JP2002072053A - ステップズームレンズカメラ - Google Patents

ステップズームレンズカメラ

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JP2002072053A JP2000264110A JP2000264110A JP2002072053A JP 2002072053 A JP2002072053 A JP 2002072053A JP 2000264110 A JP2000264110 A JP 2000264110A JP 2000264110 A JP2000264110 A JP 2000264110A JP 2002072053 A JP2002072053 A JP 2002072053A
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    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ステップでのカム溝使用状態を容易に確認
することが可能なステップズームレンズカメラを簡単な
構成で得る。 【構成】 焦点距離を変化させながら無限遠から最短撮
影距離までの被写体に合焦可能な位置にカム移動レンズ
群を移動させる複数のステップ域と、このステップ域を
接続する移行域とをカムリングのカム溝に設けたステッ
プズームレンズカメラにおいて、カムリングの後端面
に、周方向に位置を異ならせて、複数のステップ域を表
す複数のステップ域表示指標を形成し、カムリングと相
対回転可能で光軸方向へは相対移動しない直進部材に観
察基準指標を設け、この観察基準指標に対する複数のス
テップ域表示指標の相対位置を観察することにより、カ
ム溝の使用位置を視認可能としたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、カム溝を有するカムリングの回
転角を制御してフォーカシングを行うステップズームレ
ンズカメラに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】古典的ズームレンズは、ズ
ーミング時には複数の変倍レンズ群を予め定めたズーミ
ング軌跡で移動させてピント位置を移動させることなく
焦点距離を変化させ、シャッタレリーズ時には被写体距
離に応じてフォーカスレンズ群を移動させるものであ
る。フォーカスレンズ群は、変倍レンズ群とは独立して
いることもいずれかの変倍レンズ群と共通であることも
ある。このような古典的ズームレンズは、カム溝を有す
るカムリングを手動あるいは電動で無段階に回転駆動さ
せる機械式のズームレンズに広く採用されてきた。
【0003】これに対して、ステップズームレンズは、
カム溝を有するカムリングの回転角をパルス制御するタ
イプのレンズに採用されている。このステップズームレ
ンズは、テレ端からワイド端までを有限段数からなる複
数の焦点距離ステップに分割し、各ステップにおいてカ
ムリングの回転角を制御することによって、ズーミング
を伴ってフォーカシング動作しながら無限遠から最短撮
影距離までの全ての被写体距離に合焦できるように設定
することを特徴としており、カムリングの回転角は、被
写体距離情報に基づきそのステップ内に存在する焦点距
離との組み合わせで合焦するようにパルス制御される。
【0004】こうしたステップズームレンズでは、カム
リングの取付角のずれなどの原因で、フォーカシングに
際してカム溝の有効領域(ステップ域)を外れて利用す
ると、ピントずれを生じる。ズームレンズのピントずれ
は他にも様々な原因によって起こるが、ステップズーム
レンズでは特に、各ステップで正しいカム溝領域を用い
ているか否か、すなわちカムリングの回転角度位置が適
切であるか否かを容易にチェックできることが望まし
い。また、カム溝のステップ域は、無限遠距離から最短
撮影距離に合焦させる設計上のカム溝領域に加え、ピン
ト調整分などの余裕を持たせるための調整領域を有する
場合があり、調整領域も含めたステップ域全体のどの領
域が実際に使用されているかを容易にチェックできるこ
とが望ましい。
【0005】
【発明の目的】本発明は、各ステップでのカム溝使用状
態やカムリングの回転角を容易に確認することが可能な
ステップズームレンズカメラを提供することを目的とす
る。
【0006】
【発明の概要】以上の目的を達成するための本発明は、
回転駆動されるカムリング;このカムリングに形成し
た、ワイド端からテレ端までを複数に分割した複数のス
テップ域と、該複数のステップ域を接続する移行域とを
有するカム溝;カムリングと相対回転可能で光軸方向に
は相対移動不能に結合された直進部材;及び、この直進
部材によって直進案内され上記カム溝に従って光軸方向
に進退する、カム移動レンズ群;を有し、カム溝の各ス
テップ域は、カムリングの回転により焦点距離を変化さ
せながら無限遠から最短撮影距離までの被写体に合焦可
能な位置にカム移動レンズ群を移動させるステップズー
ムレンズカメラに適用されるものである。すなわち本発
明のステップズームレンズカメラは、以上のようなカム
リングの後端面に、周方向に位置を異ならせて、複数の
ステップ域を表す複数のステップ域表示指標を形成し、
直進部材には回転位置が変化しない観察基準指標を設
け、この観察基準指標に対する複数のステップ域表示指
標の相対位置を観察することにより、カム溝の使用位置
を視認可能としたことを特徴としている。この構成によ
れば、鏡筒組み立て状態からでも、カムリング後端面側
からの観察によって、カムリングの回転角や、各ステッ
プにおけるカム溝の使用状態を容易に知ることができ
る。
【0007】この本発明は焦点距離ステップとカムリン
グの回転位置との相対関係を容易に確認させるものであ
るから、カム溝に案内されるカム移動レンズ群とは別
に、カムリングの回転駆動により、該カムリングの回転
角と線形の関係で光軸方向に移動される、変倍レンズ群
を兼ねるフォーカスレンズ群を有している構成で特に有
効である。
【0008】このステップズームレンズカメラでは、直
進部材がカムリングの後端面を覆う環状部を有し、この
環状部を貫通して形成した周方向に長い窓部を観察基準
指標とし、この窓部内にカムリング側の各ステップ域表
示指標が位置するときに、カム溝の各ステップ域でカム
移動レンズ群が案内されているように構成することが望
ましい。この場合、カムリング側のステップ域表示指標
は、該カムリングの後端面上の凹部として形成し、直進
部材の環状部との干渉を避けることが好ましい。
【0009】また、カム溝は、撮影を行わない収納位置
にカム移動レンズ群を保持させる収納域を有し、カムリ
ングの後端面にはさらに、該収納域の周方向位置を表す
収納域表示指標を形成してもよい。
【0010】また、カム溝の各ステップ域は、カムリン
グの回転に応じて無限遠から最短撮影距離までの被写体
に合焦可能な位置にカム移動レンズ群を移動させること
ができるフォーカシング領域と;該フォーカシング領域
の両側に設けた、カムリングの回転位置を変化させたと
きフォーカシング領域の合焦機能を損なうことなくカム
移動レンズ群を光軸方向に移動させる調整領域と;を有
していることが好ましい。このような構成であれば、各
ステップで調整領域を含むステップ域の使用状態を容易
に確認することができる。
【0011】カムリング後端面に形成する複数のステッ
プ域表示指標は、カム溝のそれぞれのステップ域の長さ
に応じて、その周方向長さが異なっていることが望まし
い。
【0012】本発明はまた、テレ端からワイド端までを
有限段数からなる複数の焦点距離ステップに分割し、各
ステップにおいてカム溝を有するカムリングの回転角を
制御することによって、焦点距離を変化させながら無限
遠から最短撮影距離までの被写体に合焦可能にズームレ
ンズ系を移動させるステップズームレンズカメラにおい
て、カムリングの後端面に、周方向に位置を異ならせ
て、複数のステップに相当する回転位置を表す複数のス
テップ表示指標を形成し、該カムリングと相対回転可能
で光軸方向には相対移動不能に結合された直進部材に、
回転位置が変化しない観察基準指標を設け、この観察基
準指標に対する複数のステップ表示指標の相対位置を観
察することにより、各ステップにおけるカムリングの回
転角を視認可能としたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施形態】本実施形態は、2群タイプのズーム
レンズカメラに本発明を適用したものである。最初にス
テップズームレンズカメラを構成するズームレンズ鏡筒
11の全体構造を説明し、次に本発明の特徴部分を説明
する。なお、以下の説明において、光軸方向あるいは光
軸と平行な方向とは、カメラ完成状態における撮影レン
ズの撮影光軸Oに沿う方向を指すものとする。
【0014】カメラの本体部に固定されたハウジング1
2の内側には、固定鏡筒13が固定されている。この固
定鏡筒13の内周面には雌ヘリコイド14が形成されて
おり、さらに雌ヘリコイド14の形成領域を一部切除し
て、光軸Oと平行な一対の直進案内溝15が形成されて
いる。
【0015】固定鏡筒13には光軸方向へ長く切欠部が
形成されていて、この切欠部に多連ピニオン16が取り
付けられる。多連ピニオン16は、光軸Oと平行な回動
中心で回動可能に支持され、そのピニオン部の歯面が固
定鏡筒13の内側に突出されている。ハウジング12に
は、モータ支持板17を介してズームモータ18が設置
されており、このズームモータ18の駆動軸の回転は、
ズームギヤ列19を介して多連ピニオン16に伝達され
る。
【0016】ズームモータ18の駆動軸には複数のスリ
ットが形成されたスリット円板20が固定されており、
このスリット円板20の回転をフォトインタラプタ21
で検出することにより、ズームモータ18の駆動量を検
出することができる。ズームレンズ鏡筒11の繰出及び
収納動作量はズームモータ18の駆動量に応じたもので
あるから、このスリット円板20とフォトインタラプタ
21からなるパルス検出機構を用いて、後述するカムリ
ング25の回転角をパルス制御することができる。
【0017】固定鏡筒13の雌ヘリコイド14には、カ
ムリング25の外周面の後端付近に形成された雄ヘリコ
イド26が螺合されている。雄ヘリコイド26の光軸方
向の幅は、カムリング25の最大繰出時に外観に露出し
ない程度に形成されている。このカムリング25にはさ
らに、雄ヘリコイド26が形成された同一周面上に、雄
ヘリコイド26と平行な領域で複数の外周ギヤ部27が
設けられている。それぞれの外周ギヤ部27の歯は光軸
Oと平行な方向に形成されており、これに前述の多連ピ
ニオン16が噛合している。
【0018】カムリング25の内部には、直進案内環2
8が配設されている。直進案内環28の後端部付近には
半径方向外方に突出する外方フランジ29を有し、さら
に直進案内間28の後端面には直進案内板(直進部材)
30が固定されている。この外方フランジ29と直進案
内板30によって、カムリング25後端部に設けた内方
フランジ31を挟むことによって、直進案内環28はカ
ムリング25に対して、光軸方向には相対移動不能かつ
相対回転は可能に結合される。
【0019】また直進案内板30には、周方向に位置を
異ならせて、半径方向外方に一対の直進案内突起32が
突設されている。それぞれの直進案内突起32は、固定
鏡筒13に形成した前述の直進案内溝15にそれぞれ摺
動可能に係合している。従って、直進案内環28及び直
進案内板30は、光軸方向にはカムリング25と一体に
移動されるが、撮影光軸Oを中心とする周方向には固定
鏡筒13に対する相対回転が規制されている。つまり直
進案内されている。
【0020】以上のカムリング25と直進案内環28が
ズームレンズ鏡筒11の第1の繰出段部を構成する。こ
の第1繰出段部は、ズームモータ18によって多連ピニ
オン16が所定のレンズ繰出方向に回転されると、外周
ギヤ部27を介してカムリング25が回転され、雌ヘリ
コイド14と雄ヘリコイド26の関係によって固定鏡筒
13からカムリング25が回転しながら繰り出される。
同時に、直進案内環28とカムリング25は相対回転可
能に結合されているため、直進案内環28は、固定鏡筒
13に対して直進案内されながらカムリング25と共に
撮影光軸に沿って移動する。
【0021】カムリング25と直進案内環28の間に
は、レンズ支持筒35が位置している。レンズ支持筒3
5の内側にはシャッタ取付環36が固定され、シャッタ
取付環36の前端部にはシャッタブロック37が固定さ
れている。シャッタブロック37はシャッタブレード3
8を開閉させるためのシャッタ駆動モータ34(図9)
を内蔵しており、シャッタ用FPC(フレキシブルプリ
ント回路)44を介してCPU60(図9)から送られ
るシャッタ開閉信号に応じてシャッタブレード38を開
閉させることができる。
【0022】シャッタブロック37はさらに、1群レン
ズ枠39を介して第1レンズ群L1(変倍レンズ群を兼
ねるフォーカスレンズ群)を支持している。1群レンズ
枠39の外周面とシャッタブロック37の内周面には、
互いに螺合する調整ねじ24が形成されており、第1レ
ンズ枠39は、シャッタブロック37やレンズ支持筒3
5に対して、調整ねじ24に従って光軸方向位置を調整
することができる。この光軸方向位置の調整の際には、
1群レンズ枠39とレンズ支持筒35の間に設けたフリ
クション部材33によって、1群レンズ枠39の位置は
安定させることができる。1群レンズ枠39の位置が決
まったら、例えば接着剤P(図6にのみ示す)でレンズ
支持筒35に固定させる。よって鏡筒完成状態では、第
1レンズ群L1はレンズ支持筒35に固定され、レンズ
支持筒35と一体的に光軸方向へ移動されるようにな
る。
【0023】図1に示すように、直進案内環28は、周
面が3つの部分円筒状の直進案内部40に分割された、
不完全な筒型形状をなしている。一方、レンズ支持筒3
5に固定されたシャッタ取付環36には、それぞれが光
軸Oと平行な方向へ向かう3つの第1直進案内溝41と
3つの第2直進案内溝42が、周方向に交互に形成され
ている。このうち、それぞれの第1直進案内溝41に
は、直進案内環28の3つの直進案内部40の各々が嵌
合している。この直進案内溝41と直進案内部40との
嵌合関係によって、シャッタ取付環36とレンズ支持筒
35とシャッタブロック37とは、光軸方向に直進案内
される。
【0024】レンズ支持筒35の後端付近の外周面には
雄ヘリコイド45が形成されており、この雄ヘリコイド
45は、カムリング25の内周面に形成した雌ヘリコイ
ド46に螺合している。カムリング25が回転すると雌
ヘリコイド46と雄ヘリコイド45の螺合関係によっ
て、直進案内環28を介して直進案内されたレンズ支持
筒35が、カムリング25(第1の繰出段部)に対して
光軸方向に前後移動される。つまり、レンズ支持筒35
は、ズームレンズ鏡筒11の第2段目の繰出段部を構成
している。第1レンズ群L1は、このレンズ支持筒35
と共に光軸方向に移動する。
【0025】また、シャッタ取付環36の第2直進案内
溝42には、第2レンズ群(カム移動レンズ群)L2を
支持する2群レンズ枠47に設けた3つの直進案内部4
8が光軸方向に摺動可能に嵌合している。この直進案内
部48と第2直進案内溝42の嵌合関係により、2群レ
ンズ枠47は直進案内される。2群レンズ枠47の各直
進案内部48からは、半径方向外方へ向けてカムローラ
49が突設されており、このカムローラ49が、カムリ
ング25の内周面に形成した2群案内カム溝50に摺動
可能に嵌まっている。2群案内カム溝50は撮影光軸O
に対して所定の傾斜を有しており、カムリング25が回
転したときには、該2群案内カム溝50とカムローラ4
9の関係によって、直進案内された2群レンズ枠47が
レンズ支持筒35に対して光軸方向に前後移動される。
つまり、カムリング25が回転したときには、第2レン
ズ群L2は、2群案内カム溝50の形状に従って、第1
レンズ群L1に対して光軸方向に相対移動する。
【0026】本実施形態のズームレンズカメラは、テレ
端からワイド端までを有限段数からなる複数の焦点距離
ステップに分割し、各ステップにおいてカムリング25
の回転角を制御することによって、ズーミングを伴って
フォーカシング動作しながら無限遠(∞)から最短撮影
距離(近)までの全ての被写体距離に合焦できるように
設定した、いわゆるステップズームレンズカメラであ
る。第1レンズ群L1は、ヘリコイドによって、カムリ
ング25の回転角(回転量)に対して線形の軌跡で光軸
方向に移動される。一方、第2レンズ群L2は、ステッ
プ内でこの第1レンズ群L1との相対間隔が変化してピ
ント位置が変わるように、2群案内カム溝50によって
案内されている。
【0027】ワイド端からテレ端までの焦点距離の各ス
テップや鏡筒収納位置は、固定鏡筒13の内周面に固定
したコード板51と、第1の繰出段部を構成する直進案
内板30に固定されたブラシ52との摺接位置の変化に
よって、有限段数の距離情報として検出することができ
る。コード板51はリード線55を介してCPU60に
接続されており、固定鏡筒13に対する直進案内板30
(第1の繰出段部)の光軸方向移動に応じてコード板5
1とブラシ52の摺接位置が変化すると焦点距離(ステ
ップ)が検出される。ブラシ52は、ブラシ押え板53
と固定ねじ54を介して直進案内板30に固定されてい
る。
【0028】図9に示すように、ズームレンズカメラ1
0はさらに、ズーム操作部材61、シャッタレリーズ部
材62、測距モジュール63及び測光モジュール64を
備えており、これらの各部材はCPU60に接続されて
いる。ズーム操作部材61は、ズームレンズ鏡筒11に
ズーミング指令、すなわちワイド側からテレ側への移動
指令、及びテレ側からワイド側への移動指令を与えるも
のである。シャッタレリーズ部材62は、レリーズボタ
ンから構成されるもので、その一段押しで測距モジュー
ル63への測距指令と測光モジュール64への測光指令
を与え、二段押しでシャッタブロック37のシャッタ駆
動モータ34を動作させる。シャッタ駆動モータ34
は、測光モジュール64からの測光出力を受けて、シャ
ッタブレード38を所定時間開放する。また、CPU6
0に接続するROM(EEPROM)65が設けられて
いる。
【0029】ROM65には、各焦点距離ステップ内に
おいて、無限遠撮影距離(∞)から最短撮影距離(近)
の間の被写体への合焦位置にズームレンズ系を移動させ
るためのカムリング25の回転角(パルス数)を求める
ための演算式がメモリされている。
【0030】また、ズームレンズ鏡筒11の前端部に
は、鏡筒収納状態で第1レンズ群L1の前方空間を閉
じ、撮影状態で開く開閉バリヤ機構が設けられている。
開閉バリヤ機構は、レンズ支持筒35の前端付近に設け
たバリヤ取付台70に支持された一対のバリヤ羽根7
1、該一対のバリヤ羽根71を閉じ方向に付勢するバリ
ヤ付勢ばね72、バリヤ駆動環73などを備えている。
バリヤ駆動環73は、ズームレンズ鏡筒11を構成する
レンズ支持筒35の光軸方向の進退動作に応じて回転
し、一対のバリヤ羽根71を開閉させる。
【0031】レンズ支持筒35の前方には、この開閉バ
リヤ機構の前部を覆う化粧板75が設けられ、該化粧板
75の前面は化粧リング76で覆われている。また、カ
ムリング25の前端部には別の化粧リング77が装着さ
れている。さらに、固定鏡筒13の前部は、カメラの本
体部を構成する前カバー78で覆われている。
【0032】以上のステップズームレンズカメラのズー
ムレンズ系は、次のように動作する。図6の鏡筒収納状
態あるいは図7のワイド端からズームモータ18が繰出
方向に駆動されると、固定鏡筒13からカムリング25
が回転して繰り出され、直進案内環28は、固定鏡筒1
3によって直進案内されながらカムリング25と共に前
方へ移動する。カムリング25が回転繰出されると、該
カムリング25の内周面とヘリコイド結合されかつ直進
案内されたレンズ支持筒35が、第1レンズ群L1と共
にさらに光軸前方に移動される。同時に、第2レンズ群
L2は、2群案内カム溝50の案内によって、レンズ支
持筒35の内側を第1レンズ群L1とは異なる軌跡で移
動する。よって、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2
は、互いの間隔を相対的に変化させつつ全体として光軸
前方に移動され、ズーミングが行われる。図8のテレ端
からズームモータ18を収納方向に駆動させると、ズー
ムレンズ鏡筒11と各レンズ群L1、L2は鏡筒繰出時
とは反対に動作する。
【0033】各焦点距離ステップでのフォーカシング動
作は次のように制御される。ズーム操作部材61を操作
して以上の鏡筒繰出または収納動作が行われると、コー
ド板51とブラシ52が摺接されて複数に分割された焦
点距離ステップのいずれかが検出される。本実施形態で
は、各ステップの収納(ワイド端)側の所定位置にステ
ップ検出位置が設定されていて、このステップ検出位置
から少し繰り出た位置にフォーカシング時のパルスカウ
ントの基準位置としている。図示しないが、本ズームカ
メラは撮影光学系とは別にファインダ光学系を有してい
るため、ズーム操作の時点では合焦させる必要はない。
よってズーム操作を解除すると、ズームレンズ鏡筒11
は、各ステップのパルスカウント基準位置よりも鏡筒収
納方向の待機位置で停止する。
【0034】この待機状態においてレリーズボタンが半
押しされ、測距モジュール63による測距動作が行われ
るとCPU60が被写体距離を検出する。すると、この
被写体へ合焦する位置にズームレンズ系を移動させるた
めのカムリング25の回転角が、ROM65内に格納さ
れた演算式に基づいてCPU60により演算される。こ
こで演算されたカムリング25の回転角度位置は、パル
スカウント基準位置におけるカムリング25の回転角度
位置と比較され、カムリング25を該基準位置から合焦
用の回転角度位置まで駆動するために必要なズームモー
タ18の駆動パルスが決定される。
【0035】ここでレリーズボタンが全押しされてシャ
ッタレリーズ部材62からオン信号が入力されると、ズ
ームモータ18を駆動してズームレンズ鏡筒11を繰出
方向に動作させ、ブラシ52とコード板51の接点接触
時点、すなわちパルスカウント基準位置からズームモー
タ18のパルスカウントを開始する。このパルスカウン
トは、前述のスリット円板20とフォトインタラプタ2
1を用いて行う。そして、先に演算により決定したパル
ス数が検出されるとズームモータ18を停止してズーム
レンズ系を合焦位置に保持し、シャッタ駆動モータ34
によりシャッタブレード38を開閉させて撮影が行われ
る。撮影後には、ズームレンズ鏡筒11は再びステップ
ごとの待機位置まで戻る。
【0036】なお、ここでは、シャッタレリーズ時に合
焦動作を行うようにしているが、フォーカシングの駆動
形態はこれには限定されず、例えば測距完了時点で合焦
動作を行っても構わない。また、各ステップでのズーム
レンズ鏡筒の待機位置も以上の説明と異なっていてもよ
い。
【0037】
【本発明の特徴部分の説明】前述のように、本実施形態
のステップズームレンズカメラでは、各焦点距離ステッ
プにおいて、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2がズ
ーミングを伴いながらフォーカシングするようになって
おり、このフォーカシング動作はカムリング25の回転
によって与えられる。詳細には、レンズ支持筒35に固
定された第1レンズ群L1は、カムリング25を回転さ
せたときに、最もフィルム面(撮像面)に接近するワイ
ド端から、最も離間するテレ端までのズーミング域にお
いて線形にフィルム面(撮像面)との距離を増減する。
これに対し、第2レンズ群L2は、こうした線形の仮想
のズーミング軌跡(第1レンズ群L1とともにピント位
置を変化させることなく連続的に焦点距離を変化させる
ような軌跡)とは異なる非線形の軌跡で移動される。
【0038】すなわち、図10に示すように、第2レン
ズ群L2を案内する2群案内カム溝50は、ワイド端か
らテレ端までのズーミング域内において、1ないし4の
4ステップに分割された非線形の軌跡を持っている。こ
の2群案内カム溝50の分割ステップ溝を、ワイド端側
から順に、ステップ溝50−i(i=1〜4)とする。
ステップ溝50−iは、各ステップ内において、それぞ
れ無限遠撮影距離(∞)と最短撮影距離(近)の間の各
被写体の合焦位置に2群レンズL2を移動させることが
できる軌跡であり、前述の仮想ズーミング軌跡に対して
変位している。
【0039】各ステップ溝50−iの両端部には調整領
域50aが設けられている。カムリング25の停止位置
は、設計上、被写体距離に応じてステップ溝50−iの
中に設定される。ところが、ステップズームレンズカメ
ラでは、ズーミング調整(各焦点距離でのピント位置を
一致させる調整)やfB調整(ピント位置を撮像面(フ
ィルム面)位置に一致させる調整)を、シャッタレリー
ズ時にカムリングの回転角の設定(補正)で行うことが
できる。例えば、本実施形態のズームレンズ系では、レ
ンズ支持筒35に対する第1レンズ群L1の光軸方向位
置を調整してズーミング調整を行い、さらにカムリング
25の回転角の変化によってfB調整を行うようにする
ことができる。この場合、第2レンズ群L2は、fB調
整因子に応じて、被写体距離とは無関係に(被写体距離
に合算して)、シャッタレリーズ時にソフト的に移動さ
せる必要があるが、調整領域50aを設けることで、こ
のfB調整因子による第2レンズ群L2の移動量を確保
することができる。また、ズーミング調整とfB調整の
両方を、シャッタレリーズ時にカムリングの回転角の設
定(補正)で行うことも可能である。この場合、第2レ
ンズ群L2は、ズーミング調整因子とfB調整因子に応
じて、被写体距離とは無関係に(被写体距離に合算し
て)、シャッタレリーズ時にソフト的に移動されること
になるが、この場合もズーミング調整因子とfB調整因
子に応じた第2レンズ群L2の移動量は、調整領域50
aによって確保される。
【0040】すなわち、ステップ溝50−iの端部を両
側の調整領域50a内で動かしても、各ステップ溝50
−i内での合焦動作は、全く同様に行うことができる。
図10で具体的に説明すると、基本のステップ溝50−
4をステップ溝50−4’のように、調整領域50aを
用いて変化させても、合焦動作は全く同様に行うことが
できる。つまり、2群案内カム溝50においては、設計
上のステップ溝50−iを挟んで両側の調整領域50a
までが、各焦点距離ステップで用いられる有効カム溝領
域(ステップ域)56−i(i=1〜4)を構成してい
る。
【0041】4段に分けられた各有効カム溝領域56−
1、56−2、56−3、56−4の間には、移行域5
0bが設けられている。移行域50bは、隣接する有効
カム溝領域56−iを接続するカム溝であり、各有効カ
ム溝領域56−iを前述した仮想のズーミング軌跡に近
づける作用をする。また、2群案内用カム溝50は、鏡
筒収納時にカムローラ49を案内する収納域50cを有
しており、この収納域50cとワイド端ステップ用の有
効カム溝領域56−1との間にも移行域50dが設けら
れている。さらに、ステップ溝50−4を含む有効カム
溝領域56−4の先には、カムローラ49を2群案内カ
ム溝50内に導入させるための導入部50eが形成され
ている。
【0042】つまり、ワイド端からテレ端までの4つの
各ステップにおいて、無限遠撮影距離から最短撮影距離
までの全域で(ピント調整分を含めた)フォーカシング
動作を行った場合、カムローラ49が有効カム溝領域5
6−i内で移動していれば、カムリング25は適切な回
転角度位置にあることになる。逆に、各ステップでカム
ローラ49が有効カム溝領域56−iを外れて移行域5
0b、50dや導入部50eに入ると、ピントずれの原
因となる。本ステップズームレンズカメラでは、以下に
説明する構成によって、各焦点距離ステップにおけるカ
ムリング25の回転角度位置、すなわち2群案内カム溝
50の使用状況を、分解せずに容易に確認できるように
している。
【0043】図11ないし図13に示すように、カムリ
ング25の後端面には周方向に位置を異ならせて、収納
域表示指標80、ワイド端ステップ用指標(ステップ域
表示指標、ステップ表示指標)81、第2ステップ用指
標(ステップ域表示指標、ステップ表示指標)82、第
3ステップ用指標(ステップ域表示指標、ステップ表示
指標)83、テレ端ステップ用指標(ステップ域表示指
標、ステップ表示指標)84が形成されている。各指標
80〜84は、カムリング25の後端面から一段奥まっ
た凹状に形成されている。一方、カムリング25の後端
面を覆う直進案内板30には、これらの指標80〜84
に対応する半径方向位置に、指標観察窓(観察基準指
標)85が貫通形成されている。指標観察窓85は、光
軸Oを中心とする周方向に長い窓部であり、直進案内板
30を(直進案内環28と共に)カムリング25と相対
回転可能に結合させたときに、ズームレンズ鏡筒11の
後端側から指標観察窓85を通して指標80〜84を観
察することができる。なお、図10に表れている各指標
80〜84は、見やすくするために塗りつぶして示して
いる。
【0044】指標観察窓85と指標80〜84の関係に
ついて、図23を参照して具体的に説明する。図23は
回転方向に形成されている要素を直線状に展開した図で
ある。指標観察窓85の周方向長さαは、全ステップ領
域の指標を全て確認すべく、前述の4段の有効カム溝領
域56−iのうち、最も長いテレ端側の有効カム溝領域
56−4の回転角に対応させて形成されている。そし
て、各ステップ域を表すステップ用指標81〜84のそ
れぞれの周方向長さは、対応するステップの有効カム溝
領域56−iの回転角を、最も長い有効カム溝領域56
−4から差し引いた差分値d(1〜3)に対応させて決
定されている。すなわち、ワイド端ステップを表すワイ
ド端ステップ用指標81は、有効カム溝領域56−4か
らワイド端ステップの有効カム溝領域56−1の回転角
を差し引いた差分値d1の長さに形成されている。同様
に、第2ステップ用指標82の長さは、有効カム溝領域
56−4と有効カム溝領域56−2の差分値d2として
決定され、第3ステップ用指標83の長さは、有効カム
溝領域56−4と有効カム溝領域56−3の差分値d3
として決定されている。テレ端ステップ用指標84に関
しては、この差分値がゼロなので、長円状をなす他の指
標81〜83とは異なり、視認するのに必要な最低限の
大きさに円形状に形成されている(図13参照)。カム
リング25と直進案内板30を組み合わせたときの、指
標観察窓85と各指標81〜84の相対的な位置関係
は、各指標81〜84が指標観察窓85内で観察される
ときに、対応する有効カム溝領域56−iが用いられる
ように設定されている。また、収納位置を示す2つの収
納域表示指標80は、指標観察窓85の両端に位置する
ことで収納位置にあることが確認が出来るように、有効
カム溝領域56−4の回転角に対応した距離だけ離れて
配置されている(図14参照)。
【0045】これにより、各ステップ領域において正常
な状態でカムリング25が動くと、対応する指標81〜
84が指標観察窓85の一端部から他端部まで移動する
状態が視認できる。例えば、図23では、ワイド端ステ
ップ用指標81が、指標観察窓85内を実線で示す一端
部位置から破線で示す他端部位置まで移動するというこ
とは、カムリング25が有効カム溝領域56−1を使用
するワイド端ステップWの回転角で駆動されていること
を示す。中間距離の第2、第3ステップM1、M2も同
様であり、各指標82、83が指標観察窓85内を実線
で示す位置から破線で示す位置まで移動されていれば、
カムリング25が有効カム溝領域56−2、56−3を
使用する回転角で駆動されていることになる。さらに、
テレ端ステップ用指標84が、指標観察窓85内を実線
で示す位置から破線で示す位置まで移動するということ
は、カムリング25が有効カム溝領域56−1を使用す
るテレ端ステップTの回転角で駆動されていることを示
す。
【0046】なお、本実施形態では指標81〜83は、
前述の差分値d1〜3に対応する領域をすべて含めてい
るため、円周に沿った長円状の指標として形成されてい
るが、各指標81〜83の両端部分だけを残した形状に
することも原理的には可能である。しかし、このように
すると、テレ端ステップ用指標84や収納域表示指標8
0を含めた各指標の区別がしにくくなるので、本実施形
態のように長円状にするなどして各指標の形状を異なら
せ、視認性を高めることが望ましい。また、図23では
概念的な説明のために各指標81〜84を矩形に表して
いるが、実際には図13に示すような長円状、あるいは
楕円状などに形成して、その端部位置を視認しやすくす
ることが望ましい。逆に、指標観察窓85側の端部形状
を、指標81〜84の端部を視認しやすくなるように工
夫してもよい。
【0047】前述したように、各焦点距離ステップを表
す指標81〜84の周方向長さが異なるのは、それぞれ
が対応するステップにおける有効カム溝領域56−iの
周方向長さ(カムリング25の回転角)が異なるためで
ある。例えば、本実施形態では、ワイド端側から焦点距
離順に有効カム溝領域56−iの回転角が大きくなり、
これに応じてワイド端ステップ用指標81が最も長く、
第2ステップ用指標82、第3ステップ用指標83、テ
レ端ステップ用指標84の順で徐々に短くなるように形
成されている。しかし、有効カム溝領域は、取り回し形
状や調整領域の設定によっては、その回転角の大きさが
焦点距離の順序通りにならなかったり、全ての有効カム
溝領域の回転角が等しくなる可能性もある。こうした場
合には、各ステップ用指標の周方向長さも、焦点距離ス
テップの順序通りに変化することにはならない。要は、
各ステップ用指標の長さ(表示領域)は対応する有効カ
ム溝領域の回転角に応じて設定されればよいのである。
【0048】図14ないし図22に、指標観察窓85を
通しての実際の指標観察状態を示す。図14は、ズーム
レンズ鏡筒11が収納位置にあるときの、カムリング2
5と直進案内板30を後端面側から示している。カムリ
ング25に形成した一対の収納域表示指標80は、直進
案内板30に形成した指標観察窓85の両端部に位置し
ている。
【0049】図15と図16は、ズームレンズ鏡筒11
がワイド端ステップにあるときの、カムリング25と直
進案内板30を後端面側から示している。図15は、収
納位置から鏡筒繰出動作を行って最初にワイド端ステッ
プの有効カム溝領域56−1に入った状態であり、この
ときカムローラ49は2群案内用カム溝50内のA1位
置にある。図16は、このワイド端ステップのうち有効
カム溝領域56−2の範囲内で最もテレ側まで繰り出し
た状態を示しており、このときカムローラ49は2群案
内用カム溝50内のB1位置にある。すなわち、指標観
察窓85を通してワイド端ステップ用指標81の全体が
見えているときには、カムローラ49は、2群案内用カ
ム溝50内でワイド端ステップ用の有効カム溝領域56
−1に位置していることになる。
【0050】他の分割ステップにおいても同様に、指標
観察窓85を通してステップ用指標82〜84の全体が
観察できる状態では、各焦点距離ステップの有効カム溝
領域56−2、56−3、56−4(ステップ溝50−
iと両側の調整領域50a)を用いて第2レンズ群L2
を案内していることになる。例えば、図17と図18
は、ズームレンズ鏡筒11の2段目のステップで、カム
ローラ49がそれぞれA2とB2位置にあるときの、カ
ムリング25と直進案内板30の相対回転位置を表して
いる。また、図19と図20は、ズームレンズ鏡筒11
の3段目のステップで、カムローラ49がそれぞれA3
とB3位置にあるときの、カムリング25と直進案内板
30の相対回転位置を表している。さらに、図21と図
22は、ズームレンズ鏡筒11のテレ端側のステップ
で、カムローラ49がそれぞれA4とB4位置にあると
きの、カムリング25と直進案内板30の相対回転位置
を表している。
【0051】前述のように、各ステップ内の実際のフォ
ーカシング動作では、無限遠距離から最短撮影距離まで
の撮影範囲全域は、有効カム溝領域56−iの全体より
狭いステップ溝50−iの範囲で合焦させることができ
る。また、各ステップ溝50−iの両側には、当該ステ
ップの合焦機能を損なわない形状の調整領域50aが設
けられている。そのため、ピント調整分や機械的誤差な
どのためにカム溝の使用領域が設計上のステップ溝50
−iの位置から若干シフトしても、調整領域50aの範
囲内であれば問題なくフォーカシングさせることができ
る。この際、本実施形態の構成によれば、直進案内板3
0に形成した指標観察窓85を通してカムリング25側
の指標80〜84の現れ方を観察することによって、各
焦点距離ステップにおいてカム溝の実際の使用領域が設
計上のステップ溝50−iの位置からどの程度シフトさ
れているか、有効カム溝領域56−iにどの程度の余裕
があるかを、容易に知ることができる。
【0052】例えば、ズーミング調整とfB調整を含ん
だピント調整をソフト的に行った結果、ステップ内で有
効カム溝領域56−iの余裕がほとんどなくなった場合
にも、本実施形態の構成であれば当該状態を容易に視認
できるため、ピントずれが生じる前に必要な対策を講じ
やすい。このような場合、本実施形態のズームレンズ鏡
筒11では、第1レンズ群L1の光軸方向位置を調整し
てズーミング調整に相当する効果を持たせて、カム溝側
での同調整分の負担を減らすということが可能である。
【0053】また、鏡筒を組んだ状態で、各ステップに
おいてカムローラ49が2群案内用カム溝50の移行領
域50b、50dや導入部50eに入ってしまうような
場合にはピントずれが生じるが、本実施形態の構成によ
れば各ステップでのカムリング25の回転位置の適否が
分かるので、ピントずれの原因を特定することが容易で
ある。
【0054】例えば、コード板51が所定の位置から光
軸方向に若干ずれて取り付けられてしまった場合、各焦
点距離ステップの検出タイミングに狂いを生じるので、
カムリング25の回転角度位置が正確に制御されなくな
る。そして、各ステップにおけるカムリング25の回転
角のずれ量が、有効カム溝領域56−iの調整領域50
aではカバーできないほど大きければ結果としてピント
ずれが起こる。こうしたカムリング25の回転位置ずれ
を起因とするピントずれの場合、コード板51やブラシ
52が構成する焦点距離検出手段によって規定された各
ステップで無限遠距離から最短撮影距離までの全域で合
焦動作を行わせると、いずれかの被写体距離では、ステ
ップ内であるにも関わらず、指標観察窓85を通して全
体が観察されるべきカムリング25側の指標81〜84
の一部あるいは全体が直進案内板30の背後に隠れて見
えないという状態になる。また、鏡筒収納位置では、一
対の収納域表示指標80が指標観察窓85内で同時には
観察されなくなる。これは、各ステップで有効カム溝領
域56−i以外の領域が使用されていることを意味して
おり、指標観察窓85内でのカムリング25側の指標8
0〜84の現れ方を観察すれば、それを容易に知ること
ができる。例えば、ワイド端ステップで最短撮影距離に
合焦させるべくカムリング25を回転駆動させたとき
に、ワイド端ステップ用指標81が図16の位置よりも
下方(時計方向)に進んで、その一部が直進案内板30
の背後に隠れるようであれば、カムリング25は繰出方
向(時計方向)に進み過ぎており、カムローラ49が次
の移行域50bに入ってしまっていることになる。
【0055】なお、以上では、主としてカムリング25
と第2レンズ群L2の関係について説明したが、カムリ
ング25の回転角がずれているということは、このカム
リング25の回転角に対して線形の軌跡でヘリコイド移
動される第1レンズ群L1の光軸方向位置もずれている
ということである。よって、本実施形態の構成では、第
2レンズ群L2のみならず、第1レンズ群L1を含んだ
ズームレンズ系全体が適正な位置にあるか否かを容易に
観察することができる。
【0056】逆に、ピントずれ状態において指標観察窓
85と指標80〜84を観察した結果、各ステップにお
けるカムリング25の回転位置が適正である場合には、
他の要因でピントずれが起こっているものとみなすこと
ができ、少なくともカムリング25の回転位置をピント
ずれの原因から除外することができる。
【0057】以上のように、指標観察窓85内でのカム
リング25側の指標80〜84の現れ方を観察すれば、
各ステップにおけるカムリング25の回転角を確認する
ことができ、各ステップにおける2群案内カム溝50の
使用状況を確認することができる。この確認作業は、図
1に示されるズームレンズ鏡筒11の各構成部品を組み
合わせた状態で、該鏡筒の後方からの視認によって行う
ことができるので、鏡筒を細かく分解する必要がなく容
易に行うことができる。
【0058】以上の説明から明らかなように、本実施形
態のステップズームレンズカメラでは、回転駆動される
カムリング25の後端面に各ステップを表す複数の指標
81〜84(ステップ部分表示部)を形成し、直進案内
された直進案内板30には、カムローラ49が有効カム
溝領域56−i(ステップ域)を案内されているときに
各指標81〜84を露出させる指標観察窓85を設けた
ので、カムリング25の回転角や2群案内カム溝50の
使用位置を容易に判断することができる。よって、カメ
ラ組立工程においてピントずれを防止しやすくなり、ま
たピントずれが生じた場合には、その原因究明を容易な
らしめることができる。
【0059】但し、本発明のステップズームレンズカメ
ラは図示した実施形態に限定されるものではない。例え
ば、実施形態では2段繰出式で2群構成のズームレンズ
について説明したが、本発明はカムリングの回転によっ
てフォーカシングさせるタイプの、いわゆるステップズ
ームレンズカメラであれば、レンズ構成や繰出段数に関
わりなく適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各ステッ
プでのカム溝使用状態やカムリングの回転角を容易に確
認することが可能なステップズームレンズカメラを簡単
な構成で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステップズームレンズカメラの一実施
形態におけるズームレンズ鏡筒の分解斜視図である。
【図2】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す
分解斜視図である。
【図3】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す
分解斜視図である。
【図4】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す
分解斜視図である。
【図5】図1のズームレンズ鏡筒の一部を拡大して示す
分解斜視図である。
【図6】図1のズームレンズ鏡筒の収納状態を示す上半
断面図である。
【図7】図1のズームレンズ鏡筒のワイド端における上
半断面図である。
【図8】図1のズームレンズ鏡筒のテレ端における上半
断面図である。
【図9】図1ないし図8に機械的構成を示すステップズ
ームレンズカメラの制御回路系を示すブロック図であ
る。
【図10】カムリングの展開図である。
【図11】カムリングと直進案内板を分解した状態の後
方斜視図である。
【図12】カムリングと直進案内板を組み合わせた状態
の後方斜視図である。
【図13】カムリングの後端部を示す図である。
【図14】ズームレンズの収納状態におけるカムリング
と直進案内板の相対回転位置を、後端側から示した図で
ある。
【図15】ズームレンズのワイド端ステップにおいて、
有効カム溝領域の一方の端部でのカムリングと直進案内
板との相対回転位置を、後端側から示した図である。
【図16】ズームレンズのワイド端ステップにおいて、
有効カム溝領域の他方の端部でのカムリングと直進案内
板との相対回転位置を、後端側から示した図である。
【図17】ズームレンズのワイド端側から2段目のステ
ップにおいて、有効カム溝領域の一方の端部でのカムリ
ングと直進案内板との相対回転位置を、後端側から示し
た図である。
【図18】ズームレンズのワイド端側から2段目のステ
ップにおいて、有効カム溝領域の他方の端部でのカムリ
ングと直進案内板との相対回転位置を、後端側から示し
た図である。
【図19】ズームレンズ鏡筒のワイド端側から3段目の
ステップにおいて、有効カム溝領域の一方の端部でのカ
ムリングと直進案内板との相対回転位置を、後端側から
示した図である。
【図20】ズームレンズ鏡筒のワイド端側から3段目の
ステップにおいて、有効カム溝領域の他方の端部でのカ
ムリングと直進案内板との相対回転位置を、後端側から
示した図である。
【図21】ズームレンズ鏡筒のテレ端ステップにおい
て、有効カム溝領域の一方の端部でのカムリングと直進
案内板との相対回転位置を、後端側から示した図であ
る。
【図22】ズームレンズ鏡筒のテレ端ステップにおい
て、有効カム溝領域の他方の端部でのカムリングと直進
案内板との相対回転位置を、後端側から示した図であ
る。
【図23】有効カム溝領域、指標観察窓、各ステップ用
指標の関係を直線状に展開して示す図である。
【符号の説明】
11 ズームレンズ鏡筒 12 ハウジング 13 固定鏡筒 18 ズームモータ 20 スリット円板 21 フォトインタラプタ 25 カムリング 28 直進案内環 30 直進案内板(直進部材) 35 レンズ支持筒 36 シャッタ取付環 37 シャッタブロック 39 1群レンズ枠 47 2群レンズ枠 49 カムローラ 50 2群案内カム溝 50−1 50−2 50−3 50−4 ステップ溝 50a 調整領域 50b 50d 移行域 50c 収納域 50e 導入部 51 コード板 52 ブラシ 56−1 56−2 56−3 56−4有効カム溝領
域(ステップ域) 60 CPU 61 ズーム操作部材 62 シャッタレリーズ部材 63 測距モジュール 64 測光モジュール 65 ROM 80 収納域表示指標 81 ワイド端ステップ用指標(ステップ域表示指標、
ステップ表示指標) 82 第2ステップ用指標(ステップ域表示指標、ステ
ップ表示指標) 83 第3ステップ用指標(ステップ域表示指標、ステ
ップ表示指標) 84 テレ端ステップ用指標(ステップ域表示指標、ス
テップ表示指標) 85 指標観察窓(観察基準指標、窓部) L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群(カム移動レンズ群) O 撮影光軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるカムリング;このカムリ
    ングに形成した、ワイド端からテレ端までを複数に分割
    した複数のステップ域と、該複数のステップ域を接続す
    る移行域とを有するカム溝;上記カムリングと相対回転
    可能で光軸方向には相対移動不能に結合された直進部
    材;及びこの直進部材によって直進案内され上記カム溝
    に従って光軸方向に進退する、カム移動レンズ群;を有
    し、上記カム溝の各ステップ域は、カムリングの回転に
    より焦点距離を変化させながら無限遠から最短撮影距離
    までの被写体に合焦可能な位置にカム移動レンズ群を移
    動させるステップズームレンズカメラにおいて、 上記カムリングの後端面に、周方向に位置を異ならせ
    て、上記複数のステップ域を表す複数のステップ域表示
    指標を形成し、 上記直進部材に、回転位置が変化しない観察基準指標を
    設け、 この観察基準指標に対する上記複数のステップ域表示指
    標の相対位置を観察することにより、上記カム溝の使用
    位置を視認可能としたことを特徴とするステップズーム
    レンズカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステップズームレンズカ
    メラにおいて、上記カム溝に案内されるカム移動レンズ
    群とは別に、カムリングの回転駆動により、該カムリン
    グの回転角と線形の関係で光軸方向に移動される、変倍
    レンズ群を兼ねるフォーカスレンズ群を有しているステ
    ップズームレンズカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のステップズーム
    レンズカメラにおいて、上記直進部材はカムリングの後
    端面を覆う環状部を有し、 上記観察基準指標は該環状部を貫通して形成した周方向
    に長い窓部であり、 この窓部内に各ステップ域表示指標が位置するときに、
    カム溝の各ステップ域でカム移動レンズ群が案内されて
    いるステップズームレンズカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のステップズームレンズカ
    メラにおいて、上記ステップ域表示指標は、カムリング
    の後端面に形成した凹部であるステップズームレンズカ
    メラ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4いずれか1項記載のステ
    ップズームレンズカメラにおいて、上記カム溝は、撮影
    を行わない収納位置に上記カム移動レンズ群を保持させ
    る収納域を有し、 上記カムリングの後端面にはさらに、該収納域の周方向
    位置を表す収納域表示指標が形成されているステップズ
    ームレンズカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1から5いずれか1項記載のステ
    ップズームレンズカメラにおいて、上記カム溝の各ステ
    ップ域は、 カムリングの回転に応じて無限遠から最短撮影距離まで
    の被写体に合焦可能な位置にカム移動レンズ群を移動さ
    せることができるフォーカシング領域と;該フォーカシ
    ング領域の両側に設けた、カムリングの回転位置を変化
    させたとき上記合焦機能を損なうことなくカム移動レン
    ズ群を光軸方向に移動させる調整領域と;を有している
    ステップズームレンズカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6いずれか1項記載のステ
    ップズームレンズカメラにおいて、上記カム溝の複数の
    ステップ域は、それぞれの長さが異なっており、 上記複数のステップ域表示指標は、それぞれ対応するス
    テップ域に応じて周方向長さが異なっているステップズ
    ームレンズカメラ。
  8. 【請求項8】 テレ端からワイド端までを有限段数から
    なる複数の焦点距離ステップに分割し、各ステップにお
    いてカム溝を有するカムリングの回転角を制御すること
    によって、焦点距離を変化させながら無限遠から最短撮
    影距離までの被写体に合焦可能にズームレンズ系を移動
    させるステップズームレンズカメラにおいて、 上記カムリングの後端面に、周方向に位置を異ならせ
    て、上記複数のステップに相当する回転位置を表す複数
    のステップ表示指標を形成し、 該カムリングと相対回転可能で光軸方向には相対移動不
    能に結合された直進部材に、回転位置が変化しない観察
    基準指標を設け、 この観察基準指標に対する上記複数のステップ表示指標
    の相対位置を観察することにより、各ステップにおける
    カムリングの回転角を視認可能としたことを特徴とする
    ステップズームレンズカメラ。
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