JP4519367B2 - 静電荷像現像用カラートナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電荷像現像用カラートナーに関し、さらに詳しくは、電子写真、静電記録、静電印刷等における静電荷像を現像するために用いられるカラートナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式による画像形成においては、光導電性物質等の像担持体上に静電荷による潜像を形成し、この静電潜像に対して帯電したトナー粒子を付着させ、可視像を形成した後、紙等の記録媒体に転写後、定着され出力画像となる。
近年、電子写真方式を用いたコピーやプリンターの技術は、モノクロからフルカラーへの展開が急速に図られ、フルカラーの市場は拡大する傾向にある。
フルカラー電子写真法によるカラー画像形成は、一般に3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの3色のカラートナー又はそれに黒色を加えた4色のカラートナーを積層させて、全ての色の再現を行なうものである。
したがって、色の再現性に優れ、鮮明なフルカラー画像を得るためには、定着されたトナー画像表面をある程度平滑にしたり、トナー間の空隙をなくして、トナーの表面や内部での光散乱を減少させる必要がある。
さらに、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)シートに定着された画像を投影した場合の色の再現性は、この光散乱の影響を強く受けるため、定着画像の表面をより平滑にし、トナー間の空隙を極力なくするようにしなければならない。
このような理由から、従来のフルカラー複写機等の画像光沢は、10〜50%の中〜高光沢のものが多く、溶融時の粘弾性の低いシャープメルトなトナーが用いられている。
【0003】
一般に、乾式のトナー像を記録媒体に定着する方法としては、平滑な表面を有したローラーやベルト等の定着部材を加熱し、トナーと圧接する接触加熱定着方法が多用されている。
この方法は、熱効率が高く高速定着が可能であり、カラートナーに光沢や透明性を与えることが可能であるという利点がある反面、加熱定着部材表面と溶融状態のトナーとを加圧下で接触させた後、剥離するために、溶融したトナーが内部破断し、トナー像の一部が定着部材表面に付着して、別の画像上に転移する、いわゆるオフセット現象が生じるものである。
このオフセット現象を防止することを目的として、離型性に優れたシリコンゴムやフッ素樹脂により定着部材表面を形成し、さらに、その定着部材表面にシリコーンオイル等の離型オイルを塗布する方法が一般に採用されていた。
この方法は、トナーのオフセットを防止する点ではきわめて有効であるが、離型オイルを供給するための装置が必要であり、定着装置が大型化し、コスト高になってしまうという欠点があった。
また、定着時に紙等の記録剤に離型オイルが付着するため、水性インクでの加筆性が著しく低下するという問題もあった。
このため、モノクロトナーでは、溶融したトナーが内部破断しないように、結着樹脂の分子量分布の調整等により、トナーの溶融時の粘弾性を高め、さらに、トナー中にワックス等の離型剤を含有させることにより、定着部材に離型オイルを塗布しない定着方法が採用される傾向にある。
しかし、カラートナーは、上記のように色の再現性を向上させるため、シャープメルトで溶融粘弾性が低く、トナーが内部破断しやすいためオフセットしやすく、定着装置のオイルレス化や微量塗布化がより困難となるという問題があった。
【0004】
さらに、トナー中にワックス等の離型剤を含有させると、結着樹脂と離型剤の界面で光散乱を生じ、OHPでの色の再現性が低下するという問題があり、過度な離型剤を含有させることができないというものであった。
このような状況から、適度な光沢があり、色の再現性に優れた画像が得られ、かつ定着部材に離型オイルを塗布しない又はオイル塗布量をごく微量とした定着方法であっても、十分なオフセット防止性があるカラートナーが切望されており、多くの提案がなされている。
【0005】
例えば、特許第2981831号では、軟化点90〜120℃の線状ポリエステル樹脂と非線状ポリエステル樹脂を含有したトナーが、特開平7−261459号公報及び特開平7−261460号公報では、テトラヒドロフラン(THF)不溶分を含有しない非線状ポリエステルを含有したトナーが、特開平8−101530号公報及び特開平8−166688号公報では、THF不溶分が10重量%以下のポリエステル樹脂を含有したトナーが提案されている。
しかしながら、いづれも普通紙画像及びOHPシート投影画像の色の再現性に優れ、かつ定着部材に離型オイルを塗布しない定着方法としては、十分なオフセット防止性を同時に達成するという面からは、いまだ満足すべきレベルには達していないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の問題点を解消し、適度な画像光沢があり、普通紙画像及びOHPシート投影画像の色の再現性に優れ、かつ定着部材に離型オイルを塗布しない又はオイル塗布量をごく微量とした定着方法における十分なオフセット防止性を同時に満足させることのできる静電荷像現像用カラートナーを提供することをその課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために結着樹脂に着目し鋭意研究を重ねた結果、特定の分子量を有する2種のポリエステル樹脂をブレンドして結着樹脂とすることにより、上記課題が解決できるということを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに到った。
【0008】
すなわち、本発明によれば、少なくとも結着樹脂及び着色剤からなる静電荷像現像用カラートナーにおいて、ゲル透過クロマトグラフィ(GPC)による重量平均分子量が7000〜14000の線状ポリエステル樹脂(A)とGPCによる重量平均分子量が18000〜30000の線状ポリエステル樹脂(B)とのブレンド比率(A)/(B)が重量比で60/40〜80/20である混合物を用い、該結着樹脂のGPCによる重量平均分子量を16000〜17000としたことを特徴とする静電荷像現像用カラートナーが提供される。
【0009】
本発明には、該線状ポリエステル樹脂(A)と該線状ポリエステル樹脂(B)の溶解性パラメーター(SP値)の差が、0.3〜0.9である静電荷像現像用カラートナー及び離型剤として、融点が70〜125℃のワックスを含有するものである静電荷像現像用カラートナーが含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のカラートナーに用いられる線状ポリエステル樹脂は、二価のアルコール成分と二価の酸成分から製造される。
二価のアルコール成分としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、 1,4−ブテンジオール、ネオペンチルグリコール等のジオール類、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物等を挙げることができるが、これらの中でもポリオキシエチレン化ビスフェノールA及びポリオキシプロピレン化ビスフェノールAが好適に用いられる。
二価の酸成分としては、例えば、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マロン酸等やこれらの酸無水物又はアルキルエステル類が挙げられる。
【0011】
本発明のカラートナーは、結着樹脂として、低分子量の線状ポリエステル樹脂(A)と中分子量の線状ポリエステル樹脂(B)をブレンドし、低分子量の線状ポリエステル樹脂(A)により光沢や透光性が向上させ、中分子量の線状ポリエステル樹脂(B)によりオフセット性を向上させることを特徴とするものである。
この場合、ブレンドした結着樹脂中に架橋したような三次元構造を有さないため、オフセット性を向上させたときの光沢や透光性の低下が少ないものとなる。
ただし、トナー中の結着樹脂の重量平均分子量が13000未満では、オフセット性が不良となり、30000を越えると、画像光沢が低く、普通紙画像及びOHPシート投影画像の色の再現性が不良となるので好ましくない。
【0012】
本発明においては、低分子量の線状ポリエステル樹脂(A)と中分子量の線状ポリエステル樹脂(B)との溶解性パラメータ(SP値)の差を0.3〜0.9とすることが好ましい。
0.3以上とすることにより、それぞれの樹脂の特徴がより顕著なものとなり、オフセット性を向上させたときの光沢や透光性の低下がさらに少ないトナーとすることができる。
ただし、溶解性パラメータ(SP値)の差が0.9を越えると、ブレンドした樹脂同士が非相溶となり、透光性が低下するため、OHPシート投影画像の色の再現性が不良となるので好ましくない。
低分子量の線状ポリエステル樹脂(A)と中分子量の線状ポリエステル樹脂(B)とのブレンド比率(A)/(B)は、それぞれの分子量や定着条件にもよるが重量比で、5/95〜95/5の範囲が好適である。
【0013】
本発明のカラートナーでは、離型剤としてワックス類を含有させることにより、さらにオフセット性の向上したトナーとすることができる。
特に、融点が70〜125℃の範囲のものを使用することが好ましい。
融点が70℃以上とすることにより、転写性、耐久性の優れたトナーとすることができ、融点を125℃以下とすることにより、定着時に速やかに溶融し、確実な離型効果を発揮させることができる。
この離型剤の使用量は、トナーに対して2〜15重量%が好適である。
2重量%未満では、オフセット防止効果が不十分となり、15重量%を越えると、透光性が低下するため、OHPシート投影画像の色の再現性が不良となるので好ましくない。。
【0014】
ワックス類は、従来公知のものが使用できる。
例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等の低分子量ポリオレフィンワックス、フィッシャー・トロプシュワックス等の合成炭化水素系ワックス、密ロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、モンタンワックス等の天然ワックス類、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス類、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、等の高級脂肪酸及び高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸アミド等及びこれらの各種変性ワックス等が挙げられる。
これらは2種以上を混合して用いることもできる。
【0015】
本発明のカラートナーに用いられる着色剤としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のトナーを得ることが可能な公知の顔料や染料を挙げることができる。
【0016】
例えば、黄色顔料としては、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ等が挙げられる。
【0017】
また、橙色顔料としては、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK等が挙げられる。
【0018】
赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B等が挙げられる。
紫色顔料としては、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等が挙げられる。
【0019】
青色顔料としては、コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等が挙げられる。
【0020】
また、緑色顔料としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等を挙げることができる。
【0021】
さらに、黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物等を挙げることができる。
これらは、1種または2種以上を使用することができる。
【0022】
本発明のカラートナーは、必要に応じ、荷電制御剤を含有させることができる。
例えば、ニグロシン、炭素数2〜16のアルキル基を含むアジン系染料(特公昭42−1627号公報)、塩基性染料(例えば、C.I.Basic Yello 2(C.I.41000)、C.I.Basic Yello 3、C.I.Basic Red 1(C.I.45160)、C.I.Basic Red 9(C.I.42500)、C.I.Basic Violet 1(C.I.42535)、C.I.Basic Violet 3(C.I.42555)、C.I.Basic Violet 10(C.I.45170)、C.I.Basic Violet 14(C.I.42510)、C.I.Basic Blue 1(C.I.42025)、C.I.Basic Blue3(C.I.51005)、C.I.Basic Blue 5(C.I.42140)、C.I.Basic Blue 7(C.I.42595)、C.I.Basic Blue 9(C.I.52015)、C.I.Basic Blue 24(C.I.52030)、C.I.Basic Blue 25(C.I.52025)、C.I.Basic Blue 26(C.I.44045)、C.I.Basic Green 1(C.I.42040)、C.I.Basic Green 4(C.I.42000)等又はこれらの塩基性染料のレーキ顔料、C.I.Solvent Black 8(C.I.26150)、ベンゾイルメチルヘキサデシルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルクロライド等の4級アンモニウム塩又はジブチル又はジオクチル等のジアルキル錫化合物、ジアルキル錫ボレート化合物、グアニジン誘導体、アミノ基を含有するビニル系ポリマー、アミノ基を含有する縮合系ポリマー等のポリアミン樹脂、特公昭41−20153号公報、特公昭43−27596号公報、特公昭44−6397号公報、特公昭45−26478号公報に記載されているモノアゾ染料の金属錯塩、特公昭55−42752号公報、特公昭59−7385号公報に記載されているサルチル酸、ジアルキルサルチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のZn、Al、Co、Cr、Fe等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシアニン顔料、有機ホウ素塩類、含フッ素四級アンモニウム塩、カリックスアレン系化合物等が挙げられる。
ブラック以外のカラートナーは、当然、目的の色を損なう荷電制御剤の使用は避けるべきであり、白色のサリチル酸誘導体の金属塩等が適宜、使用される。
【0023】
本発明のカラートナーにおいては、流動性向上剤として、疎水化処理されたシリカ、酸化チタン、アルミナ等の金属酸化物微粒子をトナー母体に外添することが好ましい。
また、脂肪属金属塩やポリフッ化ビニリデンの微粒子等からなる滑剤等も使用可能である。
なお、ここで用いられる疎水化処理剤としては、ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルジクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、クロルメチルトリクロルシラン、p−クロルフェニルトリクロルシラン、3−クロルプロピルトリクロルシラン、3−クロルプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメトキシシラン、ビニル−トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルジクロルシラン、ジメチルビニルクロルシラン、オクチル−トリクロルシラン、デシル−トリクロルシラン、ノニル−トリクロルシラン、(4−t−プロピルフェニル)−トリクロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)−トリクロルシラン、ジベンチル−ジクロルシラン、ジヘキシル−ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジノニル−ジクロルシラン、ジデシル−ジクロルシラン、ジドデシル−ジクロルシラン、ジヘキサデシル−ジクロルシラン、(4−t−ブチルフェニル)−オクチル−ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジデセニル−ジクロルシラン、ジノネニル−ジクロルシラン、ジ−2−エチルヘキシル−ジクロルシラン、ジ−3,3−ジメチルベンチル−ジクロルシラン、トリベキシル−クロルシラン、トリオクチル−クロルシラン、トリデシル−クロルシラン、ジオクチル−メチル−クロルシラン、オクチル−ジメチル−クロルシラン、(4−t−プロピルフェニル)−ジエチル−クロルシラン、オクチルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサエチルジシラザン、ジエチルテトラメチルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等が挙げられ、この他、チタネート系カップリング剤、アルミニューム系カップリング剤も使用可能である。
【0024】
本発明のカラートナーは、一成分現像用、二成分現像用のいずれにも用いることができる。
トナーを二成分現像剤用として用いる場合には、キャリア粉と混合して用いられる。
この場合のキャリアとしては、公知のものがすべて使用可能であり、例えば、鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉、ニッケル粉、ガラスビーズ等及びこれらの表面を樹脂等で被覆処理したもの等が挙げられる。
【0025】
本発明のカラートナーの製造方法としては、従来公知の方法が適用できる。
トナーを混練する装置としては、バッチ式の2本ロール、バンバリーミキサー、連続式の2軸押出し機、例えば、神戸製鋼所社製KTK型2軸押出し機、東芝機械社製TEM型2軸押出し機、KCK社製2軸押出し機、池貝鉄工社製PCM型2軸押出し機、栗本鉄工所社製KEX型2軸押出し機や、連続式の1軸混練機、例えば、ブッス社製コ・ニーダ等が好適に用いられる。
【0026】
得られた溶融混練物は冷却した後、粉砕されるが、粉砕は、例えば、ハンマーミル、ロートプレックス等を用いて粗粉砕し、さらに、ジェット気流を用いた微粉砕機、機械式の微粉砕機等を使用して微粉砕される。
続いて、粉砕物は、風力式分級機等により粒度を調整し、必要に応じ、ミキサー等で外添剤が母体トナーへ外添される。
最終的なトナーの粒径としては、体積平均粒径で3〜15μm程度が好適である。
【0027】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、これら実施例によって本発明はなんら限定されるものではない。
【0028】
以下に、本発明の樹脂の特性値の測定方法を示す。
GPCによる分子量の測定は、40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHFを毎分1mlの流速で流し、試料濃度として0.05〜0.6重量%に調製した樹脂のTHF試料溶液を、50〜200μl注入して測定する。
試料の分子量測定に当たっては、試料の有する分子量分布を数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出する。
検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、例えば、Pressure Chemical Co.又は東洋ソーダ工業社製の分子量が6×102、2.1×103、4×103、1.75×104、5.1×104、1.1×105、3.9×105、8.6×105、2×106、4.48×106のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を用いるのが適当である。
検出器にはRI(屈折率)検出器を用いる。
【0029】
本発明のカラートナーに用いられる樹脂のSP値(溶解性パラメーター:δ)は、Hildebrand−Scatchardの溶液理論において、次式で定義される。
δ =(ΔEv/V)1/2
ここで、ΔEvは蒸発エネルギー、Vは分子容、ΔEv/Vは凝集エネルギー密度を示す。
SP値(溶解性パラメーター)の求め方は各種あるが、本発明では、主にモノマー組成からFedorらの方法を用いて計算により求めた値を用いた。
SP値 = (ΣΔei/ΣΔvi)1/2
ここで、Δeiは原子又は原子団の蒸発エネルギー、Δviは原子又は原子団のモル体積を示す。
【0030】
THF不溶分の測定は、トナー1.0gを秤量し、これにTHF50gを加えて20℃で24時間静置する。
これをJIS規格(P3801)5種Cの定量ろ紙を用いて常温でろ過する。
乾燥後、ろ紙残渣を秤量し、着色剤、荷電制御剤等のトナー中に含有するTHFに不溶な固形分量(計算値)を差し引き、樹脂成分中のTHF不溶分を求め、トナー中の樹脂重量に対する百分率(重量%)で表わす。
着色剤、荷電制御剤等の固形物の含有量が未知の場合は、熱分析等により別途求める。
なお、本発明のカラートナーに用いる線状ポリエステル樹脂は、いずれもTHF不溶成分を含有していないものである。
【0031】
以下に、実施例における評価の方法及び条件を示す。
▲1▼ 光沢度
オイル塗布量を0.5mg/A4に低下させたリコー製カラー複写機プリテール650改造機を用いて、1.0±0.05mg/cm2のトナーが現像されるように調整を行ない、定着ローラー表面温度が160℃のときのベタ画像サンプルの光沢度を、日本電色工業株式会社製のグロスメーターを用いて、入射角度60°の条件で計測した。
なお、転写紙は、リコーフルカラーPPC用紙タイプ6000−70Wを用いた。
この光沢度は、値の高い程、光沢があり、鮮明で色再現性に優れた画像を得るには、約10%以上の光沢度が必要である。
【0032】
▲2▼ ヘーズ度(OHPシート画像の色の再現性の代用特性)
ヘーズ度とは、曇り度や曇価とも言われ、一般には、下記式に示すように、全光線透過率(Tt)に対する拡散光透過率(Td)の百分率で定義されており、ヘーズ度が高いと拡散光が多く、投影画像の色再現性は低下するものである。
【数1】
Figure 0004519367
光沢度の評価に用いたリコー製カラー複写機プリテール650改造機を用い、複写速度が1/2となるOHPコピーモードにて、OHPシート(TYPE PPC−DX、リコーエレメックス社製)に付着量が1.00±0.05mg/cm2のベタ画像を作成した。
スガ試験機株式会社製の直読ヘーズコンピューターHGM−2DP型にてベタ画像部のヘーズ度を測定した。
ヘーズ度が約30%を越えると、OHP等による投影像の色再現性が不十分となる。
【0033】
▲3▼ オフセット性
光沢度の評価に用いたリコー製カラー複写機プリテール650改造機を用い、定着ローラーの温度を10℃ずつ変化させ、オフセットの発生し始める温度を測定した。
なお、転写紙は、リコーフルカラーPPC用紙タイプ6000−70Wを用いた。
【0034】
実施例1
線状ポリエステル樹脂(A)1 60重量部
線状ポリエステル樹脂(B)1 40重量部
帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2重量部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5重量部
ただし、(A)1:重量平均分子量が7000、SP値10.7
(B)1:重量平均分子量が28000、SP値10.7
上記の材料をブレンダーで充分混合した後、2軸押出し機にて混練し、冷却後、粉砕、分級して、体積平均粒径約7.5μmのシアン色の母体トナーを得た。
母体トナー100重量部に対して、外添剤として、疎水性シリカ(ヘキサメチルジシラザンでの表面処理品)0.4重量部をヘンシェルミキサーにて混合し、シアン色のトナーを得た。
このトナー中の樹脂の重量平均分子量は16000であった。
このトナー5重量部とシリコン樹脂コートキャリア95重量部を混合攪拌し、二成分現像剤を作製して、光沢度、ヘーズ度(OHPシート画像の色再現性の代用特性)、オフセット性を評価した。
結果を表1に示す。
色の再現のために必要とする光沢とヘーズ度が得られた上、オフセット性にも優れていた。
【0035】
実施例2
線状ポリエステル樹脂(A)1 160重量部
線状ポリエステル樹脂(B)2 40重量部
帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2重量部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5重量部
ただし、(A)1:重量平均分子量が7000、SP値10.7
(B)2:重量平均分子量が30000、SP値11.4
上記のように、実施例1の線状ポリエステル樹脂(B)1を、分子量及びSP値がやや高い線状ポリエステル樹脂(B)2に変更した以外は、実施例1と同様にしてトナーを作製し、評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例1と同等の光沢度、ヘーズ度が得られ、オフセット性は実施例1のトナーより優れていた。
なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は17000であった。
【0036】
実施例3
線状ポリエステル樹脂(A)1 60重量部
線状ポリエステル樹脂(B)2 40重量部
カルナウバワックス(融点83℃) 5重量部
帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2重量部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5重量部
ただし、(A)1:重量平均分子量が7000、SP値10.7
(B)2:重量平均分子量が30000、SP値11.4
上記のように、実施例2のトナー処方に対し、離型剤としてカルナウバワックスを含有させ、実施例1と同様にトナーを作製し、評価を行った。ただし、光沢度、ヘーズ度、オフセット性の評価には、定着ローラをPFAチューブ被覆ローラに交換し、シリコンオイル塗布装置を除去したリコー製カラー複写機プリテール650改造機を用いた。
評価結果を表1に示す。
トナー中にワックスを含有させることにより、オイルを塗布しない定着装置においても、オイル塗布をした実施例2と同等の光沢度、ヘーズ度、オフセット性が得られた。
なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は17000であった。
【0037】
参考例1
線状ポリエステル樹脂(A)2 40重量部
線状ポリエステル樹脂(B)3 60重量部
カルナウバワックス(融点83℃) 5重量部
帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2重量部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5重量部
ただし、(A)2:重量平均分子量が4000、SP値10.7
(B)3:重量平均分子量が18000、SP値11.4
実施例3のトナーに用いた線状ポリエステル樹脂(A)1、(B)2に対して、重量平均分子量を低下させた(A)2、(B)3を用い、ブレンド比を変更した上記処方以外は、実施例1と同様にしてトナーを作製し、評価を行った。なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は13000であった。評価結果を表1に示す。実施例3に比べ、オフセット性が低下したが、高い光沢度及び低いヘーズ度が得られた。
【0038】
実施例
線状ポリエステル樹脂(A)3 60重量部
線状ポリエステル樹脂(B)3 40重量部
カルナウバワックス(融点83℃) 5重量部
帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2重量部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5重量部
ただし、(A)3:重量平均分子量が14000、SP値10.7
(B)3:重量平均分子量が18000、SP値11.4
参考例1のトナーに用いた線状ポリエステル樹脂(A)2に対して重量平均分子量を高めた(A)3を用い、ブレンド比を変更した上記処方以外は、実施例1と同様にしてトナーを作製し、評価を行った。なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は16000であった。評価結果を表1に示す。実施例3と参考例1の中間の光沢度、ヘーズ度、オフセット性が得られた。
【0039】
参考例2
線状ポリエステル樹脂(A)2 70重量部
線状ポリエステル樹脂(B)4 30重量部
カルナウバワックス(融点83℃) 5重量部
帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2重量部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5重量部
ただし、(A)2:重量平均分子量が4000、SP値10.7
(B)4:重量平均分子量が60000、SP値11.4
参考例1のトナーに用いた線状ポリエステル樹脂(A)2、(B)3に対して、重量平均分子量を低下させた(B)4を用い、ブレンド比を変更した上記処方以外は、実施例1と同様にしてトナーを作製し、同様の評価を行った。なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は21000であった。評価結果を表1に示す。光沢度がやや低めでヘーズ度が高目となったが、オフセット性が非常に優れたトナーが得られた。
【0040】
比較例1
Figure 0004519367
上記のように、実施例1の線状ポリエステル樹脂(A)1、(B)1の代わりに、非線状ポリエステル樹脂(C)1を用いた以外は、実施例1と同様にしてトナーを作製し、評価を行った。
結果を表1に示す。
実施例1と同等の光沢度、ヘーズ度が得られたが、オフセット性は実施例1のトナーより劣っていた。
なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は16000であった。
【0041】
比較例2
Figure 0004519367
上記のように、実施例3のトナー処方における線状ポリエステル樹脂(B)2に代え、非線状ポリエステル樹脂(C)2を用いた以外は、実施例3と同様にしてトナーを作製し、評価を行った。
評価結果を表1に示す。
実施例3と同等のオフセット性が得られたが、光沢度が低めであり、ヘーズ度が高く、OHP投影画像の色再現性が低下する値であった。
なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は17000であった。
【0042】
比較例3
線状ポリエステル樹脂(A)2 70重量部
非線状ポリエステル樹脂(C)3 30重量部
カルナウバワックス(融点83℃) 5重量部
帯電制御剤(サリチル酸誘導体の金属塩) 2重量部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5重量部
ただし、(A)2:重量平均分子量が4000、SP値10.7
(C)3:重量平均分子量が60000、SP値10.7、THF不溶分2%
上記のように、参考例2のトナー処方における線状ポリエステル樹脂(B)4に代えて、非線状ポリエステル樹脂(C)3を用いた以外は、参考例2と同様にしてトナーを作製し、評価を行った。なお、このトナー中の樹脂の重量平均分子量は21000であった。評価結果を表1に示す。参考例2と同等のオフセット性が得られたが光沢度が、低めであり、ヘーズ度が高く、普通紙画像やOHP投影画像の色再現性が低下する値であった。
【0043】
【表1】
Figure 0004519367
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、適度な画像光沢があり、普通紙画像及びOHPシート投影画像の色の再現性に優れ、かつ定着部材に離型オイルを塗布しない又はオイル塗布量をごく微量とした定着方法における十分なオフセット防止性を同時に満足させることのできる静電荷像現像用カラートナーが提供され、電子写真、静電記録、静電印刷等の分野に寄与するところはきわめて大きいものである。

Claims (3)

  1. 少なくとも結着樹脂及び着色剤からなる静電荷像現像用カラートナーにおいて、ゲル透過クロマトグラフィ(GPC)による重量平均分子量が7000〜14000の線状ポリエステル樹脂(A)とGPCによる重量平均分子量が18000〜30000の線状ポリエステル樹脂(B)との、ブレンド比率(A)/(B)が重量比で60/40〜80/20である混合物を用い、該結着樹脂のGPCによる重量平均分子量を16000〜17000としたことを特徴とする静電荷像現像用カラートナー。
  2. 該線状ポリエステル樹脂(A)と該線状ポリエステル樹脂(B)の溶解性パラメーター(SP値)の差が、0.3〜0.9である請求項1に記載の静電荷像現像用カラートナー。
  3. 離型剤として、融点が70〜125℃のワックスを含有するものである請求項1又は2に記載の静電荷像現像用カラートナー。
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