JP2002082488A - 静電荷像現像用カラートナー及び定着方法、トナー容器、画像形成装置 - Google Patents

静電荷像現像用カラートナー及び定着方法、トナー容器、画像形成装置

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桂子 白石
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Mitsuteru Kato
光輝 加藤
Toyoshi Sawada
豊志 澤田
Takuya Saito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラに離型オイルを塗布しなくてもオ
フセット防止性に優れると共に、転写性、耐久性、湿度
に対する帯電安定性、粉砕性に優れ、しかも光沢があり
色再現性に優れた画像が得られる静電荷像現像用カラー
トナー及びそれを用いたトナー像の定着方法、該トナー
を充填したトナー容器、該容器を装填した画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 少なくとも着色剤、2種類以上の樹脂及
びワックスを含有する静電荷像現像用カラートナーにお
いて、前記2種類以上の樹脂とワックスが互いに非相溶
で海島状の相分離構造を有し、該相分離構造は連続相の
海状の樹脂Aに島状の他の樹脂Bが分散し、該島状樹脂
Bの中に実質的にワックスが内包されており、かつ該樹
脂AがTHF不溶解成分を含有せず、GPCによる重量
平均分子量が10000〜90000であり、しかも該
トナーに少なくとも無機微粒子及び/又は樹脂微粒子を
外添したことを特徴とする静電荷像現像用カラートナ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電記
録、静電印刷などにおける静電荷像を現像するためのカ
ラートナー、及びカラートナー像を紙等の記録媒体に定
着する方法、カラートナーを充填した容器、カラートナ
ーを充填した容器を装填した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による画像形成では、光導
電性物質等の像担持体上に静電荷による潜像を形成し、
この静電潜像に対して、帯電したトナー粒子を付着させ
て可視像を形成した後、該トナー像を紙等の記録媒体に
転写し、定着され、出力画像となる。近年、電子写真方
式を用いたコピアやプリンターの技術は、モノクロから
フルカラーへの展開が急速になりつつあり、フルカラー
の市場は拡大する傾向にある。
【0003】フルカラー電子写真法によるカラー画像形
成は一般に3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの
3色のカラートナー又はそれに黒色を加えた4色のカラ
ートナーを積層させて全ての色の再現を行なうものであ
る。従って、色再現性に優れ、鮮明なフルカラー画像を
得るためには、定着されたトナー画像表面をある程度平
滑にして光散乱を減少させる必要がある。このような理
由から従来のフルカラー複写機等の画像光沢は10〜5
0%の中〜高光沢のものが多かった。
【0004】一般に、乾式のトナー像を記録媒体に定着
する方法としては、平滑な表面を持ったローラーやベル
トを加熱しトナーと圧着する接触加熱定着方法が多用さ
れている。この方法は熱効率が高く高速定着が可能であ
り、カラートナーに光沢や透明性を与えることが可能で
あるという利点がある反面、加熱定着部材表面と溶融状
態のトナーとを加圧下で接触させた後剥離するために、
トナー像の一部が定着ローラー表面に付着して別の画像
上に転移する、いわゆるオフセット現象が生じる。
【0005】このオフセット現象を防止することを目的
として、離型性に優れたシリコーンゴムやフッ素樹脂で
定着ローラー表面を形成し、さらにその定着ローラー表
面にシリコーンオイル等の離型オイルを塗布する方法が
一般に採用されていた。この方法は、トナーのオフセッ
トを防止する点では極めて有効であるが、離型オイルを
供給するための装置が必要であり、定着装置が大型化し
コスト高になってしまう。このためモノクロトナーで
は、溶融したトナーが内部破断しないように結着樹脂の
分子量分布の調整等でトナーの溶融時の粘弾性を高め、
さらにトナー中にワックス等の離型剤を含有させること
により、定着ローラーに離型オイルを塗布しない、或い
はオイル塗布量をごく微量とする方法が採用される傾向
にある。
【0006】しかし、前述したようにカラートナーでは
色再現性を向上させるために定着画像の表面を平滑にす
る必要があるため溶融時の粘弾性を低下させねばなら
ず、光沢のないモノクロトナーよりオフセットし易く、
定着装置のオイルレス化や微量塗布化がより困難とな
る。また、トナー中に離型剤を含有させるとトナーの付
着性が高まり転写紙への転写性が低下し、さらにトナー
中の離型剤がキャリア等の摩擦帯電部材を汚染し帯電性
を低下させることにより耐久性が低下するという問題を
生じる。
【0007】また、従来、カラートナーにはポリエステ
ル樹脂やエポキシ樹脂等の低分子量で光沢が得られ易い
結着樹脂が用いられてきたが、これらの樹脂は親水性基
を含有するため湿度による帯電量の変化が大きいという
欠点を有していた。さらに、最近は高画質を得るために
トナーを小粒径化する傾向にあるが、ポリエステル樹脂
やエポキシ樹脂は従来からモノクロトナー用結着樹脂と
して用いられてきたスチレン系樹脂に比べ粉砕性が劣る
という欠点を有している。
【0008】このような状況において従来提案されてい
る事柄は、例えば特開平8−220808号公報では軟
化点90〜120℃の線型ポリエステル樹脂とカルナバ
ワックスを用いたトナーが、特開平9−106105号
公報では互いに相溶する軟化点の異なる樹脂とワックス
からなるトナーが、特開平9−304964号公報では
ポリエステル樹脂とワックスの溶融粘度を規定したトナ
ーが、特開平10−293425号公報では軟化点90
〜120℃のポリエステル樹脂とライスワックス、カル
ナバワックス及びシリコーンオイル含有したトナーが
特開平5−61242号公報ではワックス内包型の重合
法トナーが提案されているが、適度な光沢を持たせなが
ら、定着ローラーに離型オイルを塗布しない、或いはオ
イル塗布量をごく微量とした定着方法でも十分なオフセ
ット防止性があると同時に転写性、耐久性、湿度に対す
る帯電の安定性、粉砕性に優れたトナーとはなっていな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、適度な画像光沢があり色再現
性に優れ、定着ローラーに離型オイルを塗布しない、或
いはオイル塗布量をごく微量とした定着方法でも十分な
オフセット防止性があると同時に転写性、耐久性、湿度
に対する帯電の安定性、粉砕性に優れたカラートナー、
及びカラートナー像を記録媒体に定着する方法、カラー
トナーを充填した容器、カラートナーを充填した容器を
装填した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、特定の特性を持
った2種以上の樹脂とワックスを特定の相分離構造とし
たトナーとすることにより、その目的を達成できること
を見出し本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明によれば、第一に、少な
くとも着色剤、2種類以上の樹脂及びワックスを含有す
る静電荷像現像用カラートナーにおいて、前記2種類以
上の樹脂とワックスが互いに非相溶で海島状の相分離構
造を有し、該相分離構造は連続相の海状の樹脂Aに島状
の他の樹脂Bが分散し、該島状樹脂Bの中に実質的にワ
ックスが内包されており、かつ該樹脂AがTHF不溶解
成分を含有せず、GPCによる重量平均分子量が100
00〜90000であり、しかも該トナーに少なくとも
無機微粒子及び/又は樹脂微粒子を外添したことを特徴
とする静電荷像現像用カラートナーが提供される。第二
に、樹脂A、樹脂B及びワックスのそれぞれのSP値
(溶解性パラメーター)の関係が、樹脂AのSP値>樹
脂BのSP値>ワックスのSP値、であることを特徴と
する上記第一に記載の静電荷像現像用カラートナーが提
供される。第三に、樹脂Aと樹脂BのSP値差が0.6
以上であることを特徴とする上記第一又は第二に記載の
静電荷像現像用カラートナーが提供される。第四に、樹
脂A、樹脂B及びワックスの含有量の関係が、樹脂Aの
含有量>樹脂Bの含有量>ワックスの含有量、であり、
トナー中の樹脂及びワックスの合計量に対して樹脂Aが
55〜96重量%、樹脂Bが2〜44重量%、ワックス
が2〜15重量%であることを特徴とする上記第一〜第
三のいずれかに記載の静電荷像現像用カラートナーが提
供される。第五に、樹脂Bが樹脂Aより粉砕されやすい
樹脂であることを特徴とする上記第一〜第四のいずれか
に記載の静電荷像現像用カラートナーが提供される。第
六に、樹脂Bがワックスより粉砕されやすい樹脂である
ことを特徴とする上記第一〜第五のいずれかに記載の静
電荷像現像用カラートナーが提供される。第七に、ワッ
クスの最大分散粒径が長軸径で0.5μm以上で、か
つ、トナーの最大粒径の1/3以下であることを特徴と
する上記第一〜第六のいずれかに記載の静電荷像現像用
カラートナーが提供される。第八に、樹脂Aがポリエス
テル樹脂及び/又はポリオール樹脂及び/又はであるこ
とを特徴とする上記第一〜第七のいずれかに記載の静電
荷像現像用カラートナーが提供される。第九に、樹脂A
がGPCによる重量平均分子量が異なる2種類の樹脂か
らなり、該2種類の樹脂のSP値差が0.4以上0.6
以下であることを特徴とする上記第一〜第八のいずれか
に記載の静電荷像現像用カラートナーが提供される。第
十に、樹脂BがTHF不溶解成分を含まず、GPCによ
る重量平均分子量が10000〜60000であること
を特徴とする上記第一〜第九のいずれかに記載の静電荷
像現像用カラートナーが提供される。第十一に、樹脂B
がワックス成分をビニル系樹脂によりグラフト化した樹
脂であることを特徴とする上記第一〜第十のいずれかに
記載の静電荷像現像用カラートナーが提供される。第十
二に、樹脂A及び樹脂Bのガラス転移温度の関係が、樹
脂Aのガラス転移温度<樹脂Bのガラス転移温度、であ
ることを特徴とする上記第一〜第十一のいずれかに記載
の静電荷像現像用カラートナーが提供される。第十三
に、ワックスの融点が70〜125℃で、針入度が5以
下であることを特徴とする上記第一〜第十二のいずれか
に記載の静電荷像現像用カラートナーが提供される。第
十四に、ワックスが、カルナウバワックス、その変性ワ
ックス、及び合成エステルワックスから選ばれる少なく
とも1種であることを特徴とする上記第一〜第十三のい
ずれかに記載の静電荷像現像用カラートナーが提供され
る。第十五に、前記トナーが少なくとも無機微粒子及び
/又は樹脂微粒子を含有(内添)していることを特徴と
する上記第一〜第十四のいずれかに記載の静電荷像現像
用カラートナーが提供される。第十六に、前記トナー
が、少なくとも疎水化処理されたシリカ及び疎水化処理
された酸化チタンが外添され、該疎水化処理されたシリ
カの外添量より該疎水化処理された酸化チタンの外添量
の方が多いことを特徴とする上記第一〜第十五のいずれ
かに記載の静電荷像現像用カラートナーが提供される。
第十七に、前記トナーが、少なくとも疎水化処理された
シリカ及び疎水化処理された酸化チタンが外添され、該
疎水化処理されたシリカが、少なくとも比表面積が70
〜400m2/gのシリカ及び比表面積20〜50m2
gのシリカの2種類を含有することを特徴とする上記第
一〜第十五のいずれかに記載の静電荷像現像用カラート
ナーが提供される。第十八に、前記該トナーが、少なく
とも疎水化処理されたシリカ、疎水化処理された酸化チ
タン及び平均粒径が母体トナーの平均粒径の1/100
〜1/8である樹脂微粒子が外添されていることを特徴
とする上記第一〜第十五のいずれかに記載の静電荷像現
像用カラートナーが提供される。
【0012】また、本発明によれば、第十九に、記録媒
体上に形成された未定着のトナー像を、加熱された定着
ローラ及び加圧ローラにて形成されたニップ部を通過さ
せ接触加熱する定着方法であって、少なくとも該定着ロ
ーラが耐熱弾性層を有するソフトローラからなり、ニッ
プの形状がトナー像と接する定着ローラー側に凹んでお
り、かつトナーとして上記第一〜第十八のいずれかに記
載の静電荷像現像用カラートナーを用いることを特徴と
する定着方法が提供される。第二十に、記録媒体上に形
成された未定着のトナー像を、加熱された定着ベルト及
び加圧部材にて形成されたニップ部を通過させ接触加熱
する定着方法であって、ニップの形状がトナー像と接す
る定着ベルト側に凹んでおり、かつトナーとして上記第
一〜第十八のいずれかに記載の静電荷像現像用カラート
ナーを用いるたことを特徴とする定着方法が提供され
る。第二十一に、上記第一〜第十八のいずれかに記載の
静電荷像現像用カラートナーを充填したトナー容器が提
供される。第二十二に、上記第一〜第十八のいずれかに
記載の静電荷像現像用カラートナーを充填したトナー容
器を装填した画像形成装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
上記のごとく本発明のトナーの最大の特徴は、少なくと
も2種類以上の樹脂及びワックスを含有し、それらが互
いに非相溶で海島状の相分離構造をとり、連続相である
海状の樹脂Aに島状に他の樹脂Bが分散し、島状樹脂B
の中にワックスが内包されていることである。この構造
を確実に形成し、さらに本発明の課題を達成するために
は、樹脂A、樹脂B及びワックスのSP値が、樹脂Aの
SP値>樹脂BのSP値>ワックスのSP値であり、樹
脂Aと樹脂BのSP値差が0.6以上であり、トナー中
の樹脂及びワックスの合計量に対して樹脂Aが55〜9
6重量%、樹脂Bが2〜44重量%、ワックスが2〜1
5重量%であることが重要である。
【0014】その理由は、従来の樹脂にワックスが島状
に分散した海島構造のトナーでは、粉砕時に樹脂とワッ
クスの界面に粉砕応力が集中し易いため、樹脂とワック
スの界面で粉砕され易く、粉砕されたトナーの表面には
添加したワックスの割合以上にワックスが露出してお
り、このことが転写性や耐久性を低下させる原因となっ
ていた。本発明のトナーでは、海状の樹脂Aに島状に他
の樹脂Bが分散し、島状樹脂Bの中にワックスが内包さ
れている構造とすることにより、粉砕応力が樹脂Aと樹
脂Bとの界面にも集中させることができ、粉砕されたト
ナー表面へのワックスの露出量を減少させ、転写性、耐
久性に優れたトナーとすることができ、しかもワックス
はトナー表面近傍に存在するため耐オフセット性の低下
もほとんどない。また、応力の集中する非相溶面の増加
により粉砕性が向上し、小粒径のトナーが生産効率よく
製造することができる。
【0015】さらに、樹脂Bを樹脂Aより粉砕され易い
樹脂とすることにより、粉砕性が向上すると同時にワッ
クスがトナー表面近傍に存在する確率を高めることがで
き、オフセット防止効果が向上する。さらに、樹脂Bを
ワックスより粉砕され易い樹脂とすることによりワック
ス内部での粉砕が減少し、トナー表面へのワックスの露
出量がさらに減少し転写性や耐久性が向上する。
【0016】色再現性の面から画像の光沢は10%以上
あることが好ましく、樹脂AはTHF不溶分を含有せず
重量平均分子量が90000以下、より好ましくは50
000以下、樹脂BはTHF不溶分を含有せず重量平均
分子量が60000以下とすることにより達成可能とな
る。また、樹脂A、樹脂Bともに重量平均分子量が10
000未満では十分なオフセット防止効果が得られな
い。
【0017】本発明のカラートナーに使用されるバイン
ダー樹脂としては従来公知のものを広く使用することが
できる。例えば、スチレン、パラクロルスチレン、ビニ
ルトルエン、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メ
タ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒ
ドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−クロロエチ
ル、(メタ)アクリロニトリル酸、(メタ)アクリアミ
ド、(メタ)アクリル酸、ビニルメチルエーテル、ビニ
ルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニル
メチルケトン、N−ビニルピロリドン、N−ビニルピリ
ジン、ブタジエン等の単量体の重量体、又は、これらの
単量体の2種類以上からなる共重合体、或いはそれらの
混合物が挙げられる。その他、ポリエステル樹脂、ポリ
オール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、エポ
キシ樹脂、ロジン、変性ロジン、テルベン樹脂、フェノ
ール樹脂、水添石油樹脂などが単独或いは混合して使用
できる。
【0018】以上の中でも樹脂Aとしては従来からカラ
ートナーに用いられているポリエステル樹脂やポリオー
ル樹脂が適している。本発明において使用されるポリエ
ステル樹脂は、多価カルボン酸成分と多価アルコール成
分との縮重合反応により得られるものである。多価カル
ボン酸成分としては、2価カルボン酸類及び必要により
3価以上のカルボン酸類からなる。2価カルボン酸類の
具体例としては、(1)マレイン酸、フマール酸、コハ
ク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、アゼライン
酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸等の炭素
数2〜20の脂肪族ジカルボン酸;(2)シクロヘキサ
ンジカルボン酸、メチルメジック酸等の炭素数8〜20
の脂環式ジカルボン酸;(3)フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、トルエンジカルボン酸、ナフタレン
ジカルボン酸などの炭素数8〜20の芳香族ジカルボン
酸;(4)イソドデセニルコハク酸、n−ドデセニルコ
ハク酸等の側鎖に炭素数4〜35の炭化水素基を有する
アルキルもしくはアルケニルコハク酸;並びに、これら
2価カルボン酸の無水物や低級アルキル(メチル、ブチ
ルなど)エステルが挙げられる。これらの中では上記
(1)、(3)、(4)およびこれらジカルボン酸の無
水物や低級アルキルエステルが好ましく、(無水)マレ
イン酸、フマール酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ジ
メチルテレフタレート、n−ドデセニル(無水)コハク
酸が更に好ましい。3価以上のポリカルボン酸類の具休
例としては、(1)1、2,4−ブタントリカルボン
酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジ
カルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプ
ロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,
2,7,8−オクタンテトラカルボン酸等の炭素数7〜
20の脂肪族ポリカルボン酸;(2)1,2,4−シク
ロヘキサントリカルボン酸等の炭素数9〜20の脂環式
ポリカルボン酸;(3)1,2,4−ベンゼントリカル
ボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,
5,7−ナフタレントリカルボン酸および1,2,4−
ナフタレントリカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸等の炭素数9〜20の芳香族ポ
リカルボン酸;並びにこれらの無水物や低級アルキル
(メチル、ブチル等)エステルが挙げられる。3価以上
のポリカルボン酸類を用いる場合、これらの中では
(3)およびその無水物や低級アルキルエステルが好ま
しいが、光沢や透明性が低下する傾向となるため、使用
量は少量とすベきである。また多価アルコール成分とし
ては、2価アルコール類としては、例えば(1)エチレ
ングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,
5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の
炭素数2〜12のアルキレングリコール;(2)ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のアル
キレンエーテルグリコール類;(3)1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、水素添加ビスフェノールA等の炭
素数6〜30の脂環式ジオール:および(4)ビスフェ
ノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等のビ
スフェノール類;並びに、(5)上記ビスフェノール類
のアルキレンオキシド(EO、PO、ブチレンオキシド
等)2〜8モル付加物を挙げることができる。(B2)
を用いる場合、これらのうち(1)及び(5)が好まし
く、(5)が更に好ましい。また、上記(5)の中で
は、特にビスフェノールAのEO及び/又はPO2〜4
モル付加物がトナーに良好な耐オフセット性を与える点
で好ましい。3価以上のアルコール類の具体例として
は、(1)ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテ
トロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトー
ル、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトー
ル、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペン
タントリオール、グリセロール、2−メチルプロパント
リオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオー
ル、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等
の炭索数3〜20の脂肪族多価アルコール:(2)1,
3,5−トリヒドロキシルメチルベンゼン等の炭素数6
〜20の芳香族多価アルコール:並びにこれらのアルキ
レンオキサイド付加物を挙げることができる。3価以上
のアルコール類を用いる場合、これらの中では(1)の
化合物が好ましく、その中でも安価な点からグリセロー
ル、トリメチロールプロパン及びペンタエリスリトール
が好ましいが、光沢や透明性が低下する傾向となるた
め、使用量は少量とすべきである。
【0019】また、ポリオール樹脂としては、エポキシ
樹脂骨格を有するポリエーテルポリオール樹脂をいい、
エポキシ樹脂、2価フェノールのアルキレンオキサ
イド付加物もしくはそのグリシジルエーテル、エポキ
シ基と反応する活性水素を有する化合物を反応させ得ら
れるポリオール樹脂が好適に用いられる。エポキシ樹脂
は1分子中に2個のエポキシ基を有し、これらは分子鎖
の末端に位置している。この両端のエポキシ基と、エポ
キシ基と反応する活性水素を分子中に1個有する化合物
とを反応させ、エポキシ基を開環し化合物と結合した状
態にすることにより、化学的に安定で生物学的に安全
で、環境特性のすぐれたポリオール樹脂を得ることがで
きる。エポキシ樹脂は、好ましくはビスフェノールAや
ビスフェノールF等のビスフェノールとエピクロロヒド
リンを結合して得られたビスフェノール型エポキシ樹脂
である。エポキシ基と反応する活性水素を分子中に一個
有する化合物としては、1価フェノール類、2級アミン
類、カルボン酸類があり、これらの1種または2種以上
を用いることができる。このうち、1価のフェノール類
を反応させるのが反応安定性の点で最も好ましい。1価
フェノール類としては、フェノール、クレゾール、イソ
プロピルフェノール、アミノフェノール、ノニルフェノ
ール、ドデシルフェノール、キシレノール、p−クミル
フェノール等が挙げられ、通常炭素数が6〜40のもの
が好ましい。2級アミン類としては、ジエチルアミン、
ジプロピルアミン、ジブチルアミン、N−メチル(エチ
ル)ピペラジン、ピペリジンなどが挙げられる。1価カ
ルボン酸類としては、酢酸、プロピ温酸、カプリル酸、
ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、アクリル酸、オレイオン酸、マーガリン酸、アラギ
ン酸、リノール酸、リノレン酸、ヒマシ油脂肪酸、トー
ル油脂脂肪酸等が挙げられ、通常炭素数6〜25のもの
が好ましい。
【0020】また、本発明において使用される樹脂Aと
しては、GPCによる重量平均分子量が異なる2種類の
樹脂からなり、該2種類の樹脂のSP値差が0.4〜
0.6であることが好ましい。このように樹脂Aとして
2種類の樹脂を用い、それらのSP値差が0.4〜0.
6であるため、互いの樹脂の特徴が発揮され、樹脂Aと
して単独の樹脂を用いる場合に比べて、画像の光沢と耐
オフセット性が向上する。
【0021】本発明において使用される樹脂Bとしては
湿度に対する帯電の安定性、粉砕性に優れたスチレン系
樹脂、特にスチレンと(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル共重合体が好適に用いられる。さらに、樹脂Bとし
てワックス成分をビニル系樹脂によりグラフト化した樹
脂を用いることによりワックスが微分散され、トナー表
面に露出するワックス量がさらに減少し、転写性、耐久
性が向上する。
【0022】また、樹脂Bは配合割合以上に表面に露出
し易いため、樹脂A及び樹脂Bのガラス転移温度(DS
C曲線におけるショルダー値)を、樹脂Aのガラス転移
温度<樹脂Bのガラス転移温度、とすることにより、ト
ナーがキャリア等の摩擦帯電付与部材を汚染しずらくな
り耐久性が向上するとともに高温条件でのトナーの耐ブ
ロッキング性をも向上させることができる。
【0023】なお、樹脂Aと樹脂BのSP値差を求める
とき、樹脂Aが樹脂A1と樹脂A2の2種類の場合の樹
脂Aと樹脂BのSP値差は、樹脂A1と樹脂A2の配合
比率を考慮したSP値の平均値と樹脂BのSP値との差
となる。
【0024】樹脂特性値の測定方法 (SP値)本発明のカラートナーに用いられる樹脂のS
P値(溶解性パラメーター:δ)はHildebran
d−Scatchardの溶液理論において次式で定義
される。 δ=(ΔEv/V)1/2 ここでΔEvは蒸発エネルギー、Vは分子容、ΔEv/
Vは凝集エネルギー密度を示す。SP値(溶解性パラメ
ーター)の求め方は各種あるが本発明では、主にモノマ
ー組成からFedorらの方法を用いて計算により求め
た値を用いた。 SP値 =(ΣΔei/ΣΔvi)1/2 ここでΔeiは原子または原子団の蒸発エネルギー、Δ
viは原子または原子団のモル体積。
【0025】(粉砕性)粉砕性は一定の条件としたエア
ー式粉砕機で粉砕し、粉砕された粒子径を測定し、粒径
が小さいものほど粉砕性が良いとした。
【0026】(THF不溶解分)THF不溶解分の測定
は、トナー1.0gを秤量し、これにTHF50gを加
えて20℃で24時間静置する。これをJIS規格(P
3801)5種Cの定量ろ紙を用いて常温でろ過する。
乾燥後ろ紙残渣を秤量し、着色剤、荷電制御剤等のトナ
ー中に含有するTHFに不溶な固形分量(計算値)を差
し引き樹脂成分中のTHF不溶分を求めトナー中の樹脂
重量に対する百分率(重量%)で表わす。着色剤、荷電
制御剤等の固形物の含有量が未知の場合は熱分析等によ
り別途求める。
【0027】(GPCによる分子量の測定)GPCによ
る分子量の測定は、40℃のヒートチャンバー中でカラ
ムを安定させ、この温度におけるカラムに、溶媒として
THFを毎分1mlの流速で流し、試料濃度として0.
05〜0.6重量%に調製した樹脂のTHF試料溶液を
50〜200μl注入して測定する。試料の分子量測定
にあたっては、試料の有する分子量分布を数種の単分散
ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値
とカウント数との関係から算出する。検量線作成用の標
準ポリスチレン試料としては、例えばPressure
Chemical Co.或いは東洋ソーダ工業社製の
分子量が6×102、2.1×103、4×103、1.
75×104、5.1×104、1.1×105、3.9
×105、8.6×105、2×106、4.48×106
のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレ
ン試料を用いるのが適当である。検出器にはRI(屈折
率)検出器を用いる。
【0028】本発明のカラートナーに用いられる離型剤
としてのワックス類は、従来公知のものが使用できる。
例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン等の低分子量ポリオレフィンワックスやフィッシャー
・トロプシュワックス等の合成炭化水素系ワックスや密
ロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ラ
イスワックス、モンタンワックス等の天然ワックス類、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等
の石油ワックス類、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリ
スチン酸、等の高級脂肪酸及び高級脂肪酸の金属塩、高
級脂肪酸アミド、合成エステルワックス等及びこれらの
各種変性ワックスが挙げられる。これらのワックスの
内、カルナウバワックス及びその変性ワックスや合成エ
ステルワックスが好適に用いられる。その理由はポリエ
ステル樹脂やポリオール樹脂に対してカルナウバワック
ス及びその変性ワックスや合成エステルワックスは適度
に微分散するため後述するようにオフセット防止性と転
写性・耐久性ともに優れたトナーとすることが容易なた
めである。
【0029】これらは1種又は2種以上を併用して用い
ることが出来るが、融点が70〜125℃の範囲のもの
を使用するのが好ましい。融点を70℃以上とすること
により転写性、耐久性が優れたトナーとすることがで
き、融点を125℃以下とすることにより定着時に速や
かに溶融し、確実な離型効果を発揮できる。これらの離
型剤の使用量は、トナーに対して2〜15重量%が好適
である。2重量%以下ではオフセット防止効果が不十分
であり、15重量%以上では転写性、耐久性が低下す
る。さらにワックスの選択において重要な点は樹脂Bに
対して非相溶であることである。ただし、転写性や耐久
性からトナー中のワックスの最大分散粒径が長軸径でト
ナーの最大粒径の1/2以下であることが好ましく、よ
り好ましくはワックスの最大分散粒径が長軸径でトナー
の最大粒径の1/3以下である。ただし、ワックスの最
大分散粒径が長軸径で0.5μm以下となると定着時に
ワックスがしみ出し難くなりオフセット防止効果が不十
分となる。なお、ワックスの最大分散粒径は、樹脂は溶
解するが、ワックスは溶解しない溶剤にトナーを入れ樹
脂を溶解させた後、光学顕微鏡で1000倍で観察し最
大分散粒径を求めた。トナーの最大粒径はコールターカ
ウンターにて最大粒子の存在するチャンネルの平均値と
した。なお、ワックスのSP値は、SP値既知の溶剤に
対する溶解性から求めた。
【0030】本発明のカラートナーに用いられる着色剤
としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色
のトナーを得ることが可能な公知の顔料や染料が使用で
きる。例えば、黄色顔料としては、カドミウムイエロ
ー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロ
ー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハン
ザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエ
ローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエ
ローNCG、タートラジンレーキが挙げられる。また、
橙色顔料としては、モリブデンオレンジ、パーマネント
オレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレン
ジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジ
ジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジ
GKが挙げられる。赤色顔料としては、ベンガラ、カド
ミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッ
ド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム
塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオ
シンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、
ブリリアントカーミン3Bが挙げられる。紫色顔料とし
ては、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレ
ーキが挙げられる。青色顔料としては、コバルトブル
ー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロ
シアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロ
シアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブル
ー、インダンスレンブルーBCが挙げられる。緑色顔料
としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグ
リーンB、マラカイトグリーンレーキ、等がある。黒色
顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブ
ラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチ
レンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金
属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物が挙げられ
る。これらは、1種または2種以上を使用することがで
きる。
【0031】本発明のカラートナーは必要に応じ荷電制
御剤をトナー中に含有させることが出来る。例えば、ニ
グロシン、炭素数2〜16のアルキル基を含むアジン系
染料(特公昭42−1627号公報)、塩基性染料(例
えばC.I.Basic Yello 2(C.I.4
1000)、C.I.Basic Yello 3、
C.I.Basic Red 1(C.I.4516
0)、C.I.BasicRed 9(C.I.425
00)、C.I.Basic Violet 1(C.
I.42535)、C.I.Basic Violet
3(C.I.42555)、C.I.Basic V
iolet 10(C.I.45170)、C.I.B
asic Violet 14(C.I.4251
0)、C.I.Basic Blue 1(C.I.4
2025)、C.I.Basic Blue 3(C.
I.51005)、C.I.Basic Blue 5
(C.I.42140)、C.I.Basic Blu
e 7(C.I.42595)、C.I.Basic
Blue 9(C.I.52015)、C.I.Bas
ic Blue 24(C.I.52030)、C.
I.Basic Blue25(C.I.5202
5)、C.I.Basic Blue 26(C.I.
44045)、C.I.Basic Green 1
(C.I.42040)、C.I.Basic Gre
en 4(C.I.42000)など、これらの塩基性
染料のレーキ顔料、C.I.Solvent Blac
k 8(C.I.26150)、ベンゾイルメチルヘキ
サデシルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルク
ロライド、等の4級アンモニウム塩、或いはジブチル又
はジオクチルなどのジアルキルスズ化合物、ジアルキル
スズボレート化合物、グアニジン誘導体、アミノ基を含
有するビニル系ポリマー、アミノ基を含有する縮合系ポ
リマー等のポリアミン樹脂、特公昭41−20153号
公報、特公昭43−27596号公報、特公昭44−6
397号公報、特公昭45−26478号公報に記載さ
れているモノアゾ染料の金属錯塩、特公昭55−427
52号公報、特公昭59−7385号公報に記載されて
いるサルチル酸、ジアルキルサルチル酸、ナフトエ酸、
ジカルボン酸のZn、Al、Co、Cr、Fe等の金属
錯体、スルホン化した銅フタロシアニン顔料、有機ホウ
素塩類、含フッ素四級アンモニウム塩、カリックスアレ
ン系化合物等が挙げられる。ブラック以外のカラートナ
ーは、当然目的の色を損なう荷電制御剤の使用は避ける
べきであり、白色のサリチル酸誘導体の金属塩等が好適
に使用される。
【0032】本発明のトナーにおいては、シリカや酸化
チタン、アルミナ、炭化珪素、窒化珪素、窒化ホウ素等
の無機微粒子や樹脂微粒子を母体トナー粒子に外添する
ことにより転写性、耐久性をさらに向上させることがで
きる。転写性や耐久性を低下させるワックスをこれらの
外添剤で覆い隠すこととトナー表面が微粒子で覆われる
ことにより接触面積が低下することによりこの効果が得
られる。これらの無機微粒子はその表面が疎水化処理さ
れていることが好ましく、疎水化処理されたシリカや酸
化チタン、といった金属酸化物微粒子が好適に用いられ
る。樹脂微粒子としては、ソープフリー乳化重合法によ
り得られた平均粒径0.05〜1μm程度のポリメチル
メタクリレートやポリスチレン微粒子が好適に用いられ
る。さらに、疎水化処理されたシリカ及び疎水化処理さ
れた酸化チタンを併用し、疎水化処理されたシリカの外
添量より疎水化処理された酸化チタンの外添量を多くす
ることにより湿度に対する帯電の安定性にも優れたトナ
ーとすることができる。
【0033】上記の無機微粒子と併用して、比表面積2
0〜50m2/gのシリカや平均粒径が母体トナーの平
均粒径の1/100〜1/8である樹脂微粒子のように
従来用いられていた外添剤より大きな粒径の外添剤をト
ナーに外添することにより耐久性を向上させることがで
きる。これはトナーが現像装置内でキャリアと混合・攪
拌され帯電し現像に供される過程でトナーに外添された
金属酸化物微粒子は母体トナー粒子に埋め込まれていく
傾向にあるが、これらの金属酸化物微粒子より大きな粒
径の外添剤をトナーに外添することにより金属酸化物微
粒子が埋め込まれることを抑制することができるためで
ある。
【0034】上記した無機微粒子や樹脂微粒子はトナー
中に含有(内添)させることにより外添した場合より効
果は減少するが転写性や耐久性を向上させる効果が得ら
れるとともにトナーの粉砕性を向上させることができ
る。また、外添と内添を併用することにより外添した微
粒子が埋め込まれることを抑制することができるため優
れた転写性が安定して得られれとともに耐久性も向上す
る。
【0035】なお、ここで用いる疎水化処理剤の代表例
としては以下のものが挙げられる。ジメチルジクロルシ
ラン、トリメチルクロルシラン、メチルトリクロルシラ
ン、アリルジメチルジクロルシラン、アリルフェニルジ
クロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロム
メチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリク
ロルシラン、p−クロルエチルトリクロルシラン、クロ
ルメチルジメチルクロルシラン、クロルメチルトリクロ
ルシラン、p−クロルフェニルトリクロルシラン、3−
クロルプロピルトリクロルシラン、3−クロルプロピル
トリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニ
ルメトキシシラン、ビニル−トリス(β−メトキシエト
キシ)シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルジ
クロルシラン、ジメチルビニルクロルシラン、オクチル
−トリクロルシラン、デシル−トリクロルシラン、ノニ
ル−トリクロルシラン、(4−t−プロピルフェニル)
−トリクロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)−ト
リクロルシラン、ジベンチル−ジクロルシラン、ジヘキ
シル−ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、
ジノニル−ジクロルシラン、ジデシル−ジクロルシラ
ン、ジドデシル−ジクロルシラン、ジヘキサデシル−ジ
クロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)−オクチル
−ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジデ
セニル−ジクロルシラン、ジノネニル−ジクロルシラ
ン、ジ−2−エチルヘキシル−ジクロルシラン、ジ−
3,3−ジメチルベンチル−ジクロルシラン、トリヘキ
シル−クロルシラン、トリオクチル−クロルシラン、ト
リデシル−クロルシラン、ジオクチル−メチル−クロル
シラン、オクチル−ジメチル−クロルシラン、(4−t
−プロピルフェニル)−ジエチル−クロルシラン、オク
チルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、ヘ
キサエチルジシラザン、ジエチルテトラメチルジシラザ
ン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザ
ン等。この他チタネート系カップリング剤、アルミニュ
ーム系カップリング剤も使用可能である。この他クリー
ニング性の向上等を目的とした外添剤として、脂肪属金
属塩やポリフッ化ビニリデンの微粒子等の滑剤等も併用
可能である。
【0036】本発明のカラートナーは一成分現像用、二
成分現像用ともに用いることができる。トナーを二成分
現像剤用として用いる場合にはキャリア粉と混合して用
いられる。この場合のキャリアとしては、公知のものが
すべて使用可能であり、例えば鉄粉、フェライト粉、マ
グネタイト粉、ニッケル粉、ガラスビーズ等、及びこれ
らの表面を樹脂などで被覆処理した物などが挙げられ
る。キャリアの表面を被覆する樹脂としては、シリコン
系樹脂、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂等が用いられ
る。キャリアの粒径は体積平均粒径で25〜200μm
が好ましい。またトナーとキャリアの使用割合はそれぞ
れの粒径にもよるが、通常重量比で1:99〜10:9
0程度である。
【0037】本発明のトナーの製造法は従来公知の方法
が適用できるが、トナーを混練する装置としては、バッ
チ式の2本ロール、バンバリーミキサーや連続式の2軸
押出し機、例えば神戸製鋼所社製KTK型2軸押出し
機、東芝機械社製TEM型2軸押出し機、KCK社製2
軸押出し機、池貝鉄工社製PCM型2軸押出し機、栗本
鉄工所社製KEX型2軸押出し機や、連続式の1軸混練
機、例えばブッス社製コ・ニーダ等が好適に用いられ
る。
【0038】以上により得られた溶融混練物は冷却した
後粉砕されるが、粉砕は、例えば、ハンマーミルやロー
トプレックス等を用いて粗粉砕し、更にジェット気流を
用いた微粉砕機や機械式の微粉砕機などを使用すること
ができる。粉砕は、平均粒径が3〜15μmになるよう
に行うのが望ましい。さらに、粉砕物は風力式分級機等
により、5〜20μmに粒度調整される。次いで、外添
剤の母体トナーへ外添が行われるが、母体トナーと外添
剤をミキサー類を用い混合・攪拌することにより外添剤
が解砕されながらトナー表面に被覆される。この時、無
機微粒子や樹脂微粒子等の外添剤が均一にかつ強固に母
体トナーに付着させることが耐久性の点で重要である。
【0039】本発明のトナーを用いたトナー像の定着方
法としては、離型性に優れ平滑な定着面を持った接触加
熱定着方法が採用される。離型オイルは塗布しないか、
極微量の塗布量で行なう。具体的には表面がフッ素樹脂
/ゴムやシリコン樹脂/ゴムといった低表面エネルギー
素材からなるローラやベルトを用いた定着方式で行なう
ことが好ましい。さらにオフセットや記録媒体の巻付き
を生じ難くするために定着ニップの形状が定着ローラ或
いは定着ベルト側に凹んでいることが好ましい。これは
ローラ或いはベルトの変形に伴う物理的な離型力が高ま
ることと定着ローラ或いは定着ベルトから大きな剥離角
度で排紙されるためである。従って、例えば、定着ロー
ラ或いは定着ベルト或いは定着ベルト支持ローラが弾性
体からなり、その硬度が加圧ローラの硬度より低く設計
することが好ましい。
【0040】本発明の定着方法における定着ベルトを用
いて行なう場合の定着機構模式図の一例を図1に示す。
図1において、トナーが転写された記録媒体がガイドG
に添って搬送され、加熱・駆動された定着ベルト及び加
圧ローラー間を通ることにより、トナーが記録媒体に融
着しトナー像の定着を行なうことができる。
【0041】次に、図面によって、本発明の画像形成装
置について説明する。図2は、本発明のトナーを充填し
た容器を搭載した画像形成装置の一例の要部を示したも
のである。以下、二成分現像剤を用いる場合を例として
説明する。即ち、図2は、本発明のトナーを充填した容
器を搭載する画像形成装置についての一例を示したもの
であって、画像形成装置本体内に装着された現像部
(1)と、この現像部(1)に補給される本発明のトナ
ーを充填したトナー収納容器(2)と、この両者を接続
するトナー送流手段(3)を示す部分断面図である。図
2において、現像部(1)は、本発明のトナーと電子写
真用キャリアを混合して成る二成分系の現像剤(D)を
充填した現像ハウジング(4)と、現像剤(D)を撹拌
混合する第1及び第2の撹拌スクリュー(5)、(6)
と、現像ローラ(7)とを有していて、該現像ローラ
(7)が、潜像担持体の感光体(8)に対向して配置さ
れている。感光体(8)は、矢印で示す方向に回転駆動
され、その表面に静電潜像が形成される。図中(26)
は、接続部材(24)の上にフィルター(25)を介し
て又は介さず嵌合されたキャップである。(23)はト
ナー供給部であり、必要に応じトナー供給制御手段を設
けることができる。感光体(8)の周囲には、図示して
いない帯電手段、露光手段、転写手段、除電手段、クリ
ーニング手段等、その他の公知のユニットが配置された
ものである。第1及び第2の撹拌スクリュー(5)、
(6)が回転することにより、現像ハウジング(4)内
の現像剤(D)と補給されたトナーが撹拌混合され、そ
のトナーはキャリアと互いに逆極性に摩擦帯電される。
かかる現像剤(D)が、矢印方向に回転駆動される現像
ローラ(7)の周面に供給され、その供給された現像剤
は現像ローラ(7)の周面に担持され、該現像ローラ
(7)の回転によって、その回転方向に搬送される。次
いで、この搬送された現像剤は、ドクターブレード
(9)によって量を規制され、規制後の現像剤が感光体
(8)と現像ローラ(7)との間の現像領域に運ばれ、
ここで現像剤中のトナーが、感光体表面の静電潜像に静
電的に移行し、その静電潜像がトナー像として可視像化
される。
【0042】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって限定
されるものではない。なお、実施例中、部はすべて重量
部を表わす。
【0043】 実施例1 ・ポリエステル樹脂(A1) 80部 ・スチレン−メチルアクリレート樹脂(B1) 15部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 ただし、 A1:THF不溶分0、重量平均分子量が17000、
Tgが59℃、SP値が10.8 B1:THF不溶分0、重量平均分子量が15000、
Tgが62℃、SP値が9.3 樹脂B1の粉砕性は樹脂A1及びポリエチレンワックス
より高かった。上記材料をブレンダーで充分混合したの
ち2軸押出し機にて混練し、冷却後粉砕、分級し体積平
均粒径約7.5μmのシアン色の母体トナーを得た。母
体トナー100部に対して、外添剤として、疎水性シリ
カ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品、比表面積
が120m2/g)0.4部をヘンシェルミキサーにて
混合を行ない、シアン色のトナーを得た。このトナー中
樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナーの最大粒径は
18μm、トナー中のワックスの最大長軸径は7μmで
あった。また、透過型電子顕微鏡でトナーの構造を観察
した結果、樹脂A1に樹脂B1が島状に分散し、さらに
樹脂B1の中にワックスが内包されていることが確認さ
れた。このトナー5部とシリコン樹脂コートキャリア9
5部を混合攪拌して二成分現像剤を作製し、光沢度、オ
フセット性、転写性、耐久性、湿度に対する帯電の安定
性を評価した。結果を表1に示す。表1からも明らかな
ように十分な光沢とオフセット性が得られる共に、転写
性、耐久性、湿度に対する帯電の安定性、粉砕性ともに
優れていることがわかる。
【0044】以下に実施例における評価の方法及び条件
を示す。 光沢度 定着ローラーをPFAチューブ被覆ローラーに交換し、
シリコーンオイル塗布装置を除去したリコー製カラー複
写機プリテール650改造機を用いて、1.0±0.1
mg/cm2のトナーが現像される様に調整を行ない、
定着ローラー表面温度が160℃の時のベタ画像サンプ
ルの光沢度を、日本電色工業株式会社製のグロスメータ
ーを用いて、入射角度60°の条件で計測した。なお、
転写紙はリコーフルカラーPPC用紙タイプ6000<
70Wを用いた。この光沢度は、値の高い程、光沢があ
り、鮮明で色再現性に優れた画像を得るには、約10%
以上の光沢度が必要である。なお、定着ローラーは、厚
さ2mmのシリコンゴムに25μmのPFAチューブを
被覆してあり、定着圧力は80Kgであり、ニップ幅は
8mm、ニップの形状は定着ローラー側に凹んでいる。
定着ローラーのヒーター出力は650W、加圧ローラー
のヒーター出力は400Wを用いた。
【0045】 オフセット性 光沢度の評価に用いたリコー製カラー複写機プリテール
650改造機を用い、定着ローラーの温度を5℃づつ変
化させ、オフセットの発生し始める温度を測定した。な
お、定着ローラーには、オイルを塗布しない条件で評価
を行ない、転写紙はリコーフルカラーPPC用紙タイプ
6000<70Wを用いた。評価結果は以下のように表
した。 ◎:非常に高温までオフセットが発生せず非常に耐オフ
セット性に優れる ○:高温までオフセットが発生せずに耐オフセット性に
優れる △:耐オフセット性が不十分だが、微量のシリコンオイ
ル(0.5〜1mg/A4サイズ)を塗布すれば耐オフ
セット性は満足する。 ×:低温からオフセットが発生し、微量のシリコンオイ
ルを塗布塗布しても耐オフセット性に劣る
【0046】 転写性 光沢度の評価と同様の複写機を用い、転写紙に転写中に
複写機を停止させ、中間転写ベルト上に残存しているト
ナー量を目視で確認し以下のランク付けを行った。 ◎:転写残トナーが非常に少なく転写性に優れる ○:転写残トナーが少なく転写性に優れる △:従来のワックス含有カラートナーと同等の転写性 ×:転写残トナーが非常に多く転写性に劣る
【0047】 耐久性 光沢度の評価と同様の複写機を用い、画像面積10%の
テストチャートを5万枚複写し現像剤の帯電量の低下度
合いで評価した。 ◎:帯電量の低下が非常に少なく耐久性に優れる ○:帯電量の低下が少なく耐久性に優れる △:従来のワックス含有カラートナーと同等の耐久性 ×:帯電量の低下が非常に多く耐久性に劣る
【0048】 湿度に対する帯電の安定性 10℃/15%RH及び30℃/90%RHの条件で二
成分現像剤を作製し、ブローオフ法で測定した帯電量の
絶対値をそれぞれL、H(μc/g)とすると、環境変
動率は次式で表される。環境変動率は少なくとも40%
程度以下が望ましく、より好ましくは20%以下であ
る。 環境変動率=2(L−H)/(L+H)×100 (%) 表1における評価基準を以下に示す。 ◎:環境変動率が20%未満 ○:環境変動率が20%以上〜40%未満 △:環境変動率が40%〜70%未満 ×:環境変動率が70%以上
【0049】 トナー構造の確認 トナーをエポキシ樹脂に包埋し、超薄切片を作成し、R
uO4等により染色した後、透過型電子顕微鏡にて観察
した。
【0050】実施例2 実施例1で使用した樹脂及びワックスを用い配合比率を
以下のように変更した以外は実施例1と同様にトナーを
作製し、評価を行った。 ・ポリエステル樹脂(A1) 90部 ・スチレン−メチルアクリレート樹脂(B1) 8部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 2部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 このトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナー
の最大粒径は18μm、トナー中のワックスの最大粒径
は5μmであった。また、透過型電子顕微鏡でトナーの
構造を観察した結果、樹脂A1に樹脂B1が島状に分散
し、さらに樹脂B1の中にワックスが内包されているこ
とが確認された。このトナー5部とシリコン樹脂コート
キャリア95部を混合攪拌し二成分現像剤を作製し、実
施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。表1
に示すごとく転写性、耐久性については非常に優れ、湿
度に対する帯電の安定性、粉砕性ともに優れているが、
オフセット性が優れているとはいえず、ワックスの添加
量をこれ以上減少すると本発明の目的を達成できなくな
る。
【0051】実施例3 実施例1で使用した樹脂及びワックスを用い配合比率を
以下のように変更した以外は実施例1と同様にトナーを
作製し、実施例1と同様に評価を行った。 ・ポリエステル樹脂(A1) 55部 ・スチレン−メチルアクリレート樹脂(B1) 30部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 15部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 このトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナー
の最大粒径は18μm、トナー中のワックスの最大粒径
は9μmであった。また、透過型電子顕微鏡でトナーの
構造を観察した結果、樹脂A1に樹脂B1が島状に分散
し、さらに樹脂B1の中にワックスが内包されているこ
とが確認された。このトナー5部とシリコン樹脂コート
キャリア95部を混合攪拌し二成分現像剤を作製し、実
施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。表1
に示すごとくオフセット性、湿度に対する帯電の安定
性、粉砕性ともに非常に優れているが、転写性、耐久性
については優れているとはいえず、ワックスの添加量を
これ以上増加すると本発明の目的を達成できなくなる。
【0052】 実施例4 ・ポリエステル樹脂(A1) 80部 ・スチレン−ブチルアクリレート樹脂(B2) 15部 遊離脂肪酸除去カルナウバワックス (融点83℃、針入度1、SP値8.9) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 ただし、 A1:THF不溶分0、重量平均分子量が17000、
Tgが59℃、SP値が10.8 B2:THF不溶分0、重量平均分子量が15000、
Tgが61℃、SP値9.0 樹脂B2の粉砕性は樹脂A1及び遊離脂肪酸除去カルナ
ウバワックスより高かった。上記材料により実施例1と
同様にしてトナーを作製し、実施例1と同様の評価を行
った。このトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、
トナーの最大粒径は18μm、トナー中のワックスの最
大粒径は2μmであった。また、透過型電子顕微鏡でト
ナーの構造を観察した結果、樹脂A1に樹脂B2が島状
に分散し、さらに樹脂B2の中にワックスが内包されて
いることが確認された。このトナー5部とシリコン樹脂
コートキャリア95部を混合攪拌し二成分現像剤を作製
し、実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示
す。表1に示すごとく十分な光沢とオフセット性が得ら
れると共に、転写性、耐久性、湿度に対する帯電の安定
性、粉砕性ともに優れており、特に転写性、耐久性が非
常に優れている。
【0053】 実施例5 ・ポリエステル樹脂(A2) 60部 ・スチレン−ブチルアクリレート樹脂(B2) 35部 ・遊離脂肪酸除去カルナウバワックス (融点83℃、針入度1、SP値 8.9) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 ただし、 A2:THF不溶分0、重量平均分子量が45000、
Tgが60℃、SP値10.7 B2:THF不溶分0、重量平均分子量が15000、
Tgが61℃、SP値9.0 樹脂B2の粉砕性は樹脂A2及び遊離脂肪酸除去カルナ
ウバワックスより高かった。上記材料により実施例1と
同様にトナーを作製し、実施例1と同様の評価を行っ
た。このトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、ト
ナーの最大粒径は18μm、トナー中のワックスの最大
粒径は1.5μmであった。また、透過型電子顕微鏡で
トナーの構造を観察した結果、樹脂A2に樹脂B2が島
状に分散し、さらに樹脂B2の中にワックスが内包され
ていることが確認された。このトナー5部とシリコーン
樹脂コートキャリア95部を混合攪拌し二成分現像剤を
作製し、実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に
示す。表1に示すごとく光沢が不十分であるがオフセッ
ト性、転写性、耐久性、湿度に対する帯電の安定性が非
常に優れていた。光沢試験において複写機の線速を1/
2とする厚紙モードで画像出力すると画像の光沢は21
%に高めることができた。このように通常は低光沢で線
速低下等で光沢を発生させる方式に適したトナーといえ
る。
【0054】 実施例6 ・ポリエステル樹脂(A3) 70部 ・ポリエステル樹脂(A4) 10部 ・スチレン−ブチルアクリレート樹脂(B2) 15部 ・遊離脂肪酸除去カルナウバワックス (融点83℃、針入度1、SP値 8.9) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 ただし、 A3:THF不溶分0、重量平均分子量が12000、
Tgが59℃、SP値10.8 A4:THF不溶分0、重量平均分子量が48000、
Tgが59℃、SP値11.3 B2:THF不溶分0、重量平均分子量が15000、
Tgが61℃、SP値9.0 樹脂B2の粉砕性は樹脂A2、A3及び遊離脂肪酸除去
カルナウバワックスより高かった。上記の材料により実
施例1と同様にトナーを作製し、実施例1と同様の評価
を行った。このトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であ
り、トナーの最大粒径は18μm、トナー中のワックス
の最大粒径は2μmであった。また、透過型電子顕微鏡
でトナーの構造を観察した結果、樹脂A3と樹脂A4の
混合樹脂中に樹脂B2が島状に分散し、さらに樹脂B2
の中にワックスが内包されていることが確認された。こ
のトナー5部とシリコン樹脂コートキャリア95部を混
合攪拌し二成分現像剤を作製し、実施例1と同様の評価
を行った。結果を表1に示す。表1に示すごとく実施例
4と同等の光沢が得られると共に、オフセット性は実施
例4より優れていた。
【0055】実施例7 実施例1で得られた母体トナー100部に対して、外添
剤として、疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの
表面処理品、比表面積が120m2/g)0.4部及び
疎水性酸化チタン微粒子(イソブチルトリメトキシシラ
ンでの表面処理品)0.6部をヘンシェルミキサーにて
混合を行ない、シアン色のトナーを得た。このトナー5
部とシリコン樹脂コートキャリア95部を混合攪拌し二
成分現像剤を作製し、実施例1と同様の評価を行った。
結果を表1に示す。表1に示すごとく実施例1に比べ転
写性及び湿度に対する帯電の安定性がさらに向上してい
た。
【0056】実施例8 実施例1において、ポリエステル樹脂A1の代りにポリ
オール樹脂A5を用いた以外は実施例1と同様にしてト
ナーを作製し、実施例1と同様の評価を行った。結果を
表1に示す。なお、ポリオール樹脂A5はビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAのエチレンオキ
サイド付加体のグリシジル化物、ビスフェノールF、p
−クミルフェノールより合成され、THF不溶分0、重
量平均分子量が18000、Tgが60℃、SP値が1
1.1であった。このトナー中樹脂のTHF不溶分は0
%であり、トナーの最大粒径は18μm、トナー中のワ
ックスの最大粒径は5μmであった。また、透過型電子
顕微鏡でトナーの構造を観察した結果、樹脂A5に樹脂
B1が島状に分散し、さらに樹脂B1の中にワックスが
内包されていることが確認された。表1に示すごとく十
分な光沢とオフセット性が得られると共に、転写性、耐
久性、湿度に対する帯電の安定性、粉砕性ともに優れて
いた。
【0057】実施例9 実施例1において、樹脂B1の代りにポリエチレンワッ
クスにスチレンとブチルアクリレート及びアクリロニト
リル共重合樹脂をグラフト化した樹脂B3を用いた以外
は実施例1と同様にしてトナーを作製し、実施例1と同
様の評価を行った。結果を表1に示す。なお、樹脂B3
は、THF不溶分0、重量平均分子量が15000、T
gが63℃、SP値が10.2であった。このトナー中
樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナーの最大粒径は
18μm、トナー中のワックスの最大粒径は1μmであ
った。また、透過型電子顕微鏡でトナーの構造を観察し
た結果、樹脂A1に樹脂B3が島状に分散し、さらに樹
脂B3の中にワックスが内包されていることが確認され
た。表1に示すごとく十分な光沢とオフセット性が得ら
れると共に、転写性、耐久性、湿度に対する帯電の安定
性、粉砕性ともに優れていた。特に転写性、耐久性が非
常に優れている。
【0058】実施例10 実施例9において、ポリエチレンワックスの代りに合成
エステルワックスを用いた以外は実施例9と同様にして
トナーを作製し、実施例9と同様の評価を行った。結果
を表1に示す。合成エステルワックスは、融点84℃、
針入度1、SP値8.8であった。このトナー中樹脂の
THF不溶分は0%であり、トナーの最大粒径は18μ
m、トナー中のワックスの最大粒径は0.7μmであっ
た。また、透過型電子顕微鏡でトナーの構造を観察した
結果、樹脂A1に樹脂B3が島状に分散し、さらに樹脂
B3の中にワックスが内包されていることが確認され
た。表1に示すごとく十分な光沢とオフセット性が得ら
れると共に、転写性、耐久性、湿度に対する帯電の安定
性、粉砕性ともに優れていた。特に転写性、耐久性が非
常に優れていた。
【0059】実施例11 実施例10において、樹脂B3の量を15部から20部
に増やし、合成エステルワックスの量を3部に減少させ
た以外は実施例10と同様にしてトナーを作製し、実施
例10と同様の評価を行った。結果を表1に示す。この
トナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナーの最
大粒径は18μm、トナー中のワックスの最大粒径は
0.3μmであった。また、透過型電子顕微鏡でトナー
の構造を観察した結果、樹脂A1に樹脂B3が島状に分
散し、さらに樹脂B3の中にワックスが内包されている
ことが確認された。表1に示すごとく実施例10より転
写性、耐久性はさらに向上したが、オフセット性は若干
低下していた。
【0060】実施例12 実施例1のトナー処方に、さらに疎水性シリカ(ヘキサ
メチルジシラザンでの表面処理品、比表面積が120m
2/g)1.5部及びソープフリー乳化重合で得られた
ポリメチルメタクリレート樹脂微粒子(1次粒子の平均
粒径が0.2μm)3部を加え実施例1と同様にしてト
ナーを作製し、実施例1と同様の評価を行った。結果を
表1に示す。表1に示すごとく十分な光沢とオフセット
性が得られると共に、転写性、耐久性、湿度に対する帯
電の安定性、粉砕性ともに優れていた。特に転写性、耐
久性が実施例1より向上していた。
【0061】実施例13 実施例7のトナーに対して外添剤として、さらに比表面
積35m2/gのシリカ1.2部を外添した以外実施例
7と同様にしてトナーを作製し、実施例7と同様の評価
を行った。結果を表1に示す。表1に示すごとく、十分
な光沢とオフセット性が得られると共に、転写性、耐久
性、湿度に対する帯電の安定性、粉砕性ともに優れてい
た。特に耐久性が実施例7より向上していた。
【0062】実施例14 実施例7のトナーに対して外添剤として、さらにソープ
フリー乳化重合で得られたポリメチルメタクリレート樹
脂微粒子(1次粒子の平均粒径が0.2μm)2部を外
添した以外実施例7と同様にしてトナーを作製し、実施
例7と同様の評価を行った。結果を表1に示す。表1に
示すごとく十分な光沢とオフセット性が得られると共
に、転写性、耐久性、湿度に対する帯電の安定性、粉砕
性ともに優れていた。特に耐久性が実施例7より向上し
ていた。
【0063】実施例15 実施例14において、ワックスを融点88℃、針入度
6.5のポリエチレンワックスに変えた以外は実施例1
4と同様にしてトナーを作製し、実施例14と同様の評
価を行った。結果を表1に示す。このトナー中樹脂のT
HF不溶分は0%であり、トナーの最大粒径は18μ
m、トナー中のワックスの最大粒径は8μmであった。
また、透過型電子顕微鏡でトナーの構造を観察した結
果、樹脂A1に樹脂B1が島状に分散し、さらに樹脂B
1の中にワックスが内包されていることが確認された。
表1に示すごとく十分な光沢とオフセット性が得られる
と共に、転写性、耐久性、湿度に対する帯電の安定性、
粉砕性ともに優れていたが、実施例14より転写性、耐
久性は若干低下していた。
【0064】実施例16 実施例1で得られたトナー及びキャリアからなる二成分
現像剤を用い、図1に示した模式図においてオイル塗布
ローラーR4を除去した構成のベルト定着装置を搭載し
たリコー製カラー複写機プリテール650改造機を用い
た以外実施例1と同様に評価を行なった。評価結果を表
1に示す。表1に示すごとく十分な光沢と優れたオフセ
ット防止性が得られると共に、転写性、耐久性、湿度に
対する帯電の安定性、粉砕性ともに優れていた。図1に
示した定着装置の各条件を以下に示す。 定着ローラー:Φ38mm、シリコン発泡体 加圧ローラー:Φ50mm、シリコンゴム厚み1mm、
PFAチューブ被覆 加熱ローラー:Φ30mm、アルミ、肉厚2mm 定着ベルト :ベルト径:Φ60、基体:約40μm厚
のニッケル、離型層:約150μmのシリコンゴムにP
FAを20μm被覆 ベルト張力:1.5kg/片、 ベルト速度:180mm/sec、 定着ニップ幅:10mm、 ヒーター出力:加熱650W、加圧400W 定着圧(全圧):40Kg 定着設定温度:150℃(定着ベルト温度)
【0065】比較例1 実施例1のトナー構成材料からスチレン−メチルアクリ
レート樹脂(B1)を除いた下記材料にて実施例1と同
様にトナーを作製した。 ・ポリエステル樹脂(A1) 95部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 このトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナー
の最大粒径は18μm、トナー中のワックスの最大粒径
は9μmであった。また、透過型電子顕微鏡でトナーの
構造を観察した結果、樹脂A1にワックスが島状に分散
し、ワックスの分散粒径が実施例1より大きいことが観
察された。このトナー5部とシリコン樹脂コートキャリ
ア95部を混合攪拌し二成分現像剤を作製し、実施例1
と同様の評価を行った。結果を表1に示す。表1に示す
ごとく転写性、耐久性、粉砕性、湿度に対する帯電の安
定性が不足していた。
【0066】 比較例2 ・ポリエステル樹脂(A1) 65部 ・スチレン−メチルアクリレート樹脂(B1) 15部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 20部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 実施例1に対してワックス量を増加させた上記の材料に
より実施例1と同様にトナーを作製した。このトナー中
樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナーの最大粒径は
18μm、トナー中のワックスの最大粒径は10μmで
あった。また、透過型電子顕微鏡でトナーの構造を観察
した結果、樹脂A1に樹脂B1が島状に分散している
が、ワックスは樹脂A及び樹脂B中に島状に分散してい
ることが確認された。このトナー5部とシリコン樹脂コ
ートキャリア95部を混合攪拌し二成分現像剤を作製
し、実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示
す。表1に示すごとくオフセット性には優れていたが、
転写性、耐久性が不足していた。
【0067】 比較例3 ・ポリエステル樹脂(A6) 85部 ・スチレン−メチルアクリレート樹脂(B1) 15部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 ただし、 A6:THF不溶分0、重量平均分子量が7000、T
gが60℃、SP値10.8 実施例1で用いたポリエステル樹脂A1の代りに低分子
量のポリエステル樹脂A6を用いた以外実施例1と同様
の上記処方にて実施例1と同様にトナーを作製した。こ
のトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、トナーの
最大粒径は18μm、トナー中のワックスの最大粒径は
8μmであった。また、透過型電子顕微鏡でトナーの構
造を観察した結果、樹脂A6に樹脂B1が島状に分散
し、さらに樹脂B1の中にワックスが内包されているこ
とが観察された。このトナー5部とシリコン樹脂コート
キャリア95部を混合攪拌し二成分現像剤を作製し、実
施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。表1
に示すごとくオフセット性が不足していた。
【0068】 比較例4 ・ポリエステル樹脂(A7) 85部 ・スチレン−メチルアクリレート樹脂(B1) 15部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 ただし、 A7:THF不溶分2重量%、重量平均分子量が100
000、Tgが61℃、SP値10.8 実施例1で用いたポリエステル樹脂A1の代りにTHF
不溶解分を2重量%含有する高分子量のポリエステル樹
脂A7を用いた以外実施例1と同様の上記処方にて実施
例1と同様にトナーを作製した。このトナー中樹脂のT
HF不溶分は1重量%であり、トナーの最大粒径は18
μm、トナー中のワックスの最大粒径は5μmであっ
た。また、透過型電子顕微鏡でトナーの構造を観察した
結果、樹脂A7に樹脂B1が島状に分散し、さらに樹脂
B1の中にワックスが内包されていることが観察され
た。このトナー5部とシリコン樹脂コートキャリア95
部を混合攪拌し二成分現像剤を作製し、実施例1と同様
の評価を行った。結果を表1に示す。表1に示すごとく
オフセット性は非常に優れていたが、画像光沢が低く、
定着温度を10℃高め線速を1/2としても十分な光沢
が得られなかった。
【0069】比較例5 実施例1で得られた母体トナー(外添剤無添加)を用い
実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。表
1に示すごとく実施例1に対して転写性及び耐久性が劣
っていた。
【0070】 比較例6 スチレン−ブチルアクリレート樹脂(A8) 85部 ・スチレン−メチルアクリレート樹脂(B1) 15部 ・ポリエチレンワックス (融点99℃、針入度1.5、SP値8.1) 5部 ・帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2部 ・着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部 ただし、 A8:THF不溶分0、重量平均分子量が19000、
Tgが60℃、SP値9.0 実施例1で用いたポリエステル樹脂A1の代りにスチレ
ン−ブチルアクリレート樹脂A8を用いた以外実施例1
と同様の上記処方にて実施例1と同様にトナーを作製し
た。このトナー中樹脂のTHF不溶分は0%であり、ト
ナーの最大粒径は18μm、トナー中のワックスの最大
粒径は3μmであった。また、透過型電子顕微鏡でトナ
ーの構造を観察した結果、樹脂A8と樹脂B1が相溶し
た海(マトリックス)にワックスが島状のドメインとし
て分散していることが観察された。このトナー5部とシ
リコン樹脂コートキャリア95部を混合攪拌し二成分現
像剤を作製し、実施例1と同様の評価を行った。結果を
表1に示す。表1に示すごとく実施例1と比べて粉砕性
及び湿度に対する帯電の安定性が向上したが、オフセッ
ト性、転写性、耐久性が低下した。
【0071】
【表1】
【0072】
【発明の効果】以上のように、請求項1のカラートナー
は、少なくとも着色剤、2種類以上の樹脂及びワックス
を含有する静電荷像現像用カラートナーであって、前記
2種類以上の樹脂とワックスが互いに非相溶で海島状の
相分離構造を有し、該相分離構造は連続相の海状の樹脂
Aに島状の他の樹脂Bが分散し、該島状樹脂Bの中にワ
ックスが内包されているため、トナー表面へのワックス
露出量が減少し、従来よりワックス量を多く含有させる
ことができるのでオフセット性が改善され、しかもワッ
クスを含有するトナー特有の転写性や耐久性の低下を抑
制することができるとともに、トナーの粉砕性が向上す
るため小粒径のトナーの生産性を高くすることができ
る。樹脂AがTHF不溶解成分を含有せず、GPCによ
る重量平均分子量が10000〜90000であるため
適度な画像光沢があり色再現性に優れた画像が得られ、
無機微粒子を外添しているため転写性や耐久性が優れた
ものとなる。
【0073】請求項2のカラートナーは、上記樹脂A、
樹脂B及びワックスのSP値(溶解性パラメーター)
が、樹脂AのSP値>樹脂BのSP値>ワックスのSP
値であるため、請求項1のトナー構造を確実に取り、ワ
ックスの表面エネルギーが低いためオフセット防止性に
優れる。
【0074】請求項3のカラートナーは、上記樹脂Aと
樹脂BのSP値差が0.6以上であるため、樹脂Aと樹
脂Bの界面を確実に形成し、粉砕されたトナーの表面に
樹脂A及び樹脂Bの存在量を高めることができるので、
トナー表面に露出するワックス量が低下し、転写性や耐
久性、トナー生産性をさらに向上させることができる。
【0075】請求項4のカラートナーは、上記樹脂A、
樹脂B及びワックスの含有量の関係が、樹脂Aの含有量
>樹脂Bの含有量>ワックスの含有量、であり、トナー
中の樹脂及びワックスの合計量に対して樹脂Aが55〜
96重量%、樹脂Bが2〜44重量%、ワックスが2〜
15重量%であるため、トナーの機能分離構造を確実に
し、オフセット性、転写性、耐久性、粉砕性、帯電の湿
度安定性の向上がより確実なものとなる。
【0076】請求項5のカラートナーは、上記樹脂Bが
上記樹脂Aより粉砕され易い樹脂とすることにより粉砕
性が向上すると同時にワックスがトナー表面近傍に存在
する確率を高めることができるため、オフセット防止効
果がさらに向上する。
【0077】請求項6のカラートナーは、上記樹脂Bが
上記ワックスより粉砕され易い樹脂とすることによりワ
ックス内部での粉砕が減少し、トナー表面へのワックス
の露出量がさらに減少し転写性や耐久性がさらに向上す
る。
【0078】請求項7のカラートナーは、上記ワックス
の最大分散粒径が長軸径で0.5μm以上であり、トナ
ーの最大粒径の1/3以下であるため、オフセット性と
転写性、耐久性のバランスがより向上する。
【0079】請求項8のカラートナーは、上記樹脂Aが
ポリエステル樹脂あるいは/及びポリオール樹脂である
ため、光沢性(色再現性)に優れると同時にオフセット
性にも優れたトナーとすることができる。
【0080】請求項9のカラートナーは、樹脂AがGP
Cによる重量平均分子量の異なる2種類の樹脂からな
り、それぞれのSP値差が0.4以上0.6以下である
ため、互いの樹脂の特徴が発揮され単独の樹脂に比べ光
沢とオフセット性が向上する。
【0081】請求項10のカラートナーは、上記樹脂B
がTHF不溶解成分を含有せず、GPCによる重量平均
分子量が10000〜60000であるため、光沢性、
色再現性、オフセット性に優れたトナーとすることがで
きる。
【0082】請求項11のカラートナーは、樹脂Bがワ
ックス成分をビニル系樹脂によりグラフト化した樹脂で
あるため、トナー中のワックスが微分散されトナー表面
に露出するワックス量がより減少し転写性及び耐久性が
向上する。
【0083】請求項12のカラートナーは、樹脂A及び
樹脂Bのガラス転移温度の関係が、樹脂Aのガラス転移
温度<樹脂Bのガラス転移温度として配合割合以上に表
面に露出しやすい樹脂BのTgが高いため、トナーのス
ペント性が低下し耐久性が向上する。
【0084】請求項13のカラートナーは、ワックスの
融点が70〜125℃で針入度が5以下であるので、オ
フセット性、転写性、耐久性に優れている。
【0085】請求項14のカラートナーは、ワックスが
カルナウバワックス及びその変性ワックスあるいは/及
び合成エステルワックスであるため、樹脂に適度に微分
散し、オフセット防止性と転写性、耐久性ともに優れた
トナーとすることができる。
【0086】請求項15のカラートナーは無機微粒子あ
るいは/及び樹脂微粒子を含有(内添)しているので、
転写性、耐久性に優れている。
【0087】請求項16のカラートナーは、上記トナー
が少なくとも疎水化処理されたシリカ及び疎水化処理さ
れた酸化チタンに外添され、該疎水化処理されたシリカ
の外添量より疎水化処理された酸化チタンの外添量が多
いため、湿度に対する帯電の安定性がさらに向上する。
【0088】請求項17のカラートナーは、疎水化処理
されたシリカ及び疎水化処理された酸化チタンが外添さ
れ、該疎水化処理されたシリカが、少なくとも比表面積
が70〜400m2/gのシリカ及び比表面積20〜5
0m2/gのシリカの2種類を含有するため、転写性、
耐久性に優れている。
【0089】請求項18のカラートナーは、疎水化処理
されたシリカ、疎水化処理された酸化チタン及び平均粒
径が母体トナーの平均粒径の1/100〜1/8である
樹脂微粒子が外添されているため、転写性、耐久性に優
れている。
【0090】請求項19の定着方法は、記録媒体上に形
成された未定着のトナー像を、加熱された定着ローラ及
び加圧ローラにて形成されたニップ部を通過させ接触加
熱定着するにあたり、少なくとも定着ローラが耐熱弾性
層を有したソフトローラで有り、ニップの形状がトナー
像と接する定着ローラー側に凹んでおり、請求項1〜1
8のいずれかに記載の静電荷像現像用カラートナーを用
いているため、適度な画像光沢があり色再現性に優れ、
定着ローラーに離型オイルを塗布しない、或いはオイル
塗布量をごく微量としても十分なオフセット防止性が得
られる。
【0091】請求項20の定着方法は、記録媒体上に形
成された未定着のトナー像を、加熱された定着ベルト及
び加圧部材にて形成されたニップ部を通過させ接触加熱
定着するにあたり、ニップの形状がトナー像と接する定
着ベルト側に凹んでおり、請求項1〜18のいずれかに
記載の静電荷像現像用カラートナーを用いているため、
適度な画像光沢があり色再現性に優れ、定着ローラーに
離型オイルを塗布しない、或いはオイル塗布量をごく微
量としても十分なオフセット防止性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着方法における定着ベルトを用いて
行う場合の定着機構模式図である。
【図2】本発明のトナーを用いた電子写真用現像剤を充
填した容器及びその容器を搭載した画像形成装置を示し
た図である。
【符号の説明】
(図1) R1:定着ローラー R2:加圧ローラー R3:加熱ローラー R4:オイル塗布ローラー B:定着ベルト P:加圧バネ G:ガイド H:加熱源 (図2) 1:現像部 2:トナー収納容器 3:トナー送流手段 4:現像ハウジング 5:攪拌スクリュー 6:攪拌スクリュー 7:現像ローラ 8:感光体 9:ドクターブレード 23:トナー供給部 24:接続部材 25:フィルター 26:キャップ D:現像剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/09 G03G 9/08 321 15/20 102 331 333 325 361 (72)発明者 山下 昌秀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 白石 桂子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡辺 和人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 光輝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 澤田 豊志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 斉藤 拓也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AA08 AA21 CA01 CA04 CA07 CA08 CA14 CA18 CB07 CB13 EA03 EA05 EA06 EA07 EA10 2H033 AA09 AA10 AA11 BA11 BA42 BA58 BB05 BB15 BB29 BB33

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも着色剤、2種類以上の樹脂及
    びワックスを含有する静電荷像現像用カラートナーにお
    いて、前記2種類以上の樹脂とワックスが互いに非相溶
    で海島状の相分離構造を有し、該相分離構造は連続相の
    海状の樹脂Aに島状の他の樹脂Bが分散し、該島状樹脂
    Bの中に実質的にワックスが内包されており、かつ該樹
    脂AがTHF不溶解成分を含有せず、GPCによる重量
    平均分子量が10000〜90000であり、しかも該
    トナーに少なくとも無機微粒子及び/又は樹脂微粒子を
    外添したことを特徴とする静電荷像現像用カラートナ
    ー。
  2. 【請求項2】 樹脂A、樹脂B及びワックスのそれぞれ
    のSP値(溶解性パラメーター)の関係が、樹脂AのS
    P値>樹脂BのSP値>ワックスのSP値、であること
    を特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用カラート
    ナー。
  3. 【請求項3】 樹脂Aと樹脂BのSP値差が0.6以上
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電荷
    像現像用カラートナー。
  4. 【請求項4】 樹脂A、樹脂B及びワックスの含有量の
    関係が、樹脂Aの含有量>樹脂Bの含有量>ワックスの
    含有量、であり、トナー中の樹脂及びワックスの合計量
    に対して樹脂Aが55〜96重量%、樹脂Bが2〜44
    重量%、ワックスが2〜15重量%であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の静電荷像現像用カ
    ラートナー。
  5. 【請求項5】 樹脂Bが樹脂Aより粉砕されやすい樹脂
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の静電荷像現像用カラートナー。
  6. 【請求項6】 樹脂Bがワックスより粉砕されやすい樹
    脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の静電荷像現像用カラートナー。
  7. 【請求項7】 ワックスの最大分散粒径が長軸径で0.
    5μm以上で、かつ、トナーの最大粒径の1/3以下で
    あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    静電荷像現像用カラートナー。
  8. 【請求項8】 樹脂Aがポリエステル樹脂及び/又はポ
    リオール樹脂であることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用カラートナー。
  9. 【請求項9】 樹脂AがGPCによる重量平均分子量が
    異なる2種類の樹脂からなり、該2種類の樹脂のSP値
    差が0.4以上0.6以下であることを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載の静電荷像現像用カラートナ
    ー。
  10. 【請求項10】 樹脂BがTHF不溶解成分を含まず、
    GPCによる重量平均分子量が10000〜60000
    であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
    の静電荷像現像用カラートナー。
  11. 【請求項11】 樹脂Bがワックス成分をビニル系樹脂
    によりグラフト化した樹脂であることを特徴とする請求
    項1〜10のいずれかに記載の静電荷像現像用カラート
    ナー。
  12. 【請求項12】 樹脂A及び樹脂Bのガラス転移温度の
    関係が、樹脂Aのガラス転移温度<樹脂Bのガラス転移
    温度、であることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用カラートナー。
  13. 【請求項13】 ワックスの融点が70〜125℃で、
    針入度が5以下であることを特徴とする請求項1〜12
    のいずれかに記載の静電荷像現像用カラートナー。
  14. 【請求項14】 ワックスが、カルナウバワックス、そ
    の変性ワックス、及び合成エステルワックスから選ばれ
    る少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜1
    3のいずれかに記載の静電荷像現像用カラートナー。
  15. 【請求項15】 前記トナーが、少なくとも無機微粒子
    及び/又は樹脂微粒子を含有(内添)していることを特
    徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の静電荷像現
    像用カラートナー。
  16. 【請求項16】 前記トナーが、少なくとも疎水化処理
    されたシリカ及び疎水化処理された酸化チタンが外添さ
    れ、該疎水化処理されたシリカの外添量より該疎水化処
    理された酸化チタンの外添量の方が多いことを特徴とす
    る請求項1〜15のいずれかに記載の静電荷像現像用カ
    ラートナー。
  17. 【請求項17】 前記トナーが、少なくとも疎水化処理
    されたシリカ及び疎水化処理された酸化チタンが外添さ
    れ、該疎水化処理されたシリカが、少なくとも比表面積
    が70〜400m2/gのシリカ及び比表面積20〜5
    0m2/gのシリカの2種類を含有することを特徴とす
    る請求項1〜15のいずれかに記載の静電荷像現像用カ
    ラートナー。
  18. 【請求項18】 前記トナーが、少なくとも疎水化処理
    されたシリカ、疎水化処理された酸化チタン及び平均粒
    径が母体トナーの平均粒径の1/100〜1/8である
    樹脂微粒子が外添されていることを特徴とする請求項1
    〜15のいずれかに記載の静電荷像現像用カラートナ
    ー。
  19. 【請求項19】 記録媒体上に形成された未定着のトナ
    ー像を、加熱された定着ローラ及び加圧ローラにて形成
    されたニップ部を通過させ接触加熱する定着方法であっ
    て、少なくとも該定着ローラが耐熱弾性層を有するソフ
    トローラからなり、ニップの形状がトナー像と接する定
    着ローラー側に凹んでおり、かつトナーとして請求項1
    〜18のいずれかに記載の静電荷像現像用カラートナー
    を用いることを特徴とする定着方法。
  20. 【請求項20】 記録媒体上に形成された未定着のトナ
    ー像を、加熱された定着ベルト及び加圧部材にて形成さ
    れたニップ部を通過させ接触加熱する定着方法であっ
    て、ニップの形状がトナー像と接する定着ベルト側に凹
    んでおり、かつトナーとして請求項1〜18のいずれか
    に記載の静電荷像現像用カラートナーを用いることを特
    徴とする定着方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜18のいずれかに記載の静
    電荷像現像用カラートナーを充填したトナー容器。
  22. 【請求項22】 請求項1〜18のいずれかに記載の静
    電荷像現像用カラートナーを充填したトナー容器を装填
    した画像形成装置。
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