JP2002090222A - Ccm計算システム、ccm計算方法および記録媒体 - Google Patents

Ccm計算システム、ccm計算方法および記録媒体

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JP2002090222A
JP2002090222A JP2001182176A JP2001182176A JP2002090222A JP 2002090222 A JP2002090222 A JP 2002090222A JP 2001182176 A JP2001182176 A JP 2001182176A JP 2001182176 A JP2001182176 A JP 2001182176A JP 2002090222 A JP2002090222 A JP 2002090222A
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Fumiyoshi Saito
文義 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、分光光度計を用いない比較的安価
なCCM計算システム、CCM計算方法及び記録媒体を
提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明による、格納された色データ16
に基づくCCM計算システムは、所望のターゲット色に
対応する表色値データを入力するデータ入力装置5(2
0b)と、当該入力された表色値データおよび前記色デ
ータに基づき、所望のターゲット色を再現するための着
色材配合率を計算するデータ演算部1(20c)と、を
備えて構成される。入力された表色値データおよび格納
された色データに基づき、所望のターゲット色を再現す
るための着色材配合率が計算されるので、分光光度計を
用いないCCM計算を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望のターゲット
色を再現するための着色材配合率を計算するためのシス
テム(CCM(コンピュータカラーマッチング)計算シ
ステム)、CCM計算方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCCM計算システムはスタンドア
ロン型であり、色を測定する分光光度計とコンピュータ
システムとで構成され、当該コンピュータシステムに着
色材のデータベースおよび着色材配合率計算用のプログ
ラムが格納されている。そして、従来のCCM計算シス
テムでは、分光光度計による測色データに基づき、前記
着色材のデータベースおよび着色材配合率計算用のプロ
グラムを利用して着色材配合率を計算している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分光光
度計は平滑なサンプルの場合には高精度の測定が可能で
あるが、曲率を有するサンプルや微小サンプルの場合に
は測定不能となり、着色材の配合率を計算することがで
きない。また、印刷のデザイン段階などのように、サン
プルの色と厳密に一致する色を再現できることが必ずし
も望まれない場合もあり、分光光度計を用いての厳密な
測色データが必ずしも必要でない場合もある。さらに、
スタンドアロン型のCCM計算システムは非常に高価で
ある。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、分光光度計を用いない比較的安価なCC
M計算システム、CCM計算方法及び記録媒体を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1に記載の発明は、格納された色データに基づくCCM
計算システムであって、所望のターゲット色に対応する
表色値データを入力する入力手段と、当該入力された表
色値データおよび前記色データに基づき、所望のターゲ
ット色を再現するための着色材配合率を計算する配合率
計算手段と、を備えて構成される。
【0006】以上のように構成された、格納された色デ
ータに基づくCCM計算システムによれば、入力手段に
よって所望のターゲット色に対応する表色値データが入
力され、配合率計算手段によって、当該入力された表色
値データおよび前記色データに基づき、所望のターゲッ
ト色を再現するための着色材配合率が計算される。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のCCM計算システムであって、前記色データが
サーバに格納され、前記配合率計算手段による配合率計
算がサーバにおいて行われるように構成される。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載のCCM計算システムであって、前記
入力された表色値データの表色値を表示するための表色
値表示手段をさらに備えて構成される。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
のいづれか一項に記載のCCM計算システムであって、
前記表示された表色値を補正するための手段をさらに備
えて構成される。
【0010】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至4のいづれか一項に記載のCCM計算システムで
あって、前記色データが、色票データ、着色材データ、
樹脂データまたは用途データを有する、ように構成され
る。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至5のいづれか一項に記載のCCM計算システムであ
って、計算された着色材配合率を表示する配合率表示手
段をさらに備えて構成される。
【0012】さらに、請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載のCCM計算システムであって、前記色データ
が着色材のコストデータを有し、配合率計算手段によっ
て複数の着色材配合率の組合せを計算する際に、前記コ
ストデータに基づき各着色材配合率の組合せ毎にコスト
を計算し、当該計算されたコストの高い順または低い順
に着色材配合率の組合せを、前記配合率表示手段に表示
させるように構成される。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
乃至7のいづれか一項に記載のCCM計算システムであ
って、一方の光を照射したときの前記ターゲット色と調
色品との色相、明度または彩度の第一の差と、他方の光
を照射したときの前記ターゲット色と調色品との色相、
明度または彩度の第二の差とが異なっており、前記シス
テムが、更に前記第一の差と前記第二の差との差を有効
に減少させ得るような着色材配合率を計算する手段を備
えている。
【0014】さらに、請求項9に記載の発明は、請求項
1乃至8のいづれか一項に記載のCCM計算システムで
あって、前記色データが、分光光度計の測定データに基
づき作成されるように構成される。
【0015】また、請求項10に記載の発明は、請求項
1乃至8のいづれか一項に記載のCCM計算システムで
あって、前記色データが、測色機の測定データに基づき
作成される、CCM計算システム。
【0016】さらに、請求項11に記載の発明は、格納
された色データに基づくCCM計算方法であって、所望
のターゲット色に対応する表色値データを入力する入力
工程と、当該入力された表色値データおよび前記色デー
タに基づき、所望のターゲット色を再現するための着色
材配合率を計算する配合率計算工程と、を備えて構成さ
れる。
【0017】また、請求項12に記載の発明は、格納さ
れた色データに基づくCCM計算処理をコンピュータに
実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに
よって読取可能な記録媒体であって、所望のターゲット
色に対応する表色値データを入力する入力処理と、当該
入力された表色値データおよび前記色データに基づき、
所望のターゲット色を再現するための着色材配合率を計
算する配合率計算処理と、をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録してコンピュータによって読取
可能に構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態としてのCC
M計算システムの具体的ハードウエア構成を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、クライアント10が、
プロバイダ用サーバ11を介してインターネット12に
接続されるとともに、ウェブ(Web)サーバ14がイン
ターネット12に接続されている。すなわち、クライア
ント10とウェブサーバ14とは、インターネットを介
して互いに接続されている。
【0020】ホストコンピュータ1は、所定のシステム
プログラムを介して、プログラムの実行、その制御及び
監視を行う。具体的には、システムボード上に配置され
たCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access
Memory)、ROM(Read Only Memory)と、内蔵又は外付けの
ハードディスクHD3と、を備え、CPUが所望のプログラ
ムを適宜HD3から読み出して所望の処理を実行するよう
になっている。
【0021】さらに、ホストコンピュータ1は、モニタ
画面を有する表示装置4と、各種設定情報を入力するた
めのデータ入力装置5と、CD-ROMドライブ及びFDDを含
むメディア読取装置6と、モデムやターミナルアダプタ
やネットワークカードから成り、ネットワークを介して
他の装置と通信を行うための通信装置8と、当該通信装
置8を制御する通信制御装置7と、を備えている。な
お、データ入力装置5は、キーボード、マウスその他の
ポインティングデバイスによって構成される。ウェブサ
ーバ14には、CCM計算プログラムおよび着色材並び
に色票などのデータベースが、プログラム・データ格納
部16に格納されている。また、スタンドアロン型コン
ピュータにおいて、CCM計算プログラムおよび着色材
並びに色票などのデータベースをハードディスクに記憶
するように構成して、起動時にコンピュータ本体に読み
込まれて稼働するようにすることもできる。また、CC
M計算プログラムおよび着色材並びに色票などのデータ
ベースを、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディ
スクなどの媒体に記録しておき、メディア読取装置6に
よって読み取り、ハードディスク3にインストールでき
るように構成することもできる。従って、これらの媒体
はCCM計算プログラムを記録した媒体を構成する。当
該CCM計算プログラム自体も本願発明の範囲内に包含
される。
【0022】図2に、本発明によるCCM計算プログラ
ムによって実現されるCCM計算システム20の機能的
ブロック図を示す。すなわち、本発明によるCCM計算
システム20は、各種のデータを入力するためのデータ
入力部20bと、着色材のデータなどを格納しているデ
ータ格納部20dと、入力されたデータおよび格納され
ているデータに基づき演算処理を行うデータ演算部20
cと、演算処理結果、着色材のデータなどを表示するデ
ータ表示部20eと、データ入力部20b、データ格納
部20d、データ演算部20cおよびデータ表示部20
eにおける処理を制御するための制御部20aと、を備
えて構成される。
【0023】CCM計算処理 次に、図3を参照して、本発明の一実施形態における、
CCM計算プログラムの実行によるCCM計算処理を説
明する。
【0024】まず、ユーザは、クライアント10のデー
タ入力装置5を用いて、プロバイダ用サーバ11及びイ
ンターネット12を介して、ウェブサーバ14内の、C
CM計算プログラムおよび着色材並びに色票などのデー
タベースが格納されている場所、すなわちプログラム・
データ格納部16にアクセスする(ステップ21)と、
表示装置4に色票群名および色票番号一覧画面が表示さ
れる(ステップ22)。
【0025】次に、ユーザが、再現したい所望のターゲ
ット色に近い色の色票番号(例えば、塗料用標準色見本
帳)をデータ入力装置5から入力すると(ステップ2
4)、入力された色票番号の表色値を中心として表色値
差を指定するための画面が表示装置4に表示され、表色
値差を入力可能な状態にする(ステップ26)。なお、
プログラム・データ格納部16には、色票番号に対する
表色値および分光反射率(または分光透過率)を予め入
力しておき、当該入力された表色値および指定された表
色値差に基づき三刺激値XYZが計算されるようにして
おく。
【0026】また、図3に示すステップ22〜26の代
わりに、表色値(例えば、マンセル値など)を直接入力
できるように構成することもできる。この場合には、ス
テップ22〜26におけるように色票番号および表色値
差を入力しない。
【0027】前記表色値差を指定するための画面の一例
を図5に示す。この際、図5に示すように、多数の色見
本を、色相、彩度、明度の昇順あるいは降順に配列し、
多数の色見本の中から所望の色相、明度または彩度を有
する色票を選択できるようにする。更に詳しくは、図5
のスクリーン中には複数の目盛りが示されており、各目
盛りは、それぞれ、色相差ΔH*、明度差ΔL*および
彩度差ΔC*を示している。各目盛り上において所望の
点をマウスによってクリックすることによって、各目盛
り上において、色相、明度および彩度の各差を選択する
ことができる。更に、3組(3列)の色見本表示部が、
それぞれ、色相、明度および彩度の昇順または降順に配
列されている。各列(各組)内において、所望の表示部
上にマウスをクリックすることによって、所望の色見本
表示図を選択し、色相、明度および彩度の各差を特定す
ることができる。クライアントは、上記した2つの方法
のいずれを選択してもよい。図5では、色相ΔH*、明
度ΔL*、彩度ΔC*のグラフを用いているが、三刺激
値XYZに換算できる表色系であればよく、マンセル値
(HVC)、L*a*b*などの表色系を用いることも
できる。
【0028】表色値(例えばマンセル値)を直接入力す
る実施形態においては、各マンセル色票に対応する表色
値を予め入力しておく。各マンセル値に対応する三刺激
値XYZは、これらの予め入力された表色値を変換する
ことによって計算できる。ときには、選択(入力)され
たマンセル値が、予め入力されたマンセル値のいずれと
も一致しないことがある。つまり、隣接する(包囲す
る)マンセル色票に対応するマンセル値のいずれとも一
致しないことがある。この場合には、直接に入力したマ
ンセル値に対応する三刺激値XYZは、これに隣接する
複数のマンセル色票のマンセル値に基づいて内外補間す
ることによって計算できる。
【0029】次に、着色対象の選択画面が表示装置4に
表示される(ステップ28)。当該実施形態では、着色
対象として「プラスチック(不透明)」、「プラスチッ
ク(透明)」、「塗料用対象」、「印刷対象」が表示さ
れるものとする。
【0030】そして、いずれかの着色対象が選択される
と(ステップ30、Yes)、プログラム・データ格納
部16から所望のデータが読み出され、選択された着色
対象に対応する「着色材」、「樹脂」、「用途」が表示
装置4に表示される(ステップ32)。
【0031】当該実施形態では、「プラスチック(不透
明)」が選択された場合の「着色材」として、 ・PVC樹脂用着色材 ・PS−ABS樹脂用着色材 ・PE−PP樹脂用着色材 ・エポキシ用着色材 ・ウレタン用着色材 等が表示され、「樹脂」として、 ・PVC樹脂 ・PS−ABS樹脂 ・PE−PP樹脂 等が表示され、「用途」として、 ・高級 ・中級 ・低級 ・電線 等が表示されるものとする。
【0032】また、「プラスチック(透明)」が選択さ
れた場合の「着色材」として、 ・PVC樹脂用着色材 ・PS用着色材 ・PC用着色材 等が表示され、「用途」として、 ・高級 ・中級 ・低級 等が表示されるものとする。
【0033】さらに、「塗料用対象」が選択された場合
の「着色材」として、 ・常乾塗料 ・水性塗料 ・焼付塗料 ・ウレタン塗料 等が表示され、「用途」として、 ・高級 ・中級 ・低級 等が表示されるものとする。「塗料用対象」が選択され
た場合、「樹脂」の表示は行わない。
【0034】また、「印刷対象」が選択された場合の
「着色材」として、 ・オフセット−厚紙用 ・オフセット−薄紙用 ・オフセット−オフ輪用 ・グラビア水性−PET−表刷用 ・グラビア水性−PET−裏刷用 ・グラビア水性−PP −表刷用 ・グラビア水性−PP −裏刷用 ・グラビア油性−PET−表刷用 等が表示され、「用途」として、 ・高級 ・中級 ・低級 が表示されるものとする。
【0035】そして、着色材・樹脂・用途が選択される
と(ステップ34)、プログラム・データ格納部16か
ら所望のデータが読み出され、選択された着色材・樹脂
・用途に対応する着色材配合率が計算され、表示される
(ステップ38)。
【0036】次に、ステップ38における着色材配合率
の計算方法に関して説明する。
【0037】1)印刷対象の場合 クベルカ・ムンクは、 K/S=(1−R) /2R … (1) 式(1)で示される。式(1)を逆展開すると、 R=1+(K/S)−((K/S) +2(K/S))1/2 … (2) 式(2)となる。ここで、Rは対象物の分光反射率、K
は対象物の吸収係数、Sは散乱係数を示す。
【0038】印刷対象の場合(1定数法)、それぞれの
着色材(例えば、インク)を規定量計量し、その着色材
によって着色された物の分光反射率を測定し、式(1)
から、着色材のK/S関数、つまりFnを予め記録して
おく。Fnは、 Fn=((K/S)n−(K/S)0 )/Cn … (3) 式(3)で示される。ここで、(K/S)nは着色物の
分光反射率から式(1)で得られたK/S値であり、
(K/S)0 は、被着色物(例えば紙など)のK/S
値である。また、Cnは着色材の重量%であり、Fnは
着色材の単位重量%あたりの、着色材自体が有するK/
S値であり、nは着色材名を表す。複数の着色材を混合
し、その混合着色材による着色物の(K/S)mix値
は、 (K/S)mix=F1 C1 + ・・・ +FnCn+(K/S)0 … (4) 式(4)で算出される。調色品のシミュレーション配合
は既知であるから、式(4)のCnは既知であり、Fn
及び(K/S)0 は、CCM計算システムに予め記録さ
れているから、調色品の(K/S)mixが求められる。
(K/S)mixを式(2)のK/Sに代入するとCCM
シミュレーション分光反射率RPRが得られる。
【0039】2)プラスチック(不透明)および塗料用
対象の場合 プラスチック(不透明)および塗料用対象の場合(2定
数法)、混合式にはダンカンの式(5) (K/S)mix=(K1 C1 + ・・・ +KnCn+K0)/ (S1 C1 + ・・・ +SnCn+S0) … (5) が適用される。ここで、Knは各着色材の吸収係数であ
り、Snは散乱係数であり、Cnは重量%である。ま
た、K0 は被着色物(例えば樹脂など)の吸収係数であ
り、S0 はその散乱係数である。式(5)は、例えば二
酸化チタンなど特定の顔料をリファレンスa(参照)と
し、その他の着色材はリファレンスに対する相対値とし
て、 (K/S)mix={Σ(Kn/Sn)(Sn/Sa)Cn+(K0 /S0 )(S0 / Sa)} /{Σ(Sn/Sa)Cn+S0 / Sa} … (6) 式(6)によって表される。ここで、Kn/Snは各着
色材の分光反射率を測定し、式(1)より求められるK
/S値であり、K0 /S0は被着色物(例えば樹脂など)
を測定し、式(1)より求められるK/S値である。ま
た、Sn/Saは各着色材のリファレンスに対する相対散
乱係数、S0 / Saは被着色物のリファレンスに対する
相対散乱係数を示す。これらの値は事前にCCM計算シ
ステムに記録しておく。調色品のシミュレーション配合
が既知であるから、式(6)のCnは既知である。ま
た、その他の値は、前記のようにCCM計算システムに
記録されているので、調色品の(K/S)mixが得られ
る。(K/S)mixを式(2)のK/Sに代入するとC
CMシミュレーション分光反射率RPRが得られる。
【0040】3)プラスチック(透明)の場合 対象物が透明な場合、ランバートベールの理論式(7) D=−LogT … (7) が使用される。各着色材の規定量を計量し、各着色材に
対する着色物の分光透過率を測定することによって、式
(7)から、各着色材のD関数、つまりDnを予め記録
しておく。Dnは式(8)で示される。
【0041】 Dn=(−LogTn+LogT0 )/Cn … (8) ここで、Tnは各着色材単体での着色物の分光透過率、
0 は被着色物(例えば樹脂など)の分光透過率、Cn
は着色材の重量%を表す。よって、Dnは着色材の単位
重量%あたりの、着色材自体が有するD値であり、nは
着色材名である。
【0042】複数の着色材を混合し、その混合着色材で
の着色物のD値は式(9) Dmix=D1 C1 + ・・・ +DnCn+D0 … (9) で算出される。調色品のシミュレーション配合が既知で
あるから、式(9)のCnは既知であり、Dnは事前に
CCM計算システムに記録されているから、調色品のD
mixが得られる。Dmixを式(7)のDに代入するとCC
Mシミュレーション分光透過率TPRが得られる。
【0043】上記クベルカ・ムンクの1定数法、2定数
法およびランバートベール法はCCMシミュレーション
の技法であって、CCMシミュレーション分光反射率RP
RおよびCCMシミュレーション分光透過率TPRを求める
手法の一例である。
【0044】任意の着色材配合Cnに対し、ターゲット
色に近づけるための着色材修正量は3つの偏微分方程式
(10): ΔX=Σ∂X/∂Cn・ΔCn ΔY=Σ∂Y/∂Cn・ΔCn (10) ΔZ=Σ∂Z/∂Cn・ΔCn から求められる。ここで、ターゲットと収斂計算途中配
合の三刺激値の差をΔX、ΔY、ΔZ、着色材1単位あ
たりの三刺激値の変動量を∂X/∂Cn、∂Y/∂Cn、
∂Z/∂Cn、着色材の修正量をΔCnとする。このマ
トリックスから着色材の修正量が求められる。
【0045】このように、ステップ30において選択さ
れた着色対象に基づき、適用する論理式が決定される。
【0046】そして、入力された色票番号と指定された
(直接入力された)表色値差とから計算された三刺激値
XYZに基づき、式(10)をループさせる。あるい
は、指定された(直接入力された)表色値から逆算され
た三刺激値XYZに基づき、式(10)をループさせ
る。ΔX、ΔY、ΔZが許容範囲内となった時点の配合
Cnが着色材の配合率として求められ、表示装置4に表
示される(ステップ38)。この様にして計算された着
色材配合率一覧表の一例を図6に示す。
【0047】図6において、No.1〜No.8は着色材
配合率の組合せを示し、カラー1は白色を示し、カラー
2は黒色を示し、カラー3および4は有彩色を示してい
る。また、ΔEは色差を示し、MI(C:A)はメタリ
ズムインデックス(C:自然光/A:タングステン光)
を示している。この際、着色材のデータに着色材のコス
トを含め、各着色材配合率に対するコストを計算させ、
図6において、コストの高い順、またはコストの低い順
に、着色材配合率の組合せを配置することができる。
【0048】次いで、次の二つの方法を採用できる。 (方法1)自然光下において、ターゲット色と調色用試
験試料(調色品)との各色相、明度および彩度は、それ
ぞれ互いに異なっている(第一の差:自然光下での
差)。試験光(例えばタングステン光)下においても、
ターゲット色と調色品との各色相、明度および彩度は、
それぞれ互いに異なっている(第二の差:試験光下での
差)。色相(ΔH)、明度(ΔL)および彩度(ΔC)
の前記第一の差と前記第二の差との間には、やはり偏差
がある。ユーザは、色相(ΔH)、明度(ΔL)および
彩度(ΔC)の第一の差と第二の差との偏差を有効に相
殺(減少)できるような特定の着色材配合率を選択する
ことができる。
【0049】(方法2)また、他の実施形態において
は、ユーザは、主光源(例えば自然光)下で、ターゲッ
ト色と色票とを見比べ(視覚的に評価し)、ターゲット
色と、選択した色票との間で視覚的評価を実施すること
ができる。このような視覚的評価は、(主光源下での第
一の)表色値差を選択することによって実施できる。こ
の際には、典型的には、図5に示すように、色相、明度
および彩度の差を示すグラフ(目盛り)上の所望点上
を、マウスを用いてクリックする。更に、ユーザは、試
験光源(通常はタングステン光)下で、ターゲット色
と、選択した色票との視覚的評価に基づいて、(第二
の)表色値差を特定する。主光源下での第一の各表色値
差と、他の光源下での第二の各表色値差との間には、偏
差がある。CCMプログラムによって、主光源下での第
一の表色値差と、他の光源下での第二の表色値差との間
の偏差を有効に減少させる(相殺する)ような着色材配
合率を計算できる。このようにして計算した着色材配合
率を、CCMシミュレーションとターゲット色との間の
メタメリズムインデックスの観点から昇順に表示するこ
とができる。
【0050】そして、ステップ38において表示された
着色材配合率の組合せの中から、ユーザが所望の着色材
配合率の組合せを選択して(ステップ40)、処理を終
了する。当該所望の着色材配合率の組合せは、プログラ
ム・データ格納部16に格納される。
【0051】なお、当該実施形態では、ステップ26に
おいて、ターゲット色と色票との間の色相差、明度差、
彩度差を入力して着色材配合率を計算している。この代
わりに、着色材配合率を入力して色相差、明度差、彩度
差を計算することもできる。
【0052】CCM配合確認処理 次に、図10を参照して、着色材配合率を入力して色相
差、明度差、彩度差を計算して表示する方法について説
明する。
【0053】まず、ユーザは、クライアント10のデー
タ入力装置5を用いて、プロバイダ用サーバ11及びイ
ンターネット12を介して、ウェブサーバ14内の、C
CM計算プログラムおよび着色材などのデータベースが
格納されている場所、すなわちプログラム・データ格納
部16にアクセスして、CCM配合確認処理を選択し、
ステップ40において選択された着色材配合率の組合せ
に関する指定表色値データをプログラム・データ格納部
16から読み出す(ステップ51)。
【0054】次に、ユーザは、提示された前回配合を修
正して、当該修正確定をサーバ14に送信する(ステッ
プ52)。
【0055】そして、サーバ14は、式(4)または式
(6)または式(9)を用いてCCMシミュレーション
上の、修正後の着色材配合率に対応する分光反射率また
は分光透過率を計算し、修正後の着色材配合率に対応す
る修正表色値を求める(ステップ54)。次に、修正前
の着色材配合率と修正後の着色材配合率との間での、3
種類の表色値の各々の差異を、図5に示すスクリーン上
に表示し、ユーザ(クライアント)に示す。このように
して、クライアントは、クライアントが選択した着色材
配合率の修正の色彩への作用効果を、表色値差という形
で確認できる。クライアントがさらに配合を修正したい
場合(ステップ56、No)には、ステップ52に戻
り、配合修正を確定する場合(ステップ56、Yes)
には処理を終了する。
【0056】メタメリズムインデックスの計算方法 次にメタメリズムインデックスの計算方法について説明
する。まず、一般的な例として、色見本と調色品につい
て図7を参照して説明する。図7は、XYZ色空間(三
刺激値に従って表示されている)を示す。XYZ空間に
おいて、色見本および調色品の基準光(通常は自然光)
での座標をそれぞれ(Xr1,Yr1,Zr1)および
(Xr2,Yr2,Zr2)とし、両者の試験光(通常
はタングステン光)での座標を(Xt1,Yt1,Zt
1)および(Xt2,Yt2,Zt2)とする。調色品
の色見本への合致が完全でない場合、調色品の試験光下
での座標(X’t2,Y’t2,Z’t2)を使用して
メタメリズムインデックスを計算する。(X’t2,
Y’t2,Z’t2)は、 X’t2=Xt2・Xr1/Xr2 Y’t2=Yt2・Yr1/Yr2 Z’t2=Zt2・Zr1/Zr2 によって補正される。
【0057】色見本と調色品とのメタメリズムは、試験
光下での色見本と調色品との間の色のずれ(色差)とし
て定義される。従って、メタメリズムは、試験光下にお
ける、色見本の座標点(Xt1,Yt1,Zt1)と、
調色品の座標点(X’t2,Y’t2,Z’t2)との
距離である。つまりメタメリズムインデックスは、当該
2点間の色差で表示される。
【0058】方法1 図8を参照して、メタメリズムインデックスの計算方法
1について説明する。
【0059】(Xr1,Yr1,Zr1)は、主光源下
での選択された色票の座標である。(Xt1,Yt1,
Zt1)は、試験光下におけるこの色票の座標である。
各色票の分光反射率(または分光透過率)は予め測定さ
れ、格納されている。主光源および試験光源の分光分
布、および人間の目の感度に対応するカラーマッチング
関数は、予め格納されている。(Xr1,Yr1,Zr
1)および(Xt1,Yt1,Zt1)は、各色票の分
光反射率(または分光透過率)に基づいて計算できる。
【0060】クライアントは、主光源下で、ターゲット
色を、選択された色票と比較し、上記したようにして表
色値差を入力する。クライアントが主光源下での表色値
差を選択し、入力すると、こうして入力された値が特定
の座標(X’r1,Y’r1,Z’r1)に変換され
る。更に詳しくは、選択された色票の座標(Xr1,Y
r1,Zr1)がL*H*C*系の表色値に変換され、
この表色値が、クライアントが入力し、指定した表色値
差に対して加算される。クライアントが入力した表色値
差は、例えばΔL*、ΔH*、ΔC*の形式である。次
いで、こうしたL*H*C*系の表色値の合計値は、三
刺激値XYZへと変換され、主光源下での修正座標
(X’r1,Y’r1,Z’r1)が得られる。主光源
下での修正座標(X’r1,Y’r1,Z’r1)に対
応する分光反射率や分光透過率は未知である。試験光下
での修正座標(X’t1,Y’t1,Z’t1)は、次
の式(12)によって計算できる。 X’t1=Xt1・X’r1/Xr1 Y’t1=Yt1・Y’r1/Yr1 (12) Z’t1=Zt1・Z’r1/Zr1
【0061】この修正座標(X’t1,Y’t1,Z’
t1)は、色票の座標(Xt1,Yt1,Zt1)と修
正座標(X’t1,Y’t1,Z’t1)との間のメタ
メリズムインデックスがゼロになるように計算されてい
る。
【0062】次いで、クライアントは、次のようにして
CCMシミュレーションを実施する。本CCM装置は、
予め、各着色材の各波長における散乱係数および/また
は吸光係数を貯蔵している。このCCM装置は、これら
の着色材データとCCM計算プログラムとを利用し、修
正座標(X’r1,Y’r1,Z’r1)に対応する着
色材の組み合わせ(およびこれらの組み合わされた着色
材の配合比率)を計算し、出力する。前記三刺激値
(X’r1,Y’r1,Z’r1)を満足する着色材の
組み合わせと配合率とは多数存在している。こうした複
数の着色材の配合の中から、次のようにして、メタメリ
ズムインデックスを低下させるような一つの配合を選択
する。
【0063】こうして得られた複数の着色材配合率の各
々について、CCM計算プログラムを利用してシミュレ
ーションを実施することによって、分光反射率を計算す
る。こうして得られた各分光反射率は、各着色材配合
率、主光源および試験光源の分光分布、およびカラーマ
ッチング関数に対応している。この各分光反射率を利用
して、試験光下におけるCCMシミュレーション座標
(Xt2、Yt2、Zt2)を計算する。分光反射率の
代りに分光透過率を使用してもよい。主光源下の複数の
CCMシミュレーション座標(Xr2、Yr2、Zr
2)と、試験光下での複数のCCMシミュレーション座
標(Xt2、Yt2、Zt2)とが得られる。主光源下
および試験光源下における各組のCCMシミュレーショ
ン座標は、各着色材配合率に対応している。
【0064】このようにして、クライアントが表色値を
一組入力して指定したことに対応して、修正座標(X’
r1,Y’r1,Z’r1)および(X’t1,Y’t
1,Z’t1)と、CCMシミュレーションによる座標
(Xr2、Yr2、Zr2)および(Xt2、Yt2、
Zt2)が得られる。表色値の入力(選択)は、主光源
下でのターゲット色と色票との間の視覚的評価に基づい
て行われたものであった。
【0065】図8に示すメタメリズムAは、修正座標
(X’t1,Y’t1,Z’t1)と、CCMシミュレ
ーション座標(Xt2,Yt2,Zt2)との間のメタ
メリズムインデックス(距離)である。(Xt2、Yt
2、Zt2)と(X’t1,Y’t1,Z’t1)との
距離は、色票とCCMシミュレーションの結果との間の
メタメリズムAである。クライアントは、この段階にお
いて、複数のメタメリズムAを入手し、各メタメリズム
Aは、それぞれ各着色材配合率に対応している。図8に
示すメタメリズムBは、試験光下での色票とターゲット
色との間の視覚的評価に基づくメタメリズムである。
【0066】次いで、クライアントは、メタメリズムA
とBとの間の差異を減少させる上で最も適切な着色材配
合を指定する。この指定方法は特に限定されず、少なく
とも次の方法を含む。クライアントは、試験光下で色票
とターゲット色とを視覚的に評価し、比較することによ
って、色票とターゲット色との間のメタメリズムBの視
覚的評価を実施する。複数のメタメリズムAに対応する
各色相差ΔH、明度差ΔLおよび彩度差ΔCを、それぞ
れスクリーン上に表示する。
【0067】次いで、クライアントは、メタメリズムB
の視覚的評価に基づき、スクリーン上に表示された複数
のメタメリズムAの中から一つのメタメリズムAを指定
する。言い換えると、クライアントは、一つのメタメリ
ズムAに対応するスクリーン上の一組の色相差ΔA、明
度差ΔLおよび彩度差ΔCを指定する。一つのメタメリ
ズムAの指定を、上記の視覚的評価に基づいて実施する
ことによって、メタメリズムBとの差が充分に小さくな
るようなAを選択し、あるいは、メタメリズムBとの差
が実用的に無視できる程度となるようなAを選択する。
このようにして、指定されたメタメリズムAに対応する
一組の着色材配合率が、最終的な回答として提示され
る。クライアントがメタメリズムAとBとを比較する際
には、メタメリズムを色相差ΔH*、明度差ΔL*およ
び彩度差ΔC*の形で選択することが、比較を行う上で
便利であるので好ましい。
【0068】方法2 図9を参照して、メタメリズムインデックスの計算方法
2について説明する。
【0069】方法1と同様にして、(X’t1,Y’t
1,Z’t1)は求められる。CCMシミュレーション
座標(Xr2、Yr2、Zr2)および(Xt2、Yt
2、Zt2)は、「方法1」において説明したようにし
てCCMシミュレーションに従って計算できる。また、
複数のメタメリズムA(それぞれ各着色材配合率に対応
している)が上記のようにして得られる。
【0070】図9に示すメタメリズムBは、視覚的評価
に基づいた色票とターゲット色との間のメタメリズムで
ある。クライアントは、試験光下で色票とターゲット色
とを比較的に評価することによって、メタメリズムBの
視覚的評価を実施する。次いで、クライアントは、表色
値差(例えば、色相差ΔH*、明度差ΔL*および彩度
差ΔC*)を指定することによって、メタメリズムBの
視覚的評価結果を入力ないし選択する。クライアントが
選択し、入力した表色値を、(X’t1,Y’t1,
Z’t1)から変換して得た表色値へと加算することに
よって、修正座標(X’r1,Y’r1,Z’r1)に
対応する表色値を得る。次いで、得られた表色値を、試
験光下でのターゲット色に対応する三刺激値(Xt3,
Yt3、Zt3)へと変換する。
【0071】メタメリズムCは、三刺激値からなる座標
(Xt3、Yt3、Zt3)と(Xt2、Yt2、Zt
2)とのメタメリズムインデックスとして定義される。
言い換えると、メタメリズムインデックスCは、三刺激
値(Xt3、Yt3、Zt3)と(Xt2、Yt2、Z
t2)から計算される色差である。各色差(メタメリズ
ムインデックスC)は、各着色材配合率に対応してそれ
ぞれ計算できる。複数のメタメリズムインデックスCを
得た後、最終評価に供する。複数の着色材配合率を、表
示装置のスクリーン上にリスト(一覧表)として配列す
る。この際、複数の着色材配合率は、前記色差の観点か
ら昇順に配列できる。次いで、クライアントは、スクリ
ーン上で、メタメリズムインデックスCを充分に小さく
できるか、あるいは無視できる程度とできるような適切
な着色材配合率を選択できる。
【0072】(方法3)あるいは、クライアントは、試
験光下で色票とターゲット色とを視覚的に評価し、対比
し、これらの表色値差を指定(入力)してもよい。試験
光下での色票の三刺激値座標(Xt1、Yt1、Zt
1)を、対応する表色値へと変換する。次いで、この表
色値を、クライアントが指定(入力)した表色値差に加
算することによって、ターゲット色の視覚的評価に対応
する表色値を得る。得られた加算後の表色値を三刺激値
(Xt3、Yt3、Zt3)へと変換する。この三刺激
値は試験光下でのターゲット色に対応している。メタメ
リズムCは、このようにして得られた三刺激値(Xt
3、Yt3、Zt3)と(Xt2、Yt2、Zt2)と
の間の色差として計算することができる。
【0073】次に、クライアントが指定した表色値差を
加味した座標点、すなわち方法1−方法3における座標
点(X’r1,Y’r1,Z’r1)の求め方を説明す
る。ここでは、一例として、L*C*H*表色系を用い
て説明する。クライアントが指定した表色値差をΔL
*、ΔC*、ΔH*として、色票座標(Xr1,Yr
1,Zr1)から計算した表色値をL*、C*、H*と
し、ターゲットの表色値をLr1*、Cr1*、Hr1*とす
ると、 Lr1*=L*+ΔL* Cr1*=C*+ΔC* Hr1*=H*+ΔH* となる。すなわち、ターゲットの三刺激値を求めること
は、L*C*H*表色系のXYZ表色系への座標変換に
相当する。このように、クライアントが指定した表色値
差を考慮してXYZ座標点を求めることは、表色系の座
標変換に相当するので、クライアントの表色値差が3成
分を規定すれば、どの様な表色系からでもXYZ表色系
に変換できる。
【0074】CCM計算補正処理 次に、図4を参照して、本発明の一実施形態における、
CCM計算プログラムの実行によるCCM計算補正処理
を説明する。
【0075】まず、ユーザは、クライアント10のデー
タ入力装置5を用いて、プロバイダ用サーバ11及びイ
ンターネット12を介して、ウェブサーバ14内の、C
CM計算プログラムおよび着色材並びに色票などのデー
タベースが格納されている場所、すなわちプログラム・
データ格納部16にアクセスして、CCM計算補正処理
を選択し、ステップ40において選択された着色材配合
率の組合せに関する指定表色値データをプログラム・デ
ータ格納部16から読み出す(ステップ42)。
【0076】次に、図5と同様の表色値差を指定するた
めの画面が、表示装置4に表示される。この際、ユーザ
が前回指定した表色値を中心として表示される。この
際、指定された色相ΔH*、明度ΔL*、彩度ΔC*か
ら計算されたRGB値に基づく色をカラー表示部18に
表示する。このようにして、カラー表示部18に表示さ
れる色を確認しつつ、色相ΔH*、明度ΔL*、彩度Δ
C*をマウスなどで指定してターゲット色にさらに近づ
けることができる。また、色の表示部をマウスクリック
してターゲット色にさらに近づけることができるように
構成することもできる。
【0077】図5では、色相ΔH*、明度ΔL*、彩度
ΔC*のグラフを用いているが、三刺激値XYZに換算
できる表色系であればよく、マンセル値(HVC)、L
*a*b*などの表色系を用いることもできる。
【0078】そして、表色値差が指定されると(ステッ
プ45、Yes)、ステップ38および40と同様の処
理が繰り返される(ステップ48および50)。
【0079】
【発明の効果】請求項1に記載のCCM計算システムに
よれば、入力された表色値データおよび格納された色デ
ータに基づき、所望のターゲット色を再現するための着
色材配合率が計算されるので、分光光度計を用いないC
CM計算を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるCCMシステムの具
体的ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるCCMシステムの機
能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態によるCCM計算処理を説
明するためのフローチャートを示す。
【図4】本発明の一実施形態によるCCM計算補正処理
を説明するためのフローチャートを示す。
【図5】表色値差を指定するための画面の一例を示す図
である。
【図6】計算された着色材配合率一覧表の一例を示す図
である。
【図7】一般的なメタメリズムインデックスを説明する
ための概念図である。
【図8】メタメリズムインデックスの計算方法1を説明
するための図である。
【図9】メタメリズムインデックスの計算方法2を説明
するための図である。
【図10】着色材配合率を入力することによって、色相
差、明度差、彩度差を計算して表示する処理を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3 HD 4 表示装置 5 データ入力装置 6 メディア読取装置 7 通信制御装置 8 通信装置 10 クライアント 11 プロバイダ用サーバ 12 インターネット 14 ウェブサーバ 16 プログラム・データ格納部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月20日(2001.6.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1に記載の発明は、格納された色データに基づくCCM
計算システムであって、所望のターゲット色に対応して
入力された表色値データおよび前記色データに基づき、
所望のターゲット色を再現するための着色材配合率を計
算する配合率計算手段を備えて構成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】さらに、請求項11に記載の発明は、格納
された色データに基づくCCM計算方法であって、所望
のターゲット色に対応して入力された表色値データおよ
び前記色データに基づき、所望のターゲット色を再現す
るための着色材配合率を計算する配合率計算工程を備え
て構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、請求項12に記載の発明は、格納さ
れた色データに基づくCCM計算処理をコンピュータに
実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに
よって読取可能な記録媒体であって、所望のターゲット
色に対応して入力された表色値データおよび前記色デー
タに基づき、所望のターゲット色を再現するための着色
材配合率を計算する配合率計算処理をコンピュータに実
行させるためのプログラムを記録してコンピュータによ
って読取可能に構成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 修 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6号 大日精化工業株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA05 DA14 DA15 DA34 DA35 DA66 5B057 BA25 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE16 CH01 CH11 CH20 DB02 DB06 DB09 5C077 LL17 MP08 PP35 PQ08 PQ23 TT02 TT08 5C079 HB06 LA02 MA01 MA11 MA19 NA25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納された色データに基づくCCM計算
    システムであって、 所望のターゲット色に対応する表色値データを入力する
    入力手段と、 当該入力された表色値データおよび前記色データに基づ
    き、所望のターゲット色を再現するための着色材配合率
    を計算する配合率計算手段と、 を備えているCCM計算システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCCM計算システムで
    あって、前記色データがサーバに格納され、前記配合率
    計算手段による配合率計算がサーバにおいて行われるC
    CM計算システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のCCM計算シ
    ステムであって、 前記入力された表色値データの表色値を表示するための
    表色値表示手段をさらに備えているCCM計算システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3のいづれか一項に記載のCCM
    計算システムであって、 前記表示された表色値を補正するための手段をさらに備
    えているCCM計算システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいづれか一項に記載の
    CCM計算システムであって、 前記色データが、色票データ、着色材データ、樹脂デー
    タまたは用途データを有する、CCM計算システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいづれか一項に記載の
    CCM計算システムであって、 計算された着色材配合率を表示する配合率表示手段をさ
    らに備えている、CCM計算システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のCCM計算システムで
    あって、 前記色データが着色材のコストデータを有し、 配合率計算手段によって複数の着色材配合率の組合せを
    計算する際に、前記コストデータに基づき各着色材配合
    率の組合せ毎にコストを計算し、当該計算されたコスト
    の高い順または低い順に着色材配合率の組合せを、前記
    配合率表示手段に表示させる、CCM計算システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいづれか一項に記載の
    CCM計算システムであって、 一方の光を照射したときの前記ターゲット色と調色品と
    の色相、明度または彩度の第一の差と、他方の光を照射
    したときの前記ターゲット色と調色品との色相、明度ま
    たは彩度の第二の差とが異なっており、前記システム
    が、更に前記第一の差と前記第二の差との差を有効に減
    少させ得るような着色材配合率を計算する手段を備えて
    いる、CCM計算システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいづれか一項に記載の
    CCM計算システムであって、前記色データが、分光光
    度計の測定データに基づき作成される、CCM計算シス
    テム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8のいづれか一項に記載
    のCCM計算システムであって、前記色データが、測色
    機の測定データに基づき作成される、CCM計算システ
    ム。
  11. 【請求項11】 格納された色データに基づくCCM計
    算方法であって、 所望のターゲット色に対応する表色値データを入力する
    入力工程と、 当該入力された表色値データおよび前記色データに基づ
    き、所望のターゲット色を再現するための着色材配合率
    を計算する配合率計算工程と、 を備えているCCM計算方法。
  12. 【請求項12】 格納された色データに基づくCCM計
    算処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であ
    って、 所望のターゲット色に対応する表色値データを入力する
    入力処理と、 当該入力された表色値データおよび前記色データに基づ
    き、所望のターゲット色を再現するための着色材配合率
    を計算する配合率計算処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータによって読取可能な記録媒体。
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