JP2002072921A - 表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents

表示パネルおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2002072921A
JP2002072921A JP2000258664A JP2000258664A JP2002072921A JP 2002072921 A JP2002072921 A JP 2002072921A JP 2000258664 A JP2000258664 A JP 2000258664A JP 2000258664 A JP2000258664 A JP 2000258664A JP 2002072921 A JP2002072921 A JP 2002072921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrates
sealing member
display panel
sealing
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000258664A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Sasaki
良樹 佐々木
Hiroyoshi Tanaka
博由 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000258664A priority Critical patent/JP2002072921A/ja
Publication of JP2002072921A publication Critical patent/JP2002072921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 封着部材の塗布、焼成工程で発生するガスが
蛍光体を劣化させ、封着部材の厚みが不均一となり基板
間のギャップが不均一となっていた。 【解決手段】 2枚の基板を対向配置した後、2枚の基
板の少なくとも一方の基板の側面に接するように封着部
材を配置することを特徴とする。2枚の基板を対向配置
した後封着部材を配置するために、仮焼成工程や焼成工
程で封着部材から発生するガスは2枚の基板のわずか1
00μm程度のギャップ間を広がることなり、表示エリ
ア内の蛍光体を汚染しにくくなる。また、あらかじめ厚
く塗布した封着部材をバネ等で押えて広げる必要がなく
2枚の基板のギャップは対向配置した時の隔壁の高さで
規制されるためバネの強さによらず均一なギャップの外
囲器を作製出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示パネルおよび
その製造方法に関し特にその封着部材の形成方法に特徴
を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、表示パネルとしてガス放電パ
ネルがあり、図9で示すようなAC型のプラズマディス
プレイパネル(以下、PDPという)が知られている。
【0003】このPDPは、内表面上に複数本の表示電
極1、誘電体層2及び保護層3が形成されたガラス製の
上部パネル基板4と、表示電極1とは直交する向きに沿
って配置された複数本のデータ電極5及び誘電体層6が
内表面上に形成され、かつ、誘電体層6上の所定位置毎
には発光領域を区画する低融点ガラス製の隔壁7が並列
形成されたガラス製の下部パネル基板8とを対向配置し
たうえで、外周端縁において低融点ガラスからなる封着
部材9を挟んだ状態で封着し、主に上部パネル基板4と
下部パネル基板8の周端部の内表面が封着された構成の
外囲器10を備えている。
【0004】そして、隔壁7によって区画された各発光
領域毎の誘電体層6上にはカラー表示を実現するための
蛍光体11が塗布されており、外囲器10内にはネオン
及びキセノンを混合してなる放電ガスが約500Tor
r(66.5kPa)の圧力で封入されている。
【0005】また、PDPの製造方法は次のようであ
る。まず、上部パネル基板4の上に所定のパターンで銀
等の表示電極1を形成する。次に表示電極1を形成した
上部パネル基板4の上に所定のパターンの誘電体層2を
印刷等で形成する。つづいてその上に酸化マグネシウム
等の保護層3を蒸着等の方法で形成する。一方、下部パ
ネル基板8の上に所定のパターンで銀等のデータ電極5
を形成する。次にデータ電極5を形成した下部パネル基
板8の上に所定のパターンの誘電体層6を印刷等で形成
する。次にその上に所定のパターンの隔壁7を印刷ある
いはサンドブラストの工法を用いて形成する。次に隔壁
7の間に赤、緑、青の3色の蛍光体11を所定のパター
ンで印刷等の工法を用いて形成する。続いて、下部パネ
ル基板8の周辺で上部パネル基板4と重なる部位の周辺
に低融点ガラスを主に樹脂や溶剤を混ぜてペースト状に
した封着部材9をディスペンサ等の手段で隔壁7の高さ
よりも厚く形成する。次に形成した封着部材9を電気炉
等で仮焼成し、封着部材9に含有される樹脂成分や溶剤
成分を除去する。次に上部パネル基板4と下部パネル基
板8を対向配置してクリップ等で仮固定し、排気管13
を封着部材9と同等の材料で仮固定し電気路等で焼成す
る。焼成工程におけるピーク温度付近で封着部材9は、
溶融した状態でクリップ等の押圧力により押し広げら
れ、上部パネル基板4と下部パネル基板8の内表面を封
着しながら隔壁7の高さで規制される厚さになり、冷却
とともに固着する。こうして、外囲器10を完成させ
る。
【0006】一般的に放電ガスを封入する前には外囲器
10の内部を真空にした後、放電ガスを封入する。この
ようにガラス等の平板を用いて表示デバイスの外囲器を
作成し、外囲器内を真空にする工程はたとえばFED
(フィールドエミッションディスプレイ)等でも必要で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では以下のような課題があった。
【0008】まず下部パネル基板8の周囲に封着部材9
を形成して仮焼成工程で樹脂成分を除去する際(これを
脱バイ処理とも称す)、下部パネル基板8上に形成され
た蛍光体11は仮焼成工程中に炉内の雰囲気にさらされ
ることになる。蛍光体11は仮焼成工程中に発生する例
えばCOやCO2あるいはその他炭素を含有するガスに
さらされて、これらのうち一部のガス分子が蛍光体11
に付着する。その結果、パネルを完成させて点灯すると
きに輝度が劣化したり、色度が劣化したりする。
【0009】また封着工程においても、封着部材9から
は仮焼成工程で多少残留した樹脂成分が燃焼によりガス
化して、そのガスで表示エリアの蛍光体11を汚染する
ことになる。
【0010】さらに、図10(a)に示すように封着部
材9は下部パネル基板8上に隔壁7の高さよりは厚く形
成してあり、理想的には焼成時にクリップ14等の押圧
手段で押し広げて、外囲器となった状態では図10
(b)に示すように隔壁7の高さに相当する厚さにな
る。しかしながらクリップの押圧力不足やばらつきによ
って、十分に封着部材9を押し広げることができない場
合、図11に示すようにその厚さは隔壁7の高さより厚
くなり、すなわち上部パネル基板4と下部パネル基板8
のギャップが広くなり隔壁7で隣接する画素を分離する
ことが出来なくなる。その結果パネルを点灯する際、本
来点灯すべきでない画素まで放電が広がり欠陥となった
り、気圧の低い地域において、ノイズが発生しやすくな
るなどの不良につながる。
【0011】本発明はこれら課題を解決するためになさ
れたものであり、封着部材9から発生するガスにより蛍
光体11が汚染されることを防止し、また容易かつ均一
に封着部材9の厚みが隔壁7の高さになるような良好な
封着状態を実現する表示パネル及びその製造方法を得る
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
表示パネルは、2枚の基板の少なくとも一方の基板の側
面を覆うように封着部材を形成した表示パネルであっ
て、封着部材と2枚の基板との接合面積において2枚の
基板が重なっていない部分の接合面積が重なった部分の
内表面の接合面積よりも大きいことを特徴とする。これ
により封着は主に一方の基板の側面ともう一方の基板の
内前記基板と重なる部分より外側で行われるために、表
示エリアより離れた部分に封着部材が形成されることと
なり、封着部材から発生するガスが表示エリアに届きに
くくなる。
【0013】本発明に係る請求項2の表示パネルは、2
枚の基板の少なくとも一方の基板の側面の一部を含む周
囲を、封着部材を形成した帯状の部材で覆ったことを特
徴とする。これにより、2枚の基板の少なくとも1枚の
基板の側面での封着が容易に確実に行うことが出来る。
【0014】本発明に係る請求項5の表示パネルの製造
方法は、2枚の基板を対向配置した後、2枚の基板の少
なくとも一方の基板の側面に接するように封着部材を配
置することを特徴とする。2枚の基板を対向配置した後
封着部材を配置するために、仮焼成工程や焼成工程で封
着部材から発生するガスは2枚の基板のわずか100μ
m程度のギャップ間を広がることなり、表示エリア内の
蛍光体を汚染しにくくなる。また、あらかじめ厚く塗布
した封着部材をバネ等で押えて広げる必要がなく2枚の
基板のギャップは対向配置した時の隔壁の高さで規制さ
れるためバネの強さによらず均一なギャップの外囲器を
作製出来る。
【0015】本発明に係る請求項8の表示パネルの製造
方法は、2枚の基板を対向配置した後、2枚の基板の少
なくとも一方の基板の側面に接するように封着部材を配
置し、前記封着部材をレーザーを用いて溶融することを
特徴とする。これにより2枚の基板を対向配置した後の
封着を容易にしかも短時間に実施できる。
【0016】本発明に係る請求項9の表示パネルの製造
方法は、2枚の基板を対向配置した後、2枚の基板の少
なくとも一方の基板の側面に接するように封着部材を配
置し、前記封着部材をランプを用いて溶融することを特
徴とする。これにより2枚の基板を対向配置した後の封
着を容易にしかも短時間に実施できる。
【0017】本発明に係る請求項10の表示パネルの製
造方法は、2枚の基板を対向配置した後、2枚の基板を
封着部材の溶融温度まで加熱し、2枚の基板の少なくと
も一方の基板の側面に接するようにホットメルト法にて
封着部材を配置することを特徴とする。これにより2枚
の基板を対向配置した後の封着を容易にしかも短時間に
実施できる。
【0018】尚、特開2000−156170に封止領
域を薄くしても放電空間の気密性を保つために2枚の基
板の外部から第三の基板を用いて密閉する技術が公開さ
れているが、封着部材から発生するガスについてや、封
着部材を焼成過程において押し広げる際の厚さばらつき
について何ら言及されておらず、本発明の意図する課題
およびその解決手段にはなんら関係のないものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。ここでは特にPDPを用いて説明す
るが、2枚の基板を周辺で封着する他の表示パネルで特
にパネル内部を真空にする過程を有するものやパネル内
に大気圧(760Torr(101.08kPa))を
越えるガスを封入する場合には有効となる。
【0020】(実施の形態1)図1は本実施の形態に係
るPDPの封着部材を簡略化して示す断面図、図2は比
較のために従来の封着部材を簡略化して示す断面図であ
る。図3は本実施の形態に係るPDPの封着部材の変形
例を簡略化して示す断面図である。
【0021】図1において低融点ガラスからなる封着部
材9を約3mmの厚さの上部パネル基板4および同じく
約3mmの厚さの下部パネル基板8のそれぞれ両パネル
基板の重なる部分より外側に形成する。このとき封着部
材9と上部パネル基板4との接合部20と、封着部材9
と下部パネル基板との接合部21によって2枚の基板は
気密性を確保するとともにパネルとして接合強度も確保
される。図2に示す従来の例に比べて封着部材9の位置
は明らかに表示エリアから遠く、封着部材9から塗布、
仮焼成あるいは焼成の再に発生するガスは表示エリアに
届きにくくなり、蛍光体11を劣化させないパネルとな
る。また、図1に示す下部パネル基板8と封着部材9の
接合部21の幅は約3mmとなり、従来約5mm程度の
接合幅に比べて狭く、封着部材9を溶融して2枚の基板
のギャップを制御する際に比較的小さな力で制御でき均
一性を確保することが容易となる。
【0022】ここで、封着部材9として低融点ガラスを
示したが、熱可塑性の接着剤を用いることも出来る。接
着剤を使用する場合、一般に炭素を含んだガスを放出し
やすいため、図1に記載したパネルの封止構造は、パネ
ルの特性劣化防止に一層有効となる。
【0023】図3において15はあらかじめ封着部材9
を形成した基材であり封着部材9の溶融温度においても
変質しないことが望ましい。例えば、セラミックスの繊
維を編んで帯状にしたものや、ガラスと熱膨張係数が比
較的近いニッケル鋼等の金属箔を用いることが出来る。
基材15にペースト状の封着部材9を塗布してそのまま
両基板に貼付しても良いし、グリーンシート状にした封
着部材9を基材15に貼付してからさらに2枚の基板に
貼付しても良い。下部パネル基板8との接合は、下部パ
ネル基板8の側面のみでも良いが、接合強度を十分に確
保するためには下部パネル基板8の裏面の一部を接合し
ても何ら問題はない。
【0024】(実施の形態2)次に本実施の形態に係る
PDPの製造方法を図4を用いて説明する。
【0025】まず図4(a)に示すようにすでに表面上
に表示電極1、誘電体層2、保護層3を形成した約3m
mの厚さの上部パネル基板4とデータ電極5、誘電体層
6、隔壁7、蛍光体11を形成した同じく約3mmの厚
さの下部パネル基板8を内表面同士対向配置し、下部パ
ネル基板8上に形成してある約100μmの隔壁7の高
さで両基板のギャップを規制する。
【0026】次に図4(b)に示すように上部パネル基
板4と下部パネル基板8との重なった部分の周囲におい
て、少なくともどちらかの基板の側面に接するようにペ
ースト状の封着部材9を塗布する。ここでペースト状の
封着部材9は、粉状の低融点ガラス100gにビークル
C(東京応化工業製)の40cPの粘度のものを20m
l混合したものをよく混ぜて使用する。
【0027】次に図4(c)に示すように塗布し終わっ
た封着部材を100℃の乾燥機で約10分乾燥する。こ
こでさらに350℃まで温度を上げて仮焼成を行い、ビ
ークルCに含まれていた樹脂成分を除去してもよいが、
この製造方法では封着部材9から発生するガスは封着時
にパネルの内部に入りにくいため、仮焼成工程をなくし
てもかまわない。しかしながら、出来るだけ樹脂成分が
封着部材9内に残留しないようにするために次の焼成工
程の昇温途中に、樹脂成分が除去される350℃の温度
で20分程度キープすることが望ましい。
【0028】最後に図4(d)に示すように封着部材9
を450℃まで昇温し、その温度で約10分キープした
後、降温し外囲器10を完成させる。
【0029】ここで図4(c)に示したように、ペース
ト状の封着部材9をディスペンサ22等で塗布する代わ
りに、図5に示すようにあらかじめ棒状に成形し、仮焼
成も済ませたプリフォーム封着部材23を使用すること
も可能である。プリフォーム封着部材23を4辺に配置
した後図4(d)に示した焼成工程を経ることによって
外囲器10を完成できる。
【0030】(実施の形態3)次に本実施例の形態に係
る別のPDPの製造方法を図6〜図8を用いて説明す
る。ここでは実施の形態2において図4を用いて示した
PDPの製造方法のうち(c)から(d)に至る封着部
材9の焼成工程に特徴を持つものであり、その部分のみ
を詳しく説明する。
【0031】本実施の形態においては従来の熱風循環に
よる焼成に代えて、光線を用いるものである。
【0032】図6に置いて24はレーザー照射装置であ
る。レーザー照射装置24にて、2枚の基板の周辺に形
成した封着部材9を照射し、溶融することによって、封
着を実施するのもである。ここでレーザーは、YAGレ
ーザー、炭酸ガスレーザー、半導体レーザー等が使用で
きる。
【0033】また図7において25はハロゲンランプで
ある。ハロゲンランプ25にて、2枚の基板の周辺に形
成した封着部材9を照射し、溶融することによって、封
着を実施するのもである。ここでは封着部材9のみにハ
ロゲンランプ25で熱線を照射しているが、上部パネル
基板4、あるいは下部パネル基板8における封着部材9
を形成した周辺部と中央部での温度差により両基板が割
れる可能性もあるため複数のハロゲンランプで基板全体
を加熱するように装置を設計することが好ましい。
【0034】さらに図8において26はホットメルト装
置である。ホットメルトとは、接合等に用いる部材をデ
ィスペンサのような装置の中で溶融温度以上に過熱し、
押し出し機構を用いて溶融状態の部材を直接接合すべき
部材に塗布し、冷却とともに固着させるものである。こ
こでホットメルト装置26内に封着部材9の原材料であ
る低融点ガラスあるいは熱可塑性接着剤を充填し、それ
ぞれの部材の溶融温度まで加熱しながら基板の所定の位
置に封着部材9を塗布する。このとき2枚の基板は封着
部材9の溶融温度まで加熱してあることが望ましい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る表示
パネルは、2枚の基板の少なくとも一方の基板の側面を
覆うように封着部材を形成した表示パネルであって、封
着部材と2枚の基板との接合面積において2枚の基板が
重なっていない部分の接合面積が重なった部分の内表面
の接合面積よりも大きいことにより、封着は主に一方の
基板の側面ともう一方の基板の内前記基板と重なる部分
より外側で行われるために、表示エリアより離れた部分
に封着部材が形成されることとなり、封着部材から発生
するガスが表示エリアに届きにくくなる。
【0036】また本発明に係る表示パネルは、2枚の基
板の少なくとも一方の基板の側面の一部を含む周囲を、
封着部材を形成した帯状の部材で覆ったことにより、2
枚の基板の少なくとも1枚の基板の側面での封着が容易
に確実に行うことが出来る。
【0037】また本発明に係る表示パネルの製造方法
は、2枚の基板を対向配置した後、2枚の基板の少なく
とも一方の基板の側面に接するように封着部材を配置す
ることにより、仮焼成工程や焼成工程で封着部材から発
生するガスは2枚の基板のわずか100μm程度のギャ
ップ間を広がることなり、表示エリア内の蛍光体を汚染
しにくくなる。さらにあらかじめ厚く塗布した封着部材
をバネ等で押えて広げる必要がなく2枚の基板のギャッ
プは対向配置した時の隔壁の高さで規制されるためバネ
の強さによらず均一なギャップの外囲器を作製出来る。
【0038】さらに本発明に係る表示パネルの製造方法
は、2枚の基板を対向配置した後、2枚の基板の少なく
とも一方の基板の側面に接するように封着部材を配置
し、前記封着部材をレーザーやハロゲンランプを用いて
溶融することにより2枚の基板を対向配置した後の封着
を容易にしかも短時間に実施できる。
【0039】以上のように封着部材から発生するガスに
より蛍光体が汚染されることを防止し、また容易かつ均
一に封着部材の厚みが隔壁の高さになるような良好な封
着状態を実現する表示パネル及びその製造方法を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るPDPの封着部材を簡略化
して示す断面図
【図2】従来のPDPの封着部材を簡略化して示す断面
【図3】本実施の形態に係るPDPの別の封着部材を簡
略化して示す断面図
【図4】本実施の形態に係るPDPの封着工程を簡略化
して示す概略図
【図5】本実施の形態に係るPDPの別の封着工程を簡
略化して示す概略図
【図6】本実施の形態に係るPDPの別の封着方法を簡
略化して示す断面図
【図7】本実施の形態に係るPDPの別の封着方法を簡
略化して示す断面図
【図8】本実施の形態に係るPDPの別の封着方法を簡
略化して示す断面図
【図9】従来の形態に係るPDPの断面図
【図10】従来の形態に係るPDPの封着工程の一部を
示す断面図
【図11】従来の形態に係るPDPの封着工程による不
良品を示す断面図
【符号の説明】
4 上部パネル基板 7 隔壁 8 下部パネル基板(一方側のパネル基板) 9 封着部材 10 外囲器 14 クリップ 15 基材 22 ディスペンサ 23 プリフォーム封着部材 24 レーザー照射装置 25 ハロゲンランプ 26 ホットメルト装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C012 AA09 BC03 5C040 FA01 HA01 MA23 MA30 5C094 AA03 AA42 AA43 AA48 BA31 CA19 DA07 DA12 EB02 EC04 FA01 FA02 FB01 FB02 FB15 GB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板の少なくとも一方の基板の側
    面を覆うように封着部材を形成した表示パネルであっ
    て、封着部材と2枚の基板との接合面積において2枚の
    基板が重なっていない部分の接合面積が重なった部分の
    内表面の接合面積よりも大きい表示パネル。
  2. 【請求項2】 2枚の基板の少なくとも一方の基板の側
    面の一部を含む周囲を、封着部材を形成した帯状の部材
    で覆った表示パネル。
  3. 【請求項3】 封着部材は低融点ガラスからなることを
    特徴とする請求項1または2記載の表示パネル。
  4. 【請求項4】 封着部材は熱可塑性の樹脂からなること
    を特徴とする請求項1または2記載の表示パネル。
  5. 【請求項5】 2枚の基板を対向配置した後、2枚の基
    板の少なくとも一方の基板の側面に接するように封着部
    材を配置することを特徴とする表示パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 封着部材はあらかじめ脱バイを済ませて
    棒状に成形した低融点ガラスであることを特徴とする請
    求項5記載の表示パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 2枚の基板を封着部材の溶融温度まで加
    熱した状態で溶融した封着部材を配置することを特徴と
    する請求項5記載の表示パネルの製造方法。
  8. 【請求項8】 2枚の基板を対向配置した後、2枚の基
    板の少なくとも一方の基板の側面に接するように封着部
    材を配置し、前記封着部材をレーザーを用いて溶融する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  9. 【請求項9】 2枚の基板を対向配置した後、2枚の基
    板の少なくとも一方の基板の側面に接するように封着部
    材を配置し、前記封着部材をランプを用いて溶融するこ
    とを特徴とする表示パネルの製造方法。
  10. 【請求項10】 2枚の基板を対向配置した後、2枚の
    基板を封着部材の溶融温度まで加熱し、2枚の基板の少
    なくとも一方の基板の側面に接するようにホットメルト
    法にて封着部材を配置することを特徴とする表示パネル
    の製造方法。
JP2000258664A 2000-08-29 2000-08-29 表示パネルおよびその製造方法 Pending JP2002072921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258664A JP2002072921A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 表示パネルおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258664A JP2002072921A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 表示パネルおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002072921A true JP2002072921A (ja) 2002-03-12

Family

ID=18746937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000258664A Pending JP2002072921A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 表示パネルおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002072921A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318738A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Tsutae Shinoda 表示装置の製造装置
JP2006318739A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Tsutae Shinoda 表示装置の製造装置
JP2008059781A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Univ Of Tokyo 封着方法
JP2008103183A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Univ Of Tokyo 表示装置の製造方法
JP2008103182A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Univ Of Tokyo 表示装置の製造方法
KR100846430B1 (ko) 2006-07-28 2008-07-16 박유필 유리전광판 및 그 제조방법
JP2008186697A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Univ Of Tokyo パネル体の製造方法
JP2012074184A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Panasonic Corp プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318738A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Tsutae Shinoda 表示装置の製造装置
JP2006318739A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Tsutae Shinoda 表示装置の製造装置
JP4734023B2 (ja) * 2005-05-12 2011-07-27 傳 篠田 表示装置の製造装置
KR100846430B1 (ko) 2006-07-28 2008-07-16 박유필 유리전광판 및 그 제조방법
JP2008059781A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Univ Of Tokyo 封着方法
JP2008103183A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Univ Of Tokyo 表示装置の製造方法
JP2008103182A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Univ Of Tokyo 表示装置の製造方法
JP2008186697A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Univ Of Tokyo パネル体の製造方法
JP2012074184A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Panasonic Corp プラズマディスプレイパネル及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100376037B1 (ko) 가스방전패널 및 그 제조방법
US6129603A (en) Low temperature glass frit sealing for thin computer displays
KR20060054486A (ko) 밀봉재 및 그 제조방법
US6037710A (en) Microwave sealing of flat panel displays
US20110315313A1 (en) Manufacturing method of hermetic container, and manufacturing method of image displaying apparatus
JP2002117777A (ja) ガス放電パネルおよびガス放電パネルの製造方法
JP2002072921A (ja) 表示パネルおよびその製造方法
US8821677B2 (en) Hermetic container and manufacturing method of the same
JP3409784B2 (ja) プラズマディスプレイ表示装置およびその製造方法
JP3466069B2 (ja) ガス放電パネル及びその製造方法
JP2005056834A (ja) 表示パネルの製造方法
JP3656072B2 (ja) ガス放電パネルの製造方法
JP2002231127A (ja) ガス放電表示装置の製造方法、及びガス放電表示装置製造用シート貼着装置
JP3361161B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
KR100603271B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 플라즈마 방전가스 주입방법
JP3684868B2 (ja) 平面型表示装置の組立方法
JP2000251713A (ja) フラットパネルディスプレイの製造方法
JP2003059401A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2004281284A (ja) 平板型表示装置
JP2003203586A (ja) 平面型表示装置およびその製造方法
JP5522847B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2004031118A (ja) シール部材およびそれを用いたフラット表示パネルおよびその製造方法
JP2003303554A (ja) プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JPH11143394A (ja) 気密容器の封止構造および気密容器の封止方法
JP2006107888A (ja) 平面形放電ランプ