JP2002104052A - 小物収納装置 - Google Patents
小物収納装置Info
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Abstract
収納凹部を仕切ることが非常に簡単であり、しかも、機
構も非常に簡易化することができるので、部品点数が少
なくコストも大幅に低減することが可能となる小物収納
装置を提供する。 【解決手段】 小物収納凹部の一側壁部に配設された仕
切体を、上記小物収納凹部の一側壁面に沿う不使用状態
と、上記小物収納凹部内に突出して該小物収納凹部を複
数に仕切る使用状態とを選択できるように、上記小物収
納凹部の深さ方向を軸として回動自在に軸支して小物収
納装置を構成した。
Description
カップホルダー等に好適な小物収納装置に関する。
ルダーを例にとり説明すると、例えば、実開昭62−1
77639号に示される機構がよく知られている。この
従来の車両用カップホルダーは、センターコンソールボ
ックス等に形成された飲料用カップ類が載置可能な凹状
の収納体と、この収納体の上面開口部の相対向する縁部
の間に架け渡した状態で、かつ、この縁部長手方向に沿
ってスライド操作可能に組み付けた保持バーと、この保
持バーをそのスライド方向に関する任意の位置でスライ
ド不能にロック可能なロック手段と、同じく保持バーの
上面においてその復元弾力に抗して押圧操作することに
より、前記ロック手段のロック解除が可能な操作部と、
を備えて構成されており、保持バーをスライド操作する
ことで、一個或は二個のカップを収納することができる
と共に、保持バーのスライド位置を調整することで、各
種大きさのカップも収納することができるように構成さ
れている。
来の車両用カップホルダーにあっては、カップの大きさ
に対応して小物収納凹部の大きさを調整するときに、保
持バーのロック状態を解除した後、これを小物収納凹部
の長手方向に沿ってスライド調整しなければならず、ロ
ック解除に必要な押圧力を加える方向と、保持バーをス
ライドさせる力を加える方向とが全く異なるため、ワン
タッチで小物収納凹部の大きさを調整することができ
ず、かかる作業が非常に煩雑であると共に、機構的に
も、小物収納凹部の相対向する縁部にガイド溝を開設
し、かつ、保持バーにロック機構とロック解除操作機構
を組み込まなければならず、機構が非常に複雑化しコス
ト高となる、という課題を有していた。
ものであって、その目的とするところは、カップ等の収
納物の大きさに対応させて小物収納凹部を仕切ることが
非常に簡単であり、しかも、機構も非常に簡易化するこ
とができるので、部品点数が少なくコストも大幅に低減
することが可能となる小物収納装置を提供しようとする
ものである。
め、請求項1に記載の発明に係る小物収納装置にあって
は、小物収納凹部の一側壁部に配設された仕切体を、上
記小物収納凹部の一側壁面に沿う不使用状態と、上記小
物収納凹部内に突出して該小物収納凹部を複数に仕切る
使用状態とを選択できるように、上記小物収納凹部の深
さ方向を軸として回動自在に軸支したことを特徴とする
ものである。
カップ等の収納物の大きさに対応させて小物収納凹部を
簡単に仕切ることができ、しかも、機構も非常に簡易で
あるので、部品点数が少なくコストも大幅に低減するこ
とができる。
上記仕切体に窓開口を開設し、この窓開口には支え部材
を、該窓開口を閉じた状態と水平方向に回動保持された
状態と、に選択可能に軸支したことを特徴とするもので
ある。
上記小物収納凹部を仕切体で仕切ったとしてもまだ仕切
り空間容積が収納物品よりも大きな場合であっても、該
支え部材を水平方向に引き出し、例えば、カップ等の収
納物の側面に当てることで、物品の移動を効果的に規制
することができる。
は、上記軸を仕切体の一側上下に夫々突設し、該仕切体
の下側軸にはスプリングを巻装して仕切体を常態におい
て上方向に付勢するように軸支し、かつ、上記上側軸を
回動自在に軸支する軸受部材は、前記小物収納凹部の一
側壁部に凹設された軸受凹部に着脱自在に嵌合係止され
ると共に、上記軸受部材には、前記仕切体が前記使用状
態と前記不使用状態の位置で嵌合係止される位置決め溝
を形成して構成したことを特徴とするものである。
仕切体を指で押圧して回動させることができ、ワンタッ
チで小物収納凹部を画成することができる。
の形態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
ーコンソールボックスBに形成された小物収納凹部1
に、2つのカップ収納部2,2を仕切り形成した第1形
態例を示しており、この形態例では、上記小物収納凹部
1の平面形状が略L字状に形成されている。尚、図中符
号3は、シフトレバーを示している。
な凹部20に連通する車両前後方向に長く幅狭の凹部2
1に、この形態例では2枚の仕切体5,5で仕切り自在
に画成されるように構成されている。
法と深さ寸法と略同じ寸法を有して形成されてなる平板
体で形成されており、その一側上下に段落ち状態で形成
された切欠部6A,6Bには、軸7A,7Bが垂直方向
に突設されて形成されている。
部6Bに連設され、下側が開口された筒部7C内を通っ
て筒部下方から突出した状態で形成されており、これら
筒部7Cと下側軸7Bとで断面形状が略巾字状となるよ
うに形成されている。
は、仕切体5を常態において上方向に付勢するコイルス
プリング8が巻装され、該コイルスプリング8の上部は
上記筒部7C内に収納され、かつ、その下部は図4に示
す断面形状が略凹状に形成された下軸受筒部7D内に収
納される。
部7Cの内径よりも若干小さく形成されていると共に、
その上端部には、略逆レ字状に延びる係止片7E,7E
が突設されている。
が筒部7C内に嵌合されたときに、上記筒部7Cに開口
された窓部7F,7Fに係止される。この窓部7F,7
Fは、その上下方向開口長が上記係止片7E,7Eの上
下方向移動距離よりも長く形成されており、従って、上
記筒部7Cと下軸受筒部7Dが上下にスライド可能とな
る。
は、逆凹状のへこみ(図示せず)が形成されており、該
へこみは、上記凹部21の底部に凹設され上記下軸受筒
部7Dの下部が回動自在に嵌合される軸受孔22の略中
央部に突設された凸部23と嵌合されて、仕切体5が使
用状態及び不使用状態に回動操作されたときに、みだり
に外れないように位置決めする。
る上軸受体10は、断面形状が略逆凹状に形成されてお
り、その天井部11の下面には、上記上側軸7Aを回動
自在に軸支する軸受筒部12と鏃状に形成された係止片
13とが下方に向かって突設されていると共に、上記天
井部12の周縁に沿って延設された袴部14の2辺に
は、逆凹状に切欠された位置決め溝15A,15Bが形
成されている。そして、上記軸受筒部12の天井部に
は、常態において上記上側軸7Aが衝合し、コイルスプ
リング8による上昇モーメントを支承している。
の奥行側半部が、上記凹部21の一側上部に凹設された
軸受凹部24に密に嵌合保持される外形を有して構成さ
れており、該軸受凹部24の底部には、上記鏃状の係止
片13が嵌合係止される係止孔25が開設されている。
そして、上記軸受凹部24には、上軸受体10の袴部1
4の奥行側半部が密に圧着した状態で保持されているの
で、仕切体5を回動操作してもガタ付きが発生する心配
がなく、円滑に回動操作することができる。尚、図中符
号26は、上記軸受凹部24と前記軸受孔22とを結ぶ
線上に沿って凹設され、上記仕切体5の回動を円滑に行
うための逃げ溝である。
れた各仕切体5は、図5に示すように、使用状態と不使
用状態に回動操作することができる。即ち、図5に実線
で示す使用状態、つまり前記小物収納凹部21の長手方
向と直交する方向に配置されて該小物収納凹部21を、
例えば、カップC(図2参照)を収納できる大きさに画
成した状態では、仕切体5の上部が上記上軸受体10の
位置決め溝15Aに嵌合係止されている。
即ち、小物収納凹部21の一側壁面26に沿う状態に収
納する場合には、先ず、図6(A)に示す状態から、図
6(B)に示すように、コイルスプリング8の付勢力に
抗して仕切体5を下方(深さ方向)へと押圧して、該仕
切体5と上記位置決め溝15Aとの係合状態を解除し、
この後、該仕切体5を水平方向に回動して前記位置決め
溝15Bと嵌合する位置まで回動操作した後に、上記仕
切体5を離すと、該仕切体5はコイルスプリング8の付
勢力によって自動的に上昇し、該仕切体5の上部が上記
位置決め溝15B内に進入して嵌合係止されるので、該
仕切体5は、小物収納凹部21の一側壁面26に沿う状
態に不使用状態に収納される。尚、この不使用状態から
使用状態へと仕切体5をセットする場合には、上記手順
とは逆の手順で操作する。
位置決め溝15A又は15Bに嵌合係止させて仕切体5
の使用・不使用状態に確実に保持することができ、みだ
りに仕切体5が移動しないので邪魔にならず、使い勝手
が良好となる。また、この形態例では、仕切体5を2枚
配設しているので、これらを同時に、或は、いずれか一
方を収納するカップC等の大きさや形状に対応させて回
動操作して収納空間の大きさを調整することで、一個ま
たは二個のカップC等を容易に収納することができる。
示しており、この形態例では、前記位置決め溝15Aか
ら15Bの間の袴部に、位置決め溝15Aから15Bに
向かって上がり勾配となるガイド辺部14aを形成する
ことで、仕切体5と位置決め溝15Aとの係合状態を前
記手順で解除し、該仕切体5を不使用状態方向へと回動
させた直後に、該仕切体5から手を離しても、該仕切体
5はコイルスプリング8によって上方向に付勢されてい
るので、該仕切体5は、上記ガイド辺部14aを伝って
自動的に位置決め溝15Bと係合するまで回動するよう
に構成し、使い勝手をさらに向上させるように構成した
他は、他の構成・作用は第1形態例と同様であるので、
図面には第1形態例と同じ符号を付して、その詳細な説
明をここでは省略する。
例を示しており、この形態例では、前記下側軸7Bを廃
止し、前記小物収納凹部21の底部27であって、前記
軸受孔22の形成部位に、断面形状が略凹状に形成され
た筒軸部28を突設し、この筒軸部28を前記筒部7C
内に回動自在に嵌合させることで、上記仕切体5を使用
状態或は不使用状態にセットすることができるように構
成することで、仕切体5の支持構造をより簡略化して金
型を簡略化し、より一層のコストダウンを図るように構
成した他は、他の構成・作用は第1形態例と同様である
ので、図面には第1形態例と同じ符号を付して、その詳
細な説明をここでは省略する。
形態例を示しており、この形態例では、前記仕切体5,
5に窓開口30を開設し、この窓開口30の両側辺部3
1,31の上端部に半球状の膨出軸受部32,32を突
設すると共に、上記両側辺部31,31の上部にやや大
きめの軸受凹部33,33を凹設すると共に、該軸受凹
部33,33の真下部には収納状態確認用クリック凹孔
34,34を、上記半球状の膨出軸受部32,32の平
面部には仕切体5を水平状態に保持する使用状態確認用
クリック凹孔35,35を形成する一方、上記仕切体5
の窓開口30,30に回動自在に装着される支え板36
の両側辺上端部には、上記窓開口30,30の軸受凹部
33,33に回動自在に嵌合係止される軸突起37,3
7と、上記収納状態確認用クリック凹孔34,34又は
使用状態確認用クリック凹孔35,35と嵌合し各状態
を保持するクリック用突起38,38を突設すると共
に、該支え板36の下辺部に、カップの外形に沿うよう
に形成された湾曲部39を形成して構成されている他
は、他の構成・作用は第1形態例と同様であるので、図
面には第1形態例と同じ符号を付して、その詳細な説明
をここでは省略する。
たように構成されているので、上記支え板36を仕切体
5と面一となる収納状態から、カップ収納状態のときに
カップの移動を規制する場合には、該支え板36を水平
状態に回動させて上記湾曲部39をカップ外周面に当接
させることができる。このとき、支え板36の収納状態
及び使用状態は、上記収納状態確認用クリック凹孔3
4,34又は使用状態確認用クリック凹孔35,35と
嵌合係止されるクリック用突起38,38によってクリ
ック状態を指で感得することができるので、例えば、運
転中に支え板36を操作しても前方から目が離れる心配
がなく、また、該支え板36の引き出し回動操作すると
きに、上記湾曲部39が指掛かりとしても機能するの
で、支え板36の操作も簡単に行うことができ、使い勝
手が良好である。
カップホルダーに適用した場合を例にとり説明したが、
この発明にあってはこれに限定されるものではなく、車
両の他の小物収納部や一般的な物品の収納箱或は抽斗等
にも適用することができることは勿論である。
明したように、カップ等の収納物の大きさに対応させて
小物収納凹部を仕切ることが非常に簡単であり、しか
も、機構も非常に簡易化することができるので、部品点
数が少なくコストも大幅に低減することができる等、幾
多の優れた効果を奏する。
プホルダーをセンターコンソールボックスに形成した例
を示す斜視説明図である。
す斜視図である。
トした状態を示す斜視図である。
仕切体で小物収納凹部を仕切っている状態を一部破断し
て示す断面説明図を、(B)は(A)の状態から仕切体
を押圧した状態を示す断面説明図である。
プホルダーの仕切体の構成を示す斜視図である。
プホルダーを構成する仕切体の取付状態を示す分解斜視
図である。
である。
ップホルダーの仕切体の構成を示す分解斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 小物収納凹部の一側壁部に配設された仕
切体を、上記小物収納凹部の一側壁面に沿う不使用状態
と、上記小物収納凹部内に突出して該小物収納凹部を複
数に仕切る使用状態とを選択できるように、上記小物収
納凹部の深さ方向を軸として回動自在に軸支したことを
特徴とする小物収納装置。 - 【請求項2】 前記仕切体には窓開口を開設し、この窓
開口には支え部材を、該窓開口を閉じた状態と水平方向
に回動保持された使用状態と、に選択可能に軸支したこ
とを特徴とする請求項1に記載の小物収納装置。 - 【請求項3】 前記軸を仕切体の一側上下に夫々突設
し、該仕切体の下側軸にはスプリングを巻装して仕切体
を常態において上方向に付勢するように軸支し、かつ、
上記上側軸を回動自在に軸支する軸受部材は、前記小物
収納凹部の一側壁部に凹設された軸受凹部に着脱自在に
嵌合係止されると共に、上記軸受部材には、前記仕切体
が前記使用状態と前記不使用状態の位置で嵌合係止され
る位置決め溝が形成されていることを特徴とする請求項
1又は請求項2のいずれかに記載の小物収納装置。
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