JP2002080147A - 両面画像読取装置及びその画像読取方法 - Google Patents

両面画像読取装置及びその画像読取方法

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JP2002080147A JP2000266702A JP2000266702A JP2002080147A JP 2002080147 A JP2002080147 A JP 2002080147A JP 2000266702 A JP2000266702 A JP 2000266702A JP 2000266702 A JP2000266702 A JP 2000266702A JP 2002080147 A JP2002080147 A JP 2002080147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面画像読取装置に設けるレジスト手段を安
価なものとした上で、装置全体のコンパクト化を図り、
且つ、レジスト動作による処理時間を短縮することを課
題とする。 【解決手段】 原稿を読取部へ給送してその第1面を読
み取り、原稿の表裏を反転させて再び読取部へ給送し、
その第2面を読み取る両面画像読取装置において、表裏
を反転させた原稿をレジスト手段(レジストローラ33
・レジストフォローローラ34)により原稿先端を揃え
た後に再び読取部へ給送させる。前記レジスト手段は、
表裏を反転させた原稿を再度読取部へ給送する経路の途
次、例えば、スイッチバックパスR2に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に原稿を順
次給送して表裏両面の読み取りが可能な画像読取装置の
原稿搬送手段に関し、より詳細には原稿先端を揃えて読
取部へ給送するレジスト手段の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置では、原稿の両面を
読み取る場合、まず、原稿を斜行矯正した上で読取部へ
給送してその第1面を読み取り、排出ローラにより排紙
トレイ上の排出口へ搬送した後に、原稿の終端を挟持す
る排出ローラの回転方向を逆転し、該原稿をスイッチバ
ックパスを通じて反転させ、斜行矯正を行った後に再度
読取部へ給送し、その第2面を読み取っていた。このよ
うに原稿第1面の読み取り前と原稿第2面の読み取り前
に、それぞれのレジスト手段により原稿の斜行を矯正
し、その先端を読取部に対して揃え、斜行品質の向上を
図っていた。さらに、上記2つのレジスト手段を単一の
レジスト手段で構成した両面画像読取装置も発明されて
おり、図13にこの構成を示す。
【0003】同図において、原稿の給紙口8aから読取
位置となるプラテンガラス12を経由して一時排出口8
bへ至る側面視略「C」字状の読取搬送パスR1が形成
され、該一時排出口8bから該読取搬送パスR1の湾曲
部へ向けて、スイッチバックパスR2が延設されてい
る。この読取搬送パスR1の湾曲部におけるスイッチバ
ックパスR2との合流点P下流側にレジストローラ24
とレジストフォローローラ25とから成るレジスト手段
を配設し、ここで原稿第1面、及び第2面の読み取り前
に斜行矯正を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の前者においては、原稿第1面の読み取り前と原
稿第2面の読み取り前にそれぞれ別々のレジスト手段を
設けていたため、その装置全体のコストが割高となって
いた。一方、前記従来技術の後者においては、これまで
2個使用していたレジスト手段を1つとすることでコス
ト面では有利になるものの、レジスト手段の配設位置は
前記読取搬送パスR1の湾曲部となるため、装置全体を
湾曲部側へ拡幅することとなる。これによりファクシミ
リ等の両面画像読取装置をオフィス内の空いたスペース
に設置できないということもある。さらに、給紙トレイ
に原稿をセットするときには、そのトレイ上の原稿ガイ
ドにより予め原稿の斜行を矯正するため、その第1面の
読み取りではレジスト手段がなくともほとんど斜行する
ことなく読取部へ給送され、ここでレジスト動作を行う
ことは、却って処理時間を長くするだけでその効果はあ
まり得られない。
【0005】本発明では、前記の点を鑑み、両面画像読
取装置に設けるレジスト手段を安価なものとした上で、
装置全体のコンパクト化を図り、且つ、レジスト動作に
よる処理時間を短縮することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】本発明は以上のような課題を解決すべく、
次のような手段を用いるものである。すなわち、請求項
1記載の如く、原稿を読取部へ給送してその第1面を読
み取り、原稿の表裏を反転させて再び読取部へ給送し、
その第2面を読み取る両面画像読取装置において、その
第1面の読み取り前には原稿の斜行矯正をするレジスト
動作は行わず、その第2面の読み取り前にのみ該レジス
ト動作を行って読取部へ給送する。
【0007】その構成として、請求項2記載の如く、原
稿を読取部へ給送してその第1面を読み取り、原稿の表
裏を反転させて再び読取部へ給送し、その第2面を読み
取る両面画像読取装置において、表裏を反転させた原稿
を再度読取部へ給送する経路の途次に、原稿先端を揃え
るレジスト手段を設ける。
【0008】また、請求項3記載の如く、前記レジスト
手段を原稿第1面読取後にその表裏を反転させるスイッ
チバックパスに設ける。
【発明の実施の形態】
【0009】本発明の実施の形態を、添付の図面を基に
説明する。図1は両面画像読取装置を採用するファクシ
ミリの斜視図、図2は同じく側面断面図、図3は本発明
に係る両面画像読取装置の自動原稿搬送装置(以下、
「ADF」)の側面断面図、図4は本発明に係る両面画
像読取装置の制御構成を示すブロック図、図5は本発明
に係る両面画像読取装置の第1過程での原稿の流れを示
すADFの側面断面図、図6は同じく第2過程での原稿
の流れを示すADFの側面断面図、図7は同じく第3過
程での原稿の流れを示すADFの側面断面図、図8は本
発明に係る両面画像読取装置の制御構成の第1段階を示
す流れ図、図9は同じく第2段階を示す流れ図、図10
は同じく第3段階を示す流れ図、図11は同じく第4段
階を示す流れ図、図12は同じく最終段階を示す流れ
図、図13は従来例における両面画像読取装置のADF
の側面断面図である。
【0010】本発明に係る両面原稿読取装置をファクシ
ミリ装置を例にとり、まず、その全体構成から説明す
る。図1乃至図2に示すファクシミリ装置は、記録部2
の上方に読取部1を配置して構成されている。記録部2
には、記録装置3及び給紙カセット4がそれぞれ上下に
内装されており、給紙カセット4内に収納される用紙を
記録装置3へ給紙して、記録した後に、記録紙排出トレ
イ5へ排出するように構成している。
【0011】読取部1は、その一部構成体である読取ケ
ース10の底面より延設されるヒンジ10bが、記録部
2に配設されたヒンジピン1a上に枢支されていること
により、該記録部2に対して、ヒンジピン1aを支点と
して上下回動可能とされている。
【0012】読取部1においては、読取ケース10内に
読取装置6が収納されている。読取ケース10の上面に
は、透明状の静止原稿載置ベッド11を配設しており、
該静止原稿載置ベッド11上に原稿が置かれると、該読
取装置6が、図2の実線位置から仮想線位置まで移動し
て走査を行う。
【0013】読取ケース10の上方には、その一辺を中
心として上下開閉可能に構成される原稿押えカバー7が
配置され、静止原稿載置ベッド11上に載置された原稿
を原稿押えカバー7により上方から押えるものとしてい
る。
【0014】原稿押えカバー7の一端部には、ADF8
が付設されている。ADF8の外観は、図1のように、
読取装置6の走査方向と直交する方向上にて並列状にサ
イドフレーム7a・7bを立設しており、両サイドフレ
ーム7a・7b間に、ADF8の原稿搬送部全体を覆う
ADFカバー14が挟まれるように配置されたものとな
っている。各サイドフレーム7a・7bのADFカバー
14側端部に沿う内側開口面には、図示されない板金製
の側板がそれぞれ立状に固設されていて、例えば、後記
の各フィードローラのうち、駆動ローラのローラ軸の各
軸端を軸支している。サイドフレーム7a・7bの一方
または両方は、該駆動ローラの駆動源及びその伝動系を
覆っており、その内側面が該側板にて覆われているので
ある。
【0015】これら原稿押えカバー7とサイドフレーム
7a・7b、該両側板、そして、内装される駆動ローラ
用駆動源及び伝動系がADF8の装置本体を形成し、該
装置本体に左右を挟まれて、ADFカバー14にて覆わ
れる原稿搬送部が配設されて、ADF8全体を構成して
いる。
【0016】ADF8の給紙口8aに連なるように、該
原稿押えカバー7の上方に原稿供給トレイ9が配設され
ており、その上面には原稿ガイド9b・9bが並列状に
立設され、該原稿ガイド9b・9bをスライドさせてシ
ート原稿の両側面を挟み込み、原稿の給送を安定させ
る。そして、該原稿給紙トレイ9の下方における原稿押
えカバー7の上面には、ADF8の該給紙口8aの直下
に配置された排紙口8cに連なるように、原稿排出トレ
イ7cが一体成形されている。ADF8内には、給紙口
8aから排紙口8cまで原稿搬送経路が構成されてい
る。
【0017】原稿供給トレイ9上に載せられたシート原
稿は、一枚ずつピックアップされ、給紙口8aに挿入さ
れる。ADF8にて給紙されてプラテンガラス12の上
を通過する原稿は、図2中で実線にて示した初期位置の
読取装置6により読み取られる。読み取られた後の原稿
は、排紙口8cから原稿排出トレイ7c上に排出され
る。
【0018】このように、読取部1は、読取装置6を走
査させて静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのス
キャナとして用いるとともに、読取装置6を位置固定し
て原稿をADF8に給送しながら読み取りを行うシート
フィードタイプのスキャナとして用いることができるよ
うに構成されている。
【0019】また、読取ケース10の一側方にはキーパ
ネル13が付設されている。該キーパネル13の各種操
作キーを押すことにより、原稿内容の読み取りを行った
り、読み取った内容をファクシミリ送信する際の送信先
の設定を行ったり、受信内容や読み取った内容の記録装
置3による記録を行ったり、様々な操作がなされるので
ある。
【0020】次に本発明に係る自動シート搬送装置のA
DF8の内部構造について説明する。なお、この説明に
おいて、図3に示す側面視にて、原稿搬送方向を前後方
向(原稿搬送路について給紙口8a・排紙口8c側を前
方、湾曲部(搬送方向折り返し部)側を後方とする。)
とし、その水平方向における直交方向を左右方向とし
て、各構造体の上下・前後位置を説明するものとする。
【0021】まず、本発明に係る原稿搬送経路を概説す
ると、図3に示すように、前記排紙口8cの下方にシー
ト原稿の搬送方向を逆転させる一時排出口8bが設けら
れ、まず、該給紙口8aから該一時排出口8bにかけて
側面視略「C」字状の読取搬送パスR1が形成されてい
る。該読取搬送パスR1において、該一時排出口8bの
後方にそれぞれ分岐点R・Qが設けられ、該分岐点Qよ
り後方へ向けてスイッチバックパスR2が延設され、該
読取搬送パスR1の湾曲部で連通させている。ここで、
この連通個所を合流点Pとし、また、該分岐点Rより斜
上方の排紙口8cに向けて、側面視「J」字を寝かせた
形状の反転パスR3が形成されている。
【0022】次にシート原稿をフィードするローラの配
置であるが、前記一時排出口8bと前記排紙口8cとの
間には正逆回転可能なエキストラローラ30が配設さ
れ、その上下の原稿搬送経路R3・R1で摺接するよう
に第2プレスローラ32と第1プレスローラ31とが配
設されている。ここで、読取搬送パスR1におけるエキ
ストラローラ30と第1プレスローラ31とのニップ部
をD、反転パスR3におけるエキストラローラ30と第
2プレスローラ32とのニップ部をFとする。
【0023】また、給紙口8aの近傍にはセパレートロ
ーラ22とリタードローラ23とのニップ部Aが配設さ
れ、該セパレートローラ22の両端より前方に向けてア
ーム20・20が揺動自在に配設され、該アーム20・
20の前端部にピックアップローラ21が軸支されてい
る。そうして、給紙口8aから一時排出口8bまでの読
取搬送パスR1に沿って、前記セパレートローラ22と
リタードローラ23とのニップ部A、第1フィードロー
ラ26と第1スレイブローラ27のニップ部B、第2フ
ィードローラ28と第2スレイブローラ29のニップ部
C、前記エキストラローラ30と第1プレスローラ31
とのニップ部Dの順に配設され、また、スイッチバック
パスR2の途次には本発明に係るレジストローラ33と
レジストフォローローラ34とのニップ部Eが配設され
ている。
【0024】前記各ローラの働きは大きく4系統に分類
され、ローラ21・22・23は原稿供給トレイ9上に
堆積されたシート原稿を一枚ずつ分離して、給紙口8a
から読取搬送パスR1へ繰り込むローラ群であり、ロー
ラ26・27・28・29はシート原稿を読取位置であ
るプラテンガラス12に搬送するローラ群であり、ロー
ラ33・34はレジスト動作を行い、シート原稿の斜行
を矯正するローラ群であり、ローラ30・31・32は
読み取られたシート原稿を繰り出し排出するローラ群で
ある。
【0025】前述の各ローラのうち、第1フィードロー
ラ26、第2フィードローラ28、エキストラローラ3
0、及びレジストローラ33の各ローラ軸26a・28
a・30a・33aは、両軸端が、それぞれ前記のAD
F8装置本体の各側板に軸支されて、位置固定されてお
り、ローラ22・26・28・30・33はサイドフレ
ーム7a・7bのいずれか或いは両方の内部に配設され
た駆動源及び伝動機構により駆動されるようになってい
る。すなわち、該ローラ22・26・28・30・33
は駆動ローラであって、それぞれに接触する各ローラ2
7・29・31・32・34が各駆動ローラに連れ回る
従動ローラとなっている。
【0026】そして、前記分岐点Qの直後方の読取搬送
パスR1とスイッチバックパスR2との間に、該原稿搬
送経路R1・R2間を切り換える第1振り分け部材38
を配設し、また、前記分岐点Rの直後方の読取搬送パス
R1と反転パスR3との間に、該原稿搬送経路R1・R
3間を切り換える第2振り分け部材39を配設する。該
振り分け部材38・39にはフィルム等の可撓性部材を
使用し、その弾性、またはその自重を利用して経路の開
閉を行うものや、あるいは、ソレノイド等のアクチュエ
ータを用いて電気的に経路の切り換えを行うものがあ
る。尚、前者は、後者に比べて安価で、且つ、構造的に
も簡単であり、ここでは前者を採用し、該第1振り分け
部材38、及び該第2振り分け部材39は通常、その自
重により読取搬送パスR1を塞ぎ、シート原稿の通過に
より該読取搬送パスR1を開閉するように構成する。
【0027】次にシート原稿の搬送に係る各センサにつ
いて説明する。まず、前記読取搬送パスR1の給紙口8
a付近にはドキュメントセットセンサ(以下、「DSセ
ンサ」)43が配設されている。給紙口8a奥深くにシ
ート原稿がセットされると、該DSセンサ43により検
知され、これによりスタートボタン19と駆動源41と
の間の回路が接続されて、前記駆動源41の駆動が可能
な状態となり、逆に言えば、原稿がセットされていない
状態では、該回路が遮断されたままでスタートボタン1
9を押しても該駆動源41は始動せず、こうして原稿の
空送りが防止されている。そうして、前記読取搬送パス
R1とスイッチバックパスR2との合流点P付近に第1
位置検出センサ44を配設し、また、該読取搬送パスR
1における分岐点Qと分岐点Rとの中間位置に第2位置
検出センサ45を設け、それぞれ原稿の通過を検出す
る。前記センサ43・44・45はそれぞれその搬送経
路における一方の側に発光素子を配置し、他方の側に受
光素子を配置した光センサ、またはリミットスイッチ等
により構成されており、センサ配置位置を通過するシー
ト原稿の通過開始時、または通過完了時を検出し、図4
に示すコントローラ40に制御信号(検出信号)を出力
している。
【0028】さらに、前記センサ43・44・45の
他、図4に示す前述のコントローラ40には、以下に示
す制御部材が接続されており、シート原稿の搬送パター
ンを制御している。
【0029】前記駆動源41は、コントローラ40から
の制御信号(駆動信号)を受信して駆動し、図示せぬ伝
動機構を介してそれぞれのローラ22・26・28・3
0・33を駆動させる。尚、この駆動源41には、固定
子の多相巻線に順次パルスを加え、その1パルスごとに
回転子が一定角度だけ回転するステップモータ等を使用
し、該コントローラ40ではステップ制御を行って、該
駆動源41の回転ステップ数をカウントし、シート原稿
の搬送距離を計っている。
【0030】ここで、前記ローラ22・26・28の回
転方向は駆動源41の回転方向に連動する一方で、エキ
ストラローラ30においては駆動源41との間に正逆回
転切替機構48が設けられ、駆動源41の回転方向に関
わらず、適宜、回転方向が切り換えられている。前記正
逆回転切替機構48は、駆動源41からの動力が伝達さ
れる駆動軸と、エキストラローラ30へ出力する出力軸
との間に、一方は駆動軸と同方向の回転を伝達する同方
向伝達機構を、他方はその回転方向を逆転して伝達する
逆転伝達機構を介装し、該駆動軸、または該出力軸にス
プライン嵌合させた電磁クラッチ等のクラッチを摺動変
位させ、一方の伝達機構との接続を解除して、他方の伝
達機構と接続し、正逆いずれか一方の回転のみが出力軸
へ取り出される。こうしてコントローラ40から正逆回
転切替機構48へ制御信号(切替信号)が出力される
と、エキストラローラ30の回転方向が切り換わる。以
上は、全ローラの駆動源41が単一の場合であって、正
逆回転切替機構48を介してエキストラローラ30を駆
動する構成を示したが、エキストラローラ30の正逆回
転の反転は上記記載の実施例に限定するものではない。
例えば、他の実施例としては、エキストラローラ30用
に新たな駆動源を設け、つまり、エキストラローラ30
とそれ以外のローラとは別々に駆動する構成とし、該新
たな駆動源により直接、エキストラローラ30の回転を
正逆反転してもよい。
【0031】さらに、前記ピックアップローラ21、セ
パレートローラ22、及びレジストローラ33の各ロー
ラと駆動源41との間には以下に示す制御装置が介設さ
れている。ピックアップローラ21は、ソレノイド等の
アクチュエータ51を用いて上下に揺動する構成で、コ
ントローラ40からの制御信号(駆動信号)を受信し
て、該ソレノイドにパルスが印加され、該アクチュエー
タ51が作用して、該ピックアップローラ21を下方へ
回動させ、シート原稿が押さえ込まれる。セパレートロ
ーラ22、及びレジストローラ33については、それぞ
れ駆動源41との間には電磁クラッチ等のクラッチ52
・53が介設されており、該コントローラ40からの制
御信号(断接信号)を受信して、該クラッチ52(5
3)を接続、または切断し、該ローラ22(33)を駆
動・停止させている。
【0032】そうして、前記第1プレスローラ31は、
カム機構等で構成された昇降機構49により上下に摺動
可能に構成され、該コントローラ40からの制御信号
(昇降信号)を受信して、該第1プレスローラ31を上
下に摺動変位させる。また、図1に示すキーパネル13
上には、片面/両面読取の変換等、読取モードの設定を
行う液晶パネル18、シート原稿の取り込み操作を開始
させるスタートボタン19、そして、複数枚のシート原
稿を連続して読み取る時などその読取操作を途中で停止
するストップボタン16等が配置されており、該液晶パ
ネル18やスタートボタン19、ストップボタン16等
の操作が成されると、該コントローラ40へ制御信号が
出力される。
【0033】ここで、本発明に係るシート原稿の両面読
み取りについて、その流れを概略説明すると、原稿給紙
トレイ9にシート原稿の第1面、すなわち表面を上にし
てセットされたシート原稿は、まず、図5に示すよう
に、第1過程で、給紙口8a→ニップ部A→合流点P→
ニップ部B→ニップ部C→分岐点Q→分岐点R→ニップ
部D→一時排出口8bへと搬送されて原稿表面の読み取
りがおこなわれる。次に、図6に示すように、第2過程
で、一時排出口8b→ニップ部D→分岐点R→分岐点Q
→ニップ部E→合流点P→ニップ部B→ニップ部C→分
岐点Q→分岐点R→ニップ部D→一時排出口8bへと搬
送されてその第2面、すなわち原稿裏面の読み取りがお
こなわれる。そして、図7に示すように、第3過程で、
一時排出口8b→ニップ部D→分岐点R→ニップ部F→
排紙口8cへと搬送して原稿表裏を反転し、原稿の表面
を下にして排出トレイ7cへ排出される。以下、本発明
に係るシート原稿の両面読み取りについて、図8乃至図
12に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0034】まず、ユーザーはシート原稿の表面を上に
して図1に示す原稿給紙トレイ9にセットし、原稿ガイ
ド9b・9bによりシート原稿を挟み込み、その両側面
をガイドする。これによりシート原稿の斜行が矯正さ
れ、読取位置への給送が安定する。そして、図8に示す
ように、該原稿ガイド9b・9bに沿ってシート原稿を
給紙口8a奥深くに挿し込むと(ステップS1)、該シ
ート原稿の先端は前記DSセンサ43により検知され
(ステップS2)、これにより原稿の取り込みが可能な
状態となる。
【0035】次にユーザーは前記キーパネル13の液晶
パネル18を操作して、原稿読取面を両面読取モードに
選択し(ステップS3)、キーパネル13に配設された
スタートボタン19を押すと(ステップS4)、前記コ
ントローラ40より各ローラ22・26・28・30・
33の駆動源41、ピックアップローラ21のアクチュ
エータ51、及びセパレートローラ22のクラッチ52
へ制御信号が出力され、該アクチュエータ51のソレノ
イドに正のパルスが印加され、該ソレノイドは瞬間的に
励磁される。これによりピックアップローラ21は下方
へ回動して、シート原稿を押さえ込み、その位置姿勢は
全シート原稿の取り込みが終了するまで保持される。そ
して、駆動源41が始動するとともにセパレートローラ
22のクラッチ52が接続され、該ピックアップローラ
21、セパレートローラ22、及びリタードローラ23
等により最上層のシート原稿(1枚目のシート原稿)の
みが分離されて給紙口8aからゆっくりと第1原稿搬送
路R1へ取り込まれる(ステップS5)。
【0036】そして、前記1枚目のシート原稿の先端が
第1位置検出センサ44で検知されると(ステップS
6)、コントローラ40では、駆動源41のステップ制
御により該シート原稿の先端が該第1位置検出センサ4
4位置からプラテンガラス12後端位置まで搬送される
距離に相当する駆動源41の回転ステップ数(第1の回
転角度)が計測され、該第1の回転角度に達した後(ス
テップS7)、該コントローラ40から読取装置6、及
びセパレートローラ22のクラッチ52へ制御信号が出
力され、まず、1枚目のシート原稿表面の読み取りが開
始される(ステップS8)。このとき、該1枚目のシー
ト原稿の搬送は第1フィードローラ26と第1スレイブ
ローラ27とに受け継がれており、ここで、該セパレー
トローラ22のクラッチ52が切られ、続けて次のシー
ト原稿が取り込まれないように該セパレートローラ22
を一旦停止させる。
【0037】さらに、前記1枚目のシート原稿は、第1
フィードローラ26と第1スレイブローラ27、及び第
2フィードローラ28と第2スレイブローラ29とによ
り搬送され、図9に示すように、前記第1位置検出セン
サ44により該1枚目のシート原稿の終端が通過し終え
たことが検知されると(ステップS9)、その検知信号
がコントローラ40へ出力され、該コントローラ40か
ら読取装置6へ制御信号が出力される。
【0038】前記コントローラ40では、第1位置検出
センサ44により1枚目のシート原稿の終端の通過が検
知されたときから、該コントローラ40では該シート原
稿の終端が該第1位置検出センサ44位置からプラテン
ガラス12前端位置まで搬送される距離に相当する駆動
源41の回転ステップ数(第2の回転角度)が計測さ
れ、該第2の回転角度に達した後(ステップS10)、
1枚目のシート原稿表面の読み取りを終了する(ステッ
プS11)。
【0039】そうして、前記1枚目のシート原稿は第1
振り分け部材38、第2振り分け部材39を押し上げて
遮断されている読取搬送パスR1を開き、さらに下流側
へと搬送され、該1枚目のシート原稿の終端が第2位置
検出センサ45で検知されると(ステップS12)、そ
の瞬間にコントローラ40からエキストラローラ30の
正逆回転切替機構48へ制御信号が出力され、該1枚目
のシート原稿の先端部が一時排出口8bから排出され、
その終端部が該第2位置検出センサ45位置にあって、
なお、該第2振り分け部材39を押し上げた状態でエキ
ストラローラ30を逆転方向(図6においては時計方
向)に回転させる(ステップS13)。
【0040】前記1枚目のシート原稿の終端部が分岐点
Qを通過した後は、前記第1振り分け部材38は自重に
より復元してスイッチバックパスR2の通過を可能とす
るとともに再び読取搬送パスR1を遮断しており、その
ため、該1枚目のシート原稿はエキストラローラ30と
第1プレスローラ31とによりスイッチバックパスR2
へと送られる。
【0041】前記コントローラ40では、シート原稿の
搬送方向が反転したときより該シート原稿の先端(スイ
ッチバック反転前の終端)が該第2位置検出センサ45
位置からレジストローラ33とレジストフォローローラ
34とのニップ部E位置まで搬送される距離に相当する
駆動源41の回転ステップ数(第3の回転角度)が計測
され、該第3の回転角度に達した後(ステップS1
4)、該1枚目のシート原稿の先端が停止しているレジ
ストローラ33とレジストフォローローラ34に突き当
たって該シート原稿は一旦停止する。ここで、シート原
稿の斜行が矯正され(ステップS15)、駆動源41の
ステップ制御により所定タイミング後、前記クラッチ5
3が繋がれてレジストローラ33が回転し始める。
【0042】これにより前記1枚目のシート原稿の搬送
が開始され、再び、その先端が第1位置検出センサ44
で検知されると(ステップS16)、図10に示すよう
に、コントローラ40では、駆動源41のステップ制御
により前記第1の回転角度が計測され、該第1の回転角
度に達した後(ステップS17)、該コントローラ40
から読取装置6へ制御信号が出力され、1枚目のシート
原稿裏面の読み取りが開始される(ステップS18)。
【0043】こうして、前記1枚目のシート原稿は、第
1フィードローラ26と第1スレイブローラ27、及び
第2フィードローラ28と第2スレイブローラ29とに
より搬送され、該1枚目のシート原稿の先端が第2位置
検出センサ45で検知されると(ステップS19)、コ
ントローラ40から第1プレスローラ31の昇降機構4
9へ制御信号が出力され、該昇降機構49により第1プ
レスローラ31を下降させ、エキストラローラ30と第
1プレスローラ32とを離間させる(ステップS2
0)。このようにしてニップ部D位置では、搬送方向が
互いに逆方向となるシート原稿の先端部と終端部とが円
滑に擦れ違い、該1枚目のシート原稿の終端が第1位置
検出センサ44位置を通過すると(ステップS21)、
その検知信号がコントローラ40へ出力され、該コント
ローラ40からエキストラローラ30の正逆回転切替機
構48、第1プレスローラ31の昇降機構49、及び読
取装置6へ制御信号が出力される。
【0044】ここで、エキストラローラ30は正転方向
(図6においては反時計方向)に回転し始め(ステップ
S22)、また、第1プレスローラ31を上昇させて、
エキストラローラ30と第1プレスローラ32とを再び
ニップさせる(ステップS23)。そして、前記コント
ローラ40では第1位置検出センサ44により1枚目の
シート原稿の終端の通過が検知されたときから、駆動源
41のステップ制御により前記第2の回転角度が計測さ
れており、該第2の回転角度に達した後に(ステップS
24)、1枚目のシート原稿裏面の読み取りを終了する
(ステップS25)。
【0045】前記1枚目のシート原稿はさらに搬送さ
れ、図11に示すように、該1枚目のシート原稿の終端
が第2位置検出センサ45位置を通過すると(ステップ
S26)、その検知信号がコントローラ40へ出力さ
れ、該コントローラ40では駆動源41のステップ制御
により該シート原稿の終端が該第2位置検出センサ45
位置からエキストラローラ30と第1プレスローラ31
とのニップ部Dと分岐点Rとの間に搬送される距離に相
当する駆動源41の回転ステップ数(第4の回転角度)
が計測される。そして、該第4の回転角度に達した瞬間
に(ステップS27)、ここで前記DSセンサ43によ
り給紙口8aに次のシート原稿(2枚目のシート原稿)
が検出されている場合には(ステップS28)、該コン
トローラ40からエキストラローラ30の正逆回転切替
機構48、ピックアップローラ21のアクチュエータ5
1、及びセパレートローラ22のクラッチ52へ制御信
号が出力され、該1枚目のシート原稿の大部分が一時排
出口8bから排出され、その終端部のみがエキストラロ
ーラ30と第1プレスローラ31とでニップされている
状態で、エキストラローラ30を逆転方向(図7におい
ては時計方向)へ回転させる(ステップS29)。この
とき同時に、セパレートローラ22のクラッチ52が接
続されて、該ピックアップローラ21、セパレートロー
ラ22、及びリタードローラ23等により次の最上層の
シート原稿(2枚目のシート原稿)が分離されて給紙口
8aから第1原稿搬送路R1へと取り込まれる(ステッ
プS30)。
【0046】前記1枚目のシート原稿の終端が分岐点R
を通過した後は、前記第2振り分け部材39は自重によ
り復元して読取搬送パスR1を遮断しており、このと
き、該1枚目のシート原稿はエキストラローラ30と第
1プレスローラ31とにより反転パスR3へと繰り送ら
れる。
【0047】こうして、該1枚目のシート原稿はエキス
トラローラ30と第2プレスローラ32とにより搬送さ
れ、原稿表面を下にして排紙口8cから排出される一方
で(ステップS31)、前記2枚目のシート原稿も同時
に読取搬送パスR1を搬送されており、該2枚目のシー
ト原稿の先端は第1位置検出センサ44で検知され(ス
テップS32)、以下、上記のステップS7に戻り1枚
目のシート原稿と同様にその両面の読み取りが行われ
る。
【0048】こうして、次々とシート原稿が取り込ま
れ、但し、最後のシート原稿の両面の取り込みを終了し
たときには、次のシート原稿がないため、前記DSセン
サ43はOFFとなっており、前記ステップS28では
Noが選択され、この場合、図12に示すように、コン
トローラ40からエキストラローラ30の正逆回転切替
機構48へのみ制御信号が出力され、該最後のシート原
稿の大部分が一時排出口8bから排出され、その終端部
のみがエキストラローラ30と第1プレスローラ31と
でニップされている状態で、エキストラローラ30を逆
転方向(図7においては時計方向)へ回転させる(ステ
ップS33)。
【0049】尚、厳密に言えば、最後のシート原稿の取
り込みが終了した時点でDSセンサ43がOFFとなっ
ており、この時点でコントローラ40からピックアップ
ローラ21のアクチュエータ51へ制御信号が出力され
て、そのソレノイドに負のパルスが印加される。これに
より該ソレノイドは瞬間的に励磁され、該ピックアップ
ローラ21は上方へ回動し、元位置へと復帰し、シート
原稿の押さえ込みも解除されている。
【0050】前記最後のシート原稿の終端が分岐点Rを
通過した後は、前記第2振り分け部材39は自重により
復元して読取搬送パスR1を遮断しており、このとき、
該最後のシート原稿はエキストラローラ30と第1プレ
スローラ31とにより反転パスR3へと繰り送られる。
こうして、最後のシート原稿はエキストラローラ30と
第2プレスローラ32とにより搬送され、原稿表面を下
にして排紙口8cから排出される。(ステップS34)
【0051】また、コントローラ40では前記ステップ
S34でエキストラローラ30の回転方向を反転させた
ときから、最後のシート原稿が反転パスR3を経て完全
に排出されるまでの駆動源41の回転ステップ数(第5
の回転角度)を計測しており、該第5の回転角度に達し
たところで(ステップS35)、駆動源41へ制御信号
が出力され、該駆動源41を停止する(ステップS3
6)。こうして、1枚目のシート原稿から最後のシート
原稿までの読み取りが行われ、一連の動作が完了する。
【0052】このように構成することで、シート原稿表
面の読み取り前には原稿の先端を揃えるレジスト動作を
なくすことができ、つまり、このときは給紙トレイ9に
シート原稿をセットしたときに予め原稿ガイド9b・9
bによりシート原稿の斜行が矯正されているため、重ね
てレジスト動作を行わなう必要もなく、その裏面の読み
取り前にのみスイッチバックパスR2のレジストローラ
33、及びレジストフォローローラ34によりレジスト
動作を行って、全体の処理時間を短縮し、作業の高速化
を図ることができる。
【0053】但し、この原稿ガイド9b・9bによりシ
ート原稿を揃える場合、シート原稿の種類や、その状態
等によっては、該原稿ガイド9b・9bによる案内だけ
では斜行する場合もある。特に、プリンタ等で記録され
たばかりのシート原稿は、熱等を帯びてカールしていた
りして給送時に原稿ガイド9b・9bを乗り上げてしま
い、その結果、原稿ガイド9b・9bによる案内が上手
くいかず、斜行することもある。この他にも、給紙トレ
イ9に何枚かの紙質の異なるシート原稿をセットした場
合に、互いに反り返り方向が違うと原稿間に間隙ができ
てしまい、これのため原稿ガイド9b・9bを乗り上
げ、斜行してしまうこともある。そこで、原稿ガイド9
b・9bの内側面に、クラリーノ等の下向きに起毛され
たシート状部材を貼り付けて、シート原稿の浮き上がり
を防止し、原稿の給送をより確実にする。
【0054】通常は、この原稿ガイド9b・9bだけで
もよいのであるが、このように該シート状部材を貼り付
けることにより、さらに効果的にシート原稿の斜行を防
止することができる。このように原稿ガイド9b・9b
を用いることにより、シート原稿の表面の読み取り時に
は斜行が防止できるとともに、また、片面読取モードに
てシート原稿の片面読み取る時にも同様に斜行が防止で
きるのである。つまり、片面読取時においても、その処
理時間を短縮することができ、さらには、片面読取専用
の画像読取装置については、レジスト手段は付設しなく
てもよい。
【0055】また、本発明の位置にレジスト手段となる
レジストローラ、及びレジストフォローローラ34を配
設することにより、読取搬送パスの湾曲部後方側の肉厚
を減らして装置全体を前後方向に短くすることができ、
コンパクト化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
のような効果を奏ずるものである。すなわち、請求項1
のように、原稿を読取部へ給送してその第1面を読み取
り、原稿の表裏を反転させて再び読取部へ給送し、その
第2面を読み取る両面画像読取装置において、その第1
面の読み取り前には原稿の斜行矯正をするレジスト動作
は行わず、その第2面の読み取り前にのみ該レジスト動
作を行って読取部へ給送することにより、全体の処理時
間を短縮でき、作業の高速化を図ることができる。尚、
原稿セット時に給紙トレイ上の原稿ガイドにより予め原
稿が整列されているため、原稿第1面の読み取りでも斜
行することなく読み取りが行われるのである。無論、原
稿片面読取時にもレジスト動作を行わず、この場合もそ
の処理時間は短くなる。
【0057】また、請求項2のように、原稿を読取部へ
給送してその第1面を読み取り、原稿の表裏を反転させ
て再び読取部へ給送し、その第2面を読み取る両面画像
読取装置において、表裏を反転させた原稿を再度読取部
へ給送する経路の途次に、原稿先端を揃えるレジスト手
段を設けることで、請求項1記載の方法を具現化し、上
記請求項1での効果と同様の効果が得られる。
【0058】そして、請求項3のように、前記レジスト
手段を原稿第1面読取後にその表裏を反転させるスイッ
チバックパスに設けることにより、請求項1での効果に
加え、装置の読取搬送パスの湾曲部側への広がりを押さ
えることができ、装置のコンパクト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】両面画像読取装置を採用するファクシミリの斜
視図。
【図2】同じく側面断面図。
【図3】本発明に係る両面画像読取装置のADFの側面
断面図。
【図4】本発明に係る両面画像読取装置の制御構成を示
すブロック図。
【図5】本発明に係る両面画像読取装置の第1過程での
原稿の流れを示すADFの側面断面図。
【図6】同じく第2過程での原稿の流れを示すADFの
側面断面図。
【図7】同じく第3過程での原稿の流れを示すADFの
側面断面図。
【図8】本発明に係る両面画像読取装置の制御構成の第
1段階を示す流れ図。
【図9】同じく第2段階を示す流れ図。
【図10】同じく第3段階を示す流れ図。
【図11】同じく第4段階を示す流れ図。
【図12】同じく最終段階を示す流れ図。
【図13】従来例における両面画像読取装置のADFの
側面断面図。
【符号の説明】
8 ADF 8a 給紙口 8b 第1反転口 8c 排紙口 33 レジストローラ 34 レジストフォローローラ 44 第1位置検出センサ 45 第2位置検出センサ P 合流点 R1 読取搬送パス R2 スイッチバックパス R3 反転パス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 420 G06T 1/00 420J 5B047 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108Q 5C062 1/04 1/12 Z 5C072 Fターム(参考) 2H076 AA58 BA24 BA41 BA42 BA63 BA83 2H108 AA15 CB01 FA01 3F053 BA03 BA14 BA18 EA01 EB01 EB04 EC02 ED15 LA01 LB02 3F100 AA04 BA13 CA11 DA11 EA02 EA17 3F102 AA01 AB01 BA02 BB02 DA08 EA03 FA03 FA08 FA09 5B047 AA01 BA01 BC16 CA12 5C062 AA02 AB02 AB32 AC09 AC66 BA01 BA04 5C072 AA01 BA01 BA03 NA07 NA08 RA03 RA04 XA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読取部へ給送してその第1面を読
    み取り、原稿の表裏を反転させて再び読取部へ給送し、
    その第2面を読み取る両面画像読取装置において、その
    第1面の読み取り前には原稿の斜行矯正をするレジスト
    動作は行わず、その第2面の読み取り前にのみ該レジス
    ト動作を行って読取部へ給送することを特徴とする両面
    画像読取装置の画像読取方法。
  2. 【請求項2】 原稿を読取部へ給送してその第1面を読
    み取り、原稿の表裏を反転させて再び読取部へ給送し、
    その第2面を読み取る両面画像読取装置において、表裏
    を反転させた原稿を再度読取部へ給送する経路の途次
    に、原稿先端を揃えるレジスト手段を設けたことを特徴
    とする両面画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記レジスト手段を原稿第1面読取後に
    その表裏を反転させるスイッチバックパスに設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の両面画像読取装置。
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