JP2013513182A

JP2013513182A - クレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム及び方法

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Publication number: JP2013513182A
Application number: JP2012543029A
Authority: JP
Inventors: ヨンギキム
Original assignee: Paybridge Co ltd
Current assignee: Paybridge Co ltd
Priority date: 2009-12-24
Filing date: 2010-12-15
Publication date: 2013-04-18
Also published as: CN102687164A; WO2011078514A3; US20120253979A1; KR100960285B1; WO2011078514A2

Abstract

クレジットカードを用いて国際貿易決済を行うクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム及び方法が開示される。国際貿易決済システムにおいて、輸出国に別途のサーバーを設けることなく、バイヤーとサプライヤーとの間の代金決済が可能になる結果、輸入国のサーバーだけでもバイヤーとサプライヤーとの間の取引代金の決済が可能になる。
【選択図】図１

Description

本発明は、国際貿易決済システム及び方法に係り、さらに詳しくは、クレジットカードを用い、インターネットなどのネットワークを介して国際貿易決済を行うクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム及び方法に関する。

最近のインターネットの普及には目を見張るものがあり、これに伴い、インターネットという同質の媒体を介して全世界人を対象とする電子商取引が行われている。

電子商取引は、一般に、企業と企業との間（ＢｔｏＢ：ＢｕｓｉｎｅｓｓｔｏＢｕｓｉｎｅｓｓ）、企業と個人との間（ＢｔｏＣ：Ｂｕｓｉｎｅｓｓ
ｔｏＣｕｓｔｏｍｅｒ）、個人と個人との間（ＣｔｏＣ：ＣｕｓｔｏｍｅｒｔｏＣｕｓｔｏｍｅｒ）又は政府と企業との間（ＢｔｏＧ：ＢｕｓｉｎｅｓｓｔｏＧｏｖｅｒｎｍｅｎｔ）に統合・自動化された情報体系の環境下で、電子的な媒体と、電子的な技術及び手段を用いて、資金の流れが伴われる商取引だけではなく、購買者マーケティング、広告、調達、サービス、生産、輸送、購買などを行う一連の行為を含む。

このような電子商取引は、金融、教育、展示など種々の分野に拡散されており、ネットワークを介して行われるあらゆる商取引行為と、これを支援するものに幅広く活用されている。

主として企業と消費者との間の取引が多くの比重を占めていたが、最近には、企業と企業との間の取引に移行しつつある傾向にある。

このような傾向と相まって、最近には、国際ビジネスが一般化され、これに伴い、電子貿易が出現している。

電子貿易とは、貿易の一部または全部をコンピュータなど情報処理能を有する情報通信網を用いて行うことをいう。電子貿易の出現によって、決済方法においても、従来の動的な決済方式である信用状と取り立てなどの欠点を克服し、円滑な貿易決済を支援するための各種の電子決済手段が登場している。

現在公式化している電子決済制度としては、トレードカード（ＴｒａｄｅＣａｒｄ）、ＢＯＬＥＲＯ（ＢｉｌｌＯｆＬａｄｉｎｇ
ＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃＲｅｇｉｓｔｒｙＯｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ）、アイデントラスなどがある。

しかしながら、このような電子決済手段を用いて貿易取引代金を決済する場合には、バイヤーとサプライヤーとが常にネットワークを介して電子決済手段の管理・決済を中継するシステムに接続せねばならないという不都合があり、しかも、複数の参与当事者を電子的に接続させるのに長時間がかかるという欠点があった。

このような電子決済手段を用いた貿易決済に加えて、伝統的な信用状を用いる場合には、大量取引時に付帯費用が高くつくという欠点があり、且つ、速やかな取引が行われないという欠点があった。

本発明は、上述した問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、国際貿易決済システムにおいて、輸出国に別途のサーバーを設けることなく、バイヤーとサプライヤーとの間の代金決済を可能にするクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム及び方法を提供するところにある。

本発明の一局面によれば、本発明のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システムは、データベースと、前記バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するカード会員管理部／加盟店管理部と、前記バイヤーから、前記サプライヤーとの取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信すると、データベースに登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認した後、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤーに通報する承認処理部と、前記バイヤーに決済日に代金を振り込むように通報すると共に、決済日にサプライヤーに加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理し、且つ、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するカード決済処理部と、を備えていてもよい。

本発明の一局面によれば、本発明のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法は、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーから、前記サプライヤーとの取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するステップと、前記バイヤーバンクが、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤーに通報するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーに決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日にサプライヤーに加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するステップと、を含んでいてもよい。

また、本発明の他の局面によれば、本発明のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法は、バイヤーバンクサーバーが、バイヤー端末から、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーと前記サプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰから、取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報をデータベースから照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤー端末に送信して通報するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末に決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するステップと、を含んでいてもよい。

さらに、本発明のさらに他の局面によれば、本発明のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法は、バイヤーバンクサーバーが、保証機関から発給されたバイヤーの信用保証書をバイヤー又は保証機関から受信するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、バイヤー端末から、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーと前記サプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰから、取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって保証機関から発給されたバイヤーの信用情報をデータベースから照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤー端末に送信して通報するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末に決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理するステップと、前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するステップと、を含んでいてもよい。

本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム及び方法は、輸入国のサーバーだけでもバイヤーとサプライヤーとの間の取引代金決済が可能になる結果、一層使い勝手のよい国際貿易システムを提供することができるという優れた効果がある。

また、既存の貿易決済において支給保証をするＬ／Ｃは、条件付き支給保証（ネゴシエーションの瑕疵がない場合に、バイヤーバンクは支給義務を有する）であるのに対し、本発明は、一般承認である場合には承認後に、バイヤーコンファーム条件承認である場合にはバイヤーコンファーム後に、バイヤーバンクがサプライヤーへの無条件的な支給義務を有するものであり、国際貿易決済の安全な決済を支援することができるというさらなる効果がある。

本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システムを示す機能ブロック図である。本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法を示すフローチャートである。図２に示すクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法におけるバイヤーコンファーム方法を示すフローチャートである。図２に示すクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法における先振り込み処理方法を示すフローチャートである。図２に示すクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法における承認取消方法を示すフローチャートである。本発明の第２の実施形態に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法におけるｅＭＰを用いた方法を示すフローチャート。本発明の第３の実施形態に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法におけるｅＭＰと保証機関を用いた方法を示すフローチャートである。

本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システムは、取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの加盟店情報と、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件情報を含むバイヤーの信用情報と、指定されたサプライヤーの事前指定口座情報とが格納されるデータベースと、前記バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するカード会員管理部／加盟店管理部と、前記バイヤーから、前記サプライヤーとの取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信すると、データベースに登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認した後、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤーに通報する承認処理部と、前記バイヤーに決済日に代金を振り込むように通報すると共に、決済日にサプライヤーに加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理し、且つ、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するカード決済処理部と、を備える。

また、本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法は、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーから前記サプライヤーとの取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するステップと、前記バイヤーバンクが、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤーに通報するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーに決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日にサプライヤーに加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理するステップと、前記バイヤーバンクが、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するステップと、を含む。

特定の実施形態の後述する詳細な説明は、本発明の特定の実施形態の各種の説明を提供する。しかしながら、本発明は、請求範囲によって限定され、且つ、カバーされる多数の方法によって実現可能である。この詳細な説明は、同じ参照番号が同じであるかあるいは機能的に類似している要素を示す図面に基づいて行われる。

この明細書に開示される詳細な説明において用いられる用語は、単に本発明の特定の実施形態の詳細な説明のために用いられたものであるため、本発明を特定の方法に制限または限定するものと解釈されてはならない。さらに、本発明の実施形態は、全体的に本発明の好適な属性を示したり、この明細書に開示される発明を実施する上で必須となる複数の新規な特徴を含むことができる。

図１は、本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システムの構成を示す機能ブロック図である。

本発明の一実施形態に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システムは、バイヤー端末１００と、サプライヤー端末２００と、バイヤーバンクサーバー３００と、を備え、バイヤーバンクサーバー３００は、少なくとも１以上のデータベース３１０と、カード会員管理部３２１／加盟店管理部３２２と、承認処理部３３０と、カード決済処理部３４０と、を備えるが、バイヤーコンファーム処理部３５０と、先振り込み処理部３６０と、ｅＭＰ（Ｍａｒｋｅｔ
Ｐｌａｃｅ）管理部３７０及び保証書管理部３８０をさらに備えていてもよい。

バイヤー端末１００及びサプライヤー端末２００は、国家間の貿易及び金融取引をしようとする取引主体（購買者、販売者）となるクライアントであり、例えば、企業体で運営するサーバーであってもよく、これに加えて、マイクロソフト上のインターネットエクスプローラー（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ
Ｅｘｐｌｏｒｅｒ）などのウェブブラウザーなどを用いるコンピューター、移動通信端末、個人情報端末（ＰＤＡ）、インターネット接続機能を有するテレビなどの通信装置であってもよい。

バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーの貿易取引による決済処理を行う装置であり、特に、クレジットカードを用いた決済処理を行う韓国内の銀行またはカード会社のサーバーであってもよい。

バイヤーバンクサーバー３００のデータベース３１０は、少なくとも１以上が備えられ、ここには、バイヤーとサプライヤーとの取引明細及びバイヤーの信用情報、加盟店情報が格納される。

このとき、バイヤーバンクサーバー３００のデータベース３１０は、バイヤーとサプライヤーとの間の取引明細情報（取引日、取引品目、取引金額、指定決済日、手数料負担者）を格納するための取引データベースと、バイヤーの信用情報（クレジットカード番号、パスワード、バイヤーの名称、事業者の住所、事業者番号、連絡先、取引明細による延滞有無、延滞率及びそれによる信用評価等級、信用カード限度など）を格納するための会員データベースと、サプライヤーの加盟店情報（クレジットカードを用いた取引を行う加盟店として加入したサプライヤーであり、加盟店番号、サプライヤーの名称、事業場の住所、事業者番号、連絡先及び決済口座）を格納する加盟店データベースと、を備えていてもよい。これらに加えて、データベース３１０は、カード決済情報、承認明細、加盟店の振込み情報、バイヤーコンファーム情報、及び保証書情報を別途に管理することができる。

また、バイヤーバンクサーバー３００のカード会員管理部３２１／加盟店管理部３２２は、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベース３１０に格納して登録する。

さらに、バイヤーバンクサーバー３００の承認処理部３３０は、バイヤー端末１００から、サプライヤーとの取引契約締結情報と、バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信すると、データベース３１０に登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認した後、バイヤーの承認明細をサプライヤー端末２００に送信して通報する。すなわち、バイヤー端末１００が提供する取引契約締結情報及び決済情報には、決済日指定、手数料負担指定情報が含まれている。このとき、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーとサプライヤーとの間の取引を承認すると、サプライヤーへの代金支給を保証する。

さらに、バイヤーバンクサーバー３００のカード決済処理部３４０は、バイヤー端末１００に決済日に代金を振り込むように通報するとともに、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理し、且つ、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、バイヤーの取引代金の償還処理を完了する。すなわち、カード決済処理部３４０は、クレジットカードを介して締結された取引の決済を行う。特に、カード決済処理部３４０は、バイヤーバンクサーバー３００において自体的に定められた決済日ではなく、バイヤーが自体的に定めた指定決済日に決済を行い、このように自由に指定された決済日によって発生した手数料は、バイヤーとサプライヤーとの間の取引締結時に定められた手数料負担者に請求することとなる。

このとき、カード決済処理部３４０は、国際精算システムを用いて、サプライヤーバンク４００に代金を振り込むことができる。

ここで、バイヤーバンクサーバー３００のバイヤーコンファーム処理部３５０は、バイヤーとサプライヤーとの間の承認取引条件のうちバイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合に、バイヤー端末１００からバイヤーコンファーム申請明細を受信し、バイヤーコンファーム処理し、そのバイヤーコンファーム処理結果をバイヤー端末１００に送信して通報する。

これに対し、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーコンファーム処理結果をバイヤー端末１００に送信して通報した後、サプライヤーへの代金支給を保証する。

一方、バイヤーバンクサーバー３００の先振り込み処理部３６０は、サプライヤーが取引代金の支給日前に先振込みを要請すると、承認明細及びバイヤーコンファーム明細を確認し、バイヤーの信用等級に基づいて算定した手数料率に合わせて取引代金から手数料を差し引いた後、残りの取引代金を加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金の支給日前に振り込む。

バイヤーバンクサーバー３００のｅＭＰ管理部３７０は、バイヤーとサプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰ５００から、取引契約締結情報と、バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信する。

そして、バイヤーバンクサーバー３００の保証書管理部３８０は、バイヤーバンクサーバー３００が保証機関６００から発給されたバイヤーの信用保証書をバイヤー端末１００または保証機関６００から受信し、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベース３１０に登録する。

以下、本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システムの動作過程について説明する。

先ず、カード会員管理部３２１／加盟店管理部３２２は、バイヤー端末１００からバイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とをデータベース３１０に受信して登録する。

このとき、バイヤー端末１００は、インターネット、電話などのネットワークを介してバイヤーバンクサーバー３００に接続して、カード会員登録を申請するか、あるいは、書面などに登録事項を書き込んだ後、郵便やファックスまたは人便などを用いてカード会員登録を申請することができる。例えば、インターネットを介して会員登録を申請する場合に、バイヤー端末１００は、ネットワークへの接続のためのプログラム（例えば、ウェブブラウザー）を起動し、バイヤーバンクサーバー３００に接続するためのＵＲＬを入力して接続する。次いで、バイヤーバンクサーバー３００が会員登録のためのページをバイヤー端末１００に提供し、バイヤー端末１００は、送信された登録ページの上に該当事項を書き込むことにより登録が行われる。

一方で、サプライヤー端末２００も、バイヤーバンクサーバー３００に接続して、クレジットカードを用いた決済を行う加盟店としての登録を申請し、サプライヤーの加盟店登録申請もまた、バイヤーのカード会員登録と同様に、インターネット、署名などによって行うことができる。

このようにバイヤーとサプライヤーとの間の契約が締結されることによって、承認処理部３３０は、バイヤー端末１００から、サプライヤーとの取引契約締結情報と、バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信すると、データベース３１０に登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認した後、バイヤーの承認明細をサプライヤー端末２００に送信して通報する。

次いで、カード決済処理部３４０は、バイヤー端末１００に決済日に代金を振り込むように通報すると共に、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理し、且つ、バイヤー端末１００から決済日に決済代金が振り込まれると、バイヤーの取引代金の償還処理を完了する。すなわち、カード決済処理部３４０は、クレジットカードを介して締結された取引の決済を行う。特に、カード決済処理部３４０は、バイヤーバンクサーバー３００において自体的に定められた決済日ではなく、バイヤーが自体的に定めた指定決済日に決済を行い、このように自由に指定された決済日によって発生した手数料は、バイヤーとサプライヤーとの間の取引締結時に定められた手数料負担者に請求することとなる。

バイヤーコンファーム処理部３５０は、バイヤーとサプライヤーとの間の承認取引条件のうちバイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合に、バイヤー端末１００からバイヤーコンファーム申請明細を受信し、バイヤーコンファーム処理し、そのバイヤーコンファーム処理結果をバイヤー端末１００に通報する。

一方で、先振り込み処理部３６０は、サプライヤーが取引代金の支給日前に先振込みを要請すると、承認明細及びバイヤーコンファーム明細を確認し、バイヤーの信用等級に基づいて算定した手数料率に合わせて取引代金から手数料を差し引いた後、残りの取引代金をサプライヤー端末２００における加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金の支給日前に振り込む。

ｅＭＰ管理部３７０は、バイヤーとサプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰから、取引契約締結情報と、バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信する。

また、保証書管理部３８０は、バイヤーバンクサーバー３００が、保証機関６００から発給されたバイヤーの信用保証書を、バイヤー端末１００または保証機関６００から受信し、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して登録する。

以下、図２に基づき、本発明に係るクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法について説明する。

先ず、バイヤーバンクサーバー３００が、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とをデータベース３１０に格納登録する（Ｓ１）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００が、バイヤー端末１００から、サプライヤーとの取引契約締結情報と、バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信する（Ｓ２）。

すると、バイヤーバンクサーバー３００は、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報をデータベースから照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理する（Ｓ３）。このとき、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーとサプライヤーとの間の取引が承認されると、サプライヤーへの代金支給を保証する。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーの承認明細をサプライヤー端末２００に送信して通報する（Ｓ４）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００に決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理する（Ｓ５）。

また、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００から決済日に決済代金が振り込まれると、バイヤーの取引代金の償還処理を完了する（Ｓ６）。

一方で、サプライヤー端末２００は、決済日にサプライヤーバンク４００における加盟店情報の登録時に指定された事前指定口座から取引代金を引き出して、満期代金を精算する（Ｓ７）。

これに対し、バイヤーバンクサーバー３００は、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認（Ｓ３）するステップにおいて、バイヤーとサプライヤーとの間の承認取引条件のうちバイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合について、図３に基づいて説明する。

先ず、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００からバイヤーコンファーム申請明細を受信し、バイヤーコンファーム処理する（Ｓ３１）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーコンファーム処理結果をバイヤー端末１００に通報する（Ｓ３２）。

また、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーコンファーム処理結果をバイヤー端末１００に通報した後、サプライヤーへの代金支給を保証する。

以下、図４に基づき、先振込み要請による処理方法について説明する。
サプライヤーが取引代金の支給日前に先振込みを要請（Ｓ４１）すると、バイヤーバンクサーバー３００は、承認明細及びバイヤーコンファーム明細を確認（Ｓ４２）し、バイヤーの信用等級に基づいて算定した手数料率に合わせて取引代金から手数料を差し引いた後、残りの取引代金を加盟店情報の登録時に指定された事前指定口座に取引代金の支給日前に振り込む（Ｓ４３）。

一方で、サプライヤーは、決済日前にサプライヤーバンク４００における加盟店情報の登録時に指定された事前指定口座から先振込み取引代金を引き出す（Ｓ４４）。

以下、図５に基づき、承認取消要請による処理方法について説明する。
バイヤー端末１００からの承認取消の要請があれば（Ｓ１１０）、バイヤーバンクサーバー３００は、データベースから既承認明細を確認して、先振込み済み及び支給済みの有無を判断する（Ｓ１２０）。

このとき、前記判断ステップ（Ｓ１２０）において、先振込み済み及び支給済みが行われていないと判断されれば（ＮＯ）、バイヤーバンクサーバー３００は、承認取消を処理する（Ｓ１３０）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００に承認取消を通報し、且つ、サプライヤー端末２００に承認取消明細の照会を許容する（Ｓ１４０）。

これに対し、前記判断ステップ（Ｓ１１０）において、先振込み済み及び支給済みが行われていると判断されれば（ＹＥＳ）、バイヤーバンクサーバー３００は、承認取消が不能である旨をバイヤー端末１００に通報する（Ｓ１４０）。

以下、図６に基づき、本発明の第２の実施形態に係るバイヤーとサプライヤーとの間のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法について説明する。

先ず、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００から、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに格納して登録する（Ｓ２１０）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーとサプライヤーとがｅＭＰ５００を介して契約を締結した後、取引契約締結情報と、バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とをｅＭＰ５００を介して受信する（Ｓ２２０）。

すると、バイヤーバンクサーバー３００は、取引契約締結情報の受信（承認要請）によってデータベースに登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理する（Ｓ２３０）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーの承認明細をサプライヤー端末２００に通報する（Ｓ２４０）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００に決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理する（Ｓ２５０）。

また、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００から決済日に決済代金が振り込まれると、バイヤーの取引代金の償還処理を完了する（Ｓ２６０）。

一方で、サプライヤー２００は、決済日にサプライヤーバンク４００における加盟店情報の登録時に指定された事前指定口座から取引代金を引き出して、満期代金を精算する（Ｓ２７０）。

これに対し、バイヤーバンクサーバー３００は、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認（Ｓ３）するステップにおいて、バイヤーとサプライヤーとの間の承認取引条件のうちバイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合について、図４に基づいて説明する。

本発明の第３の実施形態に係るバイヤー端末１００とサプライヤー端末２００との間のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンクサーバー３００中心の国際貿易決済方法について、図７に基づいて説明する。

先ず、バイヤーバンクサーバー３００は、保証機関６００から発給されたバイヤーの信用保証書をバイヤー端末１００または保証機関６００から受信する（Ｓ３１０）。

また、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００から、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録する（Ｓ３２０）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーとサプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰ５００から、取引契約締結情報と、バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信する（Ｓ３３０）。

すると、バイヤーバンクサーバー３００は、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって保証機関６００から発給されたバイヤーの信用情報をデータベースから照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理する（Ｓ３４０）。

次いで、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤーの承認明細をサプライヤー端末２００に送信して通報する（Ｓ３５０）。

一方で、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００に決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理する（Ｓ３６０）。

また、バイヤーバンクサーバー３００は、バイヤー端末１００から決済日に決済代金が振り込まれると、バイヤーの取引代金の償還処理を完了する（Ｓ３７０）。

一方で、サプライヤー２００は、決済日にサプライヤーバンク４００における加盟店情報の登録時に指定された事前指定口座から取引代金を引き出して、満期代金を精算する（Ｓ３８０）。

上述した詳細な説明がいくつかの実施形態に適用されているように、本発明の基本的な新規特徴を示し、記述し、且つ、言及したが、例示されたシステムの形態及び詳細事項について、本発明の意図を逸脱することなく、種々の省略、交替及び変更がこの技術分野における熟練した者によって行われ得るということが理解できるであろう。

クレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム及び方法は、輸入国のサーバーだけでもバイヤーとサプライヤーとの間の取引代金決済が可能になる結果、一層使い勝手のよい国際貿易システムを提供することが可能になる。

１００：バイヤー端末、
２００：サプライヤー端末、
３００：バイヤーバンクサーバー、
３１０：少なくとも１以上のデータベース、
３２１：カード会員管理部、
３２２：加盟店管理部、
３３０：承認処理部、
３４０：カード決済処理部、
３５０：バイヤーコンファーム処理部、
３６０：先振り込み処理部、
３７０：ｅＭＰ管理部、
３８０：保証書管理部、
４００：サプライヤーバンク、
５００：ｅＭＰ、
６００：保証機関、

Claims

ネットワークを介して互いに接続されてクレジットカードを用いて国際貿易決済を行うクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法において、
バイヤーバンクサーバーが、バイヤー端末から、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末から、前記サプライヤーとの取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報をデータベースから照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤー端末に送信して通報するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末に、決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末から決済日に決済代金が振り込まれると、バイヤーの取引代金の償還処理を完了するステップと、
を含むクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
前記バイヤーと前記サプライヤーとの間の承認取引条件のうち、バイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合に、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末から、バイヤーコンファーム申請明細を受信し、バイヤーコンファーム処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、バイヤーコンファーム処理結果を前記バイヤー端末に送信して通報するステップと、
をさらに含む請求項１に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
前記サプライヤーが、取引代金の支給日前に先振込みを要請すると、前記バイヤーバンクサーバーが、承認明細及びバイヤーコンファーム明細を確認した後、前記バイヤーの信用等級に基づいて算定した手数料率に合わせて取引代金から手数料を差し引いた後、残りの取引代金が、加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金の支給日前に振り込まれるように処理するステップをさらに含む請求項２に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
前記バイヤーから承認取消の要請があれば、前記バイヤーバンクサーバーが既承認明細を確認して、先振込み済み及び支給済みの有無を判断するステップと、
前記判断ステップにおいて、先振込み済み及び支給済みが行われていないと判断されれば、前記バイヤーバンクサーバーが承認を取り消すステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、バイヤー端末に、承認取消を送信して通報し、且つ、サプライヤー端末に承認取消明細の照会を許容するステップと、
前記判断ステップにおいて、先振込み済み及び支給済みが行われていると判断されれば、前記バイヤーバンクサーバーが、承認取消が不能である旨を前記バイヤー端末に通報するステップと、
を含む請求項１に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
前記バイヤーバンクサーバーは、
前記バイヤーと前記サプライヤーとの間の取引を承認すると、サプライヤーへの代金支給を保証することを特徴とする請求項１に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
前記バイヤーバンクサーバーは、
バイヤーコンファーム処理結果を前記バイヤー端末に通報した後に、サプライヤーへの代金支給を保証することを特徴とする請求項２に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
ネットワークを介して互いに接続されてクレジットカードを用いて国際貿易決済を行うクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法において、
バイヤーバンクサーバーが、バイヤー端末から、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーと前記サプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰから、取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって登録されたバイヤーの信用情報をデータベースから照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤー端末に送信して通報するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末に決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するステップと、
を含むクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
前記バイヤーと前記サプライヤーとの間の承認取引条件のうち、バイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合に、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末からバイヤーコンファーム申請明細を受信し、バイヤーコンファーム処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、バイヤーコンファーム処理結果を前記バイヤー端末に通報するステップと、
をさらに含む請求項７に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
ネットワークを介して互いに接続されてクレジットカードを用いて国際貿易決済を行うクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法において、
バイヤーバンクサーバーが、保証機関から発給されたバイヤーの信用保証書をバイヤー又は保証機関から受信するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、バイヤー端末から、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とを受信して、データベースに登録するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーと前記サプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰから、取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、取引契約締結情報の受信（承認要請）によって保証機関から発給されたバイヤーの信用情報をデータベースから照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤー端末に送信して通報するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末に決済日に代金を振り込むように通報し、且つ、決済日に加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するステップと、
を含むクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
前記バイヤーと前記サプライヤーとの間の承認取引条件のうちバイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合に、
前記バイヤーバンクサーバーが、前記バイヤー端末からバイヤーコンファーム申請明細を受信し、バイヤーコンファーム処理するステップと、
前記バイヤーバンクサーバーが、バイヤーコンファーム処理結果を前記バイヤー端末に通報するステップと、
をさらに含む請求項９に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済方法。
ネットワークを介して互いに接続されてクレジットカードを用いて国際貿易決済を行うクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システムにおいて、
取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの加盟店情報と、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件情報を含むバイヤーの信用情報と、指定されたサプライヤーの事前指定口座情報とが格納されるデータベースと、
前記バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と、サプライヤーの事前指定口座情報を含むサプライヤーの加盟店情報とをデータベースに格納して登録するカード会員管理部／加盟店管理部と、
前記バイヤー端末から、前記サプライヤーとの取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信すると、データベースに登録されたバイヤーの信用情報を照会して、バイヤーの取引限度範囲及び取引条件に合わせて承認した後、前記バイヤーの承認明細を前記サプライヤー端末に通報する承認処理部と、
前記バイヤーに決済日に代金を振り込むように通報すると共に、決済日にサプライヤーに加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金が振り込まれるように処理し、且つ、前記バイヤーから決済日に決済代金が振り込まれると、前記バイヤーの取引代金の償還処理を完了するカード決済処理部と、
を備えるクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム。
前記バイヤーと前記サプライヤーとの間の承認取引条件のうちバイヤーコンファームを必須とする条件で承認処理された場合に、
前記バイヤーバンクサーバーが前記バイヤーからバイヤーコンファーム申請明細を受信し、バイヤーコンファーム処理し、そのバイヤーコンファーム処理結果を前記バイヤーに通報するバイヤーコンファーム処理部をさらに備える請求項１１に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム。
前記サプライヤーが取引代金の支給日前に先振込みを要請すると、承認明細及びバイヤーコンファーム明細を確認した後、前記バイヤーの信用等級に基づいて算定した手数料率に合わせて取引代金から手数料を差し引いた後、残りの取引代金を加盟店情報の登録時に指定されたサプライヤーの事前指定口座に取引代金の支給日前に振り込む先振り込み処理部をさらに備える請求項１２に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム。
前記バイヤーバンクサーバーは、前記バイヤーと前記サプライヤーとが契約を締結した後、ｅＭＰから、取引契約締結情報と、前記バイヤーによって設定された決済日を含む決済情報とを受信するｅＭＰ管理部をさらに備える請求項１１又は１２に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム。
バイヤーバンクサーバーが保証機関から発給されたバイヤーの信用保証書をバイヤーまたは保証機関から受信し、バイヤーの取引条件や決済口座情報などを含むバイヤーのカード会員情報と加盟店情報とを受信して、データベースに登録する保証書管理部をさらに備える請求項１１又は１２に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム。
前記バイヤーバンクサーバーは、
前記バイヤーと前記サプライヤーとの間の取引を承認すると、サプライヤーへの代金支給を保証することを特徴とする請求項１１に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム。
前記バイヤーバンクサーバーは、
バイヤーコンファーム処理結果を前記バイヤーに通報した後、サプライヤーへの代金支給を保証することを特徴とする請求項１２に記載のクレジットカードシステムを用いたバイヤーバンク中心の国際貿易決済システム。