JPH0760912A - 易開封性の包装材 - Google Patents
易開封性の包装材Info
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- JPH0760912A JPH0760912A JP5237391A JP23739193A JPH0760912A JP H0760912 A JPH0760912 A JP H0760912A JP 5237391 A JP5237391 A JP 5237391A JP 23739193 A JP23739193 A JP 23739193A JP H0760912 A JPH0760912 A JP H0760912A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノッチ加工やティアテープの付設を行なう必
要が無く、しかも、指先により容易に開封し得る易開封
性の包装体を得ることのできる包装材を提供する。 【構成】 合成樹脂フィルムを含む複合包装材におい
て、該複合包装材の最外層を構成する合成樹脂フィルム
には、包装材の流れ方向と平行な方向に走る細帯状の帯
域２に、無数の微細な傷が形成されている易開封性の包
装材。
要が無く、しかも、指先により容易に開封し得る易開封
性の包装体を得ることのできる包装材を提供する。 【構成】 合成樹脂フィルムを含む複合包装材におい
て、該複合包装材の最外層を構成する合成樹脂フィルム
には、包装材の流れ方向と平行な方向に走る細帯状の帯
域２に、無数の微細な傷が形成されている易開封性の包
装材。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として板状のチョコ
レート、チューイングガム、キャンディー、さらには乾
電池等の家電消耗品等の包装体を得るのに使用される包
装材に関する。
レート、チューイングガム、キャンディー、さらには乾
電池等の家電消耗品等の包装体を得るのに使用される包
装材に関する。
【０００２】
【従来の技術】板状のチョコレート、チューイングガ
ム、キャンディー等の包装は、巻き取り状態で供給され
る包装材の上に、該包装材の流れ方向に対して直角方向
に内容物を並列させ、包装することにより包装体を形成
している。
ム、キャンディー等の包装は、巻き取り状態で供給され
る包装材の上に、該包装材の流れ方向に対して直角方向
に内容物を並列させ、包装することにより包装体を形成
している。
【０００３】この包装材による包装体からの内容物の取
り出しのための開封は、包装材の流れ方向に沿って包装
材を破断するようにされており、包装材の仕様として、
例えばアルミニウム（１５μ）／エチレン−酢酸ビニル
共重合体フィルム（３０μ）の積層シート、ＯＰコート
／印刷／紙（８５ｇ）／ポリエチレン（２０ｇ）／アル
ミニウム（９μ）／ポリエチレン（２０μ）の積層シー
ト、印刷／防湿セロファン（３００μ）／ポリエチレン
（２０μ）／アルミニウム（１５μ）／エチレン−酢酸
ビニル共重合体フィルム（２０μ）の積層シート等が利
用されている。
り出しのための開封は、包装材の流れ方向に沿って包装
材を破断するようにされており、包装材の仕様として、
例えばアルミニウム（１５μ）／エチレン−酢酸ビニル
共重合体フィルム（３０μ）の積層シート、ＯＰコート
／印刷／紙（８５ｇ）／ポリエチレン（２０ｇ）／アル
ミニウム（９μ）／ポリエチレン（２０μ）の積層シー
ト、印刷／防湿セロファン（３００μ）／ポリエチレン
（２０μ）／アルミニウム（１５μ）／エチレン−酢酸
ビニル共重合体フィルム（２０μ）の積層シート等が利
用されている。
【０００４】これらの包装材による包装体は、包装材の
引き裂き強度が高いため、指先で開封することが難し
く、開封に際してカッターや鋏等の治具を必要とした
り、あるいは開封性を向上させるために、開封の端緒と
なるＶ形ノッチやＩ形ノッチを包装材に形成しておく、
またはティアテープを付設しておく等の工夫がなされて
いる。
引き裂き強度が高いため、指先で開封することが難し
く、開封に際してカッターや鋏等の治具を必要とした
り、あるいは開封性を向上させるために、開封の端緒と
なるＶ形ノッチやＩ形ノッチを包装材に形成しておく、
またはティアテープを付設しておく等の工夫がなされて
いる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
巻き状の包装材による場合には、内容物充填機を利用し
て内容物の包装を行なうため、ノッチ加工を行なうこと
が難しい。また、ノッチ加工の際にはノッチ屑が発生す
るという弊害をも伴う。
巻き状の包装材による場合には、内容物充填機を利用し
て内容物の包装を行なうため、ノッチ加工を行なうこと
が難しい。また、ノッチ加工の際にはノッチ屑が発生す
るという弊害をも伴う。
【０００６】また、ティアテープを付設することは、製
造工程が煩雑になる。
造工程が煩雑になる。
【０００７】これに対して本発明は、合成樹脂フィルム
を含む２層以上の複合包装材からなり、ノッチ加工やテ
ィアテープの付設を行なう必要が無く、しかも、指先に
より容易に開封し得る易開封性の包装体を得ることので
きる包装材を提供することを目的とする。
を含む２層以上の複合包装材からなり、ノッチ加工やテ
ィアテープの付設を行なう必要が無く、しかも、指先に
より容易に開封し得る易開封性の包装体を得ることので
きる包装材を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂フィ
ルムを含む複合包装材からなり、該複合包装材の最外層
を構成する合成樹脂フィルムには、包装材の流れ方向と
平行な方向に走る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成
されていることを特徴とする。
ルムを含む複合包装材からなり、該複合包装材の最外層
を構成する合成樹脂フィルムには、包装材の流れ方向と
平行な方向に走る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成
されていることを特徴とする。
【０００９】また本発明は、合成樹脂フィルムを含む複
合包装材からなり、該複合包装材の最外層を構成する合
成樹脂フィルムには、包装材の流れ方向と平行な方向に
走る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成されており、
しかも、該複合包装材には、包装材の流れ方向と合成樹
脂フィルムの延伸配向方向とが一致している合成樹脂フ
ィルムが積層されていることを特徴とする。
合包装材からなり、該複合包装材の最外層を構成する合
成樹脂フィルムには、包装材の流れ方向と平行な方向に
走る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成されており、
しかも、該複合包装材には、包装材の流れ方向と合成樹
脂フィルムの延伸配向方向とが一致している合成樹脂フ
ィルムが積層されていることを特徴とする。
【００１０】本発明の易開封性の包装材の最外層に積層
した合成樹脂フィルムにおける無数の微細な傷が形成さ
れている細帯状の帯域は、１個の包装体を得る際に必要
な包装材ごとに１帯域であっても良いが、包装材の全体
に亙って複数の帯域が略均一に繰り返し形成されていて
も良い。
した合成樹脂フィルムにおける無数の微細な傷が形成さ
れている細帯状の帯域は、１個の包装体を得る際に必要
な包装材ごとに１帯域であっても良いが、包装材の全体
に亙って複数の帯域が略均一に繰り返し形成されていて
も良い。
【００１１】また、包装材の流れ方向と平行な方向に走
る細帯状の帯域に無数の微細な傷を有する合成樹脂フィ
ルムは、合成樹脂フィルムを、ブラスト処理によってロ
ール表面を紙ヤスリ状にした金属ロールとゴムロールと
の間を走行させる、あるいは、フィルムを案内する受ロ
ール上を通過させる際に、微細孔加工を施す丸刃アセン
ブリーを加圧して押し付けることで微細な孔を形成す
る、合成樹脂フィルムに熱針による微細な孔を形成する
等によって得られる。
る細帯状の帯域に無数の微細な傷を有する合成樹脂フィ
ルムは、合成樹脂フィルムを、ブラスト処理によってロ
ール表面を紙ヤスリ状にした金属ロールとゴムロールと
の間を走行させる、あるいは、フィルムを案内する受ロ
ール上を通過させる際に、微細孔加工を施す丸刃アセン
ブリーを加圧して押し付けることで微細な孔を形成す
る、合成樹脂フィルムに熱針による微細な孔を形成する
等によって得られる。
【００１２】合成樹脂フィルムにおける無数の微細な傷
が付されている細帯状の帯域は、幅２ｍｍ〜１０ｍｍ程
度の細帯状の帯域でよく、また、この細帯状の帯域が包
装材の全体に亙って略均一に形成されている場合には、
この１つの細帯状の帯域の縁部と隣接する細帯状の帯域
の縁部との距離が１〜５０ｍｍ程度あれば十分である。
が付されている細帯状の帯域は、幅２ｍｍ〜１０ｍｍ程
度の細帯状の帯域でよく、また、この細帯状の帯域が包
装材の全体に亙って略均一に形成されている場合には、
この１つの細帯状の帯域の縁部と隣接する細帯状の帯域
の縁部との距離が１〜５０ｍｍ程度あれば十分である。
【００１３】また、包装体のシール部側端部分にも無数
の微細な傷が付されている細帯状の帯域が存在する場合
には、該包装体を縦，横の両方向から指先で容易に開封
することができるようになる。
の微細な傷が付されている細帯状の帯域が存在する場合
には、該包装体を縦，横の両方向から指先で容易に開封
することができるようになる。
【００１４】なお、本発明の包装材を得る方法として
は、合成樹脂フィルムを含む複合包装材を得た後に、該
複合包装材の合成樹脂フィルムに所定の無数の微細な傷
を付しても良く、あるいは、合成樹脂フィルムに所定の
無数の微細な傷を付した後、該フィルムに熱可塑性樹脂
の押し出しコート層を形成したり、または他の積層用素
材を貼着して製造しても良い。
は、合成樹脂フィルムを含む複合包装材を得た後に、該
複合包装材の合成樹脂フィルムに所定の無数の微細な傷
を付しても良く、あるいは、合成樹脂フィルムに所定の
無数の微細な傷を付した後、該フィルムに熱可塑性樹脂
の押し出しコート層を形成したり、または他の積層用素
材を貼着して製造しても良い。
【００１５】無数の微細な傷が付されている細帯状の帯
域を有する合成樹脂フィルムとして、延伸配向している
ものを利用する場合には、包装材の流れ方向と合成樹脂
フィルムの延伸配向方向とが一致するものを利用するの
が好適である。
域を有する合成樹脂フィルムとして、延伸配向している
ものを利用する場合には、包装材の流れ方向と合成樹脂
フィルムの延伸配向方向とが一致するものを利用するの
が好適である。
【００１６】すなわち、一軸延伸合成樹脂フィルムの場
合には、包装材の流れ方向と合成樹脂フィルムの一軸延
伸方向とが一致するものを利用するのが好ましく、ま
た、二軸延伸合成樹脂フィルムの場合には、包装材の流
れ方向の配向が他方向の配向に比較して強く配向してい
るものを利用するのが好ましい。
合には、包装材の流れ方向と合成樹脂フィルムの一軸延
伸方向とが一致するものを利用するのが好ましく、ま
た、二軸延伸合成樹脂フィルムの場合には、包装材の流
れ方向の配向が他方向の配向に比較して強く配向してい
るものを利用するのが好ましい。
【００１７】前述の構成による本発明の包装材は、例え
ばキャラメル包装体、ピロー包装体、三方シール包装
体、四方シール包装体等の形態による包装体にすること
ができ、本発明の包装材による包装体は、例えば［図
３］に示すキャンディーの包装体のように、包装体を捻
るだけでもって包装材を引き裂いて開封することもでき
る。
ばキャラメル包装体、ピロー包装体、三方シール包装
体、四方シール包装体等の形態による包装体にすること
ができ、本発明の包装材による包装体は、例えば［図
３］に示すキャンディーの包装体のように、包装体を捻
るだけでもって包装材を引き裂いて開封することもでき
る。
【００１８】
【作用】本発明の包装材は、該包装材の最外層の合成樹
脂フィルムに形成されている無数の微細な傷の存在によ
り、すなわち、包装材の流れ方向と平行な方向に走る細
帯状の帯域をなす無数の微細な傷の存在により、細帯状
の帯域が劣化している。
脂フィルムに形成されている無数の微細な傷の存在によ
り、すなわち、包装材の流れ方向と平行な方向に走る細
帯状の帯域をなす無数の微細な傷の存在により、細帯状
の帯域が劣化している。
【００１９】このため、細帯状の帯域をなす無数の微細
な傷が存在する部分において、指先による引き裂き性に
極めて優れた作用が奏されることから、包装体にティア
テープ等を付設したりノッチ加工を行なったりする必要
が無い。
な傷が存在する部分において、指先による引き裂き性に
極めて優れた作用が奏されることから、包装体にティア
テープ等を付設したりノッチ加工を行なったりする必要
が無い。
【００２０】
【実施例】以下、本発明の易開封性の包装材の具体的な
構成を実施例に基づいて説明する。
構成を実施例に基づいて説明する。
【００２１】実施例１ 一軸延伸ポリプロピレンフィルム（ＰＧ20：日石合成樹
脂製品 (株) ）にグラビア印刷を付した後、該ポリプロ
ピレンフィルムの流れ方向（配向方向）と平行な方向に
走る６ｍｍ幅の細帯状の帯域に、ポリプロピレンフィル
ムを貫通する無数の微細な傷を、１つの細帯状の帯域の
縁部と隣接する細帯状の帯域の縁部との距離１５ｍｍを
置いて、連続的に付した。
脂製品 (株) ）にグラビア印刷を付した後、該ポリプロ
ピレンフィルムの流れ方向（配向方向）と平行な方向に
走る６ｍｍ幅の細帯状の帯域に、ポリプロピレンフィル
ムを貫通する無数の微細な傷を、１つの細帯状の帯域の
縁部と隣接する細帯状の帯域の縁部との距離１５ｍｍを
置いて、連続的に付した。
【００２２】次いで、この一軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムを２０μの低密度ポリエチレン樹脂による押し出し
樹脂層を介して９μのアルミニウム箔と積層し、さら
に、アルミニウム箔の背面をアンカーコート処理した
後、該アンカーコート処理面に、厚さ３０μの低密度ポ
リエチレン樹脂による押し出し樹脂層からなるヒートシ
ール層を積層することにより、原反を得た。
ルムを２０μの低密度ポリエチレン樹脂による押し出し
樹脂層を介して９μのアルミニウム箔と積層し、さら
に、アルミニウム箔の背面をアンカーコート処理した
後、該アンカーコート処理面に、厚さ３０μの低密度ポ
リエチレン樹脂による押し出し樹脂層からなるヒートシ
ール層を積層することにより、原反を得た。
【００２３】この原反を幅１６０ｍｍ、長さ１４０ｍｍ
に裁断し、本発明の１実施例品である包装材を得た。
に裁断し、本発明の１実施例品である包装材を得た。
【００２４】この包装材の積層構成は、一軸延伸ポリプ
ロピレンフィルム（２０μ）／低密度ポリエチレン樹脂
層（２０μ）／アルミニウム（９μ）／アンカーコート
層／低密度ポリエチレン樹脂層（３０μ）である。
ロピレンフィルム（２０μ）／低密度ポリエチレン樹脂
層（２０μ）／アルミニウム（９μ）／アンカーコート
層／低密度ポリエチレン樹脂層（３０μ）である。
【００２５】本実施例品の包装材は、複合包装材の最外
層を構成する合成樹脂フィルムが流れ方向に延伸配向し
ており、かつ、該合成樹脂フィルムに、流れ方向と平行
な方向に走る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成され
ているが、本発明の包装材は、複合包装材の最外層を構
成する合成樹脂フィルムに、流れ方向と平行な方向に走
る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成されていれば、
該合成樹脂フィルムは必ずしも延伸配向してなくても良
い。
層を構成する合成樹脂フィルムが流れ方向に延伸配向し
ており、かつ、該合成樹脂フィルムに、流れ方向と平行
な方向に走る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成され
ているが、本発明の包装材は、複合包装材の最外層を構
成する合成樹脂フィルムに、流れ方向と平行な方向に走
る細帯状の帯域に無数の微細な傷が形成されていれば、
該合成樹脂フィルムは必ずしも延伸配向してなくても良
い。
【００２６】しかる後に、前記包装材により、幅１４０
ｍｍ、長さ６０ｍｍ、厚さ３ｍｍの板状のチョコレート
を、ヒートシール層による熱溶着を利用してピロー包装
し、［図１］に示されるピロー包装体１を得た。
ｍｍ、長さ６０ｍｍ、厚さ３ｍｍの板状のチョコレート
を、ヒートシール層による熱溶着を利用してピロー包装
し、［図１］に示されるピロー包装体１を得た。
【００２７】なお、［図１］において、符号２で表示さ
れる部分は、表面材である一軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムにおける無数の微細な傷が付されている細帯状の帯
域であり、矢印Ｘ−Ｙ方向が包装材の流れ方向である。
れる部分は、表面材である一軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムにおける無数の微細な傷が付されている細帯状の帯
域であり、矢印Ｘ−Ｙ方向が包装材の流れ方向である。
【００２８】ピロー包装体１の包装材は、表面材である
一軸延伸ポリプロピレンフィルムにおける無数の微細な
傷が付されている細帯状の帯域２が劣化しており、包装
体１に対しては、矢印Ｘ−Ｙ方向の環状の開封を、指先
で容易に行なうことができた。
一軸延伸ポリプロピレンフィルムにおける無数の微細な
傷が付されている細帯状の帯域２が劣化しており、包装
体１に対しては、矢印Ｘ−Ｙ方向の環状の開封を、指先
で容易に行なうことができた。
【００２９】実施例２ １５μの二軸延伸ナイロンフィルム（ユニアスロン：出
光石油化学 (株) ）に、該ナイロンフィルムの流れ方向
と平行な方向に走る１０ｍｍ幅の細帯状の帯域に、該二
軸延伸ナイロンフィルムを貫通する無数の微細な傷を付
した。
光石油化学 (株) ）に、該ナイロンフィルムの流れ方向
と平行な方向に走る１０ｍｍ幅の細帯状の帯域に、該二
軸延伸ナイロンフィルムを貫通する無数の微細な傷を付
した。
【００３０】次いで、この二軸延伸ナイロンフィルムを
２０μの低密度ポリエチレン樹脂による押し出し樹脂層
を介して紙（８５ｇ）と積層し、さらに該紙に、厚さ３
０μの低密度ポリエチレン樹脂による押し出し樹脂層か
らなるヒートシール層を積層することにより、原反を得
た。
２０μの低密度ポリエチレン樹脂による押し出し樹脂層
を介して紙（８５ｇ）と積層し、さらに該紙に、厚さ３
０μの低密度ポリエチレン樹脂による押し出し樹脂層か
らなるヒートシール層を積層することにより、原反を得
た。
【００３１】この原反を幅１０５ｍｍ、長さ９５ｍｍに
裁断し、本発明の１実施例品である包装材を得た。
裁断し、本発明の１実施例品である包装材を得た。
【００３２】しかる後に、前記包装材により、ヒートシ
ール層による熱溶着を利用し、９枚のチューイングガム
を包装し、［図２］に示される包装体３を得た。
ール層による熱溶着を利用し、９枚のチューイングガム
を包装し、［図２］に示される包装体３を得た。
【００３３】なお、［図２］において、符号４で表示さ
れる部分は、表面材である二軸延伸ナイロンフィルムに
おける無数の微細な傷が付されている細帯状の帯域であ
り、摘み片５の摘み上げ方向と細帯状の帯域とを一致さ
せて形成した。
れる部分は、表面材である二軸延伸ナイロンフィルムに
おける無数の微細な傷が付されている細帯状の帯域であ
り、摘み片５の摘み上げ方向と細帯状の帯域とを一致さ
せて形成した。
【００３４】この包装体３の摘み片５を上方へ摘み上
げ、無数の微細な傷が付されている細帯状の帯域４方向
に引っ張ることにより、細帯状の帯域４が容易に引き裂
かれ、包装体３を環状に開封することができた。
げ、無数の微細な傷が付されている細帯状の帯域４方向
に引っ張ることにより、細帯状の帯域４が容易に引き裂
かれ、包装体３を環状に開封することができた。
【００３５】
【発明の効果】本発明の包装材によれば、ノッチ加工や
ティアテープの付設の必要が無く、しかも、指先による
易開封性の包装体が得られ、製造面でのコストダウンが
図れる。
ティアテープの付設の必要が無く、しかも、指先による
易開封性の包装体が得られ、製造面でのコストダウンが
図れる。
【００３６】また、従来は箱詰めや巻紙で対応していた
商品を袋入りの包装体にすることが可能となるため、コ
ストダウンが図れるだけで無く、ゴミの減量化をも図る
ことができる。
商品を袋入りの包装体にすることが可能となるため、コ
ストダウンが図れるだけで無く、ゴミの減量化をも図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の包装材による包装体の１例を示す斜面
図である。
図である。
【図２】本発明の包装材による包装体の別の例を示す斜
面図である。
面図である。
【図３】本発明の包装材による包装体のさらに別の例を
示す斜面図である。
示す斜面図である。
１：包装体 ２：包装材の表面材に形成されている無数の微細な傷が
付されている細帯状の帯域 Ｘ−Ｙ：包装材の流れ方向
付されている細帯状の帯域 Ｘ−Ｙ：包装材の流れ方向
Claims (2)
- 【請求項１】 合成樹脂フィルムを含む複合包装材に
おいて、該複合包装材の最外層を構成する合成樹脂フィ
ルムには、包装材の流れ方向と平行な方向に走る細帯状
の帯域に無数の微細な傷が形成されていることを特徴と
する易開封性の包装材。 - 【請求項２】 合成樹脂フィルムを含む複合包装材に
おいて、該複合包装材の最外層を構成する合成樹脂フィ
ルムには、包装材の流れ方向と平行な方向に走る細帯状
の帯域に無数の微細な傷が形成されており、しかも、該
複合包装材には、包装材の流れ方向と合成樹脂フィルム
の延伸配向方向とが一致している合成樹脂フィルムが積
層されていることを特徴とする易開封性の包装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237391A JPH0760912A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 易開封性の包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237391A JPH0760912A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 易開封性の包装材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760912A true JPH0760912A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17014700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5237391A Pending JPH0760912A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 易開封性の包装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760912A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002114265A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Daicel Chem Ind Ltd | 分割可能な容器 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5237391A patent/JPH0760912A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002114265A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Daicel Chem Ind Ltd | 分割可能な容器 |
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