JP2002097951A - 建設機械の排気装置 - Google Patents

建設機械の排気装置

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JP2002097951A
JP2002097951A JP2000294261A JP2000294261A JP2002097951A JP 2002097951 A JP2002097951 A JP 2002097951A JP 2000294261 A JP2000294261 A JP 2000294261A JP 2000294261 A JP2000294261 A JP 2000294261A JP 2002097951 A JP2002097951 A JP 2002097951A
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flow path
muffler
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exhaust gas
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Tokuji Tanaka
篤司 田中
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】尾管からの排気ガスを外気放出するときに発生
する騒音全体を十分に低減する。 【解決手段】建設機械のエンジン室6内のエンジン12
にマフラ13を接続し、そのマフラ吐出パイプ13cの
端部に尾管32を接続し、マフラ吐出パイプ13cから
吐出される排気ガスQを尾管32を介して外気放出する
建設機械の排気装置において、尾管32の内部に、その
内部を内周側流路38とその外側の外周側流路39とに
区画し、マフラ吐出管13cからの排気ガスQを内周側
流路38と外周側流路39へ略軸方向に流入させる、内
側管37を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気ガ
スをマフラ及び尾管を介して外気放出する建設機械の排
気装置に関し、更に詳しくは、尾管からの排気ガスを外
気放出するときに発生する騒音全体を十分に低減できる
建設機械の排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば油圧ショベルの旋回体
は、通常、カバーで覆われており、旋回体の後部に載置
されるエンジン及びこのエンジンに関連する補機は、こ
のカバー内のエンジン室に配置されている。この種の建
設機械では、前記エンジンからの排気ガスは、エンジン
の排気マニホールドから排気管に導かれ、さらにこの排
気管に接続されたマフラ(消音器)に流入する。その
後、このマフラ内で1次的な騒音(エンジン内での燃焼
爆発による圧力脈動音)を消音された排気ガスは、マフ
ラの吐出管に接続された(又は吐出管に対向配置され
た)尾管に導入され、この尾管を介して外気放出され
る。
【0003】このようにして排気ガスが外気放出される
際には、尾管を含む一連の管路系の径にもよるが、かな
りの高流速で排気ガスがそれら管路系の中を通風するた
め、マフラやその他の管路で噴流及び乱流等が発生し、
その結果、2次的な騒音(いわゆる気流音)が発生す
る。
【0004】特に、尾管から外気放出される際には、よ
どんだほとんど速度を持たない大気中へ排気ガスの高速
噴流が放出されるため、尾管の端部吐出口付近で著しい
乱れが生じる。このときに発生する騒音レベルの大きさ
は、高速噴流と周囲気流の相対速度差で決まることか
ら、騒音も著しく増大することになる。
【0005】一方、建設機械に適用されるものではない
が、自動車に対し適用される排気装置において、上記と
同様の問題を解決するために、例えば実開昭60−13
9023号公報に記載のように、自動車のエンジン室に
配置されたエンジンから吐出される排気ガスを尾管を介
して外気放出する自動車の排気装置において、前記尾管
の終端部をこれ以外の根元部よりも大径となるような拡
径した形状とし、その大径終端部の内部を内周側流路と
外周側流路とに仕切るとともに前記排気ガスを前記外周
側流路へ略径方向に流入させる、前記尾管の根元部とほ
ぼ同径の内側管を設けたことを特徴とする自動車の排気
装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、尾
管内部を内側管によって内周側流路と外周側流路とに仕
切り、内周側流路に高速の排気ガスを流すと共に外周側
流路には内周側流路から前記内側管に設けた貫通孔を介
し分流された比較的低速の排気ガス流れを流すことによ
り、高速排気ガスの噴流が直接大気に放出される場合よ
りも相対速度差を小さくして乱れを抑制し、騒音発生を
低減するものである。
【0007】しかしながら、上記従来技術では、以下の
ような課題が存在する。すなわち、内周側流路から外周
側流路へと排気ガスが分流されるときには、内周側流路
を軸方向に流れる高速排気ガス流れの一部が、向きを9
0°変えて内側管の貫通孔を通過して径方向に噴出した
後、外周側流路の外殻を構成する前記尾管内周面に沿っ
て強制的に再び向きを90°変向され、再度軸方向に流
れていくこととなる。分流時におけるこのような2度に
わたる強制変向のため、この分流流れ自体に乱流が発生
し騒音発生を招きやすい。すなわち、騒音低減のための
分流構造によって別の新たな騒音増大を招くこととなる
ため、尾管からの排気ガス外気放出時に発生する騒音全
体を十分に低減するのが困難である。
【0008】特に、上記従来技術の自動車用排気装置を
建設機械の排気装置に適用した場合、建設機械用のエン
ジンは自動車用エンジンに比べて大きさや排気量が格段
に(例えば数倍〜10倍)大きく、排気ガスによる背圧
も大きい。そのため、上記の分流流れの乱流発生による
騒音増大の傾向が特に著しくなる。
【0009】さらに、尾管の終端部を根元部より大径と
する必要があるため、尾管全体として径方向寸法が大き
くなって大きな設置スペースが必要となるという課題も
ある。
【0010】本発明の目的は、尾管からの排気ガスを外
気放出するときに発生する騒音全体を十分に低減できる
建設機械の排気装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、建設機械のエンジン室内のエンジンに消
音器を接続し、その消音器の吐出管の端部に尾管を接続
し、吐出管から吐出される排気ガスを尾管を介して外気
放出する建設機械の排気装置において、尾管の内部に、
その内部を内周側流路とその外側の外周側流路とに区画
し、吐出管からの排気ガスを内周側流路と外周側流路へ
略軸方向に流入させる、内側管を設ける。
【0012】これにより、例えば内側管と尾管との外径
比を適宜設定したり、あるいは例えば内周側流路と外周
側流路とへ排気ガスを所定の割合で分配する分配手段を
設けることで、外周側流路における排気ガス流れの流速
を内周側流路における流速よりも遅くすることが可能と
なる。したがって、高速排気ガスの噴流が直接大気に放
出される場合よりも相対速度差を小さくして乱れを抑制
し、騒音発生を低減することができる。
【0013】このとき、内側管を尾管より小径として外
周側流路に排気ガスを軸方向に流入させる構造とするこ
とにより、乱れのない層流状態で排気ガスを外周側流路
へ導入することができるので、内側管の貫通孔を介した
径方向分流となる従来技術のように分流流れ自体に乱流
が発生し新たに別の騒音増大を招くのを防止できる。し
たがって、尾管からの排気ガスを外気放出するときに発
生する騒音全体を十分に低減することができる。
【0014】好ましくは、内周側流路と外周側流路とへ
排気ガスを所定の割合で分配する分配手段を設ける。
【0015】さらに好ましくは、分配手段は、外周側流
路の下端部に設けられ複数の貫通孔を備えた略円板状部
材である。
【0016】また好ましくは、尾管は、内側管の上流側
端部の軸方向位置の前後にわたり略直管形状である。
【0017】また好ましくは、内側管の上流側端部の断
面形状を略くさび状又は略円弧状とする。
【0018】上記目的を達成するために、また本発明
は、建設機械のエンジン室内のエンジンに消音器を接続
し、その消音器の吐出管の端部をこれに対向する尾管の
端部内に配置し、吐出管から吐出される排気ガスを尾管
内に流入させ外気放出する建設機械の排気装置におい
て、エンジン及び消音器の上方を覆う開閉可能なエンジ
ンカバーに、尾管を設け、尾管の内部に、その内部を内
周側流路と外周側流路とに仕切るように設けた内側管
と、内側管及び吐出管のいずれか一方に固定され、エン
ジンカバーの閉じ状態時に内側管と吐出管端部との間の
隙間を密着して塞ぐ、シール用弾性部材とを設ける。
【0019】エンジンからの排気ガスは、消音器内で消
音された後に消音器の吐出管から吐出され、これに対向
配置された尾管内に導入され、この尾管を介して外気放
出される。このとき、消音器の吐出管の端部は、開閉可
能なエンジンカバーに設けられた尾管の端部内に配置さ
れているため、尾管の端部と消音器の吐出管の端部との
間には径方向に隙間が形成されることとなる。
【0020】そこで、本発明においては、尾管内部を内
側管によって内周側流路と外周側流路とに仕切るととも
に、エンジンカバーの閉じ状態時にシール用弾性部材で
その内側管と吐出管の端部との間の径方向の隙間を弾性
力を用いて密着して塞ぐ。これにより、内周側流路には
吐出管からの比較的高速の排気ガスを流すとともに、外
周側流路には吐出管の外周側から通常エンジン室内に流
される冷却風を軸方向に導入することができる。これに
より、内周側流路内には比較的高速の排気ガス流れを流
す一方、外周側流路内には比較的低速の冷却風流れを流
すことができるので、高速排気ガスの噴流が直接大気に
放出される場合よりも相対速度差を小さくして乱れを抑
制し、騒音発生を低減することができる。
【0021】またこのとき、上記のように外周側流路に
は冷却風を導入するので、内側管の貫通孔を介し排気ガ
スを径方向に分流する従来技術のように新たに別の騒音
増大を招くのを防止できる。したがって、尾管からの排
気ガスを外気放出するときに発生する騒音全体を十分に
低減することができる。
【0022】好ましくは、外周側流路は、エンジン室内
を流れる冷却風を導入して外気放出する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を油圧ショベルに適
用した場合の一実施の形態を図1乃至図4により説明す
る。
【0024】図1は、本発明を適用する油圧ショベルを
示すもので、油圧ショベル1は、走行体2と、この走行
体2の上部に旋回可能に搭載された旋回体3と、この旋
回体3に対して上下方向へ回動可能に接続された多関節
型のフロント装置4とを備えている。
【0025】前記の走行体2は、左右に走行手段として
の無限軌道履帯2aを備えており、これら無限軌道履帯
2aは、左・右走行用の油圧モータ2bの駆動力によっ
て駆動される。
【0026】前記の旋回体3には、前方左側に位置する
運転室5と、この運転室5より後方に横置きに配置され
エンジン(図示せず、後述の図2を参照)が配置される
エンジン室6と、このエンジン室6よりさらに後方に位
置し重量バランスを保つためのカウンタウェイト7とが
設けられている。また前記旋回体3の中央部には旋回用
の油圧モータ(図示せず)が設けられており、これによ
って旋回体3及びフロント装置4を前記走行体2に対し
旋回させるようになっている。
【0027】前記のフロント装置4は、前記旋回体3に
回動可能に結合されたブーム4aと、このブーム4aに
回動可能に結合されたアーム4bと、このアーム4bに
回動可能に結合されたバケット4cとから構成されてお
り、これらブーム4a、アーム4b、及びバケット4c
は、それぞれブームシリンダ8a、アームシリンダ8
b、及びバケットシリンダ8cにより動作するようにな
っている。
【0028】なお、これらブームシリンダ8a、アーム
シリンダ8b、バケットシリンダ8cと、上記した旋回
用の油圧モータ及び左・右走行用の油圧モータ2b等の
駆動機器(油圧アクチュエータ)は、特に詳細な説明を
行わないが、油圧駆動装置として公知の構成によって駆
動される。すなわち、エンジン室6内のエンジンで駆動
される油圧ポンプ(図示せず、後述の図2を参照)から
の圧油が、前記運転室5内での操作者の操作レバー操作
に応動する制御弁装置(図示せず)を介して上記の各油
圧アクチュエータに供給され、各油圧アクチュエータは
これに応じて駆動される。
【0029】なお、本明細書では、旋回体3が図1に示
すような位置にあるときにおける、フロント装置4側
(図1中左側)を前方あるいは前方側と称し、カウンタ
ウェイト7側(図1中右側)を後方あるいは後方側と称
する。またこのように前後方向を定めた場合における左
右方向を、単に左方側及び右方側と称する。
【0030】図2は、本発明の建設機械の排気装置の一
実施の形態を備えたエンジン室6内の構造を表す図1中
II−II断面による側断面図であり、この図2において、
図1と同符号のものは同一部分を示す。
【0031】この図2において、カバー9に周囲を覆わ
れたエンジン室6内には、旋回体3の基礎下部構造をな
すメインフレーム10上に振動減衰装置11を介しエン
ジン12が設けられており、このエンジン12からの排
気ガスは消音器としてのマフラ13に導かれるようにな
っている。
【0032】カバー9のうち、前記エンジン12や前記
マフラ13の上方に位置する部分は、略箱型の蓋を形成
する開閉可能(図2中2点鎖線参照)なエンジンカバー
9aとなっている。このエンジンカバー9aの一方側
(図2中右側)は、ヒンジ14によって開閉可能にカバ
ー9の固定側に取り付けられており、メンテナンス時の
便宜が図られている。またエンジンカバー9aの他方側
(図2中左側)には、このエンジンカバー9aをカバー
9の固定側に掛け止めするための係止具15が設けられ
ている。
【0033】前記エンジン12のクランク軸16の駆動
力は、プーリ17及びプーリ18に掛け渡されたVベル
ト19を介しファン21の軸と共通の補助回転軸20に
伝達される。これによって、軸流ファンであるファン2
1が回転し冷却風P1,P2が生起され、いわゆる吸込
タイプのエンジン冷却が行われる。
【0034】すなわち、前記の冷却風P1は、カバー9
の右方側部分に設けた吸気孔22からエンジン室6内に
吸い込まれ、油圧ポンプ(後述する)から前記各油圧ア
クチュエータへ供給される圧油(作動油)を冷却するオ
イルクーラ23a、及びエンジン12の冷却水が循環供
給されるラジエータ23bで熱交換を行い、ファン21
の吸込効率向上のために前記ラジエータ23bに固定さ
れたシュラウド25を経てファン21に流入する。その
後、冷却風P1は、そのファン21から流出しエンジン
12の周囲を流れてこれを冷却した後、カバー9の左方
側部分及び下方部分に設けた排気孔26からエンジン室
6の外部へ流出する。
【0035】また、前記の冷却風P2については、前記
吸気孔22からエンジン室6内に吸い込まれた後、エン
ジンカバー9a内の上部空間を通ってマフラ13及びそ
の周囲を冷却し、その後に一部の冷却風P2は後述する
尾管32の周囲に沿ってエンジンカバー9aの上面に設
けた貫通孔31から外部に流出し、残りのほとんどの冷
却風P2はエンジンカバー9aの左端面に形成された排
気孔27から外部に流出するようになっている。
【0036】なお、前記エンジン12のファン21と反
対側には、図示しないカップリングを介しエンジン12
に連結されその駆動力によって駆動されて各油圧アクチ
ュエータに圧油を供給する油圧ポンプ28が設けられて
いる。また、前記の補助回転軸20のファン21と反対
側はエンジン12内に臨むように設けられており、その
エンジン12内の端部には、ラジエータ23bにエンジ
ン冷却水を循環させる水ポンプ(図示せず)が連結され
ている。
【0037】前記のマフラ13は、ブラケット24を介
しカバー9の側面に固定されている。
【0038】図3は、図2に示す本発明の建設機械の排
気装置の一実施の形態のマフラ13付近の詳細構造を略
左後方から見た斜視図であり、図2と同符号のものは同
一部分を示す。図3中の手前右側が後方側、手前左側が
左方側に相当している。なお、図示の煩雑を避けるため
に図3中において、前記ブラケット24等の固定部材や
油圧ポンプ28等の部材は省略してある。
【0039】図3において、前記エンジン12からの排
気ガスQは、矢印で示すように、エンジン12の排気マ
ニホールド12Aから、エンジン12上部に位置する排
気管30に導かれ、さらにこの排気管30に嵌合したマ
フラ13の入口パイプ13aを経てマフラ本体13bに
流入する。そして排気ガスQは、マフラ本体13b内部
を通過して消音され、マフラ本体13bの上部(下流
側)に突出したマフラ吐出パイプ13cを介し、マフラ
13の外に吐出されるようになっている。
【0040】このとき、前記のマフラ吐出パイプ13c
のさらに上部(下流側)には、前記エンジンカバー9a
の例えば円形の貫通孔31を貫通するように、排気ガス
Qを外気放出するための尾管32が嵌入配置されてお
り、さらにベルト33を介してマフラ吐出パイプ13c
に固定されている。これにより、吐出パイプ13cから
吐出される排気ガスQは尾管32を介して外気放出され
るようになっている。
【0041】図4は、図3に示す本発明の建設機械の排
気装置の一実施の形態の要部である尾管32及びマフラ
吐出パイプ13c付近の詳細構造を表す拡大縦断面図で
あり、図3と同符号のものは同一部分を示す。
【0042】図4において、尾管32は、その内部にお
いて前方側・後方側に配置する2つのブラケット35,
36を介し小径の内側管37を同軸に(互いの軸心位置
が同一となるように)固定している。これにより、尾管
32内部の排気ガス流路を、内周側流路38と外周側流
路39の2つの流路に径方向に仕切られる二重管構造を
形成するとともに、マフラ吐出パイプ13cからの排気
ガスQを外周側流路39に軸方向に流入させるようにな
っている。また尾管32は内側管37の上流側端部37
aの軸方向位置の前後にわたり尾管32は真っ直ぐな直
管形状となっており、その直管形状の上部はたとえば図
1や図3に示したように内側管37と共に曲管(エルボ
管)形状となっている。
【0043】なお、上記構成において、マフラ13が特
許請求の範囲各項記載の消音器を構成し、マフラ吐出パ
イプ13cが消音器の吐出管を構成している。
【0044】次に、前述した本発明の建設機械の排気装
置の一実施の形態の作用を説明する。
【0045】エンジン12が起動されると、エンジン1
2からの排気ガスQは、マフラ13内で圧力脈動音など
の1次的な騒音が消音された後にマフラ吐出パイプ13
cに接続された尾管32に導入され、尾管32を介して
外気放出される。このとき、本実施の形態においては、
尾管32内部を通過する排気ガスQは、内側管37によ
って径方向に仕切られた内周側流路38と外周側流路3
9にそれぞれ分流されて内周側流路38、外周側流路3
9の開口端(下流側端部)からそれぞれ放出される。
【0046】このとき、尾管32と内側管37の外径比
を適宜設定する等により、内周側流路38を流れる排気
ガスQaを比較的高速に、外周側流路39を流れる排気
ガスQbを比較的低速にすることができる。
【0047】これにより、内周側流路38に比較的高速
で流れる排気ガスQaは、低速の排気ガスQbに周囲を
囲まれた状態で大気に放出されることになるため、ほと
んど停止している状態の大気との相対速度差が大きく緩
和されて乱流の発生が抑制される。これにより、高速排
気ガスQaの噴流が直接大気に放出される場合と比較し
て騒音の発生を低減することができる。
【0048】そして、上述した排気ガスQの径方向の分
流は、尾管32の直管形状部分中に位置する内側管37
の上流側端部37aにより行われるため、排気ガスQの
流路を変向することなく尾管の軸方向に沿って円滑に分
流することができる。したがって2つの分流流れQa,
Qbを層流状態のまま外部に放出することができ、すな
わち分流流れQa,Qb自体に乱流が生じて新たに別の
騒音が発生するのを防止できる。
【0049】以上より本実施の形態の建設機械の排気装
置によれば、尾管32からの排気ガスQを外気放出する
ときに発生する騒音全体を十分に低減することができ
る。
【0050】特に、エンジンの排気量が大きく、すなわ
ち排気ガスの流量、流出速度及び背圧の大きい大型油圧
ショベル等の大型建設機械の排気装置に適用した場合に
は特にその効果が大きく、有効である。
【0051】なお、尾管32の下流側開口端において内
周側流路38と外周側流路39からそれぞれ放出される
排気ガスQa,Qbの相対速度差は、前述したようにた
とえば尾管32と内側管37の径の比(すなわち内周側
流路38と外周側流路39のそれぞれの開口面積比)を
変えることで調整し得るものであり、あらかじめ試験等
によりそれらの径の比と各流路38,39に分流された
排気ガスQa,Qbのそれぞれの流出速度との関係を把
握しておくことで、所望する相対速度差が得られるよう
尾管32の各部寸法を設計することも可能である。
【0052】なお、上記本発明の一実施の形態において
は、内側管37の上流側端部37aの形状は平坦な形状
となっているが、これに限られず、他の形状としてもよ
い。
【0053】図5は、本発明の建設機械の排気装置の一
実施の形態において、内側管の上流側端部の断面形状を
くさび状とした第1の変形例の要部である尾管及びマフ
ラ吐出パイプ付近の詳細構造を表す拡大縦断面図であ
り、前述した本発明の一実施の形態の図4に相当する図
である。図5において、図4と同符号のものは、同一部
分を示す。
【0054】図5において、この第1の変形例は、内側
管37Aの上流側端部37Aaが外周側と内周側をそれ
ぞれ面取りされて、上流側方向に向かう略くさび状の断
面形状となるように形成されている(図5中の部分拡大
図を参照)。
【0055】これにより、内側管37Aの上流側端部3
7Aaが排気ガスQを径方向に分流する際の空力的な抵
抗をさらに低減させて滑らかな分流を可能とし、より一
層乱流の発生を抑え騒音を低減させることができる。
【0056】なお、上記第1の変形例においては、内側
管37Aの上流側端部37Aaにおける縁部の断面形状
を略くさび状の形状としたが、これにも限られず、略円
弧状の形状としてもよい。
【0057】図6は、本発明の建設機械の排気装置の一
実施の形態において、内側管の上流側端部の断面形状を
円弧状とした第2の変形例の要部である尾管及びマフラ
吐出パイプ付近の詳細構造を表す拡大縦断面図であり、
前述した本発明の一実施の形態の図4、第1の変形例の
図5に相当する図である。図6において、図4と同符号
のものは、同一部分を示す。
【0058】図6において、この第2の変形例は、内側
管37Bの上流側端部37Baが上流側方向に突出した
略半円状の断面形状に形成されている(図6中の部分拡
大図を参照)。
【0059】この第2の変形例においても、前述した第
1の変形例と同様、断面形状が半円状に形成されている
内側管37Bの上流側端部37Baが排気ガスQを径方
向に分流する際の空力的な抵抗をさらに低減させて滑ら
かな分流を可能とし、乱流の発生を抑え騒音を低減させ
ることができる。
【0060】また、上記本発明の一実施の形態において
は、これに限られず、内周側流路38と外周側流路39
に所定の割合で排気ガスQを分配する分配手段を設ける
構成としてもよい。
【0061】図7は、本発明の建設機械の排気装置の一
実施の形態において、排気ガスを分配する分配手段を設
けた第3の変形例の要部である尾管及びマフラ吐出パイ
プ付近の詳細構造を表す拡大縦断面図であり、前述した
本発明の一実施の形態の図4、第1の変形例の図5、第
2の変形例の図6に相当する図である。図7において、
図4と同符号のものは、同一部分を示す。
【0062】図7において、この第3変形例は、尾管3
2中の外周側流路39の下端部、つまり内側管37の上
流側端部37aから尾管32の内壁の間に、複数の貫通
孔40を備えた略円板状(ドーナツ形状)の通気板41
が設けられている(図7中の部分拡大図を参照)。図8
は、この通気板41の詳細構造を表す図7中VIII−VIII
断面による水平断面図である。この図8に示すように通
気板41には、上記2つのブラケット35,36の固定
箇所を避けつつ、所定の大きさの径の貫通孔40を円周
方向に2列に配設されている。
【0063】上記構成において、通気板41が、特許請
求の範囲各項記載の内周側流路と外周側流路への排気ガ
スを所定の割合で分配する分配手段を構成し、さらに外
周側流路の下端部に設けられ複数の貫通孔を備えた略円
板状部材を構成している。
【0064】この第3変形例においては、ドーナツ型の
通気板41全体が外周側流路39に対する流入時の絞り
として機能して排気ガスQの外周側流路39への流入量
を制限することから、必然的に外周側流路39における
排気ガスQbの流通速度が低く維持され、内周側流路3
8に流通する排気ガスQaに対して確実に相対速度差を
生じさせることができる。したがって内周側流路38か
ら放出される高速排気ガスQbの噴流と大気との相対速
度差をより確実に緩和することができ、尾管32の開放
口の周囲における乱流の発生を低減し、ひいては騒音の
発生を確実に低減することができる。
【0065】また、外周側流路39への排気ガスQの流
入量は、通気板41に備える貫通孔40の径および配設
数を変えることで調整し得るものであり、あらかじめ試
験等により貫通孔40の径や配設数に対する外周側流路
39への排気ガスQの流入量の関係を把握しておくこと
で、所望する相対速度差が得られるよう尾管32の各部
寸法を設計することも可能である。
【0066】本発明の建設機械の排気装置の他の実施の
形態を図9乃至図11により説明する。本実施の形態
は、この種の排気装置として公知である、いわゆるイジ
ェクタタイプの尾管に、先に図1〜図4を用いて述べた
本発明の一実施の形態の構造を適用したものである。
【0067】図9は、本実施の形態の建設機械の排気装
置を備えたエンジン室6内の構造を表す断面図であり、
前述した本発明の一実施の形態の図2に相当する図であ
る。また、図10は、図9に示す本実施の形態の建設機
械の排気装置のマフラ13付近の詳細構造を略左後方か
ら見た斜視図であり、前述した本発明の一実施の形態の
図3に相当する図である。図10中の手前右側が後方
側、手前左側が左方側に相当している。また、これら図
9及び図10において、図2及び図3と同符号のものは
同一部分を示す。
【0068】これら図9及び図10において、図2及び
図3を用いて前述した本発明の一実施の形態と異なるの
は、尾管32をエンジンカバー9aに固定すると共にマ
フラ吐出パイプ13cの上端部をこれに対向する尾管3
2の下端部内に配置して排気ガスQを流入させる構造と
なっていることである。
【0069】そして、例えばメンテナンス時等において
エンジンカバー9aが開くときには、マフラ吐出パイプ
13cは尾管32Aの下端から離間し、エンジンカバー
9aが尾管32Aを伴ってヒンジ14を中心として回動
し、図9の2点鎖線で示すように開かれるようになって
いる。
【0070】図11は、図9、図10に示す本実施の形
態の建設機械の排気装置の要部である尾管32及びマフ
ラ吐出パイプ13cの付近の詳細構造を表す拡大縦断面
図であり、前述した本発明の一実施の形態の図4、その
第1の変形例の図5、第2の変形例の図6、第3の変形
例の図7に相当する図である。図11において、図9と
同符号のものは同一部分を示す。
【0071】この図11において、マフラ吐出パイプ1
3cよりも大径となっている内側管37Cをブラケット
35A,36Aを介して内部に固定した二重管構造の尾
管32Aが、その下端を貫通孔31上に軸心が同一位置
となるようにブラケット45を介してエンジンカバー9
aに取り付けられており、またエンジンカバー9aの閉
じ状態において前記マフラ吐出パイプ13cの上端部が
これに対向する内側管37Cの下端部の内部に挿入し、
さらにこのマフラ吐出パイプ13cの上端部が内側管3
7Cの内壁に設置された耐熱性弾性材の環状シール部材
36に密着嵌合されるよう配置されている。
【0072】このような位置関係により、マフラ吐出パ
イプ13cから吐出される排気ガスQを尾管32A内に
おける内側管37Cの内部(内周側流路38A)のみに
流入させた後、内側管37Cを介して外気放出するよう
になっており、またファン21が回転することで生起さ
れる前記冷却風P2はエンジンカバー9a内の上部空間
を通ってマフラ13及びその周囲を冷却した後、一部の
冷却風P2が内側管37Cと尾管32Aの間の流路(外
周側流路39A)に流入して外気放出されるようになっ
ている。
【0073】上記構成において、環状シール部材46が
特許請求の範囲各項記載のエンジンカバーの閉じ状態時
に、内側管と吐出管端部との間の隙間を密着して塞ぐシ
ール用弾性部材を構成している。
【0074】次に、前述した本発明の建設機械の排気装
置の他の実施の形態の動作及び作用を説明する。
【0075】本実施の形態においては、マフラ吐出パイ
プ13cは、開閉可能なエンジンカバー9aに設けられ
た尾管32A内の内側管37Cに挿入する配置となって
いるため、内側管37Cの下端部とマフラ吐出パイプ1
3cとの間には径方向に若干の隙間が形成される。この
とき、エンジンカバー9aの閉じ状態時に、内側管37
Cの内壁に設置した環状シール部材46によって、上記
した内側管37Cとマフラ吐出パイプ13cとの間の径
方向隙間を弾性力を用いて密着して塞いでいる。これに
より、エンジン12からの排気ガスQは、マフラ13内
で消音された後にマフラ吐出パイプ13cから吐出さ
れ、このマフラ吐出パイプ13cを挿入している内側管
37Cの内部の内周側流路38Aにのみ導入された後、
この内側管37Cを介して外気放出される。また尾管3
2Aと内側管37Cの間の外周側流路39Aには、ファ
ン21により生起されてマフラ13及びその周囲を冷却
した後の冷却風P2の一部を導入し、尾管32Aを介し
て外気放出される。すなわち、外周側流路39Aに流れ
る冷却風P2が内周側流路38Aにおける排気ガスQの
高速流に引き込まれて径方向隙間から吸い込まれるのを
防ぐことができる。したがって内周側流路38A内には
比較的高速の排気ガスQを流す一方、外周側流路39A
内には比較的低速の冷却風P2を安定して流すことがで
きるので、内周側流路38Aの高速排気ガスQは大気と
の相対速度差を大きく緩和させて放出でき、乱流の発生
が抑制されて騒音の低減が可能となる。
【0076】さらに本実施の形態の場合では、外周側流
路39Aにはファンから送り込まれた冷却風P2を導入
するので、従来構造のように外周側流路に流す低速流を
分流するために新たに別の騒音が発生するのを防止する
ことができる。
【0077】以上より本実施の形態の建設機械の排気装
置によれば、尾管32Aからの排気ガスQを外気放出す
るときに発生する騒音全体を十分に低減することができ
る。
【0078】なお、上記本発明の他の実施の形態におい
ては、環状シール部材46を内側管37Cの内壁に設置
したが、これに限られず、マフラ吐出パイプ13cの外
壁に設置してもよい。この場合も同様の効果を得る。
【0079】また、以上述べた本発明の実施の形態にお
いては、建設機械の一例として、本発明を油圧ショベル
のエンジン室に適用した場合を例にとって説明したが、
これに限られず、自走式破砕機等の自走式リサイクル品
生産機、クレーン、ホイールローダ、モータグレーダ
等、他の油圧作業機に備えられたエンジン室に適用して
もよく、これらの場合も同様の効果を得る。
【0080】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明によれば、マフ
ラ吐出パイプに接続する尾管の内部において、内周側流
路とその外側の外周側流路とに区画するとともに、マフ
ラ吐出パイプからの排気ガスを外周側流路へ略軸方向に
流入させる小径の内側管を設けることで、外周側流路か
ら放出される排気ガス流れの流速を内周側流路からの放
出流速よりも遅くすることができる。したがって、マフ
ラ吐出パイプからの排気ガスを尾管を介して大気に放出
する際に、相対速度差を小さくして乱れを抑制し、騒音
発生を低減することができる。
【0081】このとき、外周側流路に排気ガスを軸方向
に流入させる構造とすることにより、分流流れ自体に乱
流が発生して新たに別の騒音増大を招くのを防止でき
る。したがって、尾管からの排気ガスを外気放出すると
きに発生する騒音全体を十分に低減することができる。
【0082】また請求項6、7記載の発明によれば、マ
フラ吐出パイプの端部を内部に配置して対向する尾管の
内部において、内周側流路と外周側流路とに仕切る小径
の内側管と、マフラ吐出パイプの端部と内側管との間の
隙間を密着して塞ぐシール用弾性部材とを設けること
で、内周側流路内に高速の排気ガス流れを流す一方、外
周側流路内に低速の冷却風流れを流すことができる。し
たがってマフラ吐出パイプからの排気ガスを尾管を介し
て大気に放出する際に相対速度差を小さくして乱れを抑
制し、騒音発生を低減することができる。
【0083】またこのとき、外周側流路には冷却風を導
入するので、外周側流路に排気ガス流れを分流する必要
がなく、そのために新たに別の騒音増大を招くのを防止
できる。したがって、尾管からの排気ガスを外気放出す
るときに発生する騒音全体を十分に低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の排気装置の適用対象である
油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の建設機械の排気装置の一実施の形態を
備えたエンジン室内の構造を表す図1中II−II断面によ
る側断面図である。
【図3】本発明の建設機械の排気装置の一実施の形態の
マフラ付近の詳細構造を略左後方から見た斜視図であ
る。
【図4】本発明の建設機械の排気装置の一実施の形態を
構成する尾管及びマフラ吐出パイプ付近の詳細構造を表
す拡大縦断面図である。
【図5】本発明の建設機械の排気装置の一実施の形態に
おいて、内側管の上流側端部の断面形状をくさび状とし
た第1の変形例を構成する尾管及びマフラ吐出パイプ付
近の詳細構造を表す拡大縦断面図である。
【図6】本発明の建設機械の排気装置の一実施の形態に
おいて、内側管の上流側端部の断面形状を円弧状とした
第2の変形例を構成する尾管及びマフラ吐出パイプ付近
の詳細構造を表す拡大縦断面図である。
【図7】本発明の建設機械の排気装置の一実施の形態に
おいて、排気ガスを分配する分配手段を設けた第3の変
形例を構成する尾管及びマフラ吐出パイプ付近の詳細構
造を表す拡大縦断面図である。
【図8】図7中VIII−VIII断面による水平断面図であ
る。
【図9】本発明の建設機械の排気装置の他の実施の形態
を備えたエンジン室内の構造を表す側断面図である。
【図10】本発明の建設機械の排気装置の他の実施の形
態のマフラ付近の詳細構造を略左後方から見た斜視図で
ある。
【図11】本発明の建設機械の排気装置の他の実施の形
態を構成する尾管及びマフラ吐出パイプ付近の詳細構造
を表す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
9a エンジンカバー 13 マフラ(消音器) 13c マフラ吐出パイプ(消音器の吐出
管) 32,32A 尾管 37,37A, 内側管 37B,37C 38,38A 内周側流路 39,39A 外周側流路 41 通気板(分配手段、略円板状部材) 46 環状シール部材(シール用弾性部
材) Q 排気ガス P2 冷却風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 77/13 F02B 77/13 B P

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械のエンジン室内のエンジンに消音
    器を接続し、その消音器の吐出管の端部に尾管を接続
    し、前記吐出管から吐出される排気ガスを前記尾管を介
    して外気放出する建設機械の排気装置において、 前記尾管の内部に、その内部を内周側流路とその外側の
    外周側流路とに区画し、前記吐出管からの排気ガスを前
    記内周側流路と外周側流路へ略軸方向に流入させる、内
    側管を設けたことを特徴とする建設機械の排気装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建設機械の排気装置におい
    て、前記内周側流路と前記外周側流路への排気ガスを所
    定の割合で分配する分配手段を前記内側管の上流側に設
    けたことを特徴とする建設機械の排気装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の建設機械の排気装置におい
    て、前記分配手段は、前記外周側流路の下端部に設けら
    れ複数の貫通孔を備えた略円板状部材であることを特徴
    とする建設機械の排気装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の建設機械の排気装置
    において、前記尾管は、前記内側管の上流側端部の軸方
    向位置の前後にわたり略直管形状であることを特徴とす
    る建設機械の排気装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の建設機械の排気装置
    において、前記内側管の上流側端部の断面形状を略くさ
    び状又は略円弧状としたことを特徴とする建設機械の排
    気装置。
  6. 【請求項6】建設機械のエンジン室内のエンジンに消音
    器を接続し、その消音器の吐出管の端部をこれに対向す
    る尾管の端部内に配置し、前記吐出管から吐出される排
    気ガスを前記尾管内に流入させ外気放出する建設機械の
    排気装置において、 前記エンジン及び前記消音器の上方を覆う開閉可能なエ
    ンジンカバーに、前記尾管を設け、前記尾管の内部に、
    その内部を内周側流路と外周側流路とに仕切るように設
    けた内側管と、前記内側管及び前記吐出管のいずれか一
    方に固定され、前記エンジンカバーの閉じ状態時に前記
    内側管と前記吐出管端部との間の隙間を密着して塞ぐ、
    シール用弾性部材とを設けたことを特徴とする建設機械
    の排気装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の建設機械の排気装置におい
    て、前記外周側流路は、前記エンジン室内を流れる冷却
    風を導入して外気放出することを特徴とする建設機械の
    排気装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004113699A1 (ja) * 2003-06-23 2004-12-29 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. 建設機械のエンジンフード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械の冷却装置
JP2008000023A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2012189023A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の排気装置
JP2013055957A (ja) * 2012-12-14 2013-03-28 Yanmar Co Ltd コンバイン
CN107435588A (zh) * 2017-09-12 2017-12-05 山推工程机械股份有限公司 降噪导流管及工程机械

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