JP2002083247A - 取引仲介システムおよび方法、データ処理装置、記録媒体 - Google Patents

取引仲介システムおよび方法、データ処理装置、記録媒体

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JP2002083247A
JP2002083247A JP2000269939A JP2000269939A JP2002083247A JP 2002083247 A JP2002083247 A JP 2002083247A JP 2000269939 A JP2000269939 A JP 2000269939A JP 2000269939 A JP2000269939 A JP 2000269939A JP 2002083247 A JP2002083247 A JP 2002083247A
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transaction
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JP2000269939A
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Genichiro Sakai
元一郎 酒井
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Sumisho Computer Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商取引に伴う代金支払の事務作業量の手間と
入金手数料の無駄を少なくするとともに、取引をより安
全かつ確実に行えるようにする。 【解決手段】 三者間以上の取引の決済を仲介者4がま
とめて仲介することによって相殺できる分は相殺し、購
入者2,3が支払いを行う機会を少なくして、代金支払
の事務作業量の手間と入金手数料の無駄を少なくできる
ようにする。また、購入者3から仲介者4に対して商品
の代金が支払われた場合に()、仲介者4から販売者
1,2に対して入金通知()を行うことによって商品
の発送を促し、商品を受領したことを購入者2,3から
仲介者4に通知()することによって販売者1,2に
対する代金の支払い()を促すようにすることによ
り、商品を送っても代金を回収できないとか、代金を支
払っても商品が送られてこないといった不都合を完全に
なくすことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は取引仲介システムお
よび方法、当該システムおよび方法に用いられるデータ
処理装置、記録媒体に関し、特に、商品の販売者と購入
者とを含めて三者以上の当事者間で行われる商取引を仲
介するためのシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】商品やサービス(以下、単に商品と言
う)を売買する商取引が至るところで行われている。一
般的に、これらの商取引は連鎖的に行われることが多
い。例えば、ある電子機器を製造して販売する場合を考
えると、部品メーカと装置メーカとの間の取引、装置メ
ーカと卸売店との間の取引、卸売店と小売店との間の取
引、小売店と消費者との間の取引などが連鎖的に行わ
れ、いわゆるサプライチェーンが形成されている。
【0003】このサプライチェーンのような連鎖的な商
取引では、取引の当事者は販売者にも購入者にもなる
(例えば、装置メーカは部品の購入者でもあり、装置の
販売者でもある)。また、サプライチェーンのような特
別な商取引に限らず、一般的な取引においても、個々の
当事者は販売者にも購入者にもなる。すなわち、ある特
定の企業や個人に注目して見ると、これらの企業や個人
は多くの販売者から様々な商品を購入し、多くの購入者
に様々な商品を販売している。
【0004】このような数多くの商取引において、商品
の購入代金の支払いは、流通の末端では現金払いで行わ
れることも多いが、銀行振込やクレジットカードなどを
用いた方法で行われることも多い。また、購入代金の支
払いは、特定の販売者と購入者との間では一定期間内に
行われた複数の取引をまとめて行うこともあるが、取引
毎に個別に行われることも多い。また、異なる当事者間
の取引については個別に支払いが行われるのが通常であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、商取引は異
なる当事者間で行われる機会が非常に多く、商品の購入
代金を支払う機会も非常に多い。そして、その支払形態
として、銀行振込やクレジットカードなどを用いた方法
で行われることが多いのが現状である。特に企業の場合
は、様々な企業と多くの取引を行っているため、それら
の取引について個々に支払いを行うと、事務作業量が非
常に多くなって煩雑になるとともに、入金手数料が支払
いの都度発生して無駄が多いという問題があった。
【0006】このような問題を解決するための方法とし
て、異なる当事者間の取引(三者以上の取引)について
も個別に支払いを行うのではなく、これらの取引をまと
めて決済するようにする方法が考えられる。このように
すれば、複数の当事者間の取引で相殺できる部分につい
ては相殺して決済を行うことができるので、相殺した分
だけ支払いの手続を省略することできる。これにより、
事務作業量の手間と入金手数料の無駄を少なくすること
ができるようになる。
【0007】しかしながら、一般的な二者間の取引(1
対1の取引)では商品の流れと購入代金の流れは1対1
に対応するが、三者以上の当事者間で取引をまとめて決
済する場合には、商品の流れと購入代金の流れは必ずし
も1対1に対応しない。そのため、複数の当事者間で商
品の発送と購入代金の支払いに関する信用をどのように
保証するかが重要な問題となってくる。
【0008】特に、三者間以上の取引が通信販売あるい
はインターネットを利用したオンラインショッピング等
を通じて行われる場合には、取引をする当事者どうしが
実際に顔を合わせる機会が全くなく、取引相手を確認す
ることも困難なことから、それに伴うトラブルが発生し
やすい。すなわち、代金後払いとした場合には、販売者
が申込商品を購入者に送っても、その購入代金が購入者
から支払われないといった問題が生じる。また、代金前
払いとした場合には、購入者が商品の購入代金を支払っ
ても、販売者から申込商品が送られてこないといった問
題が生じる。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、商取引に伴う代金支払の事務作業量の手
間と入金手数料の無駄を少なくすることができるように
するとともに、取引をする当事者間の信用保証を確保し
てトラブルの発生を少なくし、取引をより安全かつ確実
に行えるようなシステムを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の取引仲介システ
ムは、商品の販売者と購入者とが合わせて三者以上存在
する取引を仲介者が仲介し、一以上の購入者のうちの少
なくとも一人から上記仲介者に対して支払われた上記商
品の代金を差額精算して一以上の販売者に対して与える
ようにする処理を支援する取引仲介システムであって、
上記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲
介者に対して上記商品の代金が支払われた場合に、仲介
者側装置から一以上の販売者側装置に入金通知を行うこ
とによって上記一以上の販売者に上記商品の発送を促す
入金通知手段と、上記入金通知手段により入金通知があ
ったことに対応して上記一以上の販売者から上記一以上
の購入者に発送された商品について、当該商品を受領し
たことを上記一以上の購入者側装置から上記仲介者側装
置に通知することによって上記一以上の販売者に対する
上記代金の支払を上記仲介者に促す受領確認手段とを備
えたことを特徴とする。
【0011】本発明の他の態様では、上記一以上の購入
者のうちの少なくとも一人が上記仲介者に対して上記商
品の代金を支払ったことを表す送金通知を上記購入者側
装置から上記仲介者側装置に行うことによって上記仲介
者側装置による上記入金通知を促す送金通知手段を備え
たことを特徴とする。
【0012】本発明のその他の態様では、商品の販売者
と購入者とが合わせて三者以上存在する複数の取引を仲
介者が仲介し、一以上の購入者のうちの少なくとも一人
から上記仲介者に対して支払われた上記商品の代金を差
額精算して一以上の販売者に対して与えるようにする処
理を支援する取引仲介システムであって、当該取引仲介
システムは仲介者サーバを備え、上記仲介者サーバは、
上記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲
介者に対して上記商品の代金が支払われた場合に、一以
上の販売者側装置にネットワークを介して入金通知を行
うことによって上記一以上の販売者に上記商品の発送を
促す入金通知手段と、上記入金通知手段により入金通知
があったことに対応して上記一以上の販売者から上記一
以上の購入者に発送された商品について、当該商品を上
記一以上の購入者が受領したことを表す受領確認通知
を、一以上の購入者側装置から上記ネットワークを介し
て受信する受領確認受信手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】本発明のその他の態様では、上記一以上の
購入者のうちの少なくとも一人が上記仲介者に対して上
記商品の代金を支払ったことを表す送金通知を、上記購
入者側装置から上記ネットワークを介して受信する送金
通知受信手段を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明のその他の態様では、三者以上の販
売者と購入者とで行われる取引に関する取引情報を上記
仲介者側装置に登録する取引情報登録手段を備え、上記
取引情報は取引条件を含み、上記取引条件を任意に設定
可能としたことを特徴とする。
【0015】本発明のその他の態様では、上記取引仲介
システムを用いた上記一以上の販売者と上記一以上の購
入者との間における取引の過程で行われる種々のイベン
トに関する情報をデータベースとして保存、管理するデ
ータベース管理手段と、上記販売者側装置あるいは上記
購入者側装置からの要求に応じて、上記データベースに
保存されている情報を用いて上記取引の進行状況を照会
する取引情報照会処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】本発明のその他の態様では、上記種々のイ
ベントに関する情報は、上記一以上の購入者のうちの少
なくとも一人から上記仲介者に対して行われる上記代金
の支払いに関する情報および、上記一以上の販売者から
上記一以上の購入者に対して行われる上記商品の発送に
関する情報を含むことを特徴とする。
【0017】本発明のその他の態様では、上記取引情報
照会処理手段により表示される照会画面から配送状況管
理確認システムにリンクを張り、当該リンクを辿って上
記配送状況管理確認システムの照会画面に遷移すること
により、上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に
対して発送された商品の配送状況を照会できるように構
成したことを特徴とする。
【0018】本発明のその他の態様では、上記一以上の
購入者のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して
支払われた上記商品の代金を差額精算し、上記仲介者側
装置においてプールしている上記一以上の販売者の金額
情報に精算金額を追加して管理する残額管理手段を備
え、上記残額管理手段により管理されているプール代金
を用いて商品購入代金の支払いを行うべく、上記購入者
側装置から上記仲介者側装置に支払依頼通知を行うよう
にしたことを特徴とする。
【0019】また、本発明のデータ処理装置は、商品の
販売者と購入者とが合わせて三者以上存在する取引を仲
介者が仲介し、一以上の購入者のうちの少なくとも一人
から上記仲介者に対して支払われた上記商品の代金を差
額精算して一以上の販売者に対して与えるようにする処
理を支援する取引仲介システムに用いられるデータ処理
装置であって、上記一以上の購入者のうちの少なくとも
一人から上記仲介者に対して上記商品の代金が支払われ
た場合に、一以上の販売者側装置に入金通知を行うこと
によって上記一以上の販売者に上記商品の発送を促す入
金通知手段と、上記入金通知手段により入金通知があっ
たことに対応して上記一以上の販売者から上記一以上の
購入者に発送された商品について、当該商品を上記一以
上の購入者が受領したことを表す受領確認通知を一以上
の購入者側装置から受信する受領確認受信手段とを備え
たことを特徴とする。
【0020】本発明の他の態様では、上記一以上の購入
者のうちの少なくとも一人が上記仲介者に対して上記商
品の代金を支払ったことを表す送金通知を上記購入者側
装置から受信する送金通知受信手段を備えたことを特徴
とする。
【0021】本発明のその他の態様では、三者以上の販
売者と購入者とで行われる取引に関して任意に設定され
た取引条件を含む取引情報を受信して登録する取引情報
登録手段を備えたことを特徴とする。
【0022】本発明のその他の態様では、上記取引仲介
システムを用いた上記一以上の販売者と上記一以上の購
入者との間における取引の過程で行われる種々のイベン
トに関する情報をデータベースとして保存、管理するデ
ータベース管理手段と、上記販売者側装置あるいは上記
購入者側装置からの要求に応じて、上記データベースに
保存されている情報を用いて上記取引の進行状況を照会
する取引情報照会処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0023】本発明のその他の態様では、上記種々のイ
ベントに関する情報は、上記一以上の購入者のうちの少
なくとも一人から上記仲介者に対して行われる上記代金
の支払いに関する情報および、上記一以上の販売者から
上記一以上の購入者に対して行われる上記商品の発送に
関する情報を含むことを特徴とする。
【0024】本発明のその他の態様では、上記一以上の
購入者のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して
支払われた上記商品の代金を差額精算し、上記一以上の
販売者についてそれぞれプールしている金額情報に精算
金額を追加して管理する残額管理手段を備え、上記残額
管理手段により管理されているプール代金を用いて商品
の購入を行うことを可能としたことを特徴とする。
【0025】本発明のその他の態様では、商品の販売者
と購入者とが合わせて三者以上存在する取引を仲介者が
仲介し、一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上
記仲介者に対して支払われた上記商品の代金を差額精算
して一以上の販売者に対して与えるようにする処理を支
援する取引仲介システムに用いられるデータ処理装置で
あって、上記一以上の販売者が上記一以上の購入者に対
して上記商品の発送を行う前提として、上記一以上の購
入者のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して上
記商品の代金が支払われた場合に仲介者側装置から送ら
れる入金通知を受信する入金通知受信手段を備えたこと
を特徴とする。
【0026】本発明のその他の態様では、商品の販売者
と購入者とが合わせて三者以上存在する取引を仲介者が
仲介し、一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上
記仲介者に対して支払われた上記商品の代金を差額精算
して一以上の販売者に対して与えるようにする処理を支
援する取引仲介システムに用いられるデータ処理装置で
あって、上記仲介者が上記一以上の販売者に対して上記
商品の発送を促すための前提として、上記一以上の購入
者のうちの少なくとも一人が上記仲介者に対して上記商
品の代金を支払ったことを表す送金通知を仲介者側装置
に対して行う送金通知手段を備えたことを特徴とする。
【0027】本発明のその他の態様では、商品の販売者
と購入者とが合わせて三者以上存在する取引を仲介者が
仲介し、一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上
記仲介者に対して支払われた上記商品の代金を差額精算
して一以上の販売者に対して与えるようにする処理を支
援する取引仲介システムに用いられるデータ処理装置で
あって、上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に
発送された商品について、当該商品を受領したことを仲
介者側装置に通知することによって、上記一以上の購入
者のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対してあら
かじめ送金された上記販売者に対する代金の支払を上記
仲介者に促す受領確認手段を備えたことを特徴とする。
【0028】また、本発明の取引仲介方法は、商品の販
売者と購入者とが合わせて三者以上存在する取引を仲介
者が仲介し、一以上の購入者のうちの少なくとも一人か
ら上記仲介者に対して支払われた上記商品の代金を差額
精算して一以上の販売者に対して与えるようにする処理
を支援する取引仲介方法であって、上記一以上の購入者
のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して上記商
品の代金が支払われた場合に、仲介者側装置から一以上
の販売者側装置に入金通知を行うことによって上記一以
上の販売者に上記商品の発送を促す入金通知ステップ
と、上記入金通知があったことに対応して上記一以上の
販売者から上記一以上の購入者に発送された商品につい
て、当該商品を受領したことを一以上の購入者側装置か
ら上記仲介者側装置に通知することによって上記一以上
の販売者に対する上記代金の支払を促す受領確認ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0029】本発明の他の態様では、上記入金通知ステ
ップの前に、上記一以上の購入者のうちの少なくとも一
人が上記仲介者に対して上記商品の代金を支払ったこと
を表す送金通知を上記購入者側装置から上記仲介者側装
置に行うことによって上記入金通知を促す送金通知ステ
ップを有することを特徴とする。
【0030】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、請求項1〜18の何れか1項に記載の各
手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
ム、あるいは、請求項19または20に記載の取引仲介
方法の処理手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本実施形態の取引仲介システ
ムを用いて行われる取引の例を説明するための図であ
る。ここでは、三者間で連鎖的に行われる2つの取引を
まとめて決済する場合について説明する。
【0032】図1において、第1の販売者1は、第1の
購入者2に商品(例えば部品)を販売する。第1の購入
者2は、第1の販売者1から購入した商品を加工して別
の商品(例えば製品)を作り、その加工商品を第2の購
入者3に販売する。この意味で、第1の購入者2は第2
の販売者でもある。このとき、第1の販売者1から第1
の購入者2に対する商品の販売代金が“100”、第2
の販売者2から第2の購入者3に対する商品の販売代金
が“110”であったとする。
【0033】この場合、通常の取引では、第1の購入者
2から第1の販売者1に対して商品の購入代金“10
0”が支払われるとともに、第2の購入者3から第2の
販売者2に対して商品の購入代金“110”が支払われ
る。これに対して、本実施形態による三者間取引では、
代金の支払いは最終消費者である第2の購入者3のみが
行う。第2の購入者3が支払った代金“110”は、第
1の販売者1に対する代金“100”と、第2の販売者
2に対する差額代金“10”(商品の販売価格110−
購入価格100)とに振り分けられる。
【0034】このように三者間の取引をまとめて決済す
ることにより、少なくとも第1の購入者2については何
ら支払いを行う必要がなくなる。また、第2の購入者3
については支払いを行う必要があるが、以下に述べるよ
うに本実施形態では仲介者を介在させることにより、第
2の購入者3自身が第1の販売者1と第2の販売者2に
代金を振り分けて支払う必要はなく、仲介者に対して一
括して支払いを行えば良いようにしている。
【0035】これにより、全体として商品の購入者が支
払いを行う機会を少なくすることができ、商取引に伴う
代金支払の事務作業量の手間と入金手数料の無駄を少な
くすることができる。また、上述の例において、第1の
購入者2は、購入代金の支払いを一切行うことなく商品
を仕入れ、付加価値を付けて販売することができる。し
たがって、第1の購入者2が資本力の小さい零細企業あ
るいは中小企業等であっても、商品の購入代金が高額に
なる大きな取引を実現することができるというメリット
も有する。
【0036】図2は、本実施形態による取引仲介システ
ムを用いて行われる三者間取引の概要を説明するための
図である。図2に示すように、本実施形態の取引仲介シ
ステムにおいては、商品の売買を行う当事者である第1
の販売者1、第1の購入者(第2の販売者)2および第
2の購入者3の他に、これらの三者間取引を仲介する公
正な第三者である仲介者4が存在する。
【0037】以下に、取引の流れを説明する。なお、本
実施形態の取引仲介システムは、例えば、第1の購入者
2から第1の販売者1、第2の購入者3から第2の販売
者2に対してそれぞれ希望商品の購入申込があり、これ
らの三者間で決済をまとめて行うことについて合意が得
られた場合に利用されるものである。よって、この例の
場合は、最終消費者である第2の購入者3が商品の購入
代金を支払うことについて三者間で合意が得られている
ものとする。
【0038】このような状態で、まず第2の購入者3
は、自身が選択した送金方法に従って商品の購入代金を
仲介者4に送金し、送金した旨を仲介者4に通知する
()。ここで、仲介者4に対する商品購入代金の送金
は、例えば、郵便振替や銀行振込などによって行う。あ
るいは、クレジットカードを使って購入代金を支払った
り、所定の振込用紙を用いてコンビニエンスストア等か
ら支払いを行うようにしても良い。この商品購入代金の
送金をどのような形態で行うかについては、本実施形態
の取引仲介システムでは特に限定しない。
【0039】ここに例示した方法によって仲介者4に代
金を送金した場合には、第2の購入者3が特に何もしな
くても、郵便局や銀行、クレジットカード会社等から仲
介者4に対して送金通知が行われるので、第2の購入者
3自身が仲介者4へ送金通知を行うことは必須ではな
い。ただし、これらの送金通知にはある程度の日数が必
要となるので、取引を迅速に行うようにするために、あ
るいは取引状況をシステム的により正確に把握できるよ
うにするために、第2の購入者3がインターネット等を
介して仲介者4に電子データの形で送金通知を行うのが
好ましい。
【0040】次に、仲介者4は、上述の送金通知を受け
取ったら、第2の購入者3から商品購入代金の入金があ
った旨を第1の販売者1および第2の販売者2に通知す
る()。第1の販売者1および第2の販売者2はそれ
ぞれ、この入金通知があったことを確認した上で、郵便
局や宅配便の配送サービスを利用して第1の購入者2お
よび第2の購入者3に対して申込商品を発送する
()。第1の購入者2および第2の購入者3は、配達
された商品を確認し、申し込んだ商品がきちんと送られ
てきた場合には、商品の受領確認を仲介者4に通知する
()。
【0041】そして、仲介者4は、第1の購入者2およ
び第2の購入者3の双方から受領確認通知があったこと
を条件として、第2の購入者3から事前に支払われてい
た商品購入代金を第1の販売者1と第2の販売者2とに
分配して送金することによって、一連の取引が完了する
()。なお、この仲介者4から第1の販売者1および
第2の販売者2に対する商品購入代金の送金をどのよう
な形態で行うかについても、本実施形態の取引仲介シス
テムでは特に限定しない。
【0042】このように、本実施形態の取引仲介システ
ムを利用した取引によれば、三者間の複数の取引をまと
めて決済するので、複数の取引の決済で相殺できる分は
相殺し、少なくとも第1の購入者2については商品購入
代金の支払いを行う必要をなくすことができる。これに
より、商品の購入者が支払いを行う機会を全体として少
なくすることができ、商取引に伴う代金支払の事務作業
量の手間と入金手数料の無駄を少なくすることができ
る。
【0043】また、第1の販売者1および第2の販売者
2にとってみれば、仲介者4から入金通知()を受け
ることによって、第2の購入者3から仲介者4に対して
商品購入代金が支払われたことを確認した上で商品の発
送を行うことができ、その後仲介者4から代金を確実に
受け取ることができる。したがって、第1の販売者1お
よび第2の販売者2が申込商品を第1の購入者2および
第2の購入者3に送っても、その購入代金が第1の購入
者2および第2の購入者3から支払われないといった事
態をなくすことができる。
【0044】また、代金の支払いを行った第2の購入者
3にとってみれば、第1の購入者2および第2の購入者
3に商品が実際に到着するまでは、支払った購入代金は
仲介者4のところでプールされ、第1の販売者1および
第2の販売者2に対する代金の支払いは商品の到着を確
認した上で行われるので、トラブル発生時には仲介者4
から代金の払戻しを受けることができる。したがって、
第2の購入者3が商品の購入代金を支払っても第1の販
売者1および第2の販売者2から申込商品が送られてこ
ないといった事態を少なくすることができ、仮にそのよ
うな事態が発生しても代金を第2の購入者3に確実に返
金することができる。
【0045】これにより、三者間取引に伴う販売者およ
び購入者のリスク、とりわけ取引が通信販売や電子商取
引を通じて行われる場合のリスクを払拭することがで
き、取引をより安全かつ確実に行うことができる。その
ため、取引の相手が個人や知名度のない企業等の場合で
あっても安心して取引を行うことができるようになる。
【0046】次に、上記図2にて説明した取引を実現す
るための第1の実施形態による取引仲介システムの構成
について説明する。図3は、第1の実施形態による取引
仲介システムの構成例を示す図である。図3に示すよう
に、本実施形態の取引仲介システムは、仲介者サーバ1
0と、販売者側の端末15と、購入者側の端末16とが
インターネットなどのネットワーク14に接続されて構
成されている。
【0047】なお、ここで言う販売者端末15および購
入者端末16は、物理的な端末ではなく、論理的な端末
を意味する。つまり、物理的に同じ端末でも、それを使
用する者が販売者であれば販売者端末15となり、購入
者であれば購入者端末16となる。例えば、第1の購入
者2と第2の販売者2は同一の者であり、この者が使用
する端末は販売者端末15でもあり、購入者端末16で
もある。
【0048】本実施形態の仲介者サーバ10は、WWW
サーバ11、DBサーバ12および管理系端末13を備
えている。WWWサーバ11は、インターネットなどの
ネットワーク14に接続され、販売者端末15や購入者
端末16との間でデータの送受信を行うことができるよ
うになっている。その際にWWWサーバ11は、WWW
ブラウザとの間でデータを安全にやり取りするためのプ
ロトコルであるSSL(Secure Sockets Layer)、電子
メールのセキュリティを守るための方式の1つであるS
/MIME(Secure Multipurpose Internet Mail Exte
nsions)などに従ってデータや電子メールを暗号化する
処理を行う。
【0049】また、WWWサーバ11は、第1および第
2の販売者1,2や第1および第2の購入者2,3が本
人であることを特定するためのユーザ認証の処理も行
う。さらに、WWWサーバ11は、一連の取引を行うた
めに必要な様々な画面を、第1および第2の販売者1,
2、第1および第2の購入者2,3からの要求に応じて
販売者端末15および購入者端末16に提供する処理も
行う。また、システムとしてオンライン決済の仕組みを
取り入れる場合には、そのオンライン決済に関する処理
もこのWWWサーバ11にて行う。
【0050】DBサーバ12は、販売者端末15および
購入者端末16との間でやり取りされる種々のデータを
データベースとして管理する。このDBサーバ12が持
つデータベースには、利用者管理データベース17およ
び取引管理データベース18がある。
【0051】利用者管理データベース17は、第1およ
び第2の販売者1,2、第1および第2の購入者2,3
がそれぞれ自己を特定するために登録した利用者情報を
管理するためのものである。取引管理データベース18
は、第1および第2の販売者1,2と第1および第2の
購入者2,3との間で行われる個々の取引を特定するた
めに登録した取引情報を管理するためのものである。
【0052】図3に示すように、DBサーバ12は、そ
の機能構成としてID割当部21、DB管理部22およ
び取引情報照会処理部23を有している。ID割当部2
1は、個々の取引当事者に対して固有の利用者IDを割
り当てる処理、個々の取引に対して固有の取引IDを割
り当てる処理、三者間で行われる複数の取引に対して固
有のグループIDを割り当てる処理を行う。
【0053】DB管理部22は、販売者端末15および
購入者端末16との間でやり取りされる種々のデータを
各データベース17,18にて保存、管理する処理を行
う。
【0054】また、取引情報照会処理部23は、取引管
理データベース18にて保存、管理されている一連の取
引の過程で行われた種々のイベントに関する情報を用い
て、第1および第2の販売者1,2、第1および第2の
購入者2,3からの要求に応じてそのときの取引状況を
販売者端末15あるいは購入者端末16にて照会する処
理を行う。ここで言う取引状況の照会には、後述するよ
うに商品の配送状況の詳細な照会も含まれる。
【0055】管理系端末13は、本実施形態による仲介
者サーバ10の全体を管理するための端末であり、仲介
者4によって使用される。この管理系端末13は、図2
中に示した第1および第2の販売者1,2への入金通知
()を行う際に必要なデータを入力するためのデータ
入力部24を備えている。
【0056】次に、上記図3のように構成した本実施形
態による取引仲介システムの動作を以下に説明する。図
4は、上記取引仲介システムの処理手順を示すフローチ
ャートである。上述したように、本実施形態の取引仲介
システムは、第1の購入者2から第1の販売者1、第2
の購入者3から第2の販売者2に対してそれぞれ商品の
購入申込が行われ、これらの三者間で決済をまとめて行
うことについて合意が得られた後から利用される。
【0057】すなわち、これらの三者間で直接交渉ある
いは電子メールなどを用いたやり取りを事前に行うこと
により、決済をまとめて行うためのグループを開設す
る。そして、その開設したグループに対する参加者をお
互いに確認し、仲介者4に対して誰が商品購入代金の支
払いを行うか、本システムの利用料(仲介者4に対する
手数料)を誰がどのように負担するかなどについて三者
間で合意を得る。このような合意が得られた後、図4に
示すような本実施形態による取引仲介システムの処理フ
ローに入る。
【0058】図4において、まずステップS1で、第1
および第2の販売者1,2、第1および第2の購入者
2,3の全員がWWWブラウザを利用して本人情報(利
用者情報)を仲介者サーバ10に登録する。なお、同一
の者が販売者にも購入者にもなる場合(第2の販売者2
と第1の購入者2)、利用者情報は販売者の立場、購入
者の立場からそれぞれ入力する必要はなく、一度入力す
ればそれで良い。
【0059】図5は、上記WWWブラウザによって販売
者端末15および購入者端末16に提供される利用者登
録画面の例を示す図である。図5に示すように、利用者
登録を行う際には、本人の氏名、郵便番号、住所、電子
メールアドレス、電話番号、ファクシミリ番号、個人か
法人かの種別、法人の場合は代表者氏名などを利用者情
報として登録する。
【0060】上記図5の入力画面に従って入力された利
用者情報は、ネットワーク14を介して仲介者サーバ1
0に送られる。そして、WWWサーバ11からDBサー
バ12に与えられ、利用者管理データベース17にて保
存、管理される。このとき、DBサーバ12内のID割
当部21によって第1および第2の販売者1,2、第1
および第2の購入者2,3のそれぞれに対して固有の利
用者IDが割り当てられる(第2の販売者2と第1の購
入者2は同一者なので1つの利用者IDが割り当てられ
る)。そして、登録を受け付けた旨がその利用者IDと
共に仲介者サーバ10から情報入力者の端末(販売者端
末15または購入者端末16)に電子メールにて送信さ
れる。
【0061】なお、このステップS1における利用者登
録は、本実施形態による取引仲介システムを利用しよう
とする第1および第2の販売者1,2あるいは第1およ
び第2の購入者2,3が新規ユーザの場合に行えば良
く、登録済みの既存ユーザの場合には行う必要がない。
【0062】次に、ステップS2で、第1および第2の
販売者1,2、第1および第2の購入者2,3の中の何
れか一人の代表者が、WWWブラウザを利用して今回の
取引に関する情報を仲介者サーバ10に登録する。この
とき、代表者は、開設したグループ内の全ての取引に関
する情報を登録する。そのために必要な情報は、例え
ば、代表者がグループへの参加者から事前に収集してお
く。
【0063】図6は、上記WWWブラウザによって販売
者端末15および購入者端末16に提供される取引情報
登録画面の例を示す図である。図6に示すように、取引
情報の登録を行う際には、開設したグループ内の全ての
取引に関する情報(第1の販売者1と第1の購入者2と
の間の取引情報、第2の販売者2と第2の購入者3との
間の取引情報)を登録する。
【0064】その際、販売者および購入者に関してはそ
の利用者IDと氏名を登録する。また、今回の取引内容
として、取引品目、価格、消費税の別、配送方法、取引
条件を登録する。さらに、商品購入代金の支払内容とし
て支払者および支払方法を登録するとともに、システム
利用料の負担内容として、ある特定の利用者による単独
負担か、複数の利用者による折半負担かの指定、折半す
る場合における個々の負担額なども登録する。なお、図
2の例では支払者は第2の購入者3の一人であるが、支
払者が複数いる場合はその全てを登録する。
【0065】今回の取引内容として登録する取引条件
は、取引当事者間の合意の上で任意に設定することが可
能である。例えば、仲介者4への入金後何日以内に商品
を発送すべきかなどの条件をグループ内の個々の取引毎
に設定する。また、取引対象の商品に応じて、商品受領
後の購入者による商品確認期間を条件として設定する
(例えば、食品の場合は1〜2日、パーソナルコンピュ
ータのように動作確認が必要なものは1週間程度の確認
期間を設定する)。
【0066】上記図6の入力画面に従って入力された取
引情報は、ネットワーク14を介して仲介者サーバ10
に送られる。そして、WWWサーバ11からDBサーバ
12に与えられ、取引管理データベース18にて保存、
管理される。このとき、DBサーバ12内のID割当部
21によって個々の取引に対して固有の取引IDが割り
当てられるとともに、全体の取引に対して固有のグルー
プIDが割り当てられる。
【0067】このように、本実施形態の取引仲介システ
ムでは、仲介者4ではなく、本システムの利用者自身が
取引情報の登録を行うので、仲介者4によるサービス運
用コストを削減することができる。これにより、システ
ム利用料を安く抑えることができ、全体として低額の取
引でも本実施形態の取引仲介システムを利用することが
可能というメリットを有する。
【0068】また、本実施形態では、取引条件を登録す
ることにより、三者間取引を行うに当たって何をもって
トラブル発生とするかの境界を明確にできるようにして
いる。そして、トラブルが発生した場合(当事者の誰か
が取引条件に違反した場合)には、違反された利用者に
対してその取引をキャンセルしたり強制的に進める権限
などを与えるようにしている。
【0069】すなわち、仲介者サーバ10は、取引管理
データベース18にて管理されている取引条件をもと
に、販売者および購入者によって適切に取引が行われて
いるかどうか、すなわち、図2の送金通知()、商品
発送()、受領確認()などの手続が取引条件を満
たすように行われているかどうかを監視している。そし
て、販売者あるいは購入者によって取引条件に対する違
反が行われたことを検知したときに、トラブル発生を伝
える電子メールを違反された利用者に送る。
【0070】これにより、例えば、商品の販売者が取引
条件に違反した場合には、購入者は取引を途中でキャン
セルして、仲介者4に対して既に入金した代金を返金し
てもらうことができる。また、商品の購入者が取引条件
に違反した場合には、販売者は、商品が購入者側に配達
済みであることを確認した上で(この確認の仕組みは後
述する)、購入者が仲介者4に対して既に入金した代金
を受け取ることができる。
【0071】したがって、代金を払っているのに商品が
送られてこないといったトラブルや、商品を発送してい
るのに代金が支払われないといったトラブルを抑止する
ことができ、三者間取引に伴う互いの信用供与を確保す
ることができる。また、本実施形態では、取引条件を取
引ごとに柔軟に変更することができるので、取引の内容
に合わせて信用供与の形態を適切に変えることができ
る。また、取引条件を利用者の合意により設定するた
め、仲介者4によるサービス運用コストを安く抑えるこ
とができるというメリットも有する。
【0072】上記図4のステップS2で取引情報を登録
することによって取引IDとグループIDとが割り当て
られると、それらのIDが仲介者サーバ10から販売者
端末15および購入者端末16の双方に電子メールにて
送信される。ここで、三者間の合意により購入代金の支
払いを行うこととなった購入者(図6の画面で支払者と
して登録された第2の購入者3)の購入者端末16に送
られる電子メールの中には、取引情報登録の際に指定さ
れた支払方法に応じた支払先の口座番号等が示され、購
入代金の送金依頼が行われる。
【0073】仲介者サーバ10から送金依頼の電子メー
ルを受け取った第2の購入者3は、取引情報登録の際に
指定した支払方法(郵便振替、銀行振込、コンビニエン
スストアからの入金、クレジットカード、提携クレジッ
トなど)によって商品購入代金の支払いを行う。そし
て、ステップS3で、WWWブラウザを利用して購入者
端末16から仲介者サーバ10に対して送金通知を行う
(図2の)。
【0074】図7は、上記WWWブラウザによって購入
者端末16に提供される入金情報登録画面の例を示す図
である。図7に示すように、仲介者サーバ10に対して
送金通知を行う際には、この入金情報登録画面を用い
て、支払いを行った第2の購入者3の利用者IDと氏名
を入力するとともに、今回の取引内容を入力する。な
お、第2の購入者3の情報に関しては、利用者IDを入
力すれば、利用者管理データベース17から対応する氏
名が読み出されて自動的に表示される。
【0075】また、取引内容に関しては、取引IDを入
力すれば、利用者管理データベース17からその取引に
関する第2の販売者2の利用者IDと氏名が読み出され
て自動的に表示されるとともに、取引管理データベース
18から対応する取引品目、入金金額、支払方法が読み
出されて自動的に表示される。さらに、この取引内容に
ついては、入金日および振込銀行等も入力する。
【0076】なお、ここでは、購入代金の支払いを行っ
た第2の購入者3に直接関連する情報のみを入力するよ
うにしているが、グループIDを入力することにより、
そのグループ内の三者間取引に関連する全ての情報(第
1の販売者1と第1の購入者2との間の取引、第2の販
売者2と第2の購入者3との間の取引の情報)を入力す
るようにしても良い。この場合も、グループIDを入力
すれば、入金日と振込銀行以外は利用者管理データベー
ス17や取引管理データベース18から対応する情報が
読み出されて自動的に表示される。
【0077】上記図7の入力画面に従って入力された送
金通知情報は、ネットワーク14を介して仲介者サーバ
10に送られる。そして、WWWサーバ11からDBサ
ーバ12に与えられ、取引管理データベース18にて保
存、管理される。このとき、送金通知情報は、入力され
た取引IDあるいはグループIDに関連付けて記憶され
る。
【0078】購入者端末16から送金通知を受けた仲介
者サーバ10は、その後ステップS4で、その通知通り
に商品購入代金の入金が行われたかどうかを確認する。
代金の支払いがクレジットカード等を用いたオンライン
決済により行われた場合には、その決済に関するデータ
をネットワーク14上からWWWサーバ11を介して仲
介者サーバ10が入力することによって、入金の有無を
電子的に自動的に確認することができる。なお、オンラ
イン決済に関するデータは、図示しない専用回線等を用
いて接続されたバンキングシステムなどから管理系端末
13を介して入力するようにしても良い。
【0079】入金の有無を電子的に確認した場合、その
入金に関するデータ(入金の有無、入金日などを表す入
金情報)が自動的に生成される。一方、郵便振替、銀行
振込、コンビニエンスストアからの入金のようなオンラ
イン決済以外の方法で代金の支払いが行われた場合に
は、仲介者4が入金確認を手作業で行い、上記入金情報
を管理系端末13のデータ入力部24から手作業で入力
することになる。
【0080】このようにして生成された入金情報は、D
Bサーバ12に与えられ、取引管理データベース18に
て保存、管理される。このとき、この入金情報は、対応
する取引IDあるいはグループIDに関連付けて記憶さ
れる。そして、入金を確認できた旨が仲介者サーバ10
から全ての購入者の購入者端末16に電子メールにて送
信される。
【0081】仲介者サーバ10において入金確認がとれ
た場合は、次にステップS5で、仲介者サーバ10から
全ての販売者の販売者端末15に対して電子メールの形
で入金通知を行う(図2の)。ここで販売者端末15
に送られる電子メールの中には、第1および第2の購入
者2,3から申し込まれた商品の発送指示が含まれる。
この発送指示では、上記ステップS2における取引情報
の登録の際に指定された配送方法によって商品の発送を
行うことが指示される。
【0082】仲介者サーバ10から販売者端末15に入
金通知の電子メールを受け取った第1および第2の販売
者1,2は、申込のあった商品を出荷する。そして、そ
の電子メール中に含まれている商品発送指示に従って所
定の配送業者に配送指示を出し、商品を発送する(図2
の)。このとき、第1および第2の販売者1,2はス
テップS6で、WWWブラウザを利用して販売者端末1
5から仲介者サーバ10に対して配送情報の登録を行
う。
【0083】図8は、上記WWWブラウザによって販売
者端末15に提供される配送情報登録画面の例を示す図
である。図8に示すように、仲介者サーバ10に対して
配送情報の登録を行う際には、この配送情報登録画面を
用いて、第1の販売者1あるいは第2の販売者2の利用
者IDと氏名を入力するとともに、今回の取引内容を入
力する。なお、第1および第2の販売者1,2の情報に
関しては、利用者IDを入力すれば、利用者管理データ
ベース17から対応する氏名が読み出されて自動的に表
示される。
【0084】また、取引内容に関しては、取引IDを入
力すれば、利用者管理データベース17からその取引に
関する第1の購入者2あるいは第2の購入者3の利用者
IDと氏名が読み出されて自動的に表示されるととも
に、取引管理データベース18から対応する取引品目、
配送方法が読み出されて自動的に表示される。さらに、
この取引内容については、発送日、配送業者から受領し
た配送伝票番号および配送業者の取扱店も入力する。
【0085】上記図8の入力画面に従って入力された配
送情報は、ネットワーク14を介して仲介者サーバ10
に送られる。そして、WWWサーバ11からDBサーバ
12に与えられ、取引管理データベース18にて保存、
管理される。このとき、配送情報は、入力された取引I
DあるいはグループIDに関連付けて記憶される。そし
て、配送情報の登録を受け付けた旨が仲介者サーバ10
からグループ内の全ての利用者の販売者端末15および
購入者端末16に電子メールにて通知される。
【0086】その後、第1および第2の販売者1,2か
ら発送された商品を第1および第2の購入者2,3が受
け取ったら、第1および第2の購入者2,3はステップ
S7で、配達された商品の内容を確認した上で、WWW
ブラウザを利用して購入者端末16から仲介者サーバ1
0に対して受領確認の登録を行う(図2の)。
【0087】図9は、上記WWWブラウザによって購入
者端末16に提供される受領確認登録画面の例を示す図
である。図9に示すように、仲介者サーバ10に対して
受領確認情報の登録を行う際には、この受領確認登録画
面を用いて、第1の購入者2あるいは第2の購入者3の
利用者IDと氏名を入力するとともに、今回の取引内容
を入力する。なお、第1および第2の購入者2,3の情
報に関しては、利用者IDを入力すれば、利用者管理デ
ータベース17から対応する氏名が読み出されて自動的
に表示される。
【0088】また、取引内容に関しては、取引IDを入
力すれば、利用者管理データベース17からその取引に
関する第1の販売者1あるいは第2の販売者2の利用者
IDと氏名が読み出されて自動的に表示されるととも
に、取引管理データベース18から対応する取引品目、
配送方法、配送伝票番号が読み出されて自動的に表示さ
れる。さらに、この取引内容については、商品の受領日
も入力する。
【0089】上記図9の入力画面に従って入力された受
領確認情報は、ネットワーク14を介して仲介者サーバ
10に送られる。そして、WWWサーバ11からDBサ
ーバ12に与えられ、取引管理データベース18にて保
存、管理される。このとき、受領確認情報は、入力され
た取引IDあるいはグループIDに関連付けて記憶され
る。
【0090】購入者端末16から仲介者サーバ10に受
領確認の通知を受け取った仲介者4は、上記ステップS
3で第2の購入者3から送金された商品購入代金を第1
および第2の販売者1,2に対して支払う(図2の
)。この支払いの際に、仲介者4はステップS8で、
支払いに関するデータを管理系端末13のデータ入力部
24から手作業で入力する。
【0091】この管理系端末13より入力された支払情
報は、DBサーバ12に与えられ、取引管理データベー
ス18にて保存、管理される。このとき、この支払情報
は、対応する取引IDあるいはグループIDに関連付け
て記憶される。そして、支払いを完了した旨が仲介者サ
ーバ10からグループ内の全ての利用者の販売者端末1
5および購入者端末16に電子メールにて送信される。
【0092】以上のようなステップS1〜S8の処理に
よって1つの取引が完了する訳であるが、この一連の取
引が行われている過程の任意の時点で、第1および第2
の販売者1,2、第1および第2の購入者2,3は、販
売者端末15および購入者端末16からWWWブラウザ
を利用してWWWサーバ11にアクセスすることによ
り、そのときの取引情報を照会することが可能である。
【0093】すなわち、販売者端末15あるいは購入者
端末16から仲介者サーバ10に対して取引情報照会の
要求が行われると、DBサーバ12内の取引情報照会処
理部23は、取引管理データベース18から関連する取
引情報を取り出してWWWサーバ11に供給する。これ
を受けてWWWサーバ11は、所定の取引情報照会画面
を要求元の販売者端末15あるいは購入者端末16に提
供する。
【0094】図10は、上記WWWブラウザによって販
売者端末15および購入者端末16に提供される取引情
報照会画面の例を示す図である。図10示す取引情報照
会画面には、照会取引、販売者、購入者および取引内容
の項目が含まれている。照会取引の項目中で取引IDを
入力すると、販売者および購入者の項目に関しては、利
用者管理データベース17から対応する情報が読み出さ
れて表示される。また、取引内容の項目に関しては、取
引管理データベース18から対応する情報が読み出され
て表示される。
【0095】さらに、上記照会取引の項目中で取引ID
を入力すると、その照会取引の項目中の他の内容(入金
状況、配送状況、支払状況)も表示される。これらの情
報表示は、取引管理データベース18からその照会時点
で格納されている情報を読み出すことによって行われ
る。
【0096】例えば、入金状況については、第2の購入
者3から仲介者4に対する商品購入代金の入金の有無や
入金日等が表示される。また、配送状況については、指
定した取引(第1の販売者1と第1の購入者2との取
引、または第2の販売者2と第2の購入者3との取引)
に関連する商品発送の有無や商品到着の有無、配送日、
到着日等が表示される。また、支払状況については、仲
介者4から第1および第2の販売者1,2に対する商品
購入代金の支払いの有無や支払日等が表示される。
【0097】このように、本実施形態では、取引の進行
状況をリアルタイムに照会することができる。すなわ
ち、仲介者サーバ10が稼動している限り、本システム
の利用者は取引の進行状況を毎日24時間いつでも参照
することができる。また、この照会は仲介者サーバ10
の処理によって自動的に行われるので、回答時のサービ
スコストが非常に少なくて済む。
【0098】なお、図10の例では、取引IDを入力す
ることによって個々の取引の進行状況を個別に照会する
ようにしているが、グループIDを入力することによ
り、グループ内の複数の取引をまとめて照会できるよう
にしても良い。このようにすれば、複数の取引から成る
三者間取引の全体としての進行状況を容易に把握するこ
とができる。
【0099】また、取引IDやグループIDをキーにし
て照会を行うのではなく、利用者IDをキーにして複数
の取引(その利用者に関して異なるグループに属する取
引を含む全ての取引)をまとめて照会できるようにして
も良い。このようにすれば、特定の利用者に関する多数
の取引を容易に管理することができる。したがって、取
引管理のためのシステムを自分では持たないが多数の商
品を扱っている販売者が、本実施形態の取引仲介システ
ムを利用して自己の取引管理を容易に行うこともできる
ようになる。
【0100】さらに、本実施形態では、図10に示した
ように、取引情報照会画面中にGUIによる配送状況詳
細照会ボタン31を設けている。この配送状況詳細照会
ボタン31は、配送業者が運営している配送状況管理確
認システム(オンライントラッキングサービス)の照会
画面を表示するためのURL(Uniform Resource Locat
or)にリンクされている。第1および第2の販売者1,
2あるいは第1および第2の購入者2,3がこの配送状
況詳細照会ボタン31を操作すると、リンク先のURL
に飛んで配送状況をより詳細に照会することができる。
【0101】すなわち、現在では、配送伝票番号をキー
として、配送の受注から配送の完了に至るまでの詳細な
配送状況を照会できるようにした配送状況管理確認シス
テムが広く用いられている。そこで、本実施形態におい
て新たに提案した上述の取引仲介システムと既存の配送
状況管理確認システムとを上述の配送状況詳細照会ボタ
ン31を介して互いにリンクさせる。
【0102】これにより、本実施形態の取引仲介システ
ム単独で把握可能な情報を表示する図10の取引情報照
会画面から、配送状況管理確認システムの詳細な配送状
況照会画面に任意に遷移できるようにすることにより、
商品の配送状況をより詳細に照会することができるよう
にしている。したがって、商品の発送、配達に関する詳
細な状況を確認することができるようになり、取引管理
の範囲を広げることができる。
【0103】例えば、図6中の取引条件で設定した商品
発送期限を過ぎても商品の発送が行われない場合は、仲
介者サーバ10から購入者端末16にトラブル発生の通
知メールが送られてくる。そこで、第1および第2の購
入者2,3は、配送状況管理確認システムの配送状況照
会画面を照会することによって商品の配送状況を確認す
る。そして、未だ商品が発送されていないことを確認で
きた場合には、その取引をキャンセルする旨を仲介者サ
ーバ10に通知することにより、既に入金済みの代金を
返金してもらうことができる。
【0104】ここで参照する配送状況管理確認システム
の配送状況照会画面の情報は、販売者自身が入力した情
報ではなく、取引とは直接関係のない第三者である配送
業者が入力した情報であるから、信頼性の高い情報であ
る。したがって、この情報を用いて配送状況を確認でき
るようにすることにより、販売者が商品を実際には送っ
ていないのに送ったと偽る商品発送の詐欺を有効に防止
することができる。
【0105】また、図6中の取引条件で設定した商品受
領後の確認期間を過ぎても第1の購入者2あるいは第2
の購入者3から仲介者4に対して受領確認がない場合
は、第1および第2の販売者1,2は、仲介者サーバ1
0から送られてくるトラブル発生の通知メールに応じて
商品の配送状況を確認する。そして、既に商品が到着し
ていることを確認できた場合には、その旨を仲介者サー
バ10に通知することにより、仲介者4から商品の代金
を受け取ることができる。
【0106】ここで参照する配送状況管理確認システム
の配送状況照会画面の情報は、購入者自身が入力した情
報ではなく、取引とは直接関係のない第三者である配送
業者が入力した情報であるから、信頼性の高い情報であ
る。したがって、この情報を用いて配送状況を確認でき
るようにすることにより、購入者が商品を実際には受け
取っているのに受け取っていないと偽る商品到着の詐欺
を有効に防止することができる。
【0107】以上詳しく説明したように、本実施形態の
取引仲介システムによれば、三者間の取引をまとめて決
済することにより、全体として商品の購入者が支払いを
行う機会を少なくすることができ、商取引に伴う代金支
払の事務作業量の手間と入金手数料の無駄を少なくする
ことができる。また、複雑な取引進行を一元的に管理す
ることができ、全ての当事者が関連する取引全体の状況
を容易に確認することもできる。
【0108】また、販売者にとっては、購入者から商品
購入代金が支払われたことを確認するまでは商品を発送
する必要がなくなるので、商品を購入者に送っても代金
回収ができないという不都合を完全になくすことができ
る。さらに、取引情報照会画面を参照することによっ
て、任意の時点で取引の進行状況を把握することもで
き、取引を円滑に進めるためなどに役立てることができ
る。
【0109】また、購入者にとっては、支払った代金が
販売者によって持ち逃げされる恐れが全くなくなり、代
金前払いの場合に伴う不安感から完全に解放される。ま
た、代金前払いの場合はもちろん、商品配達時における
代金引換の場合には、購入代金を支払った後でないと商
品の中身を確認することはできないが、本実施形態によ
れば商品を確認するまでは販売者に対する支払いを留保
することができる。さらに、取引情報照会画面を参照す
ることによって、任意の時点で取引の進行状況を把握す
ることもでき、取引を円滑に進めるためなどに役立てる
ことができる。
【0110】これにより、三者間取引、とりわけ取引が
通信販売や電子商取引によって行われる場合の販売者お
よび購入者のリスクを払拭することができ、取引をより
安全かつ確実に行うことができる。また、販売者や購入
者に信用力がなくても、仲介者4の信用力を利用して取
引を行うことができる。そのため、取引の相手が個人や
知名度のない企業等の場合であっても安心して取引を行
うことができるようになる。その際、図6の支払方法に
も示したように、代金前払いと代金後払いのどちらも安
心して選ぶことができる。さらに、支払方法としてクレ
ジットカードあるいはデビットカード等のオンライン決
済を利用することもでき、入金・与信方法の多様化、入
金時間の短縮を図ることもできる。
【0111】なお、上記実施形態では、購入申込から三
者間の合意までについては本実施形態の取引仲介システ
ムとは関係なく行い、合意が成立した後で本実施形態の
取引仲介システムが利用される例について説明したが、
購入申込から合意の仕組みまで本実施形態の取引仲介シ
ステムに取り入れるようにしても良い。
【0112】例えば、個々の取引に関連する販売者また
は購入者がその取引に関する情報の登録を購入申込と共
に行う。そして、仲介者サーバ10において、購入申込
と共に登録された様々な取引の中から任意の取引を選
び、それらの取引に関連する販売者と購入者とでグルー
プを開設し、そのことを該当者に電子メールで通知して
合意を得るようにしても良い。なお、この場合の取引情
報登録は、図11のような画面に従って行えば良い。こ
のようにすれば、直接関連性のない取引あるいは直接関
連性のない利用者間で任意にグループを開設し、それら
の決済をまとめて行うことが可能となる。
【0113】また、上記実施形態では、販売者端末15
や購入者端末16から仲介者サーバ10への通知をネッ
トワーク14を介して行い、仲介者サーバ10から販売
者端末15や購入者端末16への通知もネットワーク1
4を介して行っているが、必ずしもネットワーク14を
介して行う必要はない。例えば、フロッピー(登録商
標)ディスクなどの情報記録媒体に必要な通知データを
格納し、この情報記録媒体をやり取りすることによって
通知を行うようにしても良い。また、ファクシミリや電
話などを使って通知を行うようにしても良い。ただし、
これらの場合には、取引情報を照会できるようにするた
めに、通知内容を仲介者4が管理系端末13からデータ
エントリする必要がある。
【0114】また、上記実施形態では、販売者と購入者
とが1対1の取引を2つ組み合わせて三者間の取引をま
とめて決済する場合を例にとって説明したが、三者間以
上の取引をまとめて決済する場合にも本実施形態の取引
仲介システムを適用することが可能である。また、販売
者と購入者とが1対多の共同購入による取引にも本実施
形態の取引仲介システムを適用することが可能である。
【0115】共同購入に適用した場合には、1つの取引
で生じる多数の配送状況を一元的に管理することができ
る。また、購入に必要な事務手続を複数の購入者が分散
して行うことにより、従来は購入に関する手続を一手に
請け負っていた代表の購入者に大きな作業負担をかけな
くても済むようになるとともに、共同購入に伴う決済も
単純にすることができる。
【0116】次に、第2の実施形態による取引仲介シス
テムについて説明する。図12は、第2の実施形態によ
る取引仲介システムの構成例を示す図である。なお、図
12において、図3に示した符号と同一の符号を付した
ものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重
複する説明を省略する。
【0117】上記第1の実施形態では、商品の販売者が
最終的に仲介者4から販売代金を受け取るようにしてい
た(図2の)。これに対して、第2の実施形態では、
この販売代金を仲介者サーバ10にプールし、以降の商
品購入時にそのプールしておいた代金を利用できるよう
にする。
【0118】図12に示すように、第2の実施形態によ
る取引仲介システムでは、仲介者サーバ10のDBサー
バ12は、第1の実施形態で説明した利用者管理データ
ベース17、取引管理データベース18の他に、残高管
理データベース19の管理も行う。残高管理データベー
ス19は、第1および第2の販売者1,2、第1および
第2の購入者2,3がそれぞれ仲介者サーバ10にプー
ルしている金額の残高を管理するためのものである。
【0119】第2の実施形態において、仲介者サーバ1
0は、取引の最終段階で第1および第2の販売者1,2
に対して送金(図2の)を行うことなく、DBサーバ
12内のDB管理部22によって、その送金金額に相当
する代金を利用者IDに関連付けて残高管理データベー
ス19に保存する。このとき、その利用者IDに対応す
る残高が既に存在する場合は、その残高に対して新たな
代金を追加する。
【0120】一方、取引の最初の段階で購入者が商品の
購入代金を支払うときは、仲介者4への代金の送金や送
金通知(図2の)を実際に行うことなく、支払依頼通
知を仲介者サーバ10に対して行う。この支払依頼通知
を受けた仲介者サーバ10は、DBサーバ12内のDB
管理部22によって、支払者に対応する利用者IDに関
連付けて残高管理データベース19に記憶されている残
高から支払金額に相当する代金を減算する。
【0121】このように、代金プール機能を設けた第2
の実施形態によれば、商品の購入者が支払いを行う機会
を更に少なくすることができ、商取引に伴う代金支払の
事務作業量の手間と入金手数料の無駄をより少なくする
ことができる。
【0122】以上に説明した第1および第2の実施形態
による仲介者サーバ10が有する各機能部は、コンピュ
ータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどで構
成されるものであり、RAMやROMに記憶されたプロ
グラムが動作することによって実現できる。したがっ
て、コンピュータが上記機能を果たすように動作させる
プログラムを、例えばCD−ROMのような記録媒体に
記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現
できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体
としては、CD−ROM以外に、フロッピーディスク、
ハードディスク、DVD、磁気テープ、光磁気ディス
ク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0123】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0124】また、上記実施形態の取引仲介システムは
ネットワーク環境で利用されるものであり、仲介者サー
バ10の機能を実現するためのプログラムの全部あるい
は一部が他のコンピュータで実行されるようになってい
ても良い。
【0125】その他、上記に示した各実施形態は、何れ
も本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示した
ものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本
発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱するこ
となく、様々な形で実施することができる。
【0126】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、三者間以上の取引をまとめて決済することによ
り、全体として商品の購入者が支払いを行う機会を少な
くすることができ、商取引に伴う代金支払の事務作業量
の手間と入金手数料の無駄を少なくすることができる。
また、複雑な取引進行を一元的に管理することができ、
取引進行状況の全容を容易に把握することができるとと
もに、当事者が多くなる複雑な取引に関する精算事務を
簡素化することができる。
【0127】また、代金後払いとした場合に販売者が申
込商品を購入者に送っても購入代金の回収ができないと
か、代金前払いとした場合に購入者が購入代金を支払っ
ても申込商品が送られてこないといった不都合を完全に
なくすことができる。これにより、商品の流れと購入代
金の流れとが必ずしも1対1に対応しない複雑な三者間
以上の取引において、複数の当事者間における商品の発
送と購入代金の支払いに関する信用保証を確保してトラ
ブルの発生を少なくし、取引をより安全かつ確実に行う
ことができる。
【0128】本発明の他の特徴によれば、三者間以上の
取引に関して任意に設定した取引条件を仲介者側装置に
登録するようにしたので、三者以上の複雑な取引を行う
に当たって何をもってトラブル発生とするかの境界を明
確にすることができ、取引の当事者に対して取引条件に
違反しないように意識させることができる。したがっ
て、代金を払っているのに商品が送られてこないといっ
たトラブルや、商品を発送しているのに代金が支払われ
ないといったトラブルを抑止することができ、取引に伴
う互いの信用供与を確保することができる。また、取引
条件を取引ごとに柔軟に変更することができるので、取
引の内容に合わせて信用供与の形態を適切に変えること
ができる。
【0129】本発明のその他の特徴によれば、取引の過
程で行われる種々のイベントに関する情報をデータベー
スとして保存、管理し、販売者あるいは購入者からの要
求に応じて取引の状況を照会する手段を設けたので、複
雑な取引の進行状況をいつでも容易に確認することがで
きる。また、本発明のその他の特徴によれば、照会画面
から配送状況管理確認システムにリンクを張り、当該リ
ンクを辿って商品の配送状況をも照会できるようにした
ので、商品の発送に関する詳細な状況についてもいつで
も容易に確認することができる。これにより、取引に伴
うトラブルの発生を容易に監視することができ、取引を
より安全かつ確実に行うように促すことができるととも
に、トラブルが発生した場合にも適切な対応を迅速にと
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による取引仲介システムを用いて行
われる取引の例を説明するための図である。
【図2】第1の実施形態による取引仲介システムを用い
て行われる取引の概要を説明するための図である。
【図3】第1の実施形態による取引仲介システムの構成
例を示す図である。
【図4】取引仲介システムの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】WWWブラウザによって販売者端末および購入
者端末に提供される利用者登録画面の例を示す図であ
る。
【図6】WWWブラウザによって販売者端末および購入
者端末に提供される取引情報登録画面の例を示す図であ
る。
【図7】WWWブラウザによって購入者端末に提供され
る入金情報登録画面の例を示す図である。
【図8】WWWブラウザによって販売者端末に提供され
る配送情報登録画面の例を示す図である。
【図9】WWWブラウザによって購入者端末に提供され
る受領確認登録画面の例を示す図である。
【図10】WWWブラウザによって販売者端末および購
入者端末に提供される取引情報照会画面の例を示す図で
ある。
【図11】WWWブラウザによって販売者端末および購
入者端末に提供される取引情報登録画面の他の例を示す
図である。
【図12】第2の実施形態による取引仲介システムの構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の販売者 2 第1の購入者(第2の販売者) 3 第2の購入者 4 仲介者 10 仲介者サーバ 11 WWWサーバ 12 DBサーバ 13 管理系端末 14 ネットワーク 15 販売者端末 16 購入者端末 17 利用者管理データベース 18 取引管理データベース 19 残高管理データベース 21 ID割当部 22 DB管理部 23 取引情報照会処理部 24 データ入力部 31 配送状況詳細照会ボタン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の販売者と購入者とが合わせて三者
    以上存在する取引を仲介者が仲介し、一以上の購入者の
    うちの少なくとも一人から上記仲介者に対して支払われ
    た上記商品の代金を差額精算して一以上の販売者に対し
    て与えるようにする処理を支援する取引仲介システムで
    あって、 上記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲
    介者に対して上記商品の代金が支払われた場合に、仲介
    者側装置から一以上の販売者側装置に入金通知を行うこ
    とによって上記一以上の販売者に上記商品の発送を促す
    入金通知手段と、 上記入金通知手段により入金通知があったことに対応し
    て上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に発送さ
    れた商品について、当該商品を受領したことを上記一以
    上の購入者側装置から上記仲介者側装置に通知すること
    によって上記一以上の販売者に対する上記代金の支払を
    上記仲介者に促す受領確認手段とを備えたことを特徴と
    する取引仲介システム。
  2. 【請求項2】 上記一以上の購入者のうちの少なくとも
    一人が上記仲介者に対して上記商品の代金を支払ったこ
    とを表す送金通知を上記購入者側装置から上記仲介者側
    装置に行うことによって上記仲介者側装置による上記入
    金通知を促す送金通知手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の取引仲介システム。
  3. 【請求項3】 商品の販売者と購入者とが合わせて三者
    以上存在する複数の取引を仲介者が仲介し、一以上の購
    入者のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して支
    払われた上記商品の代金を差額精算して一以上の販売者
    に対して与えるようにする処理を支援する取引仲介シス
    テムであって、当該取引仲介システムは仲介者サーバを
    備え、上記仲介者サーバは、 上記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲
    介者に対して上記商品の代金が支払われた場合に、一以
    上の販売者側装置にネットワークを介して入金通知を行
    うことによって上記一以上の販売者に上記商品の発送を
    促す入金通知手段と、 上記入金通知手段により入金通知があったことに対応し
    て上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に発送さ
    れた商品について、当該商品を上記一以上の購入者が受
    領したことを表す受領確認通知を、一以上の購入者側装
    置から上記ネットワークを介して受信する受領確認受信
    手段とを備えたことを特徴とする取引仲介システム。
  4. 【請求項4】 上記一以上の購入者のうちの少なくとも
    一人が上記仲介者に対して上記商品の代金を支払ったこ
    とを表す送金通知を、上記購入者側装置から上記ネット
    ワークを介して受信する送金通知受信手段を備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載の取引仲介システム。
  5. 【請求項5】 三者以上の販売者と購入者とで行われる
    取引に関する取引情報を上記仲介者側装置に登録する取
    引情報登録手段を備え、 上記取引情報は取引条件を含み、上記取引条件を任意に
    設定可能としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか
    1項に記載の取引仲介システム。
  6. 【請求項6】 上記取引仲介システムを用いた上記一以
    上の販売者と上記一以上の購入者との間における取引の
    過程で行われる種々のイベントに関する情報をデータベ
    ースとして保存、管理するデータベース管理手段と、 上記販売者側装置あるいは上記購入者側装置からの要求
    に応じて、上記データベースに保存されている情報を用
    いて上記取引の進行状況を照会する取引情報照会処理手
    段とを備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1
    項に記載の取引仲介システム。
  7. 【請求項7】 上記種々のイベントに関する情報は、上
    記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲介
    者に対して行われる上記代金の支払いに関する情報およ
    び、上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に対し
    て行われる上記商品の発送に関する情報を含むことを特
    徴とする請求項6に記載の取引仲介システム。
  8. 【請求項8】 上記取引情報照会処理手段により表示さ
    れる照会画面から配送状況管理確認システムにリンクを
    張り、当該リンクを辿って上記配送状況管理確認システ
    ムの照会画面に遷移することにより、上記一以上の販売
    者から上記一以上の購入者に対して発送された商品の配
    送状況を照会できるように構成したことを特徴とする請
    求項6または7に記載の取引仲介システム。
  9. 【請求項9】 上記一以上の購入者のうちの少なくとも
    一人から上記仲介者に対して支払われた上記商品の代金
    を差額精算し、上記仲介者側装置においてプールしてい
    る上記一以上の販売者の金額情報に精算金額を追加して
    管理する残額管理手段を備え、 上記残額管理手段により管理されているプール代金を用
    いて商品購入代金の支払いを行うべく、上記購入者側装
    置から上記仲介者側装置に支払依頼通知を行うようにし
    たことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の
    取引仲介システム。
  10. 【請求項10】 商品の販売者と購入者とが合わせて三
    者以上存在する取引を仲介者が仲介し、一以上の購入者
    のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して支払わ
    れた上記商品の代金を差額精算して一以上の販売者に対
    して与えるようにする処理を支援する取引仲介システム
    に用いられるデータ処理装置であって、 上記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲
    介者に対して上記商品の代金が支払われた場合に、一以
    上の販売者側装置に入金通知を行うことによって上記一
    以上の販売者に上記商品の発送を促す入金通知手段と、 上記入金通知手段により入金通知があったことに対応し
    て上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に発送さ
    れた商品について、当該商品を上記一以上の購入者が受
    領したことを表す受領確認通知を一以上の購入者側装置
    から受信する受領確認受信手段とを備えたことを特徴と
    するデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 上記一以上の購入者のうちの少なくと
    も一人が上記仲介者に対して上記商品の代金を支払った
    ことを表す送金通知を上記購入者側装置から受信する送
    金通知受信手段を備えたことを特徴とする請求項10に
    記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 三者以上の販売者と購入者とで行われ
    る取引に関して任意に設定された取引条件を含む取引情
    報を受信して登録する取引情報登録手段を備えたことを
    特徴とする請求項10または11に記載のデータ処理装
    置。
  13. 【請求項13】 上記取引仲介システムを用いた上記一
    以上の販売者と上記一以上の購入者との間における取引
    の過程で行われる種々のイベントに関する情報をデータ
    ベースとして保存、管理するデータベース管理手段と、 上記販売者側装置あるいは上記購入者側装置からの要求
    に応じて、上記データベースに保存されている情報を用
    いて上記取引の進行状況を照会する取引情報照会処理手
    段とを備えたことを特徴とする請求項10〜12の何れ
    か1項に記載のデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 上記種々のイベントに関する情報は、
    上記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲
    介者に対して行われる上記代金の支払いに関する情報お
    よび、上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に対
    して行われる上記商品の発送に関する情報を含むことを
    特徴とする請求項13に記載のデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 上記一以上の購入者のうちの少なくと
    も一人から上記仲介者に対して支払われた上記商品の代
    金を差額精算し、上記一以上の販売者についてそれぞれ
    プールしている金額情報に精算金額を追加して管理する
    残額管理手段を備え、 上記残額管理手段により管理されているプール代金を用
    いて商品の購入を行うことを可能としたことを特徴とす
    る請求項10〜14の何れか1項に記載のデータ処理装
    置。
  16. 【請求項16】 商品の販売者と購入者とが合わせて三
    者以上存在する取引を仲介者が仲介し、一以上の購入者
    のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して支払わ
    れた上記商品の代金を差額精算して一以上の販売者に対
    して与えるようにする処理を支援する取引仲介システム
    に用いられるデータ処理装置であって、 上記一以上の販売者が上記一以上の購入者に対して上記
    商品の発送を行う前提として、上記一以上の購入者のう
    ちの少なくとも一人から上記仲介者に対して上記商品の
    代金が支払われた場合に仲介者側装置から送られる入金
    通知を受信する入金通知受信手段を備えたことを特徴と
    するデータ処理装置。
  17. 【請求項17】 商品の販売者と購入者とが合わせて三
    者以上存在する取引を仲介者が仲介し、一以上の購入者
    のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して支払わ
    れた上記商品の代金を差額精算して一以上の販売者に対
    して与えるようにする処理を支援する取引仲介システム
    に用いられるデータ処理装置であって、 上記仲介者が上記一以上の販売者に対して上記商品の発
    送を促すための前提として、上記一以上の購入者のうち
    の少なくとも一人が上記仲介者に対して上記商品の代金
    を支払ったことを表す送金通知を仲介者側装置に対して
    行う送金通知手段を備えたことを特徴とするデータ処理
    装置。
  18. 【請求項18】 商品の販売者と購入者とが合わせて三
    者以上存在する取引を仲介者が仲介し、一以上の購入者
    のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して支払わ
    れた上記商品の代金を差額精算して一以上の販売者に対
    して与えるようにする処理を支援する取引仲介システム
    に用いられるデータ処理装置であって、 上記一以上の販売者から上記一以上の購入者に発送され
    た商品について、当該商品を受領したことを仲介者側装
    置に通知することによって、上記一以上の購入者のうち
    の少なくとも一人から上記仲介者に対してあらかじめ送
    金された上記販売者に対する代金の支払を上記仲介者に
    促す受領確認手段を備えたことを特徴とするデータ処理
    装置。
  19. 【請求項19】 商品の販売者と購入者とが合わせて三
    者以上存在する取引を仲介者が仲介し、一以上の購入者
    のうちの少なくとも一人から上記仲介者に対して支払わ
    れた上記商品の代金を差額精算して一以上の販売者に対
    して与えるようにする処理を支援する取引仲介方法であ
    って、 上記一以上の購入者のうちの少なくとも一人から上記仲
    介者に対して上記商品の代金が支払われた場合に、仲介
    者側装置から一以上の販売者側装置に入金通知を行うこ
    とによって上記一以上の販売者に上記商品の発送を促す
    入金通知ステップと、 上記入金通知があったことに対応して上記一以上の販売
    者から上記一以上の購入者に発送された商品について、
    当該商品を受領したことを一以上の購入者側装置から上
    記仲介者側装置に通知することによって上記一以上の販
    売者に対する上記代金の支払を促す受領確認ステップと
    を有することを特徴とする取引仲介方法。
  20. 【請求項20】 上記入金通知ステップの前に、上記一
    以上の購入者のうちの少なくとも一人が上記仲介者に対
    して上記商品の代金を支払ったことを表す送金通知を上
    記購入者側装置から上記仲介者側装置に行うことによっ
    て上記入金通知を促す送金通知ステップを有することを
    特徴とする請求項19に記載の取引仲介方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜18の何れか1項に記載の
    各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項19または20に記載の取引仲
    介方法の処理手順をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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