JP4866596B2 - 自動車用ドアのシール構造 - Google Patents

自動車用ドアのシール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4866596B2
JP4866596B2 JP2005359699A JP2005359699A JP4866596B2 JP 4866596 B2 JP4866596 B2 JP 4866596B2 JP 2005359699 A JP2005359699 A JP 2005359699A JP 2005359699 A JP2005359699 A JP 2005359699A JP 4866596 B2 JP4866596 B2 JP 4866596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
seal lip
seal
lip
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005359699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007161080A (ja
Inventor
広輔 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP2005359699A priority Critical patent/JP4866596B2/ja
Publication of JP2007161080A publication Critical patent/JP2007161080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4866596B2 publication Critical patent/JP4866596B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自動車用ドアのシール構造に関し、例えば前ヒンジ式のフロントドアまたはリアドアに隣接してその後方側にリアサイドウインドガラス(リアクウォーターガラスとも称される)が配されている場合に、ドアウエザーストリップのうちドア閉止時に少なくとリアサイドウインドガラスの前端と対峙することになる部分においてそのドアウエザーストリップをリアサイドウインドガラス側の縁飾り部材に弾接させてシールするようにした自動車用ドアのシール構造に関するものである。
例えば図3に示す4ドアワゴン系の自動車のように、前ヒンジ式のリアドア1の後方側にそれと隣接してリアサイドウインドガラス2が配されている場合に、リアドア1のドアサッシュ3後端とリアサイドウインドガラス2の前端とが突き合わされるかもしくは正対することになる部分では、図4に示すようにそのリアドア1の周縁部に装着されているドアウエザーストリップ4をそのリアサイドウインドガラス2の前端に弾接させてシールすることがある。
より具体的には、ドアサッシュ3を含むリアドア1の周縁部には、中空状のメインシールリップ5とそれよりも車室外側に位置する舌片状の補助シールリップ6とを有するドアウエザーストリップ4が装着されている一方、リアサイドウインドガラス2の少なくとも前端縁には縁飾り部材として樹脂製のガーニッシュ7が装着されている。そして、符号Mで示すドア進入軌跡のもとでのリアドア1の閉止時には、メインシールリップ5を車体パネル8のうちリアドア1を受容することになるドア開口部の開口縁に弾接させる一方、補助シールリップ6をガーニッシュ7に弾接させて、ドアウエザーストリップ4によるいわゆる二重シール構造をもってシールするようになっている。
なお、ガーニッシュ7はリアサイドウインドガラス2に接着固定されている場合のほか、そのリアサイドウインドガラス2をインサートとするいわゆるインサート成形法によってガーニッシュ7自体を成形する際にリアサイドウインドガラス2に一体的に固定されている場合とがある。
このような構造において、特に補助シールリップ6の挙動に着目した場合に、リアドア1の閉止状態では補助シールリップ6が大きく撓んだ上で車体パネル8に対して面接触していることから、ドア開時に両者の摩擦力のために補助シールリップ6が逆U字状に折れ曲がるようにして反転しようとし、それによってドア開時の抵抗が増大がするほか、補助シールリップ6の形状復元時に異音が発生するという不具合がある。
より詳しくは、リアドア1を閉止しようとする際には、リアドア1は本来の閉止位置を一旦通り過ぎてわずかにオーバーストロークした上で、ドアウエザーストリップ4の反力によりドア開方向側にわずかに復元して正規の閉止位置に静止することになる。その際に、リアドア1とともにドアウエザーストリップ4の補助シールリップ6までもオーバーストロークするも、ガーニッシュ7との間の摩擦力のために補助シールリップ6の先端をオーバースストローク位置に残したままで、その補助シールリップ6の根元側のみがリアドア1に追従してドア開方向にわずかに変位することになる。この状態は補助シールリップ6の過剰変形状態にほかならず、この状態を引き金としてドア開時に補助シールリップ6が反転することになる。
このような不具合はガーニッシュ7に対する補助シールリップ6の先端の滑りを良くすれば解消されるとの観点から、シールリップ6の表面に予めシリコーンを塗布することが従来から行われているが、シリコーン塗布作業のために作業工数が増大するほか、耐久性を考慮した場合にはシリコーンの膜厚を一定量以上確保する必要があり、それによって一段とコストアップが余儀なくされる。
そこで、補助シールリップ6が弾接することになる相手側が上記のようなガーニッシュ7ではなく車体パネル8そのものである場合に、補助シールリップ6の先端に突起部を形成して車体パネル8に対する補助シールリップ6の接触面積ひいては摩擦力を少なくし、もって上記の各種不具合の解消を図った類似技術が特許文献1および特許文献2で提案されている。
なお、これらの類似技術では、先に述べたようにメインシールリップ5および補助シールリップ6の双方を車体パネル8側のドア開口部の開口縁に弾接させるようにしている。
特開平9−300963号公報 特開2000−255267号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の技術では、相手側部材に対する補助シールリップ6の接触面積ひいては摩擦力が少なくなることによって、補助シールリップ6のいわゆる反転現象の防止やシリコーン塗布量の最少限化またはシリコーン塗布作業そのものの廃止が期待できるものの、相手側部材に対するシールリップ6の接触面積が大幅に小さくなることによって本来のシール性能を維持できなくなるおそれがあり、実用上好ましくない。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、とりわけ本来のシール性能の低下をもたらすことなく製造コストの低減を図り、もってシールリップのいわゆる反転現象の防止やシリコーン塗布量の最少限化を可能とした自動車用ドアのシール構造を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、シールリップを有するドアウエザーストリップを自動車のドアの周縁部に装着し、ドア閉止時に少なくとリアサイドウインドガラスの前端と対峙することになる部分において上記シールリップをリアサイドウインドガラス側の縁飾り部材に弾接させてシールするようにした自動車用ドアのシール構造において、上記縁飾り部材のうちドア閉止に際してシールリップがオーバーストロークした時に当該シールリップが弾接してシール面として機能する部位よりも車室内側に、極小面積をもってシールリップと接触可能な突起部を形成するとともに、上記オーバーストロークが解消されて縁飾り部材のうちシール面として機能する部位にてシールリップが静止した時には、当該シールリップが突起部から離れた状態で上記シール面として機能する部位に弾接するようにしたことを特徴とする。
ここで、先にも述べたように、ドアを閉止する際には、ドア自体が本来のドア閉止位置よりも一旦は所定量だけオーバーストロークした上で、ドアウエザーストリップ等の反力によりドア開方向にわずかに復元して初めてドア閉止位置で静止する。そこで、上記突起部の位置としては、上記のようにドアがオーバーストロークした際にシールリップに例えば線接触のかたちで接触するも、ドアが開方向にわずかに復元して静止した時にはシールリップに接触することがないような位置に設定する。
特に、突起部に対するシールリップの引っ掛かり現象を防止するためには、請求項2に記載のように、上記縁飾り部材におけるシール面の長手方向に沿って不連続で且つ独立した複数の突起部を形成することが望ましい。
また、シールリップの挙動を安定化させるためには、請求項3に記載のように、上記シールリップはドアウエザーストリップの取付基部から延出しているとともに、自由状態においてその先端部側が車室外側に向かって傾斜姿勢となるように延出方向のほぼ中央部で屈曲した形状となっていて、ドア閉止時に上記屈曲位置よりも先端側を縁飾り部材に弾接させてシール面として機能させるようになっていることが望ましい。
この場合、請求項4に記載のように、上記縁飾り部材はリアサイドウインドガラスの前端縁に装着された樹脂製のガーニッシュであるものとする。
また、請求項5に記載の発明は、当該自動車用ドアのシール構造は、中空状のメインシールリップと、そのメインシールリップよりも車室外側に位置する舌片状の補助シールリップを有するドアウエザーストリップを自動車のドアの周縁部に装着し、ドア閉止時に少なくともリアサイドウインドガラスの前端と対峙することになる部分において上記補助シールリップをリアサイドウインドガラスの前端縁に装着された樹脂製のガーニッシュに弾接させてシールするようにした自動車用ドアのシール構造において、ドア閉止時に、メインシールリップを車体側の開口縁部に、補助シールリップを車体側の開口縁部よりも車体外側に位置するガーニッシュにそれぞれ弾接させるようになっているとともに、上記ガーニッシュのうちドア閉止に際して補助シールリップがオーバーストロークした時に当該補助シールリップが弾接してシール面として機能する部位よりも車室内側に、極小面積をもってシールリップと接触可能な突起部を形成し、さらに、上記オーバーストロークが解消されてガーニッシュのうちシール面として機能する部位にて補助シールリップが静止した時には、当該補助シールリップが突起部から離れた状態で上記シール面として機能する部位に弾接するようにしていることを特徴とする
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、ドアを閉止する際には、ドアウエザーストリップのシールリップが縁飾り部材のシール面に弾接して撓み変形し、ドアが所定量だけオーバーストロークする際にシールリップが突起部に乗り上げるかたちとなる。このように、シールリップが突起部に乗り上げることは、シールリップと縁飾り部材側のシール面との接触面積が極小となることを意味する。
そして、やがてはドアはオーバーストローク位置からドア開方向にわずかに復元して本来のドア閉止位置で静止することになるが、その時点ではシールリップと縁飾り部材との接触面積が極小であるために、シールリップはオーバーストローク位置で留まることなく縁飾り部材との間に滑りを生じて、ドア自体の復元動作に追従して変位することになる。その結果、ドアが本来のドア閉止位置で静止した段階では、シールリップも突起部から離れて縁飾り部材のシール面に弾接しながら正規シール位置にて静止し、本来のシール機能を発揮することになる。したがって、シールリップがこの状態にあるかぎりは、ドア開動作に移行したとしてもシールリップが反転するようなことはなくなる。
請求項1に記載の発明によれば、縁飾り部材のうちドア閉時にシールリップが弾接してシール面として機能する部位よりも車室内側に極小面積をもってシールリップと接触可能な突起部を形成したため、ドアがオーバーストローク位置からドア閉止位置に復元する際にシールリップもドアの動きに追従して正規位置まで復元して静止することになり、シールリップ本来のシール機能を確実に維持できるとともに、ドア開時におけるシールリップの反転を未然に防止できることはもちろんのこと、シールリップへのシリコーンの塗布量も必要最少限で済むほか、場合によってはシリコーン塗布作業そのものを廃止でき、製造コストの低減を図ることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、縁飾り部材におけるシール面の長手方向に沿って不連続で且つ独立した複数の突起部を形成したため、オーバーストローク時の縁飾り部材に対するシールリップの接触面積を一段と小さくしてその滑り性を確保することができるとともに、突起部に対するシールリップの引っ掛かりを未然に防止することができ、ドアの開閉を一段とスムーズに行える利点がある。
請求項3に記載の発明によれば、シールリップは、自由状態においてその先端部側が車室外側に向かって傾斜姿勢となるように延出方向のほぼ中央部で屈曲した形状となっていて、ドア閉止時に上記屈曲位置よりも先端側を縁飾り部材に弾接させてシール面として機能させるようになっているため、特に従来のようなシールリップの根元側での過剰変形を未然に防止することができ、シールリップの反転をより確実に防止できる利点がある。
図1の(A),(B)は本発明に係る自動車用ドアのシール構造の好ましい実施の形態を示しており、図1の(A)は図4と同様に図3のA−A線に沿うドア閉止状態での断面図を、同図(B)は同図(A)の状態に至る直前のいわゆるオーバーストローク時の要部拡大図をそれぞれ示している。なお、図1において図4と共通する部分には同一符号を付してある。
図1に示すように、リアドア1のドアサッシュ3に装着されたドアウエザーストリップ4は取付基部9と一体に中空状のメインシールリップ5が突出形成されているほか、ドア閉止時においてそのメインシールリップ5よりも車室外側に位置するように舌片状の補助シールリップ6が一体に突出形成されている。
この補助シールリップ6は、ドアウエザーストリップ4の取付基部9から車両後方側に延出しているとともに、自由状態においてその先端部側が車室外側に向かって傾斜姿勢となるように延出方向のほぼ中央部のノッチ部10にて屈曲した形状となっていて、ドア閉止時における静止状態では、上記ノッチ部10の位置よりも先端側をリアサイドウインドガラス2の前端縁に縁飾り部材として装着された樹脂製のガーニッシュ7に弾接させてシールするようにしてある。
そして、符号Mで示す軌跡をドア進入軌跡とするドア閉止時においては、車体側のドア開口縁部を形成している車体パネル8の一部をシール面としてメインシールリップ5が弾接するとともに、リアサイドウインドガラス2の前端縁のガーニッシュ7に補助シールリップ6が弾接し、いわゆる二重シール構造のかたちで車室内外をシールすることになる。
ここで、ドアウエザーストリップ4そのものは図4に示した従来構造のものと同様であるのに対して、リアサイドウインドガラス2の前端縁に装着されたガーニッシュ7はドアウエザーストリップ4側の補助シールリップ6と弾接してシール面として機能する部分、より具体的には、ガーニッシュ7のシール面7aのうちドア閉止時に静止状態となった補助シールリップ6が弾接する部位よりも車室内側に極小面積をもって弾接することになる微小な突起部11を形成してある。
すなわち、ガーニッシュ7はリアサイドウインドガラス2の前端縁に装着された断面略L字状のものであるが、補助シールリップ6が弾接することになる折曲片17のシール面7aには断面半円状の突起部11をその長手方向に沿ってビード状に形成してある。この突起部11は、図1の(B)に示すようにドア閉止時に補助シールリップ6がリアドア1とともにオーバーストロークしたときにそのオーバーストローク位置P1にて補助シールリップ6の先端部が極小面積をもって、望ましくは線接触の状態をもって乗り上げるようにして弾接するも、リアドア1とともに補助シールリップ6がオーバーストローク位置P1からドア開方向にわずかに復元してドア閉止位置である正規シール位置P2にて静止したときには、その補助シールリップ6に接触しないような位置に設定してある。なお、シール面7aに補助シールリップ6が接触したときの両者の接触面積の極小化が図れるならば、上記突起部11の断面形状は特に問わない。
ここで、ガーニッシュ7に対する補助シールリップ6の滑りを一段と良好なものとするためには、従来と同様に補助シールリップ6の表面にシリコーンを塗布することが望ましいが、その塗布量はきわめて少量で足り、従来のようにその塗布量を厳格に管理する必要がない。また、上記補助シールリップ6の挙動が安定化している場合には、上記シリコーンの塗布は必ずしも必要としない。
したがって、このように構成されたシール構造によれば、図1の(A)に示すようにリアドア1を閉止したときには、先にも述べたようにドアウエザーストリップ4のメインシールリップ5が車体パネル8に弾接して撓み変形または潰れ変形するとともに、補助シールリップ6がガーニッシュ7のシール面7aに弾接して撓み変形して、いわゆる二重シール構造のかたちで車室内外をシールすることになる。
この場合、リアドア1は本来の閉止位置よりもわずかにオーバーストロークし、それに伴いドアウエザーストリップ4の補助シールリップ6もまたわずかにオーバーストロークし、図1の(B)に示すように補助シールリップ6の先端部が線接触をもって突起部11に乗り上げるかたちとなって、ガーニッシュ7のシール面7aと補助シールリップ6との間には所定に隙間が確保されることになる。
その後、リアドア1がメインシールリップ5等の反力のためにオーバーストローク位置からわずかに車室外側に復元して本来のドア閉止位置にて静止するようになる。その際に、補助シールリップ6が線接触または極小面積をもってガーニッシュ7側の突起部11に接触しているだけであるため、補助シールリップ6もまたリアドア1の動きに追従して突起部11に対して滑りを生じながら図1の(B)のオーバーストローク位置P1からドア開方向に変位して、本来の静止位置である正規シール位置P2まで変位して静止することになる。
このように、リアドア1のドア開方向への復元変位に伴い補助シールリップ6の先端部もまたオーバーストローク位置P1から正規シール位置P2まで変位することで図1の(A)の状態となり、従来のように補助シールリップ6が過剰変形してしまうことがない。しかも、補助シールリップ6が正規シール位置P2にあるかぎりは、ガーニッシュ7側のシール面7aとの間に十分な接触面積が確保されているため、本来のシール性能を長期にわたって維持できることになる。
その上、補助シールリップ6がオーバーストローク位置P1にあるか正規シール位置P2にあるかにかかわらず、ドア閉止時には補助シールリップ6の屈曲位置であるノッチ部10よりも先端側を常にガーニッシュ7に弾接させてシール面として機能させるようになっているため、従来のような補助シールリップ6の根元側での過剰変形を未然に防止することができ、補助シールリップ6の反転を防止する上で有効に作用する。
したがって、図1の(B)の状態からリアドア1を開操作した場合に補助シールリップ6が反転してしまうようなことがなく、またドア開時の抵抗が大きくなることもなければ補助シールリップ6が異音を発することもなくなる。
図2は本発明の第2の実施の形態を示し、先に説明したガーニッシュ7の要部拡大図を示している。
先の第1の実施の形態では、ガーニッシュ7の折曲片17におけるシール面7aに設定した突起部11を長手方向に沿って連続した単一のビード状のものとして形成しているのに対して、この第2の実施の形態では、長手方向で不連続で且つ独立した断面略半円状の複数の突起部21,21‥をその長手方向に沿って並設したものである。
この第2の実施の形態によれば、図1の(B)と同様のいわゆるオーバーストローク時に補助シールリップ6が突起部21,21‥に乗り上げた場合に(この時、突起部21,21‥がない部分では補助シールリップ6はガーニッシュ7と非接触状態となる)、両者の接触面積を一段と小さくすることが可能であり、補助シールリップ6の挙動が一段と安定化するとともに、突起部21,21‥に対する補助シールリップ6の滑り性をより良好なものとしてその引っ掛かりを未然に防止することができ、リアドア1の開閉操作をよりスムーズに行えるようになる。
本発明に係るシール構造の第1の実施の形態を示す図で、(A)は図3のA−A線の沿う断面と同等部位のドア閉止時の拡大断面図、(B)は同図(A)の状態に至る直前のいわゆるオーバーストローク時の要部拡大断面図。 本発明に係るシール構造の第1の実施の形態を示す図で、図1と同様のガーニッシュの要部拡大斜視図。 4ドアタイプの自動車の後斜視図。 従来のシール構造の一例を示す図で、図3のA−A線の沿う拡大断面図。
符号の説明
1…リアドア
2…リアサイドウインドガラス
3…ドアサッシュ
4…ドアウエザーストリップ
5…メインシールリップ
6…補助シールリップ
7…ガーニッシュ(縁飾り部材)
7a…シール面
8…車体パネル
11…突起部
17…折曲片
21…突起部
P1…オーバーストローク位置
P2…ドア閉止位置(正規シール位置)

Claims (5)

  1. シールリップを有するドアウエザーストリップを自動車のドアの周縁部に装着し、ドア閉止時に少なくとリアサイドウインドガラスの前端と対峙することになる部分において上記シールリップをリアサイドウインドガラス側の縁飾り部材に弾接させてシールするようにした自動車用ドアのシール構造において、
    上記縁飾り部材のうちドア閉止に際してシールリップがオーバーストロークした時に当該シールリップが弾接してシール面として機能する部位よりも車室内側に、極小面積をもってシールリップと接触可能な突起部を形成するとともに、
    上記オーバーストロークが解消されて縁飾り部材のうちシール面として機能する部位にてシールリップが静止した時には、当該シールリップが突起部から離れた状態で上記シール面として機能する部位に弾接するようにしたことを特徴とする自動車用ドアのシール構造。
  2. 上記縁飾り部材におけるシール面の長手方向に沿って不連続で且つ独立した複数の突起部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアのシール構造。
  3. 上記シールリップはドアウエザーストリップの取付基部から延出しているとともに、自由状態においてその先端部側が車室外側に向かって傾斜姿勢となるように延出方向のほぼ中央部で屈曲した形状となっていて、
    ドア閉止時に上記屈曲位置よりも先端側を縁飾り部材に弾接させてシール面として機能させるようになっていること特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ドアのシール構造。
  4. 上記縁飾り部材はリアサイドウインドガラスの前端縁に装着された樹脂製のガーニッシュであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ドアのシール構造。
  5. 中空状のメインシールリップとそのメインシールリップよりも車室外側に位置する舌片状の補助シールリップを有するドアウエザーストリップを自動車のドアの周縁部に装着し、ドア閉止時に少なくともリアサイドウインドガラスの前端と対峙することになる部分において上記補助シールリップをリアサイドウインドガラスの前端縁に装着された樹脂製のガーニッシュに弾接させてシールするようにした自動車用ドアのシール構造において、
    ドア閉止時に、メインシールリップを車体側の開口縁部に、補助シールリップを車体側の開口縁部よりも車体外側に位置するガーニッシュにそれぞれ弾接させるようになっているとともに、
    上記ガーニッシュのうちドア閉止に際して補助シールリップがオーバーストロークした時に当該補助シールリップが弾接してシール面として機能する部位よりも車室内側に、極小面積をもってシールリップと接触可能な突起部を形成し、
    さらに、上記オーバーストロークが解消されてガーニッシュのうちシール面として機能する部位にて補助シールリップが静止した時には、当該補助シールリップが突起部から離れた状態で上記シール面として機能する部位に弾接するようにしたことを特徴とする自動車用ドアのシール構造。
JP2005359699A 2005-12-14 2005-12-14 自動車用ドアのシール構造 Expired - Fee Related JP4866596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005359699A JP4866596B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 自動車用ドアのシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005359699A JP4866596B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 自動車用ドアのシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007161080A JP2007161080A (ja) 2007-06-28
JP4866596B2 true JP4866596B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=38244470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005359699A Expired - Fee Related JP4866596B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 自動車用ドアのシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4866596B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078572A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Toyoda Gosei Co Ltd ドアウエザストリップ
JP5929028B2 (ja) 2011-08-02 2016-06-01 セントラル硝子株式会社 自動車のモール及びそのモールを取付けた側部窓ガラスの取付方法
JP6358105B2 (ja) * 2015-01-19 2018-07-18 株式会社豊田自動織機 車両のモール構造
WO2018209261A1 (en) * 2017-05-11 2018-11-15 Henniges Automotive Sealing Systems North America, Inc. Seal assembly

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5839519A (ja) * 1981-09-03 1983-03-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用開閉体におけるウエザ−ストリツプ構造
JPH11334384A (ja) * 1998-05-26 1999-12-07 Nishikawa Rubber Co Ltd ウエザーストリップ用リップ反転防止部材
JP2000255267A (ja) * 1999-03-03 2000-09-19 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 自動車用ウェザストリップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007161080A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5804933B2 (ja) 自動車ドアのシール装置
JP4788909B2 (ja) ガラスラン
JP6168828B2 (ja) 自動車のウエザーストリップ
JP4484214B2 (ja) ハードトップ車用のボデーサイドウェザーストリップ
JP4866596B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP5032876B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップの取付構造
JP6020233B2 (ja) ピラートリム
JP4026776B2 (ja) 車両用の飾り縁部材
JP5634279B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP5425829B2 (ja) モールディング
JP2010030445A (ja) オープニングトリムウエザストリップ
JP4572765B2 (ja) ドアシール構造
JP5096823B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JP4098591B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JP7248598B2 (ja) 車両のシール構造
JP4572768B2 (ja) ガラスラン及びその取付構造
JP7320715B2 (ja) 自動車のシール構造
JP3238014B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2007076442A (ja) ガラスラン
JP2022030350A (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP3578869B2 (ja) コーナーブラケット
JP2558773Y2 (ja) 自動車のウェザストリップ
JP2010018142A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2004058854A (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP2000280753A (ja) ガラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees