
ラシカバー5は、カバー部5aから底部4a側に延び、
側壁部4bに形成された係合孔4dと該側壁部4bの立
設方向の直交方向に係合する弾性係合片5cと、スプリ
ングストッパ5bに形成され、ブラシケース4に形成さ
れた突起部4eと側壁部4bの立設方向に係合する係止
片5jとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流子に当接され
るブラシを保持した直流モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、直流モータは、整流子及びブラシ
を備えている。そして、このようなモータとしては、図
5〜図7に示すように、ブラシ51を、樹脂材よりなる
ブラシケース52と、金属板を折り曲げてなるブラシカ
バー53とにより保持したものがある。
【0003】ブラシケース52は、底部52aと、底部
52aから立設され図示しない整流子の径方向に延びる
一対の側壁部52bとを有する。各側壁部52bには向
い合わない側の面から突設した突設部52cが2つずつ
形成され、各突設部52cには該側壁部52bの立設方
向に貫通した係合孔52dがそれぞれ形成されている。
【0004】ブラシカバー53は、一対の側壁部52b
上を略覆うカバー部53aと、カバー部53aから前記
底部52a側に折り曲げられ、スプリング54の一端の
移動を規制するスプリングストッパ53b(図7参照)
とを有する。カバー部53aの四隅には、前記底部52
a側に延び、前記係合孔52dにそれぞれ挿入可能な係
合片53cが形成されている。又、カバー部53aに
は、ブラシ51に接続された(埋没結線された)ピッグ
テール55を外部に延出可能とするための案内溝53d
が整流子の径方向に延びるように形成されている。
【0005】このブラシカバー53は、スプリングスト
ッパ53bが折り曲げられる前の状態で、図6に示すよ
うに、係合片53cが係合孔52dに挿入され、該係合
孔52dから突出した係合片53cの先端部53eが曲
げかしめされることでブラシケース52に固定されてい
る。そして、図6及び図7に示すように、ブラシ51及
びスプリング54を側壁部52b間に収容した状態でス
プリングストッパ53bがスプリング54の一端の移動
を規制するように折り曲げ加工されている。
【0006】上記ブラシケース52は、ブラシ51の先
端が図示しない整流子と当接するように、図示しないモ
ータケース等に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、係合孔52dから突出した係合片
53cの各先端部53eをそれぞれ曲げかしめや熱かし
めし、更にスプリングストッパ53bを折り曲げ加工す
るといった工程が必要となり、組み付けが複雑になると
ともに組み付け工数が多くなり、ひいては製造コストが
高くなるという問題がある。
【0008】そこで、前記係合片53cの各先端部53
eをかしめる工程を無くすために、係合片53cを、弾
性を有する一対の腕部と、各腕部の先端に形成された爪
部とし、係合孔52dに腕部を挿入すれば爪部によりそ
の抜け止めがなされるもの等に変更したものがある。し
かし、これらの弾性と爪部を利用したものでは、特に部
品(ブラシケースやブラシカバー)が小さい場合等、係
合力が弱くなる等の理由から、ブラシケースからブラシ
カバーが脱落してしまう虞がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、ブラシケース及びブ
ラシカバーにブラシが保持されたモータにおいて、ブラ
シカバーの脱落を防止しながら、製造コストを低減する
ことができるモータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、整流子と、前記整流子と近接して配置され、絶縁材
料よりなり、底部と、前記底部から立設され前記整流子
の略径方向に延びる一対の側壁部とを有するブラシケー
スと、前記一対の側壁部間に略収容され、その先端部が
該一対の側壁部間から突出して前記整流子に当接される
ブラシと、前記一対の側壁部間に配設され、前記ブラシ
を前記整流子側に付勢するスプリングと、前記一対の側
壁部上を略覆うカバー部と、前記カバー部から前記底部
側に折り曲げられ、前記スプリングの一端の移動を規制
するスプリングストッパとを有し、前記ブラシケースに
固定されるブラシカバーとを備えたモータにおいて、前
記ブラシカバーは、前記カバー部から前記底部側に延
び、前記側壁部に形成された側壁部側係合部と該側壁部
の立設方向の直交方向に係合するカバー側係合部と、前
記スプリングストッパに形成され、前記ブラシケースに
形成されたブラシケース側係止部と前記側壁部の立設方
向に係合するストッパ側係止部とを備え、前記カバー側
係合部が前記側壁部側係合部と係合するとともに、前記
ストッパ側係止部が前記ブラシケース側係止部と係合す
ることで固定された。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記側壁部側係合部は、前記側壁部
の立設方向に貫通した係合孔であり、前記カバー側係合
部は、弾性を有し、その弾性力により前記係合孔に挿入
可能であるとともに抜き取り難くなる弾性係合部であ
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のモータにおいて、前記ブラシケース側係止部
は、前記側壁部の前記ブラシ基端側端部の上部に形成さ
れた突起部である。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のモータにおいて、前記スプリングストッパは、一対の
前記突起部の間で前記底部側に延び、前記ストッパ側係
止部は、前記突起部の底面と係合すべく前記スプリング
ストッパの先端から互いに離間する方向に延びる一対の
係止片である。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ブラシカ
バーは、平板状の金属板を折り曲げてなる。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、ブラシカバー
は、カバー側係合部が、側壁部に形成された側壁部側係
合部と該側壁部の立設方向の直交方向に係合するととも
に、カバー部から底部側に折り曲げられ、スプリングの
一端の移動を規制するスプリングストッパに形成された
ストッパ側係止部が、ブラシケース側係止部と側壁部の
立設方向に係合することで固定される。このように立設
方向に係合するストッパ側係止部を折り曲げられるスプ
リングストッパに設けたため、従来技術のように立設方
向に係合する部材をスプリングストッパの折り曲げる工
程と別工程で形成するものに比べて、その組み付け工数
が減る。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、側壁部側
係合部は、側壁部の立設方向に貫通した係合孔であり、
カバー側係合部は、弾性を有し、その弾性力により係合
孔に挿入可能であるとともに抜き取り難くなる弾性係合
部であるため、カバー側係合部を側壁部側係合部に容易
に係合させることができるとともに、該カバー側係合部
が係合孔から抜け難くなる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、ブラシケ
ース側係止部は、側壁部のブラシ基端側端部の上部に形
成された突起部であるため、該ブラシケースを容易に成
形することができる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、前記スプ
リングストッパは、一対の前記突起部の間で底部側に延
び、前記ストッパ側係止部は、突起部の底面と係合すべ
くスプリングストッパの先端から互いに離間する方向に
延びる一対の係止片であるため、スプリングストッパを
折り曲げるだけで係止片が突起部の底面と係合する。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、ブラシカ
バーは、平板状の金属板を折り曲げてなるため、低コス
トで製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に従って説明する。図1〜図4に示
すように、モータは、回転軸1に固定された整流子(コ
ンミテータ)2と、整流子2に当接されるブラシ3と、
ブラシ3を保持するブラシケース4及びブラシカバー5
と、コイルスプリング6とを備えている。
【0020】ブラシケース4は、整流子2と近接するよ
うに図示しないモータケース等に固定されている。ブラ
シケース4は、絶縁性の樹脂材よりなり、図2に示すよ
うに、底部4aと、底部4aから立設され整流子2の径
方向に延びる一対の側壁部4bとを有する。各側壁部4
bには向い合わない側の面から突設した突設部4cが2
つずつ形成され、各突設部4cには該側壁部4bの立設
方向に貫通した側壁部側係合部としての係合孔4dがそ
れぞれ形成されている。又、各側壁部4bの径方向外側
端部の上部には、径方向外側に突出したブラシケース側
係止部としての突起部4eが形成されている。
【0021】ブラシカバー5は、平板状の金属板からな
り、一対の側壁部4b上を略覆うカバー部5aと、カバ
ー部5aから前記底部4a側に折り曲げられ、コイルス
プリング6の一端の移動を規制するスプリングストッパ
5b(図4参照)とを有する。
【0022】カバー部5aの四隅には、前記底部4a側
に延び、前記係合孔4dにそれぞれ挿入可能なカバー側
係合部及び弾性係合部としての弾性係合片5cが形成さ
れている。弾性係合片5cは、弾性を有し、その弾性力
により係合孔4dに挿入可能であるとともに、該係合孔
4dから抜き取り難くなるように構成されている。
【0023】詳しくは、弾性係合片5cは、弾性を有す
る一対の腕部5dと、各腕部5dの先端に形成された爪
部5eとを有する。一対の腕部5dは、その間隔が所定
の値に設定され、互いに当接する位置まで撓み可能とさ
れている。一対の爪部5eは、腕部5dの撓み方向外側
に突出して形成されている。尚、この一対の爪部5eの
突出量は、一対合わせた長さが前記一対の腕部5dの間
隔である前記所定の値以下となるように設定されてい
る。又、一対の爪部5eの先端部には、先端に向かうほ
ど互いに近づくように傾斜したテーパ部5fが形成され
ている。この一対のテーパ部5fの先端間の距離は、一
対の腕部5dが撓んでいない状態において、前記係合孔
4dの幅より小さく設定されている。そして、各腕部5
dは各係合孔4dに挿入され、側壁部4bの立設方向の
直交方向に係合している。
【0024】ここで、一対のテーパ部5fの先端間の距
離は、前記係合孔4dの幅より小さく設定されているこ
とから、予め腕部5dを撓ませることなく該テーパ部5
fの先端から挿入することができる。又、所定の力で挿
入すると該テーパ部5fの作用で腕部5dが撓みながら
奥に挿入されるため、挿入する力以外の力を加える作業
は不要となる。そして、腕部5dまで係合孔4dに挿入
されると、腕部5dの撓みが元にもどり、爪部5eが突
設部4cの下面と係合することで該弾性係合片5c(腕
部5d及び爪部5e)が係合孔4dから抜き取り難くな
る。
【0025】又、カバー部5aには、ブラシ3に接続さ
れた(埋没結線された)ピッグテール7を外部に延出可
能とするための案内溝5gが整流子2の径方向に延びる
ように形成されている。
【0026】スプリングストッパ5bは、図4に示すよ
うに、案内溝5gにて分割されたカバー部5aの径方向
外側両端部からそれぞれ底部4a側に折り曲げられて形
成されている。折り曲げられる前の状態における一対の
スプリングストッパ5bには、図2に示すように、向い
合わない側から切り欠かれてその幅が狭くなった小幅部
5hが形成されている。又、折り曲げられる前の状態に
おける一対のスプリングストッパ5bの先端部には、互
いに離間する方向に延びるストッパ側係止部としての係
止片5jが形成されている。そして、折り曲げられた後
の状態における一対のスプリングストッパ5bの前記一
対の小幅部5hは、図4に示すように、前記一対の突起
部4eの間に配置され、前記各係止片5jは前記各突起
部4eの底面と側壁部4bの立設方向に係合し、ブラシ
カバー5がブラシケース4から脱落することを防止して
いる。
【0027】上記ブラシカバー5は、スプリングストッ
パ5bが折り曲げられる前の状態(図2の状態)で、弾
性係合片5c(腕部5d及び爪部5e)が係合孔4dに
挿入された後、一対の側壁部4b間にブラシ3及びコイ
ルスプリング6が収容された状態でスプリングストッパ
5bが折り曲げられてブラシケース4に固定される(図
1、図3及び図4参照)。このとき、コイルスプリング
6の一端の移動は、スプリングストッパ5bにて規制さ
れ、該コイルスプリング6によりブラシ3は、整流子2
側に付勢される。よって、図1に示すように、ブラシ3
の先端部は、一対の側壁部4b間から突出して整流子2
に押圧接触される。尚、ピッグテール7は案内溝5gを
通ってブラシケース4の外部に延出し、図示しない端子
等を介して電源に接続される。
【0028】次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以
下に記載する。 (1)ブラシカバー5は、各腕部5d(弾性係合片5
c)が各係合孔4dと側壁部4bの立設方向の直交方向
に係合するとともに、スプリングストッパ5bに設けら
れた各係止片5jが各突起部4eの底面と側壁部4bの
立設方向に係合することで固定される。係止片5jはス
プリングストッパ5bに設けられ、該スプリングストッ
パ5bが折り曲げられると、突起部4eの底面と側壁部
4bの立設方向に係合するため、従来技術のように立設
方向に係合する部材をスプリングストッパの折り曲げる
工程と別工程で形成するものに比べて、その組み付け工
数が減る。よって、係止片5jが突起部4eの底面と側
壁部4bの立設方向に係合することでブラシカバー5の
脱落を略確実に防止しながら、その組み付けを簡略化す
ることができ、ひいてはその製造コストを低減すること
ができる。
【0029】(2)弾性係合片5c(腕部5d及び爪部
5e)は、弾性を有し、その弾性力により係合孔4dに
挿入可能であるとともに、該係合孔4dから抜き取り難
くなるように構成されるため、係合孔4dに容易に係合
させることができるとともに、係合孔4dから抜け難く
なる。よって、組み付けを簡略化しながら、ブラシカバ
ー5の脱落を更に防止することができる。
【0030】(3)係止片5jが係合するブラシケース
側係止部としての突起部4eは、各側壁部4bの径方向
外側端部の上部から径方向外側に突出したのみの構成で
あるため、そのブラシケース4は型等を用いて容易に成
形することができる。
【0031】(4)ブラシカバー5は、平板状の金属板
を折り曲げてなるため、容易に低コストで製造すること
ができる。 (5)係合孔4dに挿入される弾性係合片5cは、カバ
ー部5aの四隅に形成されている。よって、弾性係合片
5cが係合孔4dと側壁部4bの立設方向の直交方向に
強固に係合し、その位置ずれが防止される。又、爪部5
eを有し、係合孔4dから抜け難い弾性係合片5cがカ
バー部5aの四隅に形成されているため、ブラシカバー
5が脱落することは略確実に防止される。
【0032】上記実施の形態は以下のように変更して実
施してもよい。 ・上記実施の形態では、折り曲げられた後の状態におけ
る一対のスプリングストッパ5b(一対の小幅部5h)
は、図4に示すように、前記一対の突起部4eの間を通
って底部4a側に延びるようにしたが、スプリングスト
ッパ5bを突起部4eの外側を通って底部4a側に延び
るように形成してもよい。この場合、一対のスプリング
ストッパ5bの先端部には互いに近づく方向に延びコイ
ルスプリング6の一端の移動を規制する延設部を設ける
必要がある。そして、延設部の一部が突起部4eの底面
と側壁部4bの立設方向に係合するストッパ側係止部を
構成するようにしてもよい。このようにしても上記実施
の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0033】・上記実施の形態では、スプリングストッ
パ5bは、図4に示すように、案内溝5gにて分割され
たカバー部5aの径方向外側両端部からそれぞれ底部4
a側に折り曲げられて形成されているとしたが、一対の
スプリングストッパ5bの部分まで案内溝5gが延長さ
れていないもの、即ち一対のスプリングストッパ5b間
に隙間がなく、繋がった1つの片でスプリングストッパ
を構成したものとしてもよい。このようにしても上記実
施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0034】・上記実施の形態では、カバー側係合部と
しての弾性係合片5cを、その弾性力により係合孔4d
に挿入可能であるとともに、該係合孔4dから抜き取り
難くなるものとしたが、係合孔4dに挿入され、側壁部
4bの立設方向の直交方向に係合すれば、他のカバー側
係合部に変更してもよい。例えば、弾性係合片5cを、
弾性を有さず、係合孔4dに挿入されるのみの片に変更
してもよい。このようにしてもブラシカバー5は、各片
が各係合孔4dと側壁部4bの立設方向の直交方向に係
合するとともに、スプリングストッパ5bに設けられた
各係止片5jが各突起部4eの底面と側壁部4bの立設
方向に係合することで固定され、上記実施の形態の効果
(1),(3),(4)と同様の効果を得ることができ
る。
【0035】・上記実施の形態の弾性係合片5c(腕部
5d及び爪部5e)は、弾性を有し、その弾性力により
係合孔4dに挿入可能であるとともに、該係合孔4dか
ら抜き取り難くなるように構成されていれば、他の形状
に変更してもよい。例えば、カバー部5aの四隅から底
部4a側に延びる腕部と、該腕部の先端から直角以上折
り曲げられ、弾性を有し180°付近まで撓み可能な爪
部とからなる弾性係合片5cに変更してもよい。このよ
うにしても、弾性係合部を係合孔4dに所定の力で挿入
すると爪部が180°付近まで撓みながら奥に挿入され
るため、挿入する力以外の力を加える作業は不要とな
る。そして、腕部まで係合孔4dに挿入されると、爪部
の撓みが元にもどり、爪部が突設部4cの下面と係合す
ることで該係合弾性部(腕部及び爪部)が係合孔4dか
ら抜き取り難くなる。
【0036】・上記実施の形態の側壁部側係合部として
の係合孔4dは、弾性係合片5cと側壁部4bの立設方
向の直交方向に係合可能であれば、他の形状、例えば、
溝等に変更してもよい。このようにしても上記実施の形
態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0037】・上記実施の形態では、弾性係合片5cは
カバー部5aの四隅に形成されているとしたが、四隅以
外の箇所に設けてもよいし、いくつ設けてもよい。例え
ば、弾性係合片5cを2つや6つ設けてもよい。
【0038】・上記実施の形態では、ブラシ3が整流子
2の径方向に移動可能となるようにブラシケース4の底
部4a及び側壁部4bを整流子2の径方向に沿って設け
たが、ブラシ3の移動方向が整流子2の径方向から若干
傾斜しているモータに具体化する場合等、底部4a及び
側壁部4bを整流子2の径方向から若干傾斜して(略径
方向に)設けてもよい。このようにしても上記実施の形
態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0039】上記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記
載する。 (イ)前記弾性係合部は、弾性を有する一対の腕部と、
前記各腕部の先端に形成された爪部とからなることを特
徴とするモータ。このようにすると、カバー側係合部を
側壁部側係合部に容易に係合させることができるととも
に、該カバー側係合部が係合孔から抜け難くなる。
【0040】(ロ)請求項1乃至5及び上記(イ)のい
ずれかに記載のモータにおいて、前記カバー側係合部
は、前記カバー部の略四隅に形成されたことを特徴とす
るモータ。このようにすると、カバー側係合部が側壁部
側係合部と側壁部の立設方向の直交方向に強固に係合す
る。
【0041】(ハ)請求項4に記載のモータにおいて、
前記カバー部には、前記ブラシに接続されたピッグテー
ルを外部に延出可能とするための案内溝が前記略径方向
に延びるように形成され、前記スプリングストッパは、
前記案内溝にて分割された前記カバー部の前記ブラシ基
端側端部からそれぞれ前記底部側に延びて形成され、前
記係止片は、前記各スプリングストッパの先端から互い
に離間する方向に延びることを特徴とするモータ。この
ようにすると、ブラシに接続されたピッグテールが案内
溝により外部に延出可能とされる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ブラシケース及びブラシカバーにブラシが保持されたモ
ータにおいて、ブラシカバーの脱落を防止しながら、製
造コストを低減することができるモータを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるモータの模式図。
【図2】本実施の形態のブラシケース及びブラシカバー
を示す分解斜視図。
【図3】本実施の形態のブラシケース及びブラシカバー
を示す斜視図。
【図4】本実施の形態のスプリングストッパを説明する
ための説明図。
【図5】従来技術のブラシケース及びブラシカバーを示
す分解斜視図。
【図6】従来技術のブラシケース及びブラシカバーを示
す斜視図。
【図7】従来技術のスプリングストッパを説明するため
の説明図。
【符号の説明】
2…整流子、3…ブラシ、4…ブラシケース、5…ブラ
シカバー、6…コイルスプリング(スプリング)、4a
…底部、4b…側壁部、4d…係合孔(側壁部側係合
部)、4e…突起部(ブラシケース側係止部)、5a…
カバー部、5b…スプリングストッパ、5c…弾性係合
片(カバー側係合部及び弾性係合部)、5j…係止片
(ストッパ側係止部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 AA07 AA08 BB05 BB09 CC02 CC06 CC07 CC10 EA25 5H613 AA02 BB04 BB15 BB27 GA09 GA11 GA12 GA13 GA14 GA15 GA16 GA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流子(2)と、 前記整流子(2)と近接して配置され、絶縁材料よりな
    り、底部(4a)と、前記底部(4a)から立設され前
    記整流子(2)の略径方向に延びる一対の側壁部(4
    b)とを有するブラシケース(4)と、 前記一対の側壁部(4b)間に略収容され、その先端部
    が該一対の側壁部(4b)間から突出して前記整流子
    (2)に当接されるブラシ(3)と、 前記一対の側壁部(4b)間に配設され、前記ブラシ
    (3)を前記整流子(2)側に付勢するスプリング
    (6)と、 前記一対の側壁部(4b)上を略覆うカバー部(5a)
    と、前記カバー部(5a)から前記底部(4a)側に折
    り曲げられ、前記スプリング(6)の一端の移動を規制
    するスプリングストッパ(5b)とを有し、前記ブラシ
    ケース(4)に固定されるブラシカバー(5)とを備え
    たモータにおいて、 前記ブラシカバー(5)は、 前記カバー部(5a)から前記底部(4a)側に延び、
    前記側壁部(4b)に形成された側壁部側係合部(4
    d)と該側壁部(4b)の立設方向の直交方向に係合す
    るカバー側係合部(5c)と、 前記スプリングストッパ(5b)に形成され、前記ブラ
    シケース(4)に形成されたブラシケース側係止部(4
    e)と前記側壁部(4b)の立設方向に係合するストッ
    パ側係止部(5j)とを備え、前記カバー側係合部(5
    c)が前記側壁部側係合部(4d)と係合するととも
    に、前記ストッパ側係止部(5j)が前記ブラシケース
    側係止部(4e)と係合することで固定されたことを特
    徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータにおいて、 前記側壁部側係合部(4d)は、前記側壁部(4b)の
    立設方向に貫通した係合孔であり、 前記カバー側係合部(5c)は、弾性を有し、その弾性
    力により前記係合孔(4d)に挿入可能であるとともに
    抜き取り難くなる弾性係合部であることを特徴とするモ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のモータにおい
    て、 前記ブラシケース側係止部(4e)は、前記側壁部(4
    b)の前記ブラシ(3)基端側端部の上部に形成された
    突起部であることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータにおいて、 前記スプリングストッパ(5b)は、一対の前記突起部
    (4e)の間で前記底部(4a)側に延び、 前記ストッパ側係止部(5j)は、前記突起部(4e)
    の底面と係合すべく前記スプリングストッパ(5b)の
    先端から互いに離間する方向に延びる一対の係止片であ
    ることを特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    モータにおいて、 前記ブラシカバー(5)は、平板状の金属板を折り曲げ
    てなることを特徴とするモータ。
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