JP2002087069A - 車両用グラスランの支持構造 - Google Patents

車両用グラスランの支持構造

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JP2002087069A
JP2002087069A JP2000284505A JP2000284505A JP2002087069A JP 2002087069 A JP2002087069 A JP 2002087069A JP 2000284505 A JP2000284505 A JP 2000284505A JP 2000284505 A JP2000284505 A JP 2000284505A JP 2002087069 A JP2002087069 A JP 2002087069A
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Yoichi Ishii
陽一 石井
Koji Kawato
康治 川戸
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体振動時に窓ガラスと窓枠部の開口縁部と
の直接当接による打音発生をなくす。 【解決手段】 窓枠部1に嵌合支持されたグラスラン5
の開口縁部に窓枠部1側の開口縁部に圧接もしくは弾接
するサイレントリップ12を突出形成する。窓ガラス2
と窓枠部1側の開口縁部と間にサイレントリップ12が
介在することで両者の直接当接を回避する。サイレント
リップ12は窓枠部1側の開口縁部よりも反グラスラン
5側に突出しないようにして見栄えも良好に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用グラスラン
の支持構造に関し、特に窓枠部に支持されているグラス
ランがその窓枠部からはみ出さないように外観的な見栄
えを考慮しながらも、同時に車両走行時における窓ガラ
スと窓枠部との直接的な当接による打音を効果的に抑制
できるようにしたグラスランの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の窓枠部に配設されるゴムあるいは
樹脂製のグラスランの支持構造として、例えば特公平3
−41367号公報および特公昭63−3771号公報
に記載されているものがある。
【0003】前者はいわゆるワンボックス車やバス等の
サイドウインドもしくはスライドドアにおける引き違い
窓用のグラスランの支持構造に関するもので、図6〜8
に示すように、グラスラン53は二枚の窓ガラス51,
52を案内する特殊性のために断面略チャンネル状のグ
ラスラン素片を二つ並べた形状となっており、これを中
央突起54を有する窓枠部55に嵌合させるとともに、
最も車室内側および車室外側の側壁56,57の開口縁
部すなわちシールリップ58,59の根元部に相当する
部分を窓枠部55側の同じく内側開口縁部に予め形成し
た係止段部60,61に係止させることで抜け止め支持
させてある。なお、窓枠部55の前後方向中央部にはセ
ンターパーテイション62が配置されることになるた
め、窓枠部55およびグラスラン53のうちそのセンタ
ーパーテイション62に相当する部分には切除部が6
3,64形成されている。
【0004】また、後者は一般的なフロントドアのドア
ガラスシール構造に関するもので、図9に示すように、
窓枠部たるドアサッシュ71に嵌合保持されることにな
るドアグラスラン72にはそのドアサッシュ71側の係
止段部73a,73bに係止されることになるアンカー
リップ74a,74bのほか、ドアガラスと摺接するこ
とになる一対の内側リップ75a,75bおよび外側リ
ップ76a,76bが形成されていて、各外側リップ7
6a,76bの先端をドアサッシュ71の下縁部に圧接
もしくは弾接させることでそれら両者の間をもシールす
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の構造では、窓枠
部55側の係止段部60,61にシールリップ58,5
9の根元部が係止していることによってその係止段部6
0,61よりも反チャンネル状空間側(図7で下方側)
にグラスラン53として突出しているものがなく外観的
な見栄えの面では良好であるものの、例えば微小隙間G
をもって車室外側の窓ガラス51と係止段部61とが対
向しているために、例えば車両の悪路走行時等の振動に
よっては窓ガラス51と係止段部61とが直接当接して
耳障りな打音が発生することとなって好ましくない。特
に上記のようにセンターパーテイション62を有する引
き違い窓の場合には、そのセンターパーテイション62
が存在する部分では双方の窓ガラス51,52が互いに
離間する方向に押し出されるために各シールリップ5
8,59の撓み変形度合いが他の部位と比べて大きくな
り、上記隙間Gが極小となることによって一段と打音が
発生しやすくなる。
【0006】そこで、この引き違い窓用のグラスラン5
3についても後者のドアグラスラン72と同様に、窓枠
部たるドアサッシュ71の開口縁部を巻き込むようにチ
ャンネル状空間の外側に向けて外側リップ76を延長す
ることが打音発生防止の上で有効であるが、図9から明
らかなように窓枠部もしくはドアサッシュ71の外側に
外側リップ76a,76bが大きく露出するかたちとな
り、外観的な見栄えの低下が余儀なくされる結果となっ
て好ましくない。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、外観的な見栄えの低下をもたらすことなく
悪路走行時等における打音を確実に防止できるようにし
た構造を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、窓ガラスを案内する断面略チャンネル状のグラスラ
ン本体の両開口縁部からその内側のチャンネル状空間側
に向けて一対のシールリップを突設してなるグラスラン
を同じく断面略チャンネル状をなす窓枠部に嵌合させ、
前記窓枠部の側壁の内側開口縁部に形成された係止段部
に前記グラスランの開口縁部を係止させることによりそ
のグラスランを窓枠部に抜け止め支持させるようにした
車両用グラスランの支持構造であって、前記グラスラン
の開口縁部に、窓枠部の側壁の内側開口縁部に当接しつ
つも該側壁の開口縁部よりも反チャンネル状空間側に突
出しないサイレントリップを形成したことを特徴として
いる。
【0009】このサイレントリップは、例えばグラスラ
ンの長手方向全長にわたって形成される場合にはグラス
ラン自体の押出成形時に同時に成形してもよく、また例
えばグラスランの長手方向の一部に部分的に形成される
場合には押出成形後に別に金型成形法にて成形してもよ
い。
【0010】窓枠部もしくはグラスランの構造上、窓ガ
ラスと窓枠部のうち車室内側の側壁の内側面とは当接す
ることが少なく、窓ガラスと窓枠部のうち車室外側の側
壁の内側面との当接によってのみ打音が発生する蓋然性
が高い場合には、請求項3に記載の発明のように、サイ
レントリップを断面略チャンネル状をなすグラスランの
うち少なくとも車室外側の側壁の開口縁部に形成すれば
足りる。
【0011】同様に、請求項4に記載の発明のように、
グラスランがそのグラスラン素片を二列に並設した形状
に一体化した引き違い窓用のものである場合には、前記
サイレントリップは車室外側のグラスラン素片に形成さ
れていれば足りる。
【0012】したがって、この請求項1および請求項
3,4に記載の発明では、グラスランに案内される窓ガ
ラスとグラスラン自体を支持している窓枠部の開口縁部
との間にはサイレントリップが介在していることにな
り、例えば悪路走行時に窓ガラスが振動したとしてもそ
の窓ガラスと窓枠部の開口縁部とが直接当接することは
なく、従来のような耳障りな打音の発生が抑制される。
しかも、上記サイレントリップは窓ガラスと窓枠部の開
口縁部との間に位置してはいても、窓枠部の開口縁部よ
りも反チャンネル状空間側には何ら突出していないた
め、従来のように窓枠部の開口縁部から反チャンネル状
空間側へのグラスランの露出による外観的な見栄えの低
下を招くこともなくなり、実質的に悪路走行時等の打音
の効果的な抑制と外観的な見栄えの良さとを両立できる
ようになる。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明を前提とした上で、サイレントリップは所定
の撓み代をもって窓枠部の側壁の内側開口縁部に圧接も
しくは弾接していることを特徴としている。
【0014】上記サイレントリップは当初は窓枠部の側
壁の内側開口縁部に当接しているだけで十分であるが、
経時変化もしくは経年変化により窓枠部の側壁の内側開
口縁部から浮き上がってしまうことが危惧され、その場
合には側壁の内側開口縁部とサイレントリップとの間に
隙間が形成されて見栄え低下の要因となる。同様に上記
サイレントリップの突設位置は必然的にシールリップの
根元部付近となるので、そのシールリップの変形に応じ
てサイレントリップが窓枠部の側壁の内側開口縁部から
浮き上がってしまうこともある。
【0015】これに対して、請求項2に記載の発明のよ
うに予めサイレントリップを所定の撓み代をもって窓枠
部の側壁の内側開口縁部に圧接もしくは弾接させてある
と、経時変化や経年変化によってサイレントリップが窓
枠部の側壁の内側開口縁部から浮き上がることもなけれ
ば、シールリップが撓み変形したとしてもそれに追従し
てサイレントリップが浮き上がるようなこともなくな
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1および請求項3,4に記載の発
明によれば、グラスランに案内される窓ガラスとグラス
ラン自体を支持している窓枠部の開口縁部との間にはサ
イレントリップが介在していて、悪路走行時等に窓ガラ
スが振動したとしてもその窓ガラスと窓枠部の開口縁部
とが直接当接することはないから、従来のような耳障り
な打音の発生が抑制されて静粛性の向上に大きく寄与で
きるほか、上記サイレントリップは窓枠部の開口縁部よ
りも反チャンネル状空間側には何ら突出していないため
外観的な見栄えも良好なものとなる。
【0017】また、請求項2に記載の発明によれば、サ
イレントリップを予め所定の撓み代をもって窓枠部の側
壁の内側開口縁部に圧接もしくは弾接させてあるため、
経時変化や経年変化によってサイレントリップが窓枠部
の内側開口縁部から浮き上がることもなければ、シール
リップが撓み変形したとしてもそれに追従してサイレン
トリップが浮き上がるようなこともなくなり、これによ
ってもまた外観的な見栄えが一段と向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1,2は本発明の好ましい実施
の形態を示す図で、図6〜8に示したものと同様にいわ
ゆる引き違い窓用のグラスランの支持構造の例を示して
いる。
【0019】図1に示すように、窓枠部1は二枚の窓ガ
ラス2,3を受容し得るように中央隔壁4を有してい
て、あたかも断面略チャンネル状の空間を二つ並設した
かの如き形状のものとして形成されていて、この窓枠部
1にEPDM等のソリッドゴムもしくは所定の樹脂材料
にて形成されたグラスラン5が上記中央隔壁4を跨ぐよ
うにして嵌合支持されている。なお、上記窓枠部1は例
えば所定の金属素材を用いてロールフォーミングを施す
ことにより形成されていて、その窓枠部1の一部には樹
脂あるいはゴム等の加飾用の被覆層6が形成されてい
る。
【0020】上記グラスラン5は、窓枠部1側の各チャ
ンネル状空間に嵌まり得る同じく断面略チャンネル状の
グラスラン素片7,8をほぼ左右対称となるように二つ
並べた形状に一体成形したものであって、各グラスラン
素片7,8の側壁7a,7bおよび8a,8bの開口縁
部には内側のチャンネル状空間に向かってそれぞれに斜
めにシールリップ9a,9bおよび10a,10bが突
設されている。他方、窓枠部1における両側壁1a,1
bのうち各チャンネル状空間側に臨む内側開口縁部には
係止段部11a,11bがそれぞれ形成されていて、こ
れらの係止段部11a,11bにグラスラン5側の側壁
7a,8aの開口縁部が係止されることで窓枠部1から
のグラスラン5の抜け止めが施されている。
【0021】そして、周知のようにグラスラン5を形成
している各グラスラン素片7,8のチャンネル状空間に
窓ガラス2または3が個別に収容されるとともに、各シ
ールリップ9a,9bまたは10a,10bが窓ガラス
2,3に圧接することで車室内外がシールされることに
なる。
【0022】また、一方のグラスラン素片7における外
側の側壁7aのうち係止段部11aに近接することにな
る開口縁部には、シールリップ9aとは反対方向を指向
するようにして微小なサイレントリップ12が一体に突
出形成されている。このサイレントリップ12は、グラ
スラン素片7に収容されることになる窓ガラス2がシー
ルリップ9aを過剰に撓ませながら車室外側に押し出さ
れた場合にその窓ガラス2が窓枠部1側の側壁1aの開
口縁部に直接当接するのを防止するために設けられるも
のであって、サイレントリップ12はシールリップ9a
が大きく撓み変形したとしてもそれに連動して側壁1a
の開口縁部から浮き上がることがないようにその開口縁
部すなわち係止段部11aの内側面に常時圧接もしくは
弾接していて、同時にサイレントリップ12の先端はそ
の側壁1aの開口縁部よりも反チャンネル状空間側(図
1では下側)に突出することがないように設定されてい
る。すなわち、上記サイレントリップ12はそれ単体の
自由状態下では図2に示すように相手側となる側壁1a
の開口縁部との間にCなるオーバーラップ量が設定され
ていて、窓枠部1にグラスラン素片7を正しく嵌合保持
させた状態ではサイレントリップ12はCなる撓み変形
量をもって相手側の側壁1aの開口縁部に圧接もしくは
弾接することになる。
【0023】なお、上記サイレントリップ12はグラス
ラン5自体を押出成形する際に同時に成形されるが、例
えばグラスラン5の全長にわたってサイレントリップ1
2を形成する必要がないような場合には、グラスラン5
自体の押出成形後に公知の金型成形法にて成形すること
も可能である。
【0024】したがって本実施の形態によれば、グラス
ラン5に案内支持された窓ガラス2,3は通常は図1の
状態にて保持されていて、サイレントリップ12に対し
ても窓ガラス2が当接することはない。
【0025】他方、車両の悪路走行時等の振動を受け
て、窓ガラス2がシールリップ9aを過剰に撓み変形さ
せつつ車室外側に押し出された場合には、その窓ガラス
2と窓枠部1側の側壁1aの開口縁部との間にはサイレ
ントリップ12が介在しているために、窓ガラス2がそ
のサイレントリップ12に当接することはあっても窓ガ
ラス2が側壁1aの開口縁部に直接当接することはな
い。これにより、車両の悪路走行等に伴う耳障りな打音
の発生が防止される。
【0026】また、上記サイレントリップ12の先端は
側壁1aの開口縁部よりも反チャンネル状空間側に突出
していないだけでなく、所定の撓み代Cをもってその開
口縁部に常時圧接もしくは弾接していて、たとえシール
リップ9aが過剰に撓み変形したとしてもそれに連動し
て側壁1aの開口縁部から浮き上がることもなければ、
経年変化によってもまたその開口縁部から浮き上がるこ
ともなく、いずれの場合にもサイレントリップ12の存
在が外観的な見栄え低下要因となることはない。
【0027】ここで、上記実施の形態では、図1に示す
ように最も車室外側のシールリップ9aと最も車室内側
のシールリップ10aとをともに最大限位置まで撓み変
形させたときの各シールリップ9a,10aと窓ガラス
2,3とのなす距離C1,C2を比較した場合に、C1
<C2であって車室外側の方がその距離C1が小さく、
車室外側の側壁1aの開口縁部と窓ガラス2との当接に
よる打音発生の蓋然性が高いことから、グラスラン5の
うち車室外側の側壁7aのみにサイレントリップ12を
形成しているが、必要に応じて図3に示すように最も車
室内側の側壁8aにもサイレントリップ12aを形成し
てもよい。
【0028】図4は本発明の第2の実施の形態を示す図
で、窓枠部たるドアフレーム部21がドアアウタパネル
およびドアインナパネルの一部をもって形成されたいわ
ゆるフルプレスタイプのドア(パネルドア)に適用した
場合の例を示している。
【0029】この実施の形態では、ドアアウタパネルに
形成されたフランジ部22とドアインナパネルに形成さ
れたフランジ部23および断面略チャンネル状のリテー
ナ24とをもってドアフレーム部21が形成されてい
て、その内部に一対のシールリップ25a,25bが突
設されたドアグラスラン26が嵌合支持されているとと
もに、ドアアウタパネル側のフランジ部22には所定の
ゴム材料もしくは樹脂材料にて形成されたモール27が
嵌合されている。
【0030】そして、リテーナ24の一方の側壁24a
の開口縁部に曲折形成されたフランジ部28のほか、リ
テーナ24のチャンネル状空間内に臨むモール27の内
側基部29がそれぞれ係止段部として機能するようにな
っていて、これらの係止段部28,29にドアグラスラ
ン26の開口縁部が係止されることでそのドアグラスラ
ン26がドアフレーム部21に対して抜け止め支持され
ている。
【0031】また、ドアグラスラン26の車室外側の側
壁26aの開口縁部には所定の撓み代Cをもってモール
27の内側基部29に圧接もしくは弾接するサイレント
リップ30が突出形成されていて、このサイレントリッ
プ30の先端はモール27の下縁部よりも下方側には突
出しないように設定されている。
【0032】したがって、この第2の実施の形態におい
ても図示外側のドアガラスとドアフレーム部21の一部
であるモール27の下縁部との間にサイレントリップ3
0が介在していることにより、悪路走行時等においてド
アガラスが振動したとしたとしてもそのドアガラスがモ
ール27の下縁部に直接当接するようなことはなく、し
かもサイレントリップ30がモール27の下縁部よりも
下方に突出していないので外観的な見栄えも損なうこと
がない。
【0033】図5は本発明の第3の実施の形態を示す図
で、最も一般的なロール成形タイプのドアサッシュ付き
のドアに適用した場合の例を示している。
【0034】図5に示すように、ドアサッシュ部31に
断面略チャンネル状のドアグラスラン32が嵌合されて
いて、そのドアサッシュ部31の両側壁の開口縁部に曲
折成形されたビード状の係止段部33,34にドアグラ
スラン32側の開口縁部が係止されることでドアグラス
ラン32の抜け止めが施されている。そして、ドアグラ
スラン32のうち車室外側の側壁32aの開口縁部には
ドアサッシュ部31側の開口縁部に所定の撓み代Cをも
って圧接もしくは弾接するサイレントリップ35が突出
形成されていて、同時にサイレントリップ35の先端が
ドアサッシュ部31の下縁部よりも下方に突出しないよ
うに設定されている。
【0035】したがって、この第3の実施の形態におい
ても上記第2の実施の形態のものと全く同様の作用効果
が得られることになる。
【0036】ここで、上記第2,3の実施の形態におい
ても、車室外側だけでなく必要に応じて車室内側にもサ
イレントリップ30または35を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、引き違
い窓に適用した場合の断面説明図。
【図2】図1の要部拡大説明図。
【図3】図1に示した実施の形態の変形例を示す断面説
明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断面説明図。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す断面説明図。
【図6】引き違い窓を備えたワンボックス車の一例を示
す側面図。
【図7】従来の引き違い窓のグラスラン支持構造を示す
図で、図6のA−A線に沿う要部拡大断面説明図。
【図8】図7の分解斜視図。
【図9】従来のグラスラン支持構造の他の例を示す要部
断面説明図。
【符号の説明】
1…窓枠部 1a,1b…側壁 2,3…窓ガラス 5…グラスラン 7,8…グラスラン素片 7a,8a…側壁 9a,10a…シールリップ 11a,11b…係止段部 12…サイレントリップ 12a…サイレントリップ 21…ドアフレーム部(窓枠部) 25a,25b…シールリップ 26…ドアグラスラン 26a…側壁 28…フランジ部(係止段部) 29…内側基部(係止段部) 30…サイレントリップ 31…ドアサッシュ部(窓枠部) 32…ドアグラスラン 32a…側壁 33,34…係止段部 35…サイレントリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E036 AA02 AA05 BA07 CA01 CA03 DA02 DA09 EB07 EC03 GA02 HA03 HB05 3D127 AA14 CB04 CC06 CC17 DE09 DE17 DE34 DF16 DF19 EE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスを案内する断面略チャンネル状
    のグラスラン本体の両開口縁部からその内側のチャンネ
    ル状空間側に向けて一対のシールリップを突設してなる
    グラスランを同じく断面略チャンネル状をなす窓枠部に
    嵌合させ、前記窓枠部の側壁の内側開口縁部に形成され
    た係止段部に前記グラスランの開口縁部を係止させるこ
    とによりそのグラスランを窓枠部に抜け止め支持させる
    ようにした車両用グラスランの支持構造であって、 前記グラスランの開口縁部に、窓枠部の側壁の内側開口
    縁部に当接しつつも該側壁の開口縁部よりも反チャンネ
    ル状空間側に突出しないサイレントリップを形成したこ
    とを特徴とする車両用グラスランの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記サイレントリップは所定の撓み代を
    もって窓枠部の側壁の内側開口縁部に圧接もしくは弾接
    していることを特徴とする請求項1に記載の車両用グラ
    スランの支持構造。
  3. 【請求項3】 前記サイレントリップは断面略チャンネ
    ル状をなすグラスランのうち少なくとも車室外側の側壁
    の開口縁部に突出形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の車両用グラスランの支持構造。
  4. 【請求項4】 前記グラスランはそのグラスラン素片を
    二列に並設した形状に一体化した引き違い窓用のもので
    あって、前記サイレントリップは車室外側のグラスラン
    素片に形成されていることを特徴とする請求項3に記載
    の車両用グラスランの支持構造。
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