JP2002108932A - 画面情報保存制御用プログラムの記録媒体 - Google Patents

画面情報保存制御用プログラムの記録媒体

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JP2002108932A
JP2002108932A JP2000297930A JP2000297930A JP2002108932A JP 2002108932 A JP2002108932 A JP 2002108932A JP 2000297930 A JP2000297930 A JP 2000297930A JP 2000297930 A JP2000297930 A JP 2000297930A JP 2002108932 A JP2002108932 A JP 2002108932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、メモリ容量と処理速度とのバランス
を図りつつ画面情報を保存できるようにする画面情報保
存制御技術の提供を目的とする。 【解決手段】画面情報の表示元が表示する画面遷移ボタ
ンの操作に応答して、ツリー構造の下位層に向かう形で
画面遷移が指示される場合に、遷移先の画面情報を保存
し、ツリー構造の上位層に向かう形で画面遷移が指示さ
れる場合に、保存される画面情報の中から、遷移元の画
面情報を削除するとともに、その遷移元画面情報と遷移
先の画面情報との間に位置する画面情報を削除するよう
に処理する。表示する画面情報をツリー構造の上位層側
に戻すときには、その戻った画面情報よりも下位層側に
位置する画面情報が再度利用される可能性が低いことを
考慮して削除することで、処理速度に大きな影響を与え
ることなく、画面情報の保存に用いられるメモリの容量
を大幅に削減できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ツリー構造で遷移
する画面情報の保存を制御するためのプログラムを記録
した画面情報保存制御用プログラムの記録媒体に関し、
特に、メモリ容量と処理速度とのバランスを図りつつ画
面情報を保存できるようにするプログラムを記録した画
面情報保存制御用プログラムの記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】クライアントがブラウザを介して検索条
件を設定することで、サーバに対してデータベースの検
索を指示して、その検索結果を閲覧することが広く行わ
れている。
【0003】このような場合、サーバは、データベース
の検索結果をツリー構造の画面構成で表示することが多
い。このツリー構造の画面構成では、各画面に、別画面
(次画面や前画面など)への遷移を指示するボタンを用
意する構成を採って、このボタン操作に応答して、ディ
スプレイに表示する画面を遷移させていくという構成を
採っている。
【0004】サーバは、ツリー構造の画面構成を用いる
場合、処理速度を高めるために、通常、画面で表示する
データベース検索データなどの情報をキャッシュすると
いう構成を採って、ユーザのボタン操作に応答して前に
表示した画面に戻るときには、そのキャッシュしてある
情報に従って、直ちに、その前に表示した画面を表示す
るという構成を採っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、各画面で表示する情報をキャッシュすると
いう構成を採っていると、膨大なメモリ容量が必要にな
るという問題点があった。
【0006】キャッシュした画面情報の内、不要となっ
たものを廃棄していけば、画面情報のキャッシュに必要
となるメモリ容量を削減できるようになるものの、不要
となった画面情報であるのか否かを判断することが難し
く、現在までの所、一度キャッシュした画面情報につい
ては削除するという方法は用いられていない。
【0007】更に、Web画面では、業務画面の持つ画面
遷移用ボタンの他に、Web画面の持つ画面遷移用ボタン
があり、このWeb画面の持つ画面遷移用ボタンによる画
面遷移の情報については業務プログラムに通知されない
ことから、このキャッシュ情報の削除処理の実現を一層
難しいものにしている。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、ツリー構造で遷移する画面情報の保存を制御
する構成を採るときにあって、メモリ容量と処理速度と
のバランスを図りつつ画面情報を保存できるようにする
新たな画面情報保存制御技術の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のプログラム記録媒体に記録されたプログラ
ムにより実現される画面情報保存制御方法は、ツリー構
造で遷移する画面情報の保存を制御するために、画面情
報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応答し
て、ツリー構造の下位層に向かう形で画面遷移が指示さ
れる場合に、遷移先の画面情報を保存する過程と、画面
情報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応答し
て、ツリー構造の上位層に向かう形で画面遷移が指示さ
れる場合に、保存される画面情報の中から、遷移元の画
面情報を削除するとともに、その遷移元画面情報と遷移
先の画面情報との間に位置する画面情報を削除する過程
とを備えるように構成する。
【0010】このとき、画面情報を保存する過程では、
画面情報で表示されるデータベース検索データと、その
データベース検索データの検索条件データとを保存する
ことになるが、データベース検索データについては常に
保存するのではなくて、画面情報に対応付けて定義され
るデータベース検索データを保存するのか否かを示す情
報に従って、データベース検索データを保存するのか否
かを決定するように処理することがある。この処理構成
を採る場合には、データベース検索データが保存されな
い画面情報に遷移する場合に、保存される検索条件デー
タを使ってデータベースを検索する過程が備えられるこ
とになる。
【0011】そして、データベース検索データを保存す
る構成を採るときには、遷移先の画面情報に対応付けて
定義されるデータベースを再検索するのか否かを示す情
報に従って、データベースを再検索するのか否かを決定
する過程を備えることがある。
【0012】このように構成される本発明のプログラム
記録媒体に記録されたプログラムにより実現される画面
情報保存制御方法では、画面情報を表示するWeb画面に
設けられる画面遷移ボタンの操作には応答せずに、画面
情報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応答し
て、ツリー構造の下位層に向かう形で画面遷移が指示さ
れる場合に、遷移先の画面情報を保存する。
【0013】そして、画面情報を表示するWeb画面に設
けられる画面遷移ボタンの操作には応答せずに、画面情
報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応答し
て、ツリー構造の上位層に向かう形で画面遷移が指示さ
れる場合に、保存される画面情報の中から、遷移元の画
面情報を削除するとともに、その遷移元画面情報と遷移
先の画面情報との間に位置する画面情報を削除する。
【0014】このようにして、本発明では、ツリー構造
の画面遷移構成を用いる場合に、画面情報の表示元が表
示する画面遷移ボタンの操作に応答して、表示する画面
情報をツリー構造の上位層側に戻すときには、その戻っ
た画面情報よりも下位層側に位置する画面情報が再度利
用される可能性が低いことを考慮して、その画面情報を
削除することで、処理速度に大きな影響を与えることな
く、画面情報の保存に用いられるメモリの容量が大きく
ならないように制御するのである。
【0015】この画面情報の保存構成を採るときに、処
理速度を犠牲にしてでもメモリ容量の更なる削減が要求
される場合には、画面情報で表示されるデータベース検
索データについては保存せずに、検索条件データのみを
保存する構成を採って、そのデータベース検索データを
保存しない画面情報に戻ってくるときには、その保存す
る検索条件データを使ってデータベースを検索すること
で、その画面情報の表示を実現する。
【0016】そして、この画面情報の保存構成を採ると
きに、データベースに新規データが登録されることで、
保存するデータベース検索データと整合性がとれなくな
ることがあることを考慮して、遷移先の画面情報に対応
付けて定義されるデータベースの再検索指示に応答し
て、保存する検索条件データを使ってデータベースを再
検索することで、その遷移先の画面情報で表示するデー
タベース検索データに誤りがないことを実現する。
【0017】このようにして、本発明によれば、メモリ
容量と処理速度とのバランスを図りつつ画面情報を保存
できるようになる。
【0018】この本発明による画面情報の保存制御を実
現するにあたって、画面情報の表示元となる業務プログ
ラムは、基本的には、自プログラムの表示する画面遷移
ボタンに対してどの画面情報に遷移するのかということ
を設定するだけでよい。
【0019】これから、本発明によれば、業務プログラ
ムの開発者に対してに何ら負荷を強いることなく、本発
明による画面情報の保存制御を実現できるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0021】図1に、本発明の適用されるシステムの一
例を図示する。
【0022】この図に示すように、本発明は、例えば、
ブラウザ30を展開するクライアント3と、ネットワー
ク4を介してクライアント3に接続されて、クライアン
ト3からの要求に応答してデータベース2を検索して、
その検索結果をクライアント3に提供するサーバ1とで
構成されるシステムに適用される。
【0023】サーバ1は、図中に示すサーバ機構10を
使って、このサービスを提供する処理を行うものであっ
て、ツリー構造の画面遷移を使ってクライアント3にサ
ービスを提供する。
【0024】すなわち、例えば、図2に示すように、
先ず最初に、検索条件入力画面を表示し、続いて、ユ
ーザが検索条件入力画面に検索条件を入力して検索ボタ
ンを押下するとデータベース2を検索して、その検索結
果を表示(この例では、全部で300件がヒットして、
その内の最初の100件を表示することを想定してい
る)し、続いて、ユーザがページセレクタを押下する
と検索結果の次の100件を表示し、続いて、ユーザ
が検索結果の1つを選択してその明細の表示を要求する
と、その明細を表示し、続いて、ユーザが前画面への
戻りボタンを押下すると、その前に表示していた検索結
果の表示画面を表示し、続いて、ユーザが前画面への
戻りボタンを押下すると、その前に表示していた検索条
件入力画面を表示するというような、ツリー構造の画面
遷移を使ってクライアント3にサービスを提供するので
ある。
【0025】図3に、サーバ機構10の一実施形態例を
図示する。
【0026】図中、100は画面情報オブジェクト、1
01はスタックメモリ、102はメモリ管理部、103
は画面処理振分部、104はデータベース2をアクセス
するデータベースアクセス部である。
【0027】ここで、サーバ機構10の持つ機能は具体
的にはプログラムで実現されるものであり、このプログ
ラムは、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適
当な記録媒体に格納することができる。
【0028】画面情報オブジェクト100は、クライア
ント3に表示する画面に対応付けて用意されて、その画
面における業務処理を実行する業務処理モジュールと、
その業務処理モジュールの処理結果をクライアント3に
表示する描画モジュールと、パラメータの受け渡し処理
を実行するパラメータ受け渡し部とを備える。
【0029】この業務処理モジュールは、例えば、デー
タベース2の検索条件を設定して、データベースアクセ
ス部104を起動することでデータベース2を検索し、
その検索結果のセットを描画モジュールに提供するとと
もに、その検索結果のセットを開放(削除)する処理な
どを行う。一方、描画モジュールは、業務処理モジュー
ルの処理結果をクライアント3に表示する処理を行う。
【0030】スタックメモリ101は、ユーザ毎に、起
動された画面情報オブジェクト100をその起動の順番
に従いスタック形式で格納する。この図では、最初に、
画面ID“1”(SID=1) の画面情報オブジェクト100
が起動され、それに続いて、画面ID“2”(SID=2) の
画面情報オブジェクト100が起動され、それに続い
て、画面ID“3”(SID=3) の画面情報オブジェクト1
00が起動され、それに続いて、画面ID“4”(SID=
4) の画面情報オブジェクト100が起動されたことを
想定している。
【0031】メモリ管理部102は、画面処理振分部1
03からの指示に応答して、画面情報オブジェクト10
0をスタックメモリ101から取得したり、画面情報オ
ブジェクト100をスタックメモリ101に保存した
り、画面情報オブジェクト100をスタックメモリ10
1から削除する処理を実行する。
【0032】画面処理振分部103は、クライアント3
に表示される画面の持つボタンの操作に応答して通知さ
れてくるパラメータを受け取り、それに応じて以下に説
明する本発明に特徴的な処理を行う。
【0033】ここで、画面処理振分部103は、図中に
示すように、大きく説明すると、“共通パラメータ処
理”と、“プログラム振分処理”と、“業務パラメータ
設定呼出処理”と、“業務処理呼出処理”と、“描画処
理呼出処理”という処理を実行する。
【0034】画面処理振分部103に通知されるパラメ
ータとしては、通常のWebパラメータの他に、図4に示
すように、遷移先の画面ID(リクエスト画面ID)
と、そのリクエスト画面IDの指す画面情報オブジェク
ト100を新規に作成する必要があるのか、あるいは、
スタックメモリ101から読み出せばよいのかについて
記述する「継続区分」と、そのリクエスト画面IDの指
す画面情報オブジェクト100の業務処理モジュールに
対して、データベース2の再検索を指示する「再検索指
示」とがある。
【0035】クライアント3に表示される画面の持つボ
タンとしては、次画面への遷移を指示する「次ボタン」
や、その1つ前に表示していた画面への遷移を指示する
「戻りボタン」や、複数ページで構成される検索結果の
別ページへの遷移を指示する「ページセレクトボタン」
や、データベース2への新規データの登録を指示する
「登録ボタン」などがある。
【0036】この「次ボタン」が押下されると、それま
で表示していない画面を表示するように処理することか
ら、この「次ボタン」には、「継続区分」として、画面
情報オブジェクト100を新規に作成する必要があるこ
とを示す“No”が設定され、「再検索指示」として、
データベース2の再検索を行う必要がないことを示す
“No”が設定されることになる。
【0037】また、この「戻りボタン」が押下される
と、その1つ前に表示していた画面を表示するように処
理することから、この「戻りボタン」には、「継続区
分」として、画面情報オブジェクト100をスタックメ
モリ101から読み出せばよいことを示す“Yes”が
設定され、「再検索指示」として、データベース2の再
検索を行う必要がないことを示す“No”が設定される
ことになる。
【0038】また、この「ページセレクトボタン」が押
下されると、複数ページで構成される検索結果の別ペー
ジを表示するように処理することから、この「ページセ
レクトボタン」には、「継続区分」として、画面情報オ
ブジェクト100をスタックメモリ101から読み出せ
ばよいことを示す“Yes”が設定され、「再検索指
示」として、データベース2の再検索を行う必要がない
ことを示す“No”が設定されることになる。
【0039】また、この「登録ボタン」が押下される
と、前に表示したことのある画面を表示するように処理
することから、この「登録ボタン」には、「継続区分」
として、画面情報オブジェクト100をスタックメモリ
101から読み出せばよいことを示す“Yes”が設定
されるとともに、データベース2の内容が異なることに
なったことに対応させて、「再検索指示」として、デー
タベース2の再検索を行う必要があることを示す“Ye
s”が設定されることになる。
【0040】なお、この「継続区分」と「再検索指示」
については、ボタンの持つ意味に応じて、画像情報オブ
ジェクト100の開発者が設定することになる。
【0041】図5ないし図7に、画面処理振分部103
の実行する処理フローの一実施形態例、図8ないし図1
0に、画面処理振分部103から呼び出されるメモリ管
理部102の実行する処理フローの一実施形態例を図示
する。
【0042】次に、これらの処理フローに従って、この
ように構成される実施形態例の動作処理について詳細に
説明する。先ず最初に、図5及び図6の処理フローにつ
いて説明する。
【0043】画面処理振分部103は、画面遷移ボタン
の操作に応答してブラウザ30からパラメータが通知さ
れると、図5及び図6の処理フローに示すように、先ず
最初に、ステップ1で、その通知されるパラメータの中
から上述した「リクエスト画面ID」/「継続区分」/
「再検索指示」を抽出して、それらをそれぞれ変数“P
-sid”/“P-cont"/“P-reexec"にセットする。この
ステップ1の処理が図3に示した“共通パラメータ処
理”に相当する。
【0044】続いて、ステップ2で、“P-cont"にセッ
トされた値が“Yes”であるのか否かを判断して、“Y
es”でないことを判断するとき、すなわち、リクエスト
画面IDの指す画面情報オブジェクト100を新規に作
成する必要があることを判断するときは、ステップ3に
進んで、リクエスト画面IDの指す画面情報オブジェク
ト100を新規に作成して、それを変数“scrInfo"に格
納する。
【0045】一方、“P-cont"にセットされた値が“Y
es”であることを判断するとき、すなわち、リクエスト
画面IDの指す画面情報オブジェクト100がスタック
メモリ101に格納されていることを判断するときに
は、ステップ4に進んで、メモリ管理部102に指示す
ることでリクエスト画面IDの指す画面情報オブジェク
ト100をスタックメモリ101から取得して、それを
変数“scrInfo"に格納する。このステップ3,4の処理
が図3に示した“プログラム振分処理”に相当する。
【0046】続いて、ステップ5で、ステップ3,4で
処理した画面情報オブジェクト100の持つ業務処理モ
ジュールを変数“obj"に格納する。
【0047】続いて、ステップ6で、その変数“obj"に
格納した業務処理モジュールに対してパラメータの設定
を指示することで、その業務処理モジュールの必要とす
るパラメータの設定処理を実行する。この実施形態例で
は、業務処理モジュールはデータベース2を検索すると
いう処理を実行することを想定しているので、具体的に
は、ここで検索条件データを設定するのである。このス
テップ5の処理が図3に示した“業務パラメータ設定呼
出処理”に相当する。
【0048】続いて、ステップ7で、“P-reexec"にセ
ットされた値が“Yes”であるのか否かということと、
変数“obj"に格納した業務処理モジュールの内部変数と
して用意される、変数“obj.execFlg"にセットされてい
る値が“true”であるのか否かということを判断する。
【0049】ここで、内部変数“obj.execFlg"には、変
数“obj"に格納した業務処理モジュールが処理を実行し
てよいのか否かということを示す値("true"/"false")
がセットされている。この実施形態例では、業務処理モ
ジュールはデータベース2を検索するという処理を実行
することを想定しているので、変数“obj"に格納した業
務処理モジュールが既にデータベース2を検索してい
て、かつ、その検索結果を開放(削除)していない場合
には、内部変数“obj.execFlg"には、その業務処理モジ
ュールが処理を実行する必要がないということを示す値
(“false")がセットされることになる。
【0050】このステップ7の判断処理により、“P-r
eexec"にセットされた値が“Yes”を示しているか、内
部変数“obj.execFlg"にセットされている値が“true”
を示していることを判断するときには、ステップ8に進
んで、変数“obj"に格納した業務処理モジュールに対し
て、設定した検索条件データの指すデータをデータベー
ス2から検索することを指示することで、業務処理モジ
ュールの処理を実行し、続くステップ9で、データベー
ス2を検索したことに対応して、内部変数“obj.execFl
g"に“false"をセットする。このステップ8,9の処理
が図3に示した“業務処理呼出処理”に相当する。
【0051】すなわち、ブラウザ30から変数“obj"に
格納した業務処理モジュールに対して再検索指示が発行
された場合と、その業務処理モジュールで未だデータベ
ース2を検索したことがない場合と、その業務処理モジ
ュールで既にデータベース2を検索したものの、その検
索結果を開放してしまった場合には、データベース2を
検索する必要があるので、その業務処理モジュールに対
して、データベース2を検索することを指示するのであ
る。
【0052】一方、ステップ7で、“P-reexec"にセッ
トされた値が“no”であることを判断する場合と、内
部変数“obj.execFlg"にセットされている値が“false"
であることを判断する場合には、このステップ8,9の
処理を省略する。
【0053】すなわち、ブラウザ30から変数“obj"に
格納した業務処理モジュールに対して再検索指示が発行
されない場合と、その業務処理モジュールで既にデータ
ベース2を検索して、かつ、その検索結果を開放してい
ない場合には、データベース2を検索する必要がないの
で、その業務処理モジュールに対して、データベース2
を検索することを指示しないのである。
【0054】続いて、ステップ10で、描画モジュール
に対して描画を指示することで、リクエスト画面IDの
指す画面をクライアント3に表示する。このステップ1
0の処理が図3に示した“描画処理呼出処理”に相当す
る。
【0055】続いて、ステップ11で、メモリ管理部1
02に指示することで、処理を行ったリクエスト画面I
Dの指す画面情報オブジェクト100をスタックメモリ
101に書き込む。このとき、処理を行った画面情報オ
ブジェクト100がスタックメモリ101から取得した
ものである場合には、重複した形で格納されるのを防止
するために、後述するように上書きする形でスタックメ
モリ101に書き込むように処理している。
【0056】続いて、ステップ12で、変数“obj"に格
納した業務処理モジュールの内部変数として用意され
る、変数“obj.freeFlg"にセットされている値が“tru
e”であるのか否かということを判断する。
【0057】ここで、内部変数“obj.freeFlg"には、デ
ータベース2から検索したデータをスタックメモリ10
1に残しておくのか否かということを示す値("true"/"
false") がセットされている。但し、検索条件のデータ
については保存しておく構成を採っているので、その検
索データが再び必要になるときにはデータベース2を再
び検索すればよい。なお、この内部変数“obj.freeFlg"
の値は、画面情報オブジェクト100の開発者が画面情
報オブジェクト100毎に設定することになる。
【0058】これから、ステップ12で、内部変数“ob
j.freeFlg"にセットされている値が“true”を示してい
ることを判断するとき、すなわち、検索結果を残さない
ことの指示があるときは、ステップ13に進んで、スタ
ックメモリ101に格納した画像情報オブジェクト10
0の持つ検索結果のデータを開放(削除)し、続くステ
ップ14で、データベース2を検索しなかったことに相
当することを考慮して、内部変数“obj.execFlg"に“tr
ue”をセットして、処理を終了する。
【0059】一方、ステップ12で、内部変数“obj.fr
eeFlg"にセットされている値が“false"を示しているこ
とを判断するとき、すなわち、検索結果を残すことの指
示があるときには、ステップ13,14の処理を行わず
に、そのまま処理を終了する。
【0060】次に、図7の処理フローについて説明す
る。この図7の処理フローは、図5のステップ3で行う
画面情報オブジェクト100の新規作成処理の詳細な処
理フローである。
【0061】画面処理振分部103は、画面情報オブジ
ェクト100の新規作成処理に入ると、図7の処理フロ
ーに示すように、先ず最初に、ステップ1で、メモリ管
理部102に指示することで、スタックメモリ101に
格納されている不要な画面情報オブジェクト100の削
除処理を実行するとともに、スタックメモリ101の何
段目まで画像情報オブジェクト100が格納されている
のかの検索処理を行う。
【0062】このステップ1で行う処理については、図
8の処理フローで後述するが、簡単に説明するならば、
図11に示すように、スタックメモリ101に格納され
ているリクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト
100の格納位置を検索して、それよりも上にスタック
されている画面情報オブジェクト100を削除する処理
を行うものである。
【0063】続いて、ステップ2以下の処理に示すよう
に、オブジェクト指向のクラス・インスタンスの関係を
使って、変数“P-sid”の指す画面情報オブジェクト1
00を生成する。
【0064】ここで、リクエスト画面IDの指す画面情
報オブジェクト100よりも上にスタックされている画
像情報オブジェクト100を削除するという構成を採る
のは、図12及び図13に示すように、リクエスト画面
IDの指す画面情報オブジェクト100に戻るときに
は、そこを起点にして遷移した画面情報オブジェクト1
00については、この後に利用される可能性が低いこと
を考慮して、スタックメモリ101から削除するように
したことに、その理由がある。
【0065】次に、図8の処理フローについて説明す
る。この図8の処理フローは、図7のステップ1で行わ
れる「不要な画面情報削除と検索処理」の詳細な処理フ
ローである。
【0066】メモリ管理部102は、「不要な画面情報
削除と検索処理」の実行指示が発行されると、図8の処
理フローに示すように、ステップ1ないしステップ3に
示すループ処理で、スタックメモリ101に格納されて
いるリクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト1
00の格納位置を検索して、格納位置が存在しない場合
には、変数“ret"にその旨を示す“−1 ”をセットし
て、呼び出し元にその旨を通知する。
【0067】一方、スタックメモリ101に格納されて
いるリクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト1
00の格納位置iを検索する場合には、変数“ret"にそ
の格納位置をセットするともに、ステップ6ないしステ
ップ8に示すループ処理で、リクエスト画面IDの指す
画面情報オブジェクト100の格納位置よりも上にスタ
ックされる画面情報オブジェクト100を開放(削除)
してから、呼び出し元に格納位置i(変数“idx"に格納
される)を通知する。
【0068】このようにして、画面処理振分部103
は、メモリ管理部102に指示することで、図11で説
明したように、スタックメモリ101に格納されている
リクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト100
の格納位置を検索して、それよりも上にスタックされて
いる画面情報オブジェクト100を削除する処理を行う
ことになる。
【0069】次に、図9の処理フローについて説明す
る。この図9の処理フローは、図5のステップ4で行わ
れる「スタックメモリ101からの画像情報オブジェク
ト100の取得処理」の詳細な処理フローである。
【0070】メモリ管理部102は、「スタックメモリ
101からの画像情報オブジェクト100の取得処理」
の実行指示が発行されると、図9の処理フローに示すよ
うに、図8の処理フローで説明した「不要な画面情報削
除と検索処理」を実行して、リクエスト画面IDの指す
画面情報オブジェクト100の格納位置(“idx")を得
て、それを呼び出し元である画面処理振分部103に通
知する。
【0071】この通知を受けて、画面処理振分部103
は、通知された格納位置の指す画面情報オブジェクト1
00を取得することで、リクエスト画面IDの指す画面
情報オブジェクト100を取得する。
【0072】次に、図10の処理フローについて説明す
る。この図10の処理フローは、図5のステップ11で
行われる「画像情報オブジェクト100のスタックメモ
リ101への格納処理」の詳細な処理フローである。
【0073】メモリ管理部102は、「画像情報オブジ
ェクト100のスタックメモリ101への格納処理」の
実行指示が発行されると、図10の処理フローに示すよ
うに、先ず最初に、ステップ1で、図8の処理フローで
説明した「不要な画面情報削除と検索処理」を実行す
る。
【0074】続いて、ステップ2で、その処理により得
られたリクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト
100の格納位置“idx"の値が“−1”を示しているの
か否かを判断する。上述したように、“idx"の値が“−
1”を示しているときには、リクエスト画面IDの指す
画面情報オブジェクト100がスタックメモリ101に
格納されていないことを示している。
【0075】このステップ2の判断処理により、“idx"
の値が“−1”を示していることを判断するときには、
リクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト100
が新規に作成されたものであることを判断して、ステッ
プ3に進んで、スタックメモリ101の一番上の格納位
置をリクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト1
00の格納位置“idx"として設定し、続くステップ4
で、その設定したスタックメモリ101の格納位置“id
x"に、リクエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト
100(新規に作成したもの)を格納する。
【0076】一方、ステップ2の判断処理により、“id
x"の値が“−1”でないものを示しているときには、リ
クエスト画面IDの指す画面情報オブジェクト100を
ステップ1で得た格納位置“idx"に格納すればよいこと
を判断して、直ちにステップ4に進んで、ステップ1で
得た格納位置“idx"に、リクエスト画面IDの指す画面
情報オブジェクト100(スタックメモリ101から取
得したもの)を上書きする形で格納する。
【0077】図14に、以上に説明した処理を一覧表に
して示す。この一覧表では、データベース2の検索結果
を開放しない場合と開放する場合とに分け、更に、その
2つのそれぞれを、画像情報オブジェクト100を新規
に作成する場合の「初回」と、画像情報オブジェクト1
00をスタックメモリ100から取得する場合の「継
続」と、画像情報オブジェクト100をスタックメモリ
100から取得するとともに、再検索を実行する場合の
「再検索」という3つに分けて、それらがどのような処
理を行う(丸印を付けたものを行う)のかを図示してい
る。
【0078】このようにして、本発明では、例えば、図
15に示すように、メニュー画面からA検索画面に遷移
し、A検索画面からA2一覧画面に遷移し、A2一覧画
面からA明細画面に遷移し、A明細画面からA登録画面
に遷移し、A登録画面からA2一覧画面に戻る場合に
は、A検索画面に遷移するときに、A検索画面の情報
をスタックメモリ101に保存し、A2一覧画面に遷
移するときに、A2一覧画面の情報をスタックメモリ1
01に保存し、A明細画面に遷移するときに、A明細
画面の情報をスタックメモリ101に保存し、A登録
画面に遷移するときに、A登録画面の情報をスタックメ
モリ101に保存し、A2一覧画面に戻るときに、A
登録画面及びA明細画面をスタックメモリ101から削
除していくように処理するのである。
【0079】なお、この図には示していないが、A登録
画面ではデータベース2に新規にデータを登録する処理
を行うので、A登録画面からA2一覧画面に戻るときに
は、画面処理振分部103に対して、データベース2を
再検索することを指示する上述の「再検索指示」が通知
されることになる。
【0080】図16及び図17に、各画像情報オブジェ
クト100の持つ上述した内部変数“obj.freeFlg"に
“false"が設定されることで、データベース2の検索結
果を開放しないように設定される場合の処理の一例を図
示する。
【0081】この場合、先ず最初に、検索条件の入力に
用いる検索画面(画面ID=S1)を新規に作成したこ
とで、図16(a)に示すように、その画面情報オブジ
ェクト100がスタックメモリ101に格納される。続
いて、検索条件を入力してデータベース2を検索しその
検索結果を表示する検索一覧画面(画面ID=S2)を
新規に作成したことで、図16(b)に示すように、そ
の画面情報オブジェクト100がスタックメモリ101
に格納される。このときには、検索結果の第1ページを
表示していることを想定している。
【0082】続いて、検索結果の第2ページの表示要求
に応答してその第2ページを検索一覧画面(画面ID=
S2)に表示したことで、図16(c)に示すように、
その画面情報オブジェクト100がスタックメモリ10
1に格納される。続いて、検索結果の一覧から選択され
る項目の明細を表示する明細画面(画面ID=S3)を
新規に作成したことで、図17(a)に示すように、そ
の画面情報オブジェクト100がスタックメモリ101
に格納される。
【0083】続いて、検索結果の第2ページを表示する
検索一覧画面(画面ID=S2)に戻ったことで、図1
7(b)に示すように、明細画面(画面ID=S3)を
スタックメモリ101から削除する。続いて、検索画面
(画面ID=S1)に戻ったことで、図17(c)に示
すように、検索一覧画面(画面ID=S2)をスタック
メモリ101から削除する。
【0084】図18及び図19に、各画像情報オブジェ
クト100の持つ上述した内部変数“obj.freeFlg"に
“true" が設定されることで、データベース2の検索結
果を開放するように設定される場合の処理の一例を図示
する。但し、この例では、明細画面(画面ID=S3)
については、データベース2の検索結果を開放しないよ
うに設定されていることを想定している。
【0085】この場合、先ず最初に、上述の検索画面
(画面ID=S1)を新規に作成したことで、図18
(a)に示すように、その画面情報オブジェクト100
がスタックメモリ101に格納される。続いて、上述の
検索一覧画面(画面ID=S2)を新規に作成したこと
で、図18(b)に示すように、その画面情報オブジェ
クト100がスタックメモリ101に格納(但し、検索
結果については保持しない)される。このときには、検
索結果の第1ページを表示していることを想定してい
る。
【0086】続いて、検索結果の第2ページの表示要求
に応答してその第2ページを検索一覧画面(画面ID=
S2)に表示したことで、図18(c)に示すように、
その画面情報オブジェクト100がスタックメモリ10
1に格納(但し、検索結果については保持しない)され
る。続いて、上述の明細画面(画面ID=S3)を新規
に作成したことで、図19(a)に示すように、その画
面情報オブジェクト100がスタックメモリ101に格
納(この画面では検索結果についても保持する)され
る。
【0087】続いて、検索結果の第2ページを表示する
検索一覧画面(画面ID=S2)に戻ったことで、図1
9(b)に示すように、明細画面(画面ID=S3)を
スタックメモリ101から削除する。続いて、検索画面
(画面ID=S1)に戻ったことで、図19(c)に示
すように、検索一覧画面(画面ID=S2)をスタック
メモリ101から削除する。
【0088】図18及び図19に示す処理例のように、
データベース2の検索結果を開放するようにすると、ス
タックメモリ101の容量を大幅に削減できるようにな
る。この場合にも、データベース2の検索に用いる検索
条件データについては削除しないようにしていることか
ら、検索結果を開放した画面に戻るようなことがあって
も、その画面でデータベース2を再び検索できることに
なるので、何ら不都合は起こらない。
【0089】(付記1)ツリー構造で遷移する画面情報
の保存を制御するためのプログラムを記録した記録媒体
であって、画面情報の表示元が表示する画面遷移ボタン
の操作に応答して、上記ツリー構造の下位層に向かう形
で画面遷移が指示される場合に、遷移先の画面情報を保
存する処理と、画面情報の表示元が表示する画面遷移ボ
タンの操作に応答して、上記ツリー構造の上位層に向か
う形で画面遷移が指示される場合に、上記保存される画
面情報の中から、遷移元の画面情報を削除するととも
に、該遷移元画面情報と遷移先の画面情報との間に位置
する画面情報を削除する処理とをコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したことを、特徴とする画面情報
保存制御用プログラムの記録媒体。
【0090】(付記2)付記1に記載される画面情報保
存制御用プログラムの記録媒体において、上記画面情報
を保存する処理では、複数ページで構成される画面情報
については、最終表示されるページの画面情報を保存す
るように処理することを、特徴とする画面情報保存制御
用プログラムの記録媒体。
【0091】(付記3)付記1又は2に記載される画面
情報保存制御用プログラムの記録媒体において、上記画
面情報を保存する処理では、画面情報で表示されるデー
タベース検索データと、該データベース検索データの検
索条件データとを保存するように処理することを、特徴
とする画面情報保存制御用プログラムの記録媒体。
【0092】(付記4)付記3に記載される画面情報保
存制御用プログラムの記録媒体において、上記画面情報
を保存する処理では、画面情報に対応付けて定義される
データベース検索データを保存するのか否かを示す情報
に従って、データベース検索データを保存するのか否か
を決定するように処理することを、特徴とする画面情報
保存制御用プログラムの記録媒体。
【0093】(付記5)付記4に記載される画面情報保
存制御用プログラムの記録媒体において、データベース
検索データが保存されない画面情報に遷移する場合に、
上記保存される検索条件データを使ってデータベースを
検索する処理をコンピュータに実行させるプログラムを
記録したことを、特徴とする画面情報保存制御用プログ
ラムの記録媒体。
【0094】(付記6)付記3ないし5のいずれか1項
に記載される画面情報保存制御用プログラムの記録媒体
において、遷移先の画面情報に対応付けて定義されるデ
ータベースを再検索するのか否かを示す情報に従って、
データベースを再検索するのか否かを決定する処理をコ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したことを、
特徴とする画面情報保存制御用プログラムの記録媒体。
【0095】(付記7)ツリー構造で遷移する画面情報
の保存を制御する画面情報保存制御方法であって、画面
情報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応答し
て、上記ツリー構造の下位層に向かう形で画面遷移が指
示される場合に、遷移先の画面情報を保存する過程と、
画面情報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応
答して、上記ツリー構造の上位層に向かう形で画面遷移
が指示される場合に、上記保存される画面情報の中か
ら、遷移元の画面情報を削除するとともに、該遷移元画
面情報と遷移先の画面情報との間に位置する画面情報を
削除する過程とを備えることを、特徴とする画面情報保
存制御方法。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ツリ
ー構造の画面遷移構成を用いる場合に、画面情報の表示
元が表示する画面遷移ボタンの操作に応答して、表示す
る画面情報をツリー構造の上位層側に戻すときには、そ
の戻った画面情報よりも下位層側に位置する画面情報が
再度利用される可能性が低いことを考慮して、その画面
情報を削除することで、処理速度に大きな影響を与える
ことなく、画面情報の保存に用いられるメモリの容量が
大きくならないように制御するのである。
【0097】この画面情報の保存構成を採るときに、処
理速度を犠牲にしてでもメモリ容量の更なる削減が要求
される場合には、画面情報で表示されるデータベース検
索データについては保存せずに、検索条件データのみを
保存する構成を採って、そのデータベース検索データを
保存しない画面情報に戻ってくるときには、その保存す
る検索条件データを使ってデータベースを検索すること
で、その画面情報の表示を実現する。
【0098】そして、この画面情報の保存構成を採ると
きに、データベースに新規データが登録されることで、
保存するデータベース検索データと整合性がとれなくな
ることがあることを考慮して、遷移先の画面情報に対応
付けて定義されるデータベースの再検索指示に応答し
て、保存する検索条件データを使ってデータベースを再
検索することで、その遷移先の画面情報で表示するデー
タベース検索データに誤りがないことを実現する。
【0099】このようにして、本発明によれば、メモリ
容量と処理速度とのバランスを図りつつ画面情報を保存
できるようになる。
【0100】この本発明による画面情報の保存制御を実
現するにあたって、画面情報の表示元となる業務プログ
ラムは、基本的には、自プログラムの表示する画面遷移
ボタンに対してどの画面情報に遷移するのかということ
を設定するだけでよい。
【0101】これから、本発明によれば、業務プログラ
ムの開発者に対して何ら負荷を強いることなく、本発明
による画面情報の保存制御を実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるシステムの一例である。
【図2】ツリー構造の画面遷移の説明図である。
【図3】サーバ機構の一実施形態例である。
【図4】クライアントから通知されるパラメータの説明
図である。
【図5】画面処理振分部の実行する処理フローの一実施
形態例である。
【図6】画面処理振分部の実行する処理フローの一実施
形態例である。
【図7】画面処理振分部の実行する処理フローの一実施
形態例である。
【図8】メモリ管理部の実行する処理フローの一実施形
態例である。
【図9】メモリ管理部の実行する処理フローの一実施形
態例である。
【図10】メモリ管理部の実行する処理フローの一実施
形態例である。
【図11】画面情報オブジェクトの削除処理の説明図で
ある。
【図12】画面情報オブジェクトの削除処理の説明図で
ある。
【図13】画面情報オブジェクトの削除処理の説明図で
ある。
【図14】本発明で実行する処理の説明図である。
【図15】本発明による処理の説明図である。
【図16】本発明による処理の一例である。
【図17】本発明による処理の一例である。
【図18】本発明による処理の一例である。
【図19】本発明による処理の一例である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 データベース 3 クライアント 4 ネットワーク 10 サーバ機構 30 ブラウザ 100 画面情報オブジェクト 101 スタックメモリ 102 メモリ管理部 103 画面処理振分部 104 データベースアクセス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 540 G06F 13/00 540B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツリー構造で遷移する画面情報の保存を
    制御するためのプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 画面情報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応
    答して、上記ツリー構造の下位層に向かう形で画面遷移
    が指示される場合に、遷移先の画面情報を保存する処理
    と、 画面情報の表示元が表示する画面遷移ボタンの操作に応
    答して、上記ツリー構造の上位層に向かう形で画面遷移
    が指示される場合に、上記保存される画面情報の中か
    ら、遷移元の画面情報を削除するとともに、該遷移元画
    面情報と遷移先の画面情報との間に位置する画面情報を
    削除する処理とをコンピュータに実行させるプログラム
    を記録したことを、 特徴とする画面情報保存制御用プログラムの記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される画面情報保存制御
    用プログラムの記録媒体において、 上記画面情報を保存する処理では、画面情報で表示され
    るデータベース検索データと、該データベース検索デー
    タの検索条件データとを保存するように処理すること
    を、 特徴とする画面情報保存制御用プログラムの記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される画面情報保存制御
    用プログラムの記録媒体において、 上記画面情報を保存する処理では、画面情報に対応付け
    て定義されるデータベース検索データを保存するのか否
    かを示す情報に従って、データベース検索データを保存
    するのか否かを決定するように処理することを、 特徴とする画面情報保存制御用プログラムの記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載される画面情報保存制御
    用プログラムの記録媒体において、 データベース検索データが保存されない画面情報に遷移
    する場合に、上記保存される検索条件データを使ってデ
    ータベースを検索する処理をコンピュータに実行させる
    プログラムを記録したことを、 特徴とする画面情報保存制御用プログラムの記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか1項に記載
    される画面情報保存制御用プログラムの記録媒体におい
    て、 遷移先の画面情報に対応付けて定義されるデータベース
    を再検索するのか否かを示す情報に従って、データベー
    スを再検索するのか否かを決定する処理をコンピュータ
    に実行させるプログラムを記録したことを、 特徴とする画面情報保存制御用プログラムの記録媒体。
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