JP2002115770A - 液圧制御装置 - Google Patents

液圧制御装置

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JP2002115770A
JP2002115770A JP2000311737A JP2000311737A JP2002115770A JP 2002115770 A JP2002115770 A JP 2002115770A JP 2000311737 A JP2000311737 A JP 2000311737A JP 2000311737 A JP2000311737 A JP 2000311737A JP 2002115770 A JP2002115770 A JP 2002115770A
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浩二 箱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スプールの一端を臨ませるパイロット室の液圧
に応じて入力ポートおよび出力ポート間の連通・遮断を
切換えるスプール弁と、前記パイロット室および入力ポ
ート間に介設される電磁開閉弁とで構成される液圧制御
装置において、小型化を可能とする。 【解決手段】バルブボディ14には入力ポート21およ
び出力ポート22を内側面に開口せしめた摺動孔20が
設けられ、摺動孔20に摺動可能に嵌合されるスプール
16の一端と、摺動孔20の一端部に液密に圧入される
プラグ18との間にパイロット室15が形成され、弁座
部材43がバルブボディ14内に固着されるとともに磁
性体40をバルブボディ14に当接させる電磁開閉弁1
3のハウジング36に、プラグ18の少なくとも一部を
覆ってバルブボディ14に締結される取付けステー49
が固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプールの一端を
臨ませるパイロット室の液圧に応じて入力ポートおよび
出力ポート間の連通・遮断を切換えるスプール弁と、前
記パイロット室および入力ポート間に介設される電磁開
閉弁とで構成される液圧制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる液圧制御装置は、たとえば
特開2000−170941号公報等で既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
電磁開閉弁はスプール弁とは独立して構成されており、
弁座部材が固着されるとともに、弁座部材を臨ませる弁
室と、該弁室に一端を通じさせる通路とが設けられるベ
ース板を電磁開閉弁が備えている。しかもベース板はス
プール弁のバルブボディに締結されるものであり、バル
ブボディの摺動孔に摺動可能に嵌合されるスプールの一
端と前記ベース板との間に、前記通路の他端を通じさせ
るパイロット室が形成されている。
【0004】このような従来の液圧制御装置によれば、
バルブボディに締結されるベース板には円筒状である弁
座部材が内蔵、固着されるので、ベース板の厚みは比較
的大きなものであり、その分だけ液圧制御装置が大型化
している。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、小型化を可能とした液圧制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一端をパイロット室に臨ま
せるとともに前記パイロット室の容積を縮少させる方向
にばね付勢されたスプールが、入力ポートおよび出力ポ
ート間の連通・遮断を切換可能としてバルブボディに摺
動自在に嵌合されて成るスプール弁と;磁性金属から成
る有底円筒状のハウジング、該ハウジングの閉塞端中央
部に同軸に連設される磁性金属製の固定コア、該固定コ
アを囲繞して前記ハウジング内に挿入されるボビン、該
ボビンに巻装されるコイル、前記ボビンを前記ハウジン
グの閉塞端との間に挟むようにして前記ハウジングの開
口端に固定されるとともに貫通孔を中央部に有する磁性
体、前記貫通孔内に同軸に挿入されて前記固定コアに対
向するとともに固定コアから離反する側にばね付勢され
る可動コア、前記入力ポートおよび前記パイロット室間
に介設される弁座部材、該弁座部材に着座することを可
能として前記可動コアの固定コアとは反対側に設けられ
る弁体を備え、前記スプール弁のバルブボディに取付け
られる電磁開閉弁と;を含む液圧制御装置において、前
記バルブボディには、該バルブボディの外側面に設定さ
れる取付け面に一端を開口するとともに前記入力ポート
および出力ポートを内側面に開口せしめた摺動孔が設け
られ、該摺動孔の他端閉塞部との間に戻しばねを介在さ
せて前記摺動孔に摺動可能に嵌合されるスプールの一端
と、前記摺動孔の一端部に液密に圧入されるプラグとの
間に前記パイロット室が形成され、前記弁座部材がバル
ブボディ内に固着されるとともに前記磁性体をバルブボ
ディに当接させる前記電磁開閉弁のハウジングに、前記
プラグの少なくとも一部を覆って前記バルブボディの取
付け面に締結される取付けステーが固着されることを特
徴とする。
【0007】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、電磁開閉弁の一部を構成する弁座部材がバルブボ
ディ内に固着され、磁性体がバルブボディに当接される
ので、従来必要であったベース板が不要であり、液圧制
御装置を小型化することができる。しかもスプールの一
端を臨ませるパイロット室がプラグと前記スプールの一
端との間に形成されており、前記プラグは圧入によりバ
ルブボディに固定されるのであるが、プラグにはパイロ
ット室の液圧が該プラグを摺動孔から抜け出させる方向
で作用している。このためプラグの摺動孔への圧入、固
定状態が万一不充分であった場合には、プラグが摺動孔
から抜けてしまう側に移動してしまう可能性がある。し
かるに電磁開閉弁のハウジングをバルブボディの取付け
面に取付けるための取付けステーで前記プラグの少なく
とも一部が覆われるので、前記プラグが摺動孔から抜け
出る方向に万一移動しようとしても、その移動が前記取
付けステーで阻止され、プラグが摺動孔から抜けてしま
うことはない。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記ハウジングの開口端に
外周部が固定されるリング板部と、該リング板部の内周
部に一体に連設されるとともに前記ボビンの磁性体側端
部に一部を挿入せしめる円筒部とで前記磁性体が構成さ
れ、リング板部から離反するにつれて小径となるように
して前記ボビンの磁性体側端部内周に形成されるテーパ
孔の内側面と、前記リング板部および前記円筒部とに弾
発接触する環状の第1シール部材が、前記磁性体および
ボビン間に介装されることを特徴とする。
【0009】このような請求項2記載の発明の構成によ
れば、磁性体が円筒部を有することで磁性体および可動
コアの軸方向ラップ量を大きくし、磁路面積を増大して
電磁開閉弁の電磁効率を向上することができる。しかも
リング板部および円筒部を有することにより、磁性体
は、その軸線方向および半径方向でボビンに対向するこ
とになるが、ボビンの磁性体側端部内周にテーパ孔が形
成されるので、テーパ孔の内側面と、前記リング板部お
よび前記円筒部とに弾発接触させるようにして単一の第
1シール部材を磁性体およびボビン間に介装するだけ
で、磁性体およびボビン間のシールが達成される。また
第1シール部材の弾性により、ハウジング内でのボビン
の軸線方向および半径方向の振動を抑えることができ
る。
【0010】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明の構成に加えて、前記磁性体およびボビ
ン間には、非磁性材により円筒状に形成されるとともに
前記磁性体の貫通孔内に挿入されるカラーの一端部が、
制限された範囲での該カラーの軸方向移動を許容するよ
うにして浮動支持され、カラー内に挿入される前記可動
コアの該カラーからの離脱を阻止する規制鍔がカラーの
他端に設けられることを特徴とし、かかる構成によれ
ば、電磁開閉弁の組立時に可動コアおよび弁体が磁性体
の貫通孔から落下することを防止することができ、電磁
開閉弁の組立性を向上することができる。しかもカラー
が制限された範囲での軸方向移動を許容するようにして
磁性体およびボビン間に浮動支持されるので、該カラー
内に挿入された可動コアにカラーを追随させるようにし
て、カラーとの摩擦による可動コアの摩耗を抑制するこ
とができる。
【0011】請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記取付けス
テーは、前記ハウジングの外面に固着される支持板部
と、前記プラグの少なくとも一部を覆って前記バルブボ
ディの取付け面に締結される締結板部とを一体に有して
縦断面L字状に形成され、前記磁性体のうち前記締結板
部よりも突出した部分を嵌合せしめるようにして前記弁
座部材と同軸に配置される円形の凹部が、前記バルブボ
ディの取付け面に設けられることを特徴とし、かかる構
成によれば、電磁開閉弁の組立時に、バルブボディ内の
弁座部材に対する磁性体の位置すなわち磁性体の貫通孔
内に在る可動コアの位置を容易に定めて、ハウジングを
バルブボディの取付け面に締結することができ、電磁開
閉弁の組立性をより一層向上することができる。
【0012】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明の構成に加えて、前記弁座部材と同軸である環状
の第2シール部材が前記磁性体およびバルブボディ間に
介装され、該第2シール部材で外周部をシールされると
ともに前記弁座部材の一端を臨ませた弁室が、前記磁性
体およびバルブボディ間に形成され、前記パイロット室
および弁室間を連通する連通路がバルブボディに設けら
れることを特徴とし、かかる構成によれば、スプール弁
のパイロット室と、電磁開閉弁との接続構造を単純化
し、第2シール部材を単純な環状形状としてコスト低減
を図るとともに電磁開閉弁の組立性を向上することがで
きる。
【0013】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に加えて、前記プラグは、前記取付け面に
接触した前記取付けステーとの間に間隔をあける位置ま
で前記摺動孔の一端部に液密に圧入されることを特徴と
し、かかる構成によれば、バルブボディの取付け面に確
実に締結した取付けステーで、プラグの摺動孔からの離
脱を確実に阻止することができる。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明の構成に加えて、前記摺動孔の内周面に弾発的に接触
するOリングが外周に装着されるシール部と、前記摺動
孔に圧入されるべく前記シール部よりも大径に形成され
てシール部に同軸にかつ一体に連設される圧入部とを備
える前記プラグが、前記シール部を軸方向内方側に配置
して前記摺動孔の一端部に圧入されることを特徴とし、
かかる構成によれば、プラグの摺動孔への圧入時に摺動
孔の内面のうちOリングに接触する部分が荒れてしまう
ことを回避して前記Oリングにより確実なシールを可能
とし、しかもプラグの圧入長さを比較的短くすることで
圧入作業を容易とすることができる。
【0015】さらに請求項8記載の発明は、上記請求項
7記載の発明の構成に加えて、前記摺動孔の一端には、
軸方向外方に向かうにつれて大径となる拡径部が設けら
れ、前記圧入部の外端が前記拡径部の内端よりも内方に
位置するまで前記プラグが摺動孔の一端部に圧入される
ことを特徴とし、かかる構成によれば、プラグの摺動孔
への圧入時に拡径部で案内することでプラグの摺動孔へ
の圧入を容易とするこができるとともにOリングが傷つ
くことを防止することができ、しかも圧入部の外端が前
記拡径部の内端よりも内方に位置することにより、パイ
ロット室の液圧によりプラグが抜け方向に移動しようと
したときに、圧入部の外端の周縁部が摺動孔の内面に食
込み易くなり、プラグの摺動孔からの抜け出しをより確
実に阻止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0017】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は電磁開閉弁が閉弁している状態での液圧
制御装置の縦断面図であって図2の1−1線に沿う断面
図、図2は図1の2矢視平面図、図3は電磁開閉弁が開
弁している状態での液圧制御装置の図1に対応した縦断
面図、図4は図1の4−4線断面図、図5は図1の要部
拡大図、図6は弁座部材を除いた電磁開閉弁の構成部材
を分解状態で示す断面図である。
【0018】先ず図1〜図3において、この液圧制御装
置は、たとえばエンジンEにおける動弁装置の作動特性
を変更するために液圧を高、低に切換えて前記動弁装置
に作用せしめるものであり、エンジンEのエンジン本体
11に締結されるバルブボディ14を有するスプール弁
12と、該スプール弁12が備えるパイロット室15な
らびにエンジン本体11に内蔵される液圧ポンプ等の液
圧源間に介在するようにして前記バルブボディ14に取
付けられる電磁開閉弁13とを備える。
【0019】スプール弁12は、前記バルブボディ14
と、一端をパイロット室15に臨ませてバルブボディ1
4に摺動可能に嵌合されるスプール16と、パイロット
室15の容積を縮少する方向にスプール16を付勢する
ばね力を発揮してバルブボディ14およびスプール16
間に設けられる第1戻しばね17と、前記パイロット室
15をスプール16の一端との間に形成するようにして
バルブボディ14に液密に圧入されるプラグ18とを備
える。
【0020】エンジン本体11に締結されたバルブボデ
ィ14の外側面のうち上側面は取付け面14aとして平
坦に形成されており、バルブボディ14には、一端を前
記取付け面14aに開口して上下にのびる有底の摺動孔
20と、該摺動孔20の内側面の軸方向に間隔をあけた
位置に開口する入力ポート21、出力ポート22および
解放ポート23と、前記摺動孔20と平行にして上下に
延びる有底の通路孔24とが設けられる。
【0021】図4を併せて参照して、入力ポート21
は、摺動孔20の直径よりも大きな幅を有した矩形状の
横断面形状を有するものであり、摺動孔20の軸線に直
交する平面内で摺動孔20の下部を横断するようにして
バルブボディ14に設けられ、該入力ポート21の外端
は、エンジン本体11内の液圧源に接続されるべくエン
ジン本体11側のバルブボディ14の側面に開口され、
入力ポート21の開口端部にはフィルタ25が装着され
る。また入力ポート21の内端部はバルブボディ14に
設けられた連通孔26により前記通路孔24に連通され
る。而して入力ポート21の中間部は摺動孔20の下部
内側面に開口するのであるが、該入力ポート21の中間
部は、図4で示すように、摺動孔20内のスプール16
で遮断されることはなく、通路孔24は、摺動孔20内
でのスプール16の位置とは無関係に、連通孔26およ
び入力ポート21を介してエンジン本体11内の液圧源
に連通される。
【0022】出力ポート22は、前記入力ポート21の
上方に配置されるものであり、摺動孔20の軸線に直交
する平面内で摺動孔20の中間部を横断するようにして
バルブボディ14に設けられ、該出力ポート22の外端
は、エンジンEの動弁装置に接続されるべくエンジン本
体11側のバルブボディ14の側面に開口される。また
出力ポート22の内端部はバルブボディ14に設けられ
た第1オリフィス27を介して前記通路孔24に連通さ
れる。而して出力ポート22の中間部は摺動孔20の中
間部内側面に開口するのであるが、該出力ポート22の
中間部は、図4で示すように、摺動孔20内のスプール
16で遮断されることはなく、エンジンEの動弁装置に
は、摺動孔20内でのスプール16の位置とは無関係
に、通路孔24すなわち入力ポート21が第1オリフィ
ス27および出力ポート22を介して連通される。
【0023】解放ポート23は、前記出力ポート22の
上方に配置されるものであり、摺動孔20の軸線に直交
する平面内で摺動孔20の上部内側面に内端部を開口す
るようにしてバルブボディ14に設けられ、該解放ポー
ト23の外端は、エンジン本体11側に作動液を戻すべ
くエンジン本体11側のバルブボディ14の側面に開口
される。
【0024】一端をパイロット室15に臨ませて摺動孔
20に摺動可能に嵌合されるスプール16の他端と、摺
動孔20の他端閉塞部との間にはばね室28が形成さ
れ、第1戻しばね17は、スプール16の他端部および
摺動孔20の閉塞端部との間に設けられるようにしてば
ね室28に収納される。
【0025】スプール16の外周面には、出力ポート2
2を入力ポート21および解放ポート23に択一的に切
換えて連通せしめるための第1環状凹部30と、解放ポ
ート23に常時通じる第2環状凹部31とが設けられ
る。またスプール16には、ばね室28に通じる解放路
32が同軸に設けられるとともに、該解放路32を第2
環状凹部31に通じさせる連通孔33と、パイロット室
15を解放路32に通じさせる第2オリフィス34とが
設けられ、ばね室28は、解放路32、連通孔33およ
び第2環状凹部31を介して解放ポート23に連通し、
パイロット室15は、第2オリフィス34、解放路3
2、連通孔33および第2環状凹部31を介して解放ポ
ート23に連通する。
【0026】パイロット室15の液圧が低いときに、ス
プール16は図1で示すように、第1戻しばね17のば
ね力によってパイロット室15の容積を縮少した上限位
置に在り、この状態で、スプール16は出力ポート22
および入力ポート21間を遮断するとともに第1環状凹
部30を介して出力ポート22を解放ポート23に連通
させており、第1オリフィス27を介して入力ポート2
1に通じる出力ポート22からの出力液圧は低圧とな
る。
【0027】パイロット室15の液圧が高くなると、ス
プール16は図3で示すように、第1戻しばね17のば
ね力に抗してパイロット室15の容積を増大した下限位
置まで下動し、この状態で、スプール16は出力ポート
22および解放ポート23間を遮断するとともに第1環
状凹部30を介して出力ポート22を入力ポート21に
連通させており、入力ポート21に通じる出力ポート2
2からの出力液圧が高圧となる。
【0028】パイロット室15への液圧の作用を停止す
ると、パイロット室15の液圧は第2オリフィス34で
絞られつつ解放ポート23側に逃がされ、パイロット室
15の液圧が徐々に低下するのに応じてスプール16が
第1戻しばね17のばね力により図1で示した上限位置
へと戻ることになる。
【0029】図5において、プラグ18は、摺動孔20
の内周面に弾発的に接触するOリング35が外周に装着
されるシール部18aと、摺動孔20に圧入されるべく
前記シール部18aよりも大径に形成されてシール部1
8aに同軸にかつ一体に連設される圧入部18bと、圧
入部18bよりも小径に形成されて圧入部18bの前記
シール部18aとは反対側に同軸にかつ一体に連設され
る小径部18cとを備え、シール部18aを軸方向内方
側に配置して摺動孔20の一端部に圧入される。
【0030】一方、摺動孔20の一端には、軸方向外方
に向かうにつれて大径となるようにして彎曲した拡径部
20aが設けられており、プラグ18は、圧入部18b
の外端が拡径部20aの内端よりも内方に位置するまで
摺動孔20の一端部に圧入され、小径部18cの外端は
バルブボディ14の取付け面14aよりもわずかに内方
側に配置される。
【0031】図6を併せて参照して、電磁開閉弁13
は、磁性金属から成る有底円筒状のハウジング36と、
該ハウジング36の閉塞端中央部に同軸にかつ一体に連
設される有底円筒状の固定コア37と、該固定コア37
を囲繞してハウジング36内に挿入されるボビン38
と、ボビン38に巻装されるコイル39と、ボビン38
をハウジング36の閉塞端との間に挟むようにしてハウ
ジング36の開口端に圧入等により固定される磁性体4
0と、磁性体40内に同軸に挿入されて固定コア37に
対向する可動コア41と、可動コア41を固定コア37
から離反する側に付勢するばね力を発揮して固定コア3
7および可動コア41間に設けられる第2戻しばね42
と、前記入力ポート21および前記パイロット室15間
に介在するようにしてバルブボディ14内に固着される
円筒状の弁座部材43と、弁座部材43に着座すること
を可能として前記可動コア41の固定コア37とは反対
側に一体に設けられる弁体44とを備える。
【0032】ボビン38と、該ボビン38に巻装される
コイル39とは、合成樹脂から成るモールド部46で被
覆される。このモールド部46には、ハウジング36の
開口端側側面に設けられた切欠き部36aから外方に突
出するカプラ46aが一体に形成されており、このカプ
ラ46aには、コイル39に接続される端子47…が配
設される。
【0033】ハウジング36は一対の取付けステー4
8,49でバルブボディ14に取付けられるものであ
り、両取付けステー48,49は、ハウジング36の外
面に固着される支持板部48a,49aと、バルブボデ
ィ14の取付け面14aにボルト50,51により締結
される締結板部48b,49bとを一体に有して縦断面
L字状に形成され、両取付けステー48,49のうち一
方の取付けステー49の締結板部49bは、バルブボデ
ィ14の摺動孔20に圧入されているプラグ18の少な
くとも一部(この実施例では一部)を覆うように形成さ
れ、プラグ18の小径部18cの外端と、取付け面14
aに締結された前記締結板部49bとの間にはわずかな
間隔が生じている。
【0034】磁性体40は、ハウジング36の開口端に
外周部が固定されるリング板部40aと、該リング板部
40aの内周部に一体に連設されるとともに前記ボビン
38の磁性体40側端部に一部を挿入せしめる円筒部4
0bとを一体に有するものであり、可動コア41を挿入
させる貫通孔52が磁性体40の中央部に設けられる。
【0035】一方、ボビン38の磁性体40側端部内周
には、リング板部40aから離反するにつれて小径とな
るテーパ孔53が形成されており、テーパ孔53の内側
面と、前記リング板部40aおよび前記円筒部40bと
に弾発接触する環状の第1シール部材としてのOリング
54が磁性体40およびボビン38間に介装される。ま
たボビン38およびハウジング36の閉塞端間には固定
コア37を同軸に囲繞するOリング55が介装される。
【0036】このようにボビン38およびハウジング3
6間にOリング55が介装され、ボビン38および磁性
体40間にOリング54が介装されることにより、ボビ
ン38内の液圧が外部に洩れることはOリング54,5
5により阻止される。しかもモールド部46は、該モー
ルド部46およびボビン38の接触部が前記Oリング5
4,55よりも外方に位置するようにしてボビン38お
よびコイル39を覆うものであり、ボビン38およびモ
ールド部43間の境界部に液圧が作用することはなく、
ボビン38およびモールド部43間の境界部から液圧が
滲み出すことがない。したがって、このようなOリング
54,55の配置によれば、ボビン38内から液圧が外
部に洩れることを阻止することが可能となるとともに、
外部からの水や塵埃のボビン38内への侵入を阻止する
ことができる。
【0037】前記磁性体40の貫通孔52には、非磁性
材により円筒状に形成されるカラー56が挿入され、こ
のカラー56の一端には半径方向外方に張出す支持鍔5
6aが一体に設けられる。一方、磁性体40が備える円
筒部40bの一端と前記ボビン38の内周縁との間には
環状の空隙57が形成されており、前記支持鍔56a
は、円筒部40bの一端および前記ボビン38の内周縁
のいずれかに係合することを可能として前記空隙57に
配置される。すなわちカラー56の一端部は、制限され
た範囲でのカラー56の軸方向移動を許容するようにし
て磁性体40およびボビン38間に浮動支持される。
【0038】カラー56内には可動コア41が挿入され
るものであり、カラー56の他端には、該カラー56内
から可動コア41が脱落するのを阻止するための規制鍔
56bが半径方向内方に張出すようにして一体に設けら
れる。
【0039】前記磁性体40におけるリング板部40a
の厚みは、ハウジング36に固着された取付けステー4
8,49の締結板部48b,49bからリング板部40
aの一部を突出させてバルブボディ14に当接させるよ
うに設定されており、バルブボディ14の取付け面14
aには、リング板部40aのうち締結板部48b,49
bから突出した部分を嵌合せしめる円形の凹部58が、
通路孔24と同軸に設けられる。
【0040】通路孔24の上端部には、円形の弁座部材
43が圧入等により同軸に固着されており、前記凹部5
8および通路孔24間を結ぶ連絡孔59が、凹部58側
に向かうにつれた大径となるテーパ状に形成されてバル
ブボディ14に設けられる。
【0041】磁性体40のリング板部40aおよびバル
ブボディ14間には、弁座部材43と同軸である環状の
第2シール部材としてのOリング60が介装され、この
Oリング60で外周部をシールされるとともに弁座部材
43の一端を臨ませた弁室61が、磁性体40のリング
板部40aおよびバルブボディ14間に形成され、前記
パイロット室15および弁室61間を連通する連通路6
2がバルブボディ14に設けられる。
【0042】弁体44は、弁室61に臨む可動コア41
の端部に一体に形成されるものであり、この弁体44
は、弁座部材43の一端に着座し得るようにして、弁座
部材43側に向けて先細りのテーパ状に形成される。
【0043】ところで取付けステー48,49を避けた
位置でバルブボディ14には、取付け面14a側から液
圧検出器63が着脱可能に取付けられており、バルブボ
ディ14には、スプール弁12における出力ポート22
の液圧を前記液圧検出器63に導く検出孔64(図4参
照)が出力ポート22の内端に開口するようにして設け
られる。
【0044】次にこの実施例の作用について説明する
と、スプール弁12と共働して液圧制御装置を構成する
電磁開閉弁13は、該電磁開閉弁13の一部を構成する
弁座部材43がスプール弁12のバルブボディ14内に
固着されるとともに電磁開閉弁13の一部を構成する磁
性体40を前記バルブボディ14に当接させるように構
成されるので、従来必要であったベース板が不要であ
り、液圧制御装置を小型化することができる。
【0045】しかもスプール弁12において、スプール
16の一端を臨ませるパイロット室15が、バルブボデ
ィ14に設けられた摺動孔20の一端部に液密に圧入さ
れるプラグ18と前記スプール16の一端との間に形成
されるのであるが、プラグ18にはパイロット室15の
液圧が該プラグ18を摺動孔20から抜け出させる方向
で作用している。このためプラグ18の摺動孔20への
圧入、固定状態が万一不充分であった場合には、プラグ
18が摺動孔20から抜けてしまう側に移動してしまう
可能性があるが、電磁開閉弁13のハウジング36をバ
ルブボディ14の取付け面14aに取付けるための取付
けステー49の締結板部49bにより前記プラグ18の
少なくとも一部が覆われている。したがって前記プラグ
18が摺動孔20から抜け出る方向に万一移動しようと
しても、その移動が前記取付けステー49の締結板部4
9bで阻止され、プラグ18が摺動孔20から抜けてし
まうことはない。
【0046】またプラグ18は、バルブボディ14の取
付け面14aに接触した取付けステー49の締結板部4
9bとの間に間隔をあける位置まで摺動孔20の一端部
に液密に圧入されるので、バルブボディ14の取付け面
14aに確実に締結した取付けステー49で、プラグ1
8の摺動孔20からの離脱を確実に阻止することができ
る。
【0047】しかもプラグ18は、摺動孔20の内周面
に弾発的に接触するOリング35が外周に装着されるシ
ール部18aと、前記摺動孔20に圧入されるべく前記
シール部18aよりも大径に形成されてシール部18a
に同軸にかつ一体に連設される圧入部18bと、圧入部
18bよりも小径に形成されて圧入部18bの前記シー
ル部18aとは反対側に同軸にかつ一体に連設される小
径部18cとを備えるものであり、このプラグ18が、
シール部18aを軸方向内方側に配置して前記摺動孔2
0の一端部に圧入される。したがってプラグ18の摺動
孔20への圧入時に摺動孔20の内面のうちOリング3
5に接触する部分が荒れてしまうことがなく、前記Oリ
ング35による確実なシールが可能となり、プラグ18
の圧入長さを比較的短くすることで圧入作業を容易とす
ることができる。
【0048】さらに摺動孔20の一端には、軸方向外方
に向かうにつれて大径となる拡径部20aが設けられる
ので、プラグ18の摺動孔20への圧入時に拡径部20
aで案内することでプラグ18の摺動孔20への圧入を
容易とするこができるとともにOリング35が傷つくこ
とを防止することができる。また圧入部18bの外端が
拡径部20aの内端よりも内方に位置するまでプラグ1
8が摺動孔20の一端部に圧入されることにより、パイ
ロット室15の液圧によりプラグ18が抜け方向に移動
しようとしたときに、圧入部18bの外端の周縁部が摺
動孔20の内面に食込み易くなり、プラグ18の摺動孔
20からの抜け出しをより確実に阻止することができ
る。
【0049】このようにプラグ18を摺動孔20の一端
部に圧入したときに、プラグ18が備える小径部18c
は拡径部20aに対応した位置に在り、圧入部18bの
外端の周縁部が摺動孔20の内面に食込み易くなるよう
にした上で、プラグ18の外端を取付けステー49の締
結板部49bに近接対向させることが可能となる。
【0050】電磁開閉弁13にあっては、その電磁開閉
弁13の一部を構成する磁性体40が、ハウジング36
の開口端に外周部が固定されるリング板部40aと、該
リング板部40aの内周部に一体に連設されるとともに
ボビン38の磁性体40側端部に一部を挿入せしめる円
筒部40bとで構成されている。このように磁性体40
が円筒部40bを有することで磁性体40および可動コ
ア41の軸方向ラップ量を大きくし、磁路面積を増大し
て電磁開閉弁13の電磁効率を向上することができる。
【0051】一方、リング板部40aから離反するにつ
れて小径となるテーパ孔53がボビン38の磁性体40
側端部内周に形成されており、そのテーパ孔53の内側
面と、前記リング板部40aおよび前記円筒部40bと
に弾発接触するOリング54が磁性体40およびボビン
38間に介装される。
【0052】すなわちリング板部40aおよび円筒部4
0bを有することにより、磁性体40は、その軸線方向
および半径方向でボビン38に対向することになるが、
ボビン38の磁性体40側端部内周にテーパ孔53が形
成されるので、単一のOリング54を磁性体40および
ボビン38間に介装するだけで、磁性体40およびボビ
ン38間のシールが達成される。またOリング54の弾
性により、ボビン38のハウジング36内での軸線方向
および半径方向の振動を抑えることができる。
【0053】磁性体40の中央部に設けられた貫通孔5
2には、非磁性材から成る円筒状のカラー56が挿入さ
れており、このカラー56の一端部は、制限された範囲
での該カラー56の軸方向移動を許容するようにして磁
性体40およびボビン38間に浮動支持されている。こ
のためカラー56内に挿入された可動コア41にカラー
56を追随させるようにして、カラー56との摩擦によ
る可動コア41の摩耗を抑制することができる。
【0054】また電磁開閉弁13の組立時には、バルブ
ボディ14に弁座部材43を固着しておくとともに、図
6で示すように、上下を逆にしたハウジング36内に、
Oリング55が装着されたボビン38およびコイル39
を被覆した状態にあるモールド部46、第2戻しばね4
2、弁体44を一体に有する可動コア41、Oリング5
4およびカラー56を順次挿入し、磁性体40でハウジ
ング36の開口端を塞ぐようにして組立てたユニット
を、バルブボディ14に取付けるのであるが、カラー5
6内に挿入される前記可動コア41の該カラー56から
の離脱を阻止する規制鍔がカラー56の他端に設けられ
ている。このため電磁開閉弁13の組立時に、可動コア
41および弁体44が磁性体40の貫通孔52から落下
することを防止することができ、電磁開閉弁13の組立
性を向上することができる。
【0055】ところで電磁開閉弁13のハウジング36
をバルブボディ14の取付け面14aに取付けるための
取付けステー48,49は、ハウジング36の外面に固
着される支持板部48a,49aと、前記取付け面14
aに締結される締結板部48b,49bとを一体に有し
て縦断面L字状に形成されるものであり、磁性体40の
リング板部40aのうち締結板部48b,49bよりも
突出した部分を嵌合せしめる円形の凹部58が、弁座部
材43と同軸になるようにしてバルブボディ14の取付
け面14aに設けられている。したがって電磁開閉弁1
3の組立時に、バルブボディ14内の弁座部材43に対
する磁性体40の位置すなわち磁性体40の貫通孔52
内に在る可動コア41の位置を容易に定めてハウジング
36をバルブボディ14の取付け面14aに締結するこ
とができ、電磁開閉弁13の組立性をより一層向上する
ことができる。
【0056】さらに弁座部材43と同軸である環状のO
リング60が磁性体40およびバルブボディ14間に介
装され、該Oリング60で外周部をシールされるととも
に弁座部材43の一端を臨ませた弁室61が、磁性体4
0およびバルブボディ14間に形成され、パイロット室
15および弁室61間を連通する連通路62がバルブボ
ディ14に設けられている。
【0057】このような構造によれば、スプール弁12
のパイロット室15と、電磁開閉弁13との接続構造を
単純化し、Oリング60を単純な環状形状としてコスト
低減を図るとともに電磁開閉弁13の組立性を向上する
ことができる。
【0058】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、従来必要であったベース板を不要として液圧制御装
置を小型化することができ、しかもスプールの一端との
間にパイロット室を形成すべく摺動孔の一端部に液密に
圧入されるプラグが、抜け出し方向に万一移動しようと
しても、電磁開閉弁のハウジングをバルブボディの取付
け面に取付けるための取付けステーで前記移動が阻止さ
れるので、プラグが摺動孔から抜け出すことはない。
【0060】また請求項2記載の発明によれば、磁性体
および可動コアの軸方向ラップ量を大きくして磁路面積
を増大し、電磁開閉弁の電磁効率を向上することがで
き、単一の第1シール部材を磁性体およびボビン間に介
装するだけで磁性体およびボビン間のシールを達成し、
ハウジング内でのボビンの軸線方向および半径方向の振
動を抑えることができる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、電磁開閉弁
の組立時に可動コアおよび弁体が磁性体の貫通孔から落
下することを防止して、電磁開閉弁の組立性を向上する
ことができ、カラー内に挿入された可動コアにカラーを
追随させるようにして、カラーとの摩擦による可動コア
の摩耗を抑制することができる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、弁座部材に
対する磁性体および可動コアの位置を容易に定めてハウ
ジングをバルブボディの取付け面に締結することがで
き、電磁開閉弁の組立性をより一層向上することができ
る。
【0063】請求項5記載の発明によれば、スプール弁
のパイロット室と電磁開閉弁との接続構造を単純化し、
第2シール部材を単純な環状形状としてコスト低減を図
るとともに電磁開閉弁の組立性を向上することができ
る。
【0064】請求項6記載の発明によれば、バルブボデ
ィの取付け面に確実に締結した取付けステーで、プラグ
の摺動孔からの離脱を確実に阻止することができる。
【0065】請求項7記載の発明によれば、Oリングに
より確実なシールを可能とし、プラグの圧入長さを比較
的短くすることで圧入作業を容易とすることができる。
【0066】さらに請求項8記載の発明によれば、プラ
グの摺動孔への圧入を容易とするこができるとともにO
リングが傷つくことを防止することができ、しかもプラ
グが抜け方向に移動しようとしたときに圧入部の外端の
周縁部が摺動孔の内面に食込み易くなるようにして、プ
ラグの摺動孔からの抜け出しをより確実に阻止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁開閉弁が閉弁している状態での液圧制御装
置の縦断面図であって図2の1−1線に沿う断面図であ
る。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】電磁開閉弁が開弁している状態での液圧制御装
置の図1に対応した縦断面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】図1の要部拡大図である。
【図6】弁座部材を除いた電磁開閉弁の構成部材を分解
状態で示す断面図である。
【符号の説明】
12・・・スプール弁 13・・・電磁開閉弁 14・・・バルブボディ 14a・・・取付け面 15・・・パイロット室 16・・・スプール 17・・・戻しばね 18・・・プラグ 18a・・・シール部 18b・・・圧入部 20・・・摺動孔 20a・・・拡径部 21・・・入力ポート 22・・・出力ポート 35・・・Oリング 36・・・ハウジング 37・・・固定コア 38・・・ボビン 39・・・コイル 40・・・磁性体 40a・・・リング板部 40b・・・円筒部 41・・・可動コア 43・・・弁座部材 44・・・弁体 49・・・取付けステー 49a・・・支持板部 49b・・・締結板部 52・・・貫通孔 53・・・テーパ孔 54・・・第1シール部材としてのOリング 56・・・カラー 56b・・・規制鍔 58・・・凹部 60・・・第2シール部材としてのOリング 61・・・弁室 62・・・連通路
フロントページの続き (72)発明者 引地 幸悦 宮城県角田市角田字流197−1 株式会社 ケーヒン角田開発センター内 Fターム(参考) 3H051 AA10 BB10 CC17 FF07 3H053 AA25 BA02 BC03 BC14 3H106 DA07 DA13 DA23 DB32 DC02 DD02 EE34 GB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端をパイロット室(15)に臨ませる
    とともに前記パイロット室(15)の容積を縮少させる
    方向にばね付勢されたスプール(16)が、入力ポート
    (21)および出力ポート(22)間の連通・遮断を切
    換可能としてバルブボディ(14)に摺動自在に嵌合さ
    れて成るスプール弁(12)と;磁性金属から成る有底
    円筒状のハウジング(36)、該ハウジング(36)の
    閉塞端中央部に同軸に連設される磁性金属製の固定コア
    (37)、該固定コア(37)を囲繞して前記ハウジン
    グ(36)内に挿入されるボビン(38)、該ボビン
    (38)に巻装されるコイル(39)、前記ボビン(3
    8)を前記ハウジング(36)の閉塞端との間に挟むよ
    うにして前記ハウジング(36)の開口端に固定される
    とともに貫通孔(52)を中央部に有する磁性体(4
    0)、前記貫通孔(52)内に同軸に挿入されて前記固
    定コア(37)に対向するとともに固定コア(37)か
    ら離反する側にばね付勢される可動コア(41)、前記
    入力ポート(21)および前記パイロット室(15)間
    に介設される弁座部材(43)、該弁座部材(43)に
    着座することを可能として前記可動コア(41)の固定
    コア(37)とは反対側に設けられる弁体(44)を備
    え、前記スプール弁(12)のバルブボディ(14)に
    取付けられる電磁開閉弁(13)と;を含む液圧制御装
    置において、前記バルブボディ(14)には、該バルブ
    ボディ(14)の外側面に設定される取付け面(14
    a)に一端を開口するとともに前記入力ポート(21)
    および出力ポート(22)を内側面に開口せしめた摺動
    孔(20)が設けられ、該摺動孔(20)の他端閉塞部
    との間に戻しばね(17)を介在させて前記摺動孔(2
    0)に摺動可能に嵌合されるスプール(16)の一端
    と、前記摺動孔(20)の一端部に液密に圧入されるプ
    ラグ(18)との間に前記パイロット室(15)が形成
    され、前記弁座部材(43)がバルブボディ(14)内
    に固着されるとともに前記磁性体(40)をバルブボデ
    ィ(14)に当接させる前記電磁開閉弁(13)のハウ
    ジング(36)に、前記プラグ(18)の少なくとも一
    部を覆って前記バルブボディ(14)の取付け面(14
    a)に締結される取付けステー(49)が固着されるこ
    とを特徴とする液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング(36)の開口端に外周
    部が固定されるリング板部(40a)と、該リング板部
    (40a)の内周部に一体に連設されるとともに前記ボ
    ビン(38)の磁性体(40)側端部に一部を挿入せし
    める円筒部(40b)とで前記磁性体(40)が構成さ
    れ、リング板部(40a)から離反するにつれて小径と
    なるようにして前記ボビン(38)の磁性体側端部内周
    に形成されるテーパ孔(53)の内側面と、前記リング
    板部(40a)および前記円筒部(40b)とに弾発接
    触する環状の第1シール部材(54)が、前記磁性体
    (40)およびボビン(38)間に介装されることを特
    徴とする請求項1記載の液圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記磁性体(40)およびボビン(3
    8)間には、非磁性材により円筒状に形成されるととも
    に前記磁性体(40)の貫通孔(52)内に挿入される
    カラー(56)の一端部が、制限された範囲での該カラ
    ー(56)の軸方向移動を許容するようにして浮動支持
    され、カラー(56)内に挿入される前記可動コア(4
    1)の該カラー(56)からの離脱を阻止する規制鍔
    (56b)がカラー(56)の他端に設けられることを
    特徴とする請求項1または2記載の液圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記取付けステー(49)は、前記ハウ
    ジング(36)の外面に固着される支持板部(49a)
    と、前記プラグ(18)の少なくとも一部を覆って前記
    バルブボディ(14)の取付け面(14a)に締結され
    る締結板部(49b)とを一体に有して縦断面L字状に
    形成され、前記磁性体(40)のうち前記締結板部(4
    9b)よりも突出した部分を嵌合せしめるようにして前
    記弁座部材(43)と同軸に配置される円形の凹部(5
    8)が、前記バルブボディ(14)の取付け面(14
    a)に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の液圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記弁座部材(43)と同軸である環状
    の第2シール部材(60)が前記磁性体(40)および
    バルブボディ(14)間に介装され、該第2シール部材
    (60)で外周部をシールされるとともに前記弁座部材
    (43)の一端を臨ませた弁室(61)が、前記磁性体
    (40)およびバルブボディ(14)間に形成され、前
    記パイロット室(15)および弁室(61)間を連通す
    る連通路(62)がバルブボディ(14)に設けられる
    ことを特徴とする請求項4記載の液圧制御装置。
  6. 【請求項6】 前記プラグ(18)は、前記取付け面
    (14a)に接触した前記取付けステー(49)との間
    に間隔をあける位置まで前記摺動孔(20)の一端部に
    液密に圧入されることを特徴とする請求項1記載の液圧
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記摺動孔(20)の内周面に弾発的に
    接触するOリング(35)が外周に装着されるシール部
    (18a)と、前記摺動孔(20)に圧入されるべく前
    記シール部(18a)よりも大径に形成されてシール部
    (18a)に同軸にかつ一体に連設される圧入部(18
    b)とを備える前記プラグ(18)が、前記シール部
    (18a)を軸方向内方側に配置して前記摺動孔(2
    0)の一端部に圧入されることを特徴とする請求項6記
    載の液圧制御装置。
  8. 【請求項8】 前記摺動孔(20)の一端には、軸方向
    外方に向かうにつれて大径となる拡径部(20a)が設
    けられ、前記圧入部(18b)の外端が前記拡径部(2
    0a)の内端よりも内方に位置するまで前記プラグ(1
    8)が摺動孔(20)の一端部に圧入されることを特徴
    とする請求項7記載の液圧制御装置。
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