JP2002114265A - 分割可能な容器 - Google Patents

分割可能な容器

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JP2002114265A
JP2002114265A JP2000308024A JP2000308024A JP2002114265A JP 2002114265 A JP2002114265 A JP 2002114265A JP 2000308024 A JP2000308024 A JP 2000308024A JP 2000308024 A JP2000308024 A JP 2000308024A JP 2002114265 A JP2002114265 A JP 2002114265A
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resin
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sheet
top film
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Manran Kato
万濫 加藤
Masaru Kinoshita
勝 木下
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の収容部を容易に分割できる容器及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 非結晶性樹脂(A)、及び前記(A)成
分と非相溶な熱可塑性樹脂(B)を、(A)/(B)=
10/90〜90/10(重量比)の割合で含むシート
で複数の凹部2を有する容器1を成形し、前記(A)成
分又は前記(B)成分で構成されたトップフィルム5を
ヒートシールして前記凹部内を密封した後、トップフィ
ルムを貫通して、隣接する凹部間にシートの流れ方向に
沿って切り込み4を形成して、隣接する凹部を分割でき
る容器を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品などを複数個
収納できるとともに、それらの収容物を容易に分割でき
る容器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】調理済み食品は、ガス充填して気密包装
されることが多いが、一旦開封すると酸化劣化や雑菌混
入の恐れがあり、開封後なるべく早く食することが求め
られている。しかし、近年、高齢化や核家族化が進行
し、開封後食品を食べきることが少ない。従って、食品
を少量ずつ消費し、残りを衛生的に保存したいというニ
ーズが高まっている。そこで、例えば、食品の食べ残し
をなくすために、食べ切りサイズに小包装化する包装形
態や、少量ずつトップフィルム付きの容器に分納し食べ
る分だけトップフィルムを開封する包装形態が用いられ
ている。
【0003】前記トップフィルム付き容器の場合、通
常、複数の容器をさらにバリアフィルム等でピール包装
するか、紙箱に収納している。これらの複数の容器は、
通常、生産性の点から、それぞれ切り離された形でピー
ル包装したり、紙箱に収納するのではなく、複数の容器
をミシン目や切り取り線を介して結合している。すなわ
ち、1枚のシートから成形された複数の凹部(キャビテ
ィー)の間にミシン目や切り取り線が導入されている。
このような構造の容器においては、内容物が消費され不
要となった部分は、このミシン目やはさみを利用して切
り離される。前記容器を構成する基材シートとしては、
耐油性に優れるポリプロピレンが汎用されるが、ポリプ
ロピレンの場合そのヒンジ特性から、ミシン目が設けて
も切り離しにくく、容易に分割できない。
【0004】特開平9−111060号公報には、ポリ
オレフィン樹脂60〜95重量%及び非相溶性の熱可塑
性樹脂40〜5重量%からなるポリオレフィン系フィル
ムが易裂性包装材料に適することが開示されている。し
かし、このポリオレフィン系樹脂組成物は、ポリオレフ
ィン含有量が高く、剛性が低いため、容器成形が困難で
あるとともに、容易に分割できない。
【0005】ポリスチレン系樹脂は、高い剛性を有する
とともに、溶融時の熱安定性及び流動性が良好で成形性
に優れている。さらに、ポリスチレン系樹脂で形成され
た容器は、その一部に切り込みを入れることにより、容
易に手で分割できる。そこで、ポリスチレン系樹脂は、
その性質を生かして、ミルクポーションや菓子容器等、
トップフィルム付き容器の素材として使用されている。
一方、ポリスチレン系樹脂は、耐熱性及び耐油性に劣る
ため、調理済み食品等(特に油脂を含む食品)を収納し
たポリスチレン系樹脂容器を直接電子レンジなどで加熱
すると、容器が変形する。そこで、このようなポリスチ
レン系樹脂の欠点を改善するために、耐熱性や耐油性の
高いポリオレフィン系樹脂シートでポリスチレン系樹脂
容器を被覆した容器が一般に使用されている。しかし、
この容器に切り込みやミシン目を設けても、ポリオレフ
ィン系樹脂層が存在するため、容易に分割できない。
【0006】また、特公昭62−8306号公報には、
ポリオレフィン系樹脂及びポリスチレン系樹脂で構成さ
れた内層と、ポリスチレン系樹脂で構成された外層とを
有するシートで形成された容器の内層縁部に、ポリオレ
フィン系樹脂で構成された蓋材をヒートシールして密封
した易開封性容器が開示されている。しかし、この容器
では、外層がポリスチレン系樹脂で構成されているた
め、耐熱性及び耐油性が充分でないとともに、ポリオレ
フィン系樹脂層の存在により、切り込みやミシン目を設
けても容易に分割できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、複数の収容部を容易に分割できる容器及びその製造
方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、複数の収容部を容易
に分割できるとともに、耐熱性及び耐油性に優れる容器
及びその製造方法を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、複数の収容部を
容易に分割できるとともに、前記収容部を容易に密封で
きる容器及びその製造方法を提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、複数の収容部を分割
できる容器を容易に成形できるシートを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成するために鋭意検討した結果、隣接する凹部間に
シートの流れ方向に沿って切り込みを形成することによ
り、複数の収容部を容易に分割できる容器が得られるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明の容器は、複数の凹部を
有する容器であって、隣接する凹部を分割するための切
り込みが、隣接する凹部間にシートの流れ方向に沿って
形成されている。前記容器において、切り込みの深さ
は、シートの厚みに対して5〜70%程度である。ま
た、切り込みの断面形状は、線状、V字状、U字状、長
方形状等である。また、凹部内を密封するためのトップ
フィルムが、凹部間の被シール部にシール(特にヒート
シール)され、前記トップフィルムを貫通して、切り込
みが形成されていてもよい。少なくともトップフィルム
に接触する前記シートの被シール部が、非結晶性樹脂
(特にポリスチレン系樹脂)(A)、及び前記(A)成
分と非相溶な熱可塑性樹脂(特にポリオレフィン系樹
脂)(B)で構成され(特に(A)成分及び(B)成分
の海島構造又は両連続構造)、トップフィルムが、前記
(A)成分又は前記(B)成分と同系統の樹脂で構成さ
れていてもよい。前記シートを構成する(A)成分と
(B)成分との割合(重量比)は、(A)/(B)=1
0/90〜90/10、好ましくは30/70〜80/
20程度である。前記容器は、複数の凹部内に同一又は
異なる複数の食品を個別に収容する容器として好適であ
る。
【0013】本発明には、非結晶性樹脂(A)、及びこ
の(A)成分と非相溶な熱可塑性樹脂(B)で構成され
たシートであって、前記容器を成形するためのシートも
含まれる。本発明には、非結晶性樹脂(A)、及びこの
(A)成分と非相溶な熱可塑性樹脂(B)で構成された
シートで複数の凹部を有する容器を成形し、前記(A)
成分又は前記(B)成分で構成されたトップフィルムを
ヒートシールして前記凹部内を密封した後、トップフィ
ルムを貫通して、隣接する凹部間にシートの流れ方向に
沿って切り込みを形成して、隣接する凹部を分割できる
容器を製造する方法も含まれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、必要に応じて添付図面を
参照しつつ本発明を詳細に説明する。
【0015】[容器]図1は本発明の容器の一例を示す
斜視図であり、図2は図1の容器のA−A線拡大断面図
である。
【0016】図1に示す容器1は、複数の凹部(収容
部)2及び凹部2の側壁頂部から側方へ延出するフラン
ジ部(被シール部)3を有している。容器1のフランジ
部(被シール部)3には、透明なトップフィルム5がヒ
ートシールして収容部2が密封されている。この収容部
2には、通常、豆腐などの食品が収容される。さらに、
複数の凹部間のフランジ部(被シール部)3の中央に
は、シート成形時の流れ方向(MD方向)に沿って、複
数の凹部を分割するためのV字状切り込み4が、容器1
のフランジ部3の一端から他端まで連続して形成されて
いる。図3に示すように、切り込み4はトップフィルム
5を貫通して形成されており、MD方向に沿って折り曲
げるだけで、容易に分割できる。
【0017】凹部の形状は、円柱状、多角形の方体状、
膨出又は球状等が例示でき、開口部径、底面部径、深さ
等も特に制限されない。一般的には、容器成形性、内容
物の充填率の観点から、四方体状が好ましい。個々の凹
部の形状は、互いに同じでもよいし、用途に応じて形状
や大きさを変化させてもよい。凹部の深さも、用途に応
じて、変化させてもよいが、容器の安定性の点から、略
同じであることが好ましい。凹部の数は2個以上であれ
ばよく、隣接する凹部間において、凹部間を分割するた
めの切り込みを設けることができれば、特に制限されな
い。
【0018】切り込みの断面形状は、V字状に限らず、
線状、U字状、長方形状等が例示できる。これらの形状
のうち、分割の容易性、生産性及び成形性の観点から、
V字状及び線状が好ましい。切り込みは、片面のみだけ
でなく、両面に形成してもよいが、生産性の点から、片
面のみに形成するのが好ましい。
【0019】切り込みの長さは、分割可能であればよ
く、容器の一端から他端まで連続して形成した切り込み
に限定されず、容器の一端から凹部間の中途部位まで延
びる切り込み、凹部間に連続して延びる切り込み、一重
又は複数のミシン目状切り込み、これらを組み合わせた
切り込み等が例示できる。これらのうち、容器の分割の
し易さ及び成形性の観点から、容器の一端から他端まで
連続した切り込みを形成するのが好ましい。切り込みの
数は、特に制限されないが、生産性の観点から、隣接す
る各凹部間に少なくとも1つあればよい。
【0020】切り込みの深さは、シート厚みに対して、
5〜70%、好ましくは15〜60%、さらに好ましく
は20〜50%程度である。切り込み深さが5%未満の
場合は、容器の分割が困難となり、切り込み深さが70
%を超えると、衝撃などで割れが生じる。尚、トップフ
ィルムをシールした容器では、トップフィルムを貫通し
て、切り込みを形成する必要があり、切り込みの深さに
トップフィルムの厚みは考慮されない。従って、トップ
フィルムをシールした容器では、シート厚みに対する切
り込みの深さの割合は、図2に示すように、シートの切
り込み深さをX(mm)、シートの深さをY(mm)と
したとき、(X/Y)×100で表される。また、両面
に切り込みを設けた場合は、個々の切り込み深さを加算
する。すなわち、全体の切り込みの深さが前記の範囲で
あればよい。尚、切り込みは、通常、容器成形及びフィ
ルムシールされた後に形成されるため、シート厚みは、
容器成形前の原反シートの厚みとは、必ずしも等しくな
い。
【0021】切り込みは、シートの流れ方向(MD方
向)に沿って形成すればよく、シートの流れ方向(MD
方向)に対して若干傾いていてもよい。他の方向(例え
ば、TD方向など)に形成すると、容易に分割しづら
く、意図しない方向に割れが成長し、凹部の内容物が漏
出する虞がある。切り込みをシートのMD方向に形成す
ることにより、切り込みに沿って、MD方向に沿って折
り曲げると、容易に分割できる。例えば、凹部は2つに
限らず、複数の凹部をシートのTD方向に隣接して形成
する場合、隣接する凹部間にMD方向に沿って切り込み
を形成すればよい。また、複数個の凹部を碁盤目状(縦
横方向)に設けた場合など、MD方向と異なる方向(例
えば、TD方向)にも容器を分割する必要がある場合
は、MD方向の切り込みと、TD方向のミシン目カット
とを組合せて使用することもできる。
【0022】切り込みは、凹部を分割するために、隣接
する凹部間に形成される限り、切り込みの形成部位は、
特に制限はないが、分割後に、容器のフランジ部の幅を
同幅にし、外観的形状を統一する観点から、隣接する凹
部間の中央部に沿って設けることが好ましい。
【0023】トップフィルムは、接着剤などでシールし
てもよいが、簡便性の点から、ヒートシールが好まし
い。なお、収容物を密封する必要がない場合は、トップ
フィルムは不要である。
【0024】容器の素材としては、特に制限されない
が、非結晶性樹脂(A)、及び前記(A)成分と非相溶
な熱可塑性樹脂(B)で構成されていてもよい。このよ
うな構成とすることにより、(B)成分が、押出時に流
れ方向に配向し、流れと直交する方向の曲げに対し抵抗
力が低下する。従って、シートの流れ方向に、適度な深
さの切れ込みを入れると、容易に分割できる。容器がト
ップフィルムを有する場合、特に、少なくともトップフ
ィルムと接触するシートの被シール部を、前記(A)及
び(B)成分で構成するのが好ましい。
【0025】(A)成分としては、例えば、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂(ビスフェノールA
型ポリカーボネートなど)、アクリル系樹脂(ポリメタ
クリル酸メチルなど)、酢酸ビニル系樹脂(ポリ酢酸ビ
ニルなど)、塩化ビニル系樹脂(ポリ塩化ビニルな
ど)、非晶性ポリエステル系樹脂、環状ポリオレフィン
系樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリアリレート、ポ
リスルホン、ポリエーテルイミド等が例示できる。
【0026】(B)成分としては、例えば、オレフィン
系樹脂(結晶性オレフィン系樹脂)、ポリアミド系樹脂
(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/10、ナイ
ロン6/11、ナイロン6/12等)、ポリエステル系
樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリアルキレンテレフタレート、アルキ
レンテレフタレートを主成分とするコポリエステルな
ど)、液晶性ポリマー(液晶性ポリエステル、ポリイミ
ド等)、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミ
ド、ポリフェニレンスルフィド、セルロースエステル類
等が例示できる。
【0027】これらのうち、成形性、価格等の点から、
(A)成分としては、ポリスチレン系樹脂が好ましく、
(B)成分としては、ポリオレフィン系樹脂が好まし
い。ポリスチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂とを組
み合わせて、相構造を制御することにより、成形性、剛
性等のポリスチレン系樹脂の特性と、耐油性、耐熱性等
のポリオレフィン系樹脂の特性とを両立させることがで
きる。
【0028】ポリスチレン系樹脂としては、スチレン系
単量体の単独又は共重合体などが挙げられる。スチレン
系単量体としては、芳香族ビニル単量体[例えば、スチ
レン、アルキルスチレン(例えば、o−,m−,p−メ
チルスチレン等のビニルトルエン類、2,4−ジメチル
スチレンなどのビニルキシレン類、p−エチルスチレ
ン、p−t−ブチルスチレン等のC2-4アルキル置換ス
チレン類)、α−アルキル置換スチレン(例えば、α−
メチルスチレン、α−メチル−4−メチルスチレンな
ど)、ハロゲン置換スチレン(例えば、o−,m−,p
−クロロスチレン、ブロモスチレンなど)]が例示でき
る。これらのスチレン系単量体は、単独で又は二種類以
上組合せて使用できる。好ましいスチレン系単量体に
は、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等
が含まれ、特にスチレンが好ましい。
【0029】ポリスチレン系樹脂は、前記スチレン系単
量体と共重合性ビニル単量体との共重合体であってもよ
い。共重合性ビニル単量体としては、例えば(メタ)ア
クリルアルキルエステル[例えば、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)ア
クリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸ラウリルなどの(メタ)アク
リル酸C1-20(好ましくはC1-8)アルキルエステルな
ど]、シアン化ビニル系単量体[例えば、(メタ)アクリ
ロニトリルなど]、カルボキシル基含有単量体又はその
無水物[例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、フマル酸等]、ヒドロキシル基含有単量
体[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシC2-4
アルキル(メタ)アクリレートなど]、エポキシ基含有
単量体[例えば、グリシジル(メタ)アクリレートな
ど]、イミド系単量体[例えば、マレイミド、N−メチル
マレイミド、N−エチルマレイミド、N−フェニルマレ
イミド等]、ビニルエステル系単量体[例えば、酢酸ビニ
ルなど]等が挙げられる。これらの共重合性ビニル単量
体は、単独で又は二種以上組合せて使用できる。
【0030】共重合性ビニル単量体の使用量は、スチレ
ン系単量体100重量部に対して、0〜100重量部、
好ましくは0〜50重量部、さらに好ましくは0〜25
重量部程度の範囲から選択できる。
【0031】また、(A)成分のポリスチレン系樹脂
は、必要であれば、混練、グラフト又はブロック共重合
等によりゴム成分を有していてもよい。このゴム含有ス
チレン系樹脂中のゴム成分としては、例えば、共役ジエ
ン系ゴム(ブタジエンゴム、ブタジエン−イソプレンゴ
ム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、イソプレン等
の非スチレン系ゴム;スチレン−ブタジエンゴム、スチ
レン−イソプレンゴム等のスチレン系ゴム等)、エチレ
ン−プロピレンゴム(EPDMゴム)、アクリルゴム、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン等
が例示できる。尚、ブタジエンゴムはシス−1,4−構
造の含有率の高いハイシス型のものであっても、シス−
1,4−構造の含有率の低いローシス型のいずれであっ
てもよい。
【0032】ゴム含有スチレン系樹脂を含む樹脂組成物
中のゴム成分の含有量は、0.5〜20重量%(例え
ば、1〜20重量%)、好ましくは1〜18重量%(例
えば、3〜15重量%)、さらに好ましくは4〜15重
量%(例えば、5〜15重量%)、特に5〜10重量%
程度である。
【0033】共重合体の重合形態は、特に制限されず、
グラフト、ブロック、ランダム、テーパーブロックなど
があってもよい。また、ブロック共重合体の構造も、特
に制限されず、線状であってもよく、スター状であって
もよい。
【0034】ポリスチレン系樹脂としては、例えば、ポ
リスチレン(GPPS)、スチレン−メタクリル酸メチ
ル共重合体(MS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン
共重合体(AS樹脂)、ゴム含有スチレン系樹脂[例え
ば、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、アクリロニト
リル−ブタジエンゴム−スチレン樹脂(ABS樹脂)、
ブタジエン−スチレン−無水マレイン酸共重合体(ゴム
変性スチレン−無水マレイン酸共重合体)、アクリロニ
トリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂(AE
S樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム−メタク
リル酸メチル−スチレン樹脂(ABSM樹脂)、アクリ
ロニトリル−n−ブチルアクリレートゴム−スチレン樹
脂(AAS樹脂)、アクリロニトリル−エチレン−酢酸
ビニル−スチレン樹脂、アクリロニトリル−塩素化ポリ
エチレン−スチレン樹脂などのグラフト共重合体;スチ
レン−ブタジエン共重合体(SB樹脂)、スチレン−ブ
タジエン−スチレン共重合体(SBS樹脂)、スチレン
−イソプレン−スチレン共重合体(SIS樹脂)などの
ブロック共重合体]などが挙げられる。また、ゴム含有
スチレン系樹脂は、水添物であってもよい。
【0035】ポリスチレン系樹脂(ゴム含有スチレン系
樹脂では、マトリックスを構成するスチレン系樹脂)の
重量平均分子量は、1×104〜10×105、好ましく
は2×104〜5×105、さらに好ましくは5×104
〜3×105程度である。
【0036】ポリオレフィン系樹脂としては、オレフィ
ンの単独又は共重合体が挙げられる。オレフィンとして
は、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソ
ブテン、4−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、3−
メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等
のC2-10−α−オレフィンなどが挙げられる。これらの
オレフィンは、単独で又は2種以上組み合わせて使用し
てもよい。これらのオレフィンのうち、エチレン、プロ
ピレン、特にプロピレンが好ましい。
【0037】ポリオレフィン系樹脂は、オレフィンと共
重合性モノマーとの共重合体であってもよい。共重合性
モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸エステ
ル[例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル等の(メタ)アクリル酸C1-6アルキルエ
ステル];ビニルエステル類(例えば、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニルなど);環状オレフィン類(ノルボル
ネン、エチリデンノルボルネン、シクロペンタジエン
等);ジエン類(ブタジエン、イソプレン等)等が例示
できる。共重合性モノマーは、単独で又は2種以上組み
合わせて使用できる。共重合性モノマーの使用量は、オ
レフィン100重量部に対して、0〜100重量部、好
ましくは0〜50重量部、さらに好ましくは0〜25重
量部程度の範囲から選択できる。
【0038】ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチ
レン系樹脂[例えば、低、中又は高密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、アイオノ
マー、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体など]、ポリプロピレン系樹脂
(例えば、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重
合体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−エチ
レン−ブテン共重合体等のプロピレン含有80重量%以
上のプロピレン系樹脂など)、メチルペンテン樹脂等が
挙げられる。これらのポリオレフィン系樹脂のうち、耐
熱性、経済性等の点から、ポリプロピレン、プロピレン
−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体等の
プロピレン含有80重量%以上のプロピレン系樹脂が好
ましい。
【0039】ポリオレフィン系樹脂のアイソタクチック
インデックスは、50〜100%、好ましくは60〜1
00%、さらに好ましくは70〜100%程度である。
【0040】前記(A)成分及び(B)成分は、海島構
造又は両(共)連続構造(網目構造)を形成するのが好
ましい。海島構造は、互いに非相溶性(非混和性)の海
成分(海ポリマー)及び島成分(島ポリマー)を含み、
相分離による海島構造(分散構造)を形成している。ま
た、海島構造では、MD方向及びTD方向のいずれかの
方向において、粒子状や繊維状の形態で互いに独立した
状態で存在する。前記海島構造は、海成分(マトリック
ス成分)及び島成分の溶融粘度、流動性(メルトインデ
ックスなど)、含有量を調製することにより形成でき
る。また、海成分及び島成分の溶融粘度、流動性や含有
量、混練条件(温度、剪断力など)は、島成分のサイズ
や形状に大きな影響を及ぼす。例えば、溶融粘度の異な
る2成分の樹脂を使用した場合、一般的に、溶融粘度が
高く、かつ含有量が多い樹脂が海成分(マトリックス成
分)となり易い。
【0041】島成分の割合は、海成分の種類に応じて島
成分を安定に形成できる範囲(例えば、海成分及び島成
分の総量に対して固形分換算で0.5〜40重量%)か
ら適当に選択でき、例えば、海成分及び島成分の総量に
対して、固形分換算で1〜40重量%(例えば、5〜3
5重量%)、好ましくは5〜30重量%(例えば、5〜
25重量%)程度である。島ポリマーの割合が多すぎる
と、島成分が経時的に融合し易く、島成分のサイズを制
御することが困難となり、島ポリマーの割合が少なすぎ
ると、分散した粒子状の島成分の生成効率が低下し易
い。なお、オレフィン系樹脂(特に、ポリプロピレン系
樹脂)がマトリックスを構成すると、耐油性も大きく向
上できる。前記溶融粘度は、種々の方法、例えば、島ポ
リマー及び海ポリマーの分子量、置換基の種類、置換度
などの調製によりコントロール可能である。
【0042】両連続構造は、複数の樹脂成分が、MD方
向及びTD方向のいずれの方向においても、網目状に互
いに連なった状態で混在した相分離構造を有している。
特に、スチレン系樹脂とオレフィン系樹脂とがそれぞれ
連続して分散した網目構造(両連続構造)の容器は、耐
熱性、耐油性等に優れる。
【0043】前記両連続構造も、各樹脂の溶融粘度、流
動性や含有量、混練条件などを調製することにより得る
ことができる。網目構造は、例えば、2成分の樹脂で構
成されている場合、各成分の割合をほぼ等量[例えば、
一方の樹脂と他方の樹脂との割合を、40/60〜60
/40(重量比)程度]にすることにより形成できる。
また、一方の樹脂の溶融粘度を低くすると、広い量的割
合[例えば、一方の樹脂と他方の樹脂の割合が、30/
70〜70/30(重量比)程度]であっても、両連続
構造を形成できる。
【0044】なお、各樹脂層に3以上の樹脂成分を使用
する場合であっても、前記条件(例えば、メルトインデ
ックス、含有量)を調製することにより、海島構造や両
連続構造を形成できる。
【0045】(A)成分と(B)成分との割合(重量
比)は、10/90〜90/10、好ましくは30/7
0〜80/20、さらに好ましくは50/50〜70/
30程度である。(A)成分の割合が少なすぎると、剛
性が低下して分割が困難となり、かつシートの成形性が
低下するとともに、トップフィルムとの接着強度をコン
トロールできず、易開封性と密封性とを両立できない。
(A)成分の割合が多すぎると、耐熱性及び耐油性が低
下するだけでなく、トップフィルムの易開封性と密封性
とを両立できない。
【0046】(A)成分及び(B)成分に加えて、相溶
化剤(C)を添加してもよい。(C)成分は、使用する
樹脂の種類に応じて選択できる。ポリスチレン系樹脂及
びポリオレフィン系樹脂を使用する場合の相溶化剤とし
ては、例えば、(C-1)スチレン系単量体と共役ジエン化
合物との(ランダムもしくはブロック)共重合体又はそ
の水素添加物、(C-2)スチレン系単量体と共役ジエン化
合物との共重合体のエポキシ変性体又はその水素添加
物、(C-3)ポリスチレン系樹脂の構成単位となるスチレ
ン系単量体と、ポリオレフィン系樹脂の構成単位となる
オレフィン系単量体との共重合体、(C-4)スチレン系単
量体と、カルボキシル基含有ビニル化合物又はその酸無
水物基含有単量体との共重合体等が例示できる。スチレ
ン系単量体、共役ジエン化合物及びオレフィンとして
は、前記例示した化合物が使用できる。
【0047】代表的な水素添加共重合体としては、例え
ば、水素添加ゴム変性スチレン系樹脂[スチレン−エチ
レン−ブチレン−スチレン(SEBS)共重合体、スチ
レン−エチレン−プロピレン−スチレン(SEPS)共
重合体など]が例示できる。尚、水素添加共重合体に
は、スチレン系単量体と少なくとも一種のα−オレフィ
ンとのランダム又はブロック共重合体も含まれる。
【0048】エポキシ変性共重合体としては、同一分子
内に、スチレン系単量体(スチレンなど)を主体とする
重合体ブロック(ポリエチレンブロックなど)と、共役
ジエン化合物(ブタジエン、イソプレンなど)を主体と
する重合体ブロック(ポリブタジエンブロックなど)と
で構成されたブロック共重合体及びその部分水添物のう
ち、共役ジエン化合物に由来する二重結合がエポキシ化
されたエポキシ変性ブロック共重合体などが例示でき
る。スチレン系単量体と共役ジエン化合物との割合は、
5/95〜95/5(重量比)程度の範囲から適当に選
択できる。
【0049】(C)成分の配合量は、(A)成分及び
(B)成分の合計量100重量部に対して、0.1〜3
0重量部、好ましくは0.5〜15重量部、さらに好ま
しくは1〜15重量部程度であり、通常、1〜10重量
部程度の範囲から選択できる。
【0050】容器を形成するシートは、前記(A)成分
及び(B)成分で構成された単層体であってもよいが、
他の熱可塑性シートとの積層体であってもよい。積層体
の場合は、トップフィルムと接触する部分が前記(A)
成分及び(B)成分で構成されていればよく、例えば、
トップフィルムと接触する層が前記成分で構成された2
層の積層体や、最外層が前記成分で構成された2種3層
や3種4層、2種5層等の積層体が例示できる。積層体
の場合に用いる樹脂無発泡シートは、用途や付与しよう
とする性質、例えば、耐熱性、耐磨耗性、表面外観の向
上、印刷特性に応じて、所望の材質から適宜選択するこ
とができる。これらのうち、単層体及び2種3層積層体
[例えば、中間層が(A)成分(特にポリスチレン系樹
脂)で構成されている積層体]が好ましい。
【0051】積層体の場合は、容器成形した時に発生す
る打ち抜き屑・スケルトンの粉砕品を中間層に添加する
ことにより廃棄樹脂を軽減でき、環境に配慮した容器が
得られる。また、異種の熱可塑性樹脂と積層したもの、
例えば、ポリプロピレン樹脂と積層することによりさら
なる耐熱性を付与でき、エチレンビニルアルコール樹脂
(EVOH樹脂)や無水マレイン酸変性ポリプロピレン
等と積層することにより酸素バリアー性が付与できる。
これらの場合、容易に容器を分割できるという性能を損
なわないように、異樹脂の層厚みや切り込みの程度を考
慮する必要がある。例えば、中間のバリヤー層により分
割が困難になる場合、バリヤー層まで切り込みを入れ、
分割し易い樹脂だけを残してもよい。
【0052】容器を形成するシートには、さらに必要に
応じて、安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤
等)、難燃剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤、タルクなど
の無機充填剤、顔料などの着色剤、高級脂肪酸などの分
散剤、可塑剤、導電性付与剤、シリコーンなどの帯電防
止剤等を添加することができる。
【0053】トップフィルムをヒートシールした容器に
おいて、トップフィルムとシートとの間の接着強度は、
トップフィルムをシートから剥離する際、シートからト
ップフィルムが容易に剥離できる程度の強度であって、
具体的には2〜25N/15mm、好ましくは5〜20
N/15mmである。接着強度が弱すぎると、例えば、
運搬中にトップフィルムが剥がれて内容物が損なわれた
り、高温中での長時間滞留により容器内圧が上昇してト
ップフィルムが剥がれる場合がある。また、接着強度が
強すぎると、易開封性を損なうとともに、開封時に基材
シートやトップフィルムが損傷したり、内容物が飛散す
る。尚、ヒートシール強度の測定は、実施例に記載の方
法により測定され、ヒートシールの条件は、例えば、温
度100〜300℃、圧力10000〜300000N
/m2で0.1〜10秒の範囲で適宜選択する。
【0054】トップフィルムとシートの接着強度が前記
範囲にあるためには、トップフィルムを構成する樹脂
は、前記(A)成分又は前記(B)成分と同系統の樹脂
であることが好ましい。尚、トップフィルムとの接着強
度は、トップフィルムと接触するシートの樹脂の構造に
よって変化し、トップフィルムに接触するシートが海島
構造である場合には、マトリックス成分と同系統の樹脂
(両連続構造である場合にはどちらでも可)で構成され
ていることが好ましい。
【0055】トップフィルムを構成する樹脂は、通常、
ポリオレフィン系樹脂であるが、この場合には接触する
シートのマトリックス成分がポリオレフィン系樹脂であ
るか、ポリオレフィン系樹脂が両連続層の1成分である
ことが好ましい。しかし、ポリオレフィン系樹脂は剛性
が低く、多量に添加すると、容器が容易に分割できなく
なる虞がある。そこで、ポリオレフィン系樹脂の添加を
少量に抑え、かつ接着強度を向上させるためには、ポリ
オレフィン系樹脂が海島構造のマトリックス成分(海成
分)又は両連続構造の1成分となるように、(A)成分
の溶融粘度(η (A))に対するポリオレフィン系樹脂の
溶融粘度(η(B))を低く設定する必要がある。各樹脂
の溶融粘度は、通常のキャピラリー方式のレオメータな
どによって測定可能であり、目的に応じて種々の条件で
測定できる。例えば、スチレン系樹脂とオレフィン系樹
脂とを組み合わせる場合、設定温度210℃で剪断速度
1.216×102(sec-1)の条件下、口径=1.0m
m、L=20mm、D=1.0mm、バレル系=9.5
5mmのノズルを用いて、レオメータ(キャピログラ
フ、東洋精機(株)製)などにより測定できる。具体的
には、(A)成分と(B)成分との粘度比を、η(A)
η(B)=0.5〜5.0、好ましくは1.0〜4.5の
範囲に設定することが重要である。設定温度を210℃
としているのは、一般的にポリスチレン系樹脂とポリプ
ロピレン系樹脂の溶融粘度が、各剪断速度の領域でほぼ
同一の傾きを示すためであり、そのうち剪断速度1.2
16×102(sec-1)の粘度を特に指定するのは混錬時
及び成形加工時に樹脂が受ける剪断履歴に相当するため
である。
【0056】本発明の容器は、複数の収容部を容易に分
割できるともに、耐熱性及び耐油性にも優れているの
で、油脂分を多く含む食品(例えば、餃子などの油脂含
有食品、魚介類などの食品)用容器、オーブンや電子レ
ンジで加熱される容器、製造時及び使用時において加熱
殺菌される容器、各種の非加熱容器、冷凍食品容器、菓
子容器、薬品容器等として有用である。特に、内容物を
密封した状態で分割して保存できるため、容器内に食品
(豆腐、プリン、ゼリー等のゲル状食品や、惣菜、油脂
含有食品、菓子等の固形状食品)や薬品などの内容物を
密封充填した容器に有用である。
【0057】[容器の製造方法]本発明の容器を形成す
るシートの製造方法は、特に制限されず、例えば、必要
により、ニーダー、バンバリーミキサー、ロール等の混
練機、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー等の混合
機等で調製した樹脂組成物を、1軸又は2軸押出機に供
給し、加熱溶融混練してダイ[フラット状、T状(Tダ
イ)、円筒状(サーキュラダイ)等]から押出して成形
できる。前記ダイは、シートの厚みに対応するリップ開
度を有していればよい。シート成形法により得られたシ
ートは、必要により一軸又はニ軸延伸してもよい。積層
シートの場合は、各構成層に用いる樹脂組成物を複数の
押出成形機により成形し、得られたシート状成形体を加
熱積層して一体化するヒートラミネーション法や、ドラ
イラミネーション法等で製造してもよく、また、各構成
層用の樹脂組成物を、汎用のフィードブロック付きダイ
やマルチマニホールドダイ等を使用して共押出する方法
で製造してもよい。
【0058】このようにして得られた前記樹脂シート
は、成形性に優れるため、真空成形、圧空成形(押出圧
空成形、熱板圧空成形、真空圧空成形等)、自由吹込成
形、折り曲げ加工、マッチモールド成形、熱板成形等の
慣用の熱成形などで、簡便に二次成形することができ
る。
【0059】本発明の容器には、用途に応じて、トップ
フィルムのない容器と、トップフィルムをヒートシール
した容器とがあり、トップフィルムのない容器では、前
記二次成形品の片面又は両面から切り込みを設けること
により、容器が製造される。
【0060】トップフィルムがヒートシールされた容器
の場合は、前記二次成形品に切り込みを設けるのと、ト
ップフィルムのカットとを別々に行ってもよいが、生産
性の点から、1枚のトップフィルムをヒートシールした
後、前記二次成形品の上面よりトップフィルムを貫通し
て、切り込みを設けるのが好ましい。
【0061】
【発明の効果】本発明の容器は、複数の収容部を容易に
分割できるため、一部の収容物のみ消費しても、その収
容部を切り離すことにより、残りの収容部はそのまま保
存できる。特に、トップフィルムをヒートシールした容
器であれば、密封性が維持されるため収容物を衛生的に
保存できる。また、本発明の容器は、複数の収容物を一
度に多人数に分割して配布できるため、行楽地などの使
用に好適である。また、本発明の容器は、耐熱性、耐油
性及び成形性にも優れているため、各種の容器に容易に
成形できるとともに、様々な用途にも使用可能である。
【0062】
【実施例】以下に、実施例により本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらにより限定されるものでは
ない。なお、実施例及び比較例で用いた各成分の略号の
内容、及び各評価項目の評価方法は以下の通りである。
【0063】[各成分の略号の内容] (A)成分 A−1:ポリスチレン(♯30、東洋スチレン(株)
製、溶融粘度877N・sec/m2) A−2:ポリスチレン(♯10、東洋スチレン(株)
製、溶融粘度386N・sec/m2) A−3:耐衝撃性ポリスチレン(S85、東洋スチレン
(株)製、溶融粘度986N・sec/m2)。
【0064】(B)成分 B−1:ポリプロピレン(B101WA、グランドポリ
マー(株)製、溶融粘度=1100N・sec/m2) B−2:ポリプロピレン(J106M、グランドポリマ
ー(株)製、溶融粘度=368N・sec/m2) B−3:ポリプロピレン(J108M、グランドポリマ
ー(株)製、溶融粘度=214N・sec/m2) B−4:ポリプロピレン(FL100、グランドポリマ
ー(株)製、溶融粘度=461N・sec/m2) B−5:ポリプロピレン(J103、グランドポリマー
(株)製、溶融粘度=509N・sec/m2)。
【0065】尚、溶融粘度は、設定温度210℃で剪断
速度121.6(sec-1)の条件下、口径1.0m
m、L=20mm、D=1.0mm、バレル系=9.5
5mmのノズルを用いて、レオメータ(キャピログラ
フ、東洋精機(株)製)により測定した。
【0066】(C)成分 C−1:スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(T
R2003、JSR(株)製、ゴム含有量57重量%) C−2:スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共
重合体(セプトン2104、クラレ(株)製) C−3:スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重
合体(クレイトンG1650、シェル(株)製) C−4:エポキシ変性スチレン−ブタジエン共重合体
(エポフレンドA1020、ダイセル化学工業(株)
製) C−5:水素添加エポキシ変性スチレン−ブタジエン共
重合体(特開平7−25984号公報2頁2欄31〜4
3行に記載の方法により、ダイセル化学工業(株)製の
エポフレンドA1020を水素添加して調整した)。
【0067】[剥離強度]熱可塑性樹脂シート(シート
原反)を、ポリプロピレン複合フィルム[ポリエチレン
テレフタレートフィルム(PET)20μmと未延伸ポ
リプロピレンフィルム(CPP)20μmとのラミネー
トフィルム]で覆い、日本理学工業(株)製のPM−R
型を用いて、温度200℃にて、ゲージ圧力0.4MP
a、時間1.0秒の条件で、CPP層をシート原反に重
ねてヒートシールした。その後、ヒートシール部分を1
5mm幅に切り取り、引張試験機(テンシロン、オリエ
ンテック(株)製)により10mm/分の引張速度で1
80°剥離試験を行い剥離強度を測定し、以下の基準で
評価した。なお、比較例4は、ポリプロピレン複合フィ
ルムの代わりに、CPPフィルムを用いた。
【0068】 ○:5N/15mm超20N/15mm以下 △:2〜5N/15mm又は20〜25N/15mm ×:2N/15mm未満又は25N/15mm超。
【0069】[容器成形性]単発真空成形機(浅野研究
所(株)製)を用いて、図1に示す2つの凹部を有する
容器(フランジ縦183mm×フランジ横88mm、開
口部縦71mm×横71mm、底面縦60mm×横60
mm、深さ27mm)を成形し、底面と側面との接する
部分や、側面の破れ、表面状態(外観及び光沢)を目視
で観察し、以下の基準で評価した。
【0070】 ○:破れがなく、表面状態の良好である △:破れはないが、表面に不均一な凸凹がある ×:破れがある。
【0071】[耐熱変形性]JIS S 2033に準
拠して耐熱性を評価した。まず、空気攪拌付き恒温槽の
ストレート板上に平面が長方形状の容器(長さ140m
m、幅105mm、高さ20mm)を置いて、前記恒温
槽を80〜140℃の範囲で5℃づつ昇温していき、そ
の間目視にて容器の変形度合いを観察し、変形しない最
高温度を求めた。
【0072】[分割性]単発真空成形機(浅野研究所
(株)製)を用いて、図1に示す2つの凹部を有する容
器を成形し、剥離強度試験と同様にトップフィルムをヒ
ートシールした後、凹部間の中央部に、シート厚み0.
6mmに対して、深さ0.24mmの切り込みを、容器
上面よりカッターナイフで設け、図1に示す容器を得
た。尚、比較例4は、トップフィルムをシールした面と
は反対側から切り込みを設けた。切り込み深さの測定
は、デジタル電子顕微鏡(キーエンス(株)製)にて行
った。そして、図3に示すように、凹部間の中央部を基
点にして、容器の両端が接触する方向に手で曲げ、両端
が接触した後も割れない場合は、図3の矢印の方向に荷
重をかけ、以下の基準で分割性を評価した。
【0073】 ◎:両端が接触するとほぼ同時に半分に割れる ○:両端が接触しても半分には割れないが、荷重をかけ
ると半分に割れる △:両端が接触する前に半分に割れる ×:荷重をかけても割れない。
【0074】実施例1〜12及び比較例1〜3 表1に示す組成の樹脂組成物をニ軸押出機(池貝(株)
製、PCM30)により溶融混練した後、ストランド状
に押し出したものを切断し、樹脂ペレットとした。この
樹脂ペレットを押出機(直径65mm、L/D=32)
に供給し、溶融混練した後、Tダイから押し出し成形し
て、単層構成の厚み0.57mmの樹脂シートを得た。
得られた樹脂シートの評価結果を表1に示す。
【0075】実施例13 表1に示す組成の樹脂組成物をニ軸押出機(池貝(株)
製、PCM30)により溶融混練した後、ストランド状
に押し出したものを切断し、樹脂ペレットとした。この
樹脂ペレットを第2の押出機(直径40mm、L/D=
28)に供給し、また、この樹脂ペレットから得られた
シートの粉砕品を第1の押出機(直径65mm、L/D
=32)に供給し、溶融混練した後、Tダイから押し出
し成形し、積層比(厚み)が1:14:1の2種3層の
樹脂シート(厚み0.57mm)を得た。得られた樹脂
シートの評価結果を表1に示す。
【0076】比較例4 表1に示す組成の樹脂組成物をニ軸押出機(池貝(株)
製、PCM30)により溶融混練した後、ストランド状
に押し出したものを切断し、樹脂ペレットとした。この
樹脂ペレットを押出機(直径65mm、L/D=32)
に供給し、溶融混練した後、Tダイから押し出し成形し
て、単層構成の厚み0.55mmの樹脂シートを得た。
これに厚み0.025mmのCPPフィルムを熱でラミ
ネートして、樹脂シートを得た。得られた樹脂シートの
評価結果を表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】表1の結果から、実施例のシート及び容器
は、両連続構造又は(A)成分が島となる海島構造を形
成し、易開封性、成形性、耐熱性及び分割性に優れる。
これに対して、比較例1及び3のシート及び容器は、
(A)成分が充分に配合されていないので、易開封性、
成形性及び分割性が充分でない。比較例2のシート及び
容器は、(A)成分が海となる海島構造を形成し、剥離
強度が弱すぎるととともに、耐熱性及び分割性が充分で
ない。比較例4のシート及び容器は、(A)成分と
(B)成分とがそれぞれ別のシートとして積層されてい
るため、易開封性、耐熱性及び分割性が充分でない。
【0079】実施例14 実施例6と同じ組成の樹脂組成物から得られた厚み0.
6mmのシートを調整し、0.02mm、0.04m
m、0.08mm、0.16mm、0.24mm、0.
32mm、0.40mm、0.50mmのスリットをナ
イフで入れ、切り込みを広げるように指で折り曲げ、以
下の基準で評価した。結果を表2に示す。
【0080】 ◎:曲げた後、スリット部を押さえることで割れる ○:曲げただけで割れる △:極めて弱い力で曲げただけで割れる ×:スリット以外の部分で割れが走る
【0081】
【表2】
【0082】表2の結果から、切り込み深さは、シート
厚みに対して、5〜70%、特に15〜60%程度が好
ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の容器の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図2は、図1の容器のA−A線拡大断面図であ
る。
【図3】図3は、実施例の分割性試験を説明するための
側面図である。
【符号の説明】
1…容器 2…凹部(収容部) 3…フランジ部(被シール部) 4…切り込み 5…トップフィルム

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の凹部を有する容器であって、隣接
    する凹部を分割するための切り込みが、隣接する凹部間
    にシートの流れ方向に沿って形成されている容器。
  2. 【請求項2】 切り込みの深さが、シートの厚みに対し
    て5〜70%である請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 切り込みの断面形状が、線状、V字状、
    U字状及び長方形状から選択された少なくとも一種の形
    状である請求項1記載の容器。
  4. 【請求項4】 凹部内を密封するためのトップフィルム
    が、凹部間の被シール部にシールされている容器であっ
    て、前記トップフィルムを貫通して、切り込みが形成さ
    れている請求項1記載の容器。
  5. 【請求項5】 トップフィルムがヒートシールされてい
    る請求項4記載の容器。
  6. 【請求項6】 少なくともトップフィルムと接触するシ
    ートの被シール部が、非結晶性樹脂(A)、及びこの
    (A)成分と非相溶な熱可塑性樹脂(B)で構成され、
    トップフィルムが、前記(A)成分又は前記(B)成分
    と同系統の樹脂で構成されている請求項4又は5記載の
    容器。
  7. 【請求項7】 少なくともトップフィルムと接触するシ
    ートの被シール部が、(A)成分及び(B)成分の海島
    構造又は両連続構造である請求項6記載の容器。
  8. 【請求項8】 (A)成分がポリスチレン系樹脂であ
    り、(B)成分がポリオレフィン系樹脂である請求項6
    記載の容器。
  9. 【請求項9】 シートを構成する(A)成分と(B)成
    分との割合(重量比)が、(A)/(B)=10/90
    〜90/10である請求項6記載の容器。
  10. 【請求項10】 複数の凹部を有し、前記凹部内を密封
    するためのトップフィルムが凹部間の被シール部にヒー
    トシールされ、かつ隣接する凹部を分割するための切り
    込みが、トップフィルムを貫通して、隣接する凹部間に
    シートの流れ方向に沿って形成されている容器であっ
    て、トップフィルムがポリオレフィン系樹脂で構成さ
    れ、少なくともトップフィルムと接触するシートの被シ
    ール部が、ポリスチレン系樹脂(A)及びポリオレフィ
    ン系樹脂(B)で構成された両連続構造又は(B)成分
    をマトリックスとする海島構造であり、かつシートを構
    成する(A)成分と(B)成分との割合(重量比)が、
    (A)/(B)=30/70〜80/20である容器。
  11. 【請求項11】 複数の凹部内に同一又は異なる複数の
    食品を個別に収容する請求項4記載の容器。
  12. 【請求項12】 非結晶性樹脂(A)、及びこの(A)
    成分と非相溶な熱可塑性樹脂(B)で構成されたシート
    であって、請求項1記載の容器を成形するためのシー
    ト。
  13. 【請求項13】 非結晶性樹脂(A)、及びこの(A)
    成分と非相溶な熱可塑性樹脂(B)で構成されたシート
    で複数の凹部を有する容器を成形し、前記(A)成分又
    は前記(B)成分で構成されたトップフィルムをヒート
    シールして前記凹部内を密封した後、トップフィルムを
    貫通して、隣接する凹部間にシートの流れ方向に沿って
    切り込みを形成して、隣接する凹部を分割できる容器を
    製造する方法。
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Cited By (8)

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