JP2002106345A - ラジエータの冷却構造 - Google Patents

ラジエータの冷却構造

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JP2002106345A
JP2002106345A JP2000297907A JP2000297907A JP2002106345A JP 2002106345 A JP2002106345 A JP 2002106345A JP 2000297907 A JP2000297907 A JP 2000297907A JP 2000297907 A JP2000297907 A JP 2000297907A JP 2002106345 A JP2002106345 A JP 2002106345A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラジエータ後方へ配置する吸気ボックスを利用
してラジエータの冷却効率を向上させる。 【構成】フェアリング8の内側へ上下に上ラジエタ1
7、下ラジエタ18を配置し、これらの後方へ吸気ボッ
クス15を配置する。上ラジエタ17は背面22を後方
へ凸の湾曲形状とし、これに対面する吸気ボックス15
の前面上部21を前方へ凸の湾曲形状とし、その左右両
端側に拡大する逃げ空間23を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はラジエータの冷却
効率を向上させるための有利な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平3−73732号には、フロント
カウルの内側に上ラジエタと下ラジエタを上下に間隔を
もって配置し、上ラジエタと下ラジエタの間隙空間に吸
気系部品が臨むように配置した構造が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ラジエータ
の冷却効率を向上させるためには、フロントカウルへ取
り込んだ外気を可能な限り多くラジエータへ導くととも
に、ラジエータを通過した排風を速やかに後方へ流して
抜け性を良好にする必要がある。
【0004】しかし、ラジエータの後方に吸気系部品等
を配置した場合、この吸気系部品等がラジエータの排風
に対する壁となって抜け性を良好にすることが困難な場
合がある。そこで本願発明は吸気ボックスを利用してラ
ジエータの冷却効率を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係るラジエータの冷却構造は、ラジエータ
と、その後方に配置されて吸気系部品を囲む吸気ボック
スとを備えた車両において、前記ラジエータの背面を後
方へ凸となる湾曲形状とし、この背面後方に対面する前
記吸気ボックスの前面を前方へ凸となる湾曲形状とした
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】ラジエータの背面が後方へ凸の湾曲形状
をなし、その後方に配置された吸気ボックスの前面が前
方に凸の湾曲形状をなすので、ラジエータと吸気ボック
スの間に中央より左右両側へ向かうほど広がる逃げ空間
が形成される。そこで、ラジエータを通過した冷却風は
吸気ボックスの湾曲形状に沿って端部方向へ向かい、次
第に幅が広がる逃げ空間内を流れることにより速やかに
後方へ流れる。このため抜け性が良好となり、ラジエー
タの冷却効率を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は本実施例の適用された自動2輪車の側
面図、図2はラジエータと吸気ボックスの側面視配置関
係を示す図、図3は図1の3−3線断面図、図4は図1
の4−4線断面図、図5は図1の5−5線断面図を示
す。
【0008】図1において、この自動2輪車はレース仕
様に構成され、符号1は前輪、2はフロントフォーク、
3は左右一対の車体フレーム、4はリヤスイングアー
ム、5は後輪、6は燃料タンク、7はシート、8はフェ
アリングである。
【0009】車体フレーム3には2サイクル水冷V型2
気筒エンジン10が吊り下げ支持され、その上気筒11
と下気筒12のバンク部は車体前方へ向かって位置し、
ここにそれぞれの吸気口へ接続する気化器13,14が
配置される。これら気化器13,14は、バンクに配置
された吸気ボックス15内へ収容される。吸気ボックス
15にはフェアリング8の左右両側内側下部に沿って後
方斜め下がりに形成された吸気ダクト16の後端が接続
し、気化器13,14へラム圧を加えるようになってい
る。
【0010】吸気ボックス15の前方には上ラジエタ1
7と下ラジエタ18が上下に間隔をもって配置され、エ
ンジン10を冷却するようになっている。図の側面視で
吸気ダクト16は上ラジエタ17と下ラジエタ18の間
を通過することにより略直線状の通路をなし、上ラジエ
タ17は吸気ダクト16の上方、下ラジエタ18は吸気
ダクト16の下方へ配置される。上気筒11の排気管1
9aはエンジン10の上方を通って後方へ延び、下気筒
12の排気管19bはエンジン10の下方を通って同じ
後方へ延びている。
【0011】図2に示すように、吸気ボックス15の前
面下部20は後方へ凸の湾曲形状をなし、上ラジエタ1
7と下ラジエタ18の間へ入り込んで上ラジエタ17の
前面と下ラジエタ18の前面とをほぼ連続曲面でつない
でいる。また、前輪1の上限ストローク時軌跡1aに近
接し、ロードクリアランスの限界まで近接配置されてい
る。上ラジエタ17の後方になる吸気ボックス15の前
面上部21は上側が次第に後方へ向かう湾曲形状をな
し、上ラジエタ17の背面22との間に上方が拡大する
逃げ空間23を形成している。
【0012】図3に示すように、上ラジエタ17及び吸
気ボックス15はフェアリング8の内側へ配置され、フ
ェアリング8の前面には大きな導風口24が開口し、走
行風Wを上ラジエタ17へ導くようになっている。ま
た、フェアリング8の左右壁部内側には吸気ダクト16
の導入口25が開口している。上ラジエタ17は後方へ
向かって凸の湾曲形状をなし、その前面は凹曲面になる
ため走行風Wを効率よく受けるようになっている。な
お、本図では明らかでないが下ラジエタ18も同様構造
になっている。
【0013】上ラジエタ17の後方に位置する吸気ボッ
クス15はその前面上部21が前方へ凸の湾曲形状をな
し、中央部は上ラジエタ17の背面22の中央へ近接配
置され、吸気ボックス15の前面上部21と上ラジエタ
17の背面22との間隔は左右両側へ向かうほど広がる
逃げ空間23となっている。図中の符号26は車体フレ
ーム3の下部左右から下方へ延出してエンジン10を支
持するエンジンハンガである。
【0014】図4及び図5に示すように、気化器13、
吸入口27は前面上部21は必要最小限度のクリアラン
スで近接し、気化器14の吸入口28も同様に前面上部
21へ必要最小限度のクリアランスで近接している。こ
のため、ロードクリアランスを確保した上で上ラジエタ
17と吸気ボックス15を近接させることにより、吸気
ボックス15の容量を必要な大きさに確保している。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。図3に
示すように、上ラジエタ17が後方へ凸の湾曲形状、吸
気ボックス15が前方へ凸の湾曲形状をなすので、上ラ
ジエタ17の背面22と吸気ボックス15の前面上部2
1との間に左右側程幅が広がる逃げ空間23が形成され
ている。したがって、上ラジエタ17を通過した冷却風
は、矢示のように吸気ボックス15の前面上部21に案
内されて広がった端部方向の逃げ空間23へ流れ、速や
かに後方へ流れる。
【0016】しかも、図2に示すように、上ラジエタ1
7の背面22と吸気ボックス15の前面上部21との間
の逃げ空間23は上方へ広がり、かつ前面上部21は上
下方向でも湾曲形状をなすので、やはり上ラジエタ17
を通過した冷却風は吸気ボックス15の前面上部21に
案内されて速やかに上方へ流れる。したがって、抜け性
が著しく向上し、上ラジエタ17の冷却効率を向上する
ことができる。
【0017】しかも、上ラジエタ17、吸気ボックス1
5及び下ラジエタ18を前輪1のロードクリアランス限
界に近接配置し、かつ吸気ボックス15を上ラジエタ1
7へ近接させ、さらに前面上部21及び前面下部20へ
気化器13の吸入口27及び気化器14の吸入口28を
近接させたので、吸気ボックス15を大容量にできる。
【0018】また、図1に示すように、吸気ダクト16
を上ラジエタ17と下ラジエタ18の間を通して吸気ボ
ックス15へ接続したので、吸気ダクト16をより直線
化した流路とすることができ、吸気の通気抵抗を少なく
して吸気効率を向上させることができる。そのうえ、吸
気ダクト16はフェアリング8の左右内側面に沿って配
設したもので、導入口25へ取り込まれる走行風Wの流
れを防げない。
【0019】さらに、図2に示すように、吸気ボックス
15の前面下部20を上ラジエタ17と下ラジエタ18
の間に配置し、上ラジエタ17と下ラジエタ18の表面
をほぼ連続する曲面とするので、導入口25から取り込
まれた走行風Wを下方の下ラジエタ18へ流して下ラジ
エタ18の冷却効率を向上させることができる。
【0020】なお本願発明は、上記実施例に限定され
ず、種々に変更・応用が可能であり、たとえば吸気ボッ
クスはエアクリーナのような吸気系の箱状部品であれば
よい。また、吸気系部品としては気化器の他に燃料噴射
装置がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の適用されたレース仕様自動2輪車の
側面図
【図2】ラジエータと吸気ボックスの側面視配置関係を
示す図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図1の4−4線断面図
【図5】図1の5−5線断面図
【符号の説明】
1:前輪、8:フェアリング、10:2サイクル水冷V
型2気筒エンジン、11:上気筒、12:下気筒、1
3:気化器、14:気化器、15:吸気ボックス、1
6:吸気ダクト、17:上ラジエタ、18:下ラジエ
タ、20:吸気ボックスの前面下部、21:吸気ボック
スの前面上部、22:上ラジエータの背面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータと、その後方に配置されて吸
    気系部品を囲む吸気ボックスとを備えた車両において、
    前記ラジエータの背面を後方へ凸となる湾曲形状とし、
    この背面後方に対面する前記吸気ボックスの前面を前方
    へ凸となる湾曲形状としたことを特徴とするラジエータ
    の冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記ラジエータと吸気ボックスの左右側
    方を前方へ開口する車体カバーで囲み、かつ前記ラジエ
    ータを上下へ分割配置するとともに、前記吸気ボックス
    へ外気を導入するためのダクトを前記車体カバーの側面
    内側に沿わせて配置し、側面視で前記上ラジエタの下方
    を通して前記吸気ボックスへ接続させるとともに、この
    ダクトの下方に下ラジエタを配置したことを特徴とする
    請求項1に記載したラジエータの冷却構造。
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