JP2002094494A - クロック回復回路 - Google Patents

クロック回復回路

Info

Publication number
JP2002094494A
JP2002094494A JP2001212460A JP2001212460A JP2002094494A JP 2002094494 A JP2002094494 A JP 2002094494A JP 2001212460 A JP2001212460 A JP 2001212460A JP 2001212460 A JP2001212460 A JP 2001212460A JP 2002094494 A JP2002094494 A JP 2002094494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
signal
phase
pair
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001212460A
Other languages
English (en)
Inventor
Einar O Traa
アイナー・オー・トラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tektronix Inc
Original Assignee
Tektronix Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tektronix Inc filed Critical Tektronix Inc
Publication of JP2002094494A publication Critical patent/JP2002094494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
    • H04L7/0338Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals the correction of the phase error being performed by a feed forward loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • H03L7/0995Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator comprising a ring oscillator
    • H03L7/0996Selecting a signal among the plurality of phase-shifted signals produced by the ring oscillator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル・データ信号からグリッチを発生し
ないで瞬時の自動追跡でクロック信号を回復させる。 【解決手段】 PLL12及びVCO14は、入力デジタル・デー
タ信号の周波数にほぼ等しい周波数で1対の直角位相ク
ロック信号P1,P2を発生する。フリップ・フロップ18,20
は、入力デジタル・データ信号の遷移に応じて1対の直
角位相クロック信号をサンプリングして、位相コード信
号Q1,Q2を発生する。クロック位相選択器16は、これら
位相コード信号に応じて1対の直角位相クロック信号か
ら得た4つのクロック位相P1-P4の1つを回復クロック
信号Cとして選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、デジタル
・データ信号からのクロック情報の回復に関し、特に、
グリッチを発生しないで瞬時の自動追跡でクロックを回
復できるビット・レート・アジル・クロック(bit rate
agile clock)の回復回路及び方法に関する。なお、ア
ジルとは、迅速という意味であり、ビット・レート・ア
ジル・クロックとは、迅速に回復させたビット・レート
のクロック信号という意味である。
【0002】
【従来の技術】従来の狭帯域のクロック回復回路には、
LCタンク回路、SAW(表面弾性波)フィルタ、位相
拘束ループ(PLL)などを用いており、この拘束(ロ
ック)による本質的な制限を受けた。すなわち、入力デ
ータ・レートに比較すると、安定状態の動作になるまで
が遅かった。この点は、位相の揃ったデータが連続的に
流れている従来のデジタル・リンクにおいては、問題が
なかった。しかし、受動光ネットワークなどの最新の電
気通信システムにおけるようにデータが非同期パケット
で到着する場合には、位相拘束に長時間がかかると、伝
送効率に重大な問題が生じる。
【0003】位相拘束されたクロックを高速に回復させ
る初期の解決方法は、アナログPLLを基にしていた
(例えば、1983年2月に発行されたIEEEのIS
SCCの技術論文要約の第70〜71ページに記載され
たA.G.Bell及びG.Borrielloの「単一チップNMOSイ
サーネット制御器」に記載されている)。しかし、これ
らアナログPLLを基にした回路では、典型的には5〜
15ビットのわずかなプリアンブルや、マンチェスタ符
号の如き帯域幅を狭くさせるライン・コード化が依然必
要であった。別の統合した解決方法は、オーバーサンプ
リングによるアナログ/デジタルのアプローチである
(例えば、1990年2月に発行されたIEEEのIS
SCCの技術論文要約の第104〜105ページに記載
されたB.Kim、D.N.Helman及びR.R.Grayの「2μmCM
OSにおける30MHzの高速アナログ/デジタルPL
L」に記載されている)。これら回路は、非ゼロ復帰
(NRZ)データや、非常に小さなプリアンブル又はプ
リアンブルなしでも動作するように設計できた。しか
し、非常に多くの高速デジタル回路が必要であると共
に、ラッチ回路の準安定状態の如き微妙な問題により、
このアプローチは、ギガヘルツ・レンジの高周波におい
て非常に困難であった。また、この回路は、大形で、消
費電力が大きくなりやすかった。これら固有の問題の大
部分は、例えば、1992年11月5日に発行されたエ
レクトロニクス・レターVol.28,No.23の第2127〜2
130ページに記載されたM.Banu及びA.E.Dunlopの「瞬
間的な拘束による660Mb/sのCMOSクロック回
復回路」に提案されているクロック回復方法により避け
ることができた。位相拘束は、オーバーサンプリングを
行うことなく、第1データ遷移で瞬間的に達成でき、低
電力及び/又は高周波数動作に適した。
【0004】Banu及びDunlopが提案した方法は、3個の
マッチングしたゲート電圧制御(ゲートされた電圧によ
る制御)発振器を用いるが、その内の2個の発振器は、
データ遷移によりゼロ位相での開始及び終了が交互に制
御され、第3の発振器は、自励が可能である。第3の発
振器の出力信号を従来の電荷ポンプPLLに供給して、
その位相を局部基準信号に位相拘束した。同じ制御電圧
を3個の発振器の総てに供給するので、最初の2個の発
振器の出力周波数は、総ての処理及び温度状態に対し
て、わずかであるが有限のマッチング・エラー内で、基
準周波数と正確な関係にあった。この間接周波数同調技
術は、連続的に動作するが、任意に特定時点における最
初の2個の発振器のオン/オフ状態によって影響されな
かった。連続的な周波数同調と、データ遷移でのトリガ
によるゼロ位相開始との組合せは、クロックを瞬間的に
再生するのに充分であった。実際のデータ・レートに対
する周波数ミスマッチングによる最初の2個の発振器の
遷移の間で累積された位相エラーは、これら発振器が停
止するたびに破棄された。この技術の開放ループでの性
質は、位相拘束が非常に迅速であるが、クロックは、入
力信号のデューティ・サイクル歪の如きデータ遷移の総
てのタイミング・エラーを受け継いだ。入力遷移密度を
効果的に半分にする点を犠牲にして、オプションの2分
割を用いることにより、上昇又は下降の遷移のみでこれ
ら発振器がトリガされることを確実にした。より重大な
データ・タイミング・エラーは、位相ノイズ又はジッタ
によるものであった。柔軟性のある記憶装置をクロック
回復回路に追加して、ノイズのあるデータを明瞭な局部
クロックによりFIFOに入力し、読み出した。
【0005】Banu及びDunlopのアプローチは、データ遷
移プロトコルに応じて、1/2000の範囲内で2個の
発振器が大雑把な周波数範囲内でマッチングする必要が
ある。この条件に適合するのは、現在の高速伝送システ
ムでは、特に、ベースバンドHD(高精細度)テレビジ
ョン・データを伝送するシステムに対して、2個の発振
器が1.5〜3GHzの周波数レンジにわたって同調す
る期間である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、比較的簡単
で、且つグリッチのないクロック遷移を提供でき、ギガ
ヘルツ・オーダのデータ伝送システム用のビット・レー
ト・アジル・クロックを瞬間的に回復させる回路が望ま
れている。
【0007】したがって、本発明は、比較的簡単な構造
で、グリッチを発生させないで、入力デジタル・データ
信号からビット・レート・アジル・クロック信号を瞬時
に回復させる回路及び方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のビット・レート
・アジル・クロック回復回路は;入力デジタル・データ
信号の周波数にほぼ等しい周波数で1対の直角位相クロ
ック信号(P1、P2)を発生する手段(12、14)
と;この入力デジタル・データ信号の遷移に応じて1対
の直角位相クロック信号をサンプリングして、位相コー
ド信号(Q1、Q2)を発生する手段(18、20)
と;これら位相コード信号に応じて1対の直角位相クロ
ック信号から得た4つのクロック位相(P1、P2、P
3、P4)の1つを回復クロック信号(CCLOCK)とし
て選択する手段(16)とを具えている。また、本発明
は、入力デジタル・データ信号からビット・レート・ア
ジル・クロック信号を回復する方法であって;入力デジ
タル・データ信号の周波数にほぼ等しい周波数で1対の
直角位相クロック信号(P1、P2)を発生し(12、
14);入力デジタル・データ信号の遷移に応じて1対
の直角位相クロック信号をサンプリングして、位相コー
ド信号(Q1、Q2)を発生し;これら位相コード信号
に応じて1対の直角位相クロック信号から得た4つのク
ロック位相の1つを回復クロック信号(CCLOCK)とし
て選択することを特徴としている。さらに、本発明は、
入力デジタル・データ信号からビット・レート・アジル
・クロック信号を回復する装置であって;周波数制御入
力端を有し、1対の直角位相クロック信号(P1、P
2)を出力する同調可能な発振器(14)と;この同調
可能な発振器からの1対の直角位相クロック信号及び入
力デジタル・データ信号を受けると共に、入力デジタル
・データ信号の遷移に応じた位相コード信号(Q1、Q
2)を出力するサンプラー(18、20)と;同調可能
な発振器からの1対の直角位相クロック信号及びサンプ
ラーからの位相コード信号を受け、これら位相コード信
号に応じて1対の直角位相クロック信号から得た4つの
位相の1つを選択してビット・レート・アジル・クロッ
ク信号を出力するクロック位相選択器(16)とを具え
ている。
【0009】本発明によるビット・レート・アジル・ク
ロック回復回路は、電圧制御発振器(VCO)及びPL
Lの組合せから、入力デジタル・データ信号の周波数に
ほぼ等しい1対の直角位相クロック信号を発生する。こ
の周波数は、PLLへの基準制御信号入力により決ま
る。これら直角位相クロック信号は、入力デジタル・デ
ータ信号に位相拘束されていない。クロック位相選択器
は、入力として、これら1対の直角位相クロック信号
と、コード信号とを受ける。このコード信号は、入力デ
ジタル・データ信号内の遷移に応じて、1対の直角位相
クロック信号から発生したものである。このコード信号
に基づいて、クロック位相選択器は、VCOクロック周
波数の4つの位相の1つを再生クロック信号として選択
する。この再生クロック信号を用いて、入力デジタル・
データ信号からデータを抽出する。
【0010】本発明の目的、利点及びその他の新規な特
徴は、添付図を参照した以下の説明から明らかになろ
う。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるビット・レ
ート・アジル・クロック回復回路のブロック図である。
位相拘束ループ(PLL)12を用いて、同調可能な電
圧制御発振器(VCO)14の周波数を制御する。PL
L12の基準制御信号入力により、VCO14の周波数
を決定する。VCO14は、2段のリング発振器でもよ
い。VCO14の出力信号は、直角位相の1対のクロッ
ク信号P1、P2であり、クロック位相選択器16に入
力する。直角位相クロック信号P1、P2は、入力デジ
タル・データ信号に位相拘束されていないが、この入力
デジタル・データ信号に期待される周波数にほぼ等しい
周波数に設定される。1対のクロック信号P1、P2
は、フリップ・フロップ(サンプラー)18,20のデ
ータ入力端子にも夫々供給される。入力デジタル・デー
タ信号は、フリップ・フロップ18,20のクロック入
力端子に供給される。クロック位相選択器16は、1対
のクロック信号P1、P2を反転するので、追加された
2つのクロック信号P3、P4も存在し、これらクロッ
ク信号P1、P2、P3及びP4から選択を行う。フリ
ップ・フロップ18、20からのQ出力信号は、位相コ
ード信号であり、クロック位相選択器16に入力する。
このクロック位相選択器16は、フリップ・フロップ1
8、20の出力信号に応じて、4つのクロック信号P
1、P2、P3、P4の1つを出力クロック信号C
CLOCKとして選択する。この出力クロック信号C
CLOCKは、回復クロック信号であり、他のフリップ・フ
ロップ22をクロックする。入力デジタル・データ信号
がこのフリップ・フロップ22のデータ入力端に供給さ
れて、データDOUTを回復させる。データ・フリップ・
フロップ22におけるデータ入力の遅延を用いて、入力
が変化している際にクロック位相の選択を変更しないこ
とを確実にする。
【0012】動作において、VCO14からの2つの直
角位相クロック信号P1、P2は、入力デジタル・デー
タ信号の遷移にて、2個のフリップ・フロップ18、2
0によってサンプリングされる。これらサンプル値は、
コード信号Q1、Q2として保持される。これらフリッ
プ・フロップ18、20は、正及び負の両方のエッジで
クロックされて、入力デジタル・データ信号から総ての
利用可能なタイミング情報を抽出できる。かかるフリッ
プ・フロップを図2に示す。フリップ・フロップ18及
び20は、同じ構造なので、一方を示す。また、図2で
は、直角位相クロック信号P1及びP2の両方が記載さ
れているが、これは、フリップ・フロップ18にクロッ
ク信号P2が供給され、フリップ・フロップ20にクロ
ック信号P1が供給されることを意味する。このフリッ
プ・フロップでは、1対のラッチ回路24、26に直角
位相クロック信号P1、P2が供給され、反転器28が
2個のラッチ回路の一方24のクロック入力端に結合さ
れている。入力データは、反転器28の入力端と、2個
のラッチ回路の他方26のクロック入力端に供給され
る。2個のラッチ回路24、26の出力信号をマルチプ
レクサ30の入力端に供給し、入力データ信号をマルチ
プレクサ30の選択信号として供給する。よって、入力
データ信号の正の遷移において、クロック信号の値が一
方のラッチ回路にラッチされ、負の遷移において、クロ
ック信号の値が他方のラッチ回路にラッチされる。一方
のラッチ回路の出力信号がマルチプレクサ30により出
力されると同時に、他方のラッチ回路のクロック信号の
値がラッチされる。
【0013】サンプル値、即ち、コード信号Q1、Q2
は、図1の波形に示すように、入力信号位相がクロック
位相(クロック信号)P1、P2、P3、P4にどのよ
うに関係するかを定める。P1及びP2波形での「1」
及び「0」は、各時点にてサンプリングされた際のコー
ド信号Q1及びQ2の値である。クロック位相選択器1
6は、コード信号Q1、Q2の値を用いて、入力データ
の遷移タイミングに最良にフィットするクロック位相を
P1〜P4から選択する。この位相は、回復クロックC
CLOCKとして出力する。
【0014】VCO14の周波数が入力信号クロック周
波数に好適にマッチングする場合、クロック位相選択器
16からの選択された位相は変化しない。ミスマッチン
グが生じるときは、一般的には不完全な環境の場合であ
る。このようにミスマッチングが生じた場合、2つのク
ロックのビート周波数にて、位相サイクル1〜4を何度
も前後に選択する。よって、VCO周波数は、入力信号
クロック周波数に充分良好にマッチングしなければなら
ず、そのドリフトが1位相未満、即ち、入力データ信号
での遷移のない最長期間における4分の1サイクル未満
となる。SONET OC−48の場合、これは、A
1、A2フレミング信号の直後に続くまだスクランブル
されていない384ビットである。よって、SONET
OC−48に場合、VCO周波数は、1/1546よ
りも良好に、又は約500ppmよりも良好に入力デー
タ信号周波数にマッチングする必要がある。
【0015】図3は、クロック位相選択器16の詳細を
示す。この回路は、「準安定状態の立証」を行うため
に、コード信号Q1又はQ2のいずれかが準安定状態な
らば、隣接した位相の間を補間するように構成されてい
る。なお、コード信号Q1及びQ2は、夫々差動信号と
して入力される。サンプリング用フリップ・フロップ1
8、20のいずれかが準安定状態ならば、回復されたク
ロック信号の2つの隣接位相の一部分を一方に追加する
ように選択される。クロック位相が変化すると、この回
路は、図4に示すように、古い位相と新しい位相とが等
しくなった期間に変化して、グリッチの発生を防止す
る。この位相選択器は、4位相差動トランジスタ回路3
2、34、36、38を具えている。これらトランジス
タ回路に、対になったクロック位相P1、P3及びP
2、P4が供給され、これらトランジスタ回路の2個が
他の2個と反転関係になる。駆動差動トランジスタ回路
40、42、44のカスケード接続は、コード信号(サ
ンプル値)Q1、Q2を受けるように構成されており、
トランジスタ回路32〜44の全体のカスケード接続が
電流源46により駆動される。トランジスタ回路32〜
44のカスケード接続の下側の単一の電流源46によ
り、サンプリング用フリップ・フロップ18、20のい
ずれかが準安定状態の場合に、2つの隣接したクロック
位相が部分的に選択されて、総ての和が1となることを
確実にする。位相差動トランジスタ回路32〜38のコ
レクタからの出力信号は、出力差動エミッタ・フォロワ
・トランジスタ回路48に供給されて、選択された位相
クロック出力信号(回復クロック信号)CCLOCKを発生
する。
【0016】図5は、本発明によるビット・レート・ア
ジル・クロック回復回路に関連した種々の波形の波形図
である。VCO制御電圧は、最初の5ナノ秒の間、負の
値であり、次の5ナノ秒の間、正の値である。これは、
VCO周波数が最初の5ナノ秒の間は低すぎ、次の5ナ
ノ秒の間は高すぎることを示している。位相選択コード
の第1ビットQ1は、約1.7ナノ秒まで負であり、そ
の後、約5.3ナノ秒まで正であり、約5.7ナノ秒で
正に戻り、から約9.3ナノ秒まで続く。位相選択コー
ドの第2ビットQ2は、約3.7ナノ秒まで負であり、
約7.3ナノ秒で負に戻る。よって、1.7ナノ秒ま
で、P3がクロック位相出力CCLOCKに選択されてお
り、この時点でP4が選択される。3.7ナノ秒でP1
が選択され、5.3ナノ秒でP2が選択される。次に、
5.7ナノ秒でP1が選択され、7.3ナノ秒でP4が
選択される。最後に、9.3ナノ秒でP3が選択され
る。クロック位相が変化したこれら時点にて、回復され
たクロック・サイクルが変化し、VCO周波数が入力デ
ータ信号周波数に対して遅い場合、位相変化時点のクロ
ック・サイクルが短くなり、それと反対に、VCO周波
数が入力データ信号周波数に対して早い場合、位相変化
時点のクロック・サイクルが長くなる点に留意された
い。一方向における位相サイクルがP3、P4、P1、
P2からその方向が変化してP2、P1、P4、P3に
なるのは、VCO周波数及び入力データ信号周波数の間
の相対周波数関係に応じて決まる点にも留意されたい。
【0017】上述のビット・レート・アジル・クロック
回復回路は、同調可能な電圧制御発振器12を除いて、
標準のデジタル・ブロックからほとんど総てを構成でき
る。この電圧制御発振器12の必要性は、同調可能なア
ナログ特性でのためである。回復したクロックCCLOCK
のジッタは、そのピーク対ピーク値が0.25ユニット
・インターバル(UI)であり、これは、位相選択器1
6により各ビットに割り当てられた時間である。クロッ
クCCLOCKを内部的にのみ用いて、入力デジタル・デー
タ信号からデータを回復させるので、このジッタは考慮
しなくて良い。
【0018】よって、本発明のビット・レート・アジル
・クロック回復回路は、VCO及びPLLの組合せから
1対の直角位相クロック信号を発生する。入力データが
変移したときに、これら直角位相クロック信号の位相に
応じて、4つのクロック位相の1つを選択している。
【0019】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、入力デー
タ信号が変移したときに、これら直角位相クロック信号
の位相に応じて、4つのクロック位相の内の最適な1つ
を選択するので、デジタル・データ信号から、グリッチ
を発生しないで、瞬時の自動追跡によりクロック信号を
回復できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビット・レート・アジル・クロッ
ク回復回路のブロック図である。
【図2】本発明によるビット・レート・アジル・クロッ
ク回復回路用で、両方のクロック・エッジでトリガされ
るフリップ・フロップのブロック図である。
【図3】本発明によるビット・レート・アジル・クロッ
ク回復回路用のクロック位相選択器の回路図である。
【図4】本発明によるビット・レート・アジル・クロッ
ク回復回路用のVCOクロック出力あの位相間の遷移を
示す波形図である。
【図5】本発明によるビット・レート・アジル・クロッ
ク回復回路に関連した種々の波形の波形図である。
【符号の説明】
12 位相拘束ループ 14 電圧制御発振器(同調可能な発振器) 16 クロック位相選択器 18、20 フリップ・フロップ(サンプラー) 22 フリップ・フロップ 24、26 ラッチ回路 30 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA03 CC01 DD09 DD26 DD42 DD48 GG14 HH02 KK02 5K047 AA02 AA05 AA16 GG07 GG09 GG29 GG45 MM38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力デジタル・データ信号の周波数にほ
    ぼ等しい周波数で1対の直角位相クロック信号を発生す
    る手段と、 上記入力デジタル・データ信号の遷移に応じて上記1対
    の直角位相クロック信号をサンプリングして、位相コー
    ド信号を発生する手段と、 上記位相コード信号に応じて上記1対の直角位相クロッ
    ク信号から得た4つのクロック位相の1つを回復クロッ
    ク信号として選択する手段とを具えたクロック回復回
    路。
  2. 【請求項2】 入力デジタル・データ信号からクロック
    信号を回復する方法であって、 入力デジタル・データ信号の周波数にほぼ等しい周波数
    で1対の直角位相クロック信号を発生し、 上記入力デジタル・データ信号の遷移に応じて上記1対
    の直角位相クロック信号をサンプリングして、位相コー
    ド信号を発生し、 上記位相コード信号に応じて上記1対の直角位相クロッ
    ク信号から得た4つのクロック位相の1つを回復クロッ
    ク信号として選択することを特徴とするクロック信号の
    回復方法。
  3. 【請求項3】 入力デジタル・データ信号からクロック
    信号を回復する装置であって、 周波数制御入力端を有し、1対の直角位相クロック信号
    を出力する同調可能な発振器と、 該同調可能な発振器からの上記1対の直角位相クロック
    信号及び上記入力デジタル・データ信号を受けると共
    に、上記入力デジタル・データ信号の遷移に応じた位相
    コード信号を出力するサンプラーと、 上記同調可能な発振器からの上記1対の直角位相クロッ
    ク信号及び上記サンプラーからの上記位相コード信号を
    受け、上記位相コード信号に応じて上記1対の直角位相
    クロック信号から得た4つの位相の1つを選択してビッ
    ト・レート・アジル・クロック信号を出力するクロック
    位相選択器とを具えたクロック回復装置。
JP2001212460A 2000-07-13 2001-07-12 クロック回復回路 Pending JP2002094494A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US61542000A 2000-07-13 2000-07-13
US09/615,420 2000-07-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002094494A true JP2002094494A (ja) 2002-03-29

Family

ID=24465292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001212460A Pending JP2002094494A (ja) 2000-07-13 2001-07-12 クロック回復回路

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1172962A3 (ja)
JP (1) JP2002094494A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267005A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Mitsubishi Electric Corp 位相比較器
WO2008029438A1 (fr) * 2006-09-04 2008-03-13 Mitsubishi Electric Corporation Circuit de reproduction de données
JP2010056989A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Hitachi Ltd 信号再生回路向け位相比較回路及び信号再生回路向け位相比較回路を備える光通信装置
JP2012085142A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Fujitsu Ltd クロック再生回路及びクロックデータ再生回路
JP2017022632A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 富士通株式会社 位相検出回路および信号再生回路
JP6158447B1 (ja) * 2014-05-02 2017-07-05 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 高ジッタ耐性および高速位相ロッキングを有するクロック・データリカバリ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003230507A1 (en) * 2003-04-29 2004-12-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Multiphase clock recovery
TWI316329B (en) 2006-04-26 2009-10-21 Realtek Semiconductor Corp Phase selector, data receiving device, data transmitting device utilizing phase selector and clock-selecting method
US10693684B1 (en) 2019-03-14 2020-06-23 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Symbol rate determination method and measurement instrument

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4604582A (en) * 1985-01-04 1986-08-05 Lockheed Electronics Company, Inc. Digital phase correlator
CA1270911A (en) * 1986-07-18 1990-06-26 Einar O. Traa Programmable high-speed digital delay circuit
US5022056A (en) * 1989-10-23 1991-06-04 National Semiconductor Corporation Method and structure for digital phase synchronization
US5394116A (en) * 1993-12-29 1995-02-28 At&T Corp. Fractional phase shift ring oscillator arrangement
JP2669347B2 (ja) * 1994-06-15 1997-10-27 日本電気株式会社 クロック信号抽出回路
IT1284718B1 (it) * 1996-07-31 1998-05-21 Cselt Centro Studi Lab Telecom Dispositivo e procedimento per allineare temporalmente segnali numerici, ad esempio un segnale di orologio ed un flusso di dati.
GB2325803B (en) * 1997-05-30 1999-09-29 Lsi Logic Corp Digital frequency generation method and apparatus

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267005A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Mitsubishi Electric Corp 位相比較器
WO2008029438A1 (fr) * 2006-09-04 2008-03-13 Mitsubishi Electric Corporation Circuit de reproduction de données
US7924076B2 (en) 2006-09-04 2011-04-12 Mitsubishi Electric Corporation Data recovery circuit
JP5068758B2 (ja) * 2006-09-04 2012-11-07 三菱電機株式会社 データ再生回路
JP2010056989A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Hitachi Ltd 信号再生回路向け位相比較回路及び信号再生回路向け位相比較回路を備える光通信装置
US8483579B2 (en) 2008-08-29 2013-07-09 Hitachi, Ltd. Phase detector circuit for clock and data recovery circuit and optical communication device having the same
JP2012085142A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Fujitsu Ltd クロック再生回路及びクロックデータ再生回路
JP6158447B1 (ja) * 2014-05-02 2017-07-05 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 高ジッタ耐性および高速位相ロッキングを有するクロック・データリカバリ
JP2017520952A (ja) * 2014-05-02 2017-07-27 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 高ジッタ耐性および高速位相ロッキングを有するクロック・データリカバリ
JP2017022632A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 富士通株式会社 位相検出回路および信号再生回路

Also Published As

Publication number Publication date
EP1172962A2 (en) 2002-01-16
EP1172962A3 (en) 2003-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7532697B1 (en) Methods and apparatus for clock and data recovery using a single source
US5301196A (en) Half-speed clock recovery and demultiplexer circuit
US8315349B2 (en) Bang-bang phase detector with sub-rate clock
US7170964B2 (en) Transition insensitive timing recovery method and apparatus
US6496555B1 (en) Phase locked loop
JPH09181712A (ja) 位相ロック・ループ(pll)内でのデータ標本化および回収
JPH05276028A (ja) 非常に高い周波数のクロック及びデータ回復回路用の位相検知器
JP2002135093A (ja) 位相周波数比較回路
US6314151B1 (en) Phase comparator operable at half frequency of input signal
JP2002094494A (ja) クロック回復回路
US6771728B1 (en) Half-rate phase detector with reduced timing requirements
JP3346445B2 (ja) 識別・タイミング抽出回路
EP1965537B1 (en) Clock recovery apparatus
JP2005506798A (ja) 遷移検出、妥当正確認および記憶回路
EP1113616B1 (en) Method for recovering a clock signal in a telecommunications system and circuit thereof
EP0777332B1 (en) A Microwave multiphase detector
CN1711691B (zh) 具有均衡自动调节相位线路的锁相环
JP2014225874A (ja) クロック・データ・リカバリ回路で受信データ信号を取得するためのシステム及び方法
KR100742268B1 (ko) 기준 클럭이 없는 4배속 오버샘플링 클럭/데이터 복원회로
JP3039526B2 (ja) Pll回路
JP3994545B2 (ja) データ受信装置
US6552616B1 (en) Asynchronous phase detector for a PLD independent of timing requirements
KR19980019934A (ko) 멀티위상 클럭을 이용한 클럭/데이터 복원용 피엘엘
Nagavarapu et al. An asynchronous data recovery/retransmission technique with foreground DLL calibration
JP2003018139A (ja) クロック再生回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060601